2015年10月8日 13:13
佐藤浩市、本田翼に太鼓判 『起終点駅 ターミナル』撮影前は「正直不安あった」
(Photo:cinemacafe.net)
直木賞作家・桜木紫乃氏の小説を映画化した『起終点駅 ターミナル』の完成報告会見が10月8日(木)、都内で行われ、初共演を果たした佐藤浩市と本田翼、中村獅童、和田正人、篠原哲雄監督が出席した。
愛する女性の死をきっかけに北海道・釧路で25年間、自らを罰するかのように生きてきた国選弁護士・鷲田完治(佐藤さん)が、家族から見放された孤独な敦子(本田さん)の弁護を担当したことから、互いが新たな一歩を踏み出していく姿を描いたヒューマンドラマ。
佐藤さんは「敦子は暗い影を背負った女の子。本田さんが演じると聞いて、正直、『おいおい、大丈夫か』と一抹の不安がありました。いままで等身大な役柄を演じてきたイメージがありましたから」と撮影前の本音と告白。それでも「皆さん、安心してください。本田さんは役柄を自分の中で咀嚼し吸収し、見事に演じきった。いまは『この子で良かった』と思いますね」と太鼓判を押していた。
大先輩の言葉に、本田さんは「そう聞いて、安心しました」とホッとした表情。「確かにいままでは、明るく前向きな役が多かっただけに、この作品との出会いは女優として、とても重要なものになりました。