東京都などはこのほど、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、日本医科大学大学院医学研究科 眼科学分野の高橋浩教授が「眼科からの花粉症予防と対策」との題で講演し、目のアレルギーや治療薬、花粉症患者の目のケア方法などについて解説した。○花粉症とは季節性アレルギー性結膜炎のことそもそも花粉症とは、スギ花粉やヒノキ花粉などの花粉によって起こるアレルギー疾患のことであり、特にそのアレルギー症状は目と鼻で起こりやすい。目のアレルギーには、即座に反応が出るものに「季節性アレルギー性結膜炎」と「通年性アレルギー性結膜炎」があり、やや時間をおいてから反応が出るものに「アトピー性角結膜炎」「春季カタル」などがある。いわゆる花粉症は、「季節性アレルギー性結膜炎」に該当する。その症状はかゆみや充血、流涙などがあるが、花粉症シーズンにこれらの症状が出ているからといって、自分で季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)と決めつけるのは危険だと高橋教授は話す。「花粉症はいろいろなアレルギー性結膜炎の一つにすぎません。(発症の)原因はダニ(による通年性アレルギー性結膜炎)で、それがたまたま時期が(花粉シーズンと)重なっただけかもしれません。これらの(かゆみ、充血などの)症状を見て花粉症と決め付けるのは早いです」。高橋教授によると、季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)と同じような症状を呈する結膜炎が他にもあるそうで、その代表的なものが『ウイルス性結膜炎』、いわゆる『はやり目』だという。花粉症だと思い込んで生活していると、周囲に感染させてしまうなど、思わぬ"被害"を与える可能性もある。季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)かウイルス性結膜炎かはっきりと判明するまで、注意が必要だと高橋教授は警鐘を鳴らした。○万全の予防策をしても、すべての花粉は防げない少しでも花粉症の症状を和らげるためには、予防やセルフケアが大切だ。■帽子を着用する■めがね、または花粉症用ゴーグル型めがねを着用する■マスクを着用する■スカーフを着用する■髪をまとめる■凹凸のない素材の衣服を着用するこれらの予防策をとるのが好ましいが、高橋教授は花粉による曝露(ばくろ)を100%防ぐことはできないと指摘。どれだけ予防策を講じても、すべての花粉をシャットアウトすることは不可能だと覚えておこう。治療に関しても解説してくれた。眼科では季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)の治療には、肥満細胞安定薬と抗ヒスタミン薬を用いるのが通例。それでもどうしてもかゆみが治まらない場合は、ステロイドを使用することもある。肥満細胞安定薬は効果が出るまでに時間がかかるため、「花粉が飛び始めたら点眼するのが良い」と話した。一方の抗ヒスタミン薬は、かゆみへの即効性に優れるのが特徴だ。最近はこの2つの要素を備えたものも多いので、点眼薬選びの参考にするのもいいだろう。○過度の洗眼・点眼がさらなる危険を招く恐れも最後に、高橋教授は季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)に悩む人に知っておいてほしいことについても言及した。ドライアイは花粉症を悪化させるアレルギー性結膜炎に負けないくらい患者が多いと言われているドライアイ。ドライアイとアレルギー性結膜炎は似たような症状が出るが、両者は互いに「負の相互作用」がある。すなわち、ドライアイがアレルギー性結膜炎を悪化させ、アレルギー性結膜炎がドライアイを悪化させる。どちらにも該当するという人は注意が必要だろう。過度の洗眼・点眼は危険過度の目洗いは、目を閉じた状態からパッと目を開いた際に目元に現れる「涙の膜」の維持機能を低下させる恐れがある。この涙の膜の維持機能が低下していくと、涙の量は普通でもドライアイの症状が出てくる。「曝露(ばくろ)されてしまった目の花粉を取り除くという考え方は正しいですが、やりすぎはよくないです」。洗う際には防腐剤なしの人口涙液がお薦めだという。同じく過度の点眼にも注意が必要で、使用する点眼薬は防腐剤なしのものがいいとのこと。2weekなどのソフトコンタクトレンズの上から点眼をしないコンタクトレンズはさまざまな成分を吸着する。花粉が吸着されていることもあるし、点眼薬が吸着されていることもある。1dayタイプやハードコンタクトの上から点眼しても大丈夫だが、2weekなどのソフトコンタクトレンズの上から点眼するのは避けるようにしよう。○花粉シーズンを快適に過ごすための努力を花粉症の症状がひどくなると、意識が目や鼻にばかりいってしまい仕事や家事に集中できなかったり、倦怠(けんたい)感やだるさに悩まされたりする。ただ、高橋教授が解説してくれたように、点眼や洗眼など「目のために良いだろう」と花粉症患者が思ってやっていることが、実は自身の目をさらなる危険にさらしている可能性もある。それでは元も子もない。自身の目のケア方法に不安や疑問がある場合は、しっかりと医師に相談した上で、少しでも花粉シーズンに快適に過ごせるよう、努めてもらいたい。
2015年02月05日そろそろ花粉症が気になるシーズンですね。花粉症の人にとっては、憂鬱な日が続きます。少しでも楽に過ごせるように、今から対策を考えたいものです。室内の花粉症対策には、空気清浄機が注目されがちです。けれども、床はもちろん、ソファや家具の隙間、棚の上などあらゆるところに花粉は存在し、一度落ちてしまうと空気清浄機では取り除けないのです。そこで、花粉対策にこそ是非使ってほしいと名乗りを上げているのがミーレの紙パック式掃除機。AllAbout家電ガイドの滝田勝紀さんもまさに「花粉対策には掃除!」の提唱者。滝田さんも指南するミーレの紙パック式掃除機の注目すべき3つのポイントとは?■床だけではなく空気もきれいにできること掃除機で床をきれいにするのはもちろんですが、きれいな排気を送り出すことで、空気もきれいにできる掃除機を選びましょう。ミーレの紙パック式掃除機なら、合計11層のエアクリーンシステムによって、0.3μm以上の微粒子の集塵率99.999%以上(ASTM F1977に準拠したテスト結果)の排気性能を誇ります。空気清浄機にも負けないほどのクリーンな排気を送り出すことで、床だけでなく、空気もきれいにしてくれるのです。■吸引力がすぐれていること室内の花粉を確実に取り除くには、床やカーペットから花粉を確実に取り除く力強い吸引力が必要です。排気性能とともに、高い吸引力を持つ掃除機を選びましょう。ミーレの紙パック式掃除機なら、ゴミをしっかり集めるノズル、心臓部である高効率なモーター、さらには吸引力を最大化する空気の流れの三位一体の吸引力によって、強力なダストピックアップ率を誇ります。だから、床やカーペットから花粉をしっかり取り除いてくれるのです。■床以外にもたまった花粉を取り除けること花粉は、空気中や床だけでなく、ありとあらゆるところにたまっています。例えば、ソファ、家具の隙間、棚の上、テレビ、パソコンの電子機器など。帰宅した際の洋服にも花粉はたくさんついています。さまざまなところに対応できる掃除機を選べば、お部屋の花粉症対策はバッチリです。ミーレの紙パック式掃除機なら、ホコリ取用ノズル、すきま用ノズル、家具用ノズルの3点のノズルが備わっているので、家中のあらゆる場所に対応できます。今なら、対象のミーレ掃除機を買った人に抽選で、HEPAエアクリーンフィルターを10個プレゼントする 「きれいな空気を最大10年分プレゼントキャンペーン」 も実施中。さらに応募した全員にHEPAエアクリーンフィルター(税抜¥5,940相当)がプレゼントされるので、この機会にぜひ応募しては?(キャンペーンは4月30日まで。応募受付は5月18日まで)本格的に花粉の季節がくる前に、しっかり花粉対策ができる掃除機を準備しておくことをオススメします。ミーレ紙パック式掃除機で、ツライ花粉の季節を少しでも快適に過ごしたいですね。・ミーレ・ジャパン 公式サイト
2015年02月03日東京都などは2月1日、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、気象業務支援センターの専任主任技師・村山貢司気象予報士が「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散量や飛散開始日などについて解説した。○花粉は日中に100キロ先から飛んでくるまず村山さんは花粉の飛散方法について説明。花粉の代表格の一つであるスギ花粉は、大気の渦(乱流)が発達しやすい日中に飛散しやすい。その距離は100キロメートルにも及ぶ一方で、夜間はほとんど移動せずにおおよそ10キロ以内の飛散にとどまる。○花粉量を決める要素そんな遠方よりわざわざ飛来してきて私たちを悩ます花粉だが、毎年の花粉飛散量はどのように決まるのだろうか。村山さんは、花粉は前年の夏の気象と関連性があると話す。具体的には■7月中旬~下旬の気温と7月中旬~8月中旬の日照時間が影響する■ヒノキは気温、雨量の影響が大きい■スギは雨量の影響が小さいこれらが花粉の多寡を決める要素となってくる。「2014年の関東地方の日照時間は、平年に比べて110%でした。この気象条件だけで見ると、今年は花粉が例年よりも多くなると考えられます。ただ、これだけでは(花粉量は)決まりません」。そう話す村山さんがもう1点強調した要素は、「前年に花粉が多いと次の花粉シーズンは花粉が少ない」。すなわち、2015年シーズンでいえば、2014年シーズンの花粉量が多いか少ないかが関係してくるということだ。これらの条件を鑑みると、関東地方は例年並みかやはり例年よりも多いと予想されると、村山さんは解説した。関東地方の中でも東京23区に限定すると、2015年シーズンの花粉量は例年並みかやや少なくなると予想される。だが、油断はできない。「23区内では過去10年の平均値と同じか、若干少なくなると思われます。ただ、静岡県からどれぐらい花粉が飛んでくるかによって、23区は最大で(1平方センチメートルあたり)5,200個ぐらいになる。それがなければ、(1平方センチメートルあたり)4,000個かもうすこし少なくなるでしょう」。○30年で都内の飛散量は3倍に1平方センチメートルあたりの花粉が4,000個、5,000個と言われてもピンとこない人もいるだろう。では、過去の数字と比較してみるとどうだろうか。都内在住の人にとっては悲しい事実だろうが、都内の平均花粉量は年々増加しているのだ。「昭和60年代から平成はじめまでの頃の平均値は(1平方センチメートルあたり)2,000個台だったのですが、今の都内全体の平均値は6,000個台です。この30年くらいの間に、花粉がおよそ3倍に増えています」。すなわち、報道などで「今年の花粉は例年の半分ほどです」と言われても、30年前の時代では例年の1.5倍量に該当するというわけだ。村山さんは、直近20年における1平方センチメートルあたりの花粉量は毎年200個増えていると話した。○花粉が飛び始めたらすぐに予防策をそして最後に、2015年シーズンの花粉飛散開始日についても解説してくれた。スギの雄花は「11月~12月が低温」「1月~2月初めが高温」だと、開花が早くなる。今冬は1月が平年並みの気温で、2月以降も平年並みの予想がされているため、「飛散開始時期はほぼ例年並み」(村山さん)とのこと。飛散開始日は「1平方センチメートルの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている。例えば、2月3日に1平方センチメートルあたり1個の花粉が確認され、翌4日にも確認された場合、2月3日が「飛散開始日」となる。村山さんは、例年1月下旬には1平方センチメートルあたり、0.3個とか0.6個の花粉が確認されるようになると話す。「早い時期に花粉症を発症される方は、やはり少ない花粉で症状が出てしまうので、飛散開始日より少し前から予防策を取るようにしましょう」。さらに、一昔前と比べて花粉の飛散量が急激に増えるようになったことについても言及。「花粉が飛び始めて2、3日で(1平方センチメートル)1個だったのが30個とか50個も飛ぶ時代になってきています。花粉が飛び始めたら、すぐに予防策を取ってください」と結んだ。
2015年02月03日ロート製薬はこのほど、「子どもの花粉症」に関する調査結果を発表した。同調査は2014年12月2日~8日、0~16歳の子どもを持つ父母を対象にインターネットで実施したもの。父母1,522人の有効回答をもとに、その子ども2,452人の症状や実態などについて集計・分析を行った。はじめに「自分の子どもが花粉症であるか」を聞いたところ、親が「花粉症である」と実感している子どもは32.7%(「花粉症」「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」の合算)を占めた。過去に行った同様のアンケートによると、2012年は「花粉症の子ども」の占める割合が25.7%、2013年は28.8%だった。2012年と比較すると2014年は7ポイントも増加していることになる。次に「現在、子どもが該当するアレルギー症状」について聞いたところ、「アトピー性皮膚炎」の子どもが10.6%なのに対し、「花粉症」の子どもは32.7%と3倍以上いることがわかった。そこで、子どもの花粉症を実感している親にその発症年齢を聞いたところ、「3歳」「5歳」と答えた人が12.3%(同率)で最も多かった。さらに「5歳までに発症」した子どもは43.8%(2012年:36.6%、2013年:41.8%)、「10歳までに発症」した子どもは80.4%(2012年:69.3%、2013年:78.6%)を占め、過去3年間で花粉症の発症年齢が低くなっていることがわかる。続いて「子どもが目をこすったり、かいたりすることはあるか」を聞いたところ、「充血やかゆみがあり、目をかいている」子どもが最多で21.3%を占めた。「充血はなく、目の周りの皮膚をかいている」(9.2%)、それらの症状が「両方ある」(3.5%)という回答と合わせると、34.0%の親が子どもの目元に何らかの症状を感じ取っていることがわかった。さらに「子どもに目の充血やかゆみがあり、目をかいている」と回答した親に、「症状が出た時に目薬を使っているか」を聞いたところ、73.4%の親が「目薬を使っている」と回答した。その一方で、「目薬は使っていない」という親も19.0%おり、約5人に1人の子どもは、充血やかゆみなどの目の症状がありながら目薬を使っていないことが明らかとなった。調査結果を受けて、小児アレルギー専門医の末廣豊氏(大阪府済生会中津病院小児科 免疫・アレルギーセンター/日本小児アレルギー学会評議員・理事)は、「花粉症の子どもの症状は大人と同様に、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが起こります。特に目のかゆみに関しては、我慢できずに目の周りや目の粘膜を手でかいたり、こすったりしてしまいます。目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です」とコメントしている。
2015年01月28日一般財団法人日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第3報)」を発表した。第3報では、全国8都市のスギ・ヒノキ花粉飛散のピーク時期について予測。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(2014年12月3日発表・第2報)に一部修正を加えた。○飛散開始時期&ピークは?2015年春のスギ花粉の飛散開始は、例年並みか早くなる予想となり、2月上旬に九州、四国、東海地方から花粉シーズンが始まる見込みだという。気温の点から見ると、1月下旬は全国的に概ね平年並みとのこと。2月から3月にかけては、西日本と東日本では平年並みか高く、北日本は平年並みだという。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早くなる傾向にあるため、スギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本は例年より早く、北日本は例年並みと予測されている。ただし、寒い日が続いていても急に気温が高くなる日があると、予測よりも早く飛び始めることもあるという。そこで、天気予報専門サイト「tenki.jp」では、全国各地の飛散情報を公開している。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があるとされている。2~3月の気温は全国的に平年並みや高い予想だが、ピークを早めるほどではない見込み。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピークは例年並みだという。スギ花粉のピークは、福岡(福岡県)は2月下旬から3月上旬、高松(香川県)、広島(広島県)、大阪(大阪府)、名古屋(愛知県)、東京都は3月上旬から中旬の見込み。また、金沢(石川県)と仙台(宮城県)は3月中旬から下旬にピークを迎えるという。そして、スギ花粉のピークが終わった後は、金沢と仙台を除く各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込み。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するものの、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないという。○飛散数は?2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないかやや少なく、東海から東北地方は例年並みとのこと。ただし、北海道は例年よりやや多くなる見込みだという。2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸、関東甲信、東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2~3倍になるとのこと。一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州や四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込みだというまた、花粉の飛散数は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は、花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなるとのこと。2014年の夏は、北陸、関東甲信、東北地方では気温が高い所が多く、九州や四国地方では「低温」「少照」「多雨」という花芽が形成されにくい気象条件となった。このため、2015年春の花粉飛散数は、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いと予測されている。
2015年01月26日「JINS 花粉CUT(ジンズカフンカット)」を販売するジェイアイエヌはこのほど、"正しい花粉対策"についてまとめたニュースレター第1弾を発行した。○関東の飛散量は昨年比180%以上の予測環境省の「平成27年春の花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)」(2014年12月25日発表)によると、花粉シーズンの本格到来は2月上旬となる見込みだという。2015年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、東北、関東、甲信、北陸、東海の各地方で昨年に比べ「かなり多くなる」(前年比180%以上)見通し。また、近畿地方および中国地方でも「並」(前年比80%以上~120%未満)か「やや多くなる」(前年比120%以上~150%未満)と予測されており、昨年よりも万全な対策が必要とのこと。なおスギ花粉の飛散開始時期については、関東、東海地方の太平洋側、四国、九州の各地方では遅くなり、その他の地方は昨年と同様かやや早くなる見通しとなっている。○ドクターが教える花粉対策のポイントそこで、眼のアレルギーの専門家である「両国眼科クリニック」院長の深川和己氏に対策のポイントを聞いた。まず、「スギ花粉は飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めるので、花粉前線が到達する2週間程度前から早めの花粉対策を行うことをおすすめします」と深川氏。そして最も効果的な花粉対策として、「体内に花粉が入ることを可能な限り防ぐこと」をあげた。花粉対策として多くの人がマスクを着用しているが、それに比べて無防備になっているのが防衛機能の弱い「眼」だという。「仮に眼の症状が軽かったとしても、眼から入った花粉が涙に溶けて鼻涙管(眼と鼻をつなぐ管)を伝い鼻や口に侵入して症状を引き起こす可能性があります。このことから、花粉対策メガネのようなアイテムをマスクと組み合わせて使用することは非常に効果的な対策になります」と深川氏。○注目を集める「舌下免疫療法」とは?花粉症の治療法のひとつに、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させ、アレルギー反応を弱めることで完治させる「免疫療法」がある。特に、2014年10月に保険適用の新薬が発売され注目を集めているのが「舌下免疫療法」だという。これまではアレルゲンを入れる方法は注射療法のみだったが、新たに「スギ花粉エキス」を浸したパンを舌下に入れる舌下療法が開発された。これにより、自宅でも安全に取り組みながら根治が期待できる治療法として、治療を受ける人の増加が予想されるという。深川氏は注意点として、「舌下免疫療法は毎日の投与が必要だったり、最低でも2年程度の期間を要するなど、長期間にわたり根気よく治療に取り組む必要があるので、治療中はできるだけ体内に花粉を入れないようにすることが大切です。治療の成果が見られるまでは、マスクや花粉対策メガネでしっかりと対策することをおすすめします」とコメントしている。
2015年01月24日花粉対策メガネ「JINS 花粉CUT」などを展開するジェイアイエヌはこのほど、「2015年の花粉動向」について明らかにした。環境省の発表(2014年12月25日)によると、花粉シーズンの本格到来は2月上旬となる見込みだという。2015年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、東北、関東、甲信、北陸、東海の各地方で昨年に比べ「かなり多くなる」見通しで、前年比180%以上(※)と予測している。近畿地方および中国地方でも並かやや多くなると予測されており、昨年よりも万全な対策が必要とのこと。また、スギ花粉の飛散開始時期については、関東、東海地方の太平洋側、四国、九州の各地方では遅くなり、その他の地方は昨年と同様かやや早くなるという。同社では、本格的な花粉シーズンの到来に先駆け、花粉対策メガネ「JINS 花粉 CUT」シリーズのハイエンドモデルを販売している。シリーズ過去最高値の最大98.7%の花粉カット率を実現。また、花粉よりも細かい微粒子PM2.5(微小粒子状物質)も最大97.9%カットする。さらに顔の形に合わせてフィットする「フレックスカバー」を採用したことで、よりフィット感が高まり、花粉から目を守ることができるという。価格は度なし5,900円、度付き7,900円(いずれも税別)。※前シーズン比が、50%未満は少ない、50%以上~80%未満はやや少ない、80%以上~120%未満は並、120%以上~150%未満はやや多い、150%以上~180%未満は多い、180%以上はかなり多い、としている
2015年01月23日資生堂はこのほど、花粉、PM2.5を肌と髪に寄せ付けないスプレー「イハダ アレルスクリーン」(50g/税込972円)を全国のドラッグストアにて発売した。同商品は、資生堂独自の特許技術「反発イオン技術」(特許第4562585号:花粉吸着防止剤に関する特許)により、花粉の反発と吸着を防止するスプレー。でかける前にひとふきするだけで、湿疹、皮膚炎の原因のひとつである「アレル物質(花粉、PM2.5)」を肌と髪に寄せ付けないという。天然温泉水も配合。なおエアゾール容器を採用し、ミクロの霧でメークの上からでも使うことができる。約4時間おきに1日3~5回の使用が目安となる。
2015年01月16日新発売のスプレーバリア株式会社資生堂は1月9日、「花粉」、「PM2.5」を肌と髪に寄せ付けないスプレー「イハダ アレルスクリーン」を2015年1月10日(土)より、資生堂薬品を通じて、全国のドラッグストアにて発売すると発表した。同製品は出かける前にシューッとひとふきするだけで、資生堂独自の特許技術「反発イオン技術」によって花粉の反発と吸着を防止、湿疹・皮膚炎の原因のひとつである「アレル物質(花粉、PM2.5)」を肌と髪に寄せ付けないという優れもの。エアゾール容器を採用し、ミクロの霧でメークの上からでも使えるだけでなく、天然温泉水配合で皮膚アレルギーテスト済みとお肌にも優しい。花粉の吸着を防止「IHADA<イハダ>」ブランドは2011年に発売を開始して以来、お客さまの抱える「顔」の肌トラブルを治癒するブランドとして、肌トラブル経験のある女性に支持されている。同社の特許技術である「反発イオン技術」は、飛散中に帯電した花粉をイオンの力で反発する効果と、塗布面の平滑性を高める効果によって花粉吸着の防止を実現し、同製品を使用することで、イオンによる透明なマスクが作られ、花粉の吸着を防ぐ。「イハダ アレルスクリーン」は容量50gで価格は900円(税込972円)。(画像はプレスリリースより)【参考】・「イハダ」オフィシャルサイト
2015年01月15日名古屋眼鏡は1月下旬、子ども用の花粉防止メガネ「スカッシーセーフティー」(キッズサイズ・ジュニアサイズ/税別3,000円)を発売する。2014年の花粉飛散シーズン、同シリーズの出荷状況はキッズ用サイズが全体の20%を占めたという。また各機関の調べでも、子どもの花粉症の発症が年々増えていることが発表されている。一方で、メガネの使用方法の誤りや不慮の事故により、目の周りをケガするなどの事故も発生しているという。そうした状況から、同社では子ども向けに特化した、安全性の高い花粉防止メガネを発売するに至ったとのこと。同商品は、花粉の侵入を防ぐためのフード部分にシリコンを採用し、すき間が少なく、肌にやさしくフィットするのが特徴。万一の衝撃などで、フードが押し当てられてしまった場合の危険も軽減されるとのこと。また、シリコンフードは簡単に取り外せるため、手入れもしやすく、清潔に保つことができるという。フレーム部分の素材には、柔軟性に富んだ「TR90」を使用。また、耳に掛ける部分が調節できるソフトアームを採用し、子どもの顔にも合う仕上がりに。なお、レンズは度付レンズに交換が可能とのこと。
2015年01月07日日本バナナ輸入組合はこのほど、花粉症に関する調査結果を発表した。同調査は11月11日~14日、全国の20歳~49歳までの花粉症に悩んでいる女性500名を対象に、インターネットで実施したもの。「花粉症の自覚症状がどの程度か」を聞くと、最多は「中度」で54.2%を占めた。また「重度」の悩みを抱えている人の9.0%と合わせると、6割以上の人は毎年の花粉症対策に手が抜けないことがうかがえる。「花粉症でもっともつらいこと」を聞いたところ、最多は「鼻水が垂れる」で52.8%。続いて、「くしゃみ・かゆみで眠れない」(18.2%)「ものごとに集中できない」(16.0%)があがった。「花粉症はあなたの仕事の効率・成果・内容に影響を及ぼしているか」を聞いたところ、「とても影響している」「影響している」「少し影響している」と回答した人の合計は80.0%を超えた。ほとんどの人にとって、花粉症が仕事に影響を及ぼしていることがわかった。花粉症対策で行っていることを質問したところ、最多は「マスクをする」で81.4%を占めた。続いて「薬を服用する」(59.4%)「うがいをする」(34.8%)「点鼻薬を注す」(31.8%)が上位にあがった。「花粉症対策は毎年、自覚症状が出るどのくらい前からしているか」を聞いたところ、最多は「自覚症状が出てから」で62.2%だった。このことから、花粉症の症状に苦しんでいる人が多いものの、多くの人が日頃からの予防は行っていない実態が明らかとなった。「普段、花粉症に効く食べ物を意識して食べているか」を聞いたところ、意識して食べている人は18.8%にとどまった。「食事に気を使っている」と回答した人に、「どういったものを花粉症対策として食べているか」を質問したところ、94.7%もの人が「ヨーグルト」と回答。続いて「お茶」(41.5%)「トマト」(21.3%)が続いた。一方で、花粉症対策として食べているものを摂取した結果については、「とくに変化はない」と感じている人が64.9%と半数を超えた。
2014年12月19日トイレで用を足しているときに、ふと違和感を覚えるほどの痛みに襲われたことはないだろうか。もしその状況が続くようならば、それはSTD(性病・性感染症)に感染している可能性がある。では、STDの中でも具体的にどのような感染症が疑われるのだろうか。STDの郵送検査キットを販売するアルバコーポレーションの萬田和志社長に話を伺った。○疑われるSTDの特徴をチェック萬田社長によると、「排尿時の痛みや違和感」では、「性器クラミジア感染症」「淋菌感染症」「非クラミジア性非淋菌性尿道炎」の3つのSTDが可能性として浮上してくるという。各感染症の特徴を具体的に見ていこう。性器クラミジア感染症「クラミジアトラコマティス」という病原体により感染する同感染症は、日本で最も感染者数が多いSTDで、その感染者数は100万人以上とされている。粘膜同士の接触や精液・腟分泌液を介して感染するため、あらゆる性行為で感染の可能性がある。■症状男性では「尿道からのうみ」「尿道のかゆみや不快感」「軽い排尿痛」「精巣上体の腫れ」「軽い発熱や痛み」などが主な症状として出る。「特に10~20代女性の間で感染が広がっています。感染に気づかないままパートナーに広げてしまうことも考えられるため、注意が必要です」と萬田社長は警鐘を鳴らす。淋菌感染症「淋菌」が病原菌の感染症で、クラミジアと同様にあらゆる性行為により感染する。■症状男性の場合は「激しい排尿痛」を感じやすく、「尿道からのうみ」の量も多いので感染に気づかず放置されるケースは少ない。「最近では、オーラルセックスで咽頭(のど)から性器へ感染するケースが増えています。まだ広く知られていませんが、オーラルセックス時にもコンドーム等での予防を心がけてください」。非クラミジア性非淋菌性尿道炎クラミジア・淋菌以外の病原菌が原因で起こる尿道炎。原因は、細菌のマイコプラズマやウレアプラズマなど複数あると言われており、あらゆる性行為で感染する。■症状感染すると、男性は「尿道からのうみ」「軽い排尿痛」「尿道のかゆみや不快感」などを感じる場合がある。○疑わしいときは、必ず放置しないこと「排尿時の違和感」に関連したSTDは、主にこれらの3つである。もしも今回紹介したような症状が実際に出ていたり、最近自分の中で不安に思うような行為があったりしたら、そのまま放置せずに必ず適切な処置を取ることが大切だ。病気の進行やパートナーへの感染を防ぐためにも、なるべく早く医療機関を受診して、きちんと医師の診断をあおぐようにしよう。また、「不安だけど、はっきりした症状もないし病院はちょっと……」という人は、自分でできる検査キットを郵送で受け取るサービスなどもある。まずはそういったサービスを利用してみるのも一つの手だろう。写真と本文は関係ありません取材協力: アルバコーポレーションSTD(性病・性感染症)の不安を感じながらも対面での検査を受けにくいと感じている人のために、匿名で検査ができる郵送検査キット「STDチェッカー」による検査サービスを提供。運営サイト「STD研究所」を通して、STDについての正しい情報を発信し、STDにまつわるさまざまな不安や悩みの解決を目指す。
2014年12月17日STDという言葉を聞いたことはあるだろうか。「Sexually Transmitted Diseases」の頭文字で、性病・性感染症のことを意味する。代表的なものに「クラミジア」「淋病」「梅毒」といった感染症があり、それらを耳にしたことがある人もいるだろう。また、「HIV感染症 / エイズ」もSTDに含まれる。STDの怖いところは、自身の健康を損ねるだけでなく、パートナーや家族にまで感染させてしまう可能性があることだ。では、感染を防ぐためにはどうしたらよいのだろうか。STDの郵送検査キットを販売するアルバコーポレーションの萬田和志社長に、STDの基礎知識や予防策について解説してもらった。○「自分は大丈夫」という認識は危ないSTDは、感染している人との性行為により感染する。病原菌を含む精液や腟(ちつ)分泌液、血液などが、相手の口や性器の粘膜、皮膚などに接触することで感染が起こるという。近年は、カップルや夫婦間でもSTDが広がっているため、萬田社長は「誰にでも起こりうる病気です」と警鐘を鳴らす。「一昔前までは、『性病・性感染症』というと、風俗街の病気というイメージでとらえられていましたが、今では10~20代の若い人たちの間でも広がっています。HIV感染症 / エイズについては、若い人だけでなく中高年男性でも増加していますし、昔の性病といったイメージのある梅毒も、近年の増加が報告されています」。もしも、「自分は特定の相手としかセックスをしていないから大丈夫」という認識を持っていたらそれは間違いだ。過去のパートナーがSTDに感染していた可能性もあるし、その「特定の相手」が過去に複数の相手とセックスをしていれば、当然感染のリスクは出てくる。STDは、誰もがしっかりと向き合うべき病気なのだ。○STDは不妊症の原因にもなりかねない実際にSTDは私たちにどのような悪影響を及ぼすのだろうか。萬田社長は、主に以下の4点があると話す。■自覚症状が出にくいものもあり、気づかないうちに病気が進行したり、パートナーに感染させたりすることがある■男女ともに不妊症の原因にもつながる■出産時に子どもに感染することもある■HIV(エイズの原因ウイルス)に感染しやすくなる可能性も「性感染症の中には、症状を感じにくいものがあります。症状がなくても感染していればパートナーにうつす可能性がありますし、気づかないまま病気が進行し、男女ともに不妊症の原因になる場合もあります。感染に気づかないまま出産にいたると、子どもへうつってしまうこともあります。子どもに感染すると肺炎や失明の原因になったり、死にいたったりすることもあります。妊婦検診をきちんと受けて、STDが見つかった場合は、対応について先生としっかり相談してください」。また、萬田社長は「何らかの性感染症にかかっていると、HIVに感染する可能性が高くなると言われています」という。これは、粘膜が炎症を起こした状態になり、抵抗力が落ちやすくなることが原因とされている。例えばクラミジアに感染していると、HIVに感染する可能性は3~5倍にもなると言われているそうだ。○大切なのは「STEADY」と「SAFER」STDから身を守る最大の防御方法は、セックスをしないことだ。だが、セックスはパートナーとの愛を確かめ合うための大切な手段。ずっとしないというわけにもいかない。それではどうすればよいのか。キーワードとなるのは、「STEADY」と「SAFER」の2つのS。すなわち、相手を限定(STEADY)し、より安全な(SAFER)セックスを心がけるということだ。「コンドームを使用することで、HIV感染症 / エイズなど多くのSTDを予防することができます。セックスの最初から最後まで正しく使用することが大切です。最近はオーラルセックスが一般的になってきていますが、クラミジアや淋菌などの病原菌が、オーラルセックスで咽頭(のど)にも感染するということはほとんど知られていません。オーラルセックス時にもコンドーム等で予防を心がけてください」。コンドーム以外の予防法としては、セックスの前後にシャワーやトイレをすませることや、寝具を清潔にするといったことも大切なポイントとなってくると萬田社長は解説。自身の体やベッド・布団周りをきれいにしておくことが大切だ。○早期発見・早期治療が大切萬田社長は、STDの大半は治療すればしっかりと治ると話す。反面、すり傷や切り傷と違い、自然に治ることはない。STDは早期発見、早期治療が大切だ。万一、「排尿時に痛みがある」「性器周辺がはれている」など、STDが疑わしい症状が出てしまったら、自身はもちろん、パートナーにも早期の受診をお勧めする。男性は泌尿器科など、女性は婦人科などで相談できる。STDは、飛沫(ひまつ)感染するインフルエンザなどと異なり、セックスという"濃密な接触"以外では通常感染しない。正しい知識と予防法を知ることで、安全な性生活を送ってほしい。取材協力: アルバコーポレーションSTD(性病・性感染症)の不安を感じながらも対面での検査を受けにくいと感じている人のために、匿名で検査ができる郵送検査キット「STDチェッカー」による検査サービスを提供。運営サイト「STD研究所」を通して、STDについての正しい情報を発信し、STDにまつわるさまざまな不安や悩みの解決を目指す。
2014年12月16日ねむログが運営する女性専用「おひるねカフェcorne(コロネ)」は2015年1月6日より、花粉症対策として「ブルーエア空気清浄機」を設置する。2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、関東では平年(2008~2014年平均)の110~150%と非常に多くの花粉が飛散する予想だという。また、室内に入った花粉は浮遊しながら落下し、割れた中から0.5~1マイクロメートルアレル物質を拡散させるため、室内に舞い込む花粉を床に落ちるまでに効率よくかつ速く除去することが大事とのこと。仮眠スペースを設ける同店では、花粉症がピークとなる2月から4月は、世界基準No.1(※)の「ブルーエア空気清浄機」を仮眠ルームとカフェスペースに常設することを決定。花粉を気にせずにゆっくり休める空間を提供するという。※米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR」の全項目で最高値を取得。設置する商品は、一般的な空気清浄機と比べ2.5倍のハイスピード清浄と、空気中に漂う0.1マイクロメートルの物質を99.97%除去する高い性能をもつブルーエアシリーズの「ブルーエア センス」「ブルーエア 650E」「ブルーエアミニ 空気清浄機」。
2014年12月11日セールス・オンデマンドは、東京都・神保町にある「おひるねカフェ corne(コロネ)」とコラボした「NO! 花粉ルーム」を2015年1月6日から実施する。カフェ内に「ブルーエア空気清浄機」を設置して、花粉症による睡眠不足の女性をサポートするのが目的だ。おひるねカフェ corneは、昼休みなどの休憩時間に短時間の仮眠とリフレッシュできる場を提供する女性専用のカフェ。このたび、セールス・オンデマンドとcorneがコラボして、「ブルーエア空気清浄機」をカフェ内に設置した「NO! 花粉ルーム」を花粉症シーズンに先がけて提供する。設置されるのは、セールス・オンデマンドが日本総代理店を務めているブルーエアの空気清浄機「ブルーエア 650E」「ブルーエア センス」「ブルーエア ミニ」。ブルーエアの空気清浄機は0.1μm以上の微粒子を99.97%除去する性能を持つ。
2014年12月09日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催した。同イベントでは、日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科・松根彰志医師が「身近な花粉症対策の考え方」をテーマに発表した。花粉症・アレルギー性鼻炎とは、スギなどの花粉(季節性)、ダニ(通年性)の成分の一部を吸入することにより感作され、即時型アレルギー反応を介して、くしゃみ、鼻水、鼻づまり(3主徴)などの鼻症状が現れる。時には目のかゆみなどの目症状、のどのイガイガ感などの異常感を引き起こすことも。なお、原因は吸入抗原であり、卵白や乳製品などの食餌性アレルギー疾患とは異なるという。患者数は世界的に先進国を中心に増加傾向にあり、世界中で推定6億人の患者(世界人口は約70億人)がいるという。「鼻アレルギー診療ガイドライン 2013」によると、日本だけでも、1998年と比べて2008年は花粉症・アレルギー性鼻炎が増加傾向に。また、若い世代への影響が極めて大きいとのこと。花粉症・アレルギー性鼻炎による悪影響として、仕事能率の低下、成人睡眠時無呼吸、生活習慣病(高血圧、血管障害、糖尿病)の発症や増悪、治療抵抗性などがあげられる。また鼻呼吸障害により、小児睡眠時無呼吸、学校生活や学習効果への弊害などが起きるという。同ガイドラインによると、花粉症・アレルギー性鼻炎の治療法は大きく2つ(広義・狭義)に分けられる。広義の治療としては、患者とのコミュニケーション、花粉抗原の除去と回避がある。また、狭義の治療としては、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法があげられる。中でも免疫療法は、舌下免疫療法がスタートするなど注目を集めているという。これについて松根医師は、「複数の治療法を組み合わせて治療していくことが大事です」とコメントした。
2014年12月09日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催した。同協議会は、花粉問題に取り組む企業や研究機関が中心となり、その取り組みを多様な角度から検討し、より効果的かつ効率的な対策を進めるために結成されたという。同協議会専門家理事の妹尾堅一郎氏は、「花粉問題対策の"合わせ技"ができるように、産学官の皆さんにお声掛けをして結成した。現状では、市販の花粉対策品は統一表示になっていないため、一般消費者に分かりやすいように標準化を目指していきたい」と述べた。まずはスギ花粉に着目し、飛散する過程で破断して小さくなった花粉を「花粉片」と名づけたとのこと。そして、花粉と花粉片の対策を示した「花粉問題対策イメージ図」が今回初のお披露目に。「生成」「飛散」「曝露(屋外/屋内)」「発症」の各段階に分けて、対策前(現状)と対策後をチャートで表した。なお同協議会には、幹事会員(サントリーホールディングス、ダイキン工業、武田薬品工業、日油、三菱電機、ユニ・チャーム)、一般会員(ADEKA、ウェザーニューズ、NTTドコモ、塩野義製薬、田辺三菱製薬、帝人ファーマ、名古屋眼鏡、ロート製薬)、アドバイザー(独立行政法人産業技術総合研究所、独立行政法人森林総合研究所、独立行政法人農業生物資源研究所、独立行政法人理化学研究所)、オブザーバー(文部科学省、林野庁、経済産業省、山形県鶴岡市)が参加している(2014年12月時点)。
2014年12月09日花粉問題対策事業者協議会はこのほど、来春の花粉飛散の本格シーズンを前に、同協議会の取り組みを紹介する「秋季フォーラム」を開催。同イベントでは、ウェザーニューズが2015年春の花粉飛散予測について発表した。2015年のスギ・ヒノキ花粉は、2月上旬から関東や九州を中心に飛散が始まる予想とのこと。2月上旬~中旬には東海や近畿でも飛散が始まり、3月中旬にかけて東北へ拡大していく見込みだという。飛散開始後、7~10日間前後で飛散が本格化し、3月中には西~東日本の広いエリアで飛散のピークを迎える見通しに。関東地方のスギ花粉のピークは3月中旬、ヒノキ花粉のピークは4月中旬の予想だという。なお、マスクや処方薬などの花粉症対策は、飛散開始の2週間前までを目安に準備する必要があるとのこと。2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、東北や関東、中部では平年(2008~2014年平均)の110~150%、東北や中部でも110~150%と多くの花粉が飛散する予想だという。近畿では平年と同程度~130%となる見込みとのこと。一方、その他の西日本エリアの飛散量は平年より少ない所が多く、中四国では平年の80~90%程度、九州では平年の70~90%程度となる見通し。また、2014年シーズンと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に2~3倍(200~300%)となる見通しに。一方、中四国以西では、四国(太平洋側)~九州を中心に今夏の天候不順の影響が大きく2014年シーズンの70~90%となる地域が多く、中でも高知県、徳島県、佐賀県、大分県、宮崎県、長崎県では、2014年と比べて少なく50~60%程度となるそう。スギ・ヒノキ林の活性度については、全国の森林における雄花の成長状況を衛星データを利用して把握したとのこと。今回用いたのは、千葉大学環境リモートセンシング研究センターと共同研究してきた「光合成有効放射吸収率(植物が光合成に有効な波長の光を吸収する割合:FPAR)」から解析したもので、この値が高いほど植物は光合成を活発に行い、スギの雄花の量が多くなると考えられるという。地域別に見ると、関東、甲信越、東北、北海道では2013年夏よりもFPARが高いか同程度となり、北陸西部や東海(静岡県を除く)、西日本各地では、2013年夏よりもFPARが低くなった。このことから、2015年の花粉飛散量が、西日本を中心に2014年より少なくなり、東~北日本では2014年並みか多くなることが示唆されるという。一般的に、天候の良い夏ほど植物の光合成が盛んになり、雄花の生産量が多くなるという理由から、スギ・ヒノキ花粉の発生源となる雄花生産量は前年の夏の天候との相関が高いと言われている(北海道のシラカバ花粉も同様)。2014年の夏の天候は、北海道や関東を中心とする東日本(太平洋側)で、晴れて暑い日が多くなり、西日本では中国・四国~九州を中心として曇りや雨の日が多かった。このため、北~東日本では、北海道や関東を中心に雄花の生育に適した夏となり、西日本では特に九州など西のエリアほど雄花の生育に不向きな夏となったという。加えて、花粉が多く飛散した翌年は飛散量が少なくなったり(裏年)、少ない年の翌年は多くなったり(表年)と、花粉の飛散量は交互に増減する傾向があるそう。2015年の花粉シーズンは、東北~中国や四国(瀬戸内側)では表年となり、前年よりも飛散量が多くなる傾向に。一方、北海道や九州、四国(太平洋側)では裏年となり、前年よりも飛散量が少なくなる予想だが、近年は表年・裏年による増減がやや不明瞭になる傾向があり、東日本エリアと比べると、夏の天候の影響が大きいと考えられるという。このほか、全国のウェザーリポーター(同社モバイルコンテンツ会員)の報告を元にした「雄花リポート」を加味して、花粉の飛散量を予想しているとのこと。
2014年12月08日NTTデータはこのほど、レセプト(診療報酬明細書)データ等を活用した糖尿病性腎症重症化予防対策を埼玉県にて開始したことを明らかにした。糖尿病は現在、1,000万人が罹患(りかん)している病気だが、初期は自覚症状が出にくく、医療機関を受診しない人が4割近くいるという。そのまま放置して病状が進むと、目のかすみや手足のしびれ等の症状が出るだけではなく、重症化すると人工透析等のリスクも高まる。人工透析に移行すると週3回(1回当たりの治療時間4~5時間)ほどの頻度で治療をする必要が生じ、QOL(生活の質)が低下する可能性もある。さらに重症化すると、失明や壊疽(えそ)による足の切断などのリスクも高くなる。糖尿病の重症化を予防することは、生活の質を維持するとともに医療費適正化の効果もある。そこで埼玉県下18市町(※1)在住の国民健康保険の被保険者約100万人を対象に、糖尿病性腎症重症化予防対策事業を行う。すでに10月から糖尿病の重症化リスクが高い人を抽出する準備を進めており、今後、医療機関未受診者や治療中断者に対する受診勧奨および通院中の方に対する食事・運動等の生活指導を行う。このように、レセプトデータ等を活用して複数の市町村が共同して実施する糖尿病性腎症重症化予防対策事業は、全国で初となる。※1川越市、所沢市、飯能市、狭山市、羽生市、鴻巣市、上尾市、草加市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、八潮市、三郷市、日高市、鳩山町、幸手市、さいたま市の計18市町(入間市は市単独で4月から同様の事業を行っている)。
2014年11月26日科学技術振興機構(JST)と大阪大学は11月14日、多発性硬化症で神経が傷つけられる仕組みを解明したと発表した。同成果は大阪大学大学院医学系研究科の山下俊英 教授らによるもので、11月13日(現地時間)付けの米科学誌「Cell Reports」オンライン版に掲載された。多発性硬化症は免疫系の異常によって中枢神経に炎症が生じ、神経が傷つけられる難病で、手足の麻痺や感覚異常、視覚障害など重篤な症状が現れる。これまで、免疫系細胞が中枢神経に侵入して炎症を起こすことが神経傷害の原因であることは判明していたが、なぜ炎症によって神経が傷つけられるのかという仕組みはわかっていなかった。近年の研究により、「RGMa」というタンパク質が発生期の神経回路の形成に関わる一方で、免疫反応にも関与していることが明らかとなっている。同研究グループは、免疫システムの司令塔であるヘルパーT細胞の1種である「Th17」が「RGMa」を強く発現していることを突き止め、「Th17」細胞が発現する「RGMa」の役割を調査した。実験では多発性硬化症に類似する脳脊髄炎注を発症するモデルマウスを作製し、「RGMa」の機能を阻害することができる抗体を投与し、症状の変化を検討した。その結果、抗体を投与されたマウスでは四肢の麻痺などの症状が改善されたほか、炎症部における神経細胞の損害が少なくなっていた。また、培養実験によって、「Th17」細胞が「RGMa」を介して直接的に神経細胞を傷つけていることが判明した。「Th17」細胞は多発性硬化症のほか、視神経脊髄炎やアルツハイマー病などにも関わっていることが報告されている。今後、これらの脳神経疾患における「Th17」細胞の役割がより詳細に明らかになることで、有効な治療法の開発につながることが期待される。
2014年11月17日睡眠障害にはさまざまなタイプがあるため、それだけ多種多様な悩みが存在すると言えます。認知症との併発もまさにその1つかもしれません。今回は、認知症と睡眠障害の関係、またその対応について考えてみたいと思います。認知症と睡眠障害の関係認知症と睡眠障害には深い関連性があると言われています。それはデータにも表れていて、じつに認知症患者の約7割が何らかの睡眠障害に悩んでいるというものです。認知症患者の睡眠障害(夜間頻尿や昼夜逆転)は介護をする側の負担を激増させるので、介護破綻につながる可能性があると考えられています。今後、日本は高齢化社会へ突入していき、在宅介護がますます増えていくことが予想されるので、これは他人事ではない深刻な問題と言えるかもしれません。とは言っても、なかなか専門知識のない一般人には睡眠障害の対処法はわからないものです。何か良い方法はないのでしょうか?自宅でできるケア独立行政法人国立長寿医療研究センターは、すぐにできるケアとして次のような項目をあげています。・楽しめる活動やレクリエーションを活用する・つねに規則正しい就寝・起床時刻を保つ・有酸素運動を取り入れる(16時前が理想)・ベッド上で読書やテレビを見るなどの生活をしない・就寝3時間前は、食事・カフェイン摂取・喫煙をやめる・眠れない場合は一度起きて、眠くなってから再度ベッドに入る・温めた牛乳やバナナなどの軽食を摂る・日中は、なるべく日光を浴びるようにする・昼寝を制限する(寝すぎない)どれもやろうと思えば、すぐにできそうなものばかりですよね。カフェインの効果的な使い方上記の項目にあるカフェインは摂取の方法によっては、昼寝後の覚醒レベルを高めるなどの効果があります。具体的には、お茶やコーヒーなどカフェインの入ったものを飲むと30分後ぐらいを目安にカフェインの血中濃度が上がるため、覚醒しやすくなるのだそうです。つまり、夜眠る前にカフェイン入りの飲料を摂取してしまうと目が覚めてしまって逆効果ですが、昼寝などパッと短時間寝て、パッと起きるようなときには効果的に活用できる、ということですね。まずは、いろいろと上の項目を試してみて、自分に合った方法を探ってみるというのがよいかもしれません。ただし、それでも改善されない場合は、お医者さんに相談するようにしましょう。Photo by vic xia
2014年11月13日多くの方が親の介護の不安について語るとき、認知症の発症をあげます。それはまた自分におきかえても同じことです。パートナーや肉親に迷惑をかけたくないという思いから、認知症となることへの恐れを抱く方も少なくないよう。まだまだわからないことが多い認知症ですが、よいとされている睡眠での予防策をご紹介します!なかなか知られていない睡眠と認知症との意外な関係性とは?睡眠時は、成長ホルモンを分泌するなど身体的な回復を図る時間であると同時に、脳の記憶を整理するという働きがあります。まさにこの記憶の整理こそが重要で、きちんと自分が行ってきたことを時系列に引き出しにしまっておくことができるようになるのです。認知症の研究は日進月歩ですが、どういった要因で発症するのかはまだはっきりわかっていません。気になるのは、どんな睡眠の取り方をすれば認知症予防につながるのか? ということですよね。詳しく見ていきましょう。「知っておきたい」認知症予防につながる睡眠の取り方認知症を防ぐための睡眠の取り方にはいくつかポイントがあるようです。まずは、朝しっかりと太陽の光を浴びること。光には体内時計を調整する働きがあります。夜眠くなり、朝目が覚めるというリズムを生み出すために、日光を浴びることを意識しましょう。2つ目は、就寝時間と起床時間を定めること。これは、朝きちんと日光を浴びることにリンクしており、体内のリズムを整える上で重要です。そういう意味で、決まった時間にきちんと三食とることも重要です。ここでのポイントは、朝食をきちんと食べることで1日を活動的に過ごすこと、就寝2時間以上前に夕食をとっておくことです。そして、夕方以降はアルコールやニコチンをとることも控えましょう。最後に、部屋の照明や温度、湿度を管理して、睡眠環境を整えましょう。部屋の温度は16~26度くらいに設定します。暑すぎても、冷えすぎても眠りは阻害されてしまうので注意してくださいね。認知症になった場合、どんな睡眠の悩みを解消する方法があるのか?認知症になると、まずは脳の記憶を管理する部分が障害にさらされるといわれています。その後、さまざまな派生の仕方をし、睡眠と覚醒のリズムが狂うこともあります。不眠症を併発したり、昼夜逆転を引き起こしたりすることがあるのはそのためです。また重度の認知症の場合は、わずか1時間すら連続で眠っていられないこともあるようです。このような認知症の方の場合、介護者の睡眠時間もばらばらになり負担が増加してしまうという問題もあります。このような認知症の症状にも、上記の「認知症予防につながる睡眠の取り方」が有効です。認知症予防につながるような睡眠の取り方は健康にも効果的。心身ともに元気に活動できるように、睡眠を上手に活用してくださいね。Photo by Alba García Aguado
2014年10月31日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第1報)を発表した。2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海度はシラカバ)の総飛散数は、九州と中国・四国のほとんどの地域では例年を下回ることが予想され、近畿から北海道にかけては例年並みの所が多い見込みとなっている。前年(2014年)の飛散数と比較すると、九州と中国・四国は少ない所がほとんどであるという。しかし、近畿から東北にかけては前年より多く、特に関東や東北では非常に多くなる所があることが見込まれるとのこと。北海道は、前年並みの飛散数になると予想している。花粉の飛散数は夏の気象条件が大きく影響する。一般には、「気温が高い」「日照時間が多い」「雨が少ない」と花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるとされている。2014年の夏は、太平洋高気圧の西への張り出しが弱く「平成26年8月豪雨」の影響を受けたことにより「北暑西冷」となった。気温は北海道から中国・四国にかけては平年並みか高く、四国や九州では低め。日照時間は、北海道から関東では平年並みが多く、東海から西は少ない傾向が見られた。降水量は、平年を上回った所が多く、特に北海道や西日本の太平洋側では顕著となった。また、花粉の飛散数の多い年と少ない年は、交互に現れる傾向がある。2014年は、西日本の一部を除き全国的に花粉の飛散数は例年並みか例年より少なかったが、高温・多照・少雨などの花芽が多く形成される夏の気象条件がそろった所も少なかった。そのため、特に九州や中国、四国は花芽の形成にとっては悪条件となり、例年を大幅に上回ることはない見込みだという。ただし、東京では2倍以上、大阪は、およそ1.5倍になると予想している。
2014年10月14日ビーズは同社自転車ブランドDOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)より、花粉や微小粒子を99%カットするフィルターを採用した自転車用マスク「ダストシールドマスク」と、交換用の「ダストシールドマスク専用交換フィルター」を発売する。○逆止弁バルブ付きで呼吸もしやすい同商品は花粉はもちろん、微小粒子状物質(PM2.5)や大気中の浮遊物質、車やバイクの排気ガスなどからサイクリストを守る自転車用マスク。花粉捕集効率99%、0.1マイクロメートルの粒子を99%以上(※)カットするフィルターを採用した。呼吸が苦しくならないよう、逆止弁バルブを左右に付けている。素材には伸縮性のあるネオプレーン素材を採用。鼻部分にはアルミ製ノーズクリップを用いた。装着部分はズレないよう、幅広のベルクロテープを採用している。サイズはM(顔周り45~48cm)とL(54~58cm)の2種類を用意した。価格は2,000円(税別)。別売の交換フィルターを使用すれば、高い微小粒子カット効果を維持できる。フィルターは5枚入りで1,400円(税別)。※日本衛生剤工業連合会全国マスク工業会規定試験方法およびPFE(微小粒子捕集効率)試験(ASTM F 2299)による。フィルター性能の数値であって、マスク本体の性能を示すものではない
2014年09月30日赤ちゃんの初めての発熱として、もっとも多いのがこの突発性発疹。はしかや水ぼうそうのウイルスほど感染力は強くないものの、季節を問わず発生し、ほとんどの子が1歳までに突発性湿疹にかかります。そうしたことがわかっていても、生後まもない赤ちゃんが「さっきまで普通だったのに突然40度近い高熱!」となると、心配になりますよね。そこで今回は、突発性発疹にかかった時のケアや回復までの経過をお伝えしたいと思います。■突発性発疹の原因と症状突発性発疹には2種類あり、ほとんどがヒトヘルペスウィルス6型(HHV-6)の初感染による症状ですが、一部ヒトヘルペスウィルス7型(HHV-7)も存在します。そのため「突発性発疹は一度かかると再びかかることはない」といわれていますが、まれにもう一度かかる場合があるようです。感染後の潜伏期間は10日から2週間。突然40度近い高熱を出すわりには元気で、発熱期間は3~4日。平熱に戻った翌日くらいからお腹や背中を中心に赤い発疹が出て全身に広がると、血中に中和抗体が現れるため完治と診断されます。数日間かけて発疹は消えますが、かゆがることは少ないです。また、発熱しても比較的機嫌が良く、元気もあるのが特徴ですが、数日間は夜寝付きが悪かったり、ぐずったりすることもあります。病院へ行くと薬が処方されますが、発熱で食欲も落ちやすいため、食べ物に混ぜて服用させようとすると全量飲めないことがあるので気をつけましょう。服用薬以外に解熱剤の座薬を入れても、数時間後に高熱に戻ってしまうこともよくあります。水分補給をこまめにし、脇の下などリンパがある場所をやさしく冷やして、「大丈夫だよ」と安心させてあげてくだ下さい。■こんな時は要注意一般的な突発性発疹とは症状が少し違ったり、生後4ヵ月以下で「突発性湿疹と診断されるには少し早いかも…」という場合、腎臓の病気の可能性も考えられます。その見極めには、採血やおしっこの検査が実施されます。わが家の次女も生後4ヵ月で突発性発疹を発症し、採尿や採血をしました。その際、一緒にアレルギー検査をしてもらうこともできたので、お子さんのアレルギーが心配な方はお医者さんに相談してみるのもよいかもしれません。突発性湿疹は発疹が現れた時点で完治となりますが、赤ちゃんは発熱で体力をかなり消耗しています。1ヵ月近くは抵抗力の低下からほかの感染症にかかりやすいため、できるだけ人混みを避け、無理がかからないよう気をつけてあげましょう。「突発性発疹はどの子も必ず経験する」と言われていても、わが家の長女は2歳半まで熱ひとつ出さず、「いつ来るの…?」と待っているうちに幼稚園生になってしまいました。このような場合もある一方で、次女は早く(生後4ヵ月)にかかったので「発熱した時はしっかり見守る」ということを、子どもから改めて教わった気がします。親も常に知識をブラッシュアップさせながら、子どもの様子を見守っていくことが大切なのですね。
2014年08月22日理化学研究所(理研)は7月14日、統合失調症や自閉症などの精神疾患の発症に、脂肪酸を運搬する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」が関与している可能性を見出したと発表した。同成果は、理研脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チームの島本知英研修生(お茶の水女子大学大学院生)、同 大西哲生研究員、同 吉川武男チームリーダー、山口大学の大和田祐二 教授、浜松医科大学の森則夫 教授らによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「Human Molecular Genetics」のオンライン版に近日中に掲載される予定だという。統合失調症は、幻覚や幻聴、妄想などさまざまな精神症状が現れる疾患で、自閉症は対人コミュニケーションの障害、限定的な行動や興味などの特徴がみられる疾患として知られているが、近年の研究から、「脂肪酸」がそうした疾患の発症に関与している可能性があるという説が注目されるようになってきた。脂肪酸は、脳の正常な発達に必須な物質だが、水分となじまない性質であるため、細胞内の働くべき場所で働くためには、その移動を補助する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」の役割が重要とされている。FABPは10種類以上の近縁タンパク質の総称であり、これまで研究グループは、死後脳の研究から、その内の1つで、主に脳で働く「FABP7」の発現量が統合失調症患者の方が上昇していること、ならびにFABP7を作る「FABP7遺伝子」が統合失調症の原因遺伝子の1つであることを報告していた。しかし、ヒトの脳ではFABP7だけでなく「FABP3」と「FABP5」も発現していることから、今回の研究では、FABP7、FABP3、FABP5の3つが、統合失調症や統合失調症と遺伝的・臨床的な関連性が報告されている自閉症とどのように関係しているのかを調査したという。FABP7と同様にFABP3とFABP5の発現量を正常対照群と統合失調症患者の死後脳とで比較したところ、統合失調症患者ではFABP5の発現量が上昇しているほか、生存している統合失調症患者の血液細胞ではFABP5の発現量が低下している、自閉症患者の死後脳ではFABP7の発現が上昇している、そしてFABP3はどの試料においても、正常対照群との差が見られない、ということが判明したという。また、2097人の統合失調症患者と316人の自閉症患者のサンプルを用いて、実際にFABPの機能異常を引き起こすような遺伝子変異があるのかを調べたところ、8種類の変異(2種類のフレームシフト変異と6種類のミスセンス変異)を発見。これらの変異がFABPにどのような機能的異常を引き起こすのかを調べたところ、2種類のフレームシフト変異タンパク質は、どちらも細胞内で異常な分布を示すと同時に壊れやすい性質を持つことが判明したほか、6種類のミスセンス変異タンパク質のうち2種類の変異では、いくつかの脂肪酸に対する結合特性が変化しており、変異を持つ患者の細胞中の脂肪酸の働き方に異常がある可能性が示唆されたとする。これらの結果を踏まえ、Fabp遺伝子が脳の働きにどのような役割を果たすのかの解明を目指し、3種類のFabpをそれぞれノックアウトさせたマウスを用いて、精神疾患に関連する行動試験も実施。その結果、Fabp3ノックアウトマウスは新しいものに対する興味が低下していること、Fabp7ノックアウトマウスは活動性が高い一方で不安を感じやすいことが観察され、これらの行動が統合失調症や自閉症で見られる特徴と一致していることが示されたという。なお、研究グループは今回の成果を踏まえ、FABP5の発現量と脂肪酸量の変動を組み合わせて検査することでより正確なバイオマーカーとして利用できる可能性が出てきたとする。また、一部の統合失調症患者や自閉症患者では脳の発達期に脂肪酸機能の不全があることが示唆されたことから、脳の発達期である妊娠期や乳児期・幼児期に適切な量と質の脂肪酸を摂取することや、遺伝的な要因によって引き起こされる脂肪酸機能不全であってもそれを補う適切な量と質の脂肪酸を摂取することで、そうした症状を予防できる可能性が示されたとするほか、発症後でも、脂肪酸の適切な摂取が症状の軽減に有効である可能性が考えられると説明しており、今後、どの脂肪酸をどの程度、どのぐらいの期間・時期に摂取すれば症状を軽減できるのかを明らかにすることで、新たな治療法の確立につながると期待できるとしている。
2014年07月14日前回『複数の男子と平行してエッチしてはいけない理由4つ』 の中で性感染症をうつされると身体も心も大変なことになるとお伝えしました。今回は女性に多い性感染症(STD、最近はSTIと言う。STI= Sexually Transmitted Infections)について性感染症医療の大御所、尾上泰彦先生に教えていただきました。エッチのあと「なんか下半身がいつもと違う」と感じたら注意。カレがSTIにかかっているかもしれません。女性に多い病気を4つご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。■1.クラミジア感染症クラミジアは、現在もっとも多く、性感染症の約半数を占めます。10歳代後半から、20歳代のもっともエッチが盛んな年代に多く、とくに女性患者は男性の2倍。感染するとおりものの増量、不正出血、下腹部痛、性交痛、排尿痛などの症状があります。しかし約70%は症状が出ないとも言われ、放置すると不妊症になる可能性もあります。この菌が手指を介して眼に入ってしまうとクラミジア性封入体結膜炎を起こす場合もあります。「目がまっ赤だよ!」「性感染症かも」という会話ができるくらい意識しておくとよいでしょう。■2.性器ヘルペス性器、その周辺に小さな水疱、ただれが左右対称性にたくさんでき、痛みやかゆみが出ます。熱が出たり、足の付け根のリンパ腺が腫れたりします。女性では膀胱炎症状も見られます。再発を繰り返す場合があるので必ず治療しましょう。■3.淋病感染症男性では尿道、女性では子宮頚管に感染することが多いです。ビックリな事実ですが、オーラルセックス増加により咽頭に感染する女性が増えています。さらに、アナルセックスにより直腸に、手指を介して眼にも感染します。膿みのようなおりもの、不正出血、下腹部痛、排尿痛があります。バルトリン腺に感染するとバルトリン腺部が腫れ、強い痛みが出ます。おそろしいのは、女性の約80%は淋病は無症状ということ。すると、治療をしないまま男性にうつしてしまうことになります。そして、後にカレと別れた場合、カレは別の彼女にうつしてしまう。これが永遠のループでつながってゆきます。無症状に経過すると卵管炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎と感染が拡がっていき、不妊症になる可能性もあります。■4.尖圭コンジローマヒトパピローマウイルスの感染によりできるイボの一種です。性器の周りや肛門周辺にできます。潜伏期間は数週間から8ヶ月と長いので、複数のカレとエッチしていると誰からうつされたのかわからなくなります。もしもHPV16型、18型に感染すると女性では子宮頸癌になる恐れがあります。■おわりに「今日はコンドームなくていいよね」と耳元でささやくカレに負けてはいけません。妊娠だけでなくSTIから自分を守るという意味で、カレとはちゃんと話合うように。喉や眼にも菌が感染することは覚えておきましょう。(二松まゆみ/ハウコレ)監修:宮本町中央診療所院長尾上泰彦先生
2014年06月12日前編 では、恋愛相手に依存してしまい、ダメな恋愛に振り回されてしまう恋愛依存症の特徴をお伝えしまた。それを読んで「私は全然当てはまらないから大丈夫」と思った人でも、実は違うタイプの恋愛依存症である可能性があります。恋愛依存症には相手を束縛したり、世話を焼く等相手にのめり込んでしまうタイプと、親密な恋愛関係を避け、常に優位に立っていたいタイプの2つがあります。この2つのタイプはお互いに強く引かれ合う傾向があり、やはり恋愛が上手く行きにくいという特徴が。今回は後者の親密な恋愛関係を避けてしまう「恋愛回避依存症」の特徴をお伝えしたいと思います。■恋愛回避依存タイプの特徴・どこか不安定でカゲがある人に惹かれる自分がリードできそうな、誰かがいないとダメそうな人を好きになる。・話し合いやケンカが苦手相手に心の中に踏み込まれるのを嫌い、話し合いや感情をぶつけあうようなケンカは極力避けたい。・本当の自分を出せない素の自分を知られることは、なんだか弱みを握られるような気がして怖い。・常に主導権を握っていたい頼れる存在でいたり、いい人を演じることで主導権を握る。支配願望が強いが、支配されたり束縛されることはガマンできない。・威圧的な態度をとる相手に対して威圧的になったり、もしくは過剰なほどていねいに接したり寡黙になる等して、感情を表に出さないことで相手と距離を置こうとする。・相手に対して批判的相手のいいところよりも悪いところが目につき、批判的・否定的に捉えがち。どんなときでも自分が正しいと思い自分の意見を押し通す。・対人関係が希薄人と交流を深めるのが苦手で、趣味や仕事に熱中したり、ギャンブルやアルコール、買い物依存など他の依存症を持つ傾向がある。恋愛回避依存のタイプは、恋愛依存症と同様に、小さい頃に十分な愛情を感じることができない環境で成長していきますが、他に親から過度の期待を受けて育ったり、支配や束縛をされた経験が強く影響している場合が多いようです。相手に追いつめられたり支配されることから身を守るために、自分の弱みを知られないようにし、相手との親密な接触を避けるという特徴があります。自分が支配できそうな相手に強く惹かれる一方で、本来の自分を知られないように親密になることを避け、相手が踏み込んでこようとすると恋愛関係を絶ってしまいます。恋愛依存症から抜け出すための第一歩は、自分が恋愛依存症かもしれないと自覚すること。いつも同じような恋愛パターンをくり返していないか、寂しさや不安を埋めるために恋愛をしていないかなど、自分の恋愛傾向を振り返ってみてはいかがでしょうか? 彼といると幸せ、ひとりでいても幸せと思えるようになると、恋愛に依存することなく信頼関係のある関係を築くことでき、恋愛が上手くいくようになるはずです。
2014年05月24日花粉症シーズンにマスクは欠かせないものですね。また、風邪をひいて咳が出るときにはマスクをつけるのはエチケットのひとつ。そういうわけで、マスクをつける機会は案外多いものです。けれども、マスクをするとメイクが付いたり、耳にかけている部分が痛くなったりすることもよくあります。そこでオススメなのが、株式会社白元のキレイにフィットする女性専用マスク「be-style(ビースタイル)」。これは、白元が20~30代の女性を対象に使いきりマスクについてアンケートを実施した結果、「病人のような印象になる」「オシャレ感がない」といった見た目の不満や、着用時にメイクでマスクが汚れるといった声に応えて開発したもの。メイクがつきにくい不織布を採用することで、メイク落ちを軽減、またドーム形状を保立体タイプなので、唇が触れにくくなっているのもリップメイクのためにはうれしいですね。肌ざわりがやさしいうえに、幅の広い耳ゴムのおかげで、耳にもソフト。マスクは一日中、長時間かけるものだから、肌にやさしいものがいいですよね。さらにマスク全体のアウトラインは、”目もとのラインをキレイに”、”アゴのラインをシャープに”見せる工夫も。機能的にも、花粉・ウイルスを含む飛沫99%をカットし、花粉やウイルスの侵入を防いでくれるから安心して使用できそうです。「ドーリーピンク」「キューティーイエロー」「エレガントパープル」「プレミアムホワイト」とカラーバリエーションもあるので、その日の気分やファッションに合わせれば、花粉症や風邪でブルーな気分も少しはアガるかも。どうせしなければいけないマスクなら、少しでも女性のことを考えた快適なマスクを使いたいもの。白元の「be-style」なら、マスク使用時の不満点が解消されそうです。・株式会社白元 公式サイト
2014年04月23日今年も花粉の季節がやってきました! 毎年辛い思いをしている方、今年からという方も、みなさんどんな対策をしていますか? ゆる体質改善アドバイザーの佐々木メグミです。ストイックに短期的にではなく、ゆるーく続けられる体質改善を広めています。朝は鼻水鼻づまりで目覚めてしまったり、目のかゆみを我慢できず、こすって余計にかゆみを感じたり、頭痛やのどの不快感などもありますね。この時期はちょっと煩わしいなと思ったりしていませんか? いくら花粉症がつらくても仕事のパフォーマンスは落とせませんし、休日も楽しみたいですね。ここぞというときはクスリで症状を押さえるにしても、のどが乾いたり、眠くなったりと副作用を心配する方も多いものです。女性なら鼻のかみすぎによる肌荒れも気になるところです。花粉の時期は約2ヵ月あります。なるべくクスリの摂取を減らしつつ、症状も押さえる方法を取り入れていきませんか? ■花粉症を撃退! ツボを押してみよう! 睛明(せいめい)、承泣(しょうきゅう)は目のショボショボ、かゆみに効果的です。1か所につき5秒押しましょう。睛明(せいめい)は、目頭の少し内側にあります。人差し指で気持ちいいくらいの力で押します。承泣(しょうきゅう)は、目の真下にあり、骨のきわにあります。人差し指で骨のきわを引っ掛けるようにして、奥から手前に少し押し出すように行います。目がかゆいときに、こすると余計にかゆみを感じたり充血してしまいます。女性はマスカラに花粉が付着しても、簡単に洗顔することができないので、まめにツボ刺激をして不快感を和らげましょう。鼻の症状に効果があるのは、鼻通(びつう)というツボです。鼻の通りをよくします。ツボの位置は、鼻の両側にあり、小鼻の上のくぼみにあります。親指と人差し指でつまみ、指を少し上下に動かします。30秒程度行うと良いでしょう。ツボ押しは仕事中、症状が気になるときや、お風呂上がりなどの好きな時間に何度でも押すことができます。個人差はありますがツボ刺激をすることで、一定の時間、症状が解消されスッキリ過ごすことができます。東洋医学では、花粉症の発症には体質が大きく関わっていると考えています。体質を改善して症状を押さえるというのが考えかたの根底にあります。もちろん今すぐ解消したい、というときもツボの場所を知っていると解決できます。ツボ押しは、通年通して習慣化していただき、体質改善に役立ててもらえるといいと思います。今年の春は、スッキリ爽快に過ごしましょう!
2014年04月06日