映画『必死剣鳥刺し』の完成報告会見が7月5日(月)、東京・千代田区の東京會舘で行われ、主演の豊川悦司らが、先月末に決定した本作の第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門出品の喜びを語った。同映画祭は、1977年から開催されている、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンに次ぐ北米最大級の映画祭で、今年は8月26日からカナダで開幕。配給元の東映によると、本作の上映日は現在未定ながら、平山秀幸監督、豊川さんらが現地入りする方向で調整中。“朗報”に豊川さんは「いろんな国の方々が、この映画をどんな風に観てくれるのか楽しみですね」と笑顔。1998年に『愛を乞うひと』で国際批評家連盟賞を受賞して以来、12年ぶりに同映画祭に参加する平山監督は、「チャンバラやサムライが日本映画の伝統と捉えられた時期がありましたが、2010年のいまでもそう思っていただけるか、楽しみです」と“武者震い”した。本作は作家、藤沢周平の同名小説を原作に、悲運の剣の達人、海坂藩士、兼見三左エ門が不条理な運命に巻き込まれながらも武士道を貫く姿を描く物語。劇中、吉川晃司扮する剣豪と命がけの対決を繰り広げるが、豊川さんは「吉川さん、本当に怖そうなので結構、真剣にやりました」。吉川さんは「音楽でセッションをするみたいにグルーヴ感が出るまでやった感じ」。2人は真剣勝負を経て認め合った様子で、笑顔で見つめ合っていた。ほかに、池脇千鶴、戸田菜穂、関めぐみらが総勢9人が顔を揃え、七夕が近いとあって、浴衣姿で出席した。2008年の第32回同映画祭では、『おくりびと』が最高賞のグランプリを受賞し、その後、アカデミー賞外国語映画賞を受賞しており、同コンペ部門をオスカーの前哨戦と見る向きもあるだけに、『必死剣鳥刺し』の“戦い”ぶりが注目を集めそうだ。『必死剣鳥刺し』は7月10日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:必死剣鳥刺し 2010年7月10日より全国にて公開© 2010「必死剣鳥刺し」製作委員会■関連記事:豊川悦司殺陣シーン撮影後「肉を食べる気にどうしてもなれず」来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!藤沢周平の原作映画化続々!トヨエツが悲運の剣士役で“隠し剣”シリーズの傑作映画化
2010年07月05日沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターほかを会場に、世界に通じるテーマ“Laugh&Peace”を伝える作品を上映し3月28日(日)に閉幕した第2回沖縄国際映画祭。第1回を上回る大盛況ぶりを、同映画祭の実行委員会(吉本興業ほか)が発表した数字からふり返った。会期は昨年の4日間からプレイベント期間も含めて9日間と2倍以上に延び、延べ来場者数は11万人から38万人と約3.5倍に。1日あたりの来場者数は2万7,500人から4万2,000人。主催の中心、吉本興業の目標だった「30〜50万人」を達成し、映画祭の認知度を広めて集客に成功した形だ。上映作品は国内外の新作、吉本所属のタレントの監督作を合わせて94本。そのうち賞の対象になる長編プログラム作品には150本の応募から選出した26本を上映した。昨年は賞を争うコンペティション部門に80本の応募があり8作品を選出。優れた作品の上映、もしくは新しい才能の発掘などの映画祭の機能も強化された。レッドカーペット・イベントで歩いたゲストは昨年の90人から194人と倍増。逆にカーペットの長さは250メートルから150メートルになった。期間中に出演した吉本所属の芸人数も昨年の169人から123人に減少。とはいえ、吉本以外の俳優、女優、監督が多数出演した。実行委員会ではそちらの数字の発表はしていない。取材媒体は100媒体350人。昨年の100媒体250人から人数は膨らんでおり、注目度も高まったようだ。同社の大崎洋社長は、オープニングセレモニーで「100回、200回と続けたい」と宣言し、クロージングでは「語呂がいいから100回、200回」とトボけながらも意欲的に取り組む姿勢を見せた。第3回の開催は決定しており、2011年3月19〜28日と1日期間延長の予定。今年、前回以上の盛況ぶりを見せただけに、イベント色の強い映画祭としてスケールアップが期待できそうだ。その一方、実行委員会の1社、パチンコメーカーの京楽産業の榎本善紀社長は打ち上げの席で「来年は妻と子供を連れてきます」と挨拶。昨年11月に入籍した愛妻で現在、第1子を妊娠中で今夏に出産予定の女優・伊東美咲を伴った、一家3人での参加を表明。負けじと(?)、吉本興業の社員、木本公敏氏も「来年は妻と子供を連れてきます」と愛妻で、現在第1子を妊娠中で、まもなく出産予定の元フジテレビのアナウンサーのタレント、内田恭子の同伴を予告。関係者を大いに喜ばせた。第3回は2人のミューズ降臨で、ますます大盛況となるか?(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:「三池監督との勝負は五分五分」 哀川翔『ゼブラーマン』続編インタビュー in 沖縄【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】ロバート秋山竜次、出演場面13秒の映画で舞台挨拶【沖縄国際映画祭】間寛平、イランから衛星中継でギャグ3連発
2010年04月01日沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターほかで開催された第2回沖縄国際映画祭が、カウントダウンイベント4日間を含む全9日間の日程を終えて、3月28日(日)、閉幕した。同日、長編プログラム部門向け3賞ほかを発表するクロージング・セレモニーが同所で行われ、お笑いトリオ、森三中の黒沢かずこ主演の映画『クロサワ映画』が、「Laugh部門」海人賞グランプリとゴールデンシーサー賞(審査員特別賞)の2冠に輝いた。3賞は、長編プログラム2部門「Laugh部門」、「Peace部門」各13本からそれぞれ1本を、一般審査員20人と観客の投票で選出する海人賞グランプリと、両部門26本から特別審査員5人と観客の投票で1本を選ぶゴールデンシーサー賞。特別審査員は審査委員長を務めるキム・ドンホ氏(釜山国際映画祭執行委員長)、香港のリー・チーガイ監督らによって選出された。先に「Laugh部門」が発表され、渡辺琢監督が帰京していたため、黒沢さんは一人で登壇。なかなか言葉を発することができずモジモジしており、「がんばれ」の声が飛ぶ中、ようやく述べたコメントは「やることがないので(雑誌の)テレビジョンを買って部屋でテレビを見ていました。まちゃまちゃさんと2日間も飲めました」。会場から温かい拍手が送られた。ゴールデンシーサー賞の発表でキム氏から『クロサワ映画』と読み上げられると、さらに驚いた様子で千鳥足になって壇上に。顔をゆがめて涙をにじませ「演技やって良かったなと。人にこんなに見られたことがない。何を言っていいか分からない…」と動揺。司会の今田耕司から「歌で表現してもらいましょう」と助け船を出されると「OH!Thank you恥ずかしくて目が開けられない〜」と即興で歌ってみせた。本作は、初めて恋をした女芸人・黒沢かずこの姿を通じ、女芸人の悲喜こもごもを描くドキュメンタリー風ドラマ。キム氏から「女芸人の孤独と愛、友情をユニークにリアルに独創的に描かれて素晴らしい」と寸評が述べられる間、何度も顔をゆがめてうなずき、最後に頭を深々と下げた。「Peace部門」海人賞グランプリはインド映画『RAB NE BANA DI JODI』(原題)。同映画祭実行委員会の委員長を務める吉本興業の大崎洋社長は「ブスが泣くと美人よりリアリティがある」と“笑撃”の祝福。同映画祭については「オープニング・セレモニーで100年続けると言ってしまいましたが、語呂がいいのでつい(口から)出てしまった。沖縄は流れ星がよく見える島。ロマンチックですし語呂がいいからいいかなと」と締めくくり、会場の笑いを誘った。黒沢さんは、クロージング後の質疑の場で、渡辺監督に携帯電話で「Wでいただきました。いま(トロフィーの)シーサーを2個抱えているんですよ」と報告。渡辺監督は電話の向こうで「マジですか!やったー』と大声をあげていました」(黒沢さん)という。海人賞グランプリ2つには賞金各250万円が贈られた。250万円の目録を手にし、使い道については「プロデューサーがみんなで温泉に行きたいねって言っていました」と話した。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】ロバート秋山竜次、出演場面13秒の映画で舞台挨拶【沖縄国際映画祭】間寛平、イランから衛星中継でギャグ3連発【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露
2010年03月28日お笑い芸人、木村祐一が3月28日(日)、第2回沖縄国際映画祭「Peace部門」に出品中の監督第2作映画『ワラライフ!!』の公式上映で舞台挨拶に立ち、キャストの一人、鈴木杏樹の天然トークによる“ネタばれ”に苦笑いを浮かべる一幕があった。同作は5人家族の物語。一家の母親を演じた鈴木さんは「12月の撮影ですごく寒かったんですけど、お父さん役の吉川晃司さんが『寒いときは体に力を入れろ、力を入れるんだ、ふぅ〜』ってやられるので、みんなで体に力を入れて血圧上げて撮影に臨みました」とジェスチャーを交えて解説。「あ、ここだってわかると思うので、そういうところも観てもらえると…」と呼びかけ。“問題”の場面は夏の設定だったためキム兄は、「鈴木さん、それはいらん見方ちゃうかな、夏なら夏で。そのためにこっち、セミの鳴き声とか入れとんねん」と演出をばらすハメになり、苦笑いだった。挨拶では鈴木さんは「木村さんのことを前々から尊敬申し上げていたので、まさか参加できるとは思わなくて光栄でした。新たなキム兄さんのあったかさ、優しさが感じられる作品です」とキム兄に“ラブコール”。キム兄は照れ臭そうにうつむいていた。ほかに主演の村上純一(しずる)、香椎由宇、田畑智子らも出席。田畑さんは「沖縄は初めてで、来ることができて嬉しい」と挨拶。すかさずキム兄から「田畑さんが楽しみにしているのは泡盛です」と暴露されたが、酒豪としても知られるだけに「お酒?好きです」とニッコリ。司会の女性からもう試した?と聞かれ、「今夜です」と嬉しそうに答えると、またキム兄から「今夜っていうか午後3時からです」とまた暴露され、会場の笑いを誘っていた。『ワラライフ!!』は2010年、全国にて公開予定。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】ロバート秋山竜次、出演場面13秒の映画で舞台挨拶【沖縄国際映画祭】間寛平、イランから衛星中継でギャグ3連発【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露
2010年03月28日お笑いトリオ、ロバートの秋山竜次が3月28日(日)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内ほかで開催中の第2回沖縄国際映画祭「Laugh部門」に出品中の出演映画『宇宙で一番ワガママな星』の公式上映で、ゴリ(ガレッジセール)、田中直樹(ココリコ)、監督を務めたテレビ朝日のディレクター、伊東寛晃と舞台挨拶を行った。宇宙旅行を夢見る5人の男の宇宙訓練施設での生活を描くコメディで、ゴリさんは5人のうちの一人。ほかにきたろう、マイケル富岡らが出演。秋山さんは「信者役で、10秒ぐらいで終わっちゃうんですよ。だから10秒に魂を込めました」と告白。ゴリが「自白しちゃった?俺も言いたくて言いたくて仕方がなかった。ほかに舞台挨拶に来るべきな長い時間出ている人たくさんいるのに、10秒だよ、お前」と可笑しそうに突っ込むと、「参加したんだから舞台挨拶する権利はある。前半10秒、後半3秒。とにかく13秒に魂を込めました。本当に信者で洗脳されているテイストを出したんで」と訴え、観客の笑いを誘った。一方で“熟女好き”で知られる秋山さんは、「沖縄は40代、50代のレベルが高い」とニンマリ。ゴリから「さっき楽屋に来た73歳のうちの母ちゃんをヘンな目で見てただろう!」と問われ「5年前ならギリですよ」と答えた。『宇宙で一番ワガママな星』は現在、劇場公開に向けて調整中。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】間寛平、イランから衛星中継でギャグ3連発【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露
2010年03月28日マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦中で、今年1月に前立腺がんを患っていることを公表したお笑いタレント、間寛平が3月27日(土)、第2回沖縄国際映画祭特別上映作品の主演映画『ラン アンド ラン』の舞台挨拶に、現在地通過中のイラン・ダムガンから衛星中継で出演した。ビーチステージの大スクリーンに映し出され「ダムガンの砂漠にいて、サソリの毒すうてまぁーす」と第一声。「イランでいま一番ウケるのは『アヘアヘアヘアヘ…』。『かいーの』はダメ」などと解説しながら、ステージにいる司会を務めた後輩、お笑いコンビ、博多華丸・大吉にポーズをとらせて自身は声で「アヘアヘアヘアヘ…」を、同作のメガホンを取ったイランのカマル・タブリズィ監督に披露。「素晴らしい!」の反応を得て、「チャッチャマンボ」を見せると「ダメ―!」と“NG”を食らい、「なめなめくじくじなめくじくじ、塩かけないでね〜粗塩はいやよ」では「面白い!」と再び大爆笑させた。満場の観客も大いに沸いた。カマル監督はメガホンを取ったきっかけについて「寛平さんがいまチャレンジしていることは素晴らしく、特別なこと。マラソンでイランを走行する寛平さんをお招きするには、イラン映画を作るべきだと思った」と説明。間さんの人柄を「とても不思議な人。普通映画を作るには短くて6か月くらいは必要ですが、この映画は約1か月半で完成させることができた。それは寛平さんからエネルギーをもらったお陰です」と絶賛していた。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】黒沢かずこ主演『クロサワ映画』2冠!即興の歌で喜び表現【沖縄国際映画祭】キム兄、鈴木杏樹の天然トークに苦笑い【沖縄国際映画祭】ロバート秋山竜次、出演場面13秒の映画で舞台挨拶【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露
2010年03月28日お笑い芸人、ケンドーコバヤシが3月27日(土)、第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」に出品中の世界のナベアツ、宮川大輔とのトリプル主演映画『さらば愛しの大統領』の公式上映前の舞台挨拶で“暴走”した。ナベアツさんがCMディレクターの柴田大輔と共同監督を務め、長編初監督デビューを飾った作品で、キャストはほかに、この日も同席した女優の吹石一恵、釈由美子ら豪華布陣。ケンコバさんは「柴田さん、ナベアツさん、釈さん、吹石さんとすごい人ばかりなので、僕と宮川さんが遅れをとったらあかんと思って、ディスカッションを毎日しようと思ったんですけど、撮影後の解散場所の新宿から宮川さんが韓国エステに向かうんで…初台の。次の日は『店、どうやった?』っていうディスカッションになってしまいました」と得意の好き勝手なトークで、ナベアツの晴れ舞台に花ならぬ笑いを添えた。宮川さんが「何でそんな話すんの?(韓国エステ)行ってませんよ〜」と怒りつつ否定すると、ケンコバさんは「僕が嘘をついてました」と殊勝な顔で謝った。ケンコバさんは一方で、女優陣の“口撃”の標的に。釈さんが「このキャストが揃うとセクハラの嵐でした。さっきも狭いエレベーターの中でケンコバさんが『屁こくぞー』って…」と暴露。吹石さんは「ケンコバさんと宮川さんはちょっとエッチで私たちが答えづらい会話を現場で延々としているんです。その会話が完成度が高くて、ある意味、贅沢な現場でした」と話した。本作は大阪府知事に当選した芸人・世界のナベアツの暗殺予告を受け、大阪府警随一の迷コンビ刑事(ケンコバさん&宮川さん)が犯人逮捕のため奔走する物語で、この日、一般客向けに初上映。ナベアツさんは満場の観客約1,000人に「コバヤシくんが大橋のぞみちゃんより可愛い顔をしているシーンがあるので楽しみにしていていください」と“予告”した。上映では「5秒に1度はギャグがある」の触れ込み通り、コンスタントにギャグが炸裂。観客からは何度も爆笑が起こり、終映後は大きな拍手が沸き起こった。『さらば愛しの大統領』は秋、新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催さらば愛しの大統領 2010年秋、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「さらば愛しの大統領」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】次長課長・河本が沢尻ネタで悪ノリ&大鶴義丹の衝撃NGを暴露【沖縄国際映画祭】レイザーラモンRGと椿鬼奴がノリノリデュエット【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」
2010年03月27日お笑いコンビ、次長課長の河本準一が3月27日(土)、先日より開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作の出演映画『お墓に泊まろう!』の公式上映前に行われた舞台挨拶で、女優の沢尻エリカの“不機嫌舞台挨拶”で知られる「別に」発言ネタで観客を笑わせた。地上波デジタルに移行する2011年に倒産して葬儀屋に買収されたテレビ東京の社員らの奮闘を描く物語で、監督は同局勤続15年というプロデューサーの伊藤隆行。河本さんと同じキャストのひとり、はんにゃの金田哲は、出演の経緯を司会者から尋ねられ「言っていいですか?ホントに急遽で、ランクインの2日前に台本をもらい、3日間ぶっ通しで寝ずに撮影しました。ね?河本さん」と先輩へ発言を“バトンタッチ”。すかさず河本さんはうつむき加減で「別に…」とひと言。約2年半前に物議を醸した沢尻さんの発言だけに、金田さんは「なんで?沢尻さんも大人になったのに…」と驚いていた。だが河本さんの悪ノリはエスカレートし、「僕らは2日間で台本を覚えて、(演技も)全て一発OKでした」と意味ありげに含み笑い。金田さんから「なんでそんな嘘を?」と聞かれると「だってNGは本当に少なかった。…っていうか大鶴義丹さんがNG出し過ぎ。『お墓に泊まろう!』と書かれた台本を見ながら『田舎に泊まろう』って言った」と暴露していた。『お墓に泊まろう!』は現在のところ劇場公開は未定。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】ナベアツの晴れ舞台でケンコバ暴走挨拶【沖縄国際映画祭】レイザーラモンRGと椿鬼奴がノリノリデュエット【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」
2010年03月27日お笑いトリオ、森三中の黒沢かずこ、ピン芸人の椿鬼奴が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで、第2回沖縄国際映画祭の「Laugh部門」出品作の出演映画『クロサワ映画』の公式上映で舞台挨拶を行った。女芸人の悲喜こもごもの私生活を描くドキュメンタリー風ガールズムービーで、黒沢さんを始め、登場人物のほとんどが本人役で出演。フジテレビでバラエティ番組を手がけるディレクター、渡辺琢が初メガホンを取っている。森三中の3人の中で唯一のシングル、黒沢さんは「恋愛が苦手な女芸人さんが何人か出ていて、仕事と恋愛は両立できるのか?というテーマを描いたりしています」とリアリティたっぷりな言葉。「顔がスクリーンに大きく映っちゃうんじゃないかしら?」と両手を頬に当てて乙女の顔をのぞかせる一幕も。渡辺監督が「女芸人さんってコミカルで滑稽ですが、素顔は本当にキュート。間近で見ていて素敵だ!と思い、この映画を作ろうと思った。女芸人さんたちに恋をしていただけたら」とPRすると、黒沢さんは「100点!」と言いながらも照れた。一方、黒沢さんは鬼奴さんについて「監督もよく言うんですけど、椿鬼奴がスクリーンに映るとフランス映画のよう。アンニュイで絵になるんです」と知られざる魅力をPRし、鬼奴さん本人も「アンニュイってよく言われます〜」。また鬼奴さんが「塩ちんすこうが美味かった!」と話すと、すかさず黒沢さんが「家のオーブントースターで塩をトーストしているんですよ」と暴露。鬼奴さんは「結局、ビールに1番合うつまみは塩ってことです」と淡々と話し、会場の笑いを誘っていた。『クロサワ映画』は現段階で劇場公開は決定していないが、調整中だという。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日第2回沖縄国際映画祭の「Peace部門」出品作の映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』の舞台挨拶が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内のシアターで行われ、主演の岡村隆史(ナインティナイン)、女優の松雪泰子らが出席した。養殖サンゴの移植・産卵を世界で初めて成功させた金城浩二氏の実話の映画化で、岡村さんが金城さんを演じ、松雪さんは金城さんの妻・由莉役。この日が一般の観客への初披露。岡村さんは「ムービースター、岡村でございます」と切り出したが、「役者ではないのでたくさんの方にご迷惑をかけたかもしれませんが、松雪さんやスタッフのみなさんに助けていただき、何とか観ていただけるレベルの演技ができた」と謙虚な素顔。と言いつつ、満場の観客を前に緊張気味で小声の息子役、金城琉斗の口に耳を当てては言葉を伝える“通訳”役を務め、会場の笑いを誘った。夫婦役とあって劇中で松雪さんにプロポーズするが、「僕自身は独身ですけど、プロポーズするときは、この映画と同じようにあの場所で、と決めました」と真顔(?)で宣言。ドラマ―の沼澤尚と昨年初めに破局していたことが先頃、報道されたばかりの松雪さんは「プロポーズ?機会があればいいですね」と言葉少なだった。挨拶にはほかに李闘士男監督、金城浩二さんも参加。松雪さんらとシアター前のレッドカーペットを緊張気味に歩いた黒スーツ姿の金城さんは「このスーツ、昨日ジャスコで買ったんですけど」と温かい笑顔を浮かべて観客や俳優陣を和ませていた。『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は4月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜 2010年4月24日よりバルト9ほか全国にて公開© 『てぃだかんかん』製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕サンゴ礁再生の感動の実話!『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』試写会に15組30名様ご招待ナイナイ岡村、山下達郎が歌う主演映画主題歌でミュージックビデオ初出演!
2010年03月25日女優の谷村美月が3月25日(木)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催中の第2回沖縄国際映画祭で、主演映画『明日やることゴミ出し愛想笑い恋愛。』の舞台挨拶を、共演のお笑いコンビ、パンクブーブーらと行った。同作は、新人ADの女性(谷村さん)が曲者ぞろいのテレビ局内で悪戦苦闘しながら成長する姿を描いたコメディ。日本テレビの若手演出家、上利竜太氏が初メガホンを取り、同映画祭の「Laugh部門」に出品されている。“異色作”への出演の経緯について谷村さんは「バラエティの方が映画を撮る新しい試みに一緒にチャレンジしてみたいと思ったのと、ADさんの世界観に詳しくないのでいろんなことを知るのにいいなと思いました」と前向き。「一番苦労したのは、どんな仕事も大変ですが、こういう仕事もいいなと思ってもらいたいなと思ったこと。希望が持てる作品になればと思い、なりました。だから明日から頑張ろう、という気持ちになってもらえたら」と笑顔で呼びかけた。一方、パンクブーブーの佐藤哲夫は「瞬きをしないで観てほしい。でないと僕らの出演場面が終わってしまう。よく僕らが舞台挨拶に呼ばれましたね〜。若いキャストが足りずに呼ばれたんだと思います」と自虐トーク。撮影のエピソードを司会者から聞かれると「歩いてくれと言われ、歩いて、終わりました。“ドッキリ”だと思いました」とトボけ、観客の笑いを誘った。黒瀬純は「谷村さんが可愛くて好きになるかと思いました。今日もセクシーな格好で、誰に見せたいんだ!とヤキモチを焼いています」と谷村さんに妙に絡み気味だった。(text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕
2010年03月25日第2回沖縄国際映画祭が3月24日(水)に開幕し、メイン会場の沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われたレッドカーペット・セレモニーに岡村隆史(ナインティナイン)、世界のナベアツらお笑い芸人のほか哀川翔、安室奈美恵ら総勢約200人のゲストが顔を揃え、観客約35,000人を集めた。ゲスト陣は昨年の2倍以上。レッドカーペットは約50メートル延びて300メートル。オープニングセレモニーは2年目を迎えて“スケールアップ”した。映画『私の優しくない先輩』などに出演している、はんにゃの金田哲は「気分?サイコーです」と声を弾けさせてピースサイン。主演映画『ゼブラーマンゼブラシティの逆襲』を引っ提げて来場した哀川さんは「なかなかいいねぇ〜。直線(に敷かれた距離が)長くて、見る人が見やすい感じ」とテンション高め。オープニング作品の『矢島美容室THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』のストロベリー・カメリア・ヤジマ(とんねるず・石橋貴明)らは、ひときわ大きな大声援を浴びた。サプライズで安室さんの来場がアナウンスされると「キャー!」と大歓声。コメント出しや取材に応じることなく歩いたのみだったが、細いウエストを強調したドレス姿で観客の視線を釘づけにしていた。同映画祭は「Laugh&Peace」をテーマに28日(日)まで開催。同所のほか那覇市の桜坂劇場などを会場に、長編プログラム26作品などが上映される。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト私の優しくない先輩 2010年夏、公開© 2010 アニプレックス/講談社/アスミック・エースエンタテインメント/グッドスマイルカンパニー/ファントムフィルムゼブラーマンゼブラシティの逆襲 2010年5月1日より全国にて公開© 2010「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」製作委員会第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】矢島美容室「グランプリ獲って来年も来ます!」禁断のブラックジョークに一瞬ヒヤリ?J・デップに負けじと矢島美容室が熱唱マナーを守らネバダ!矢島美容室が出演する劇場用マナーCMが到着!
2010年03月25日第2回沖縄国際映画祭のオープニング作品『矢島美容室 THE MOVIE〜夢をつかまネバダ〜』が3月24日(水)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンター内で上映され、舞台挨拶に立った“母娘”音楽ユニットの矢島美容室のメンバー、ストロベリー・カメリア・ヤジマ(とんねるず・石橋貴明)が「グランプリを獲って来年また来ます」と“沖縄再上陸”を予告した。一家の次女、ストロベリーと母のマーガレット・カメリア・ヤジマ(同・木梨憲武)、長女のナオミ・カメリア・ヤジマ(DJ OZMA)、中島信也監督の4人で登場。一家はDJ OZMAに米ネバダ州でスカウトされて日本でデビューしており、同作はネバダ州時代の様子を描いたドキュメンタリーとして構成されている。ストロベリーは同作誕生のきっかけについて「日本に来て最初に(沖縄出身の)山田優を見てあんな女優になりたいと思ったから。縁のある土地です。(今日の)行きの飛行機では安室奈美恵ちゃんと一緒になりました」と説明。自身の巨大な(?)アフロヘアーを指して「ちなみに私の頭は具志堅用高(沖縄出身の元プロボクサー)から来ています。ちょっちゅねー」とモノマネ付きのリップサービスで「いつも沖縄に来ると、海ぶどうとジーマミ豆腐などを買って帰ります」と沖縄への親愛の情タップリ。同映画祭では「Laugh部門」、「Peace部門」に出品された各13作品、26作品が最高賞のグランプリを競い合うが、同作は「Laugh部門」に出品中とあって「グランプリを獲ってパート2を作って来年また来ます」と予告した。一方、出演もしている中島監督は「僕のシーンはノリさんが…あ、すいません、マーガレットさんがカメラを回してくれました」と失言し苦笑い。ナオミは「プロデューサーのDJ OZMAの実の弟は名護市に住んでいます」と告白すると、すかさずマーガレットも「同じプロデューサーの木梨の(実家の)自転車店は沖縄に2号店を出す予定。ひとつよろしく〜」と続け、会場の笑いを誘う一幕も。作品について「思ったよりいい映画で、ビックリしています」と妙な自信を見せた。シメでもストロベリーは「矢島美容室は沖縄が大好き。また来年も来ます!」とメッセージを送り、観客を喜ばせていた。『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』は4月29日(木・祝)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催■関連記事:【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」【沖縄国際映画祭】哀川翔、安室奈美恵ら約200人がセレモニーに登場し華やかに開幕禁断のブラックジョークに一瞬ヒヤリ?J・デップに負けじと矢島美容室が熱唱マナーを守らネバダ!矢島美容室が出演する劇場用マナーCMが到着!
2010年03月25日今年で第20回を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が2月25日(木)、華やかに開幕した。記念すべき映画祭のオープニングを飾ったのは特別招待作品『シュアリー・サムデイ』。若手俳優の中でも群を抜く実力で、日本映画界を牽引する小栗旬の初監督作品だ。開会式には小栗旬をはじめ小出恵介、勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、小西真奈美、山本又一朗プロデューサーが駆けつけ、舞台挨拶を行った。濃霧により羽田発、新千歳行きの飛行機が遅れるという「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」始まって以来のハプニングに見舞われたが、夕方18時前に『シュアリー・サムデイ』御一行は無事到着。映画祭のオープニングを盛り上げた。ちなみに、舞台挨拶付きのチケットは発売と同時に即完売。このプレミア・チケットを手にできた人はかなり幸運!大きな拍手の中、「ただいま〜!」と、ゆうばりファンタおなじみの合言葉に「おかえり〜!」と会場から温かな声。思わず笑みがこぼれる小栗さん。「今日ここでみなさんに観てもらえることができて幸せです。27歳の僕が、自分なりに撮れる青春映画を撮ったと自負しています。この北の町から南へ伝えてほしい」と熱い想いを語った。本作の企画が始動したのはちょうど4年前。小栗さんが山本プロデューサーに「この作品を自分で監督したい」と持ち込んだことがきっかけだったそうだが「23歳で監督はまだ早い」というプロデューサーの判断で、監督への道は、しばしおあずけに。4年越しで叶った夢だけに、初お披露目となったこの日は彼にとって特別な日として記憶に刻まれた。そして、気になるのは監督としての彼の才能──主演の小出さんは小栗監督について「彼の背中を見て、自分たちも頑張ろうと思えた」と褒め称え、ほかのキャストたちも「信頼のできる監督だった」と声を揃える。監督として良いスタートが切れたことがうかがえる。映画祭2日目の26日(金)にはキャスト&スタッフによる記者会見が行われ、撮影時のエピソードが語られた。小出さん曰く現場は「走りっぱなし」だったそうだが、その疾走感がこの映画には必要だった。「楽な日は1日もなく、刺激的な現場だったけれど、追い込まれるからこそパワーが出たと思う」と小出さんはふり返る。続けて「同級生の一体感を出すために撮影前からコミュニケーションをとっていた」と言うのは勝地さん。みんなで飲みに行くことはもちろん、全員が楽器初心者ということで「楽器の練習が僕らの関係を繋いだと思います」と語る。だが、コミュニケーションはときにヒートアップ!最年少の勝地さんと最年長のムロさんの2人はよく喧嘩に。「あんたとはやってらんねーよっ!」と勝地さんがムロさんにキレ、小出さんが「目指している方向は同じ、みんな同じ気持ちなんだよ!」と仲介に入ったこともあったのだとか。当事者のムロさんは「僕と勝地の喧嘩が原因でキャストとスタッフ間にまで溝ができたこともあったけれど、それが結束力を生んだと思う。最後のバンド演奏にはその結束力が表れている」と語り、そんなエピソードを含めて「自分たちらしさがあっていい。もっと青臭くてもいいと思えました」と綾野さん。また、鈴木さんは「キャストにとって監督が同年代の俳優であることがいい緊張感を生んだと思います。元々、知り合いなので現場はくだけた感じだったけれど、演じる上ではものすごく緊張感がありました。ライバルの前で下手な演技はできないなと(笑)」。紅一点の小西さんは「性別も年齢も超えた青春映画」だとアピールし「自分(役者)が求めている以上のアドバイスをくれる監督でした」と、若き新人監督に称賛を贈った。小栗旬ら若い映画人たちの情熱がギュッと詰まった青春映画『シュアリー・サムデイ』は7月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2010 [映画祭]シュアリー・サムデイ 2010年7月17日より全国にて公開© 2010「シュアリー・サムデイ」製作委員会■関連記事:小栗旬初監督作ポスター画像解禁!チラシ裏面には「大人立入禁止。」の文字が…ヒップホップ・スタイルで登場の大江裕が「“夕張”大将」&ラップを披露!小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目小栗旬初監督映画ヒロインは小西真奈美!小出恵介の初恋の人を演じる2010年はバンドブーム再到来?小栗旬、初監督作品は旬な5人が高校バンドマンに
2010年02月26日20日(現地時間)、第60回ベルリン国際映画祭を締めくくる各賞が発表され、若松孝二監督の『キャタピラー CATERPILLAR』主演の寺島しのぶが銀熊最優秀女優賞を受賞した。日本人女優の受賞は1964年の左幸子、75年の田中絹代に次ぐ35年ぶり、3人目の快挙となった。第2次世界大戦の戦地で負傷し、四肢を失って帰還した夫に尽す妻を演じた寺島は、映画祭での上映時は着物姿でレッド・カーペットを歩いたが、その後は舞台「血は立ったまま眠っている」出演のために帰国。吉報は公演地・大阪で知ったという。クロージング・セレモニーでは若松監督が代わりにトロフィーを受け取り、寺島さんからメールで託された受賞コメントを携帯電話を片手に代読。「いつか全ての国の戦争がなくなることを祈ります。殺し合いでは何も解決しないことが伝わればいいと思います」という言葉に会場から拍手が送られた。作品賞にあたる金熊賞は、養蜂業の父と幼い息子の姿を描いたトルコ・ドイツ合作の『Honey』(原題)、銀熊最優秀男優賞はロシアの『How I Ended This Summer』(原題)のグリゴリ・ドブリギン、セルゲイ・プスケパリスの2人が受賞し、同作は芸術貢献賞も受賞。監督賞は、30数年前に起こした淫行事件の罪で現在スイスの自宅で拘束中のロマン・ポランスキーが『The ghost writer』(原題)で受賞。中国の『Apart Together』(原題)のワン・チュアンアンとナ・チンが脚本賞、ルーマニアの少年院から脱走を図ろうとする少年たちを描く『If I want to whistle, I whistle』(原題)は審査員特別賞に輝いた。今年は、特別功労賞「ベルリナーレ・カメラ」受賞の山田洋次監督の『おとうと』がクロージング作品として上映され、パノラマ部門に出品された行定勲監督の『パレード』が国際批評家連盟賞を受賞するなど、日本映画が映画祭の主役の一端を担ったと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)寺島しのぶに代わり銀熊賞を受け取った若松孝二監督。© REUTERS/AFLO■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]CATERPILLARキャタピラー 2010年8月15日より公開予定© 若松プロダクションおとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:山田洋次に“名匠”の称号日本発『おとうと』、ベルリン映画祭閉幕で拍手喝采ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」長身美人シン・ミナ熱烈メッセージと美脚2変化で“真!韓国映画祭”PR藤原竜也「自由にさせてくれた監督の力量」ベルリン批評家連盟賞受賞の喜び【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年02月22日韓国人女優、シン・ミナが2月21日(火)、東京・スペースFS汐留で行われた「真!韓国映画祭」に出品されている主演映画『今、このままがいい』試写会で舞台挨拶に立ち、韓国インディペンデント映画を熱烈PRした。同作は対照的な性格の異父姉妹が、妹(ミナ)の父親を探す旅を通じ心を通わせていく姿を描くロードムービー。女流監督プ・ジヨンが長編デビューを飾っている。同日朝、来日したミナは「韓国映画と言えば、予算の大きい派手な大作か韓流スターが主演の作品ばかり紹介されることが多く残念です。日本もそうだと思いますが、小さい作品にもいいものがたくさんあり、今回のように紹介されることになって良かった!関心を持ってもらいたいです。この作品は韓国ではあまりたくさんの人に観られていませんが、観た方はきっと深い感動を覚える作品です」と熱のこもったメッセージ。身長1メートル68、体重46キロの抜群のプロポーションを誇り、モデルとして現在Calvin Klein Jeansの広報キャラクターも務めるミナはこの日、舞台挨拶で淡い緑の膝上20センチほどのワンピース、囲み取材時には真っ赤なショートジャケットに黒のショートパンツ姿と2変化。いずれも個性的なデザインのハイヒール靴を履きこなしたスーパー美脚で観客と取材陣を悩殺。ファッションについては「今日の靴はミュウミュウです。服はいつもシンプルなものをと心がけています」と明かした。2001年にファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、女優業にも進出。『火山高』などで日本を始め、国境を越えた人気を獲得してきたキャリアを築き現在、26歳。「若い頃にデビューしましたが、最近やっと認められてきたと思う。これから女優としての欲求がもっと広がっていくと思うので、新しい私をお見せしていきたい」と抱負を語った。一方、同日発表された第60回ベルリン国際映画祭の受賞結果でコンペティション部門出品作『CATERPILLAR キャタピラー』(若松孝二監督)の主演女優、寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞したが、取材陣から寺島さんを知っている?と聞かれ「ごめんなさい、わかりません」と恐縮しきりで答える一幕もあった。同映画祭は、ローバジェットながら斬新で作家性豊かな良作を多数輩出する韓国映画の新潮流を紹介する狙いで今年からスタート。韓国の映画会社キノアイ、名古屋のミニシアター、シネマスコーレ、名古屋発の映画祭シネマコリアが配給委員会を結成し主催している。ミナの同作は出品作全4作のうちの1本。「真!韓国映画祭」は2月27日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次開催。(photo/text:Yoko Saito)「真!韓国映画祭」公式サイト■関連作品:今、このままがいいCATERPILLARキャタピラー© 若松プロダクション
2010年02月21日山田洋次監督の最新作『おとうと』が2月11日から21日まで開催される第60回ベルリン国際映画祭においてクロージング・フィルムとして上映されることが決定した。山田監督作品のベルリン映画祭参加は1989年の『ダウンタウンヒーローズ』でのコンペティション部門出品から数えて7回目。今年のベルリンへは、行定勲監督の『パレード』(パノラマ部門)や松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(フォーラム部門)などの出品が決まっているが、クロージング・フィルムとしての参加は稀なケースと言える。山田監督も「日本映画がクロージング・フィルムに選ばれるのは大変に珍しいと聞いています。とても名誉に思っています」と記念すべき60回目の映画祭のクロージングを飾る喜びを語っている。本作は、夫亡きあと女手ひとつで娘を育ててきた吟子を吉永小百合が、その弟で周囲に迷惑を掛けてばかりの男を笑福亭鶴瓶が演じ、家族の悲喜こもごもが描き出される。現時点で監督とキャスト陣の映画祭への参加は未定だが、山田監督の描く日本の“家族”の姿がどのように受け入れられるのか楽しみなところ。『おとうと』は2月20日(現地時間)に上映される予定。日本での劇場公開は1月30日(土)より全国にて。■関連作品:第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:五・七・五から見える“家族”の形思わず唸る『おとうと』川柳コンテスト大賞発表!笑いと感動を贈る“家族”の姿『おとうと』オリジナル一筆箋を5名様にプレゼント林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品現在とこれからの日本の家族の姿を描く『おとうと』試写会に合計65組130名様ご招待
2010年01月20日第15回放送映画批評家協会賞(The BFCA Critics’ Choice Awards)の授賞式が15日、ハリウッド・パラディアムで開催され、主演女優賞を共に受賞したメリル・ストリープ(『ジュリー&ジュリア』)とサンドラ・ブロック(『The Blind Side』)がステージ上で抱き合うと、キスを交わした。突然のハプニングに客席から沸きあがった大歓声にサンドラは「光栄よ」と応えた。その後の受賞スピーチでも彼女は「私は食べものとセックスが好き。メリルと同じようにね。私たちはそれくらい似ているんです。みなさん、いままで気がつかなかったでしょ?」とジョークを飛ばし、「メリルはキスがうまいです」とスピーチを締めくくった。過去10年間で、放送映画批評家協会賞作品賞を受賞した作品がその後のオスカー作品賞に輝いたことは8回、とかなりのシンクロ率の高さだが、今年その栄誉に輝いたのはキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』。オスカー大本命と目される『マイレージ、マイライフ』、『NINEナイン』といった強豪を抑えての勝利だ。ビグロー監督は女性初となる監督賞も受賞。同部門で候補となっていた元夫のジェームズ・キャメロン(『アバター』)はスタンディング・オベーションでエールを送っていた。『アバター』はアクション作品賞に輝いたほか、撮影賞、美術賞、編集賞、視覚効果賞、音響賞、と主な技術部門賞を総なめの大健闘。主演男優賞は『Crazy Heart』(原題)のジェフ・ブリッジス。助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ、助演女優賞は『プレシャス』のモニーク。若手俳優賞に『ラブリーボーン』のシアーシャ・ローナン、アンサンブル演技賞受賞の『イングロリアス・バスターズ』ではクエンティン・タランティーノがオリジナル脚本賞も受賞した。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ジュリー&ジュリア 2009年12月12日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開しあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVEDイングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.マイレージ、マイライフ 2010年3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開© 2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦美輪明宏『ラブリーボーン』試写会に登場!「死者を身近に感じるなんて日常茶飯事」ピープルズ・チョイス賞がジョニー・デップに、ゼロ年代のお気に入り俳優のお墨付き
2010年01月18日毎年2月に開催される世界三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭。記念すべき60回目を迎える来年の同映画祭フォーラム部門に大森立嗣監督、松田翔太×高良健吾主演による『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が正式出品されることがこのほど決定した。今回出品されるフォーラム部門とは、若手監督の作品が多く上映されることで知られており、昨年は園子温監督の『愛のむきだし』がカリガリ賞と国際批評家連盟賞をダブル受賞したことで話題となった。大森監督は、4年前の長編デビュー作『ゲルマニウムの夜』がロカルノ国際映画祭やサンパウロ国際映画祭など多くの映画祭に正式出品されたが、2作目となる本作で三大映画祭デビュー。同映画祭での上映の際には、ティーチインに登壇する予定とのこと。今年11月にベルリンの壁崩壊から20年という節目を迎え、さらに注目が高まる同映画祭。本作で松田さんと高良さん扮する、工事現場で壁を壊す“はつり”の仕事をする二人の若者が、自分のいる世界を“ぶっ壊して抜け出す”姿が、国境を超えてどれだけの共鳴を呼ぶことができるのか、注目される。第60回ベルリン国際映画祭は、来年2月11日から21日(現地時間)まで開催。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は来年6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会パレード 2010年2月、渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会第60回ベルリン国際映画祭 [映画祭]■関連記事:林遣都がイカ天ソバをおごって藤原竜也を“イカ”呼ばわり?『パレード』Xmas試写松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定藤原竜也、大酒での歓迎に笑顔“抑制”効かせた『パレード』を釜山にて披露!松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2009年12月25日アカデミー賞の前哨戦として注目を集める第67回ゴールデン・グローブ賞だが、TVドラマ部門の方もお見逃しなく!12月15日(現地時間)に発表されたノミネーションでは、日本でも今年注目を集めた作品が並んだ。テレビシリーズのドラマ部門では、「デクスター」、「Dr.HOUSE」、「マッドメン」ら人気シリーズが昨年に続いて最優秀作品賞にノミネート。『トワイライト』シリーズ然り、今年はドラマ界でもヴァンパイアと人間の恋愛を描いた作品が話題を呼んだが、「シックス・フィート・アンダー」のアラン・ポールが製作総指揮を手がける「True Blood」も2年連続でノミネートを果たした。コメディ・ミュージカル部門では、「30ロック」、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」、「The Office」とおなじみのタイトルが並ぶ中、今年5月に放送スタートした青春ミュージカル・ドラマ「Glee」(写真上)が登場。「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」の製作総指揮、ライアン・マーフィが手がける本作は全米で爆発的な人気を呼んでおり、日本でもFOXにて来年の放送が決定している注目の一作。主演男優賞、女優賞を含めて3部門にノミネートされた。こちらの受賞結果は来年1月17日に発表。【最優秀テレビシリーズ(ドラマ部門)】「ビッグ・ラブ」「デクスター」「Dr.HOUSE」「マッドメン」「True Blood」【主演男優賞(ドラマ部門)】サイモン・ベイカー「ザ・メンタリスト」マイケル・C・ホール「デクスター」ジョン・ハム「マッドメン」ヒュー・ローリー「Dr.HOUSE」ビル・パクストン「ビッグ・ラブ」【主演女優賞(ドラマ部門)】グレン・クローズ「ダメージ」ジャニュアリー・ジョーンズ「マッドメン」ジュリアナ・マーグリーズ「ザ・グッド・ライフ」アンナ・パキン「True Blood」キーラ・セジウィック「クローザー」【最優秀テレビシリーズ(コメディ・ミュージカル部門)】「30ロック」「アントラージュ★オレたちのハリウッド」「GLEE」「モダン・ファミリー」「The Office」【主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)】トニ・コレット「THE UNITED STATES OF TARA」コートニー・コックス「COUGAR TOWN」イーディ・ファルコ「NURSE JACKIE」ティナ・フェイ「30ロック」リー・ミシェル「GLEE」【主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)】アレック・ボールドウィン「30ロック」スティーヴ・カレル「The Office」デヴィッド・ドゥカヴニー「Californication」トーマス・ジェーン「HUNG」マシュー・モリソン「GLEE」【最優秀ミニシリーズ・TV映画】※全て原題「GEORGIA O’KEEFFE」「GREY GARDENS」「INTO THE STORM」「LITTLE DORRIT」「TAKING CHANCE」【主演男優賞(ミニシリーズ・TV映画)】ケヴィン・ベーコン「TAKING CHANCE」ケネス・ブラナー「WALLANDER: ONE STEP BEHIND」キウェテル・イジョフォー「ENDGAME」ブレンダン・グリーソン「INTO THE STORM」ジェレミー・アイアンズ「GEORGIA O’KEEFFE」【主演女優賞(ミニシリーズ・TV映画)】ジョーン・アレン「GEORGIA O’KEEFFE」ドリュー・バリモア「GREY GARDENS」ジェシカ・ラング「GREY GARDENS」アンナ・パキン「THE COURAGEOUS HEART OF IRENA SENDLER」シガニー・ウィーバー「PRAYERS FOR BOBBY」【助演男優賞(ミニシリーズ・TV映画)】マイケル・エマーソン「LOST」ニール・パトリック・ハリス「HOW I MET YOUR MOTHER」ウィリアム・ハート「ダメージ」ジョン・リスゴー「デクスター」ジェレミー・ピヴェン「アントラージュ★オレたちのハリウッド」【助演女優賞(ミニシリーズ・TV映画)】ジェーン・アダムス「HUNG」ローズ・バーン「ダメージ」ジェーン・リンチ「GLEE」ジャネット・マクティア「INTO THE STORM」クロエ・セヴィニー「ビッグ・ラブ」© Everett Collection/AFLO■関連作品:第67回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]デクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.Dr.HOUSE [海外TVドラマ]マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedアントラージュ★オレたちのハリウッド [海外TVドラマ]ビッグ・ラブ [海外TVドラマ]© 2007 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO ® and Big Love(sm) are service marks of Home Box Office, Inc.ザ・メンタリスト [海外TVドラマ]ダメージ [海外TVドラマ]© 2007 Sony Pictures Television Inc. and Bluebush Productions, LLC. All Rights Reserved.クローザー [海外TVドラマ]■関連記事:ゴールデン・グローブ賞候補が発表 G・クルーニーと豪華キャスト『NINE』一騎打ち?シネマカフェ的海外ドラマvol.1312009年総括!イケメン職業人ベスト3シネマカフェ的海外ドラマvol.1302009年総括!胸きゅんカップルベスト3シネマカフェ的海外ドラマvol.120胸キュン男のスマイル最終回はこのカレ!シネマカフェ的海外ドラマvol.118胸キュン男のスマイル第2回「マッドメン」
2009年12月16日6日、ワシントンD.C.で第32回ケネディ・センター名誉賞授与式が行われ、ロバート・デ・ニーロやブルース・スプリングスティーンをはじめとする5名の受賞者が出席、バラク・オバマ大統領も彼らを讃えるために登場した。この賞は、ワシントンD.C.にある文化施設「ジョン・F・ケネディ・センター」で、アメリカの文化に芸術を通して貢献した人々を表彰するに贈られるもので、デ・ニーロ、スプリングスティーンのほかにメル・ブルックス監督、ジャズピアニストで作曲家のデイヴ・ブルーベック、オペラ歌手のグレース・バンブリが受賞した。エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジャック・ブラック、マシュー・ブロデリック、シャロン・ストーンなど、300人の招待客の中には受賞者と縁の深いセレブたちの顔もたくさん。来夏に第3作が公開予定の『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズでデ・ニーロと共演しているベン・スティラーは、デ・ニーロ紹介のために登場するや、ステージ上を見回して、「ブルース・スプリングスティーンがいる!ブルース!!」と絶叫、さらに「あ、ノーベル平和賞の人も!」とオバマ大統領にも言及した。同じくステージに上がったメリル・ストリープは『ディア・ハンター』、『恋におちて』で共演したデ・ニーロについて「彼は、私や演劇学校の友人たちが夢に見たことを実際にやってのけました。自分を消し去って、演じる役に溶け込んでしまうんです」と、その才能を絶賛した。(text:Yuki Tominaga)記念撮影に臨む受賞者たち。ヒラリー・クリントン国務長官の姿も。© REUTERS/AFLO■関連作品:グッド・シェパード 2007年10月20日より日劇1ほか全国にて公開■関連記事:秋の夜長、人恋しくなったときに──vol.2孤独な男の人生で人恋しさに浸る生涯をCIA諜報員としての生活に捧げた男のドラマ『グッド・シェパード』13年ぶりの監督作『グッド・シェパード』を引っさげてロバート・デ・ニーロ来日!GTFトーキョーシネマショー2007『グッド・シェパード』試写会に5組10名様をご招待
2009年12月08日映画ファンのみなさんならご存知の通り、10月17日(土)から25日(日)まで、第22回東京国際映画祭が開催されました。国際、という割には海外ゲストが少なくなってはいるのですが、日本を代表する監督、主役級の役者たちほか、エンタメ界以外からも話題の大物たちが一堂に会するこれほど華やかな場はほかにはないでしょう。オープニングでは、環境保護を訴えるグリーンカーペットの上を、様々な人々が行き交いました。そこでシネマカフェでは、気になる方たちのファッションをふり返ってみたいと思います。最初は、美女二人を従えた怪しげな人物…ではなく、森田芳光監督。従えている美女は、『わたし出すわ』で主演した小雪と黒谷友香。肌の色とマッチしたヌードカラーのドレスを纏った小雪は、大ぶりのイヤリングと、おそろいのネックレスでややジミ目の色味に煌きをプラス。自らの存在感と大胆な“肌見せ”で、華やかさをプラスしたしっとりとした着こなしが見事です。一方、それに対抗するように黒谷は、鮮やかなブルーを使ったホルターネックのインパクト強い着こなし。「小雪がそうくるなら、私は…」的な主張がさすがは女優。このショットで、同じ体格の二人の女性が、同じ髪型、さらにドレスも同系色で揃えてきたら、森田監督が引き連れてきたどこかのキレイなお姉さんになりかねません。ふたりの女優がそれぞれの個性を意識した着こなしをしたことで、二人ともが引き立ったというわけです。一方、登場した3人の女優が同じ赤で揃えてきたのが、『ゼロの焦点』の中谷美紀×広末涼子×木村多江の3人組。グリーンカーペットの上で極めて強い印象を残す赤という色を3人揃って着るという大胆さで、上記の二人組とはまた違った鮮烈さを残してくれます。しかも、それぞれの美しさを引き立ててドレスのデザインをがらりと変えているので、色が同じでもかえって個性的が引き立つ結果に。中央に立つ広末涼子が、すこしトーンを抑えたワインレッドに近いものをチョイスしているあたりも、「3人で一緒に並ぶ」というところまで意識した様子が垣間見られます。そんな計算も、大事ですね。映画祭のオープニングを飾った『オーシャンズ』組は、ジャック・ペラン監督を囲むように、宮沢りえと平原綾香。登壇者のみんなが、どこかにグリーンを身につけての登場だけに、宮沢だけはそれをあえて拒否したのかとちょっと疑問になるショット。ドレスのデザインも色もとってもお似合いだけれど、パーティやイベントというお祭り感覚のある場では、ぜひ周囲と歩調を合わせたいもの。それでないと、ノリの悪い人だと思われてしまうので。イヤリングやチョーカーでエメラルドをつけるという選択肢もあったのかもしれませんね。さて、ここまでに登場した迫力の女優陣とは打って変わって、初々しい装いを見せているのが、『僕の初恋をキミに捧ぐ』の井上真央。岡田将生の冬物っぽいジャケットの生地感と合わせたのか、タイツで登場。パーティではなるべく肌を見せるのが華やかさへの近道ですが、この黒タイツがかえって恥じらいを感じて若々しかったりして。でも、今流行中のトレンカタイプのレギンスだったりするともっとお洒落感がUPしたのかも。それにしてもこの二人、なんだか俳優のツーショットというよりも、思い切り本気でデート中という感じがしませんか。なんでこんなにリアルなのでしょう。次は、佐々木希×谷原章介の2ショット。『天使の恋』で歳の差カップルを演じた二人です。谷原のリーゼント風ヘアも気になるところですが、やはりお人形のような佐々木の姿に目が行きます。年上の男性にエスコートされることを意識してベアトップ&フルレングスを選んでいますが、胸元にはたっぷりのフリル。これがハートシェイプのようになっていて、乙女らしさが垣間見えます。谷原も、パパに見えてしまわないかが気になって、髪型をロックテイストにしてみたのでしょうか…。ちょっとちぐはぐな感じが、かえって映画の世界そのものという感じです。最後は、美女と野獣という感じの、山田孝之×戸田恵梨香の二人。『大洗にも星はふるなり』で共演している彼らですが、戸田は眩しくなるような白を選んで正解。ライトのように顔写りをよくしてくれているのは、上半身に集まったたっぷりのフリル。スポットライト&マドンナライト効果を発揮するこのドレスでなければ、山田に全部持っていかれていたことでしょう。お気づきの通り、これまで男性ファッションにはほとんど触れていない私ですが、彼だけは注目せずにはいられません。フォーマルとなると、特筆すべきことがなくなる男性陣の中で、これだけの度胸と個性を発揮できる人はそうそういません。正当派な着こなしで柔らかく微笑む戸田の横で、全くジャンルの違うオーラを発している彼。日本映画界で引っ張りだこなので、舞台挨拶などの映像をご覧になったこともあるでしょうが、いつも主張のある着こなしを見せています。男性ながら、ド○小西のファッションチェックでも取り上げられるほどのインパクトの持ち主なので、これはこれで貫いていって欲しいものです。ほんの短い時間でも、いろいろなことが見えてくるカーペット・ウォーク。やはり、どんなに海外ゲストが少ないと言われても、期待せずにはいられません。来年、この時期に東京近郊にいる方は、一度覗きにいらしてはいかがですか?(text:June Makiguchi)■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催わたし出すわ 2009年10月31日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© 2009アスミック・エースエンタテインメントゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会オーシャンズ 2010年1月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Galatee Films - Pathe - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - JMH-TSR 僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会大洗にも星はふるなり 2009年11月7日よりシネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© 2009「大洗にも星はふるなり」製作委員会■関連記事:佐々木希の制服姿に早稲田騒然!恋と友情の二択迫られキュートに「どっちもほしい!」【TIFFレポート】杏がミニスカで美脚披露!木村佳乃は…写真でふり返る閉幕式【TIFFレポート】『イースタン・プレイ』グランプリ含む3冠!亡き男優にも男優賞【TIFFレポート】台湾の名匠お墨付きの新鋭監督は、草食系&星座占い好き?井上真央はやっぱり“何考えてるか分からない”岡田将生が好み?細田よしひこ無念
2009年10月30日21日から開催されていた第13回ハリウッド映画祭の最終日である26日、ビバリーヒルズのビバリー・ヒルトン・ホテルでハリウッド・アワーズ・ガラ・セレモニーが開催された。毎年1月1日から12月31日までに公開された映画を対象に、そこで素晴らしい功績を残した人たちを対象に贈られる賞で、ロバート・デ・ニーロが『Everybody’s Fine』(原題)でハリウッド男優賞、ヒラリー・スワンクが『Amelia』(原題)でハリウッド女優賞に輝き、共演のユアン・マクレガーがプレゼンターに。監督賞は、イラク戦争に従軍した若い米軍兵士たちを描いた『ハート・ロッカー』(原題)のキャスリン・ビグロー。同作主演のジェレミー・レナーがハリウッド・ブレイクスルー男優賞に輝き、『スタンドアップ』で彼と共演したシャーリーズ・セロンがプレゼンターとして登場した。ブレイクスルー女優賞は『Wall Street 2』(原題)でマイケル・ダグラスの娘を演じるキャリー・ミュリガン。TVシリーズ「24TWENTY FOUR」シーズン4や『砂と霧の家』でアカデミー助演女優賞候補にもなったイラン出身のショーレー・アグダシュルー、『インフォーマント!』に出演しているメラニー・リンスキー、監督としても活躍し、ジェーン・カンピオン監督の『Bright Star』(原題)に出演しているポール・シュナイダー、そして『スター・トレック』でスポックを演じたザッカリー・クイントが、脚光を浴びつつある俳優に贈られるハリウッド・スポットライト賞に輝いた。ジュリアン・ムーアがハリウッド助演女優賞、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツは共演のダイアン・クルーガーから助演男優賞を、ブラッドリー・クーパーがハリウッド・コメディ賞を受賞し、『All About Steve』(原題)で共演したサンドラ・ブロックがプレゼンターに、と縁ある俳優が栄誉を讃える形式でセレモニーは行われた。(text:Yuki Tominaga)ハリウッド女優賞に輝いたヒラリー・スワンク。© Retna UK/AFLO■関連作品:インフォーマント! 2009年12月、恵比寿ガーデンシネマ、梅田ガーデンシネマほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDハート・ロッカー (原題)■関連記事:ブラピがロサンゼルスでバイク走行中に転倒するも、ケガはなしブラピ&タランティーノ最強タッグ来日決定!アンジーとのツーショットは?ブランジェリーナ、双子を連れてシリアへ。イラク難民の家庭を訪問恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼントサミット開催のN.Y.で、マット・デイモンがクリントン元大統領主催の会議に登壇
2009年10月28日まもなく開幕する第22回東京国際映画祭に、還暦を迎えた“ロックの帝王”矢沢永吉が参戦することが分かった。30年にわたって日本のロックシーンを牽引してきた矢沢さんの姿を追ったドキュメンタリー『E.YAZAWA ROCK』が、特別招待作品として10月21日(水)、ワールドプレミア上映される。これに合わせて開催される舞台挨拶に矢沢さん本人が登壇することが急遽決定した。国際映画祭、そして映画の舞台挨拶に矢沢さんが参加するのはこれが初めて。60歳を迎えた今年、映画の公開に加えて4年ぶりのアルバム発売に2年ぶりの全国ツアーの開催と、ますます加速するYAZAWAが、海外のプレスも集まる映画祭の舞台で何を語るのか――?『E.YAZAWA ROCK』矢沢永吉舞台挨拶は10月21日(水)15:50頃からTOHOシネマズ 六本木スクリーン7にて開催。また、本作の劇場公開は11月21日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※舞台挨拶の詳細、当日券の情報については東京国際映画祭公式サイト、および映画公式サイトにて。東京国際映画祭2009特集東京国際映画祭2009公式サイト『E.YAZAWA ROCK』公式サイト■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催E.YAZAWA ROCK 2009年11月21日より全国東映系にて公開©映画「ROCK」製作委員会■関連記事:平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼントアントニオ猪木×辻仁成、わが子への思い語る東京国際映画祭ラインナップ会見
2009年10月16日8日夜に韓国で華々しく幕を開けた第14回釜山国際映画祭。日本からも数々の作品が出品する中、10日、累計410万部を突破した松本光司の大人気漫画を実写化した『彼岸島』の公式上映が行われ、主演の石黒英雄がキム・テギュン監督と共に舞台挨拶に登壇し、韓国の映画ファンから温かい歓迎を受けた。彼岸島と呼ばれる、吸血鬼と化した住人たちに支配された孤島を舞台に、絶体絶命の極限サバイバルを描く本作で、石黒さんは行方不明の兄を探しに島に赴く主人公・明を演じる。原作は日本のみならず韓国でも熱狂的な人気を呼んでおり、当日は深夜0時の開映にもかかわらず、ワールドプレミアには10代、20代の女性を中心に約1,000人が集結!司会が石黒さんの来場を伝えると歓声が沸き起こった。石黒さんはキム監督の母国でのワールドプレミアに敬意を表し、「はじめまして、石黒英雄です。今日は『彼岸島』のプレミアにお越しいただきありがとうございます。今夜は楽しんでください!」と韓国語で挨拶。約半年ぶりに再会した監督と撮影中のエピソードを語り、ファンの声援にも笑顔で応えながら「夜遅いけどみんな寝ないでね!」と呼びかけた。無事に海外映画祭デビューを飾った石黒さんは、「どんな舞台挨拶になるかすごく不安だったけど、お客さんがみんな本当に温かいですね」と感激した様子。また、日韓コラボの作品としては、ほかにも映画祭常連の是枝裕和監督による『空気人形』(現在公開中)が、主演のペ・ドゥナの地元で初披露とあって高い注目を集めていたが、同日の公式上映ではこちらも満席の興奮状態。現地入りした是枝監督を盛大な拍手が迎え、「全編が詩のようでとても感動的だった」などの感動の声が伝えられていた。『彼岸島』は2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会■関連記事:是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼント是枝裕和監督&ARATAインタビュー喪失を乗り越えていく姿にある“何か”板尾&ARATA、カンヌでの居眠りを告白もペ・ドゥナが優しくフォローみずみずしく純粋な空気人形に、感情の素晴らしさを再確認『空気人形』ペ・ドゥナ『空気人形』インタビュー誰もが持つ“空っぽ”な感覚とそれを満たすもの
2009年10月13日世界各国の良質の映画を集め、多くの映画人やファンが一堂に会する、年に一度の祭典、東京国際映画祭。第22回を迎える今年も昨年に続いて“エコロジー”をテーマに、10月17日(土)より9日間にわたり六本木を中心に開催される。開幕を1か月後に控え、9月16日(水)に記者会見が行われ、本年度のラインナップが発表された。会見には、映画祭大使を務める木村佳乃、グリーンアンバサダーを務めるモデルの杏、さらにコンペティション部門出品作品『ACACIA』より監督の辻仁成と主演のアントニオ猪木が出席した。昨年、新たに映画祭チェアマンに就任した依田巽氏の言によると「今年はホップ、ステップ、ジャンプのステップの年」を目指すという本年度の映画祭。オープニングとクロージング作品には、それぞれネイチャー・ドキュメンタリー『オーシャンズ』とディズニー/ピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』と、“海”と“空”を舞台にした作品を配すなど、エコロジー色も健在だ。昨年に続き、グリーンアンバサダーを務める杏さんは、「映画祭を通して、多くの人に楽しみながら地球環境問題を考えていただければ」と意気込みを語った。杏さん同様、2年連続で映画祭大使に任命された木村さんも、「私も映画産業に携わる人間として映画祭が成功することを祈りつつ、お力になれれば」と挨拶した。目玉となるコンペティション部門には、本年度は各国から選りすぐりの15作品が集結。日本から唯一の出品となった『ACACIA』は、辻監督の6年ぶりの監督作であるとともに、猪木さんの初主演映画である。前妻の南果歩さんとの間に生まれた自身の息子への思いを映画にしたという辻監督は、「いま一緒に暮らすことは出来ないのですが、(いま一緒に暮らしている)2人目の子供と過ごしていると思い出します。会えないけど毎日思っている、この思いを100年残ると言われる映画で届けたいと思った」と映画化のきっかけを語った。そんな中で“日本の父性がある、男のいい皺のある人”として主演に抜擢したのが猪木さんだった。「ホテルのロビーで打ち合わせしてたときに、『例えばアントニオ猪木さん…』って話してたら目の前を猪木さんが通り過ぎて…。飛んでいって出演のお願いをしました」とその経緯を話す監督。実際の撮影を通して、「泣くシーンでは朝から役作りをしていて、誰も近寄れませんでした。いつもは気迫というものを闘魂でしか表してませんが、実は内側に強い思いを秘めていて、自分の命や魂を削ってでも何かに向かう姿には本当に頭が下がります」と“奇跡のタッグ”を組んだ主演俳優に敬意を表した。素顔を明かされ、やり場のない表情を見せる猪木さんだが、曰く「不安もありましたが、とにかく一歩踏み出す気持ちでやった。とてもいい人生の体験をさせてもらいました」とのこと。「人生は一寸先が“闇”じゃなくて、“ハプニング”。何か起こればおもしろいなという気持ちで生きています」。そう話す猪木さんが演じるのは、ある少年との出会いを通して、過去の痛みを乗り越えていく、元レスラー。改めてふり返り、「人生が出ているような映画は感動します。私自身、8歳の子供を飛行機の中で亡くしまして、ある部分が重なり、ふと涙が込み上げることがありました。人生には苦しみもありますが、それぞれの心の中にしまったものをふと開けたときに、その人の人間らしさが見えてくる。そんな思いで撮影に挑んだ」と重みのあるコメント。加えて、監督からは「自信がなく大作ではないですが、そこにある何かを感じとっていただければ嬉しいです」との渾身のメッセージが残された。2人の言葉から早くも期待がかかる。映画祭開幕まであと1か月。本年度はどんな盛り上がりを見せるのか?第22回東京国際映画祭期間:2009年10月17日(土)〜25日(日)場所:六本木ヒルズをメイン会場に都内劇場および施設・ホール公式サイト:■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:還暦を迎えた永ちゃんが東京国際映画祭に出現!素顔が映るプレミアチケットも発売闘魂・猪木が東京国際映画祭に殴りこみ!辻仁成とタッグで『ACACIA』コンペ出品東京国際映画祭、今年の審査委員長に『バベル』イニャリトゥ監督が就任!辻仁成の最新作にアントニオ猪木主演!高齢化社会に闘魂注入!
2009年09月17日2日から開催中の第66回ヴェネチア国際映画祭。7日夜にスティーヴン・ソダーバーグ監督の最新作『The Informant!』(原題)が上映され、主演のマット・デイモンが監督やプロデューサーらとともにレッド・カーペットに登場した。『The Informant!』は、90年代にアメリカの穀物商社の不正を内部告発し、FBIに協力した同社重役、マーク・ウィタカーの実話を基にした作品で、マットは30ポンド(約14キロ)増量して撮影に臨んだ。ソダーバーグのオスカー受賞作『トラフィック』やプロデューサーとして参加した『シリアナ』のようにシリアスな作風かと思いきや、本作はブラック・コメディ。FBIのおとり捜査に協力するウィタカーをマットは楽しそうに演じている。今年の映画祭コンペティション部門には日本の塚本晋也監督の『TETSUO THE BULLET MAN』も出品されているが、『The Informant!』はコンペ外での上映。前日はルチアナ夫人と一緒にゴンドラに乗ってロマンティックな夜を過ごすなど、マットはバカンスも兼ねたヴェネチア滞在を満喫しているようだ。(text:Yuki Tominaga)6日、妻のルシアナと一緒にヴェネチアでの夜を過ごしたマット・デイモン。© AFLO■関連作品:TETSUO THE BULLET MAN 2010年、全国にて公開第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:塚本晋也、深夜のヴェネチアを興奮の渦に「レッドカーペット歩けるのはすごいこと」ニコラス・ケイジ&エヴァ・メンデス、波紋を呼ぶ一作を引っさげヴェネチア入りM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2009年09月08日