森永製菓はこのほど、東京工科大学 前田憲寿教授(医学博士)と共同で行った研究により、酒粕と米麹を使用した甘酒の飲用が、目の下のクマの改善に効果があることを明らかにした。同社は、甘酒が持つ健康効果に関する研究を進めている。これまでの研究では、甘酒には暑さからのストレスの回復を早める効果があることがわかっていたが、今回は「目の下のクマ」や「髪のツヤ」などの美容効果について検証。40~60代の便秘気味で肌荒れが気になる女性17名を対象に効果試験を実施した。私見では対象者を2群に分け、一方には「酒粕、米麹入りの甘酒」(甘酒群)、もう一方には「酒粕・米麹なしの甘酒風味の飲料(プラセボ)」を、1カ月間にわたって毎日朝・晩の2回飲用してもらった。いずれもカロリーや風味は同じようにあわせ、対象者には内容を知らせない「シングルブラインドテスト」とした。1カ月間の継続飲用の結果、測定装置を使用した「目の下のクマ」の評価では、甘酒群は「目の下のクマの明るさの有意な改善」が認められた。対象者自らが感じる主観的評価でも、甘酒群のみが、目の下のクマの明るさに対して有意な改善を感じており、実感を伴った結果であることがわかる。また、「皮膚の表面湿度」についても、甘酒群のみが飲用後は湿度の上昇が確認できた。主観的評価でも、「髪のつや」「朝の目覚めの良さ」が、甘酒群のみ有意な改善を感じている。同社では「『酒粕と米麹を使用した甘酒』を継続的に引用することで、美容や健康に良い影響が期待できることが示唆された。今後も甘酒に関する研究に取り組んでいく」としている。
2015年05月15日メイクでもなかなか隠しきれない、しつこいクマ。目の下のクマは、疲れた印象を与え、見た目年齢も大幅に老けさせてしまいます。クマには、その原因によっていくつかのタイプがあります。それぞれのタイプに合ったケアを行わないと、改善しないばかりか逆効果になってしまうことも。自分のクマのタイプをしっかり見極めて、適切なケアを行いましょう。■睡眠不足やストレスによる「青クマ」毛細血管が多く、皮膚が非常に薄い目元まわり。その血流が滞ると、血液中に新鮮な酸素が少なくなるため色が暗くなり、薄い皮膚を通して「青クマ」となってあらわれます。「青クマ」の原因は、睡眠不足や目の疲れ、ストレス、ドライアイなど。特に、長時間のパソコンやテレビゲームなどの使用は、目を酷使することによって肩や首がこり、顔全体の血行不良を引き起こしてしまいます。「青クマ」のケアは、血液の流れをよくすることがポイントです。目元をホットタオルで温めると、目の周りの血行を促進することができます。また、しっかりと睡眠をとることも大切です。目の下のマッサージも効果的ですが、強くこするとかえってクマやシワを引き起こすことにもなりかねません。ローションやクリームを使い、優しく行ってください。■メラニン色素の沈着による「茶クマ」メラニン色素の沈着によるシミやくすみが茶色いクマとなってあらわれるのが「茶クマ」です。「茶クマ」の大きな原因が、クレンジングやスキンケア時の肌への強い摩擦。普段から目をこする癖のある人や、皮膚の弱い人も、この「茶クマ」になりやすい傾向にあるようです。「茶クマ」には皮膚に刺激を与えるマッサージは逆効果です。メイクオフの際もゴシゴシこすらず、アイメイクは専用のクレンジングで優しく落とすようにしましょう。また、紫外線は「茶クマ」の色素沈着を進ませ、クマを濃くしてしまいます。日頃から目元のUVケアをしっかりと、さらにビタミンCなどの美白ケアを行うようにするとよいでしょう。■シワやたるみによる「黒クマ」目元の皮膚は年齢とともに薄くなっていくため、目の下のたるみを引き起こします。そのたるみやシワが皮膚に凹凸を作り、その影が暗いクマのように見えるのが「黒クマ」です。もともと目が大きい人や、目の下の脂肪が多い人は、この「黒クマ」になりやすい傾向にあるようです。「黒クマ」解消には、まず目元の保湿を。乾燥により小じわが増えると、クマをさらに濃く見せてしまいます。むくみを解消するためのマッサージなども効果的です。目元だけでなく、冷え対策など、全身の代謝アップに心がけましょう。また、クマを今すぐ消したい! というときに活躍するのがコンシーラー。「青クマ」にはオレンジ系、「茶クマ」にはイエロー系の色を選ぶと効果的です。元々の肌に比べて色が明るすぎると、かえってクマを目立たせることになってしまうので注意しましょう。
2013年02月06日