佐藤浩市と本田翼が初共演を果たすことで話題の映画『起終点駅 ターミナル』。今週の公開を目前に控え、主人公・完治のかつての恋人、冴子を演じる尾野真千子からコメントが届いた。「ホテルローヤル」にて「第149回直木賞」を受賞し話題を集めた北海道在住の作家、桜木紫乃の同名最高傑作小説が、桜木作品初の映画化となった本作。愛する女性の死をきっかけに、北海道は釧路で25年間自らを罰するかのように全てを捨て生きてきた国選弁護人・鷲田完治(佐藤浩市)。完治は、家族から見放された孤独な椎名敦子(本田翼)の弁護を担当したことから、孤独を分かち合い、お互いが新たな一歩を踏み出していく姿を描いた感動のヒューマンドラマ。今回主人公・完治のかつての恋人役・冴子を演じている、連続テレビ小説「カーネーション」をはじめ、『殯の森』や『そして父になる』など映画に出演し、美しさだけではなく、その高い演技力で人気を集める実力派女優・尾野さんが、本作では儚さを感じさせる難しい役柄でありながら、彼女自身の魅力と重ねあわせ、女性としての美しさを見事に表現している。冴子は、完治の学生時代の恋人。共に暮らしていたものの、完治の司法試験合格と同時に姿を消してしまう。10年の時を経て、北海道の地で裁判官と被告人として再会し、逢瀬を重ねる2人。しかし、完治が冴子と共に新しい生活を歩もうと、旅立とうとしたしたその日に、彼女は目の前で自ら命を絶ってしまうのだ。そんな難しい役どころを演じた尾野さんは、「台本を読んだときに、分かりやすいものが多い世の中で、そうではない色々なことを考えさせてくれて、これが本来の映画だなと思い出させてくれてすごく嬉しかったです」とふり返り、本作に参加できた喜びを語った。また、「初めて脚本を読んだときに、心から演じることができそうだなと感じました。冴子という人物は孤独だったのか、幸せだったんだろうか…などと色々なことを考えながら演じていました。佐藤浩市さんと演じるのもわくわくしていましたし、終わってみてあらためて心からにじみ出るような芝居ができたなと、私の中に風が吹いた感じがしました」と明かし、難しい想いを抱える役柄でありながら、冴子を深く理解し、本作でも素晴らしい演技を魅せている。『起終点駅 ターミナル』は11月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月06日俳優・佐藤浩市と女優・本田翼が初共演する映画『起終点駅 ターミナル』が7日に全国公開されることに先駆け、冒頭18分の本編映像がYouTubeとFacebookにアップされた(7日23:59までの期間限定)。原作は、直木賞作家・桜木紫乃氏が2012年に発表した短編集の同名表題作。人生の終わりに向かっていたはずの男と女が北海道・釧路で出会い、孤独を分かち合いながら再びそれぞれの人生を歩みはじめる姿を描く。『はつ恋』(2000年)や『深呼吸の必要』(2004年)などで知られる篠原哲雄監督がメガホンを取り、第28回東京国際映画祭ではクロージング作品に選ばれた。司法では罰せられぬ罪を背負い、すべてを捨てて生きることを選んだ弁護士・鷲田完治を佐藤、完治と出会ったことで新たな希望を見いだしていく椎名敦子を本田が演じる。冒頭18分で明かされるのは、完治が自ら罰する理由となる切なくも鮮烈な過去。完治は、学生時代に生活を共にしながら突然姿を消した篠田冴子(尾野真千子)と10年ぶりに再会し、妻子ある身でありながら冴子と再び交際することを決意するが、その旅立ちの時の悲劇で運命が暗転する。25年前に完治が犯した罪とは。釧路の街に流れ着き、息を潜めるように生きることを選んだ理由、そして、完治と敦子の物語が生まれるための重く痛々しい過去が今回の映像で浮かび上がる。(C)2015 桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会
2015年11月03日日本を代表する実力派・佐藤浩市と先の月9ドラマ「恋仲」でもその魅力を見せつけた本田翼が初共演する映画『起終点駅 ターミナル』。このほど、11月7日(土)に迫った公開を前に、これまで明らかにされていなかった佐藤さん演じる主人公と尾野真千子演じる女性との“過去”が明らかになる18分間もの冒頭映像が、限定5日間、公式Youtubeおよび公式Faecbookにて解禁されることが分かった。司法では罰せられぬ罪を背負い、すべてを捨てて生きることを選んだ弁護士・鷲田完治(佐藤さん)。完治と出会い、ふれ合いの中で、新たな人生への希望を見出していく椎名敦子(本田さん)。本作は、果ての街・釧路で人生の終わりへと向かっていたはずの男と女が出会い、孤独を分かち合い、そして再びそれぞれの人生の一歩を歩きはじめる感動の物語。今回、解禁となった異例ともいえる18分にも及ぶ冒頭映像では、これまでの予告編映像や会見などでは触れられてこなかった、佐藤さん演じる完治が自らを罰する理由となる、尾野さんとの切なくも、壮絶な過去の出来事が描かれている。学生時代、完治と生活を共にしながら、突然姿を消した篠田冴子(尾野さん)。10年のときを経て、彼らは北海道で運命の再会を果たす。妻子ある身でありながら、完治は冴子と再び逢瀬を重ねるようになり、彼女との新たな生活を決意。しかし、その旅立ちのときに冴子は…。25年前、完治が犯した罪とは何なのか。なぜ彼は、釧路の街に流れ着き、息を潜めるように生きることを選んだのか。やがて、完治と、本田さん演じる敦子の物語が生まれるための重く、痛々しい過去が、いま、明らかにされる。『起終点駅 ターミナル』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月03日直木賞作家・桜木紫乃氏の小説を映画化した『起終点駅 ターミナル』の完成報告会見が10月8日(木)、都内で行われ、初共演を果たした佐藤浩市と本田翼、中村獅童、和田正人、篠原哲雄監督が出席した。愛する女性の死をきっかけに北海道・釧路で25年間、自らを罰するかのように生きてきた国選弁護士・鷲田完治(佐藤さん)が、家族から見放された孤独な敦子(本田さん)の弁護を担当したことから、互いが新たな一歩を踏み出していく姿を描いたヒューマンドラマ。佐藤さんは「敦子は暗い影を背負った女の子。本田さんが演じると聞いて、正直、『おいおい、大丈夫か』と一抹の不安がありました。いままで等身大な役柄を演じてきたイメージがありましたから」と撮影前の本音と告白。それでも「皆さん、安心してください。本田さんは役柄を自分の中で咀嚼し吸収し、見事に演じきった。いまは『この子で良かった』と思いますね」と太鼓判を押していた。大先輩の言葉に、本田さんは「そう聞いて、安心しました」とホッとした表情。「確かにいままでは、明るく前向きな役が多かっただけに、この作品との出会いは女優として、とても重要なものになりました。何より佐藤さんと共演できるチャンスをいただき、うれしかった」と感無量の面持ちだった。そんなふたりに対し、篠原監督は「本田さんの物怖じしない、天真爛漫な一面に、佐藤さんも触発されていた」と絶妙なコンビネーションに強い手応え。「地味な作品ですが、そこが役者としてやりがいがあった。古き良き日本映画の香りがする」(中村さん)、「僕にとって、俳優として始発駅になる作品」(和田さん)と共演陣も本作への思い入れは格別の様子だった。『起終点駅 ターミナル』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月08日直木賞作家・桜木紫乃の作品を原作に、佐藤浩市と本田翼をメインキャストに迎えた『起終点駅 ターミナル』。先日「My Little Lover」による楽曲の提供が明らかになり注目を集めたばかりだが、このほど、その主題歌「ターミナル」が流れる新たな予告映像が解禁された。25年前の、とある出来事から時間を止め、息を潜めるように生きている弁護士・鷲田完治(佐藤浩市)と、被告人・椎名敦子(本田翼)。それぞれに過去を背負ったふたりと、それを取り巻く人々の様々な人間模様を温かな視線で描く本作は、誰もが経験する”過去”からの旅立ちを描く人間ドラマ。中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげる、尾野真千子ら実力派俳優が勢ぞろいしていることでも話題を呼んでいる。先日主題歌として起用されることが明らかになった「ターミナル」は、本作の音楽を担当している小林武史の書き下ろしであり、「My Little Lover」の手掛ける映画主題歌としては実に11年ぶりとなる曲。解禁された予告編でも、一段と映像を盛り上げており、切ない音色、akkoの凛とした歌声が、終わりとはじまり=“起終点駅”へと歩みだす完治と敦子の姿と重なり、見応えたっぷりの映像となっている。また、目を潤ませながら、イクラご飯をかっこむ佐藤さんの姿も渋く、切ない。さらに、佐藤さんが絞り出すように発する「生きてさえいればいい、生きていてくれさえすれば」、泉谷さんがしみじみとつぶやく「ひとつやふたつ、あの世に持っていかなきゃいけないこともあるんだよ。人はそれを背負って生きていくんだ」など、本作には、見る者の胸を打つ印象的な言葉がたくさん登場する。まずこちらから、その厳しくもあたたかな人間ドラマの一片を目にしてみて。『起終点駅 ターミナル』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月04日佐藤浩市と本田翼の“30歳差”共演が話題を呼んでいる映画『起終点駅ターミナル』。11月に公開決定している本作だが、この度主題歌を「My Little Lover」が担当することが明らかとなった。なお、「My Little Lover」は『深呼吸の必要』以来11年ぶりの映画主題歌提供となる。北海道・釧路でひっそりと孤独に生きる弁護士の完治、とある事件の被告人として完治の前に現れた敦子。過去に複雑な事情を抱えた2人が出会いそれぞれ止まっていた時が動き出すように、お互いに心を許しはじめるのだが…。2013年「ホテルローヤル」にて第149回直木賞を受賞した、北海道在住の作家・桜木紫乃の最高傑作を待望の初映画化された本作。主人公・鷲田完治を演じるのは『HERO』『アンフェア the end』など数々の話題作に出演する名優佐藤浩市。ヒロイン・椎名敦子には、放映中のフジテレビ月9ドラマ「恋仲」でみずみずしい演技を披露している本田翼。監督には、温かな視線で人間を描き続ける篠原哲雄が務める。今回発表された主題歌は「My Little Lover」の「ターミナル」。本作の音楽担当小林武史が本作のために書き下ろした20周年プロジェクトのリードシングル。主人公・完治の前から、何も語ることなく人生の一歩を踏み出していく敦子がその胸に秘めた想いを見事に歌い上げている。この楽曲について「My Little Lover」のakkoさんは「絶望的なことが起こるのに、心の中の小さな灯火がずっと温かい。重苦しいのに、なぜか瑞々しさのようなものを感じる。それはそれぞれの終わりと始まりが、これからもずっと続いていく予感がしたからかもしれません。私はこの世界に凛とした姿で寄り添いたい、そんな想いで主題歌を歌いました。この映画にとって、よき脇役となれますように」とコメントを寄せている。さらに、本作の監督・篠原さんは「ずっと心を閉ざしてきた男とたったひとりで生きてきた女が出逢い、最果ての地からそれぞれ旅立っていく。My Litle Loverの楽曲、akkoさんの透き通った歌声が、必死で生きてきた彼らとその未来に優しくエールを送ってくれました。『深呼吸の必要』以来、二度目の奇蹟に感謝致します」と語っている。話題の2人の年の差初共演。主題歌決定とともにさらに映画にも期待が高まる。『起終点駅ターミナル』は11月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月01日直木賞作家・桜木紫乃の小説を原作に、日本が誇る名優・佐藤浩市と、フレッシュな魅力でファンを魅了する本田翼が初共演を果たす『起終点駅 ターミナル』。このたび、公開日が11月7日(土)に決定し、寄り添うふたりの姿を写したポスタービジュアルが解禁となった。佐藤さんが演じるのは、北海道・釧路で誰とも関わることなく25年もの間、自らを罰するかのように生きてきた男、鷲田完治。かつての恋人・冴子(尾野真千子)との間に起きた出来事をきっかけに、人生の「終点駅」として釧路の地に降り立ち、孤独な弁護士として過ごしている。そんな完治の前に、とある事件の被告人として、敦子(本田翼)という女性が現れる。それぞれ止まっていた時が動き出すように、互いに心を許し始める2人だったが…。今回到着したポスタービジュアルには、支え合うように寄り添う、完治と敦子の姿が大きく映し出され、“かれが、たどりついた「終着駅」。あすは、かれらを未来へ運ぶ「始発駅」。ここは、時刻表のない…駅”という、意味深なコピーが添えられている。7月クールの“月9”ドラマ「恋仲」のヒロインにも決定し、これまではどちらかといえば天真爛漫なキャラクターのイメージが強かった本田さんだが、このポスタービジュアルでは一転。厳しい眼をして唇をかみしめる佐藤さんに、どこか物憂げな表情を浮かべながらも、やさしく寄り添う姿が印象的だ。『はつ恋』『深呼吸の必要』など、みずみずしい感性で人間を描き続けることに定評のある篠原哲雄監督が、北海道・釧路を舞台に、人と人が出逢うことの美しさ、過去に囚われていた人々が新たな一歩を踏み出していく姿を描いた本作。主演作『愛を積むひと』や映画『HERO』『アンフェア the end』など数々の話題作に出演し、日本を代表する名優の佐藤さんと、女優としてその才能を大きく開花させつつある本田さんが見せる人間ドラマを、楽しみにしていて。『起終点駅 ターミナル』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月15日佐藤浩市と本田翼が30歳差の共演で注目を集めている『起終点駅 ターミナル』。今秋公開を予定している本作から、このほど、本田さんが佐藤さんのことを興味津々に覗き込む2ショットが公開された。2013年「ホテルローヤル」にて第149回直木賞を受賞、北海道在住の作家として、一躍ベストセラー作家になった桜木紫乃の代表ともいえる名作を映画化した本作。『山桜』『真夏のオリオン』『小川の辺』などで、卓越した人間同士の情感描写に定評のある篠原哲雄が、愛を失った55歳の男、孤独で傷ついた25歳の女、その差30歳の二人の男女の淡きラブストーリーを描く。本作の原作文庫本が3月6日(金)に発売されることを記念して公開された今回のビジュアル。最果ての街・釧路で他人との関わりを一切絶った完治役の佐藤さん、その前に現れた敦子役の本田さんの2ショットや、どこか切なげな表情を浮かべる完治の元恋人・冴子を演じる尾野真千子の姿が映し出されている。主演の佐藤さんは本作の原作について「人の脆さ危うさを絡めとる桜木紫乃さんが、自分を断罪した男と浮遊する女の道行きを描いた作品。自身の罪の彼岸にひっそりと立とうとする男と、波間に浮遊する女の再生を描く桜木紫乃さん、傷みを知ってます!」とコメント。本田さんも「なぐさめてくれるような、後押ししてくれるような、すべてのことを肯定してくれる作品です」と絶賛している。映画『起終点駅 ターミナル』は2015年秋、公開予定。「起終点駅ターミナル」文庫本(小学館刊)は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日