三井住友銀行は26日、伊藤忠エネクスの連結子会社であるJENホールディングスがスポンサーとして新潟県で実施する風力発電事業に対して、総額約62億円のプロジェクトファイナンスによるシンジケートローンを25日に組成したと発表した。同事業は、新潟県胎内市村松浜・中村浜・笹口浜地区にて実施される設備容量約20MWの風力発電事業で、JENホールディングス100%出資にて設立した胎内ウィンドファームが事業を運営するという。シンジケートローンは、三井住友銀行がリード・アレンジャー兼エージェント、三井住友信託銀行がジョイント・アレンジャーを務め、第四銀行、あおぞら銀行が参加するとしている。三井住友銀行は、環境問題を重要な経営課題として認識し、再生可能エネルギー事業の普及促進に積極的に取り組んできたという。今後も引き続き、環境ビジネスに対して様々な金融サービスでサポートしていくとしている。
2014年03月28日エレスは2月19日、手回し発電が可能な折りたたみ式のLEDランタン「スマートランタン ダイナモ」を発売した。希望小売価格は2,625円。スマートランタンダイナモは、停電時やアウトドアなどに活躍するLEDランタン。本体は蛇腹(じゃばら)状のディフューズ部分によって伸び縮みするようになっており、縮めた場合にはハンディライト、伸ばした場合には提灯型のランタンとして使用できる。本体上側にある発光部の周りには畜光シールが貼られており、急な停電の際にも見つけやすい。ディフューズ部分は柔らかい素材でできており、倒してしまった場合も割れる心配はない。光源のLEDは電球色で、Hi/Lowの2段階の調光が可能だ。Hiの場合、全光束は65lm(ルーメン)。電源は内蔵のリチウムイオン充電池(300mAh/3.7V)で、USB経由、または手回しにより充電する。USBからの充電の場合、約4時間でフル充電される。フル充電の場合、Lowモードで約4.5時間、Hiモードでは約40分間、点灯可能。手回し充電の場合、ハンドルを毎秒3回で1分間回し続けると、Lowモードで約11分間、Hiモードで約4分間点灯させられる。本体サイズはφ84×H50~120mmで、質量は約168g。カラーはホワイト、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーン、ブラックの6色。
2014年02月19日4月からは消費税が8%に上がることもあって、これまで以上に節約が気になっている人も多いのでは? そこで知っておくとオススメなのが、太陽光発電に関する知識。注目を集めている太陽光発電ですが、賢く利用することで節約になるのはもちろん、とてもお得なのです。今、私たちが利用している電気は、主に火力・水力・原子力発電によって生み出され、電力会社から購入しているもので、安全性に不安が残る問題もあります。けれども、太陽光発電は1970年代から研究が進められ、最高のクリーンエネルギーとされています。太陽光発電は一般家庭に導入するのも簡単。そのうえ、発電した電力のうち、家庭で使い切れなかった分は電力会社に販売したり(売電)、蓄電池に貯めて夜間に使用することも可能。さらに、防災対策として災害による停電時にも電気が使えたり、CO2を排出しない地球にやさしい生活を送ることもできるなど、多くのメリットがあります。中でも特に大きなメリットは、個人で再生可能エネルギーを販売できる「固定価格買取制度」という国が約束する制度。この調達価格は一度適用すると、買取期間中ずっと固定され、10~20年(システムによる)変わることはありません。つまり、今年の3月までにこの制度を申請して、認定されれば、10~20年間は一定以上の収入が見込めるということ。実際のお得額は、「賄えた光熱費+売電収入額」。例えば、3.5kwのシステムを設置した家庭では、自宅で発電したことで賄えた光熱費に売電収入分の金額を足すと、年間なんと19万円近くも光熱費が削減され、それが10~20年見込めるのです。ただ、来年度の調達価格は、設置コストが年々下がっていることなどから下落するのではと予想されているので、売電金額が下がるかもしれません。また、4月から消費税も8%に増税し、設置コストが上がる可能性があるため、太陽光発電システムを導入するのは3月までがいいのだとか。太陽光発電システムを導入するときに大切なのは、ソーラーパネルと、パネルの「変換効率」。「変換効率」とは光エネルギーを電気に変換する割合のこと。また、メーカーによってシステム全体に対する保証内容が異なるで、そこも必ずチェック。「製品保証」や「出力保証」「災害保証」といった保証の期間と内容をしっかりチェックしましょう。そこで注目されるのが、トリナ・ソーラー。トリナ・ソーラーは、1997年に創設された太陽光専門の太陽光発電パネルメーカー。15年以上の実績によって、世界20カ国にもおよぶ太陽エネルギー業界随一のグローバルリーダーで欧米におけるトップ企業です。 トリナ・ソーラーでは、太陽光発電の研究開発から原材料の調達・製造・販売に至るまですべてを自社で実施。この一貫した流れと並行し、製造工程における綿密な品質管理を全製品でそれぞれ行なっているから、高品質の製品を競争力の高い価格で供給できるのです。さらに、業界トップレベルの25年保証、商品によっては30年保証も。それほど品質に自信があるのですね。電気を使用するのは毎日の生活に欠かせず、一生続くもの。賢い消費者になるためにも、太陽光発電と優れたメーカーについて知っておいて損はありませんね。・トリナ・ソーラー・ジャパン 公式サイト
2014年01月31日毎日の生活の中で、電気は欠かすことのできないものですね。けれども、電気代は家計への負担になるだけでなく、火力発電などによる電気は環境への負荷ももたらします。毎日のことだから、環境に優しい電気を少しでも使用できれば嬉しいもの。最近は、太陽光発電システムを自宅に備えている家も増えているようですね。ケイアイスター不動産が埼玉県川口市と群馬県高崎市にて竣工予定の2棟のマンション 「ヴィラーヌ川口 ブライトヴィスタ」 と 「ヴィラーヌ高崎 ステーシア」 は、太陽光をエネルギーに変える発電システムを搭載したマンション。マンション共有部の電力を太陽光エネルギーで供給することで、電気料金を低くするうえ、CO2削減効果にもつながるので、家族にも環境にも優しい暮らしが実現できるそう。蓄えた電力は共有部分の電灯などに供給。電気料金を低くするだけでなく、余剰電力は電力会社へ売電するため、管理費の節減にもつながるといいます。ケイアイスター不動産は、先進の太陽光発電システムを取り入れるだけでなく、マンションに住む人びとの多用なニーズに応えるため、実績と信頼のある一級建築士や施工業者らのアウトソーシングとコラボレーションを実現。設計・施工・販売と、それぞれの分野のプロが力を集結することにより、独自基準から生まれる確かな品質と資産価値を届けているそう。この「ヴィラーヌ川口 ブライトヴィスタ」と「ヴィラーヌ高崎 ステーシア」のモデルルームがオープンしたとのことなので、その品質を確かめるにはとてもいい機会になりそうです。「ヴィラーヌ川口 ブライトヴィスタ」は、広々とした公園が隣接し、三井不動産運営の大規模商業施設「ララガーデン川口」も歩いて4分の距離。さらに、保育園や小学校などの子育て施設も10分圏内と充実しており、恵まれたロケーションに位置しているのが魅力です。また、「ヴィラーヌ高崎 ステーシア」 は、9路線が集結する高崎駅から徒歩4分と利便性に優れているのが最大の特徴。竣工予定の平成27年には、都市集客施設である「高崎パブリックセンター」の着工も予定されているから、ますます目が離せない地域での暮らしに期待が膨らみますね。今すぐマンションを購入する予定はないかもしれないけれど、将来に向けてさまざまなマンションについて知っておくのもよさそう。特に太陽光発電システムは今後ますます必要になっていくことは間違いないだけに、今から注目しておきたいものですね。将来はこんなマンションで、こんな暮らしを…、そんな夢を思い描いてみるのも楽しいかもしれません。・ケイアイスター不動産 公式サイト 「ヴィラーヌ川口 ブライトヴィスタ」は、 こちら から「ヴィラーヌ高崎 ステーシア」は、 こちら から
2013年10月30日スター精密は、エネルギーハーベスティング技術を利用した小型振動発電ユニット「EH12/13/15」3機種を開発したと発表した。同製品は、独自の小型化技術、音響関連技術を活かしたコイルとマグネットによる電磁誘導型の小型発電ユニットで、微弱な振動から電気エネルギーを引き出す。振動発電には、電磁誘導型の他に圧電型、静電誘導型の製品があるが、電磁誘導型はこれらの方式と比較して、人の歩行などの振動での発電効率が高いことを特徴としている。従来、機械や構造物の振動、歩行やランニング時の人体の動きの振動はエネルギーとして活用されることがなかったが、開発した小型発電ユニットは、これらの振動をエネルギーに変換し、無線センサネットワークの電源や、自発光LEDの電源などに活用することができる。また、電力を自ら作り出すため、電池交換の必要がなく、密封性、防水性、防塵性を備えた製品が実現する。振動発電において、多くの発電量を得るためには、振動体の周波数に合わせて製品を作り込む必要がある。同社では、小型音響部品の開発で培ったシミュレーション技術を応用し、発電機構の最適化を図っている。今回開発した3機種は、「EH12」が人が歩く際の振動、「EH13」はモータなどの機械振動、「EH15」が人が走る際の振動に合わせて設計された製品となっている。今後は、さらなる発電能力の向上、1つのモデルで様々な振動を利用して大きな発電量を得るための改良を進めるとともに、マーケティング活動に着手して量産化を目指した開発を進めていくとコメントしている。
2013年10月29日カゴメはこのほど、同社子会社のカゴメ不動産を通じて、太陽光発電を利用した売電事業に参入すると発表した。同事業では、2013年6月より、青森県十和田市、山梨県市川三郷町、福岡県久留米市の3カ所において、閉鎖工場や配送センターの跡地などに太陽光パネルを順次設置し、3カ所合計で年間6,875MWhの発電を計画。詳細は、山梨県市川三郷町が年間売電量2,650MWh、6月着工、2014年2月売電開始、福岡県久留米市が同2,200MWh、2013年9月着工、2014年5月売電開始、青森県十和田市が同2,025MWh、2014年度中に着工・売電開始予定となっている。総事業費は15.5億円。発電した電力は全て電力会社に売却し、年間約2.7億円の売電収入を見込んでいる。なお、同事業における年間発電量6,875MWhは、一般家庭の消費電力に換算すると、約2,000軒分(一軒当たり年間約3,600kWh、経済産業省調べ)に相当する。カゴメグループでは、省エネルギー活動も積極的に実施。2011年度のオフィス部門での床面積あたりの電力使用量は、2010年度比で約12%削減したという。また、2013年春からは、事業活動を通じて人と社会の「再生」を応援する「リジェネレーション・チャレンジ・プロジェクト」を始動。「ThinkGREENKAGOMEキーワードは、Re:再生力」とのメッセージの下、「サステイナブルで健康な社会」(同社)の実現を目指すとのこと。同社は、「自然の恵みである太陽光を使った売電事業に参入することで、自然の『再生力』を活用し、社会・地球環境の健康長寿に貢献していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月22日タカラトミーは手回し発電式室内専用だこ「ホームカイト」を、2013年2月28日から全国のおもちゃ専門店・百貨店・量販店・一部雑貨店等にて発売する。全6種で価格は各2,940円。同商品は室内専用のたこ。通常のたこが自然の風を利用して飛ぶのに対し、同商品は手回し発電で自ら風を起こして飛ばすことができる。デザインは洋たこをモチーフに、電池のいらないエコな動力を取り入れて、小型で軽量、室内でも遊べるように工夫している。遊び方は、コントローラーのハンドルをゆっくりと回し宙に浮かせたこを安定させる。ハンドルの回転数を上げることで高さ調整ができる。たこをあげる距離は最大150cm、約1分間の飛行が可能。手回しで発電するため、手を止めてしまうとたこは落ちるが、一定のバランスを保ちながらたこをより高く飛行させるかをスポーツ感覚で楽しめるという。本体は軽量化にこだわり、1つのプロペラと小さな錘(おもり)でバランスをとりながら、上下左右の微妙な調整など細かい角度や形に至るまで工夫を凝らしている。たこはスチレンボード製のため、室内でも安全に使える上、幅34cmのコンパクトサイズ。天候や風向きに左右されることなく、部屋で気軽にたこ上げができる。デザインは、ドラゴンブルー、ミリタリーグリーン、フェニックオレンジ、フレイムレッドなど全4種類。2013年2月28日から発売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日格付投資情報センター(R&I)は12日、日本原子力発電の発行体格付を「A」から「BBB」に3段階格下げしたと発表した。R&Iによると、今回の格下げは、10日の原子力規制委員会の評価会合で、日本原子力発電・敦賀発電所(福井県)2号機の再稼働を認めない可能性が強まったことを受けたもの。「敦賀発電所の再稼働が困難になりつつあるだけでなく、耐用年数がまだかなり残っている2号機の廃炉も視野に入りつつあり、収支・財務に大きな影響が出る懸念がある」(R&I)。一方で、「受電各社による支援が見込めそうなことも織り込んでいる」(同)としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日ソフトバンクモバイルとSBエナジーは共同で、住宅の屋根を借り受けて太陽光発電システムを設置し、発電した電気を電力会社に売電する「おうち発電プロジェクト」を開始。先着で1,000棟を募集する。同プロジェクトでは住宅の屋根をソフトバンクモバイルが借り受け、「発電スポット」として太陽光発電システムを設置。その後、SBエナジーがまとめて管理し、発電した電気を電力会社に売電することで、太陽光発電の普及・拡大を図る新しい取り組みとなっている。太陽光発電システムの設置には、住宅の屋根を貸す側は負担がなく、売電額の一部を「発電スポット」利用料として受け取ることが可能とのこと。さらに停電時は発電した電気を非常用電源として利用することもできる。また、太陽光発電システムは20年の契約期間が満了した後、無償で譲渡する。さらに「おうち発電プロジェクト」に合わせて新たに提供する「モバイルセット割」で、3年間にわたってソフトバンク携帯電話の「ホワイトプラン」基本使用料、「ホワイトBB」の月額使用料、「Yahoo! BB」の月額利用料金の割引が受けられるとのこと。同プロジェクトの募集期間は12月21日から2013年3月31日まで。先着で1,000棟(契約成立の先着順)募集する。詳細は「おうち発電プロジェクト」で案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日アニメーション企画・制作などを行っているLMDと、「WESYM」の運営管理を行っているドリーム・フォーは、太陽光発電や風力発電等を啓発することを目的に、再生可能エネルギー”萌えキャラ化”プロジェクトを開始。太陽光発電と風力発電をモチーフにしたキャラクター「きらら」と「ふうか」を発表した。同プロジェクトは、キャラクターの世界観や設定を”成長させていく”ことで、啓発、普及促進支援を行うという、「萌え」と「ゲーミフィケーション(ゲーム制作のノウハウを利用すること)」、「社会啓発」を融合した内容になっている。キャラクターデザインには、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の挿絵を描いたイラストレーター「ゆきうさぎ」を起用。また、キャラクターの使用については、非商用二次利用の際、無償で使用することができるようにしているという。なお、両キャラクターは、今後、ソーシャルファンディング(事業に共感した人から資金を募ること)によって募集した開発費を活用し、セリフの音声化、映像化等を行い、成長させていく予定とのこと。詳細は、「WESYM」で確認できる。キャラクターデザイン:ゆきうさぎ【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日武蔵野銀行は7月に導入された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用し、太陽光発電事業へ参入する顧客向けに、10日からむさしの太陽光発電事業支援融資「太陽の恵み」の取扱いを開始した。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」とは、再生可能エネルギーの普及・拡大を目的に、再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を、一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。融資対象者は、同制度を利用する法人や個人事業主で10kw以上の発電能力を有する太陽光発電事業に必要な設備資金に使うことができる。融資金額は1000万円以上(100万円単位)、期間は1年超20年以内(据置期間1年以内)。金利は固定金利(特約期間中)または変動金利で、固定金利の特約期間は、2年・3年・5年・7年・10年から選択できる。同商品は融資期間を最長20年としており、長期間にわたり太陽光発電事業を安定的に支援することが可能だという。同行は、今後も地元銀行として、環境に配慮している顧客を積極的に支援していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日太陽光発電の普及が目覚しいと聞くが、果たして効果的なのだろうか。昨年購入したA4サイズ・12Wのソーラーパネルをもとに試算してみた。東京電力の料金表では、1KWhの料金は17円87銭。消費電力1,000W(=1KW)の家電を1時間(h)使用した際の電力量を意味する。1Wの家電なら1,000分の1の0.01787円、パネルの最大出力の12Wに当てはめると、0.01787(円)×12(W)=0.21444円稼ぐ計算になる。パネルの購入金額は4,950円なので、毎日が快晴で1日8時間=3分の1日稼働と仮定すると、4,950円÷0.21444÷3分の1=約69,250時間でモトが取れることになる。日数では約2,885日、実に7.9年。気が遠くなる時間だ。この間にソーラーパネルが故障してしまうと、計画はすべて水泡に帰す。防水、防さびはもちろんのこと、発電効率が下がらないように鳥のフンも小まめに洗い流さないといけない。加えて、出力される電気は直流だから、家電には一切使えない。電球やLED、パソコンに使われるファンモーターが関の山だ。夜間に使用するためにはバッテリーも必要となるし、充電の制御回路も付け足さなければならず、イニシャルコストはさらに増える。ソーラーパネルの単価が下がらない限り、小規模なら「やらない方が安上がり」となる。■ソーラーパネルの代わりを探すソーラーパネル以外の太陽光発電を探してみると、2点の意外な素材にたどり着いた。まずは光モノの代名詞とも言えるLED。これに光を当てると発電する、らしい。直径5ミリの砲弾型、30,000mCDの白色LEDを使って検証してみた。使い方は至って簡単で、LEDの光る面を太陽に向けるだけ。これにテスターを接続して電圧・電流を測定してみると、電圧は2V、電流は0.002~0.003mAとごく微弱ながらも発電していることが確認できた。点灯時は3.0~3.6V、10~20mAが必要だから、発電時は0.003mA÷20mAから約6,667分の1と、非常に効率が悪い。そんなLED発電機に実用性を見いだすべく、身近なところで携帯電話の充電器としてシミュレーションしてみよう。手元の携帯電話のバッテリーを調べると、3.7Vで容量は1,500mAhだった。まず電圧は、3.7V以上ないと充電できないので、2Vではいきなり圏外だ。LED2つを直列にして4Vにすれば取りあえず条件はクリアできる。次に容量(mAh)は、消費する電流(mA)×バッテリーがもつ時間(h)を意味し、このバッテリーの場合は1,500mAの機器をつなぐと1時間、1mAの機器なら1,500時間使える計算となる。充電時にもロスが生じず(現実的には有り得ない話だが)消費と同じ効率で充電できると仮定すると、容量(mAh)÷電流(mA)=充電に要する時間(h)が求められ、LED発電機でフル充電するには1,500(mAh)÷0.003(mA)=500,000時間(!)が必要なことが分かった。日数にして20,833日、およそ57年を要する。ソーラーパネルと同様に1日8時間稼働とすると実に171.1年。無人島に漂着しても、携帯の充電には期待しない方が無難なようだ。2つ目の素材はシャープペンシルの芯。つまり炭素の棒だが、これと酸化銅の組み合わせで、太陽光発電できるというのだ。酸化銅は、銅板を真っ赤になるまで加熱してから、冷水で急激に冷やして作る。これにシャープペンシルの芯が触れるようにセットし、接触面に光を当てると太陽電池の出来上がりだ。この方法は、ソーラーパネルよりもはるかに安くあがるのが特徴。実用化されれば、安価な太陽光発電に期待が持てそうだ。■夜はどうする?晴れている限り永遠に続く太陽光は、最も優秀なエネルギー源に違いない。しかしながら、白夜の続く北欧は別として、日本では夜間は全く役に立たないのが課題となる。そこで、どの家庭にもありそうなグッズで、光に頼らず発電する方法を2つ紹介しよう。まずは消臭剤に使われている活性炭。これをアルミホイルの容器に入れ、食塩水をかえるだけで電池の出来上がりだ。アルミ容器はお弁当のおかずに使うカップが最適。カップ→活性炭→カップ…と積み重ねていけば電圧アップも可能。3段も重ねると、模型用のモーターが回るので実用性も十分だ。もうひとつはレモン電池。作り方はさらに簡単で、半分に切ったレモンに亜鉛と銅を差し込むだけで完成だ。これで約1V、5mA程度得られるというから、LEDよりもはるかに性能が良い。もちろん直列も可能で、残り半分を直列にすれば2Vにアップする。以前、これを1,000個使った電気自動車が子供を乗せて走るのをTVで見かけた。今回紹介したなかでは、最も実用的な電池で、レモンが防災グッズの仲間入りをする日も、そう遠くないかもしれない。なお、使用後のレモンは食べられないのでご注意を。(文/関口寿ガリレオワークス)
2012年07月28日シチズン時計は8月中旬、時計の新しい価値観を提案する「CITIZEN Series8(シチズン シリーズエイト)」より、806 光発電エコ・ドライブ電波時計を数量限定200個で発売する。「ステイタスよりスタイル。ラグジュアリーではなくスマート」をブランドコンセプトとする「シリーズエイト」。コアターゲットは、自分らしいスタイルと心地よさを求める30代男性。引き算の美意識から生まれたシンプルでモダンなフォルムが特徴で、8体構造からなるすべてのパーツに磨き上げたキレのあるケースと、無駄のないフォルムを追及したバンドがシャープな雰囲気を醸し出す。今回の限定モデルは、つねに変化し続ける躍動感ある東京の”夜の静寂”がテーマ。夜のオフィス街、高層ビルを灯す光が消え、夜明けを待つひとときの「静寂さ」をイメージし、ケースとブレスレットを落ち着きのある黒で統一。光発電エコ・ドライブ電波時計や世界4エリア(日中米欧)対応の電波受信機能、ワールドタイムなど多機能ながらも、同シリーズのコンセプトであるシンプルモダンを落ち着きのあるモノクロで表現し、限定ならではのモデルとなった。価格は24万1,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月24日太陽光発電による音楽ライブ「THE SOLAR BUDOKAN」が12月20日(木)に東京・日本武道館で行われる事が決定した。【公演情報はこちら】「THE SOLAR BUDOKAN」は東日本大震災以降、新たな自然エネルギーへの関心が高まる中、「未来のエネルギーの可能性についてたくさんの人々と希望を分かち合いたい」と考え誕生した、太陽光から生まれた電気で武道館ライブを行うというイベント。かねてより脱原発だけでなく、太陽光エネルギーの推進を提唱していたギタリストの佐藤タイジが中心となりアーティストに参加を呼びかけ、LOVE PSYCHEDELICO、Salyu、斉藤和義など趣旨に賛同したメンバーが出演する。佐藤タイジは「クリーンで安全なエネルギーへの移行は現代人に課せられた一大宿命なのだ。未来を我々の手で作っていこう!」とこのイベントに対する想いを語っている。豪華な出演者がラインナップされている「THE SOLAR BUDOKAN」。興味のある方は是非チェックを。なお、ただいま9月8日(土)のチケット一般発売に先がけて、オフィシャル先行受付を実施中。受付期間は7月29日(日)23時59分まで。■THE SOLAR BUDOKAN日程:12月20日(木)時間:開場17:30/開演18:30会場:日本武道館料金:全席指定6,900円(税込)出演:佐藤タイジ プロジェクト(A100%SOLARS/THEATRE BROOK/TAIJI at THE BONNET/The Sunpaulo/インディーズ電力) / LOVE PSYCHEDELICO / Salyu / 斉藤和義 / 増子直純(怒髪天) / 和田 唱(TRICERATOPS) / 仲井戸“CHABO”麗市...and more
2012年07月24日JR九州グループはこのほど、都城駅の北側にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、太陽光発電事業を行うと発表した。今年7月に着工し、発電開始は2013年3月の予定。都城駅は宮崎県にある日豊本線の駅で、ここから吉松駅へ吉都線が分岐する。かつては新大阪発の寝台特急「彗星」が発着する駅でもあった。現在も都城市を代表する駅であり、特急「きりしま」全列車が停車する。メガソーラーが建設されるのは同駅北側のJR九州用地で、面積は約2万3,000平方メートル。建設および運営はグループ会社である九州電気システムが行う。「JR九州グループの未利用地を有効活用することで、循環型社会の創出に向けて取り組んでまいります」とのこと。メガソーラーの最大出力は約2,000kW、年間の発電電力量は約215万kWhで、一般家庭約530世帯分に相当する。年間のCO2排出削減量は約820トンを見込んでいる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日太陽セメント工業株式会社は、子会社である株式会社エコブロックス、太陽サーブ株式会社と共に、兵庫県内にメガソーラー発電所「太陽エコブロックス兵庫発電所」を建設することを発表。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」がスタートする7月1日に現地発電所にて発電式を行い売電を開始する。同発電所は、定格容量3.5メガワット(第1発電所2メガワット、第2発電所1.5メガワット)で、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」実施の7月1日時点で、操業を開始する太陽光発電所の中では最大規模となるという。第1発電所は年間250万kwhの発電量となる予定。第2発電所は190万kwhで9月操業予定。両発電所合わせての発電量は、一般家庭1,000世帯の年間消費電力に相当する。同発電所では、同社グループが開発した“HRMソーラー架台システム”という特殊なコンクリートブロックを使う施工方法により、定格容量よりも実質発電量を重視した設計手法となっている。“HRMソーラー架台システム”では、実質売電収入アップにより、投資利回りをより高くすることも可能。また、頑丈なコンクリート工法なので杭工法や鋼材工法に比べ、ローコストで耐久性が保てるという。積雪地域などの急角度設計も、鋼材工法に比べ大幅なコストダウンが可能になっている。
2012年06月21日商工組合中央金庫(商工中金)は13日、7月1日から始まる「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に向けて、再生可能エネルギーによる発電事業者を支援する「再生可能エネルギー推進支援貸付」を創設したと発表した。発電設備は初期負担が大きく、投資回収に長期間を要する。このため、同制度では当初10年間は固定金利とし、最長20年までの借入を可能としたという。貸付対象者は、適正に再生可能エネルギー源を用いて発電を行う設備であることなどについて、経済産業大臣の認定を受けた事業者。資金使途は、再生可能エネルギー源を用いた発電にかかる設備資金、および売買事業などにかかる運転資金に限られる。貸付期間は、10年以内(全期間固定金利・据置3年以内)と、20年以内(当初10年間固定、11年目以降5年ごと見直し・据置3年以内)の2種類。なお、運転資金の場合は10年以内となる。貸付利率は、10年以内の場合は長期プライムレートプラス0.2%以上、10年超の場合は当初10年が長期プライムレートプラス0.5%以上、11年目以降は見直し時点の長期プライムレートプラス0.2%以上に設定。このほか、変動金利商品も用意する。また、環境対策に取り組む中小企業組合などを支援するため、同買取制度による発電事業に参入する中小企業組合など(組合の構成員である中小企業なども含む)に対して、優遇措置を実施。具体的には、都道府県中小企業団体中央会の推薦がある場合、上記貸付の貸付利率について0.2%の優遇措置を設定し、10年以内の場合は長期プライムレート以上、10年超の場合は当初10年が長期プライムレートプラス0.3%以上、11年目以降は見直し時点の長期プライムレート以上とする。同社は、”持続可能な社会”の実現に向けて、「金融商品・サービスの提供を通じて、再生可能エネルギーによる発電に取り組む事業者を積極的にサポートし、エネルギーの安定供給、地球温暖化問題への対応、経済成長の柱となる環境関連産業の育成に貢献していく」としている。再生可能エネルギー特別措置法(電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法)とは、太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、一定の期間・価格で電気事業者が買い取ることを義務付ける法律。電気事業者が買取に要した費用は、原則として使用電力に比例した賦課金によって回収し、電気料金の一部として国民が支払うこととなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日シチズン時計は6月下旬、同社の最高品質モデル「ザ・シチズン」より、ケースとバンド部にチタン素材を採用した光発電エコ・ドライブ時計を発売する。光発電時計として世界最高精度の年差プラスマイナス5秒を実現し、エコ・ドライブ搭載モデルでは初のチタンモデルとなる。チタンはステンレスの約6割の比重と軽く、さびにくいが、やわらかい金属のため傷が付きやすいという欠点も持っている。今回発表されたモデルでは、チタン素材にシチズン独自の表面硬化技術を施すことにより、純チタンの約5倍の硬度を実現し、耐磨耗性を向上させたとのこと。ガラスは屈折率が極めて少なく、厚さが均等なデュアル球面サファイアガラスを使用。ガラス両面にシチズン独自のコーティングを施すことで、高い視認性を実現した。光発電による充電量がひと目でわかる充電量表示など、高い機能と実用性を盛り込んでおり、どんなスタイルにも合わせやすいシンプルで飽きのこないデザインに仕上がっている。ケース径は38.2mm、厚さは12.0mm。文字盤の色はシルバーとブラックの2タイプ。購入者には10年間の無償保証と無償点検が付く。価格は34万6,500円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日東京メトロは28日、東西線妙典駅に太陽光発電システムを導入すると発表した。発電能力は280kWを見込んでおり、今年7月の完成をめざすという。同社は環境に優しい地下鉄をめざして、「みんなでECO. 東京メトロ・エコプロジェクト」を展開している。環境配慮型車両として千代田線16000系や銀座線1000系を投入し、銀座線田原町駅を皮切りにLED照明の導入も実施。地上駅への太陽光発電システム導入も進められ、千代田線北綾瀬駅(発電能力20kW)、東西線南行徳駅(発電能力40kW)に続く3駅目として、妙典駅に導入されることに。妙典駅は東京メトロ東西線の高架区間(南砂町~西船橋間)にある駅で、開業は2000年と東西線の駅では最も新しい。2面4線のホームを有する同駅はホーム屋根の面積が広く、太陽光パネルを多く設置できることから高い発電能力を発揮すると予想される。発電開始後の年間発電電力料は約25万7,000kWhが見込まれ、これは南砂町~西船橋間で使用される消費電力の約2.8%に相当し、142トンのCO2削減につながるという。太陽光発電システムの導入により、晴天時の昼間はエスカレーター、エレベーター、照明などの付帯電力を太陽光発電でまかなえるほか、発電量が多い場合、隣接する駅に融通しての利用も可能となる。なお、東京メトロは東西線地上駅の残る5駅(西葛西駅、葛西駅、浦安駅、行徳駅、原木中山駅)についても、本年度中に太陽光発電システムを順次導入する予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日カカクコムは25日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」の太陽光発電カテゴリにおいて、太陽光発電システム導入時に、国や地方自治体から支給される補助金制度によって受けられる合計金額を手軽に算出できる「補助金検索」の提供を開始した。「価格.com」では、環境意識の高まりや、震災発生後に電力不足への懸念などから太陽光発電への注目が高まったことを受け、2011年7月に、太陽光発電カテゴリを立ち上げた。今回、さらに「補助金検索」を追加することで、「情報充実によるユーザー利便性の向上を図る」(カカクコム)。同社では、国の補助金の申し込み期間が4月18日に正式発表されたことを受けて、「補助金検索」サービスの提供を開始。ユーザーは、住んでいる都道府県、市区町村、さらに希望の設置kW数を選択することで、国、都道府県、市区町村それぞれから支給される補助金の合計金額を手軽に算出することができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日京セラは、太陽光発電と高耐久・大容量のリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムを、4月1日より順次受注開始すると発表した。受注・販売は京セラの太陽光発電システム国内販売会社である京セラソーラーコーポレーションが行う。新システムは、太陽光発電システムと蓄電システムを連係することにより、通常は安価な深夜電力を蓄電し昼間に利用することで、太陽光で発電した電気の売電量を増加させる、いわゆる押し上げ効果が期待できるシステム。電気使用量が昼間に多いか夜間に多いかなど利用者の生活パターンや、コストの削減を優先するか電力確保を優先するかなどのニーズに合わせた6つの運転モードを搭載しており、自由に選択できる。一方、停電時は自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、大容量7.2kWhの蓄電池を生かし、冷蔵庫、冷暖房器具、テレビなど生活に必要な電気製品を同時に最大12 時間連続使用できる。また、晴天時であれば太陽光発電システムの自立運転機能によって、太陽光で発電した電気を使用できるため、長時間に及ぶ停電にも対応が可能となる。京セラの独自技術を生かしたホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を組み合わせることで、手持ちのパソコン、テレビ、スマートフォンなどで、太陽電池の発電量や蓄電池の充放電状況など家庭内エネルギーの状況の「見える化」がはかれ、画面上で一元管理することでエネルギーの効率運用が可能となっている。希望小売価格は、太陽光発電システム4.03kW を設置した場合、税・工事費別で4,926,000 円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日ソニー損害保険はこのほど、NPO法人「そらべあ基金」の「そらべあスマイルプロジェクト~ご当地版・被災地支援編~」を通じて、3つの幼稚園・保育園に太陽光発電設備「そらべあ発電所」を1基ずつ寄贈したと発表した。「そらべあスマイルプロジェクト」は、そらべあ基金の活動に賛同する企業・個人からの寄付をもとに、「そらべあ発電所」を全国の幼稚園・保育園に贈るプロジェクトで、「そらべあスマイルプロジェクト~ご当地版・被災地支援編~」は、寄贈先の幼稚園・保育園を東日本大震災被災地域に限定している。ソニー損害保険は、同プロジェクトを支援するため、保険契約者の走行距離を契約時に確認する仕組みを活用した寄付活動「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」を運営している。今回「そらべあ発電所」の寄贈先として選ばれたのは、岩手県初の設置となる盛岡市立つなぎ幼稚園(岩手・盛岡市)、アルゴ幼稚舎保育園(福島・郡山市)、ほなみの杜保育園(宮城・大崎市)の3施設。これにより、同プログラムによる同社の「そらべあ発電所」の寄贈数は計8基となったという。今回の寄贈を記念し、3、4月に「そらべあ発電所寄贈記念式典」を計画。同社は今後もプログラムを継続し、「多くの幼稚園・保育園に『そらべあ発電所』を設置していくことで、子どもたちの環境に対する関心を高めるための一助となれば」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日「そらべあ発電所」設置幼稚園・保育園を募集ソニー損保はグリーン電力普及啓発活動を行う、NPO法人「そらべあ基金」への寄付をもとに、太陽光発電施設「そらべあ発電所」を寄贈する幼稚園・保育園の募集しています。「そらべあ発電所」は一般の方の寄付や賛同企業からの協賛金をもとに、太陽光発電設備を全国の幼稚園や保育園に寄贈していく取り組みで、子どもたちをはじめ多くの人達に、環境への関心を高めてもらうことを目指しています。ソニー損保は「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」を通じて「そらべあ発電所」を3基寄贈しており、今回の寄贈は4・5基目となります。そらべあ発電所」の寄贈数としては、今回で22基目・23基目となる予定です。「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」とは、ソニー損保の「保険料は走る分だけ」保険の契約を継続した際に、前年の実際に走った距離が予想年間走行距離を下回っていた場合、走らなかった距離の総合計100kmにつき1円をソニー損保が「そらべあ基金」に寄付するものです。
2010年11月05日