マンダリン オリエンタル ホテルは、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」として3軒の新規リゾートホテルを香川の高松、直島などの瀬戸内エリアにオープン。2027年から2030年にかけて、順次開業する。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」高松、直島など3つの新ホテル「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」は、東京に次いで国内2か所目となるマンダリン オリエンタル ホテル グループのホテル。香川の高松、直島にそれぞれブティック型ホテルをオープンする他、瀬戸内エリアの他の島にもウェルネス施設を併設したホテルを開業する見通しだ。それぞれのホテルでは地域の美しい自然と豊かな伝統を尊重し、周囲の環境と調和するようなデザインを計画。四国地域の伝統工芸士・芸術家とのコラボレーションや、地域の素材・建築様式が随所に採用される予定だ。各施設間を移動できるプライベート・ヨットツアーまた、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」では、宿泊客がプライベートヨットで各施設間を移動できるクルーズサービスの導入も計画。プライベート・ヨットツアーを通して、瀬戸内エリアの島々の多彩な魅力、景観を楽しむことができそうだ。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松」駅隣接のリゾートホテル都市型リゾートホテル「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松」 は高松駅に隣接し、まさに瀬戸内への玄関口にオープン。高松空港からも車でわずか30分程の好立地で、瀬戸内海の島々をボートで探索する際の宿泊拠点としても最適なロケーションとなっている。美しいオーシャンビューを楽しめる客室は計92室を用意。この他、館内にはレストランやバー、スパ、ウェルネス施設も完備する。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」モダンな旅館スタイル国際的な現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」や、クロード・モネの《睡蓮》シリーズを展示する地中美術館、草間彌生の代表作ともいえる《南瓜》などを鑑賞できる、現代アートの聖地として知られる直島には、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」が開業へ。全22室を備えるモダンな日本旅館スタイルのホテルとして、800年以上の歴史を誇る名家・三宅家の屋敷がある場所に誕生する。「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島」本館内には旅館スタイルのスイートとヴィラを用意する。また、町に溶け込むような形で点在する離れ3棟にも宿泊可能。それぞれプライベートテラスと日本庭園が併設されており、直島の暮らしを体感しながら豊かな時間を満喫することができる。【詳細】■マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 高松開業時期:2027年夏場所:香川県高松駅隣接■マンダリン オリエンタル 瀬戸内 − 直島開業時期:2027年夏場所:香川県香川郡直島町
2023年12月18日隈研吾建築都市設計事務所によるサウナ施設「サザエ(SAZAE)」が、香川県・直島のグランピング型リゾート施設「サナマネ(SANA MANE)」内に誕生。2022年10月上旬にオープンする。宿泊者のみ利用可能で、9月末より受付を開始予定。直島に新サウナ施設「サザエ」「サナマネ」は、おだやかな気候と美しい自然を有し、現代アートの聖地としても知られている直島のグランピング施設。テントサウナの好評を受けてオープンする新サウナ施設「サザエ」は、その名の通り、巻貝を彷彿とさせるころんとした造形が特徴だ。柔らかな曲線が描くその美しいフォルムは、存在感がありながら、瀬戸内海に浮かぶ直島の風景に自然と溶け込んでいます。“巻貝”に入り込んだかのような内部空間「サザエ」の内部も、まさに貝殻の中に入り込んだかのような空間。天に向かって緩やかに渦巻く壁面と、穴の空いた天辺で構成されている。通常は、温度を逃さないよう、サウナの天井穴は避けられるものだが、オリジナルの吸排気システムを導入することで、この構造を実現させた。採光は、空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間によって移り変わる、自然の光を楽しむことができます。座面は、身体にぴたりとフィットする曲線構造。素肌で触れても不快感のない“つるっ”とした質感の木肌で、ストレスなく汗を流すことができます。建物の脇に設けた水風呂は、空間をたっぷりと使った余裕のある広さ。大の字で寝転がり、空を見上げながら浸ることができます。隈研吾建築都市設計事務所が設計なお、「サザエ」の設計は、隈研吾建築都市設計事務所の隈太一が担当。【詳細】「SANA MANE GLAMP DOMES」新サウナ施設「SAZAE」オープン時期:2022年10月上旬予約開始時期:9月末予定※「SANA MANE GLAMP DOMES」宿泊者のみ利用可能。住所:香川県香川郡直島町横防2182TEL:0878-13-3177※プラン・料金・収容人数等、施設の詳細は後日発表予定。
2022年09月13日隈研吾建築都市設計事務所によるサウナ施設「サザエ(SAZAE)」が、香川県・直島のグランピング型リゾート施設「サナマネ(SANA MANE)」内に誕生。2022年10月上旬にオープンする。宿泊者のみ利用可能で、9月末より受付を開始予定。直島に新サウナ施設「サザエ」「サナマネ」は、おだやかな気候と美しい自然を有し、現代アートの聖地としても知られている直島のグランピング施設。テントサウナの好評を受けてオープンする新サウナ施設「サザエ」は、その名の通り、巻貝を彷彿とさせるころんとした造形が特徴だ。柔らかな曲線が描くその美しいフォルムは、存在感がありながら、瀬戸内海に浮かぶ直島の風景に自然と溶け込んでいる。“巻貝”に入り込んだかのような内部空間「サザエ」の内部も、まさに貝殻の中に入り込んだかのような空間。天に向かって緩やかに渦巻く壁面と、穴の空いた天辺で構成されている。通常は、温度を逃さないよう、サウナの天井穴は避けられるものだが、オリジナルの吸排気システムを導入することで、この構造を実現させた。採光は、空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間によって移り変わる、自然の光を楽しむことができる。座面は、身体にぴたりとフィットする曲線構造。素肌で触れても不快感のない“つるっ”とした質感の木肌で、ストレスなく汗を流すことができる。建物の脇に設けた水風呂は、空間をたっぷりと使った余裕のある広さ。大の字で寝転がり、空を見上げながら浸ることができる。隈研吾建築都市設計事務所が設計なお、「サザエ」の設計は、隈研吾建築都市設計事務所の隈太一が担当した。【詳細】「SANA MANE GLAMP DOMES」新サウナ施設「SAZAE」オープン時期:2022年10月上旬予約開始時期:9月末予定※「SANA MANE GLAMP DOMES」宿泊者のみ利用可能。住所:香川県香川郡直島町横防2182TEL:0878-13-3177※プラン・料金・収容人数等、施設の詳細は後日発表予定。
2022年09月04日瀬戸内海の“現代アートの島”直島に本格旅館「ろ霞」が、2022年4月にオープンします。“現代アートの島”に全室スイートの本格旅館オープン瀬戸内海に浮かぶ直島は、古い町並みと、草間彌生や隈研吾ら著名なアーティストたちの作品が調和する“現代アートの島”として世界的に名を知られています。2022年4月には、直島を含む瀬戸内諸島12島と本土・四国の3港周辺にて、世界中の現代アート作品が集結する国内最大規模のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭」を開催予定。そんな直島の中心本村まで徒歩2分という好立地に、本格旅館「ろ霞」が開業します。同館は、古き良き日本の旅館を基本としながら、随時企画展を実施するなど、アーティストの作品の出会いの宿となります。若手現代アーティストの作品を客室やレストランにて展示販売全室スイートとなる客室は、スイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室で構成。「和」の時間を過ごしてもらいたいという思いのもと設計された空間には、露天風呂や畳の上に敷く布団に近いベッド、若手現代アーティストの作品が飾られた和風のリビングが備えられています。また、アートファンが集う場所になればと、建物の中心には野外囲炉裏が設けています。レストラン棟には、客室に飾られる作品と同テーマのアートが展示され、それらの描き下ろしアート作品は随時企画展として展示販売されます。アーティストを招聘したコミュニケーションイベントなども実施予定で、「ろ霞」が日本現代アートの発信拠点になることを目指す。新鮮な瀬戸内の魚を使用した懐石料理また、新鮮な瀬戸内の魚を使用した自慢の料理にも注目。京都で腕を磨いた二人の料理人を中心に、瀬戸内の魚料理がメインの会席料理と、寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理、その日の美味しい食材を使ったアラカルトメニューなどが用意されます。【詳細】直島旅館 ろ霞オープン時期:2022年4月住所:香川県香川郡直島町本村字中奥1234定休日:不定休(館内メンテナンス日)
2021年09月05日瀬戸内海の“現代アートの島”直島に「直島旅館 ろ霞」がオープン。“現代アートの島”に全室スイートの本格旅館「直島旅館 ろ霞」瀬戸内海に浮かぶ直島は、古い町並みと、草間彌生や隈研吾ら著名なアーティストたちの作品が調和する“現代アートの島”として世界的に名を知られている。2022年4月には、直島を含む瀬戸内諸島12島と本土・四国の3港周辺にて、世界中の現代アート作品が集結する国内最大規模のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭2022」も開催される。そんな直島の「家プロジェクト」が立ち並ぶ中心エリアまで徒歩5分という好立地に、「直島旅館 ろ霞」が開業する。同館は、古き良き日本の旅館を基本としながら、随時企画展を実施するなど、アーティスト作品との出会いの宿となる。若手現代アーティストの作品が楽しめる客室全室スイートとなる客室は、スイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室で構成。「和」の時間を過ごしてもらいたいという思いのもと設計された空間には、露天風呂や畳の上に敷く布団に近いベッド、若手現代アーティストの作品が飾られた和風のリビングが備えられている。また、客室露天風呂には岡山・湯郷温泉の濃縮還元した温泉水を用意し、環境に配慮したアメニティ各種を取り揃えた。建物の中心には野外囲炉裏「直島旅館 ろ霞」の建物の中心には野外囲炉裏を設置。その日巡ったアートを振り返ったり、次の日に巡るアートの予習をしたりと、会話が生まれる憩いの場所となる。客室の作品と同テーマのアートが展示されたレストランレストラン棟には、客室に飾られる作品と同テーマのアートが展示され、それらの描き下ろしアート作品は随時企画展として展示販売される。アーティストを招聘したコミュニケーションイベントなども実施し、「直島旅館 ろ霞」が日本現代アートの発信拠点になることを目指す。新鮮な瀬戸内の魚を使用した会席料理また、新鮮な瀬戸内の魚を使用した自慢の料理にも注目。京都で腕を磨いた二人の料理人を中心に、瀬戸内の魚料理がメインの会席料理と、寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理、その日の美味しい食材を使ったアラカルトメニューなどを用意する。旅館詳細直島旅館 ろ霞オープン日:2022年4月14日(木)住所:香川県香川郡直島町本村字中奥1234定休日:不定休(館内メンテナンス日)
2021年08月14日今回の「やさしいママのヒミツ」は、現代アートの島としても有名な香川県・直島で暮らす福島真希さん。CM音楽プロデューサー、シンガーソングライターとして活躍する夫の福島節(せつ)さんは、普段は東京、週末は直島に帰るという2拠点生活。真希さんは5歳の娘・渚ちゃんと友人の3人で暮らしています。以前はフリーランスのCMディレクターとして、忙しく働いていたという真希さん。仕事も生活もこれまでとはガラリと変え、直島への移住はどのようにしたのか、節さんの2拠点生活によって家族はどのように過ごしているのかなど、たっぷりとお話を伺いました。福島真希 さん節(せつ)さん、渚ちゃん(5歳)の3人家族北海道生まれ。株式会社東北新社にCMディレクター、プランナーとして入社。2013年にフリーランスになり、活動の幅を広げる。2014年に夫とともにOngakushitsu inc.設立後、ディレクターとして所属。2年前に香川県・直島に移住し、友人と一軒家を借りてシェア暮らし。真希さんが作詞を手がけ、節さんが作曲と歌を、直島在住の友人で人気漫画家 まつざきしおり さんがMVのアニメを担当したという動画 『あるある直島』 も話題に。HP: Instagram(節さん): @setsufukushima 直島は、子どもとじっくり向き合える環境早速、真希さんの平日のスケジュールを見てみましょう。 6:30 : 起床 7:00 : 渚ちゃんを起こして、一緒に朝食 8:10 : 一緒に家を出て、バス停まで見送り。そのまま美術館まで40分走って通勤 9:00 : 美術館の仕事へ 14:00 : 仕事を終え、1時間歩いて帰宅 15:00 : 家でゆっくり過ごす 16:00 : 保育園へお迎え。宿題、晩ごはん 18:00 : お散歩、お風呂 20:30 : 絵本を読んで寝かしつけ、一緒に就寝平日、夫の節さんは東京で仕事をしているため、ほとんどが渚ちゃんと2人の生活。ワンオペで大変かと思いきや、実は友人と家をシェアして住んでいるので、娘さんにとってはママが2人状態だといいます。「友人はごはん作り、私は洗濯や洗いものと、それぞれが得意なことを担当。何も言わなくても家事のいろいろを分業できるので、なんて楽なんだろうって思っています。みんなこういう風にしたらいい…!と思うほど最高です(笑)。今はミュージアムで案内やチケット販売などをしていて、外国人観光客も多いから英語での接客が日常的。現代アート作品の横で、おじいちゃんおばあちゃんが井戸端会議していたり、アート作品のメンテナンスの大変さを間近で見られたり、子どもにとっても面白い環境だなと思います」草間彌生さんの有名な作品「赤かぼちゃ」もある宮浦港も、渚ちゃんの遊びのスペース。渚ちゃんのリズムに合わせた、健康的な生活をしているという真希さん。仕事以外の時間は、渚ちゃんとじっくり向き合っているといいます。「通っているのは昭和の頃から幼保一体型になっているかなり珍しい園。島にひとつしかないのですがバスで送迎があり、保育園組だけお迎えに行きます。島に来て思ったのは、働くお母さんが多いということ。9時から13時までなどの時短勤務が多く、働きやすい環境があり、島の定食屋やカフェ、ゲストハウス、美術館まで、どこも人が足りていないので働き口がいっぱい。島のあちこちでお父さんも働いているので職場が一緒になったり、ママ友だけじゃなくパパ友もできて、いい意味でコミュニティが近いと思います」 幼稚園から英語教育があり、実は日本でも英語力はトップクラスだという直島。「のどかな島にミュージアムができたことで、今やグローバルに。不思議な場所ですね」と節さん。強い思いで決断した、直島への移住もともとはディレクターとして、映像の業界で10年間働いていた真希さん。早朝に家を出て、帰るのは夜中。すでに渚ちゃんは寝てしまっていて遊べない日も多かったそう。 東京にある節さんのスタジオにて。絵コンテを描いて撮りたい絵を説明する真希さん。今は映像の仕事からは一旦離れ、節さんのMVなどを撮る程度。 節さん、真希さんがこれまで手掛けてきた仕事は、アイドルからアニメ、ドラマまで多岐にわたる。今でも節さんの曲を聴かない日はないほど、さまざまな有名CMの音楽を手掛けている。「母に見てもらうこともありましたが、東京にいたときの方がワンオペの辛さを感じていました。“子どもがいるから17時までしか働けない”とか、娘がいることで制限されているような意識が少なからずあって。家に帰ってからも、早くコンテを描かなくちゃいけないのに、子どもがなかなか寝てくれないとか、子育てと仕事の狭間でストレスを感じることが多かったと思います。最初に仕事を受ける段階で、時短を条件としてやっているはずなのですが、いざ仕事がスタートするといないところで話を進められてしまい、『私がいる意味があるのかな』、『子どもといる時間を削ってまでやることなのかな?』と立ち止まってしまって…… その環境から距離をおきたかったような気がします。そんなときに訪れた直島での暮らしが、すごく魅力的に見えて。ある意味リセットするような状態でした」15年ほど前から定期的に直島に通っていた真希さんには、いつか直島に住みたいという憧れがあったのだとか。「通っているうちに港がすごくきれいになり、観光客もお店もどんどん増えていくのを見て『ここは発展していく場所なんだ』と思ったのが、結構大きなポイントでした。あと、娘は小さい頃からアトピーがひどく、かきむしって寝られず、寝かしつけのために深夜に何回も外を散歩しなければならないほどだったのですが、旅行で3日間過ごしただけで、薬を使わずにきれいになったことも大きかったです。海風や空気が合っていたんだと思います。そのときに一緒に旅していた友達を誘ったら『私も住む』と言ってくれて、家を探すことになりました」旅の帰り道でたまたま読んだのが、今や同級生の娘を持つママ友でもある、まつざきしおりさんの著書『直島古民家シェア暮らし』(KADOKAWA)。「島の暮らしを垣間見られてすごく良さそうだなと思いました。インスタに幼稚園のことなど子育ての様子も描いてくれていたので、移住のきっかけになりました」(真希さん)親戚も知り合いも、友達もいない状態でいきなり移住することに、最初は不安があったという真希さん。それでも移住したくて、ご主人を説得したと言います。「正直、最初は反対していました。直島が素晴らしい環境だとわかっていたけど、子どもが小さいうちから離れて暮らしてうまくいくのか、全くわかりませんでした。でも妻の性格上、絶対するだろうなと思いました。途中からは『やってみるしかないかな』と諦める気持ちで(笑)。実際に暮らしてみて、半年も経たないうちに娘の性格まで変わってきたので、移住してよかったなと思います」(節さん)まつざきしおりさん、娘さんの“みーたん”親子と、いつも集まる港にて。もともと内気で恥ずかしがりや、ママとパパの後ろに隠れているような子だったという渚ちゃん。今では島のみんなと仲良く、節さんと一緒に舞台に立って堂々と歌えるほどになっています。いつも一緒のみーたんと、海辺で遊ぶ渚ちゃん。「島の人が気さくに受け入れてくれたのが大きいですね。必要以上に入りこまずに見守ってくれている。小さな島だから生活圏が一緒。連絡を取らなくてもすぐに会えるから、ママたちもあっさりとしていて付き合いやすいんです。知らない人が沢山いて、広すぎる都会と違い、島だと常につながれる状態なので、逆にいい距離感を作れるのかもしれません」少し歩いただけで、知り合いに次々と会える。それが安心感にもつながっているそう。移住することで変わった仕事、暮らし方移住することでこれまでの仕事も、一度手放した真希さん。今までの生活とガラリと変わることで、苦労はなかったのでしょうか?「それが全然なくて。大変なのは最初の家探しと、家電を揃えるときに電気屋さんが週に1回しか来てくれないこと、虫が多いことくらいですね。壁は自分たちで漆喰を塗ったり、こちらに来て生活力が上がった気がします。慣れないうちは、ネットで買い物をすると離島は別料金かかることがあるとは知らず、すごくお金がかかったりしましたが、いざ生活用品が揃うと本当に不便することがありません」 古い家屋や神社をアーティストが作品にする「家プロジェクト」のある本村。強度を強くするために施された、焼き杉の壁が特徴的。直島の移住者には家賃補助もあるなど、移住者の受け入れ態勢があり、移住してくる人も増えているそう。「病院の診療所もあるし、予防接種は集団だから役場から連絡が来て行けばいいだけ。買い物もスーパーとコンビニがそれぞれ1個ある。お金の使い道がないので、お金も貯まります。友達と会うために電車に乗る必要もなく、カフェの代わりに家から飲み物を持ち寄って海辺で話したり。子どもたちは海が一番楽しいから、レジャー施設に行かなくてもいい。旬の野菜や魚などもよくいただくので、買い物に行かなくても冷蔵庫が潤っていく現象が起きるんです(笑)。小学校の制服も卒業するまで買うことがないくらい、お下がりが回ってきました。うちもサイズアウトした服を回したりしています」変わったのは、渚ちゃんと真希さんだけではありません。最初は反対していた節さんも、毎週末直島に帰るために仕事のスタイルを変えました。 週末だけ会える大好きなパパと一緒に。嬉しそうな渚ちゃん。「忙しい業界だから、それまでは土日の休みはなかったんです。今は土日休むことを周りに理解してもらえるようにどんどん働き方を変えていきました。今はむしろ直島との2拠点生活に、憧れを持ってくれている人もいます。プロデューサーから作曲家、歌と活動の幅を広げていくこともできました」(節さん)真希さんは、節さんの音楽が合いそうなカフェや本屋などを探してライブをブッキング。シンガーソングライターとしての活動も増えています。 本屋さんでのライブが注目を集め、メディアに取り上げられたりすることが増えたそう。渚ちゃんの絵が描かれたファイルに記事をまとめて。また、移住がスムーズにできたことには、ご近所に住んでいた島の有名人、じいじとばあばの存在も大きかったのだとか。「みんなに “じいじとばあば” のお世話になればいいよって言われて。ごはんをご馳走になったり、いろいろ心配してくれたり、何より娘をすごくかわいがってくれています。娘が体調悪いときにすぐに相談できる人が隣にいてくれるのはありがたいです。ここでは、みんなが見守ってくれている感があって、子育てする環境としてもすごくいいなと思います」島暮らしの理にかなった「もの選び」島には独特のチーム感があり「海に囲まれた島に暮らしているから、みんなで仲良くやろう」という感覚が強い気がする、と話す節さん。「常に誰かと会うし、鍵をかけないから家にいろいろな人が出入りする。僕はどこかにプライベートを確保したいタイプだけど、妻は寂しがり屋。一人でぼーっとしているのが好きじゃないから、直島の暮らしがすごく合っているんだと思います」(節さん)真希さんは東京でも人を招いてごはんを食べることが多かったと言いますが、仕事が終わらないので集まることはなかなか難しかったそう。「ここでは誘えば10分以内で来ちゃう(笑)。鍋などをしょっちゅうして、みんなでごはんを食べる機会がすごく多いんです」そんな福島家のごはん作りは、一緒に暮らす友人が担当、真希さんは食事のあとの食器洗いを担当しています。「家事は得意ではないので、いつも “ため洗い” をしてまとめて洗っています。ずぼらなだけですが、ため洗いすると意外と汚れもきれいに落ちるんですよね」洗う前に落ちにくい油汚れはキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗う、汚れの軽いものから洗うように。洗い桶に洗剤を入れてため洗いをすると、洗剤と水の節水、排水への負担の軽減にもつながります。実は半年ほど前から、サラヤのヤシノミシリーズを愛用しているという真希さん。「たまたま目にしたんですが、サラヤのボルネオ島での環境保護活動の記事を読んで、その活動が素敵だなと思い、ヤシノミシリーズを使うようになりました。企業として尊敬できるから『応援したい』という気持ちで選んでいます。香川県は降水量が少ないので、直島の水は岡山から海底トンネルを通って来ているんです。下水もちゃんと通ってはいますが、やっぱり島なので、排水や海の環境のことも意識するように。ヤシノミ洗剤で洗った排水は、微生物によって生分解されて地球に還るということも知り、ますますいいなと思いました」サラヤのヤシノミシリーズ。左から「ヤシノミ柔軟剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、食器用の「ヤシノミ洗剤」。2004年からボルネオ島の生物多様性の保全に取り組み、持続可能なパーム油の活用と保全活動を広げている。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 自然に囲まれた暮らしだからこそ、自然にやさしいものを選んでいきたいという真希さん。食器用の「ヤシノミ洗剤」は、気持ちよく落ちてくれるところが気に入っているそう。「パッケージもシンプルで、台所に置いておいてもかわいいですね。洗剤は島外に買いに行っています。頻繁に買いに行けない島暮らしにとっては、大容量のポンプ式ボトルは使いやすく、少量でもしっかり汚れを落としてくれるのは助かります」洗浄成分の濃度を16%にすることにより、手肌へのやさしさと洗浄力を実現。必要以上使わずに、すっきり汚れを落としてくれる。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う また、渚ちゃんも節さんも肌が弱いことから、洗たく洗剤は特に天然成分が多いものを選ぶようにしてきたといいます。「いいものはないかとずっと探していたら、ヤシノミシリーズにたどり着いた感じです。乾燥機にもかけるので柔軟剤は必須。はっきりとした違いは正直わからないのですが、アレルギーにも影響があると言われている合成香料が入っていなくて無香料だから、安心して使っています」肌刺激のある合成香料や着色料、抗菌剤などは無添加。高い洗浄力と肌へのやさしさを両立する「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml)。吸水力の低下を防ぎ、ムレやベタつきも抑えてくれる「ヤシノミ柔軟剤」(600ml)※いずれもオープン価格 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 孤独を感じない、子育てを楽しむ豊かな自然のなかで、いつも大勢の大人に囲まれて過ごすことが多くなった渚ちゃん。直島では、大人も子どもも同じ土俵で楽しむことができるそう。「娘の興味持ったものを自分も楽しむこと、私が楽しいと思ったところはどこでも連れていくことを大事にしたいです。先日、島で寄席があり、大人しくしていられるか心配しつつ連れて行ったのですが、正座して見て誰よりも笑って聞いていました。こういうものも一緒に楽しめるようになったことは発見でしたね。舞台も好きなので、子どもOKのときには島内外問わず連れて行くようにしています。去年の瀬戸内芸術祭も積極的に一緒に行くようにして、何がおもしろかったか聞くのが楽しかったです。予想外のものを気に入ったり、『それをそう感じるのか!』という発想力に驚きました」もちろん、ずっと一緒にいるからこそ、ときにはイライラすることもあるのだとか。「一緒に勉強していると、数分前にやったことをまた聞いてきて、教えながらついイライラしてしまうことも。でも、娘が好きなユニコーンがついた鉛筆を“ユニコーン先生”として登場させて、私じゃなくてこの先生が教えていると思うと怒らずに教えられる、ということに気がついたんです(笑)。ワンクッションおくことは大事ですね」たまたま家にあったというユニコーンの鉛筆が“ユニコーン先生”。それでも東京にいた頃に比べたら、子育てをはるかに楽しめていると語ります。「東京にいるときは、子どもと一緒にいることがストレスに感じることがありましたが、こっちにきたら全然それがなくて。娘によって制限されている仕事から離れたら、逆に娘によって得られるものにすごく気づくようになりました。娘がいるからこそ、島の人に覚えてもらえたり、助けられることも多いと思います。不思議なのですが、東京にいるときは公園に行っても “付き合っている” という感じですぐ疲れてしまい早く帰りたかったのですが、こっちにいると日が暮れるまでエンドレスで遊べるんです。日々の暮らしの中にもいろいろな気づきがあって、勉強させてもらっています」渚ちゃんにはこのまま素直に、すくすく育ってほしい。そう語る真希さんが、いつも笑顔のママでいる秘訣は、心と身体を健康に保つことだといいます。「よく寝ることはやっぱり大切ですね。こちらに移住して生活するようになって、私も渚も全然風邪を引かなくなりました。夕方のお散歩では、コンビニでアイスを買って海辺に行き、夕日を見ながら食べるのが好きです。ぼんやりする時間を一緒に作ることが何よりも楽しい。みんなで夕飯をもちよって海辺にレジャーシートをしいて、日が落ちるまで食べたり、自然と共に生きている感じが最高なんです。ここにいると孤独感もないし、ひとりで子育てをしている感じはしません。みんなに見守ってもらって、感謝しています」ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ 「エコ洗剤って汚れが落ちにくい? どんなふうにやさしいの?」そんな疑問を解決。人気コミックライターまりげさんのほっこり描きおろしマンガとともにご紹介しています。 詳しくはこちら >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2020年01月30日四国日立システムズは5月13日、香川県の直島町が、住民情報や税、福祉などの業務を行うための基幹業務システムとして、日立自治体ソリューション「ADWORLD」を採用し、2015年3月から稼働したと発表した。同町は、同ソリューションの導入により、採用決定から導入まで約6カ月で番号制度への対応、住民サービスの向上などを実現したという。同町は、社会保障・税番号制度への対応にあたり、番号制度施行までの確実なシステム切り替えに加え、四方を海に囲まれた直島町の地理的特徴を踏まえた迅速なサポート体制の整備や住民サービスの向上を図ること、中長期的にはシステム運用・管理負荷やコストの軽減、ITの側面からの災害対策などを行うことを考えていた。今回の採用にあたり、四国日立システムズが有する自治体業務に関する豊富な知識や経験、番号制度に関する情報提供体制や自治体ソリューション「ADWORLD」の品質や使いやすさ、万一の障害発生時にも海を渡らずに打ち合わせができるテレビ会議システムやリモート保守システムを活用したサポートサービス力などが総合的に評価されたという。同町は、中長期的には、同システムをクラウド化して他団体との共同利用を推進し、さらなるシステム運用・管理負荷やコストの軽減、自然災害などによるシステム停止リスクの軽減を実現する予定。
2015年05月14日