忘年会、お正月、新年会と、毎年のことながらこの時期は食べ過ぎ、飲み過ぎで体重が増加。食べるのを控えようと思っても、少量では満足できないのは、胃が大きくなったせい!?と考えている人も多いのでは?そもそも本当に胃は大きくなったり、小さくなったりするんでしょうか?管理栄養士のみやかわゆうこ先生に伺ってみました。(以下、みやかわゆうこ先生)食べる量を減らしていると、1回に食べられる量が少なくなることがありますよね。この状態を「胃が小さくなった」と思っている人が多いと思いますが、これは胃が小さくなったわけではないのです。詳しいことは分かっていませんが、絶食をしたり食べる量がある一定の間減らされたりすると、胃の消化機能が低下し、これにより食欲も低下するのではないかと考えられています。また満腹感は、食事の後に血糖値が上昇することで、脳にある満腹中枢が刺激され感じる仕組みになっています。満腹中枢は、絶食などによって極端に食事量が減少すると、働きが良くなり、少量の食事でも満足できるようになると言われています。このことも絶食の後に胃が小さくなったと感じる理由の1つと考えられています。でもそれとは逆に、過食の日々が続くと、満腹中枢の働きが鈍くなってしまいます。すると、たくさん食べないと満腹中枢が刺激されず、通常の食事量では満足できないようになってしまいます。年末年始の暴飲暴食で、このような状態になっているため、「胃が大きくなった」と感じているのでしょう。やはりしばらくの間は食事の量を調整して、満腹中枢の働きを正常な状態に戻すことが必要です。少量の食事でも満足できるようにするためには、よくかんでゆっくりと食べること。疲れた胃を労わる効果もありますよ。(ビューティ&ダイエット編集部)【関連リンク】人には言えない女子の悩み相談【ビューティ&ダイエット】脂っこい食事は大腸ガンになるって本当?マリー先生の相談室【恋愛ゲームに学ぶ!】ときめく?引いちゃう?際どいドキドキラインとは?
2012年01月06日