輸入食料品店を展開する成城石井は10月2日、オーテモリ地下2階に新業態「エピスリー・ボヌール(EPICERIE BONHEUR)成城石井」」をオープンする。営業時間は7時半から23時。面積は35坪。エキナカ展開で蓄積したコンパクトショップ運営を生かすという。約2,500アイテムを扱い、内約250アイテムが今店舗オリジナルの商品。施設ターゲットと同じく女性OLに向けた商品を多く扱う。ショップ限定で、豊富にそろえた輸入紅茶やオーガニックワイン、成城石井人気ナンバー1という「プレミアムチーズケーキ」にドライフルーツを載せたオーテモリ限定チーズケーキなどを用意。また、朝食・昼食需要を見込み、お弁当やサンドウィッチを販売する。サンドウィッチに合わせたテイクアウト用焙煎コーヒー(150円)もふるまう。商品だけでなく空間にもこだわりを見せ、内装の一部は間伐材、照明はLEDを使用。スタッフのエプロンは、「エディフィス(EDEFICE)」がデザインしたものだ。
2013年10月01日「成城石井」は出店100店舗達成を記念し、「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたバッグを開発、成城石井のECサイトにて100点限定で販売する。9月18日15時より予約受け付けを開始した。10月上旬より順次発送される。今回登場するトートバックは、仕事だけではなく買い物でも活躍できるようにとの成城石井の意図をポーターが技術と品質によって表現。カラーはブラックで、素材は表面にコットンサージ、裏面はPVC加工を使用。価格は送料込みで1万6,900円、展開はECショップ「成城石井ドットコム(SEIJOISHII.com)」のみとなる。成城石井は1976年、東京・世田谷区に1号店を出店し、今年3月に100店舗を達成した。2007年にオープンしたECショップでは、成城石井の人気ナンバー1スイーツ「自家製プレミアムチーズケーキ」や、世界中から選りすぐったワインやビール、お菓子など1,200点を超えるアイテムを展開する。
2013年09月19日スーパーの成城石井は全国110の店舗で、11月21日に解禁となるボージョレ・ヌーヴォ 2013の予約販売を9月10日に開始した。ヌーヴォのラインアップは「メゾン・ミッシェル・ジャック」を筆頭に、フランスから同社が輸入した7種類となっている。2013年の葡萄(ぶどう)は春先こそ生育が遅かったものの、7~8月は天候に恵まれたため、品質のよいヌーヴォになることが期待できるとのこと。収穫は10年ぶりに遅めとなるので、例年よりもフレッシュな味わいになる。同店では、三ツ星レストラン「ラ・コート・サンジャック」監修のメゾン・ミッシェル・ジャック ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ(3,600円/予約価格3,300円)、ドメーヌ・カラ ボージョレ・ヌーヴォ・ダムナチュール(3,600円/予約価格3,300円)をはじめ、フランスから自社輸入した7種類のヌーヴォを用意。その他のラインアップは、メゾン・ミッシェル・ジャック ボージョレ・ヌーヴォ(3,300円/予約価格3,000円)カーヴ・ド・ジュリエナス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ(2,600円/予約価格2,400円)、カーヴ・ド・ジュリナス ボージョレ・ヌーヴォ(2,400円/予約価格2,300円)など。また、白ワインのヌーヴォは、ソーヴィオン・ミュスカデ・ヌーヴォ(2,499円/予約価格2,300円)を用意した。店舗ではボージョレ・ヌーヴォにあわせて、おすすめのチーズやオリーブ、スモークサーモンなども豊富にそろえる。ヌーヴォの2本セットも用意した。セットの内容は、ヴィラージュ・ヌーヴォ(3,600円)と、ドメーヌ・カラのダムナチュール(3,600円)。予約特別価格6,000円。ヌーヴォ紅白セットとして、カーヴドジュリエナスのヴィラージュ(赤)とミュスカデ(白)のセットも選べる(5,000円/予約価格4,500円)。予約受付は11月20日まで。ただし発送の場合は11月19日までとなっている。各店舗の販売数量に達し次第、受付は終了する。ボージョレ・ヌーヴォ 2013の販売開始日は、11月21日0時からとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月13日今年30歳を迎える松田龍平が石井裕也監督との初タッグで主演を務めた『舟を編む』が先週公開になった。本屋大賞を受賞した三浦しをんの人気同名小説を原作に、15年もの歳月を費やして辞書を編纂する人々のドラマを描き出す本作。『まほろ駅前多田便利軒』に続く三浦作品出演となった松田と初めて小説の映画化に挑戦した石井監督。ふたりに話を聞いた。その他の写真本作のオファーについて「すでに松田さんの主演は決まっていたので『ふたりでやってみろ』というお題を与えられたものだと解釈しました」と語る石井監督。その言葉通り、時に激論を交わしながら二人三脚で主人公の馬締(マジメ)を作り上げていった。これまで演じてきたどの役ともタイプが違う馬締という男について松田は「熱い思いを持っているけど伝え方が分からない。エンジンはかかっているのにアクセルの踏み方が分からなくて、下宿先のタケばあさんに背中を押してもらったら、今度は急発進したりする(笑)」と分析する。松田にとって同い年の監督との現場は初めて。「石井監督は本当は他の俳優さんに言いたいのに言えなくて、僕にダメ出しをしてくることもありました。『馬締のせいでやりづらかったですか?』とか言ったりして(笑)」と冗談交じりに語るが、ふたりで試行錯誤を重ねながらキャラクターを作り上げていく作業を楽しんだよう。石井監督は「誤解ですよ」と苦笑しつつも「もちろん、お友達ではないので仲が良いと言っても踏み入っちゃいけない距離感もある。でも一緒に戦うという気持ちと方向性は共有できてたし、それで十分だった」と手応えをうかがわせる。馬締たちが1冊の辞書作りに費やした時間は15年。松田がデビューしてからこれまでの時間よりもさらに長いことになる。松田は馬締らの生き方に「『これだ』と言い切る強さ、かっこよさを感じるけれど、自分にそれができるかと言われたら難しい。僕自身は“好きな言葉”や“映画ベスト3”でさえも選べないので(笑)」と憧憬をにじませる。だからこそ「辞書作りは人間が人間である希望だと思う」とも。「人と繋がりたい気持ちや他人を知りたいという気持ちからこれだけ多くの言葉が生まれたと思うと、人間は希望にあふれているなと感じる。YESかNO、好きか嫌いで済むはずなのに、そうではなくて『限りなく好きだけど少し嫌い』みたいな思いを伝えるためにまた新しい言葉が生まれる。そういうことを考えた現場でした」。デビューからこれまでの時間を「ここまでの十数年があったのでいま、ここにいるというのを改めて感じますね。これまで出会った人との繋がりというのを意識するようになりましたし、ひとりでは戦うことはできない。一緒に戦ってくれる人たちがいることの喜びを感じます」と振り返り、いまを見つめる。「小さい頃は30歳には悟りを開いていると思っていましたが、大して変わっていない(笑)。このまま行くのかな? と感じつつ、このまま行ってなるものかという思いで生きていきたい」と静かにうなずいた。『舟を編む』公開中
2013年04月16日ファーマーズは、同社の機能性素材である「オボプロン(抗ピロリ菌鶏卵抗体)」配合の「ドクターPiro ヨーグルト」を、大手スーパーマーケット「成城石井」で販売開始したことを発表した「ドクターPiro ヨーグルト」は同社の鶏卵抗体技術を利用し、胃かいようの原因となるピロリ菌を除去する「オボプロン(抗ピロリ菌鶏卵抗体)」を配合した高機能性ヨーグルト(特許第3430853号)。同商品はグリコ乳業の通販サイトで販売していたが、このほどスーパーマーケット「成城石井」の各店舗でも販売を開始した。同社では今回の販売開始をきっかけに、グリコ乳業との連携を強化。売り上げ拡大をさらに目指していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日『狂い咲サンダーロード』『爆裂都市BurstCity』などジャンルを超越した世界観で世界中で熱狂的な支持を受ける鬼才・石井岳龍がオリジナル脚本で挑んだリアル・ファンタジー『シャニダールの花』が2013年に公開されることが決定し、その石井ワールドに参加する綾野剛と黒木華がW主演を務めることが明らかとなった。極めて少数の女性だけに、皮膚に謎の植物の芽が現れ、見たこともない美しい花が咲くという不思議な現象が起こる。満開時の花びらから採取された成分は、画期的な新薬の開発に繋がることが発見され、製薬会社はその花の提供者を全国から見つけ出し、その提供者の花の成長を全面的にケアするという特殊な施設“シャニダール”を発足され、その花は“シャニダールの花”と呼ばれ、提供者には億単位の報酬が与えられていた。その施設で新人として働くこととなった響子は研究者である大瀧の下、ユリエ、ミクなど提供者のケアの業務に就くこととなる。ある日、ハルカという新しい提供者が発見されるのだが…。今年、10年ぶりの長編新作『生きてるものはいないのか』を発表し、石井イズムの健在を見せつけた石井監督。“人間に花が咲く”という、またしても独特の世界観をモチーフに「花」と「人間」の関係を問いかける怖くも美しい現代のおとぎ話を描き上げた本作。「この映画を体験した後には、いつもの花がまったく違うものに見えてくる。そんな映画にしたい。そしてこの映画は愛についてのささやかな問いかけでもあります。」と石井は語る。主演には、『ヘルタースケルター』、『るろうに剣心』、『新しい靴を買わなくちゃ』と数々の話題作に立て続けに登場し、2013年大河ドラマ「八重の桜」への出演も控える人気急上昇中の若手俳優・綾野剛。「ただただ、忘れもしません。石井岳龍組。静かな狂気。始動、怖い、不安、それでも懸命に挑み続けよう。クランクアップした瞬間、脳裏に溢れたのは、初日の監督の言葉でした。参加出来た事、大変興奮し感謝しています」と語る。そしてもうひとりの主演を演じるのは、昨年『東京オアシス』でスクリーンデビューし、NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」、2012年本屋大賞第1位に輝いた三浦しをん氏の小説の映画化『舟を編む』への出演も決定している若手実力派No.1の呼び声高い、黒木華だ。“初”尽くしで不安だったと語る黒木さん。「綾野さんは凄く感覚的な方だと思いました。反射的というか、瞬時にリアクションを返してくださって、綾野さんのおかげで、楽しみながら安心して現場にいられたのだと思います。初めてのことばかりで、最初は凄く不安でしたが、石井監督とお会いして一緒に作っていく日々の中で、監督の魅力に引き込まれる毎日でした」。そのほかにも『告白』でデビューし、『中学生円山』に劇場版『鈴木先生』などの話題作へと出演が続く刈谷友衣子、『莫逆家族バクギャクファミーリア』の山下リオなどフレッシュな顔ぶれに伊藤歩、古舘寛治などの実力派キャストの参加も明らかにされた。『シャニダールの花』は2013年、全国にて公開。■関連作品:栄光のジェイン [海外TVドラマ]© 2011 KBS. All rights reserved
2012年11月03日名古屋キャンピングカーフェア実行委員会と日本RV協会は27日~28日、「名古屋キャンピングカーフェア2012 Autumn」を開催する。春と秋の年2回開催しているこのフェアは、キャンピングカーやトラベルトレーラーなど、アウトドアで楽しめるクルマ100台以上を展示するイベント。ほとんどの展示車両は実際に室内を見学できる。会場では、小学生以下が無料で入場できるアトラクションなど数々のイベントを用意。アウトドア料理で活躍する鉄鍋「タッチオーブン」を使ったクッキングコーナーでは、料理人が目の前でアウトドア料理を披露し、完成後は来場者に無料で振る舞われるという。28日には石井明美のライブも実施。また会場となるポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭)では、同日のイベントとして「ドッグショー」も開催される。開催日時は10月27日、28日10時~17時。入場料は大人前売り800円(当日1,000円)、小学生以下入場無料。詳細は「名古屋キャンピングカーフェア2012」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月17日JR東日本グループの鉄道会館は4月26日、東京駅京葉地下1階コンコースに「成城石井 グランゲート東京駅店」をオープンする。忙しいオフィスワーカーが多い東京駅構内で、こだわりの食品や上質なワイン・酒類を提供する、コンパクトサイズの成城石井となる。首都圏を中心に90店舗を展開する成城石井は、「食へのこだわり」を重視する高品質スーパーマーケット。「成城石井 グランゲート東京駅店」の開店により、東京駅を利用する忙しいオフィスワーカーも、駅構内という日常導線の中で日常生活にワンランク上の食品や酒類を気軽に購入できることになる。また、京葉地下という立地を生かし、アミューズメントパークなどレジャーの行き帰りにぴったりな商品も取りそろえる。同店では開店を記念し、オープン記念セールを開催する。多数のお買い得商品を用意しているが、中でも以下の2品が注目という。何が入っているかが楽しみな、ハズレなしのワインくじ、「シャンパン&スパークリングワインくじ」を3,675円で販売する。200セット限定で、なくなり次第終了。50分の1の確率でドン・ペリニヨンが当たるほか、ヴーヴクリコイエローラベルやモエ・エ・シャンドン・ブリュットなど、同店の自信のラインナップとなっている。成城石井オリジナルトートバッグに、人気のスイーツ3,500円相当を詰め合わせた「オープン記念お楽しみ袋」を2,000円で販売。こちらは100セット限定で、なくなり次第終了する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日本年度アカデミー賞で主演女優賞を含む5部門にノミネートされている話題作『ドラゴン・タトゥーの女』の公開記念イベントが2月8日(水)、東京・スペースFS汐留で開催された。芸術家としての顔も持つシンガーの石井竜也、そしてモデル、女優、歌手と幅広く活躍する土屋アンナが出席。この日は「もう一つのドラゴン・タトゥーの女」をコンセプトに、石井さん監修の下、土屋さんが“竜”へと妖しげな変身を遂げ、映画の世界観を再構築した。「やっぱりアンナちゃん以外考えられない」(石井さん)、「私も表現するのが好き。アートって素晴らしい」(土屋さん)と見事なコラボレーションに大満足だった。スウェーデン発の世界的ベストセラーとなったミステリー「ミレニアム」シリーズ三部作の第1作を映画化。国内有数の財閥・ヴァンゲル家から依頼を受けた記者・ミカエル(ダニエル・クレイグ)と、天才的な資料収集能力の持ち主・リスベット(ルーニー・マーラ)が、40年前に起こった少女失踪事件を捜査する過程で、依頼人一族の隠されてきた真実を暴き出す。この日、土屋さんは朝9時からメイクを開始し、完成までに約5時間かかったのだとか。衣装や全身に施す特殊メイクの製作には2か月が費やされており、アンナ版“竜”誕生に約2,000万円の製作費が投じられた。「ヒロインの内側にいる魔物が、背中のタトゥーに表れているのだと思う。だから今回は、アンナちゃんの内側に巣食うドラゴンを(変身によって)外に引きずり出したかった」(石井さん)。土屋さんも今回の変身には「想像以上に超楽しかった。皮膚の感触、ハマりますよ!」とご機嫌だ。あまりの完成度の高さに、石井さんは「このまんまで、別個の映画が撮りたくなっちゃう」と監督作の構想も。土屋さんも「ぜひ撮りましょうよ。台詞がなければですけど」とやる気満々。“辰”年の幕開けを飾る超話題作『ドラゴン・タトゥーの女』を、石井“竜”也の美意識がさらに昇華させた瞬間だった。『ドラゴン・タトゥーの女』は、2月10日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイラー監督、WGAWポール・セルヴィン賞受賞ミシェル・ウィリアムズが選ぶ、勝負服は?注目すべきアカデミー賞ファッションオスカー候補のルーニー・マーラ、高まる注目にも「考えないようにしてます(苦笑)」鬼才デヴィット・フィンチャー、オスカー候補女優を「パーフェクト!」とベタ褒めダニエル・クレイグ主演『ドラゴン・タトゥーの女』ジャパン・プレミア試写会に25組50名様をご招待
2012年02月08日映画『生きてるものはいないのか』のプレミア試写会が1月24日(火)に都内劇場で開催され、石井岳龍(※石井聰亙改め)監督を始め、染谷将太、高梨臨、高橋真唯、白石廿日、飯田あさと、田島ゆみか、池永亜美、札内幸太、師岡広明、羽染達也、青木英李、田中こなつ、津田翔志朗、芹澤興人の15名が登壇した。石井監督にとって10年ぶりの長編映画となる本作。劇作家・前田司郎の戯曲を原作に、怪しい都市伝説がささやかれる大学で登場人物たちの奇怪な最期の瞬間が次々と描き出されていく。撮影はシーンごとに別々に行われたため「これだけのキャストが顔を合わせるのは初めて」と石井監督は興奮気味に語る。オーディションでキャストを選んだが「日本映画の若手たちと映画が作れて勇気づけられました」と若手俳優の台頭を喜んだ。染谷さんは「周りで次々と人が死んでいくのは味わったことのない感覚でした」とふり返った。また「リハーサルで田中さんと歩いているときに人が死んでいくという場面で、僕はラストシーンに向けて行かなくちゃいけないんだけど、監督に『助けないのか?』と言われて葛藤を味わいました」と個性的な石井監督の演出の一端を明かした。ほかのキャスト陣からも「オーディションのときから『派手に死んでほしい』と言われて、死ぬシーンはプレッシャーでした」(札内さん)、「いかに派手に無様に死ぬか…。隣の部屋から『ギャーッ!』って声が聞こえてきました(笑)」(高梨さん)など“死にざま”にまつわるエピソードが次々と語られた。キャスト陣を代表して、タイトルにちなんで「生きている」と実感する瞬間を尋ねられた染谷さんは「俺に聞かない方が…」と苦笑。司会者から「演じてる瞬間は?」と助け舟を出されるも「いや…(演技中は)いっぱいいっぱいです!」と照れくさそうに語っていた。『生きてるものはいないのか』は2月18日(土)よりユーロスペースほかにて公開。■関連作品:ヒミズ 2012年1月14日より新宿バルト9、シネクイントほか全国にて順次公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ生きてるものはいないのか 2012年2月18日よりユーロスペースほか全国にて公開© DRAGON MOUNTAIN LLC.■関連記事:染谷将太×二階堂ふみ、ガチの殴り合い!原作にない『ヒミズ』本編映像が到着第66回毎日映画コンクール最高賞は『一枚のハガキ』、男優賞に『モテキ』森山未來染谷将太が二階堂ふみの現場でのイタズラ告発するも「覚えてないですね」『ヒミズ』染谷将太×二階堂ふみインタビュー重なり合う若き魂、互いをどう見てる?二階堂ふみの「朝帰り」願望にどよめき
2012年01月25日石井聰亙から石井岳龍(がくりゅう)に改名した石井監督が、『五条霊戦記//GOJOE』以来約10年ぶりとなる劇場用長編作品『生きてるものはいないのか』を発表。16日に都内で行なわれた完成披露試写会に主演の染谷将太と共に登壇した。その他の写真映画『生きてるものはいないのか』は、岸田國士戯曲賞受賞した劇作家・前田司郎の代表作を映像化。とある大学を舞台に、18人の登場人物が次々と死に直面する様を、コメディ会話劇と、石井監督の得意とするパンク表現を交えて描いた不条理劇。石井監督は冒頭で改名について「よく漢字を間違われるし、あまり“聰亙”に思い入れもなかったので、生まれ変わったつもりで心機一転したかった」と説明。主演の染谷将太は、『ヒミズ』(園子温監督)で、ベネチア国際映画祭の最優秀新人俳優賞にあたる“マルチェロ・マストロヤンニ賞”を受賞した注目の若手俳優だが、石井監督は起用の理由は「『パンドラの匣〈はこ〉』(2009年公開)を観て、久々にスクリーン映えのする、とても力のある男優さんだと思ったから」と話し、「すべてはラストシーンに向かって作られている作品で、今回の芝居は大変難しく、私の求める要求も高かったので、できる方たちにお願いした」と、染谷ほかオーディションで選ばれた17人の出演者たちを絶賛した。本作で喫茶店の店員として登場する染谷は、「台本がものすごく分厚く、ここまで会話の多い作品は初めて。石井監督は基本的に任せてくれるので、役をどう演じるか自問自答していたら頭がグルグルしてしまった」と苦笑し、「ある意味、これは試練だと思って、実際に喫茶店でバイトをした」と明かした。最後に石井監督は「日本映画界はこの10年で激変し、作品を作りづらくなっているが、私としては本作を成功させて、次の意欲的な作品につなげたい」と映画にかける熱い想いを語った。『生きてるものはいないのか』2012年2月18日(土)よりユーロスペースほかにて公開
2011年11月17日石井聰亙改め石井岳龍監督の『五条霊戦記 GOJOE』以来10年ぶりとなる劇場長編『生きているものはいないのか』の完成披露試写会が11月16日(火)に開催され、石井監督と主演の染谷将太が舞台挨拶に登壇した。劇作家であり、芥川賞候補となった「グレート生活アドベンチャー」(新潮社刊)や竹野内豊主演で映画化もされた「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」(幻冬舎刊)など小説家としても活躍する前田五郎の岸田國士賞受賞の同名戯曲を映画化した本作。病院に併設され、妖しい都市伝説がささやかれる大学を舞台に、18人の登場人物が次々と不可解な最期を遂げていくという不条理劇が展開する。久々の劇場公開作品のお披露目ということで「緊張してます」と石井監督。この10年間の沈黙について「いろいろ企画はあったんですが、いろんな理由で残念ながら実現しなかった」と悔しさをにじませる。だからこそ「私が大切だと思うような映画、面白いと思うような映画が、いまの日本映画界では作りづらくなってしまいました。何としてもこの作品を成功させたい」と強い思いを訴える。改名は2年ほど前。「勝手に変えて申し訳ない(笑)」と頭を下げつつ、その理由を問われると「元々、前の名前に思い入れがなくて、必ず間違われるのでいつか変えたいと思ってたんです。神戸で人材の育成に携わったり、今回の映画のきっかけとなるプロダクションを作ったので心機一転。(社名が)『ドラゴンマウンテン』なので岳龍です(笑)」と説明した。染谷さんは、劇中で展開される脱力系のギャグと不条理な物語について「言葉にできない不気味な面白さがあって惹きつけられました」と語る。石井監督からのオファーを喜ぶ一方で、監督について「最初は怖いイメージがあった」と述懐。「リハーサルをみっちりやったんですが、監督はけっこう静かで、少ない言葉で的確な指示を出してくださるんです。基本的には任せてくれるんですが、自問自答しながらグルグルしてました」と苦労を明かした。役柄は喫茶店の店員だが、実際に役作りのために喫茶店でのアルバイトまで経験したという。「普段は役作りとかはしないんですが、リハーサルが終わって『どうしたらいいんだ?』と悩んで、トイレで用を足してたら隣に監督が来たんです。そのとき、ふと思い立って『石井さん、バイトして来ます』と言いました(笑)」とそのときのやり取りをふり返った。敢えて監督に質問はせず「試練だと思って感じたままやった」と染谷さん。石井監督はそんな染谷さんについて「『パンドラの匣』を観たんですが、久々にスクリーン映えする、アップになって力を感じさせる俳優が出てきたなと思い、ぜひ仕事したいと思った」とその実力を高く評価。染谷さんは「監督から自分のことについて聞くのは初めてですが、嬉しいです」と照れくさそうに笑みを浮かべていた。『生きているものはいないのか』は2012年2月18日(土)より公開。■関連作品:生きてるものはいないのか 2012年2月18日よりユーロスペースほか全国にて公開© DRAGON MOUNTAIN LLC.
2011年11月16日第24回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで10月27日(木)、石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が特別招待作品として上映され、石井監督をはじめ、主演の仲里依紗、中村蒼、石橋凌が舞台挨拶に立った。映画、ドラマに大活躍の仲さんが、臨月を迎えながら「自分のことよりも他人のため」の精神で人助けに奔走するヒロイン妊婦を大熱演!この日、映画祭のテーマカラーである緑のワンピースに身を包んだ仲さんは「国際映画祭という場で、昔ながらの“粋”や義理人情を世界中の人に見てほしい。きっと『ニッポン、カッコイイ』って思ってもらえるはず。元気がない日本のプラスになるような映画」とPR。“妊婦パワー”で新境地を切り開いた本作で、日本を元気にする意気込みだ。仲さんに負けじと、幼なじみの陽一を演じる中村さんも「いまどき珍しい(陽一の)男らしさや責任感の強さを世界中の人に見てもらえれば」と“世界”にアピール。撮影中に20歳を迎えたといい、本作への思い入れも格別だ。石橋さんは陽一の叔父を演じ「コメディですが、日本の再生や復興がテーマに織り込まれている」と挨拶。“コワモテ”の印象も強い石橋さんだが「確かにいままで演じた役柄の7割は、危ない男か悪党で、最後には殺されてしまう。今回はおかげさまで最後まで生きております(笑)」とお茶目な一面を披露してくれた。妊娠9か月の光子(仲さん)は、お腹の子供の父親が行方不明で、お金も家もないという限界ギリギリの状況。それでも、子供の頃に住んでいた長屋で暮らす、貧乏で優し過ぎるがゆえに“パッとしない住人たち”のために一肌脱ごうと決意する。『川の底からこんにちは』、『あぜ道のダンディ』でその才能に注目が集まる石井監督は、「妊娠はたぶん(笑)自分が一生経験できないこと。だからこそ描く価値があると思ったし、人間のたくましさを描く上で母性が必要だと思った」。見どころは「役者さんがイキイキとお芝居する姿」だと言い、「論理的には解釈してほしくない作品。ぜひ自由な頭で自由に解釈してほしい」と客席にメッセージを送った。東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。『ハラがコレなんで』は11月5日(土)よりシネクイント渋谷ほか全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.ハラがコレなんで 2011年11月5日よりシネクイント渋谷にて全国公開© 2011『ハラがコレなんで』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす【TIFFレポート】山田孝之、司会者に「本当の恋愛って何ですか?」と逆質問
2011年10月27日石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が27日に第24回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、石井監督をはじめ、主演の仲里依紗、中村蒼、石橋凌が舞台挨拶を行った。その他の写真本作は、妊娠9ヵ月で家なし金なし。お腹の子の父親と別れてもなお、たくましく生き抜く主人公・光子の姿を軸に、現代日本が忘れかけた“粋”を描いたハートフルコメディ。「光子は妊娠していて不安なはずなのに、その辛さを見せない妊婦らしくない妊婦です。日本人として尊敬したい、尊敬できる女性の代表みたいな存在」(仲)。石井監督は「人間としてのたくましさを描きたかった。今の時代なら、やっぱり必要なのは母性だなと思った」と振り返り、「論理的には解釈してほしくないですね。自由な頭で自由に解釈してほしい」と語った。中村演じる光子の幼なじみ・陽一は、今どき珍しい無骨な“日本男児”で「男らしい責任感の強い姿を、日本と世界で見てもらえれば」。石橋は陽一の叔父を演じ、「普段演じる役柄の7割は危ない男か悪党で、最後には殺されてしまう(笑)。でも今回はおかげさまで、最後まで生きております。いつもと違って、ずっとこの役でいたいほど」と客席を笑いに包んだ。また、仲は「国際映画祭という絶好のチャンスなので、世界中の人に見てほしい。それに元気がないといわれる日本のプラスになれば」と役柄同様、力強く作品をPRした。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中『ハラがコレなんで』11月5日(土) 渋谷シネクイントほか全国ロードショー
2011年10月27日漫画家・真鍋昌平氏の同名コミックを基にした、妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』が、22日(土)から公開になるのを前に、石井克人監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、役者になるという夢に破れ、自堕落な生活をおくっていた若者・砧涼介(妻夫木)が、儲け話に乗ってしまったことから多額の借金を抱えることになり、借金を返済するために危険な荷物の運搬と処理を行うスマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者の意)に身を投じる物語。「漫画自体が映画的な構成だから、すごくよく出来ていて面白い。漫画にある程度忠実にやれば、映画として絶対面白くなると思い、漫画を元に脚本を書いた」という石井監督は、本作で取り組んだ新たな試みについてアクションシーンを挙げる。「『REDLINE』で、割とアクションの合間にスローを入れていて、それが結構面白いなと思っていたので、アクションシーンをスローで撮りました。背骨のアクションは、すごい早いのが特徴で、5人を5秒で殺しちゃうって人。でも、5秒で終わったら面白くないし、早くて訳が分からない。スローの世界で彼がどうやって動いているのかっていうのを、まず最初に克明に見せたいなって思いましたね」と明かし、「映画は1か月で撮影したんですが、アクションシーンに2週間かけました。4つくらい大きいアクションシーンがあるんですが、その4つで2週間。で、ドラマシーンが2週間。1ヶ月で600時間働くみたいな(笑) 過去の全仕事の中で、一番働きましたね!」とも語った。また、主演の妻夫木について「意外に主人公の砧みたいじゃなくて、大人っぽいというかしっかりした人。だからちょっと砧役はどうかなって思いはあったんですが、やってみたら意外とドンピシャでした」と話したほか、本作で強烈な印象を放つ河島役を演じた高嶋政宏について「高嶋さん自身、河島役を演じるにあたり、色々と調べてくれていましたし、「河島は任せます」と(笑) 高嶋さんは『もう、この役は僕にピッタリなんですよ』ってずっと言ってました(笑) 動きや表情、コスチュームまで、ほぼ全部高嶋さんのアイデアですね!」と笑顔で答えてくれた。『スマグラー おまえの未来を運べ』10月22日(土)全国ロードショー※高嶋政宏の「高」は、正しくは「はしご高」になります。(c)真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2011年10月19日『川の底からこんにちは』『あぜ道のダンディ』の石井裕也監督の最新作『ハラがコレなんで』が、第16回釜山映画祭の“アジアの窓”部門で上映され、石井監督と仲里依紗、石橋凌が舞台あいさつに登壇した。その他の写真『ハラがコレなんで』は、妊娠9ヵ月でお腹の子の父親と別れ、家もお金もなくても“粋”に生きようとする主人公・光子の姿を描いた作品。多くの海外映画祭で高評価を集めてきた石井監督の新作で、韓国でも人気の高い仲の主演作とあって、3回の正式上映のチケットは完売。舞台あいさつに立った仲は、妊婦役を演じたことについて「もう少し大人になって演じるかと思ったら、あまりに早くてびっくりしました。光子は、“そういえば妊婦だった!”というパワフルな役で『こういう妊婦さんもありだな』と。妊婦さんは不安なことも多い時期だけれど、光子みたいな妊婦がいてもいいかな、と思いました」とコメント。石橋は「これまで(演じてきたのは)7割悪人で7割殺されますから。今回最後まで生き残れました」と笑顔を見せた。石井監督は「女性らしい女性を描き、周りに元気を与える、堂々として“粋な人物”が多く登場するがそういう人が好みなのですか?」と質問されるも、「女性らしさや女性像を描いているわけでなく、描きたいのはいわゆる人間なので、自分の好みとかはないです」と回答。インディーズ時代から決して“ブレる”ことなく、独自の語り口を追求してきた石井監督らしいコメントで、集まった観客の注目を集めた。『ハラがコレなんで』11月5日(土) 渋谷シネクイントほか全国ロードショー
2011年10月13日エンターテインメント性豊かな演出が国内外から高く評価されている石井克人監督の最新作『スマグラーおまえの未来を運べ』の完成披露試写会が9月22日(木)、東京・新宿バルト9で開催され、石井監督を始め、妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、安藤政信、高嶋政宏、我修院達也、テイ龍進という豪華キャスト陣が舞台挨拶を行った。妻夫木さんは長年、石井監督とのタッグを待ち望んでいたといい「もう最高ですね!今回はオファーをいただいた瞬間に『やる』と決めました。とにかく五感で感じてもらえれば…。スカッとしますが、観終わったらご飯は食べづらい映画かも」とアピール。一方の石井監督は「基本、アクションエンターテインメントですが、ある種ホラー。心の準備をしてもらえれば」と意味深に語った。主人公は妻夫木さん演じるフリーターの涼介。誘われるままに儲け話に乗り、逆に多額の借金を背負ったために“日給5万円”という危険な裏稼業に手を染める。“スマグラー”と呼ばれるその仕事は、死体の運搬処理だった。たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界に飛び込んだ涼介の身にさらなるトラブルが襲いかかり…。原作は「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」。妻夫木さんは「冒頭は『こいつ、ダメだなぁ』という第一印象を抱いてもらいたかったので、役作りはとにかく不摂生すること。毎日眠らずダラダラ過ごして、食事のバランスも悪くしました。おかげでいい具合に顔がむくんで(笑)」と仰天エピソードを披露。スマグラーのリーダー的存在を演じる永瀬さんとは10年来の友人ながら、今回が初めての本格的な共演で「やっと実現できてうれしいですね」と大喜び。一方の永瀬さんも「ずっと努力を見てきたので、感慨深いですね」と少し照れくさそうだった。松雪さんはゴスロリファッションに身を包む闇社会の便利屋の社長・山岡役で「楽しませていただきました」とご満悦。また、妻夫木さんと安藤さんは『69 sixty nine』以来の共演で「妻夫木とはいい関係ができていたので、『今回もいい映画にしようぜ』的なメールを送った」(安藤さん)、「してないでしょ!」(妻夫木さん)と丁々発止のやり取りで会場を沸かせた。高嶋さんは妻夫木さんを相手に、拷問シーンを怪演!「妻夫木さんの表情がいいんですよ〜。だから僕もどんどんのめり込んで、遠慮せずバンバンやらせていただいた」と妻夫木さんにホレボレ(!?)していた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年09月22日歌手の石井竜也が4月22日(木)、東京 TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた、俳優デビューを飾る海外ドラマ「サンクチュアリ」の試写会付き記者会見に出席した。本作は、ユニバーサル運営のSF専門チャンネル「SCI FI(サイファイチャンネル)」のオリジナルドラマ。100年以上生きている謎の女性博士、ヘレン・マグナス率いるチームが、世に潜む奇怪なモンスターたち、通称“アブノーマル”を巨大ラボ・サンクチュアリに捕獲保護しながらアブノーマルの背景にある謎を解明していく物語。石井さんは、サンクチュアリの日本支部の所長役で、シーズン2の第12話(最終話前編)に出演する。日本ではCS放送「ユニバーサルチャンネル」で今年3月2日(火)からシーズン2を放送中。同チャンネルで自身のトーク番組「石井竜也のART or NOT?」を放送している縁でオファーされ、「僕も河童と人魚の映画(『河童』『ACRI』)を撮っていますが、サンクチュアリも伝説的なモンスターを擁護しているなど同じスピリットがある」とテーマを気に入って快諾。昨年、6月28日に東京で行われた撮影に参加した。バンドデビューから25年目の俳優デビューに「役者がどんなに崇高か、凄さを知っているので自分が役者なんておこがましい」と謙虚に語りつつも「世界デビューしちゃったからにはジョニー・デップの次を行くしかない。ユニバーサルでもフォックスでも僕を使って海賊ものを作ったらいい。忍者なんかどうでしょう?ジョニー・デップより相当いい表情しますよ」とちゃっかり売り込み。今後の俳優業について、「ほとんどオファーは来ないと思うけど、くればやってみたい。魅力的な仕事だと感じましたから」と意欲的だった。同ドラマはシーズン3まで製作が決定。石井さんは製作総指揮のアマンダ・タッピング氏らにいたく気に入られ、また東京での収録分で使われていない部分がたくさんあるため、シーズン3に石井さんが登場する可能性はありそうだ(同チャンネル関係者)。石井さんが俳優デビューする第12話は、同チャンネルで5月18日(火)22:55より放送。(photo/text:Yoko Saito)「サンクチュアリ」公式サイト
2010年04月22日朝のテレビに雑誌にウェブに、占いを見かけない日はなく、一種の飽和状態にある昨今。占いサイト『筋トレ』を運営する石井ゆかりさんは、どこか心に引っかかって離れない占いで、ここ数年ジワジワとファンを増やし続けています。ほかの占いとはどこか違う、一度読んだら忘れられない独特の語り口。迷ったときには何度も読みたくなる、不思議な魅力が石井さんの占いにはあります。当たっている気がする、という声が続出するのはなぜなのでしょうか。『筋トレ』で第7回Webクリエーション・アウォードのWeb人賞も受賞した石井ゆかりさんに、その占いの秘密をたっぷり伺いました。――まず、占いのサイトなのに『筋トレ』という名前は、これまたすごいですね!?「占いサイトにありがちなファンタジック・神秘的な感じにしたくなくて。『へっぽこ』が最初のコンセプトだったんです。あとは、文章を書きたいと強く思っているのですが、私は人付き合いが苦手で……(苦笑)。ものを書くのに必要な『人とかかわった経験』、『他者から得られるもの』というのを、占いを通して訓練したかった。生身の人間の思いとかかわりたかったんです」――『占い』そのものと出会ったキッカケはなんなのでしょうか?「23歳くらいのときに、5年間付き合った人に『好きな女ができたから』と振られました。そのとき、相手の女性は星占いが得意だとウワサを聞いて。そのころ偶然、書店で星占いの本を見つけて、なんとなく買って帰って自分のホロスコープを書いてみたら、これが面白かったんです(笑)。それからどんどん星占いの本を買って、ホロスコープを作って、と繰り返していたら、いつのまにかこうなっていました(笑)。星占いをそんなふうに偶然始めてから数年後、たまたまウェブサイトを作ろう、と思ったのですが、人が来るサイトと言えば『エロ』か『占い』だろう、と(笑)。それで、まあ、エロはムリなので、『筋トレ』という星占いのサイトになったわけです」――石井さんの占いの一番の魅力って、心に残る文章だと思うのですが、どうしてあのような書き方をしているのですか?「『筋トレ』が始まった当初は、読者から依頼を受けて個人の占いをするサイトだったのですが、最初にメールを下さったのは、40代の男性でした。占いというのはだいたい恋する乙女を対象としていますが、私のところには、恋する乙女のほかにも、40代の男性、子持ちの人、仕事のことだけを教えてほしい人、といろいろな人が来る。なので、その人たち全員に伝わるようにしたいわけで、結果的に、非常に抽象的になるんですね。星が表していることの“仕組み”を抽出して書くようにしなければならないので」――星が表す“仕組み”、ですか?「そうです。恋愛に関する占いで、『すてきな彼が……』と書いても、読んでる人は男性かもしれない。さらに、ゲイの方ならどうでしょう。『仕事運が……』と言っても、家で子育てをする主婦の方が読んだらぴんと来ないかもしれないですよね。なので、そういった具体的な表現ではなく、もっと骨格の部分、星が表す象徴そのものを書かざるを得なくなります。石井ゆかりという人間の個性を出そうとしてあのような書き方になっているというよりも、皆に伝えたい、とやった結果、自然と抽象的になりました」――そうなんですね。当たってる!と思いつつも、たった12個の星座だけで果たしてあれこれ言えるのか、とちょっと思ってしまうのですが……。「ホロスコープは大昔にできたものなのですが、すごくよくできていて、あらゆるものを星で説明できる仕組みになっています。使うのは、地球を抜いた水星から海王星までの惑星、そして冥王星までと、太陽と月、計10個の天体です。これらの10天体が、空に輝く12星座(牡羊座~魚座)のどこの場所に位置しているか、というちらばりを見るんです。また、星と星との角度も見ます。この角度にもそれぞれ意味があり……つまり一つのホロスコープの持っている情報量というのは、膨大なんです」――よく見るのは12種類の星座占いだけですが、本当は単に12個に分けられているだけではないんですね。「そうです。決して12分割の性格判断ではないです。例えば、みずがめ座の人は1月下旬から2月中旬までの期間、太陽がみずがめ座の位置にあるので、この時期に生まれた人はみんな『みずがめ座』になります。ですが、同じ誕生日の『みずがめ座』でも、水星や金星などほかの天体は年によって位置が違います。みずがめ座の人でも、金星がやぎ座にあれば、好きなもの・愛するものがやぎ座的な傾向を持ちます」――金星?やぎ座的、とは??「金星は、好きなもの・愛するものを表します。これは恋愛もそうですが、趣味嗜好など、好きなもの全般のことです。そして、みずがめ座は先進的で新しいものが好きな星座、やぎ座は古いものが好きな星座です。つまり、1月下旬~2月中旬に生まれたみずがめ座の方は、本質的には新しいモノ好きでも、もし金星がやぎ座にあるみずがめ座さんだと、妙に古めかしいモノが好きだったり、ということが起こるんですね」――なるほど!10天体それぞれと、12星座それぞれが、違った意味や役割を持つんですね。「そうです。たとえば女性の方だと、生まれた日に火星がどこにあったかで、タイプの男性が分かったりします。正確なホロスコープを書くには生年月日と生まれた時間、生まれた場所まで必要になります」――星占いって本当に奥が深いんですね。面白いです。では、石井さんにとって『占い』とはどういうものでしょうか?「一日も早く抜け出したいものです(笑)」――えーー!!「占いっていうのは、一瞬だけ『あ、なんとかなるかもしれない』って、その瞬間の苦しみを止めるための、お酒やタバコや麻酔のようなものなんです。だから依存症になってしまうこともあります。でも、お酒もタバコもみんなやりますよね(笑)。それはもう、しょうがないんです。体に悪いと思っていても、やらずにいられないことというのが、この世にはいかんともしがたく、あるわけです。占いは当然科学的根拠もないですし、インチキかもしれない、嘘かもしれない。そう思いながら、やむを得ずこっそり見て気持ちを落ち着ける、それくらいのスタンスが正しいと思います(笑)」とは言っても、やっぱり気になってしまう『占い』というもの。石井さんに私のホロスコープを見ていただいたところ……「太陽、水星、金星、木星の4つがみずがめ座にあるので、価値観にはあまりブレはなく、楽観的で自由奔放。そのわりに、火星がさそり座にあるので、粘着だったり、ちょっと変わってたりする男性に引かれやすいかもしれませんね」。……うっ(思い当たる節が)。「また、人から見られる印象やセルフイメージを表す場所に、おうし座があります。かわいらしい印象だったり、かわいいものが好きだったり。ですが、かわいいと思ったらあまりバランスを考えず見境なく集めますね」……うっ。こうして私は、大好きなゆるキャラのストラップがゴテゴテとつけられた自分の携帯に目をやり、ホロスコープというものの力を実感したのでした。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】筋トレ毎週、週報を配信。画像の一切ない、味も素っ気もないサイト構成だが、「がまくんとかえるくん」や「Topをねらえ」など、絵本やアニメ等に由来するメニューに軽いヒネリが感じられるもうすぐ一周年の「コブス横丁」の運命を占ってみた占い師さんによると、このサイト「コブス横丁」は発展するけど、マスコットキャラクターの「コブスくん」はあっけない幕切れを迎えるらしいこれであなたも魔法使い??『魔女講座』に潜入した!「夢占い」で深層心理を探ってみた
2010年02月10日