まもなく公開となる映画『インセプション』の来日記者会見が行われ、昨日行われたジャパン・プレミアに続いて主演のレオナルド・ディカプリオに渡辺謙、クリストファー・ノーラン監督、監督の妻でプロデューサーを務めるエマ・トーマスが出席。レオは会見中、たびたび日本への思い、そして初共演となった渡辺さんへの敬意を口にした。レオはまず東京でスタートした撮影をふり返り「最初の東京での2日間がこの作品のトーンを決めたと思います」とコメント。また、思い入れのあるシーンを尋ねられると「ひとつを選ぶのは難しいね。雪崩が作られたり、シャンゼリゼ通りのカフェで爆発が起こったり、毎日が驚きの連続だったんだ。常に何かが起こるのでは?と期待させてくれる現場だった。特に、登場人物のエモーショナルな旅の部分を演じる上で、深く、面白い演技論を渡辺さんやマリオン(・コティヤール)と交わすことができたことは誇りに思っているよ」と答えた。渡辺さんは同じ質問に「ひとつだけピックアップするのは難しいですね」と思案しつつ、自身の役柄について「監督には『ジェームズ・ボンドのように』と言われたんだけど、残念ながら脚本にボンド・ガールは用意されていなかった…」と不満を漏らし会場の笑いを誘った。ただ、ノーラン監督との仕事に話が及ぶと「クリスの頭はどうなっているのか?と思う。文学的なことだけでなく、科学、建築学的な才能も持っており、ダ・ヴィンチの再来なのでは?と思う」と最大級の賛辞を送った。レオも「ビジョンを実現する力を持った男、それがクリスだよ。そして揺らぐことのない自信を持っているんだ。この映画は、(ノーラン監督の過去の作品である)『メメント』と『インソムニア』、そして『ダークナイト』的な要素を持っている“ハイブリッド”な作品。監督とは、映画のバックグラウンドについて話し合ったけど、野心的でスケールの大きな作品でありつつ、キャラクターに重きを置いているんだ。僕は、これはクリストファー・ノーランにとっての『8 1/2』であり、彼の夢の世界でいろんなことが起きる、という風に捉えているんだ」と熱く語った。さらにレオは、日本の文化、ファンについても言及。「日本のファンは新しいアイディアに対してオープン。僕も例えば宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』のファンだけど、シュールな世界が展開しても、観客は躊躇せずに飛び込んでいくんだ。日本のファンの反応が楽しみです」と思いを語ってくれた。「誰かの夢に入れるなら?」という質問には渡辺さんは「誰の夢にも入りたくないし、入ってきてほしくない!分からない部分があるからこそ、もっと相手を知りたくなり、パーソナリティが生まれるもの。そこは分からないままにしておいてほしい」と回答。ノーラン監督は「ケンに答えを盗まれたかな?」と笑いつつ「どうしても誰かの頭の中に侵入するなら、名監督…例えばオーソン・ウェルズの中に入って、彼がどういうことを考えてるのか?また実現されなかった映画のアイディアを見てみたい」と映画人らしい答えを披露してくれた。最後にレオは「日本のみなさんにとって宝である渡辺さんと共演できて嬉しかったです。彼が複雑な役をこなす、エモーショナルで深い俳優だということは以前から知ってましたが、一緒に仕事をしてみて、人間性が素晴らしい紳士で、多くのものを与えてくれました。日本のみなさんは彼を誇りに思うべきです」と語り、会場は拍手に包まれた。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオ、侵入するなら「アレキサンダー大王の頭の中。でもプライバシーの侵害だよ…」『インセプション』と「ブラッディ・マンデイ」がコラボオリジナルストーリーも展開渡辺謙が成田から舞台挨拶に直行!サプライズでの登場に観客熱狂渡辺謙、南果歩を伴い『インセプション』L.A.プレミアにオスカーにも期待レオ&渡辺謙の緊急声明に列島騒然!『インセプション』が全国のビジョンをジャック
2010年07月21日映画『インセプション』のジャパン・プレミアが7月20日(火)、東京・六本木ヒルズ・アリーナで開催され、主演のレオナルド・ディカプリオ、渡辺謙にクリストファー・ノーラン監督らが来場、会場内および沿道を埋め尽くした2,000人を超える観客から大声援が送られた。レオらを乗せた車が会場に横付けされると、会場のボルテージは最高潮に。着物姿の妻で女優の南果歩さんを伴って登場した渡辺さんは車から降りるとすぐに、会場に入りきれずに沿道から声援を送るファンの元へ向かい、サインや握手の要望に応えた。レオもたっぷり時間をかけてレッドカーペットを回ってファンサービス。会場には途切れることなく「レオ!」、「謙さん!」といった声援がこだました。『マトリックス』以来とも称される驚愕の映像世界がすでに大きな話題となっている本作だが、壇上に上がった渡辺さんは撮影をふり返りつつ「最初はどこに連れて行かれるのか?という感じで霧の中にいるようでしたが、監督を信じて半年で6か国をめぐりました。こうしてみなさんに作品をお見せできて嬉しいです」と感慨深げ。レオは「ハロー、トーキョー!この作品はシュールで刺激的。絶対に気に入っていただけると思います。何よりここ日本で、渡辺さんと再会できて嬉しい。彼は日本の宝ですから!」と笑顔で語った。物語は他人の潜在意識に入り込み、アイディアを盗むという奇想天外な設定の下で展開されるが「昔から夢に興味があったんだ」とノーラン監督。撮影は昨年、東京で始まったが「世界のあちこちで撮影をするというのもやってみたかった。東京というこの美しい都市でいつか映画を撮りたい、欧米の人にこの街を見せたいとも思っていました」と思い入れを明かした。レオは、誰かの頭の中に入るなら?という質問に「他人のプライバシーを侵害するものだから、やりたいかと言われれば『NO』だね。でも、もし入るなら歴史上の人物、アレキサンダー大王の頭に入りたい」と回答。最後に「本当にありがとう!」とファンに呼びかけ、大歓声に包まれたままジャパン・プレミアは幕を閉じた。すでに全米では公開を迎えている本作だが、特に衝撃的な結末に関しては観た人の賛否が分かれ、ネット上などで大きな反響を呼んでおり、早くもリピーターが続出しているという。果たして日本での反応は――?『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:『インセプション』と「ブラッディ・マンデイ」がコラボオリジナルストーリーも展開渡辺謙が成田から舞台挨拶に直行!サプライズでの登場に観客熱狂渡辺謙、南果歩を伴い『インセプション』L.A.プレミアにオスカーにも期待レオ&渡辺謙の緊急声明に列島騒然!『インセプション』が全国のビジョンをジャックレオナルド・ディカプリオ、パリス・ヒルトンと一緒に南ア入りしてW杯観戦
2010年07月20日まもなく公開を迎えるハリウッド大作『インセプション』の特別試写会が7月15日(木)、東京国際フォーラムで開催され、上映前にサプライズで、本作に出演する渡辺謙が駆けつけ舞台挨拶を行った。日本時間で昨日7月14日(現地時間では13日)に行われた本作のL.A.プレミアに渡辺さんは、妻で女優の南果歩さんを伴って出席しており、その模様が本日、日本のメディアで報じられたばかり。渡辺さんは「明日帰国します。すぐまたお会いしましょう!」と語っていたが、その言葉通り本日、成田に到着し、そのまま会場に駆けつけた。来場を事前に全く知らされていなかった観客は大興奮!5,000人収容のホールを埋め尽くした観客は渡辺さんが客席側の入り口から登場すると、立ち上がって拍手と歓声で迎え、渡辺さんは丁寧なお辞儀を繰り返し、感謝の意を表した。先述のL.A.プレミアでは、主演のレオナルド・ディカプリオから「彼(渡辺さん)は日本で国宝になるべき」という称賛を受けたが、その話題を振られると大テレ。「レオにそう言ってもらえるのはありがたいですが、この作品にはハリウッドの次世代を担う俳優が結集しているんです。そういう素晴らしいキャストと(クリストファー・)ノーラン監督の手足であり、頭脳である優秀なスタッフが半年をかけて作り上げた作品です」と笑みを浮かべながら共演陣、スタッフを称えた。撮影での苦労や思い出に話が及ぶと「無重力のシーン」を印象深い撮影として挙げ「ひとつのシークエンスを撮るために、ロンドンの飛行船工場の跡地に巨大なスタジオを作り上げたんです」とその壮大さを説明。「『みんなで一緒に乗り込んだぜ』という気持ちになりましたね。昨日(のL.A.プレミア)は、同窓会のようなものでした」と嬉しそうな表情で語った。これまで物語の内容については多くが謎とされてきたが、渡辺さん曰く「どう他人に伝えるかが難しい作品。話のスジを全て話しても『何それ?』って言われてしまうと思う」とのこと。これから映画を鑑賞する観客の期待を煽りつつ、「だから、“どんな体験をしたのか”ということや雰囲気を周りの人に伝えてほしい」と呼びかけた。来週にはレオやノーラン監督も来日し、渡辺さんと共に都内で記者会見、ジャパン・プレミアイベントに出席する予定。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)には先行上映を実施。特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:渡辺謙、南果歩を伴い『インセプション』L.A.プレミアにオスカーにも期待レオ&渡辺謙の緊急声明に列島騒然!『インセプション』が全国のビジョンをジャックレオナルド・ディカプリオ、パリス・ヒルトンと一緒に南ア入りしてW杯観戦レッドカーペット中継あり『インセプション』プレミア試写会に25組50名様ご招待レオ、渡辺謙来場!『インセプション』レッドカーペットに75組150名様ご招待
2010年07月16日7月13日(現地時間)、全米公開に先駆け映画『インセプション』のL.A.プレミアが開催され、主演のレオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、トム・ベレンジャー、クリストファー・ノーラン監督らがレッドカーペット・イベントに登場した。天候もよく、まだ明るいチャイニーズシアター前には多くのファンが集合。レオやジョゼフへの呼びかけボードを持つ若いファンたちの中には、「ワタナベさんが好きです」と書かれたボードを持つ女性も。レオが姿を現すと、観客からひと際大きな歓声があがった。女優で妻の南果歩さんを伴って出席した渡辺さんは「大きいプロジェクトに呼んでもらって光栄。これが7、8年がんばった成果」と自身のキャリアをふり返り、納得の様子。作品についてもその出来映えに自信を持っているようで「とても素晴らしいので、(アカデミー賞)作品賞でクリス(監督)は呼ばれるんじゃないかな」とオスカーにも言及。報道陣からのどんどん階段を上っているという感じ?という質問には「僕的には、良い感じの窓が開いたという感じ。お客さんにどう受け取ってもらえるのか…。今後も、主演とかにこだわらずやっていきたい」と答え、さらなる活躍を誓った。また、そんな渡辺さんについて、南さんは「3Dじゃないけど、何回観てもその都度楽しめる作品だと思います。長い付き合いになる映画というか…そんな作品に参加できたというのは、彼にとってもすごいことだと思う。彼は、仕事とプライベートのメリハリがとてもうまくできている人ですね。海外作品をメインにしていくというより、国際試合に出ているような感覚のようです」とコメント。共演陣からも渡辺さんに対するコメントが続々。レオは「彼は日本で国宝になるべきだよ。信じられないほど素晴らしい役者で、エモーショナルにとても深いものを持っているだけでなく、キャラクターの具体的なところをものすごく一生懸命演じ、仕事に対して、かなり深くいろいろと考える人なんだ。それだけでなく彼は、僕が人生で一緒に仕事をした人たちの中でも、最もナイスな人だ」と賛辞を惜しまない。共演のマリオンは「謙とは少しだけ共演シーンがあった。私が震えていたら、謙が心配してくれて、『ちょっと寒いの』と答えたんだけど、実はちょっと緊張して震えていたの。そのくらい緊張感のある俳優さんだったわ」と、渡辺さんの持つ存在感に圧倒されていたことを告白。また、本作の日本語吹き替え版に声優として出演しており、TBSの番組企画で本プレミアに参加していたにしおかすみこは「すごいです!車降りたら大歓声で、それはもちろん謙さんへの歓声なんだけど、私までスターになった気分。今日はスターでいます!」と渡辺さんの人気に便乗し(?)、スター気分を堪能している様子だった。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)には先行上映を実施。特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオ&渡辺謙の緊急声明に列島騒然!『インセプション』が全国のビジョンをジャックレオナルド・ディカプリオ、パリス・ヒルトンと一緒に南ア入りしてW杯観戦レッドカーペット中継あり『インセプション』プレミア試写会に25組50名様ご招待レオ、渡辺謙来場!『インセプション』レッドカーペットに75組150名様ご招待レオ、渡辺謙ら超豪華キャスト共演『インセプション』試写会に30組60名様ご招待
2010年07月15日7月7日(水)の午後7時7分(一部地域を除く)、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『インセプション』による、全国35の都道府県、135か所の街頭ビジョン、家電量販店のモニター、交通機関モニターなどの映像ジャックが行われた。全国各地の街頭ビジョンおよび家電量販店・ヤマダ電機のLABI渋谷をはじめとする50店舗計2,000台のモニターにはレオと共演の渡辺謙、クリストファー・ノーラン監督による“緊急声明”の映像が、そして同時間帯のJR東日本、東京メトロ、JR西日本などの交通機関の社内モニターでは一斉に、本作の15秒スポットが配信された。これまでに放送されてきたTVスポットで、7月7日に“何か”が起こるということは予告されてきたが、その中身は、映画作品のプロモーションとしてはかつてない規模で、しかも同時刻に行われる映像ジャックだった――。東京・新橋駅前のSL広場、新宿南口、および大阪、名古屋、福岡、札幌ではこの映像ジャックに合わせてスポニチの号外も配られた。「日本中の皆様、画面にご注目ください」で始まる“緊急声明”で、レオは「日本のみなさま。いまだかつて誰も体験したことのない、最大級の衝撃をお届けします。この夏、戦いは頭の中で起きる」と語り、渡辺さんは「この世で最も価値のあるもの。それはあなたの“アイデア”。私たちはそれが形になる前に盗みに行きます。ターゲットはあなた」とクールに決め、ノーラン監督は「全ての常識を覆す衝撃。それが『インセプション』です」とアピールした。なお、こちらの映像はシネマカフェ内のMOVIE GALLERYでも公開中。映画公開まであと2週間あまり。つい先日、この3人が来場する来日プレミアの開催も正式に発表され、ますます盛り上がりを見せる一方、作品の内容に関してはやはり、いまだ多くが謎に包まれたまま。果たして我々に何を見せてくれるのか?『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)には先行上映を実施。※こちらの“緊急声明”の映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、パリス・ヒルトンと一緒に南ア入りしてW杯観戦レッドカーペット中継あり『インセプション』プレミア試写会に25組50名様ご招待レオ、渡辺謙来場!『インセプション』レッドカーペットに75組150名様ご招待レオ、渡辺謙ら超豪華キャスト共演『インセプション』試写会に30組60名様ご招待「社長になってほしい俳優」ランキング接戦を制したのは奮闘中のあの社長!
2010年07月07日レオナルド・ディカプリオをはじめ、ハリウッドの豪華俳優陣、そして日本からは渡辺謙が参加して製作された映画『インセプション』の主要キャラクターのポスターが解禁となり、併せて各登場人物の劇中での役柄も明らかになった。『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督のオリジナル脚本によるアクション・エンターテイメントで、これまで、登場人物に関して発表されていたのは、レオ演じる主人公のコブが、他人の夢の中に入り込み、そのアイディアを盗むという犯罪のスペシャリストであり、渡辺さんがある巨大企業のトップでサイトーという、物語の鍵を握る人物を演じる、ということのみ。コブは劇中、これまでの任務のようにアイディアを盗み出すのではなく、逆に、他人の潜在意識にある考えを“植えつける”という最高難度のミッションに臨むことになる、というのだが…。今回、モザイク画を思わせるデザインによる――よく目を凝らすとそれはビル群である――それぞれの登場人物のポスターが公開されたが、併せてこのポスターに写るジョゼフ・ゴードン=レヴィット、エレン・ペイジ、キリアン・マーフィ、マリオン・コティヤール、トム・ハーディらの役柄も判明!まず、レオ演じるコブと共に犯罪チームを組むメンバーとそのミッションをご紹介。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが演じるのはアーサー。“The Point man”と呼ばれる、ミッションクリアーのための様々な交渉など、任務の先陣を切る役割を果たす。エレン・ペイジの役名はアリアドネ。チームが侵入する世界をデザインする“The Architect(=建築家・設計者)”の任務を負う。相手を欺く様々な容姿に変身する能力を持つ“The Foger”としてチームに加わっているのは、トム・ハーディ演じるイームス。また、チーム以外の登場人物では、マリオン・コティヤールはコブの妻・マルを演じているが、彼女はコブの心の鍵を握る存在。そんな彼女のポスターには“日陰、陰影”を意味する“The Shade”の文字が。そして、コブたちが臨む究極のミッションのターゲットとなる“The Mark”こと、ロバート役にノーラン作品の常連、キリアンが扮している。ちなみに、レオ扮するコブのポスターには“The Extractor(抽出する人)”、そして半ば強制的にコブに今回のミッションを依頼する、渡辺さん演じるサイトーの頭上には“The Tourist”という文字が輝く――。これまでに比べるとかなりの情報が明らかになったと言えるが、それでもまだほんの一部。いまだ映画は完成に向けての作業段階にあり、映画の全貌を知っているのはごく一部の人間のみという状況。渡辺さんは今回の発表に際し「ワクワクしてきたでしょ?映画の中ではノーラン監督の下、キャスト全員が全力で演じてますので、期待していてください。扉が開くのはもうすぐです。誰も見たことがない世界をこの夏ぜひ、スクリーンで体験して下さい」と日本のファンに向けてメッセージを寄せてくれた。“初め、発端”を意味する“インセプション”。果たして何が始まるのか?6か国4大陸で撮影が敢行された本作。完成と公開が待たれる。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)には先行上映を実施。© 2010 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:ディカプリオ×渡辺謙『インセプション』異例の“日本版”特別予告編が到着!「トラを救え!」レオナルド・ディカプリオが野生のトラ保護キャンペーンに参加渡辺謙、レオとの共演作の役柄は巨大企業のトップ!物語は依然として謎のままレオが立っているのは日本?それとも渡辺謙の頭の中?『インセプション』画像到着お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定
2010年06月22日レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の初共演作『インセプション』の日本向けに製作された特別予告編が到着!これまで謎に包まれていた物語についても、一部が明らかになった。『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の最新作ということで製作当初から注目を集める一方で、「事前情報が与えられない作品こそが、観客に最も驚きを提供できる」という監督の意向を汲んで、その内容については秘密にされてきた。今回、そのストーリーの概要が明らかに!主人公はレオ演じるドム・コブ。人が一番無防備になる状態――夢に入っているときに潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイディアを盗み出すという犯罪の第一人者であり、裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在である。だが、その才能ゆえに彼は最愛の存在を失い、国際指名手配となってしまう。そんな彼が最後の仕事と決めた、あるミッション。それは、不可能に近い“インセプション”と呼ばれるもので、アイディアを盗み出すのではなく、その真逆、他人の潜在意識に入り込み、ある考えを“植えつける”という最高難度のものだった。最高の技術を持ち、細心の注意を払ってミッションを進めるコブだったが、予期せぬ展開が…。渡辺さんは、レオに半ば強制的に仕事を依頼する、強大な影響力を持った巨大企業のトップ・斉藤役。今回の予告編にも登場するが、いったい彼は何を目論んでいるのか?ハリウッド作品でわざわざ“日本版”の予告編が作られるというのは異例のことだが、これもまた、日本のマーケットを重視するノーラン監督の意向。予告編中のレオと渡辺さんが対峙するシーンこそが、日本版のために挿入されたシーンである。現在、本作の編集作業はクライマックスを迎えているとのことだが、この予告編を見た渡辺さんからは「いよいよ公開が近づいて来ました。3Dとも違う、潜在意識の中に入り込む、新しい映像の幕が上がります。ぜひ、劇場でこの予告を目にして下さい。きっとこの映画が観たくなるはずです」とのコメントが到着した。レオと渡辺さんの絡みも注目だが、予告編ではエレン・ペイジ、キリアン・マーフィら共演陣の姿も。謎はどこへ行き着くのか?レオの運命は?『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)には先行上映を実施。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:「トラを救え!」レオナルド・ディカプリオが野生のトラ保護キャンペーンに参加渡辺謙、レオとの共演作の役柄は巨大企業のトップ!物語は依然として謎のままレオが立っているのは日本?それとも渡辺謙の頭の中?『インセプション』画像到着お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定渡辺謙×ディカプリオ共演『Inception』予告編が到着!東京で極秘撮影も
2010年05月28日レオナルド・ディカプリオ主演の『インセプション』に出演する渡辺謙の役柄が、レオ演じる主人公に半ば強制的に仕事を依頼する巨大企業のトップであることが明らかになり、本作の新ポスタービジュアルも解禁となった。映画は『ダークナイト』が世界的なヒットを記録したクリストファー・ノーラン監督の最新作で、レオと渡辺さんが初めて共演するほか、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、キリアン・マーフィといったスターが出演することで話題を集めている。ストーリーの大部分はいまだ謎に包まれたまま。この世で大きな価値を持つ“想像<アイディア>”を巡って人間の頭の中で繰り広げられる犯罪を描いたサスペンスであり、役柄に関してはこれまでに、レオが他人の頭に忍び込む男を演じるということだけが発表されていた。ノーラン監督曰く「『バットマン ビギンズ』で仕事をしたケンとは、ぜひまた仕事をしたいと常に思っていた。今作の彼の演じた役は、実は脚本執筆の段階からケンをイメージして書いた」とのことで、渡辺さんの役柄を「強大な影響力を持った巨大企業のトップの役で物語の重要な鍵を握る」と明かした。とはいえ、今回明かされた情報もこの渡辺さんの役柄に関するものだけ。監督は「事前情報が与えてくれない作品こそが、観客に最も驚きを提供できる。『インセプション』が何かというベストの説明は、映画を観てもらうことなんだ。そうすると完全に理解できる」と説明。依然としてハリウッド超大作では異例とも言える機密保持体制が敷かれている。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオが立っているのは日本?それとも渡辺謙の頭の中?『インセプション』画像到着お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定渡辺謙×ディカプリオ共演『Inception』予告編が到着!東京で極秘撮影もレオ、渡辺謙にエレン・ペイジがL.A.に勢揃いし、新作撮影中!
2010年05月18日レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の共演作であり、『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督最新作として注目を集めつつも、いまだ多くが謎に包まれた『インセプション』。3月18日(現地時間)に全米興行関係者向けのイベント「ShoWest2010」(アメリカ・ラスベガス)にて本作の一部映像が初公開され、ノーラン監督によるプレゼンテーションも行われた。合わせて、本作の最新画像も到着したのだが、謎は深まるばかり?本作はノーラン監督自身がオリジナル脚本を執筆した作品で、“想像(アイディア)”をめぐる、究極の戦いを描いたサスペンス・アクション。東京で撮影をスタートし、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、タンジール(モロッコ)、カルガリー(カナダ)、ロサンゼルス(アメリカ)と4大陸、6か国を渡りながら製作が進められた。全世界で大ヒットを記録した『ダークナイト』のノーラン監督作品とあって、当初から注目を浴びる一方で、監督により緘口令が敷かれ、配給のワーナー・ブラザース映画の関係者ですらも物語についてこれまでほとんど何も知らされていなかったとか。今回のプレゼンテーションでノーラン監督は「撮影も6か国で行うなど、これぞハリウッド・エンターテイメント超大作、グランド・スケールのアクション映画を目指している。いまは内容については明かせないが、答えは劇場で確かめてほしい」とここでも多くは語らなかったが、この日、披露された新映像から日本の新幹線の激走シーンなどがあることが確認されている。今回、解禁となった画像には、銃のようなものを手にしたレオの姿が写っており、日本のお城を思わせるような背景も見える。一方、「犯罪現場は、お前の頭の中」とキャッチコピーにあるように、相手の頭の中に入り込んで“情報”を奪い合うという物語が展開されるといううわさが…。果たしてレオが立っているのは現実の日本なのか?入り込んだ相手の頭の中、という可能性も考えられるが、だとすればこの和風の背景から、渡辺謙の頭の中なのでは…?もちろん、これらは推測の域を出ないが、今後、公開に向けて少しずつ全貌が明らかにされるのを待ちたいところ。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:インセプション 2010年7月、全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定渡辺謙×ディカプリオ共演『Inception』予告編が到着!東京で極秘撮影もレオ、渡辺謙にエレン・ペイジがL.A.に勢揃いし、新作撮影中!
2010年03月24日全米歴代第2位の興行記録を持つ大ヒット作『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の最新作であり、レオナルド・ディカプリオ×渡辺謙の初共演作として注目を浴びるSFアクション大作『インセプション』。今年7月、日米同時公開される本作の最新予告編がこのほど到着!いまだ全貌が謎に隠された本作の一部映像が解禁となった。『ダークナイト』に続く傑作映画が待望される中、ノーラン監督は同作の製作にも名を連ねた長年のパートナー、エマ・トーマスと再び手を組み、今回はオリジナル脚本を執筆。心理構造にまつわる現代的な要素を盛り込んだSFアクションに作り上げる。ただ、そのストーリーや詳細は一切謎に包まれたまま…。今回披露された予告編でひときわ印象に残るのが、レオ演じる主人公が語る「最強の敵は<想像>」という言葉。続けて、「頭の中の想像から街が生まれる。想像が世界を変え、ルールも書き直す。だから 俺はそれを盗む」と意味深な内容をほのめかしている。さらに、一瞬だがこの予告編には渡辺謙の姿も。その役どころもまだ明らかとなっていないものの、映し出される街全体が起き上がるようなシーンや激しいカーチェイスに『マトリックス』を想起させるアクションシーンなど、見応えのある一作になりそうだ。また、全米で早くも話題を呼んでいるのが本作の公式サイト()。何やら、迷路ゲームのコンテンツをクリアすると、いくつかの画像を見ることができる仕掛けになっているとのこと。『ダークナイト』でも数々の仕掛けを配したノーラン監督だけに、今後も同サイトを中心に様々な情報が配信されることが予想される。そしてもう一つ、既にお気づきの方もいるかもしれないが、本作のポスターのビジュアル、こちらも『ダークナイト』を想起させる点も興味深いところ。果たして、監督の真意は…?今後の動向から目が離せない!『インセプション』は7月、日米同時公開。※こちらの予告編は、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『インセプション』公式サイト(本国)■関連作品:ダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:ファッション小噺vol.113あの名作のあのロケ地香港&『ダークナイト』人気ドラマシリーズ「ギャラクティカ」がSFの頂点、サターン賞で史上初の3冠獲得未公開映像にライブ・パフォーマンスと今年も盛りだくさんのMTVムービー・アワードリリー・フランキーにも結婚願望あり?映画館大賞トークに登場、過激な役作りも…ゲイリー・オールドマン、『アイアンマン2』には出演しない
2010年01月13日オスカー監督クリント・イーストウッドの監督第30作目となる『インビクタス/負けざる者たち』のワールドプレミアが、12月3日夜(現地時間)、L.A.のACADEMY OF MOTION PICTURE ARTS &SCIENCESにて開催された。会場には、イーストウッド監督に主演のモーガン・フリーマン、マット・デイモンに加え、イーストウッド監督との親交も深い渡辺謙が来場し、夫人の南果歩と共にレッドカーペットを歩いた。本作は1995年、南アフリカの当時の大統領ネルソン・マンデラ(モーガン)が、アパルトヘイトによる弊害が残る同国を一つにするため、同国のラグビーチームの主将フランソワ・ピエナール(マット)と共にワールドカップを目指した、実話に基づく物語。来年のサッカー・ワールドカップ開催地としても注目を集める南アフリカだが、本作は早くも来年のオスカー有力候補とも目されており、会場には各国から200人ものジャーナリストが駆けつけ、レッドカーペットにも渡辺さん以外にもピアーズ・ブロスナンやオーランド・ブルーム、ライアン・フィリップといった豪華な顔ぶれが登場。イーストウッド監督とは、『硫黄島からの手紙』以来の再会という渡辺さんは、「とにかく旺盛な精神力と、どうしたらこういう面白い話を探し出してくるのか不思議です。彼の持つアンテナがすごいのだと思います」と称賛を寄せ、「また監督から仕事の依頼があったら?」との質問には、「どんなことがあっても、いつでも、短いシーンでも要請があったらぜひお受けしたいと思います」と意欲を見せた。イーストウッド作品初参加のマットは、監督との仕事について「(ロバート・)デ・ニーロと仕事するみたいなものだよ。アイコンとして見てはダメなんだ。仕事にならないからね」とコメント、「ネルソン・マンデラを語る上で欠かせない最高のストーリーだ」と作品をアピールした。渡辺さんの来場を聞きつけたイーストウッド監督は、再タッグの可能性を聞かれ、「ぜひまたやりたい。謙は素晴らしいアクターだし、『硫黄島からの手紙』では素晴らしい時間を過ごすことができた」とコメント。日本のファンに向けて「日本の観客は好きです。『グラン・トリノ』も日本で受け入れてもらえたしね。僕の心は日本にある」と語り、“ダーティ・ハリー”風に「I’ll be back!!」とキメてくれた。『インビクタス/負けざる者たち』の日本での公開は、2010年2月5日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて。■関連作品:インビクタス/負けざる者たち 2010年2月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:クリント・イーストウッド、N.Y.のアメリカ映像博物館から表彰され最新作を上映クリント・イーストウッド、フランスの勲章を2度目の受勲
2009年12月05日年の瀬も迫り、いよいよ、本年度の日本映画界の賞レースがスタート!先陣を切って第34回報知映画賞の全9部門が発表され、山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が作品賞を受賞し、本作の主演を務めた渡辺謙が主演男優賞に輝いた。渡辺さんの受賞は2006年の『明日の記憶』以来3年ぶり2度目。また、主演女優賞には『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』、『K-20 怪人二十面相・伝』の松たか子。松さんは1997年に『東京日和』で新人賞、2004年『隠し剣 鬼の爪』で主演女優賞を受賞したのに続いての栄誉となった。このほかの部門で目を引くのが、海外の映画祭でも大きな話題を呼んだ『ディア・ドクター』。西川美和監督が女性としては初の監督賞に輝いたのを始め、瑛太が助演男優賞(※本作以外に『余命1ヶ月の花嫁』、『ガマの油』、『なくもんか』)、八千草薫が助演女優賞(※本作以外に『ガマの油』、『引き出しの中のラブレター』)と最多の3部門での受賞を果たした。新人賞には、『ハルフウェイ』、『ホノカアボーイ』、『重力ピエロ』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』と立て続けに出演作が公開され、めざましい活躍を見せる岡田将生。また、『プライド』、『愛のむきだし』、『クヒオ大佐』で印象的な役柄を演じた満島ひかりにも同じく新人賞が贈られた。新人賞に2人の俳優が選ばれるのは10年ぶりのこと。海外部門で作品賞に輝いたのはクリント・イーストウッド監督・主演の『グラン・トリノ』。そして6月に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンが予定していたロンドン公演のリハーサルの様子を綴り、短い期間での公開ながら爆発的なヒットを遂げた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』に特別賞が贈られた。昨年は『おくりびと』の独走状態だった日本国内の賞レース。だが、今年に関してはかなりの混戦が予想される。もちろん今回受賞した『沈まぬ太陽』、『ディア・ドクター』などが今後の賞レースを引っ張っていくことになるだろうが、選から漏れたノミネート作品を見ても『風が強く吹いている』、『空気人形』、『サマーウォーズ』、『誰も守ってくれない』など公開時から評価が高く、受賞作と遜色のない質の高い作品が並ぶ。主演男優賞でも浅野忠信(『劔岳 点の記』、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』)、大森南朋『ハゲタカ』、『笑う警官』)、佐藤浩市(『誰も守ってくれない』)、堺雅人(『南極料理人』、『クヒオ大佐』)など実力派俳優がズラリ。この混戦の賞レースを制するのはどの作品か?今後の展開が楽しみだ。第34回報知映画賞 受賞一覧作品賞 邦画部門:『沈まぬ太陽』監督賞:西川美和主演男優賞:渡辺謙主演女優賞:松たか子助演男優賞:瑛太助演女優賞:八千草薫新人賞:岡田将生/満島ひかり作品賞 海外部門:『グラン・トリノ』特別賞:『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 2008年12月20日より全国東宝系にて公開© 2008「K-20」製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Projectなくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会ガマの油 2009年6月6日より全国にて公開© 2008「ガマの油」製作委員会引き出しの中のラブレター 2009年10月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員ホノカアボーイ 2009年3月14日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOTハルフウェイ 2009年2月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町2丁目ほか全国にて公開© 2009「ハルフウェイ」製作委員会重力ピエロ 2009年4月25日より宮城にて先行公開、5月23日よりシネカノン有楽町1丁目、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『重力ピエロ』製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会プライド 2009年1月17日より丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2008プライド製作委員会愛のむきだし 2009年1月31日より渋谷ユーロスペースほかにて公開© 愛のむきだしフィルムパートナーズクヒオ大佐 2009年10月10日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『クヒオ大佐』製作委員会グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」明日開幕東京フィルメックス「ツイてる」西川美和監督トークイベント満員“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…クリント・イーストウッド、フランスの勲章を2度目の受勲
2009年11月27日山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が24日(土)に公開初日を迎え、主演の渡辺謙自らの演出による舞台挨拶が行われた。渡辺さんのほか三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、若松節朗監督が登壇、観客と共に3時間22分のこの大作を観終えたばかりの渡辺さんは、感極まって壇上で号泣!込み上げる涙と共に熱い思いを訴えた。「本当にたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。3時間22分がどういうものなのか、みなさんと体感しようと思いまして…」と途切れ途切れに語る渡辺さんの頬を熱い涙が伝う。「自分の(出演した)映画に感動して泣いてるんじゃないんです。ここまで来るのに、どれだけみんなが大変な思いをしたか、どうかご理解いただければ…」と言葉を搾り出し、さらに劇中に出てくる御巣鷹山での飛行機墜落事故で失われた命とその遺族に思いを馳せ、客席からは温かい拍手がわき起こった。これまでにない悪役を演じ、劇中では渡辺さんをさんざん苦しめた、行天役の三浦さんは「いろいろひどいことして申し訳ございません。どういう顔をして舞台挨拶をすればいいものか…。今日、ここに立っている他のみなさんは、イメージ通りの清く正しい方々でうらやましいです。まあ、こういう屈折した役も楽しいですが」とユーモアたっぷりに語った。石坂さんは「(自身が演じた)国見が感じたであろう挫折感で、今日までモヤモヤしてましたが、これだけ多くのお客さんが来てくださったことは救いになります。この物語は“日本”というものを相手にした物語です」とホッとした表情を見せつつ語ってくれた。女優陣2人も渡辺さんの号泣する姿、そして多くの観客の温かい声援に心打たれた様子。渡辺さんと夫婦役を演じた鈴木さんは「とにかく、(渡辺さん扮する)恩地元という男が素晴らしい。こういう人の妻なら、ちゃんとしなきゃという思いでした。現場でも謙さんは家族をまとめ、引っ張ってくださって、私は斜め後ろを付いて行けば、自然とりつ子になりきることが出来ました。謙さんと手をつないだりできて、楽しかったです(笑)」と嬉しそう。さらに、「謙さんの目が赤くて…。監督と抱きあって、男同士で称え合っている姿を見て、この映画に参加できてよかったな、と感激もひとしおです」と語った。一方、松雪さんも「謙さんの言葉から、震えるような思いが伝わってきました」と興奮気味に語り、自身の役柄については「私が演じた役も、決して純粋ではなく、行天を支えるポジションにあり、微妙な心情を持って演じました」と明かした。また、この作品は記念の映画では珍しく、途中でインターミッション(休憩)が入るが、そのときに流れるバイオリンの曲「祈り [永遠の記憶]」を演奏しているのは、英国在住のバイオリニスト、ダイアナ湯川。彼女は、生まれる1か月前に御巣鷹山の飛行機事故で父親を亡くしている。この日の舞台挨拶には湯川さんも来場。渡辺さんの紹介を受けて、バイオリンを手に壇上に上がり、「祈り [永遠の記憶]」を演奏。映画を観終えたばかりの観客は美しい音色に耳を傾けた。『沈まぬ太陽』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会■関連記事:渡辺謙はL.A.から中継で登場!激動の“いま”こそ『沈まぬ太陽』と一同アピールファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!渡辺謙が渾身の直球を投げ込んだ『沈まぬ太陽』三浦友和は悪役がお似合い?
2009年10月24日渡辺謙とレオナルド・ディカプリオが『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の下で共演を果たした話題作『Inception』(原題)の謎に包まれた予告編が解禁され、シネマカフェサイト内にて公開されている。アメリカ国内で歴代2位の興行成績を記録した『ダークナイト』に続くノーラン監督の新作とあって、世界中の注目を集める本作。監督のオリジナル脚本で人間の心理構造に切り込んだSFアクションとされているが、その詳細については謎に包まれており、配給会社のワーナーブラザース映画さえもほとんど知らされてないとか。日本、イギリス、フランス、アルジェリア、カナダ、アメリカを含む4つの大陸を渡りながら撮影、制作を進められており、今回お披露目となった予告編の冒頭の映像では、東京・赤坂の街並みが映し出されている。今年6月に撮影のために極秘来日したディカプリオは、共演の渡辺さんについて「俳優としての表現力が素晴らしい。ナショナル・トレジャー(国の宝)との共演は誇らしい」と語り、さらに、渡辺さんが『ラストサムライ』で見せた鬼気迫る演技とのギャップに「役の上ではプロフェッショナルに徹する真の俳優」と絶賛していたという。渡辺さんもディカプリオについて「演技力とスター性を兼ね備え、ハリウッドで一番脂がのっている俳優」と印象を語り、「撮影で何が起きるか非常に楽しみ」と期待を寄せていた。渡辺さんにとって、ハリウッド作品は7作目、ノーラン監督の作品は『バッドマン・ビギンズ」以来2度目となるが「同じ監督にもう一度呼ばれることほど名誉なことはない。自分の力を全てこの映画にぶつけたい」と意気込みを語っていた。“Inception=発端”とは何を指すのか?そして予告編中に出てくる「犯罪現場はお前の頭の中」の意味するところは――?渡辺さんとディカプリオに加え、エレン・ペイジ、マリオン・コティヤール、キリアン・マーフィなど実力派の俳優陣が顔を揃え、完成が楽しみな『Inception』。2010年夏、日米で同時公開の予定。『Inception』予告編はシネマカフェの『Inception』作品情報ページ内、予告編欄にて公開中。■関連作品:Inception (原題)■関連記事:レオ、渡辺謙にエレン・ペイジがL.A.に勢揃いし、新作撮影中!
2009年10月05日山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』の完成披露試写会が17日(木)に都内で開催された。上映前には舞台挨拶が行われたが、主演の渡辺謙はアメリカで新作ハリウッド映画を撮影中とあって、現地からの生中継で大画面を通して参加、共演の三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、そして若松節朗監督も出席し、会場は大きな盛り上がりを見せた。冒頭、場内が暗転し、渡辺さんの低い声が響き渡る。「ようこそいらっしゃいました。お忙しい中、新内閣発足のさなか、そして騒がしいスケジュールの中、足を運んでいただきありがとうございます」との挨拶に続いて、渡辺さん自らがひとりひとりのキャストを呼び込んだ。渡辺さんの紹介に合わせて、三浦さんらが客席の中を歩いて登場すると、会場は歓声に包まれた。そして、スクリーンにはロサンゼルスにいる渡辺さんの姿が!渡辺さんは、撮影で初めてアフリカのサバンナに立ったときの心境を尋ねられ「深い海に、ボンベもマスクもつけずに降り立ったような気持ちでした。『もしかしたら僕らが立ってはいけない場所なのかも?』という思いと共に、一個の“動物”として動物たちと同じ目線でサバンナに立ったことは、役を作り上げていく上ですごく大きなインパクトがありました」と感慨深げにふり返った。三浦さんは本作で、主人公・恩地(渡辺さん)とは対照的な道を歩む“悪役”的な存在・行天を演じているが「行天は、日本の礎を築いた世代の功罪の“罪”の部分の象徴的存在。でもいま冷静に考えたとき、間違っているけど、当時はそういう風にしか生きられなかったのではないかと思っています」と語った。監督曰く「行天はまさしく三浦さん!ピッタリの悪役でした」とのこと。松雪さんは、恩地を尊敬しつつ、行天と愛人関係になる美樹を演じた。2人との共演について「全体で4か月半の撮影の中で、私はひと月に1回のペースで現場に行っていました。すると、2人が身にまとっている空気や雰囲気が、時間と共に濃密になっていくのを身近に感じることができました」とふり返った。石坂さんは、ここ数年、日本を襲った激動をふり返りつつ「“沈まぬ太陽”とは日本のことではないか?いま西に傾きかけ沈もうとしているではないか?」と憂いの表情を見せ「それを沈めないために努力するのか?それとも、たとえ沈んでもまた明日の朝、新たな太陽が東に昇ることを期待するのか?時代がいま問うているのではないかということを鳩山さんに代わって申し上げたい」と力強く語った。恩地の妻・りつ子を演じた京香さんは「とにかく、りつ子として謙さんが演じる元(はじめ)を見つめていればいいか、という思いでした。意志を貫く素晴らしい男性として、尊敬して見つめていました」と撮影時の気持ちを明かした。渡辺さんは「男たちには会社があって、役職や場所で変化を表現することができるけど、りつ子がそれを表現できるのは、子供の成長くらい」とりつ子という役の難しさを説明し「一緒に年をとった感じです」と“夫”として妻への感謝と労いの気持ちを口にした。若松監督は完成披露を迎え感無量といった面持ち。「1年前のいまごろは“進まぬ太陽”なんて言われていましたが…」と自嘲気味にふり返りながらも「男の矜持を描きました」と誇らしげ。さらに「最近の芸能界は、男が逃げたり、責任を取らなかったり。そんな若い人たちにこそ観てほしい」と踏み込んだ言葉で作品を送り出した。渡辺さんは最後に、遠くロサンゼルスから「もしこの映画が明日への希望になればありがたいです」と作品をアピール!『沈まぬ太陽』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会■関連記事:ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!渡辺謙が渾身の直球を投げ込んだ『沈まぬ太陽』三浦友和は悪役がお似合い?
2009年09月19日6月に東京でクランクインした後、パリやロンドンでもロケが敢行されたクリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』)の最新作『Inception』(原題)。現在ロサンゼルスで撮影中の現場の様子が届いた。写真が撮られた12日に現場にいたのは、主演のレオナルド・ディカプリオと敵役らしい渡辺謙、そして『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジ。ストーリーの詳細は極秘扱いで、心の中の構造をも描くSFアクションとしか発表されていないが、8月のパリ撮影時にインターネット上に流出したコール・シート(撮影現場の俳優のスケジュール表)に主要キャストの役名が書かれてる。それによれば、レオが演じるコッブはCEOのような立場の人間で、渡辺は彼を脅迫するサイトウ、エレン・ペイジはコッブの助手になる大学院生役らしい。キャストは他に、ジョゼフ・ゴードン・レヴィット、マリオン・コティヤール、トム・ハーディ、トム・ベレンジャー、ノーラン版の『バットマン』シリーズ常連のキリアン・マーフィとマイケル・ケイン、レオの親友としても知られるルーカス・ハースなど多彩な顔ぶれ。監督自ら脚本も手がけ、独特のノーラン・ワールドの展開が楽しみな本作は、2010年公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Photo by Splash/AFLO■関連作品:Inception (原題)
2009年09月15日人間の本質を問う壮大なスケールの小説を数多く手がけてきた山崎豊子。「白い巨塔」、「大地の子」、「華麗なる一族」など、多くの作品がこれまでにTVドラマ化、映画化されてきたが、いまだ映像化されぬまま、山崎作品の中でも“最高傑作”と称されるのが「沈まぬ太陽」である。このたび満を持して、本作が映画化されることが決定、7月8日(水)に製作報告記者会見が開かれ、製作総指揮の角川歴彦をはじめ監督の若松節朗、主演の渡辺謙、三浦友和、石坂浩二が出席した。日本が高度経済成長を遂げた昭和40年代から昭和の終わりにかけての時代を舞台に、巨大な組織に翻弄されつつも自らの信念を貫き通す男の姿を描いた本作。国民航空の労働組合委員長を務める主人公・恩地元を演じた渡辺さんは、この作品を「例えるなら直球。コーナーなど狙わずに、結果を厭わずど真ん中に投げ込んでいます。(球速)160キロを狙える年齢ではありませんが、いまの自分に投げ込める最高の球を目指しました」と真剣な眼差しで語った。さらに、いまの時代にこの小説が映画化される意義について「『仕事って何?』、『会社とは?』、『生きるという意味は?』という問いかけが毎日のようにささやかれるようになったいまの時代、このタイミングをこの作品は待っていたように思います。僕自身、この映画を通じてそういったことを深く考えさせられました」と語った。そして「ひとつひとつのシークエンスに集中し、あまり先のことを考え過ぎずに臨みました!」と充実した表情で撮影をふり返った。国民航空の会長に就任する、会社の“良心”とも言うべき存在である国見を演じる石坂さんは「この役はモデルとなった方がいらっしゃるのですが、とにかく素晴らしい方で、繊維関係の会社におられたこともあってすごくおしゃれなんですね。外見的にもプレッシャーがありました」と語った。さらに、タイの空港をかつての羽田空港に模して行われたロケについてこんなエピソードを披露。「正月のシーンなのに、現地は34〜35℃、湿度70%ほどありました…。何としてでもオーバーを着てやろう!と思いまして(笑)。私と謙さんで真冬を演じているそのシーンも見どころです」と力を込めた。三浦さんが演じた行天は、出世と引き換えに労働組合の分裂を画策し、恩地らと袂を分かつ“悪役”である。自身が演じた役柄を三浦さんは「この時代の悪しき象徴」と言いつつも「撮影の5か月を通じて、だんだんこの男がかわいそうになってきた」とも。「自分の父親の世代を否定するような気持ちになりました。いまでこそ“仕事人間”、“家庭を顧みないお父さん”というのは、『本当の幸せは何か?』などと問いかけるドラマのテーマなどにもなりますが、この時代は仕事をしているのがお父さんで、家庭を守るのはお母さん。子供を顧みる時間もなく、生きることに必死な時代だったんだと思います。不況と言われながらも豊かな経済大国になったいま、その時代の方々を否定してはいけないという思いが強くなりました」と胸の内を明かした。ちなみに、あまり悪役のイメージのない三浦さんの起用について若松監督は「友和さんは柔らかい方で、本人も自身を善良だと思っているようですが、実は悪いやつのような気がしました(笑)」とコメント。果たしてその悪役ぶりは――?この日は、原作者の山崎さんからもメッセージが届けられた。若松監督と会った際に「この作品が映像化されるまで死ねない」と語っていたという山崎さん。「(映画化に)勇気を持って挑戦してくださり、本当に嬉しく、完成がいまから待たれます。索漠とした希望の見えない現代において、『沈まぬ太陽』が荘厳な光として輝き、明日を約束してくれることを切に、切に願います」と思いを寄せた。『沈まぬ太陽』は10月24日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会
2009年07月10日