小池エミリは社宅で暮らす1児の母で、最近夜中に女性の叫び声のような、謎の声が聞こえることが気になっていた。他のママ友たちも同様に聞こえているようで、子どもたちが怖がって夜泣きしてしまったりなど、困り果てている様子。しかし、ボスママの柴田さんだけはマイホームを購入して引っ越しが決定しているからか、音に悩んでいる社宅ママ達に何かとマウントを取ってくるばかりだった。このままではいけない!と原因を突き止めようとするママ達だったが、なんと意外な場所からあの声が聞こえてくることに!?...柴田さんの家から謎の声が!?この後、柴田家の衝撃の事実が明らかになる!原作・作画:タバタユミ
2024年10月23日マリは大手企業の社宅に住む1児のママ。しかし、社宅は部長の妻・ヨウコさんが仕切っており、周りのママ友たちは彼女に逆らえずにいた。そんなある日、ギャルママのエミリさんが引っ越してくる。上下関係を叩きこもうと高圧的な態度を取るヨウコさんだが、全く屈さないエミリさん。その姿にママ友たちは感銘を受け、なんと社宅全体が大きく動くことに!?....エミリさんにワインをかけるヨウコさん!この後、妻たちのバトルはさらに激しくなる!?原作・作画:タバタユミ
2024年10月07日マリは大手企業の社宅に住む1児のママ。しかし、社宅は部長の妻・ヨウコさんが仕切っており、周りのママ友たちは彼女に逆らえずにいた。そんなある日、ギャルママのエミリさんが引っ越してくる。上下関係を叩きこもうと高圧的な態度を取るヨウコさんだが、全く屈さないエミリさん。その姿にママ友たちは感銘を受け、なんと社宅全体が大きく動くことに!?....ギャルママ・エミリさんのおかげで、平穏な日々を取り戻した社宅ママ達。今後は皆さんで仲良く社宅ライフを楽しんでほしいですね♪原作・作画:タバタユミ
2024年07月26日マリは大手企業の社宅に住む1児のママ。しかし、社宅は部長の妻・ヨウコさんが仕切っており、周りのママ友たちは彼女に逆らえずにいた。そんなある日、ギャルママのエミリさんが引っ越してくる。上下関係を叩きこもうと高圧的な態度を取るヨウコさんだが、全く屈さないエミリさん。その姿にママ友たちは感銘を受け、なんと社宅全体が大きく動くことに!?....エミリさんにワインをかけるヨウコさん!この後、妻たちのバトルはさらに激しくなる!?原作・作画:タバタユミ
2024年06月23日マリは大手企業の社宅に住む1児のママ。しかし、社宅は部長の妻・ヨウコさんが仕切っており、周りのママ友たちは彼女に逆らえずにいた。そんなある日、ギャルママのエミリさんが引っ越してくる。上下関係を叩きこもうと高圧的な態度を取るヨウコさんだが、全く屈さないエミリさん。その姿にママ友たちは感銘を受け、なんと社宅全体が大きく動くことに!?....ギャルママ・エミリさんのおかげで、平穏な日々を取り戻した社宅ママ達。今後は皆さんで仲良く社宅ライフを楽しんでほしいですね♪原作・作画:タバタユミ
2023年10月17日マリは大手企業の社宅に住む1児のママ。しかし、社宅は部長の妻・ヨウコさんが仕切っており、周りのママ友たちは彼女に逆らえずにいた。そんなある日、ギャルママのエミリさんが引っ越してくる。上下関係を叩きこもうと高圧的な態度を取るヨウコさんだが、全く屈さないエミリさん。その姿にママ友たちは感銘を受け、なんと社宅全体が大きく動くことに!?....エミリさんにワインをかけるヨウコさん!この後、妻たちのバトルはさらに激しくなる!?原作・作画:タバタユミ
2023年08月17日皆さんは、夫の常識のない行動を目撃したことはありますか?今回は自分のことを棚に上げる「サイテー夫の末路」の話を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言サイテー夫の末路とある会社の社宅で妻と2人暮らしをしている主人公の男性。ある日、主人公の妻が道を歩いていると主人公の同僚と遭遇します。そこでなんと主人公が妻に不満を持っていると言い始めたのです。しかし、実際は主人公には妻への不満はいっさいありませんでした。後日妻から話を聞いた主人公は怒りを覚え、同僚の家に乗り込みます。すると同僚は主人公のためだと言い、自分の妻の愚痴も言い始めました。そして妻は義実家によく帰って甘えてばかりだと不満を漏らします。同僚は言いたい放題でしたが…。言いたい放題の同僚出典:モナ・リザの戯言その話を隠れて聞いていた同僚の妻は大激怒。なぜなら同僚の妻が義実家に帰っていたのは、義実家が同僚の借金の肩代わりをしていて、借金返済のために働いているからでした。さらに浮気をしようとしていたこともバレて、同僚は妻から離婚を突きつけられます。その噂はすぐに広がり、同僚は肩身の狭い思いで過ごすことになったのでした。サイテー夫の末路にスカッと周りを巻き込む同僚の行動に呆れてしまいますね。同僚の末路にスカッとしたエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月21日■ボスママにSNSのアカウントが見つけられて… 社宅生活が始まってすぐに謎ルールを知る里美。社宅に引っ越すにあたって、独自のルールやママ友付き合いがあるのはネットで調べて知っていましたが、SNSまでチェックされるなんて…。■お茶会に公園ルール。社宅の謎ルールはまだまだあったボスママである前川望は、里美に次々と社宅ルールを伝えてきます。とは言っても、そのルールは世の中の常識とは少しずれているものも多く…。この後、里美は社宅でうまくやっていけるのでしょうか?こちらは投稿されたエピソードを元に2022年11月12日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■社宅の人間関係に共感の声。現実にはもっと酷いことも?まずは、最も多かった意見は里美に共感するものでした。めんどくさい人間関係は避けたいですが、社宅となると逃げ出すこともできない。妻ならではの悩みに読者からは同情のコメントもありました。・うわあ…出だしからいきなり頭の痛い展開。でも、社宅だから簡単に引っ越すわけにも行かないですよね。旦那さんに相談した方がいいのではと思いましたけど、同じ課長ポストで望さんのご主人が年上となると、相談相手にならないですよね。困ったなあ。・ボスママって本当に面倒くさいですよね。これがただのご近所さんだったら距離を置くこともできますけど、会社の人間関係が絡むと厄介。怒りがわいたとしても相手には何も言えないし、旦那さんや他のママさんに訴えることもできない。見ていて辛くなります。・みんな内心はボスママに従うのは嫌だと思っているのが分かります。でも、ボスママの旦那の役職に怯え、自分たちが災難に巻き込まれるのが怖いから、ボスママに従っている。それが本音なのでしょう。社宅でトラブルが起こる原因は、夫の役職が妻のランクに繋がってしまうこと。この問題に疑問を感じつつも、本当にそういう世界が世の中にはあると言うのが現実のようです。・転勤族で社宅を転々としている友人がいます。たまに変な人も居るし、夫の役職で妻のランクが決まるような世界は本当にあると言っていました。転勤について行くとなると大概の妻が専業主婦になりますし、そうなってしまうと夫と子どもでしか自分の立場を確かめられなくなるんだなと思います。・夫が偉いと自分も偉いと勘違いする奥さんは面倒だが、そういう人があふれている。そういう奥さんに限って、学歴は高くても、会社では疎まれている人が多いような気がします。・夫の役職を振りかざす妻はどうかと思います。夫の社宅で暮らす妻たちに会社の付き合いは関係ないので、上下を付けることはおかしい。夫が課長だろうが部長だろうが妻の功績ではない。社宅生活をしたことがある人からのコメントもご紹介します。謎ルールも、ボスママやボスの子どもも実際にはあるあるだそうです。中には衝撃のエピソードも…! そのリアルな体験談を見てみましょう。・私も社宅に住んでいた時期があって、基本的にはいい人が多かったけど、たまに困った人がいました。謎ルールも実際にあったものの、きちんとルール化されていないのが事実。私の社宅は春〜夏は2カ月に1回のペースで住人総出の草刈りがありましたが、その時の当番さんの気分で、他の住人に相談もなく勝手に社宅費を使ってシルバー人材センターに草刈りを依頼して「社宅費が足りないので値上げします」と言ってくる人もいました…。そういう方は大抵共働きで子どももいなくて生活に余裕があるので、少しでも出費を抑えたい子育て世帯の気持ちが分からないみたいで、「楽だし効率がいいでしょ?」と言います。他のご家庭と触れ合ったり、子どもたちも草刈りのときに飛び出してくるバッタなどの虫採りを楽しみにしている家庭も多かったのに…。・親が社宅に住んでいたころは、派閥争いが起きてました。部長・課長候補は人に挨拶をしないことも普通で、確かに性格の悪いママもいました。ボスのお子さんがいたけど、社宅の番長みたいな立ち位置で、この漫画より酷い事が普通に起きていました。・社宅あるあるですね。 だから、社宅は嫌なんだよね…。 いくら補助があると言われても社宅だけはご勘弁。 知り合いは社宅の1階に夫の愛人が入居してきて地獄の毎日だったと言ってました。結局、全部バラして離婚したらしいですが…。 「できれば社宅に住みたくない!」というのが大半の意見でした。でも、もし社宅で暮らすことになったときには、この漫画を見てイメトレをしておくといいかも。そして、夫には味方になってもらうように話し合いをしておくのもおすすめです。▼漫画「社宅ルールはボスママ基準」
2023年02月06日■前回のあらすじ社宅ルールを説明されても、従う気はないという上田。しかも上田は里美に対するひどい対応にも言及し非難。それに激怒するボスママだったが、慌てて走ってきた夫に止められる。 >>1話目を見る この騒動があってから望さんは旦那さんにこっぴどく怒られたらしく、おとなしくしていました。上田さん夫妻へは改めて謝りに行ったそうですが、私たちのところへは来なかったところを見ると、行い自体を反省しているわけではないのでしょう。他のママ友たちはやっと自由になれた、とのびのびしていて、変なルールに縛られることなく距離感のあるママ友付き合いをしています。社宅は本当に狭い社会。価値観が偏りやすいのかもしれませんが、大人として恥じない行動でお付き合いしていきたいものです。※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月18日■前回のあらすじ実は太一も会社でボスママの夫から嫌がらせを受けているらしく、この夫婦からの一連の嫌がらせは太一が若くして出世していることが起因なのでは?と話すふたり。どうしたものかと悩んでいると、新しい住人が社宅に入ってきて…! >>1話目を見る 次回に続く(全7話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月17日■前回のあらすじ理不尽な活動の数々をきっぱりと断った里美。それに対してまわりのママ友たちは、自分たちもやりたくないのに、里美だけズルいと非難する。そんなとき夫の太一から会社で「里美は自分勝手」と言われたと言ってきて… >>1話目を見る 太一は気にしていないようでしたが、望さんの夫の前川さんは、大ごとにはならない小さな嫌がらせを続けているようでした。どれもひとつひとつを訴えても相手にしてもらえないような…。対して望さんはあの反論以来会うたびに嫌味を言ってくるようになりました。さらに、回覧板をうちにだけ回さなかったり、幼稚園の連絡プリントを隠したり…なんだか似たもの夫婦なんだなぁと思ったものです。次回に続く(全7話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月16日■前回のあらすじ入るつもりのないバレー部に里美は自動入会と言われ、しかも子どももなわとびをやってもらう決まりだと宣言される。断ることはできないような言い方に、子どもも嫌がり、里美も限界を迎え…。 >>1話目を見る 望さん以外のママたちは、望さん夫婦が怖くて従っていただけのようで、少し安心しました。みんな望さんの思考に賛同しているならここに居場所はないと思っていたので…。とはいえ、望さんには逆らえないのが現状。これから私にどんな対応が待ち受けているのでしょう…。次回に続く(全7話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月15日■前回のあらすじSNSにアップするものは社宅のみんなにおすそわけ…しかし全員分なければボスママにだけ渡せばよいという自分勝手なルールに不信感を募らせる里美。「変じゃないですか?」と反論しても怒られるばかりで…。 >>1話目を見る 次回に続く(全7話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月14日■前回のあらすじ社宅に引越してきた里美。社宅ママ友となった望から、この社宅ではSNSへの投稿にもルールがあると聞かされ唖然。今回は初めてだから大目にみてあげると言われたものの、謎すぎる社宅ルールに前途多難な気持ちになり…。 >>1話目を見る いくら私が在宅で仕事があると言っても、全く聞く耳も持ってくれない望さん。みなさん専業主婦なのかもしれませんが、その後お茶会はランチをはさんで幼稚園のお迎えまで続きました。こんなこと続いたら仕事にならない…しかし反論したところで望さんは「非常識な人ね!」と自分の価値観を押し付けてくるだけなのです…。次回に続く(全7話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月13日社宅に引っ越すにあたって、その場所独自のルールやママ友付き合いがあるのはネットで調べて知っていました。とはいえSNSまでチェックされるなんて…。そもそもなぜアカウントがわかったのか…本名も子どもの写真もあげてはいないのに。ハッシュタグやアカウント名…? 簡単に特定できるような情報をあげてしまっていたのかと、自分を恥じました…。次回に続く(全7話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・監修: インクルーズ
2022年11月12日賃貸にしろ一軒家にしろ、快適で安心できる住処を築くために避けて通れないのがご近所さんとのつきあい。しかし、大なり小なりご近所トラブルの経験がみなさんあるみたいです…。今回は実際に募集したご近所トラブル体験談をご紹介します!子どもを放置するママさんたち社宅のマンションに住んでいたときの話です。夕方になるとマンションに住むママさんたちの井戸端会議が毎日のように行われていました。その間子どもたちは放置されていてマンションの駐車場で走り回ったり、騒いだりしていました。私はその頃1歳になる娘がおり、その騒ぐ声により娘が昼寝から起こされてしまい大迷惑していました。クレームを入れたかったのですが、夫の上司の奥様たちということもあり、関係悪化に繋がってはいけないと思うと、何も言うことができません。しかしある日、ママさんたちがいつも集まるスペースに「子どもを駐車場であそばせないでください」と明らかにママさんたちに向けた注意書きが貼られていました。迷惑に思っていたのは自分だけではなかったのかと嬉しくなり、その日以来子どもたちの騒ぐ声も聞こえなくなったのでスッとしました。(女性/主婦)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?生きていく上でトラブルはなるべく回避していきたいところですが、ご近所さんが問題となるとそうもいかず…。狭いコミュニティですが一定の距離を保ち、サラッと交流するのがいいのかもしれませんね。以上、ご近所トラブル体験談でした。次回の「ご近所トラブル体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月07日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!噂好きのママ友夫の職場の集合社宅で暮らしていたときの話です。夫の上司の奥さまと我が家の子どもたちは同世代でした。一見すると話しやすいタイプで最初は好印象を持っていたのですが…やたらと人のウワサ話が多いんです。「○○さんのおうちってお子さんにあれもこれも習い事をさせているんですって!」「△さんの奥さんって、○○(資格職)なんですって」と話した後、お決まりのように「うちは何もさせてないから~」「わたしは何の特技もなくて~」で終わります。しかし、漏れ伝わった話によるとお子さんたちには週5で多言語の習いごとをさせていて、ご本人は海外との取引の仕事をしているのだとか…。いわゆる噂好きのマウントママで面倒でしたが、同じ社宅のためになかなか縁を切ることができずにいたので、我が家のことは何も話さず、のらりくらりとかわしていました。あるとき、我が家だけ誘われず社宅の真ん前で、社宅の他の同世代ママたちと一緒にバーベキューをしていたことがありました。「あら~、仲間に入れてあげてもいいのよ~」と言われましたが、こちらからお断り。出典:lamire我が家だけ誘われなかったのは悲しかったけれどあの中に入りたくもないし、誘われていないことに気づいても何も言わない他の同世代ママたちにも不信感です。その後、我が家は社宅を出ることになり距離を置くことができました。子どもたちの学校では、そのママは他のママたちからやはり浮いていたようです。その後、そのママ友からは学校で会うたびに親し気に話しかけられましたが、あいさつ程度でとどめて、私は他の仲よしのママ友のところに行くようになりました。インフルエンザインフルエンザの予防接種をしない方針のご家庭があり、その子がインフルエンザにかかってお休みしたときがありました。するとママ友グループのボスが「あの〇〇ちゃん、インフルエンザでお休みなんだって。やっぱり受けてないからかかったんだよね。」とママグループ内で拡散していて…。私自身もインフルエンザワクチンが予約取れない状況で打てていなかったのですが「打った?」と聞かれたら「打ちました」と言わないといけない圧力があり、なんとも怖かったです。こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。以上、ママ友トラブルエピソードでした。次回の「ママ友トラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月06日*画像はイメージです:住居に関する会社の福利厚生は、住宅手当や社宅制度があります。社宅制度の内容は会社によってまちまちでしょうが、社有社宅にせよ借上げ社宅にせよ、退職時には社宅から退去することが一般的です。では、従業員が退職するときに「退職したんだから明日社宅を出ろ!退去が遅れたら退職日以降の賃料を払え!」と言われた場合、このような即時退去または賃料全額負担の要請に応じなければならないでしょうか。今回は、退職時の社宅退去時期などについて解説します。 ■「明日出ていけ」という要請には応じなくともよいある程度の規模の会社で社宅制度を導入している場合には、社宅管理規程が置かれていることが多く、自己都合退職であれば2週間から1ヶ月程度の退去のための猶予期間が置かれていることが多いです。もし、社宅に関する規程がなかった場合であっても、上記程度の合理的な猶予期間なくなされる即時退去には応じる必要がありませんし、会社の元従業員に対する賃料相当額の損害賠償請求も認められないでしょう。なお、賃料に占める社宅使用料の割合にもよるのですが、社宅制度による補助は給与と同視されますので、会社が即時退去に応じないことを理由に未払給与から社宅使用料を超える金額を天引きすることは違法の可能性が高いです。 ■社有社宅と借上げ社宅とで違いはあるか社宅制度は、居住者が役員または従業員の地位を有する者その他会社の認める者であることを前提に、福利厚生の一環として、一定期間に限定して従業員に安く住居を利用させるものです。ですから、会社が物件を所有している社有社宅であろうと、民間の賃貸物件を借りている借上げ社宅であろうと、会社と従業員との契約は、条件付使用貸借または独自の社宅利用契約であるといえます。賃貸借契約とされることはないといってよいでしょう。そのため、会社と従業員等の関係では、社有社宅と借上げ社宅の場合とでとくに違いはなく、基本的には社宅管理規程によって定まります。「明日出ていけ」という要請に応じる必要がないことも同じです。会社によっては、従業員個人名義の契約でも借上げ社宅制度が利用できたり(まぁこれは住宅補助に当たるでしょうが)、退職時に法人名義から個人名義への変更を認めて退職後も同じ住居に住み続けたりもできるようです。このように、社宅制度は基本的に会社が内容を自由に決められるものですが、「明日出ていけ!無理なら賃料相当額の全額を払え!」という極端な要請についてまで従業員が従う義務はないというのが結論ですね。 *著者:弁護士 木川雅博 (星野法律事務所。通信会社法務・安全衛生部門勤務を経て、星野法律事務所に所属。破産・再生・債務整理を得意とする。趣味は料理、ランニング)【画像】イメージです*tkc-taka / PIXTA(ピクスタ)
2017年05月24日