マキタスポーツと池松壮亮がW主演を務める映画『この世で俺/僕だけ』が1月31日(土)に公開を迎え、都内劇場でマキタさんと池松さん、月川翔監督の3人が舞台挨拶を行なった。サエない中年男と悪になりきれない不良高校生が偶然の出会いを経てある事件に巻き込まれ、やがて思うがままに暴走するに至るまでを描くエンタテインメント作品。「LOUIS VUITTON Journeys Awards 2009」で審査員を務めたウォン・カーウァイ、ソフィア・コッポラらから激賞された月川監督がメガホンをとり、異色の2人組のせめぎ合いを描き出す。マキタさんは撮影中の苦労を問われると「全然、なかったですね」とすました顔で答えたが、その後、すぐに「ありました。全編が苦労と言えば苦労でした」と訂正。「2年前の今頃の撮影で寒かったです。月川さんはモニターを見ながら『ククク』って意地悪な顔で笑ってた…」と恨み節も。劇中、何度も何度も池松さんに投げ飛ばされるシーンもある。月川監督は「マキタさんの必死な姿が見たくてイジメ抜いた」とドSな笑みを浮かべて充実感をにじませるが、マキタさんは「受け身をとりますけど、おじさんなので。この業界、労災とかないんでね…」とボヤいていた。池松さんは先日、発表された「第57回ブルーリボン賞」で助演男優賞を受賞した。司会者がこの件に言及し、客席からは祝福の拍手がわき起こったが、なぜかここでマキタさんが「ありがとうございます」と感謝。さらに司会者が池松さんに、マキタさんとの共演の感想を尋ねると、なぜかここでもマキタさんが「そうですねぇ…」と強引に割り込み、このマキタさんのハイテンションに池松さんは「マキタさん、今日すごいですね」と若干、引き気味…?改めて池松さんはマキタさんについて「普通の役者さんと向き合うより怖い。“生身”なので怖いです」とマキタさんと対峙して感じた普通とは違う“感覚”に言及する。本作は、一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えたが、池松さんは「2年もかかったのは申し訳ない気もしています」と語りつつも、感慨深げ。「一昨年撮影した作品で公開されていないのがこれだけだったので、こうして公開されてひとつ、何かが終わった感じです。またここからもう1回、頑張ろうと思います」と晴れ晴れとした表情で語った。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日フレンテの事業会社である湖池屋とポッカサッポロフード&ビバレッジは26日、両社がコラボレーションした、スープ味のポテトチップスを発売する。○コーンポタージュとクラムチャウダーの味わいを再現同商品は、ポッカサッポロフード&ビバレッジの「じっくりコトコト こんがりパン」カップ入りスープをイメージしたポテトチップス。「コイケヤポテトチップス コーンポタージュ味」は、濃厚で甘みのあるコーンの味わいをポテトチップスで再現。「コイケヤポテトチップス クラムチャウダー味」は、貝のうまみと風味豊かな味わいをポテトチップスで再現したという。全国・全チャンネル販売商品(50g・各オープン価格・店頭想定価格115円前後・税別)のほか、コーンポタージュ味にはコンビニエンスストア限定商品(65g・オープン価格・店頭想定価格140円前後・税別)も設定する。
2015年01月20日湖池屋はこのほど、新商品「ポテトチップス みかん味」の発売を記念し、「みかんとこたつで冬の定番独り占め」キャンペーンを開始した。同キャンペーンは、みかんとともに日本の冬の定番として知られるこたつを、「ポテトチップス みかん味」とセットにしてプレゼントするというもの。新商品の「みかん味」発売について発表したところ、意外な組み合わせに対する感想のほかに、「こたつはどうした?」といった意見が寄せられたことから、同キャンペーンを企画するに至ったという。さらに"こたつでみかん"の気分をより盛り上げるアイテムとして、「はんてん」もあわせてプレゼントする。はんてんには、コイケヤポテトチップスのキャラクター「ムッシュ・コイケヤ」がプリントされている。当選賞品は、「ポテトチップス みかん味」1箱(12袋入り)と、家庭用電気こたつ1台、こたつ掛ふとん1枚、こたつ敷ふとん1枚、はんてん1枚のセット。応募期間は、12月16日~24日。「みかんとこたつで冬の定番独り占めキャンペーン 特設サイト」で応募を受け付けている。
2014年12月17日『キツツキと雨』『横道世之介』で高評価を集めた沖田修一監督が新作『滝を見にいく』を完成させた。本作はオーディションで選ばれたプロ・アマ混合の出演者たちが主演で、山の中で迷子になった7人のおばちゃんのサバイバル劇だ。その他の写真本作はそもそも、プロデューサーから「出演者でワークショップをして映画を撮りませんか?」という提案が沖田監督に持ちかけられたところから始まった。しかし、「ワークショップというと若い人のものというイメージなんですけど、40歳の人でも50歳の人でも“新人俳優”というジャンルに入るんだろうな、と思った」という監督は、演技経験を問わずに年配の女性ばかりをキャストに選ぶことにした。「最初はもう少し楽をする予定だったんですけど、キャストの方とワークショップというか稽古をしていくうちに今までの映画と変わらないことに気づきまして、最初は『よーい、スタート』の声をかけないで撮影してみるとか、色々としてたんですけど、結局はこれまでの映画とほとんど変わらない感じで撮影してましたね。みなさん、妙に上手かったんですよね(笑)」。物語は、幻の大滝を見にいくツアーに参加した7人のおばちゃんがガイドとはぐれ、山で迷子になるところから始まる。沖田監督はキャストの個性や特徴を活かしながら脚本づくりをしたそうで「そういう風に俳優にとって有利になるような脚本づくりをしたことも、芝居をしていく上では良かったんじゃないかと思います」と振り返る。「最初からラストは決めていたので、タイトルも『滝を見にいく』にしました。実際に出てくる滝は……自分では面白いと思ってます(笑)。最初はロケハンでもうちょっと荘厳な滝もたくさん見たりしたんですけど、どうしても観光地っぽい感じがしてしまうので、おばちゃんたちが見る滝はこれだろうな、と」。おばちゃんたちが山でのサバイバルを経て、ラストで一体、どんな滝を見ることになるのかも注目だ。商業映画デビュー作『南極料理人』から演技派俳優たちとタッグを組んで、大規模な映画作りを続けてきた沖田監督は「この映画はこれまでとは違った楽しさがあった映画」だという。「オーディションの段階からみんなと色々と話し合いしながらできましたし、自分では映画の規模の大小はわからなくなってきてるんですけど、僕の映画が好きな人って映画の中の“ささいなところ”が好きだという人が多かったりするんですけど、そういうものがつまった映画なので、これまでの映画が好きだった人には楽しんでもらえると思います」。『滝を見にいく』公開中
2014年11月28日ファミリーマートは11日より、”できたてファミマキッチン”の「フライドチキン」をイメージした湖池屋のポテトチップス「ポテトチップス フライドチキン味」を、全国の「ファミリーマート」店舗限定で発売する。同社は、2001年から「フライドチキン」の販売を開始し、2006年には「ファミチキ」をラインナップに加え、同社の看板商品として定着している。2011年度には年間で約1億8,000万本を売り上げるなど、好評を得ているという。同商品は、この「フライドチキン」の味をポテトチップスのフレーバーで再現。ブラックペッパーやガーリックなどのオリジナルスパイスで味付けし、低温でじっくり揚げることで、カリッとした食感に仕上げたという。パッケージには、同社のチキン公式キャラクターである「ファミ吉」が登場している。価格は148円。また、ファミマTポイントカード会員およびTポイントカード会員限定で、12月11日から25日の間、同商品にちなんだクイズに回答すると、正解者の中から抽選で100名にTポイント500ポイントが当たる「クイズに答えてポイントGETキャンペーン」も実施する。さらに、キャンペーン期間中クイズに回答して同商品を1点購入するごとに、30ポイントをプレゼントする。詳細は、同社Webページのキャンペーン一覧にて確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日総合スナックメーカーの湖池屋は、おつまみのニーズに応える新製品として「スティックカラムーチョホットチリ味濃いッ!」を2013年1月7日から発売する。同商品は、「スティックカラムーチョホットチリ味」と比較して約2倍の辛さでありながら、おいしさの要素であるガーリックや肉・野菜のうま味のバランスを崩さずに仕上げたという。内容量100gで、価格はオープン。全国のコンビニエンスストアで販売される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日京都市北部の北山地域の一角にある、周囲約1.5km、面積約9haの「深泥池(みぞろがいけ)」。この池は、植物の遺骸(いがい)が積み重なって泥炭化し、水面に浮いている「浮島」があることで知られている。しかしこの池、うわさが尽きない神秘の池なのだ。この池は近隣に住宅地があるにも関わらず、今もなお氷河期と変わらぬ動植物が生き続けていることで知られている。水生植物や魚類の他に、昆虫や野鳥なども数多く生息している。ちなみに、上賀茂(かみがも)神社や国立京都国際会館、京都府立植物園などにも近く、池に沿った道の交通量は多い。池では数々の不思議な現象が見られる。中でも、池中央部で全体面積の3分の1を占領している浮島は奇怪だ。というのも、理由は定かではないがこの浮島、夏には浮かび上り、冬は沈んで冠水するというのだ。水に浸かるところと浸からないところがあるため、冬になって冠水する平たん部分にはミツガシワやカキツバタなどが育つ。一方、冠水しない部分にはアカマツやネジキなどの樹木が密集し、そこに多くの小動物も住んでいる。そのため、一見すると池の大部分は陸地のように見える。また、この一帯は全国屈指の心霊スポットとしても知られている。その類いの話が出るようになったのは、かつて近くに結核患者を隔離する病院があり、自殺した者がいたためだと言われている。幽霊や人だまの目撃例は多く、また怪談話もいろいろと伝えられている。そうした恐ろしい話が出るもう1つの理由は、池の底が何層にもなっている“底なし沼”状態のため、自殺者をはじめとして溺死体がたくさん沈んでいるという説が持ち上がるからだ。実際、現地に行くと、池にすむ生物も多いはずなのに、虫の羽音や水が波打つ音も聞こえず、静かでどんよりとした雰囲気が漂っている。怪談話の中で最も有名なのは、深夜、タクシーが市街地で陰気な雰囲気の若い女性を乗せたところ、消え入るような声で「深泥池まで」と言うので車を走らせたが、着いた頃には女性の姿は見えず、後部席のシートがビッショリとぬれていたというもの。この話はその後、定番の怪談話定番になっている。池の近くには鬼が住んでいたという伝承が残る貴船(きふね)という地区がある。ここは平安時代、鬼が出入りする場所だったとも言われているだけに、ひょっとすると魑魅魍魎(ちみもうりょう)が交差するミリテリーゾーンになっているのかもしれない。その他、池に面して建っているマンションでは、幽霊の目撃談が多い。また、うそか誠か分からないが、京都のタクシーは夜になると深泥池へ行くという客は乗せなくても乗車拒否にはならないという話もある。いずれにしても深泥池が、日本を代表する心霊スポットであることは間違いない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月23日『悪人』『パレード』など数々のベストセラーで知られる吉田修一の同名小説を映画化した『横道世之介』(よこみちよのすけ)が27日、第25回東京国際映画祭の特別招待作品としてワールドプレミア上映され、主演を務める高良健吾とメガホンを執る沖田修一監督がTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台あいさつに登壇した。その他の写真1980年代を舞台に、高良演じる上京したての大学生・横道世之介の日常と、彼を取り巻く個性的な面々の人生を描く本作。高良と沖田監督のタッグは、テレビドラマに始まり、映画『南極料理人』、『キツツキと雨』に続いて4度目となり「僕にとってはイキイキしていられるのが、沖田監督の現場」(高良)、「いつか主演を…、と思っていた。今回は思う存分にやってもらった」(沖田監督)と今やそのコンビネーションは鉄板だ。主人公“世之介”は、人懐っこい笑顔を振りまくどこにでもいそうなお人好しという設定。これまでは対照的にクールな印象も強かった高良だが「役者として“狙ったり”、欲を出してしまうのは良くないなと思った。あくまで普通にこだわった」と役作りをについて語った。一方の沖田監督も「とても軽やかな原作で、登場人物たちが動いているのを見てみたいなと思った」とこちらも自然体で撮影に臨んだ。世之介のガールフレンドで社長令嬢の祥子を演じるのは、人気女優の吉高由里子。高良にとっては『蛇とピアス』以来約5年ぶりの再共演で「以前に比べると、二人ともよくしゃべりましたね。当時はお互い、とても暗かったので…(笑)。吉高さんとの共演は、予期せぬことが起こるから楽しいです」と手応え十分。沖田監督は「現場での爆発力がすごい」と吉高との初仕事に圧倒されていた。映画には高良、吉高に加えて、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛ら若手実力派から、きたろう、余貴美子らベテラン勢まで幅広くキャスティングされている。沖田監督は「前作、前々作がおじさん、おばさん(笑)だらけだったので、若い面々と一緒に撮影できたことは僕にとっても面白かった」と振り返った。『横道世之介』2013年2月23日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年10月29日三井不動産レジデンシャルはこのほど、日産の電気自動車「リーフ」の車載蓄電池を、「パークタワー東雲」(東京都江東区、総戸数585戸)にて定置用蓄電池として活用することを発表した。将来の蓄電池更新時には、車載用の使用済み蓄電池を活用するという。このマンションでは、日産「リーフ」の4台分の車載蓄電池を定置用蓄電池として活用する。分譲マンションでは初めての試みだという。将来の蓄電池更新時には、フォーアールエナジー社が車載用として、使用後もリユース性能を保持している車載蓄電池をマンション用として提供する予定となっている。フォーアールエナジー社は2010年に日産自動車と住友商事の合弁として設立された会社で、EVに使用された蓄電池の再利用をすることで、低炭素社会の実現を達成していくことを目標にしている。車載蓄電池を活用することにより、蓄電池更新のコスト低減を図ることができ、同時に車載蓄電池を最大限使用することによる資源の有効活用、環境負荷低減が期待できる。ただし、マンション新築時は新品の車載蓄電池を導入する。環境負荷を低減する取り組みとして、このマンションでは車載蓄電池の活用だけでなく、日産「リーフ」を活用した「EVカーシェアリング」、EVの車載蓄電池からマンションに電力を供給するシステム「Vehicle to Home(V2H)」、さらに「EV充電器」も備える。EVとマンションの新しいモビリティデザインを構築している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日人気小説家・吉田修一著による青春感動巨編を、主演に高良健吾、ヒロインに吉高由里子を迎えて『南極料理人』、『キツツキと雨』の沖田修一監督がメガホンを取り実写映画化する『横道世之介』。このほど新たに、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛ら若手実力派俳優3人の本作への出演が明らかとなった。『悪人』や『パレード』の原作者としても知られる吉田修一の同名人気小説を原作にもつ本作。1980年代を舞台に、上京したての大学生・横道世之介の日常と、彼を取り巻く人々の生活を優しいタッチで描く。今回出演が決定したのは、いまがまさに“旬”の3人。世之介の大学の友達・倉持一平を、『ラスト サムライ』でハリウッド・デビューも果たした池松壮亮、世之介が憧れる年上女性・片春千春を、『ソラニン』や『GANTZ』など話題作への出演が相次ぐ伊藤歩が演じる。そして女性に興味がない世之介の同級生・加藤雄介を、現在放送中のNHK連続ドラマ小説「カーネーション」での活躍で脚光を浴びている綾野剛が演じる。徐々に明らかにされていく映画『横道世之介』の世界。心温まる人間模様を独特のユーモアと世界観で描くことに定評のある沖田監督の指揮のもと、若手実力派俳優たちがどのような化学反応を起こしてくれるのか、公開を楽しみに待ちたい。『横道世之介』は2013年、全国にて公開。■関連作品:横道世之介 2013年、全国にて公開■関連記事:『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化
2012年03月15日湖池屋は4月16日、名古屋名物「宮きしめん」の味を再現したポテトチップス「コイケヤポテトチップス 宮きしめん」を中京地区限定で発売する。価格はオープンで、市場予想価格は130円程度。内容量は68g。宮きしめんは、名古屋で古くから親しまれている熱田神宮が発祥。門前町として、また東海道五十三次の宿場町として栄えた熱田の古称である「宮」をその名につけたきしめんになっているとのこと。今回発売の商品は、宮きしめんの特徴である厳選した素材で取っただし汁とたっぷり乗せたかつお節の味わいを再現し、しっかりした味と華やかで香り高い旨みを楽しめるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日今夏に公開されるディズニー/ピクサーの最新作『メリダとおそろしの森』の最新予告編がこのほど公開された。『メリダとおそろしの森』予告編『メリダとおそろしの森』は、自由を求めるあまり、王家の伝統をうとましく思っている赤毛の王女メリダが、太古から続く森の呪いを目覚めさせてしまったことを機に、王国にかけられた呪いを解くために壮大な冒険を繰り広げるアドベンチャー大作。このほど公開された予告編でまず登場するのは、物語の主要な舞台となる“森”だ。ナレーションでは「森と人間たちは共存してきた」と語られるも、王女メリダが“人間は森の魔法を使ってはならない”という掟をやぶったことで、両者の共存関係に大きな問題が生じる。予告編は、森で青く光る鬼火に誘われて掟をやぶってしまうメリダと、そのことによって大混乱に陥る王国の人々、そして国を守るために過酷な試練に立ち向かい、森の謎を解き明かそうとするメリダの姿が描かれる。美しくもおそろしい森には一体、どんな秘密が隠されているのか? 予告編にはメリダの冒険と試練を想像させるカットが多く盛り込まれており、数分間の映像ながら、繰り返し何度も観たくなる内容に仕上がっている。『メリダとおそろしの森』※同時上映『ニセものバズがやって来た』7月21日(土) TOHOシネマズ日劇ほか全国公開
2012年03月05日人気小説家・吉田修一著による青春感動巨編「横道世之介」(毎日新聞社刊)を『南極料理人』、『キツツキと雨』など心温まる人間模様を独特のユーモアと世界観で描いてきた沖田修一監督によって実写映画化されることが決定!主演に高良健吾、ヒロインに吉高由里子が抜擢されたことが明らかとなった。一昨年、国内の映画賞を総なめにした『悪人』や『パレード』などの原作者としても知られるベストセラー作家・吉田修一著で、2010年本屋大賞3位入賞、第23回柴田錬三郎賞を受賞した人気小説を原作にした本作。長崎の港町生まれで大学進学のために上京したばかりの主人公・横道世之介とガールフレンドの与謝野祥子を始め、まわりの人々の青春時代と彼らのその後が描かれる。嫌味のない図々しさが人を呼び、それでいてお人好しの主人公・世之介を演じるのは、『軽蔑』、NHK連続テレビ小説「おひさま」など活躍が目覚しい高良健吾。沖田監督とは『南極料理人』、『キツツキと雨』に続き、3度目のタッグを果たす。そのお相手、ヒロイン・祥子を演じるのは、今年の公開作だけでも『ロボジー』、『ヒミズ』、『僕等がいた』と飛ぶ鳥を落とす勢いの人気女優、吉高由里子。日本映画・ドラマ界で活躍する若手俳優の中でも頭一つ抜け出た2人だが、『蛇にピアス』で共演済みとあって、まさに磐石の布陣?手渡された今回の脚本を読んで「とにかく面白い!」と絶賛する高良さんは、「沖田監督はいつも一緒に悩んでくれる監督なので、今回も一つ一つ悩みながら、楽しみたいです。緊張もしていますが、沖田監督となら『なんとかなる』と思えます」と沖田監督へ全幅の信頼を寄せる。再共演の吉高さんについても「久しぶりに会う友達みたいに再会できたら嬉しいです。吉高さん自身がコメディ映画のように面白い方ですし、しっかりしているので、現場を引っ張ってくれると思います。監督が受け止めてくれて、吉高さんが引っ張ってくれる。だから安心して、僕は前向きな他力本願で頑張ります」と力強い(?)コメント。その吉高さんも「高良さんと共演させていただくのは約5年ぶりで、19歳の頃、ご一緒しました。今回、すごく楽しみでもあり、あの頃から自分が成長してなかったらどうしようと思う不安もあります。高良さんと共演という形で再会するのをとても嬉しく思います。信頼し合えるような関係性を作っていい作品を残したいです」と再会に胸弾ませる。本作のテーマについて、沖田監督は「原作の特徴として、80年代と現代の話が出てきますが、世之介というキャラクターを通していろんな人が過去を思い出したりしています。僕はいま34歳ですが、自分が送ってきた大学生活と彼らの生活はそんなに変わらないと感じています。友達ができて、恋をして、また疎遠になったりして…ということが、どの時代も変わらないんじゃないかな、と思います。そういう“変わらない青春”みたいなものをこの作品で出せたらいいなと思っています」とコメント。これまで映画化されてきた吉田修一作品の持つサスペンスものとはまた一味違う、温かみのある優しい作品が生まれそうだ。撮影は3月下旬にスタートし、長崎でのロケを経て、5月上旬にクランクアップ予定。『横道世之介』は2013年、全国にて公開。■関連作品:キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会僕等がいた・前篇 2012年3月17日より全国東宝系にて公開© 2012「僕等がいた」製作委員会 &© 2002小畑友紀/小学館横道世之介 2013年、全国にて公開■関連記事:役所広司×小栗旬インタビューふたりだから語れる、「映画を撮り続ける」ワケ高良健吾×沖田修一監督インタビューコメディから解き明かす24歳の魅力と素顔生田斗真、初共演した吉高由里子の第一印象は「賢い人」役所広司×小栗旬『キツツキと雨』独占試写会に35組70名様をご招待ミスチル桜井「真っ直ぐな気持ちで取り組んだ」『僕等がいた』主題歌リリース決定
2012年02月09日長野県軽井沢を拠点に森や野鳥といった自然の道先案内人をしてくれるピッキオ。冬から春にかけては、クロスカントリーやスノーシュー(西洋かんじき)で森を散策する『雪の森ハイキング』ツアーを開催している。徒歩では困難な雪の上も、クロスカントリースキーやスノーシューを使えば泳ぐようにスイスイ進める。普段は行けないような場所まで、森のことを熟知したガイドが案内してくれるので、きっと野生の生き物たちとの思いがけない出会いが待っているはず。例えば冬になると遥かシベリアからやってくるという渡り鳥。森の奥に佇む樹齢何百年という巨大なトチノキ。雪の上に残されたかわいらしいウサギの足跡。キツネの足跡を見かけることもあるらしい。『雪の森ハイキング』は小学生から参加可能なので、親子で自然に触れてみたい人には絶好の機会だ。ピッキオでは「森本来の姿を未来の森に」という理念の下、自然の不思議を解き明かすさまざまなエコツアーを行っている。日々の喧騒を離れ、冷たく澄んだ空気の中で冬の自然を満喫しよう。お問い合わせ:ピッキオ 公式サイト ~動物の足跡を追って白銀の世界へ~ 雪原ピクニック開催日:12月23日(金・祝)~2012年3月15日(木)時間:13:00~16:00 小学生~大人(小学生は保護者同伴)料金:\7,000(スキーまたはスノーシューレンタル代込)
2011年12月28日村上春樹の大ベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』の主題歌に、タイトルの由来にもなっているザ・ビートルズの「ノルウェーの森」の原盤が使用されることが決まった。世界配給の日本映画で、ビートルズの原盤が主題歌として提供されるのは初めてのこととなる。1987年に刊行されて以来、日本のみならず世界中で出版されている村上さんの代表作を映画化した本作。原作では、学生運動が盛り上がりを見せていた時代、主人公であるワタナベと彼の死んだ親友の恋人であった直子、同じ大学に通う緑らを中心に、若者たちの喪失や再生、青春の苦悩が綴られる。デビュー作『青いパパイヤの香り』以来、常に質の高い作品を送り出しているトラン・アン・ユン監督の下、松山ケンイチ、菊地凛子、玉山鉄二といった俳優陣で映画化されることが2008年に発表され、注目を集めてきた。原作の「ノルウェイの森」というタイトルは、ザ・ビートルズが1965年に発表した名盤「ラバー・ソウル」に収められている「ノルウェーの森」に由来しており、劇中でも登場人物が同曲を弾き語りで演奏するなど、作品の中で重要な役割を果たしている。一見、同曲を主題歌で使用することは当然のことのように思えるが、さにあらず。ビートルズの楽曲の原盤をこうした形で使用するのは容易ではなく、撮影前の段階から交渉は難航。本作の小川真司プロデューサーは、一時、原盤ではなく「ノルウェーの森」のカヴァー曲を主題歌にすることも検討したというが、同曲を仮あてした編集を見て、やはり原盤以外にありえないと思い直し、1年以上の交渉を経てようやく使用許諾を得たとのこと。ビートルズのカヴァー曲が映画に使用されることは多々あるが、彼らの演奏による原盤の使用許可が出るのは非常に稀なことで、日本での窓口であるEMI MUSIC JAPANのシニアプロデューサーである藤村美智子さんも「1999年にザ・ビートルズの制作担当になって以来、様々なビートルズ楽曲使用に関するオファーをいただきましたが、実現したことも、実現に近づいたことさえもなかったので今回の主題歌使用に許諾が出たことは、正直大変驚きました」と驚きを隠さない。さらに藤村さんは「交渉を始めた時点で、(本国)EMI-UKの担当者は既に原作を読んでいたようで、“『ノルウェイの森』は素晴らしい作品だ”とコメントしていたので、村上春樹さん、そして彼の小説の素晴らしさがイギリスでも知られているのだと思ったのを記憶しています。楽曲使用の許諾にもきっと大きな影響があったのではないでしょうか?」とも語っている。トラン・アン・ユン監督は「原作における『ノルウェーの森』という曲の重要性から、原盤を起用するのは必然的な事でした。映画をご覧になった観客が、たったいま体験したドラマの余韻に浸るための空間作りが出来るように、特定の場所にこの曲を使用しました」とファンの期待をあおる。小川プロデューサーも「まだ村上さんから映画の許諾をいただく前、一番最初にトラン監督にメールを送ったときに、原作映画化の許諾と同じぐらいビートルズの原盤を使うのは難しいよ、と書いたのを覚えています。自分の中ではそれぐらい、この曲と原作が分かちがたい印象を持っていたので実現できてよかったと思っています。原作では冒頭でビートルズの曲が流れ、主人公のワタナベはそれまでの出来事の全てをふり返り、時の流れを思い起こします。映画で生のビートルズのメロディを聞くと、原作の大人になったワタナベのかき乱されるような感情を実感できると思います」と監督同様、自信をうかがわせるコメント。果たしてどのシーンでどのように使用されているのか――?そのシーンがもたらすのは寂寥感か?青春の苦味か?それとも…。映画『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:高良健吾初のフォトブックが発売撮影現場&箱根プライベート旅行の様子も!あのシーンも原作の種田そのまま!『ソラニン』高良健吾の落書き顔公開2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!2010年、最も活躍する俳優は?『かいじゅうたちのいるところ』Tシャツを3名様プレゼント“堕天使”ジョシュ・ハートネットが語る『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』
2010年07月14日芥川賞作家・吉田修一の作品の中でも、ファンの間で特に高い人気を誇る「パレード」(幻冬舎文庫刊)が豪華キャストを揃えて映画化される。このたび、本作の画像が初めて公開され、物語の鍵を握る男娼・サトルを演じる林遣都の金髪姿も初めて明らかになった。原作小説は2002年に発表され、第15回山本周五郎賞を受賞。同じ年に発表された「パーク・ライフ」が第127回芥川賞を受賞し、物語性を重視した作品に贈られる山本周五郎賞と純文学に対して贈られる芥川賞のW受賞ということで大いに話題となった。物語は、上辺だけの付き合いを「ちょうどよい」と感じる現代の若者たちが、都内のマンションでルームシェアをする姿を描いた群像劇。決して重くない空気感の裏に隠された人間心理の恐ろしさが映し出される。映画会社に勤務する直輝に藤原竜也、イラストレーターの未来役を香里奈、フリーターの美女・琴美を貫地谷しほり、そして大学生の良介に小出恵介と人気の若手俳優陣が顔を揃えている。“本当の自分”を装った、この4人の優しくも怠惰な共同生活に新たに加わるのが、林遣都が演じる金髪の男娼・サトル。時を同じくして彼らの住む街では連続暴行事件が発生し、彼らの日常に少しずつ波紋が広がり始める…。いずれのキャストも話題を集めそうだが、特にデビュー作『バッテリー』以来、『DIVE!!ダイブ!!』、『風が強く吹いている』など爽やかなスポーツ映画への出演が続いていた林さんが、男娼という難役に挑戦しているのは注目!監督を務めるのは、『GO』や『クローズド・ノート』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など原作ものの映画化に定評のある行定勲。以前より吉田さんとは親交が深く、吉田さん自身「多くの映像化の企画があった中で、最終的に最高のスタッフとキャストで動き出した映画『パレード』に力強さを感じています」と期待のコメントを寄せている。果たして彼らにとって、この2LDKはどのような場所なのか――?『パレード』は2010年春、渋やシネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:パレード 2010年春、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会
2009年08月08日