くらし情報『2015年の花粉飛散量や飛散開始日を、気象予報士が徹底的に予想』

2015年2月3日 08:00

2015年の花粉飛散量や飛散開始日を、気象予報士が徹底的に予想

2015年の花粉飛散量や飛散開始日を、気象予報士が徹底的に予想
東京都などは2月1日、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは、気象業務支援センターの専任主任技師・村山貢司気象予報士が「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散量や飛散開始日などについて解説した。

○花粉は日中に100キロ先から飛んでくる

まず村山さんは花粉の飛散方法について説明。花粉の代表格の一つであるスギ花粉は、大気の渦(乱流)が発達しやすい日中に飛散しやすい。その距離は100キロメートルにも及ぶ一方で、夜間はほとんど移動せずにおおよそ10キロ以内の飛散にとどまる。

○花粉量を決める要素

そんな遠方よりわざわざ飛来してきて私たちを悩ます花粉だが、毎年の花粉飛散量はどのように決まるのだろうか。村山さんは、花粉は前年の夏の気象と関連性があると話す。具体的には

■7月中旬~下旬の気温と7月中旬~8月中旬の日照時間が影響する

■ヒノキは気温、雨量の影響が大きい

■スギは雨量の影響が小さい

これらが花粉の多寡を決める要素となってくる。


「2014年の関東地方の日照時間は、平年に比べて110%でした。この気象条件だけで見ると、今年は花粉が例年よりも多くなると考えられます。

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