ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルは、20日0時より決戦の火蓋が切って落とされる。浅田真央選手に金メダル獲得の期待が高まる中、最大のライバル、キム・ヨナ選手(韓国)だけではなく、15歳の新鋭、ユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)も一躍金メダル候補に躍り出た。20日のショートプログラム(SP)を観戦する前に、3人の特徴をチェックしておこう(時間はすべて日本時間)。○トリプルアクセルを減らし、着実な得点を狙う浅田日本のエース・浅田選手最大の武器といえば、ジャンプの「トリプルアクセル」(3A)。6種類あるジャンプの中でも最も難しいとされているが、銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー五輪では、SPとフリーを合わせて五輪史上初めて3回の3Aを成功させた。ただ、今大会ではSPとフリーで1回ずつの計2回にすることを、ソチ入りする前に明言している。フリーで3Aを2回飛ぶと体力の消耗が激しいとされているため、体力を温存してジャンプミスのリスクを抑えると同時に、3Aよりも基礎点が高い3回転-3回転のコンビネーションジャンプをフリーに入れることで、着実に得点を重ねる作戦のようだ。○3回転ジャンプの完成度が高いキム・ヨナ浅田選手最大のライバルとされているのが、前回バンクーバー五輪の覇者であるキム・ヨナ選手だ。2011-2012シーズンは休養のために全試合を欠場しており、バンクーバー五輪以降の主要大会への出場は少ないものの、2013年の世界選手権では浅田選手を下して1位となっている。また、バンクーバー五輪で出した228.56というスコアは、いまだに破られていない女子フィギュアスケートの世界記録。銀メダルだった浅田選手(205.50)を20点以上も突き放した高得点の原動力となっているのが、3回転ジャンプの精度だろう。高いジャンプをいかした高難度の3回転ルッツ-3回転トゥーループのコンビネーションジャンプの基礎点は10.10。浅田選手の武器である3Aの基礎点(8.5)を上回り、キム・ヨナ選手の得点源とされている。ソチのリンクでも3回転のコンビネーションジャンプを度々成功させるなど、好調を維持しているようだ。正確無比の3回転コンビネーションを武器に、女子では史上3人目となる五輪連覇に挑む。○「キャンドルスピン」と地の利を武器にするリプニツカヤ今大会で一躍脚光を浴び、メダル候補に名乗りをあげたのが15歳のリプニツカヤ選手だ。その最大の武器は柔軟性をいかしたスピンだろう。自身が命名したという「キャンドルスピン」は、背中ごしに片足をまっすぐ垂直に上げた状態で回転。まっすぐに美しく姿はまさに1本のキャンドルのようだ。柔軟性をいかしたオリジナルスピンを武器に、9日の団体女子SPでは浅田選手を含む10人の中でトップの72.90をマークしている。また、団体フリーでは基礎点が1.1倍になる後半、普通の選手よりも1回多い5回のジャンプを飛んでいる。後半は疲労がたまってくるため、ミスのリスクも高まるが、個人戦でも高得点狙いで5回飛んでくる可能性はありそうだ。ロシアの女子フィギュアスケート界は競争が激しい。近年は今大会に参加しているアデリナ・ソトニコワ選手のほか、ソトニコワ選手のライバルとされるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、2013年の世界ジュニア選手権1位のエレーナ・ラジオノワ選手ら10代の実力者が急増している。彼女らとのし烈な五輪代表争いをくぐりぬける中で、成長してきたであろうリプニツカヤ選手。地元開催という「地の利」を生かして、浅田選手、キム・ヨナ選手の2強に割ってはいることができるか。熱戦必至のフィギュアスケート女子シングルは、SPが20日0時から、フリーが21日0時から開始予定。注目の滑走順は、キム・ヨナ選手が17番目、リプニツカヤ選手が浅田選手と同組の25番目、そして浅田選手は大トリの30番目となっている。
2014年02月19日浅田次郎の小説『柘榴坂の仇討』(ざくろざかのあだうち)が、主演に中井貴一を迎えて映画化されることが発表された。阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門が出演し、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを執り9月に全国公開される。『柘榴坂の仇討』は浅田が2004年に発表した短編集『五郎治殿御始末』(ごろうじどのおしまつ)に所収された一編。敬愛する主君、大老・井伊直弼を桜田門外にて失った彦根藩士・志村金吾を主人公に、密かに仇討の命を受け、敵を探す旅に出た志村が、幕末から明治へと時代が移り変わる中で、誇りと覚悟を持った“最後の侍”として生きる様を描く。中井は主人公・志村を、広末は妻セツを、中村は井伊直弼を、阿部は仇のひとりである佐橋十兵衛を演じる。中井は自身の役について「江戸から明治へと日本が大きく変わろうとした激動の時代。武士道の根幹である武士の“忠義”を貫き、不器用にも自らの誇りをかけて生き抜いた金吾。彼は家族と妻の大きな愛情に包まれ、その時代と向き合うべく必死に生き、そして、己の結末をつけます」と説明し、「時代劇離れと言われる昨今、日本人が本来持っている本当の“こころ”の文化のようなものを力一杯注ぎ込んで、お客様に何かを感じていただけるような映画にできたら良いなと思っています」と語る。阿部は「久しぶりの時代劇で、身が引き締まる思いがしています。深い人間像をどこまで出せるか、難しい役ですがとても演じがいを感じています」と話し、広末は「脚本と、自分の気持ちに正直に演じきることができたら、間違いなく歴史に残る日本映画になる気持ちがしています。一生懸命頑張ります」とコメントしている。本作は先月より京都府、滋賀県などで撮影に入っており、クランクアップは2月の予定。9月に松竹の配給で全国公開される。『柘榴坂の仇討』2014年9月全国ロードショー
2014年02月04日住友生命保険は21日、このたびブランドパートナーである浅田真央選手を応援する「MAO ASADA応援プロジェクト」を立ち上げ、12月21日から、スペシャルサイトを公開した。同社営業職員やサイト内の応募フォームを通じて集まった応援メッセージを広く紹介するとともに、浅田真央選手本人にも直接提供する予定という。浅田真央選手は、「グランプリシリーズ中国大会」(11/2~11/4)、「グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)」(11/23~11/25)で優勝。「グランプリファイナル」(12/7~12/9)に進出し、優勝を果たした。住友生命では、「夢の実現に向けて『強さ』を磨き、真摯な努力を続けている『浅田真央』選手を職員はもちろんのこと、顧客とも一丸となって応援していける、大応援団を結成したいと考えている」という。プロジェクト名称 : MAO ASADA 応援プロジェクト実施期間 : 2012年12月7日(金)~2014年3月31日(月)活動内容 : 「浅田真央選手に応援メッセージを届けよう!」参加方法 : (1)同社営業職員が配布するメッセージ記入シートから参加、(2)スペシャルサイト内、専用フォームから参加メッセージについて : (1)同社スペシャルサイトで応援メッセージを紹介、(2)タブレット型電子端末などを通じて、浅田真央選手にメッセージを提供スペシャルコンテンツ : (2012年12月7日からプレオープン中)その他コンテンツ : 専用フォームからの応募の場合、Facebookと連動したデジタルノベルティをプレゼント住友生命は、「プロジェクトの今後の展開については、詳細が決まり次第、順次発表していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日