お気に入りの湯呑みがいつの間にか茶渋だらけに!洗っても落ちない茶渋汚れに溜息をつくこともありますよね。茶渋の原因や効果的な洗い方で、お気に入りの湯呑みをきれいにしましょう。茶渋の原因と効果的な落とし方しっかり洗っているはずなのに、いつの間にか茶渋だらけになったカップを見るのは哀しいものです。できればもとのようにきれいになったカップでお茶やコーヒーを楽しみたいものです。では、なぜ茶渋がついてしまうのでしょうか。「激落ちくん」で有名なレック株式会社(lec_official_jp)が、茶渋ができる原因とその対策を紹介してくれました。同社によると、茶渋汚れの原因は、お茶やコーヒーに含まれているタンニンやポリフェノールが原因なのだそう。どちらも立派な栄養素なのですが、たんぱく質や水に含まれているミネラル分と結合することによって茶渋となってしまうのだとか。これを「ステイン」と呼びます。つまり、茶渋の原因はステインです。茶渋になったステインは普通の洗い方では残ってしまいがちです。同社のおすすめお手入れ方法は「メラミンスポンジ」とのこと。メラミンスポンジに含まれる「メラミンフォーム」には研磨作用があり、水をつけてこすれば茶渋がきれいに落ちるそうです。重曹を洗剤に使うのも効果的。茶渋汚れは酸性です。酸性の汚れはアルカリ性でアタックするとよく落ちるのですが、まさに重曹はアルカリ性。重曹を使ったり、重曹と同じアルカリ性成分の食器用洗剤を使うと茶渋汚れが中和されるそうです。カップの形状によってはスポンジが届きづらい場所がありますよね。そんな時にはつけ置きもおすすめだそう。つけ置きには過炭酸ナトリウムを溶かして使ってみてください。いわゆる酸素系漂白剤です。溶かした過炭酸ナトリウムがカップのすみずみまで行き渡り、茶渋をすっかりきれいにしてくれるでしょう。また、特にメラミンスポンジや酸素系漂白剤は食器によって使用できない場合もあるので、注意が必要です。お手お入れの際は、使用可能な素材であるかをしっかり確認してください。大切なのは日頃のお手入れ茶渋は気付いた時に早めにお手入れしてしまいましょう。できれば茶渋に気付いた時にメラミンスポンジなどでサッと落としてしまうのが一番です。定期的につけ置きする習慣をつけるのもよさそうです。ただ、メラミンスポンジや過酸化ナトリウムが合わない材質のカップの時には使用を避けてください。茶渋が落ちれば気分もスッキリして、ティータイムがもっと楽しくなるのではないでしょうか。茶渋の原因・ステインは、レック伝授の方法でサッと落としてしまいましょう。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る レック株式会社(@lec_official_jp)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年06月28日コップやポットに付着した茶渋って、なかなか落ちないですよね。研磨剤が含まれた洗剤でゴシゴシ洗うと落ちることもありますが、ポットの注ぎ口まではさすがに落としきれません。茶渋は落ちないものと諦めている人もいるのではないでしょうか。ところが、キッチンにある塩素系漂白剤を使うと簡単に落とすことができます。つけ置き時間は20分程度でした。どのくらい落ちるのか、実際に見てみましょう。こちらはコップに付着した茶渋。擦ってもなかなか落ちない頑固な汚れです。こちらはポット。手が中に入らないので、しっかりと洗えずご覧のあり様です。当然ながら、注ぎ口もひどいことになっています。早速、漂白剤を使ってみましょう。それぞれに漂白剤を入れて、ぎりぎりまで水を注ぎます。20分ほど放置すると…。こんなに真っ白になっています!長年落ちなかった茶渋が、ウソのように消えました。コップの茶渋もきれいに落ちて、美しい輝きを取り戻しています。ポットの中もこの通りです。きれいな食器を使うと、いつもの紅茶が不思議とおいしく感じるもの。気分が上がって、仕事や勉強も頑張れる気がしませんか。茶渋が気になる食器があれば、ぜひ試してみてくださいね。ただし、塩素系漂白剤は金属製のものなど素材によって使用できないものがあるので、必ず使用上の注意を確認しましょう。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年01月24日紅茶や烏龍茶などのお茶・コーヒーは、おうちのゆっくり時間でも、そして水筒に入れて出先でもおいしく楽しめる飲み物ですよね。でも日常的にお茶を飲むとだんだんと気になるのが、マグカップや水筒などについてしまう頑固な茶しぶ。とくに水筒の場合には、長い間お茶を入れておくため、茶渋がつきがちですよね。今回の記事では、水筒やマグカップについた落としにくい頑固な茶渋の洗い方やその茶渋の予防法について解説します。■茶渋がつく理由そもそも、お茶やコーヒーに使う食器には、どうして茶渋がついてしまうんでしょうか?まずは茶渋が水筒などにつく原因について、解説します。・茶渋の原因はポリフェノール茶渋が発生する原因は、お茶類やコーヒーに含まれている成分「ポリフェノール」です。このポリフェノールが水に含まれる金属イオンと結びつくと、褐色に変色し、頑固な茶渋が作られて食器の表面にこびりついてしまうんです。このポリフェノールは、渋みや苦味を感じる成分でもあり、お茶やコーヒーのクセになるおいしい味わいにつながっている成分でもあります。・茶渋がつきやすいのは紅茶やウーロン茶ポリフェノールが入っているお茶やコーヒー、そしてワインなどは褐色の汚れがつきやすいですが、とくに茶渋がつきやすいのは、その水色が濃いウーロン茶や紅茶。日常的にウーロン茶や紅茶を飲まれる方は、とくに茶渋のケアに気を使う必要がありそうです。この茶渋は、食器や水筒の見た目が悪くなるだけではなく、細菌類がその茶渋に発生しやすくなるという問題もあります。茶渋は放置してしまうと落とすのが大変になってしまいますので、できるだけ放置せずにこまめに茶渋を取り除くのがおすすめですよ。■頑固な茶渋を落とす方法それではさっそく、食器についた頑固な茶渋を落とす方法をみていきましょう。・漂白剤茶渋を落とす方法としてまず思いつくのが、漂白剤を使うこと。とくに茶渋汚れが酷い場合、長く茶渋を放置してしまった場合には、この漂白剤を使うと強力に茶渋を落としてくれます。使い方は簡単で、規定量の漂白剤を水に入れて食器を浸すだけ。浸けたあとは、漂白剤が残らないようによく洗い落とすようにしてください。つけ置き洗いができるので、急須やポットの細くなっている部分や水筒のふたなど、スポンジで洗いにくい箇所の茶渋をとるには、おすすめの方法です。ただし、塩素系の漂白剤は金属には使えない強力な洗剤であるため、正しく使わないと肌へのダメージがあるなどのデメリットもあります。・塩意外に知られていないのが、塩を使って茶渋をこすって落とす方法。茶渋を落としたい食器に塩をひとつまみ入れ、濡らしたスポンジを使って擦るだけです。塩は必ずといっていいほど家にある調味料ですので、手軽に茶渋を落としたいときにはぴったりですね。また普段から食べている塩を使いますので、お子さん用の食器などにも安心して使えます。・柑橘類の皮ゴミとして捨ててしまいがちな、みかんやオレンジなど柑橘類の皮も茶渋を落とす効果があります。皮に含まれるリモネンという成分が、茶渋を取り除く作用があるためです。使い方は簡単。食器の水分を十分に拭き取り、茶渋がついたところに柑橘類の皮を擦りつけるだけ。そのあとは通常通りに、食器洗剤を使って食器を洗えば完了です。・重曹食器についた茶渋が、相当頑固なときにおすすめなのは食用の重曹を使う方法。大きめのタッパーや鍋などに、食器と重曹を入れ、50度程度のお湯を注ぎます。30分ほど経ったら取り出し、通常通りに洗うと茶渋を簡単に落とすことができます。・歯磨き粉歯磨き粉でも茶渋を落とすことができます。適量の歯磨き粉を指にとり、茶渋を落としたいカップや水筒の部分に丁寧に塗りつけることで、茶渋を落とせます。歯磨き粉が伸ばしにくいときは、少し水を使いながら歯磨き粉を伸ばすように塗りつけるといいですよ。そのあと、しっかりと水洗いすれば完了です。・アクリルたわし通常のスポンジではなかなか落とせない茶渋ですが、アクリル100%の毛糸で作られたアクリルたわしを家に用意しておけば、水だけで茶渋を落とすことができます。アクリルたわしの細かい繊維が、食器の表面についた茶渋汚れを絡めとってくれるためです。・メラミンスポンジアクリルたわしと同様に、メラミンスポンジも茶渋をこそげとってくれます。洗剤などを使う必要がないので、肌にも環境にも優しいですし、経済的ですね。・お酢お酢にも、茶渋を落とす効果があります。茶渋を落としたい水筒や食器に、ぬるま湯を入れて、その1/10量のお酢を加え、1時間程度つけ置きます。その後、スポンジで洗えば取り除くことができます。塩と同様、お酢も必ずといって自宅に常備している調味料。手軽に茶渋が落とせるのが嬉しいですね。・レモンレモンに入っているクエン酸でも、茶渋を落とせます。茶渋のついた食器にお湯を注ぎ、スプーン一杯分のレモン汁を加えます。半日程度つけ置きをおこなってからスポンジでこすると綺麗に茶渋を落とすことができます。生のレモンを使わなくても、スーパーなどで手軽に手に入るレモン果汁でもOKです。■茶渋を落とすときの注意点ご紹介した通り、茶渋を落とす方法はさまざまあります。ここからは、茶渋を落とすときに気をつけたいことについてご紹介します。・金属製部品がついているものに漂白剤はNG塩素系の漂白剤は、金属には使えません。ステンレス製の水筒や、金属の装飾がある食器などには、この洗剤は使えませんので注意が必要です。ティーカップやマグカップなど金や銀色の装飾がついている食器の茶渋を撮りたい場合には、重曹を使ってつけ置きし、軽く擦って茶渋をとるようにしましょう。・水気を切ってから茶渋を落とす茶渋を落とすときには、基本的に食器についた水気をよく切ってから、茶渋を落とす洗剤などに入れるとより効果的です。こうすることで、茶渋を落とす洗剤や効果的な物質を、茶渋によく作用させることやできます。・重曹は沸騰してから入れてはダメ!重曹を使うときにお湯を使いますが、重曹は65度をこえるお湯に溶かしたときに、強いアルカリ性を示します。このアルカリは、肌によくないとされているため、50度程度のお湯を使うようにしましょう。熱湯に重曹を溶かすのはNGです。■水筒についた茶渋を落とす方法出先でもおいしいお茶やコーヒーを楽しむため、水筒を使っている方も多いと思います。でも水筒の場合、長時間飲み物を入れておくため、茶渋がつきやすいですよね。水筒を使っている方は、とくに定期的に茶渋をケアする必要があります。・酸素系漂白剤を使うのがおすすめ水筒についた薄い茶渋汚れは、食用の重曹などでも簡単にとることができます。しかし、水筒の底や蓋などの細かな構造は、スポンジではなかなか洗いにくいですよねそこで水筒の茶渋を落とすのにおすすめなのが、酸素系の漂白剤を使って水筒の茶渋を落とすことです。塩素系の漂白剤も強力に茶渋を落とす効果がありますが、金属を溶かす性質があるため、水筒のさびの原因になったり、水筒の保温機能に影響を与える可能性もあります。また、パッキンの部分の劣化も進んでしまいますよ。塩素系漂白剤はマグカップなどには便利ですが、水筒を洗う酸素系漂白剤を使うことをおすすめします。・水筒の茶渋を落とす手順それでは、酸素系漂白剤を使って水筒の茶渋を落とす手順を解説します。水筒に50度前後のぬるま湯と酸素系漂白剤を入れて溶かします。このとき蓋は閉じないようにしましょう水筒のパッキンや蓋は、食器おけやマグカップなどに入れて、同様につけ置きします30分程度そのまま放置しますその後、スポンジやブラシなどを使って、優しく茶渋を擦って落とします少し手間ではありますが、定期的に水筒の茶渋を落とすことで、綺麗な状態を維持し、おいしいお茶やコーヒーを楽しめますよ。・水筒のパッキンは熱に弱いので注意水筒の掃除で気をつけたいのは、パッキンの部分。水筒本体は熱に強くても、蓋やその周りのパッキンは比較的熱に弱いので、注意が必要です。50度程度のお湯では問題ありませんが、殺菌などのために熱湯をかけることは、避けましょう。■茶渋を予防する方法はある?一度茶渋をつけてしまうとなかなか落ちないですし、落とすには手間もかかりますので茶渋を予防するのも一案です。茶渋の予防方法についてもご紹介しますね・使ったあとすぐに洗う紅茶などを飲んだと、そのまま食器を放置してしまうと茶渋が食器にこびりついてしまい、なかなかとれなくなってしまいます。可能であれば使った後の食器は放置せずにすぐに洗うと、茶渋の汚れがこびりつきにくくなりますよ。・放置せずに水に浸ける使った食器をすぐに洗いたいと思っても、時間がなくてすぐには洗えないこともありますよね。そんなときもそのまま放置せずに、水につけて置くだけで、汚れのこびりつき方が全然異なります。茶渋がつきそうな食器は、時間があるときはなるべくすぐに洗う、そして時間がないときでもそのまま放置せずに水につけることをおすすめします。・使い始める前にとぎ汁で煮出す陶器製の食器に関してのみ言えることですが、新しい食器を買ってきたとき、使う前に一手間かけると茶渋がつくのを減らすことができます。それは、食器をお米のとぎ汁で煮ること。器を鍋に入れ、かぶるくらいのお米のとぎ汁を入れて、30分程度煮沸します。その後、自然に冷やします。そうすることで食器の肌に水分が十分に染み込み、しみや茶渋がつきにくくなるんです。・磁器製のカップ使う陶器製の食器の表面には目では見えない小さな凹凸が多数あり、そこに茶渋やシミがつきやすくなります。一方磁器の場合には、陶器よりも表面がつるつるとしているので、茶渋の原因になる物質がつきにくいんです。なるべく手間を減らしたい方は、磁器製のカップを使うといいですね。■きれいな食器でお茶やコーヒーを楽しもうおうちや外出先で飲むとほっとするお茶やコーヒーですが、含まれているポリフェノールという成分のため、食器には茶渋がついてしまいます。茶渋は見た目がよくないだけではなく、放置していると細菌類が生えやすくなる可能性があります。茶渋は、特別な洗剤を使わなくても、塩やお酢といった自宅にある調味料などでも落とすことができます。定期的に茶渋を落として、食器をきれいな状態に維持し、おいしいお茶やコーヒーを楽しみたいですね。
2021年04月09日家事や育児の合間に、温かいお茶でホッと一息。これだけのことでも、いい気分転換になりますよね。お茶といえば、緑茶や玄米茶、ほうじ茶などさまざまな種類があり、どれもおいしいのですが、ひとつだけイライラすることが…。そう、「茶渋」!普通に洗ってもなかなか落ちない茶渋、簡単に落とす方法はないものでしょうか?身近なもので茶渋落とし!調べてみると、ネット上にはさまざまな茶渋の落とし方が紹介されています。やはり茶渋が気になる人は多いらしく、みなさん塩や歯磨き粉、酢、重曹など、どの家庭にもある身近なものを使って対処しているよう。・塩…料理に必須の調味料である「塩」は、粒が比較的粗め。研磨効果が期待できるそうです。本格的な研磨剤に比べ、食器を傷めにくいとも言われています。・酢…茶渋が黒くなってしまう理由は、お茶などに含まれる「タンニン」という成分が酸化してしまうからと考えられているそう。「酢」には、酸化を抑える効果が期待できるので、茶渋落としにピッタリなのだとか。・重曹…酸性の汚れには「重曹」が効くと、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。茶渋は酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹は効果が期待できるということのようです。・歯磨き粉…茶渋というのは、食器にだけ付くものではありません。歯に付着することもあるといいます。歯磨き粉は、歯に付いた茶渋を落とすための成分が入っていることが多く、食器の茶渋落としに使う人もいるのだそう。なかには、「漂白剤」を使うという人もいるようですが、コップや茶碗は直接口に付けるものだから、何となく抵抗がありますよね。一方、今回紹介した塩や酢といった調味料、重曹(食用がおすすめ)、歯磨き粉なら安心です。ちなみに、アクリルたわしやアクリル毛糸を使うという意見もありました。洗剤などは必要なく、ただ濡らして擦るだけでみるみる落ちるという噂も!せっかくならきれいな食器を使いたいものですが、“お気に入り”ならなおさら。わざわざ洗剤などを買い足す前に、家にあるものでチャレンジしてみてください!(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年02月10日いつのまにかコップに付着している茶渋。スポンジでゴシゴシこすっても、なかなかきれいにできずに悩んでいる方も多いのでは?そこで今回は、ガンコな茶渋を簡単に落とせると話題、どこのご家庭でも常備しているアイテム3つを試してみました。その劇的な洗浄効果をご覧ください。いつの間にかこびりついている茶渋をどうする!?きちんと洗っているつもりなのに、いつの間にかコップに茶渋が付着していた……なんて経験ありませんか?きれいだったコップの底やふちなどに茶色い汚れがついてしまうと、見栄えもよくないし来客のときなんて絶対使えないですよね。そこ今回は「茶渋が簡単に落ちる!」と話題の3つのアイテムを、実際に試してみました。■目次1.茶渋が付く原因2.茶渋落としアイテム1食塩3.茶渋落としアイテム2食塩とみかんの皮4.茶渋落としアイテム3歯磨き粉まとめ1. 茶渋が付く原因緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒーなどには、ポルフェノールの一種であるタンニンという成分が含まれています。タンニンには抗酸化作用や殺菌効果がある成分で、体に悪いものではありません。しかし、水道水や人間の唾液と結合することで湯呑みにガッチリとくっつき、「茶渋」として残ってしまうのです。2. 茶渋落としアイテム1食塩最初にご紹介するのは、家庭に常備されている「食塩」。3つまみ程度の食塩を、少量のお湯で割り、そのままスポンジやキッチンペーパーに含ませてこするだけ。お湯の量の目安は、食塩のザラザラ感が残る程度です。茶渋の汚れの付着度合いが軽度の場合は、この方法で落とすことができます。今回きれいにしたのは赤い丸の箇所。少しはきれいになったものの、しつこい茶渋だっただけに、かなりこすらないと落ちませんでした。これではすべて落とし切るのに時間がかかりそうなので、次の対処法を試してみます。3. 茶渋落としアイテム2食塩とみかんの皮2つ目は、先ほどの塩と「みかんの皮」を組み合わせて試してみます。みかんの皮には、茶渋やあぶら汚れをきれいにする「リモネン」という成分が含まれているそう。いつもは捨ててしまう皮の部分ですが、果たして本当にきれいになるのでしょうか。みかんの皮に、ひとつまみ程度の塩を直接つけて、茶渋にこすりつけます。青い丸がみかんの皮でこすった部分です。塩+水のときよりも茶渋が取りやすかった一方、みかんの皮が薄いとバラバラになってしまい扱いづらいというデメリットも。小さい茶渋ならともかく、広範囲におよぶ茶渋の場合は不向きかもしれません。4. 茶渋落としアイテム3歯磨き粉3つ目は歯磨き粉です。歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、茶渋を削ぎ落とすことができるそう。方法は、歯磨き粉をキッチンペーパーに含ませてこするだけ。上記の写真くらいの量が目安です。黄色い丸が、歯磨き粉でこすった部分です。塩水の液体でふきとるよりも、歯磨き粉はペースト状で塗りやすいため、汚れがとっても取りやすい!これなら広範囲におよぶしつこい茶渋も簡単にきれいになりそうです。その後も歯磨き粉でこすり続けた結果、ここまできれいになりました。新品のようにピカピカです。今回は●塩+水●塩+みかんの皮●歯磨き粉の3パターンで試してみましたが、一番茶渋が落としやすいと感じたのは「歯磨き粉」でした。まとめ茶渋の原因はお茶に含まれるタンニンという成分。スポンジでこすってもなかなかとれないため、非常に厄介ですよね。しかし簡単に茶渋を除去できる方法さえ覚えておけば、お手入れも楽チン。「ちょっと気になってきたな……」と思ったときに、ぜひ試してみてください。
2018年01月20日お気に入りのマグカップの底や縁が気づいたら茶色くなっている…ということは多くの方が経験していることでしょう。茶渋は洗剤だけではなかなか落とすことができないし、どうしたらいいのかわからないもの。今回はそんなお悩みを解決するべく、重曹やたわしを使って、きれいにしてみました。皆さんは、コーヒーカップやティーカップについた茶渋をどうされていますか?スポンジでこすっただけではなかなか取れない、厄介な代物です。段々と溜まってくる茶渋を、そのままにしているという方も少なくないかもしれませんね。そこで、この厄介な茶渋を取るのにはどんな方法がいいのか、実際についた茶渋を取りながら検証してみました。マグカップやコーヒーカップについた茶渋が気になっている方は、ぜひ試してみてください。■目次1.なぜ、茶渋は付着するの?2.塩でこすってみる!3.重曹で磨く・漬け置く4.お酢で殺菌しながら茶渋除去5.メラミンスポンジで擦ってみる6.アクリルたわしでも茶渋除去まとめ1. なぜ、茶渋は付着するの?なぜ、カップに茶渋が付着するのでしょうか?この汚れは、お茶やコーヒーなどに含まれる成分の着色汚れであり、段々と表面に溜まってきます。一旦茶渋が付き始めると、どんどん汚れが固着。この現象は、私たちの“歯”に着色する「ステイン」とよく似ています。歯の着色汚れも、付着し始めるとそこからどんどん汚れが目立つようになります。ステイン(着色汚れ)は、歯の表面を滑らかに研磨するなどして取るものです。同じように、茶渋も研磨して取っていくのが良いでしょう。原因として、カップにお茶やコーヒーが入ったまま放置すること。使用後すぐに洗わなくても、放置せずに水でさっとすすぐようにすると付きにくくなります。そして、食器を洗うスポンジが長い期間使用しすぎて傷んでしまっていること。スポンジの洗浄力が落ちて、茶渋が落とせなくなってしまっている場合もあります。茶渋は、目には見えない凹凸ができてカップの表面にへばりついてしまっているので、その汚れを上手に落としていきましょう。2. 塩でこすってみる!まずは、身近にあるものでやってみます。塩は、粗塩タイプのものを用意しました。最近では塩の用途は多岐にわたり、ボディマッサージから食器洗浄までとなかなか便利な素材の一つです。■用意するもの・粗塩大さじ3杯くらい・スポンジ・キッチン手袋粗塩は扱ううちに手にしみてくるので、キッチン手袋をしたほうが無難でしょう。スポンジや指に粗塩を手に取り、茶渋のある場所を擦ります。粗塩が研磨剤になり、茶渋が取れていきます。意外と時間と力が必要でした。まだ、それほど頑固でない茶渋を落とすのに向いているようです。3. 重曹で磨く・漬け置く重曹は、自然派の清掃アイテムとして人気があります。数年前に大きなブームが起きて以来、薬局でも簡単に手に入るメジャーな商品になりました。重曹は「重炭酸ナトリウム」といい、食用の重曹はお菓子のふくらし粉に用いられています。昔から胃薬などにも用いられてきました。清潔さを保つためのアイテムとしても使われており、タンパク質を分解したり、油の乳化をゆるやかに行ったり、水に溶けにくい性質を利用してクレンザーとしても用いられています。今回は、このクレンザーの役割として、茶渋が取れるか試してみることにしました。■用意するもの・食器洗い用のスポンジ・重曹、大さじ1杯くらい(適量)まず、重曹で磨いてみます。スポンジを軽く湿らせて重曹を上に載せます。水分と重曹で、マグカップにできた茶渋の部分を軽くこすっていきましょう。重曹の粒子は水に溶けにくいので、ちょうど良い研磨剤になります。弱い力でこすっているにもかかわらず、軽程度の茶渋であればすぐに除去することができました。また、70度のお湯に重曹をとかした水溶液に茶渋のついたマグカップをつけてみました。お湯を注ぐときに炭酸ガスが発生します。水溶液も弱アルカリ性になっているようですので、肌の弱い方は手袋をご用意ください。1時間ほど待ち、マグカップをあげてみると、なんとスッキリ茶渋汚れが落ちていました。就寝前に重曹の水溶液にカップやお皿を浸しておけば、翌朝はスッキリと綺麗になっているので便利ですね。ただし、重曹は金属やプラスチックに弱いので、茶渋を取るために使用する場合には陶器製のカップの洗浄のみにしましょう。4. お酢で殺菌しながら茶渋除去お酢には、殺菌作用があります。キッチンにある酢を使用すれば、手軽に茶渋落としをしながら、ナチュラルテイストの殺菌効果が期待できます。■用意するもの・穀物酢(すし酢などのように砂糖が入っていないもの)大さじ2杯くらい・食器洗い用のスポンジ実際に穀物酢を薄めずにスポンジに取り、マグカップをこすってみたところ、茶渋をスッキリ取ることができました。5. メラミンスポンジで擦ってみるメラニンスポンジはキッチンや部屋の掃除に向いていそうなイメージがありますが、マグカップなどの茶渋を落とす効果も期待できるようです。■用意するものメラミンスポンジメラミンスポンジに少量の水を取り、マグカップの内側にある茶渋をこすります。あまり力を入れずに擦っても、数回擦っただけで割と簡単に茶渋を取り除くことができました。メラミンスポンジは少し硬いので、マグカップの形に曲げることが少し難しかったです。曲面でも凹凸のない部分は簡単に茶渋を除去することができますが、取手部分の細かい箇所にはあまり向いていないように感じました。6. アクリルたわしでも茶渋除去アクリルたわしは、アクリル製の毛糸を編んで作るたわしです。趣味で作られている方も多くいらっしゃいます。今回は、100均に売っているものを用意しました。■用意するものアクリル製のたわしたわしといっても、毛糸で編んだ編み物ですので、手触りも優しいです。特別な洗剤などを利用するわけではありませんので、手指の保護などは特に考えなくてもOK。マグカップに濡らして擦っただけで、茶渋は簡単に取れました。メラニンスポンジよりは、少し擦った回数が多かったように感じましたが、取手の細かい部分の汚れも綺麗に落とすことができました。水筒の飲み口のような細かい部分にもぴったりとフィットして汚れをよく落としてくれますので、一家にひとつあると便利かもしれません。まとめカップについた茶渋は、身近なもので簡単に落とすことができました。お茶やコーヒーが入ったまま放置すると、茶渋がつきやすくなってしまいます。使用後はすぐに洗わなくても放置せず、水で洗い流すなどの早めの対処をすることで、茶渋を付けないようにしましょう。また、スポンジの劣化を感じたら、早めに新しいものに取り替えるようにします。そうするだけでカップの表面を磨く効果が維持されて、茶渋が付きにくい状態が維持されます。清潔感あるカップで飲むお茶やコーヒーは、いつもに増して美味しく感じられるでしょう。皆さんもご自宅のマグカップやティーカップをチェックしてみてください。そして、もし茶渋が気になるようでしたら、先に紹介した茶渋を落とす方法を試してみてはいかがでしょうか。
2017年07月05日マグカップで紅茶やコーヒーを飲んでいると、茶渋や汚れが付着するようになります。今回は、クレンザーとラップを使って、この汚れをスッキリと落とす方法を紹介します。○クレンザーは掃除用途のみならずクレンザーというと、シンクやコンロの掃除用途でしか使わないという人もいると思います。でも実は、食器や調理器具、浴室、洗面所などにも使えるんです。スポンジを使うのもアリですが、ここでは使用済みのラップ、またはポリ袋を使ってこする方法で試してみましょう。紅茶を飲んで、ちょっと放っておくだけでも付着してしまう茶渋……これが白いマグカップだと悲しくなります。使用済みのラップにクレンザーを少量付けて、汚れた箇所をクルクルっとこすってみると……見事にピッカピカになりました!なぜ、こんなにキレイになるかというと……普通のスポンジは「クレンザー」を付けてもスポンジの中に液体が入り込んでしまいますよね。でも、ラップやポリ袋を使うと研磨剤が繊維に入り込むことがないので、研磨剤のパワーを最大限に活用できるというわけです。即席「すっごく細かい紙やすり」になるんですね。クレンザーの種類や材質によっては、カップが傷つくこともありますので力の入れすぎに注意してください。できれば、いったん、カップの裏など目立たないところで試してから使ってみてくださいね。執筆:きゅう趣味はドライブと映画鑑賞。女子力が低めなアラフォー。遊びに全力を傾けるも、時間が足りないのが悩み。現在は人間観察にハマっている。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月30日