トレンドマイクロは4月8日、Adobeが2011年に更新プログラムを公開して修正済とされた脆弱性「CVE-2011-2461」が、依然として影響を及ぼしていると公式ブログで説明している。セキュリティリサーチャーのLuca Carettoni氏とMauro Gentile氏が調査を行った。Flash基盤のインターネットアプリケーション作成の際に利用されるソフトウェア開発キット「Adobe Flex SDK」に、この脆弱性は存在する。この脆弱性は「修正プログラムをAdobe Flex SDKに適用するだけ」で解決すると思われる可能性があるが、実際は修正プログラムの適用は解決策の一部に過ぎず、Flex SDKの更新と同時に使用するアプリケーション内のSWFファイルの脆弱性も確認する必要があり、その上で修正を施す必要がある。脆弱性を抱えたSWFファイルは、他のWebサイト上で同一生成元のクロスサイトリクエストフォージェリ(Cross Site Request Forgeries、CSRF)を用いた攻撃に利用される可能性がある。この攻撃で攻撃者は不正なWebサイトへ対象者を誘導する。不正なWebサイト上でFlashのオブジェクトを読み込ませた後、脆弱性を抱えたSWFファイルがホストされた正規のWebサイトから、脆弱性を抱えたFlashファイルを読みこませる。これにより、正規のWebサイト上から、Cookieとして保存された認証情報やその他の情報が窃取されてしまうという。サイトユーザーはこれにより、個人情報を盗み取られるだけでなく、攻撃者らがユーザーになりすまし、Web上でCookie情報を利用して何らかの取引を実行する可能性もあるとしている。この脆弱性は、ユーザーが利用しているAdobe Flash Playerのバージョンによらず、脆弱性を抱えたFlashファイルが存在するかぎり、被害が発生するとしている。Webサイト管理者側の対策としては、テストツール「ParrotNG」を使用してWebサーバのFlashファイルをスキャンし、もし脆弱性を抱えたファイルが確認された場合は、「修正されたバージョンの Adobe Flexを使用してFlashファイルを再コンパイルする」か、再コンパイルを避けたい場合は「Adobe提供のツールを使用して脆弱性を抱えたSWFファイルを修正する」のいずれかを行うよう呼びかけている。Adobe提供ツールの具体的な使用法については、Adobeのヘルプサイトを参照のこと。エンドユーザー側の対処法としては、リンク、とりわけソーシャルメディアやチャット経由で受信したリンクをクリックする際に細心の注意を払うこと、また、Flashを無効にすることも有効な対策になる。
2015年04月13日米Appleは4月8日(現地時間)、パフォーマンスの向上とバグ修正を目的としたiOS 8のアップデート「iOS 8.3」の提供を開始した。「Wi-FiおよびBluetooth」「画面の向きと回転」「メッセージ」「ファミリー共有」「CarPlay」「エンタープライズ」「アクセシビリティ」といった機能で、リリースノートに記載されているだけでも50近い改善と修正が行われている。同社はiOS 8.3の開発からiOSにもBeta Software Programを拡大し、広く一般からフィードバックを収集していた。新機能は、300以上の新しい絵文字が加わった新デザインの絵文字キーボード、迷惑メールを「メッセージ」から直接報告できる機能、連絡先に登録されている人以外から送信されたiMessageをフィルタする機能など。また最新のiCloudフォトライブラリに対応し、同日にリリースされたOS X 10.10.3に含まれるOS X版の「写真」アプリと連係する。
2015年04月09日トレンドマイクロは23日、エクスプロイトキット「Nuclear Exploit Kit」が、2015年3月に修正されたばかりのAdobe Flash Playerの脆弱性(CVE-2015-0336)を利用するよう改変されていたと発表した。今回の攻撃に利用されたエクスプロイトコードは、同社製品で「SWF_EXPLOIT.OJF」の名前で検出されるもの。Internet Explorerの修復ツールや、日本の成人向けWebサイトを改ざんしたサイトを介して、「hxxp://_ibalinkmedia[.]com/S0ldSAZRTlpQVV8MXFhfUVcMUx1RW14.html」に誘導されたのち、Flashのエクスプロイトコードが読み込まれる。同社は上記URLが「Nuclear Exploit Kit」による攻撃で使われたURLと一致すること、誘導先のWebサイトの内容が「Nuclear Exploit Kit」のものと一致することから、確認された攻撃が「Nuclear Exploit Kit」を利用するものと判断。同社のクラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network」のフィードバックによると、8,700人以上のユーザーが既に上記URLを訪れており、その90%以上が日本のユーザーという。CVE-2015-0336は、米国時間3月12日に公開されたAdobe Flash Player最新版に含まれる修正プログラムのひとつで、コード実行の恐れがある脆弱性に対処する。Adobe Flash Player最新版は「17.0.0.134」(24日時点)だが、トレンドマイクロの調査によると、まだ多くのユーザーが旧バージョン「16.0.0.305」を利用しているため、同社はFlash Playerのアップデートの重要性を改めて告知している。
2015年03月24日PHPデベロップメントチームは3月19日から20日にかけて、複数のバグと脆弱性を修正したPHPの最新版を公開した。公開されたバージョンはPHP 5.6系、5.7系、5.8系のすべてのバージョン。PHPデベロップメントチームではすべてのユーザに対し最新版へのアップグレードを呼びかけている。公開された最新版のバージョンはそれぞれ次のとおり。PHP 5.6.7PHP 5.5.23PHP 5.4.39今回のアップグレードで修正された脆弱性はCVE-2015-0231、CVE-2015-2305、CVE-2015-2331の3つ。最新版は「ダウンロードページ」からダウンロードできるほか、Windows向けのバイナリパッケージは「PHP for Windows」のページからダウンロードできる。
2015年03月23日LINEは16日、公式ブログにて「LINE」アプリの一部利用環境における脆弱性について、該当部分の修正が完了したと発表した。同社は、安全な状態で「LINE」アプリを利用するためにも、日頃からアプリを最新バージョンに更新することを強く薦めている。「LINE」アプリの脆弱性は、同社がJPCERT/CCおよびIPAより、2月3日に報告を受けたもの。通常の3G/LTE回線や、自宅・学校・会社などにおいて信頼できる管理者が設置した無線LAN回線ではなく、悪意のある第三者が中間者攻撃を目的に設置した無線LANに任意で接続した場合に、「LINE」アプリのデータが取得・改ざんされる可能性があった。同社は脆弱性を修正した最新版を、iOS版では3月4日に、Android版では3月10日にリリースしている。なお、この脆弱性による被害は確認されていないという。そのほか、悪意のある第三者が、友だち表示名に不正なプログラムコードを埋め込んだ状態で友だち申請をし、そのコードが実効されると、「LINE」アプリないの情報が閲覧・改ざんされる可能性があるという脆弱性もあった。この脆弱性については、2月3日に報告を受けた直後、サーバー側で修正を完了したという。同社は、「報告を受けた部分については既に修正が完了している」とした上で、安全な状態で「LINE」アプリを利用するためにも、日頃からアプリを最新バージョンに更新することを強く薦めている。また、街中などで誰でも接続できる状態になっている無線LANの利用にも併せて注意を呼びかけている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月16日LINEは3月16日、LINE内のデータが取得・改ざんされる可能性のある脆弱性を修正したと発表した。この脆弱性は、悪意のある攻撃者が"中間者攻撃"を目的に設置した無線LANを利用した場合、LINEのデータを取得・改ざんされる可能性があるというもの。具体的には、LINEアプリ内の「その他」にあるページを開く、あるいはメッセージやタイムラインに投稿されたURLへアクセスした場合に、LINE内の「トーク内容」や「友だち一覧」「ユーザー自身のプロフィール情報(LINE上の表示名や内部識別子、ひとこと、設定写真)」「グループリスト」「位置情報(OSで許可している場合)」「「webview内で読み込まれるcookieなどの情報」を取得・改ざんされる可能性がある。LINEでは2月にJPCERT/CCとIPAより脆弱性の報告を受け、3月4日にiOS版、10日にAndroid版の修正アップデートを提供した。この脆弱性による被害は確認されていないという。中間者攻撃は、見知らぬアクセスポイントなどに接続して行われるため、攻撃被害を受けるケースは限定的とみられる。その一方で、SSIDを公衆無線LANなどと同じものに設定してなりすますケースもあるため、注意が必要だ。LINEでは早急なアップデートを呼びかけている。
2015年03月16日PHPデベロップメントチームは2月19日、サポートしているすべてのバージョンのPHPに対して最新版をリリースした。新しいバージョンでは複数のバグが修正されているほか、2つの脆弱性(CVE-2015-0235、CVE-2015-0273)が修正されており、PHPデベロップメントチームはすべてのユーザへ対して修正が実施された最新版へのアップグレードを推奨している。最新版はPHP 5.6.6、PHP 5.5.22、PHP 5.4.38となっており、PHPのダウンロードページから入手可能。バグ修正や脆弱性対策以外では、公開されたすべてのバージョンでマルチラインヘッダのサポートが廃止された点などが注目される。マルチラインヘッダはすでにRFC 7230において非推奨とされている。加えて、5.5.22にはexec、system、passthruに対してNULLバイトプロテクションの機能が追加されている。
2015年02月23日トレンドマイクロは2月5日、Internet Explore(IE)に未修正の同一生成元ポリシーの制約を迂回する脆弱性を確認し、その内容を公開した。この脆弱性を利用すると、「ユニバーサルクロスサイトスクリプティング(Universal XSS、UXSS)」と呼ばれる攻撃が可能になる。一般に「クロスサイトスクリプティング(XSS)」と呼ばれる攻撃は、脆弱なWebアプリケーションが設置されているドメイン上で起こるものだが、Universal XSS(UXSS)と呼ばれる攻撃は、任意のドメイン上での任意のスクリプト実行が可能となる。攻撃者は不正に細工したURLをネット利用者に踏ませ、他の不正サイトへ誘導することができる。攻撃の例として、より巧妙なフィッシングサイトの構築が考えられ、ユーザは、悪意あるリンクをクリックしたとき、正規のオンラインバンキングサイトのドメインにリダイレクトした上で、攻撃者が用意したフィッシング用の画面を見せられ、正規ドメインにアクセスしているように見えながらも攻撃者に認証情報を送信してしまう。フィッシングは通常は偽ドメイン上で行われるのに対し、今回のようにUXSSが可能な状況では正規ドメイン上で行われることになる。UXSSを利用したフィッシングは、より巧妙かつ悪質としている。
2015年02月09日PHPデベロップメントチームは1月25日、複数の脆弱性の修正を行ったPHPの最新版を公開した。PHP 5.6系、PHP 5.5系、PHP 5.4系のそれぞれについて修正版が公開されている。最新版に関する情報は、以下のページから取得できる。PHP 5.6.5 is availablePHP 5.5.21 is availablePHP 5.4.34 is available今回のアップデートでCVE-2015-0231、CVE-2014-9427、CVE-2015-0232に関する脆弱性が修正されている。PHPデベロップメントチームはPHPを利用しているすべてのユーザーに対して問題が修正されたバージョンへのアップグレードを推奨している。PHPはWebサイトやWebアプリケーションなどの開発、CMSの開発などで採用されることが多いプログラミング言語。PHPを使って開発されたソフトウェアを使用している場合、対象となるソフトウェアのみならず、プラグインやエクステンション、スキンといった関連して使用しているソフトウェアのセキュリティ脆弱性情報などを収集して適切にアップデートを実施していくことが推奨される。
2015年01月27日12月18日(米国時間「)、分散型バージョン管理システム「Git」に脆弱性(CVE-2014-9390)があるとして、修正版が公開された。修正版のバージョンは「v2.2.1」で、メンテナンス対象のバージョンについても、それぞれ修正版としてv1.8.5.6、v1.9.5、v2.0.5、v2.1.4が公開された。今回発見された脆弱性を悪用されると、本来は上書きが許可されていない「.git/config」ファイルが上書きされ、Gitのクライアント上で任意のコマンドを実行されるおそれがある。影響を受けるのは、WindowsとOS Xで、MicrosoftとAppleはそれぞれパッチを公開している。Microsoftは自社のブログでGitの脆弱性について説明を行い、「Visual Studio 2013 RTM」「Visual Studio 2013 Update 4」「Visual Studio 2012 VSIX」に対し、パッチを公開している。Appleは、OS X Mavericks v10.9.4以降に対し、「Xcode 6.2 beta 3」を公開している。
2014年12月22日パナソニックは10月31日、2014年度通期の連結業績予想数値を上方修正した。営業利益を従来予想から400億円上回る3,500億円、純利益を従来予想から350億円上回る1.750億円とした。同日発表した2014年度第2四半期の連結決算では、売上高は前年同期から横ばい37,229億円、営業利益が前年同期比21%増の1,770億円、純利益が同48%減の809億円となった。住宅用ソーラーとカーナビなどの車載関連事業がグローバルで堅調に推移した。第2四半期の決算を部門別にみると、アプライアンス部門がモーターなどのデバイスやエアコン事業が好調で141%の大幅増益。AVCネットワークス部門ではプラズマディスプレイパネル事業からの撤退などにより減収となったが、PCやタブレットなどのBtoB領域で販売を伸ばして営業利益39億円の黒字化を達成した。
2014年10月31日米Appleは29日(現地時間)、UNIX系OSで使用されているシェルBashの脆弱性を修正するパッチ「OS X bash Update 1.0」をリリースした。サポートサイトのダウンロードページで、OS X Mavericks用、OS X Mountain Lion用、OS X Lion用がダウンロード可能になっている。この脆弱性はBashバグと呼ばれており、この脆弱性を狙った攻撃者にデータを盗み取られたり、システムの制御を奪われる恐れがある。深刻かつ影響が及ぶ範囲が広い脆弱性として、セキュリティベンダーやOSベンダーが注意を呼びかけていた。OS XもBashを含むためMacユーザーの間に懸念が広がったが、OS Xはデフォルトで遠隔からの攻撃からユーザーを保護するように設定されており、Appleは「ユーザーが高度なUNIXサービスを設定していない限り、ほとんどのユーザーは安全」という見解をメディア各社に提供していた。OS X bash Update 1.0が公開された時点でOS Xのソフトウエア・アップデートを通じた提供はなく、今回のUpdate 1.0リリースは緊急の対策が必要なユーザーのサポートである可能性が高い。
2014年09月30日峰なゆかの人気コミックの実写化で、壇蜜の連続ドラマ初主演作となる「アラサーちゃん 無修正」の女性限定試写会が7月21日(祝・月)に開催。壇蜜さんを始め、川村陽介、忍成修吾、みひろ、今野浩喜(キングオブコメディ)、信川清順が来場し赤裸々なトークを繰り広げた。モテと自我の間で立ち位置を決めかねている30歳のアラサーちゃんを始め、やり手だがチャラいオラオラ君、書店員のメガネ男子・文系くん、ぶりっ子で男を転がすゆるふわちゃん。ごくごく平均的な大衆くんなど個性的なキャラクターたちの言動が“アラウンド30”の恋愛やセックスの本音、本質をあぶり出していく。最初にアラサーになっての“変化”を尋ねられると、「まあ増える、白髪が(苦笑)」という壇蜜さんを始め、「こんなところにも生えるのかってところに(笑)」(みひろさん)、「鼻の穴にまで!」(今野さん)など一同、白髪の増加を挙げてため息。また壇蜜さんは、年齢を重ねて良かったことを尋ねられ「『あなたみたいな人が袋とじのグラビアに出て恥ずかしくないんですか?』と言われるんですが、『恥ずかしいから袋に閉じられているんです』とエクスキューズできるようになったことですかね?」と語り笑いを誘う。会場に来場した原作者の峰先生から「劇中で好きな異性のキャラ」を尋ねられると、壇蜜さんは、“年下くん”の存在を挙げ「マニュアル通りの恋愛を仕掛けてくるんだけど、むしろ好き(笑)。一回でいいから(こういう恋愛に)遭遇してみたい。可愛いと思います」と意外なチョイスを明かす。キャスト陣にとっても、演じながら「あるある」と頷いてしまうシーンや「異性ってこうなのか?」と驚いてしまうシーンが多いよう。みひろさんは「アラサーちゃんが『(セックスの体位で)バックが好き』と言いますが、分かります(笑)。表情を作らなくていいので。『あぁ、うんうん』と思った自分がいました」と過激な告白で会場を沸かせる。現場でも、ついついこうした話題で盛り上がってしまうことも多かったよう?今野さんは「公衆の前にそれを出していいか…?こっちは(感覚が)バカになってるんで」と苦笑しつつも、「(劇中に)セックスのことを『H』と言う男はヘタだというのが出てくるんですが、オレ、言うんですよ(苦笑)。これまで『ヘタ』と言われたこともないけど『上手い』とも言われたこともない…」と複雑そうな表情を見せ会場は笑いに包まれた。川村さんは「女性が『浮気してるでしょ?』と聞いたとき、『なんで?』と言う男はクロというのは『なるほど』と思いました」としみじみと語っていた。劇中でも様々なベッドシーンが満載。第1話の冒頭からいきなり過激なシーンが登場するが、壇蜜さんの相手役を務めた川村さんは「こっぱずかしいです。TVでこれが流れるのか…?」とやや困惑気味。壇蜜さんは「近年、稀に見る男性陣の迫真の露出が見どころです」とアピールしていた。「アラサーちゃん 無修正」はテレビ東京・テレビ大阪ほかにて7月25日(金)深夜0:52より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2014年07月22日映画ファンからカルト的な人気を誇る“トロマ・エンタテインメント”の代表作『悪魔の毒々モンスター ノーカット無修正完全版』と、最新作『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』が3月に連続上映されるのを記念して“毒々しい”予告編が公開された。両作品とも映画倫理委員会(映倫)から“R18+”指定を受けた衝撃作だ。『悪魔の毒々モンスター…』『チキン・オブ・ザ・デッド…』予告編“トロマ”は、ロイド・カウフマンとマイケル・ハーツが1974年に設立した映画製作配給会社。ニューヨークを拠点に、約40年にわたってハリウッドの大手映画会社が扱わない過激な題材のアクション、ホラー、コメディや珍作などを製作し、同時に世界各国の新しい才能を発掘して世に送り出してきた。そんなカウフマンとハーツのコンビが手がけた『悪魔の毒々モンスター』は、不良グループのいじめによって有毒廃棄物のドラム缶に飛び込み、醜いモンスターになってしまったメルヴィンが、街のクズどもを退治していく姿を描いた作品。1987年に上映された日本公開版は、残酷シーンで映像の明暗を反転させる処理を行っていたが、今回はアクションも残酷シーンも、毒々しさ全開の無修正版で登場。かつてはスタンダード(画面比4:3)の天地を切ってビスタサイズ(16:9)で上映されていたが、今回は、ビスタの中央にスタンダードの全画面を収録したその名も“トロマ式ワイドスクリーン<トロマスコープ>”で上映される。このほど公開された予告は、カウフマン監督と主人公の毒々モンスターが日本の観客にメッセージをおくるファン垂涎の展開で幕を開け、その後は見た目は少し醜いが、老人には優しい“毒々モンスター”こと主人公メルヴィンが悪党どもをブチのめす映像が次々に登場する。アクション、血、可愛いお姉ちゃん、爆発、モンスターはトロマの華だけに、最新作『チキン・オブ・ザ・デッド…』ともども“R18”の指定は、トロマ映画的には“品質保証”を受けたようなもの。40年以上、世界中の映画ファンをトリコにしてきた“毒々”が無修正版で日本のスクリーンに登場する。『悪魔の毒々モンスター〈ノーカット無修正完全版〉』3月2日(土)より新宿武蔵野館にてレイトショー上映『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』3月23日(土)より新宿武蔵野館にてレイトショー上映
2013年02月08日1984年に製作され、日本でも大ヒットを記録した映画『悪魔の毒々モンスター』のノーカット無修正完全版が来年早春に公開され、本作を手がけたロイド・カウフマン監督のゾンビ・ミュージカル『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』が日本初公開されることが決定した。その他の情報『悪魔の毒々モンスター』は、伝説の映画会社トロマが生み出した傑作映画。トロマは、ロイド・カウフマンとマイケル・ハーツが1974年に設立し、NYを拠点にアクション、ホラー、コメディなど数々の作品を送り出してきた映画製作配給会社。“米国史上最も長寿なインディペンデント系映画会社”とも称されるトロマには熱狂的なファンも多く、トロマ映画は、日本公開時になぜか邦題に“毒々”の2文字がつけられることが多い。このほど“ノーカット無修正完全版”として公開される『悪魔の毒々モンスター』は、不良グループのいじめによって有毒廃棄物のドラム缶に飛び込み、醜いモンスターになってしまったメルヴィンが、街のクズどもを退治していく姿を描いた作品。トロマ史に残る大ヒットで、アニメ化、ミュージカル化もされたカルト映画だ。また、このほど上陸する『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』は、カウフマンが2008年に監督した作品で、ネイティブ・アメリカンの墓地跡に建てられたフライドチキンのチェーン店でチキンを食べた人々が次々とゾンビ化し、巨大なチキン・モンスターになって暴れまわる様を、なぜか歌って踊って描いたミュージカル調のスペクタクル映画。登場するキャラクターも童貞の接客係やレズビアンのガールフレンド、自爆テロが趣味の過激派従業員などスクリーン越しに毒が漏れ出してくるような強烈さで、全米公開時には絶賛を集めた。両作品とも来年の早春に、東京の新宿武蔵野館でレイト公開される。『悪魔の毒々モンスター〈ノーカット無修正完全版〉』『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々バリューセット』2013年早春、新宿武蔵野館にて連続レイトショー上映
2012年12月14日クリエイティブ事業を手掛ける「DCアーカイブズ」は9日、人物専門の写真修正・画像加工サービス「美女フォト」に、男性版写真修正サービス「美男フォト」を追加オープンした。このサービスは、8月にスタートした人物写真レタッチサービス「美女フォト」の男性版。多くのフォトブランドの画像処理や広告ビジュアル制作に携わってきたプロが、ユーザーの写真を修正する。修正内容はセットプラン化され、分かりやすく手頃な料金体系を狙った。用意されるプランは、色調補正や美肌加工、目の修正など目立つ部分を修正する「ライト」(2,940円)、顔の大きさから各パーツの修正まで、顔全体をレタッチする「スタンダード」(4,935円)、顔、体形、全身を修正する「プレミアム」(5,985円)の3種類。また、美女フォトにはない「美男フォト」だけのサービスとして、ヘリコプターやワイルドな背景、ダンディなパーツ、3DCGなどを組み合わせて映画やポスターの1場面のようなシーンに仕上げる「ダンディクリエイト」(要見積もり)も用意された。修正前後の写真比較やサービスの詳細内容は「美男フォト」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日サントリー食品インターナショナルは6日、炭酸飲料「オランジーナ」の2012年販売計画を、当初計画の4倍にあたる800万ケースに上方修正すると発表した。同商品は、1936年にフランスで誕生。オレンジなどの柑橘系果汁が12%入った炭酸飲料で、日本では3月27日に発売。1カ月後の4月26日には当初計画の200万ケースを突破し、製造能力を2倍に引き上げるなど生産体制を強化した。さらに、発売約3カ月にあたる6月28日には販売実績が400万ケースを超えたことから、今回、年間販売計画を800万ケースに上方修正したという。好調要因として同社は、「従来の炭酸ユーザーに加え、今まで炭酸をあまり飲用していない30代以上の”大人世代”ユーザーも獲得したこと」を挙げている。420mlペットボトル(140円)と280ml缶(115円)が現在販売されている(共に税抜)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日中間純利益で250億円の上方修正東京海上ホールディングス株式会社は5日、本年5月20日に公表していた平成23年3月期第2四半期累計期間の業績予想を、修正することを発表した。修正の対象となる期間は4月1日~9月30日までで、今回発表の数値では経常収益が1兆7,200億円、経常利益が1,480億円、中間純利益が950億円などとなった。5月予想時点では、それぞれ1兆7,100億円、1,050億円、700億円であったため、経常利益で430億円、中間純利益で250億円の上方修正となった。前年同期と比べると同社の前年同期の経常収益は約1兆8,700億円で、本年は約1,500億円の減少となる。けれど前年同期の経常利益は約1,050億円、中間純利益は約710億円であったので、本年の数値はいずれもこれを上回る予想だ。東京海上ホールディングスは、予想の上方修正の理由として、主に東京海上日動火災保険の運用が好調であったと、下記のようにコメントを発表した。これは、円高の進行により、支払備金の積み増し負担が減少し、金融派生商品損益が増加する見込みとなったことによるものです。
2010年11月13日不況に負けず上方修正!第一生命保険株式会社は10月29日、5月14日に公表した第2四半期累計期間(平成22年4月1日~平成22年9月30日)の業績予想を上方修正した。これは同社の最近の業績動向を踏まえたもので、5月発表時の予想では、経常収益が2兆1,030億円、経常利益が740億円、当期純利益が110億円となっていた。それが今回の予想では、経常収益が2兆2,620億円で1,590億円の増。経常利益が1,010億円で270億円の増、当期純利益が290億円で180億円もの増加となった。理由は金融派生商品同社は上方修正に至った理由として、運用環境の悪化に備えていた、リスクヘッジ目的の金融派生商品関連の収益を計上したことによって、運用収益が増加したことなどがよい方向に影響したとしている。同社はこの発表の締めくくりに、通期の予想について以下のようなコメントを付加している。平成23年3月期 通期の業績予想については現在精査中であり、業績予想の修正の必要が生じた場合は、速やかに開示することと致します。
2010年11月02日