シャネル(CHANEL)は、「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」展をシャネル銀座ビルディング内シャネル・ネクサス・ホールにて開催する。期間は、2017年6月22日(木)から7月23日(日)まで。2017年度第3弾プログラムとなった今回は、世界で活躍する日本人写真家・荒木経惟の写真展を開催。東洋美術専門の美術館としてヨーロッパ最大規模を誇る、フランス国立ギメ東洋美術館にて行われた、大規模個展「ARAKI」にて発表された、新作「東京墓情」を日本初公開する。「東京墓情」は、大規模個展「ARAKI」の中で撮り下ろしの新作として発表されたシリーズ。大病を経験し、そこから得た濃密な“死”への意識。その葛藤を抱きながらも自身の写真家人生を振り返った本作は、今の荒木経惟そのものを映し出す。また、「東京墓情」に加え、荒木がギメ東洋美術館所蔵の写真コレクションよりセレクトした、幕末・明治期の写真作品を併せて紹介。妖艶な魅力を放つ花々や緊縛ヌード、東京の街、亡き妻を思い見上げつづけた空景、苦楽をともにしてきた飼い猫チロなど、さまざまな対象を被写体に、独自の死生観を鮮烈に描き出してきた、写真家ならではの世界観が楽しめるはずだ。【イベント詳細】東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館開催期間:2017年6月22日(木)~7月23日(日)時間:12:00~20:00 ※入場無料・無休会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
2017年05月05日ディズニーの実写版『美女と野獣』の日本語吹き替え版のプレミアム上映会が4月12日(水)に開催され、吹き替えキャストの昆夏美、山崎育三郎、岩崎宏美、村井國夫、吉原光夫、藤井隆、小倉久寛、島田歌穂が揃って登壇し、今宵限りのダンス&歌唱を生で披露した。魔法で醜い野獣に姿を変えられた王子と心優しき娘・ベルの純愛を描き、大ヒットを記録した不朽の名作アニメの実写版となる本作。エマ・ワトソンが主演することで話題を呼んでいるが、日本語吹き替え版もミュージカル界の実力派が参加して期待が高まっている。この日は、映画を観終えたばかりの観客の前でパフォーマンスを披露。昆さんと山崎さんの「美女と野獣」に始まり、藤井さん、吉原さんを中心とした「強いぞガストン」、昆さんと村井さんの“父娘”による「時は永遠に」、岩崎さん、島田さん、小倉さんの「ひとりぼっちの晩餐会」、そしてアラン・メンケンが本作のために新たに書き下ろした新曲「ひそかな夢」の山崎さんによる独唱、最後に全員の歌唱&ダンスによる「美女と野獣」という盛りだくさんのステージで、会場を訪れた観客を魅了した。キャスト陣はステージを終えると、一様に「緊張しました!」とふり返り、ホッと安どの表情を浮かべていたが、客席は惜しみない拍手!山崎さんは、歌唱の中で、野獣から王子へと、少しずつ、声を変化させてることを明かし「こんなにも野獣を愛おしく思ったのは初めて。繊細に野獣の心が描かれているので、ぜひ男性にも見てほしい作品です」と訴える。昆さんは好きなシーンとして「ロンドンプレミアで見たとき、最初に涙した」という時計を修理する父親とベルのシーンを挙げる。さらに野獣とのシーンについても言及。「小さいときから『美女と野獣』で一番好きだったのが、この衣裳を着て、ベルと野獣が微笑みながら踊るボールルームのシーン。今回の映画では、細かいところまで描かれていて、壁の画が踊っている姿がズームされていて、お城全体が、全員が2人を祝福してるのが伝わってきました!」と興奮の面持ちで語る。山崎さんは、さらにその後のシーンに触れ「ボールルームのシーンからの『ひそかな夢』のソロナンバーですが、初めて聴いたときは衝撃で『こんな美しいメロディがあるんだ!』と思いました」と語る。そして、そこでの野獣の心の変化――「過去を後悔しながらも、彼女への想いを確信する、大きく変化していくシーンが好きです」と強い思い入れを口にした。普段は、字幕で映画を観ることが多いというキャスト陣だが、本作に限っては「日本語吹き替えで観てほしい」と胸を張る。特に岩崎さんは「自分で出ていて言うのもなんですけど、絶対に日本語版のほうがいいです!観ていて『こういうことか!』という発見もありました」と力強く語り、昆さんは「1回、2回と言わず、10回、20回と観てほしい」と本気の口調で語り、喝采を浴びていた。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年04月12日俳優・山本裕典(29)が21日付でエヴァーグリーン・エンタテイメントから契約を解除されたことを受け、同事務所に所属する女優・岡本夏美(18)が26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、社長から詳しい事情の説明があったことを明かした。山本のことを兄のように慕っていたという岡本は、「もともと裕典くんは、事務所の中でもお兄ちゃん的な存在で、私が入った時から妹のようによくしてくださった」と感謝し、「お兄ちゃんと呼ぶくらい親しい仲」と回顧。契約解除が発表された日の午前中、社長と山本が話し合いを行った上での結論であると言い、「その後に事務所のメンバーがみんな集められたんです。マネージャーさんとタレントが」。一部では無断で副業をしたことが原因と報じられているが、「副業の問題ではないと聞きましたし、法的なことではないとも聞きました」と報告した。契約解除後、山本と連絡は取っていないという岡本。同番組の現役高校生枠でたびたび出演して注目を集めたが、高校を卒業することから奇しくもこの日が最後の出演に。そのタイミングと山本のニュースが重なり、「ワイドナショーの呪い……」と吐露して笑いを誘った。"ワイドナショーの呪い"とは、同番組の出演者のスキャンダルや災難が続くことからネット上など囁かれはじめたこと。岡本も「まさかの最後の最後に……」と戸惑いの表情を浮かべていた。
2017年03月26日主演のエマ・ワトソンがベル役を演じる実写版『美女と野獣』。この度、本作のプレミアム吹き替え版でベル役を演じる昆夏美と、現在京都で上演中の劇団四季 ディズニーミュージカル「美女と野獣」で野獣を演じる田邊真也、ベルを演じる平田愛咲との夢の対談が実現。実写版と舞台版、そしてアニメーションの違い、作品「美女と野獣」の魅力について語り合った。先日、ついに全米で封切られた本作は、オープニング3日間で1億7千万ドルという驚異的な興行成績を叩き出し、3月公開作品の記録を更新。全世界ではすでに3億5千万ドルを達成し、『マレフィセント』や『シンデレラ』を超え、またあの『ハリー・ポッター』シリーズのオープニング記録を抜いて、エマ主演作品史上No.1となり、4月の日本公開もますます期待が高まる。今回、本作の公開を記念して実施された対談では、一足早く実写映画版を鑑賞した田邊さんは、「僕の中で作っていたイメージが完全に視覚的にとらえられた。イメージが広がりましたね」。平田さんも「私もアニメーションのファンで、ミュージカルをやらせていただくときに、アニメーションからイメージを膨らませていましたが、実写版はより奥行きがでているなと思いました」と語る。また、舞台との違いについて昆さんは「ベルには母親がなぜいなかったのか、父親はどうして母親のことを語らなかったのかなど、いままでアニメーションや舞台で描かれなかったベルや野獣のキャラクターの背景が描かれているのは大きなポイントです」と実写版で明かされる新しい一面について明かす。アニメーション版にはなく、舞台版と実写版にはある“野獣のソロ曲”について田邊さんは、「舞台では薔薇に触れようとするベルに対して、『出ていけ』と言った後に野獣が歌う『愛せぬならば』。一方、実写版では本当はベルに愛しているといいたいのに、愛しているからこそ父親の元に帰した後に歌う『ひそかな夢』。位置関係は異なりますが、ともに彼女を愛するという同じ想いを歌っていますね」と野獣役ならではの思いを語り、「僕は今日も楽曲を聴きました。聞けば聞くほどいい曲で癖になります。『ひそかな夢』は僕もぜひ歌ってみたいですね」と話していた。一方、エマ版ベルの魅力について平田さんは、「すごく現代的な女性。エマが演じることによって。アニメーションは26年前の作品ですが、いまの私たちとなんら変わりがなく身近に感じましたね」と話し、昆さんは「彼女の元々持っている凛とした印象というのは、今回の映画版のベルの見どころだなと思います。アニメーションだと、もう少し可憐で女性らしいイメージがあったのですが、映画版だと強さや自立した女性の印象を受けました」「いままでイメージしていたベルとは少し違うとみなさんも思うんじゃないかな」とコメント。また、「美女と野獣」を語る上で欠かせないのが、ボールルームのシーン。「きれいでした!アニメーションもすごくきれいですけど、美しいイメージがそのまま再現されていました」と平田さんは絶賛し、田邊さんも「とても美しく、圧倒されました」と2人共うっとりした表情を浮かべた。そして、対談前に舞台を観劇した昆さんは、「今日2人が舞台でドレスを着て踊っているときに、黄色いドレスって条件反射で泣くんだなって(笑)。野獣がコグスワースとルミエールに『大丈夫だよ』と励まされて出て行って、そこにベルが待っているというところでもう号泣。優しくて愛のある美しいメロディーのもと2人で踊るシーンは本当に名シーン!『美女と野獣』でやっぱりこのシーンが一番好きだなと思いました」と熱弁。日本公開をあと1か月程に控えた本作。これから実写映画を観る人たちへ向け、「新しい『美女と野獣』です。四季による舞台版を愛してくださっている方にはぜひご覧いただきたいですね」(田邊さん)、「舞台版よりもさらに奥行が生まれた実写版。より広く深く『美女と野獣』のことを知ることができると思います」(平田さん)とメッセージを寄せている。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月24日女優の岡本夏美(18)が、映画『女流闘牌伝 aki -アキ-』(2017年夏公開)で主演を務めることが24日、発表された。映画の原作は、プロ女流雀士・二階堂亜樹(35)が原案を担当した漫画『aki』。家出、中卒、両親の離婚、倒産、一家離散……人気女流雀士の知られざる過去を描いた。メガホンを取るのは、『太陽を掴め』の中村祐太郎監督。雀荘で生まれ育った15歳の少女・アキは、自分の力で勝ち取る「本物の人生」に憧れて上京し、大都会の厳しさに打ちひしがれながらも、唯一の武器である「麻雀」によって生きることを決意する。主演の岡本は、「アキちゃんは、自分の意思をしっかり持っていて、ただまっすぐ前を向いているなと思いました」と役柄の印象を説明。「周りに対して、大人に対して、繊細な感情を持っていながら、麻雀の愛をひたむきに信じる力がある」とその魅力を語り、「共感できる部分も、尊敬できる部分もあります。アキちゃんの感情に寄り添って、表現できたらいいなと思います」と意気込んでいる。一方の二階堂は、「映画化のお話を聞いたときは、正直とても驚きました。自分のことを漫画にして頂いただけでも嬉しかったのですが、単行本、ついには映画化ですからね。10代の頃にはまさかそんな事が自分の人生にあるなんて露ほども思っていなかった」と信じられない様子で、「人生って本当になにがあるかわからないものです」と感慨深げ。「何に焦がれたのか。何者になりたかったのか。誰かの何かになれたのか。まだまだ道半ばですが、そんな半生を物語として、二階堂亜樹に興味がある方はもちろん、無い方にも是非観て頂きたいと思います」と呼びかけている。(C)2017花崎圭司・大崎充/竹書房/『aki』製作委員会
2017年03月24日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、荒木経惟の『さっちん オリジナル版』。愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)によるご紹介です。■『さっちん オリジナル版』荒木経惟アラーキーこと写真家の荒木経惟が1964年に第1回太陽賞を受賞し、デビュー作として知られる「さっちん」。千葉大工学部に在学中の荒木が、三河島の廃墟化した鉄筋コンクリートのアパートで遊ぶ子どもたち(さっちんはその中のガキ大将)を1962年~1963年に撮影したシリーズ。当時、受賞作を雑誌に載せるためネガの受け渡しをしたまま紛失してしまったことで、写真集として世に出回ることが無かったが、50年以上の時を経た今、スキャンと印刷技術の進歩によって古い雑誌から起こされ、改めて写真集という形を取るに至ったのが本書である。「さっちん」関連の書籍では、1994年に新潮社から刊行された、受賞作ではないアウトテイクで構成した写真集『さっちん』、1996年~1997年に平凡社から刊行された荒木経惟写真全集(全20巻)のカバーの端を切り取り応募した者だけが手にすることができた完結記念限定版写真集『さっちんとマー坊』、2014年に開催された大型個展「荒木経惟 往生写集」のカタログへの一部掲載等が存在するが、本書に掲載の太陽賞受賞作を目にするには、これまでは当時の雑誌まで遡らなくてはいけなかった。団地を駆け回る子供たちの、画面に収まり切らないエネルギーを活写した荒木経惟の原点。雑誌での発表時に荒木によって書かれた文字が添えられ、絵本の様な仕上がりとなって今甦る。【書籍情報】『さっちん オリジナル版』著者:荒木経惟発行元:河出書房新社言語:日本語ハードカバー/32ページ/220×210mm発売:2017年2月28日価格:1,600円
2017年03月09日荒木経惟の展覧会「写狂老人A」が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は、2017年7月8日(土)から9月3日(日)まで。アラーキーの愛称で親しまれ、齢70を超えた今も精力的に活動を続ける写真家、荒木経惟。彼の持つ、被写体や手法の多彩さは、世界的な評価を受けているが、それでもなお探究心はとどまるところを知らない。本展では、彼の人生とも言える写真を、“生の記録”として表現。近年の重要なテーマである、生と死が鮮明に描かれた最新作を披露する。新作だけで1000点をこえる膨大な量の作品を展示。その壮大な規模で、荒木経惟の現在をビビッドに伝え、多様な活動の「核心」に迫る。様々な体型、年齢の”人妻たちのヌード”を捉えたシリーズ「大光画」も公開。巨大な作品群からは、不思議と性的なものを感じさせない。「性」よりはむしろ「生」を謳歌するような彼女たちの生命力や個性が浮き彫りになってくる作品だ。「花百景」は、咲き誇り、枯れてゆく花を捉えたモノクロームプリントのシリーズ。余分なものを一切画面から排し、純粋に花びらや茎の形、質感を追求した花々は、もはや普段何気なく見つめていた花と同じものには見えない。モノクロームの繊細さ、表現力の豊かさに驚かされることだろう。また、本展に展示される新作にはすべて印画紙プリントを採用した。フィルムカメラ独特の質感は、単なる「イメージ」の域を越え、写真そのものの重みや存在感で空間を圧倒する。鬼才・荒木の作品の迫力を存分に感じられる展覧会だ。【概要】荒木経惟 写狂老人A会期:2017年7月8日(土)〜9月3日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2開館時間:11:00〜19:00(金・土は11:00〜20:00、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)、8月6日(日)(全館休館日)入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下無料※カッコ内は団体料金。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2017年02月11日ディズニーの完全実写版映画『美女と野獣』のプレミアム吹き替え版キャスト発表会が1月31日(火)、都内にて開催され、昆夏美(ベル)や山崎育三郎(野獣)をはじめ11名の日本語吹き替え版キャストが意気込みを語った。発表された吹き替え版キャストは、昆夏美(ベル)、山崎育三郎(野獣)、岩崎宏美(ポット夫人)、村井國夫(モーリス)、吉原光夫(ガストン)、藤井隆(ル・フウ)、成河(ルミエール)、小倉久寛(コグスワース)、濱田めぐみ(マダム・ド・ガルドローブ)、島田歌穂(プリュメット)、池田優斗(チップ)という豪華な顔ぶれで、ミュージカル界の実力派が集結した。同作は、その芸術性と完成度の高さから、アニメーション映画としては史上初めて米アカデミー作品賞にノミネートされ、いまなお愛され続けている名作『美女と野獣』を、主演にエマ・ワトソンを迎えて実写化したエンターテインメント。村の美しい娘・ベルを担当する昆さんは、「ベル役をエマ・ワトソンさんが演じられると知ったときに、『なんて、ぴったりなのだろう!』と思いました」と声を弾ませた。「そのベル役を私が吹き替えさせていただけるということで、たいへん光栄に思っています」と吹き替え版キャストに選出されたことに歓喜。「世界中の女性が、『美女と野獣』のあの音楽と、ベルが着ている黄色いドレスに、誰でも一度は憧れたと思います」といい、「その世界観が実写化でどう描かれるのかということを私自身楽しみにしつつ、ここにいる11人の皆様とがんばって行きたいと思います」と意気込みを言葉にした。イベントでは、同作のビル・コンドン監督から「本作はエマ・ワトソンやダン・スティーヴンスら豪華キャストが出演しますが、引けをとらないプレミアム吹き替え版キャストの声を聞いてとても興奮しています。特別な吹き替え版になると確信しています」というビデオメッセージが紹介される一幕があった。監督の言葉を聞いた昆さんは、「『特別な吹き替え版になると確信しています』と言ってくださったので、力になりますし、身が引き締まる思いです。これから収録を迎えますが、『プレミアム吹き替え版キャスト』と言っていただけるような作品にしていきたいと思います」と意気込みを語った。野獣役の山崎さんは、「『いつかディズニーの吹き替えをしたいのだ』と幼いころから思っていました」とふり返った。「『思い続ければ夢は叶うのだな』ということを改めて実感しています」と心境を紹介。「いままでアニメなどでは語られることのなかった野獣の悲しい生い立ちなどがこの作品には入っています。繊細な部分など、いままで語られることのなかった部分を見ていただきたいですし、男性にもぜひ見ていただきたいなと思います」と作品への熱い思いを言葉に。「この作品は単なる実写版ではありません。今後100年語り継がれるエンターテインメントになります」と力強く語った。映画『美女と野獣』は、4月21日(金)全国にて公開。(竹内みちまろ)
2017年01月31日女優のエマ・ワトソンが主演を務めるディズニーの実写映画『美女と野獣』(4月21日公開)の吹替版キャスト発表会が31日、都内で行われ、主人公ベルを昆夏美、野獣を山崎育三郎が担当することが明らかになった。発表会では、ピアノとチェロの演奏に乗せて吹替キャストを紹介。ベル役の昆と野獣役の山崎は名曲「美女と野獣」を歌いながらステージに登場し、11人の吹替キャスト全員で歌唱した。昆と山崎のほか、ル・フウは藤井隆、ポット夫人は岩崎宏美、モーリスは村井國夫、チップは池田優斗が担当。ガストンは吉原光夫、ルミエールは成河、コグスワースは小倉久寛、マダム・ド・ガルドローブは濱田めぐみ、プリュメットは島田歌穂が演じる。アニメーション映画として史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされ、今なお愛され続けている『美女と野獣』。このたび主演にエマ・ワトソンを迎えて実写映画として新たに生まれ変わる。監督は、ミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドンが務める。
2017年01月31日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)です。■『SHINJI OHMAKI | 大巻伸嗣』「空間」「時間」「重力」「記憶」をキーワードに“物質と空間・存在”をテーマとして、展示空間を非日常的な世界に変容させ、鑑賞者の身体的な感覚を呼び覚ますダイナミックなインスタレーション作品やパブリックアート作品を制作するアーティスト、大巻伸嗣(1971-)。様々な手法で見ることのできないものを可視化し、見る者に体感させることで、新たな身体的知覚空間を作り出すことを試みる。本書は、「Echoes Infinity」や「Liminal Air」シリーズといった2000年~2016年の間の代表作を収録。白く柔らかな感触のカバー紙の下から、鮮やかな色彩が印刷されたハードカバーが覗く装丁には、「Echoes Infinity」シリーズでお馴染みの模様が用いられている。現在は、あいちトリエンナーレ2016への参加と、個展(アートフロントギャラリー)が開催中。前者では、愛知県美術館、損保ジャパン日本興亜名古屋ビル(栄)、穂の国とよはし芸術劇場PLAT(豊橋)の3ヶ所に作品を展示している他、街なかを走るベロタクシーやプリウスのボディ装飾デザインも担当するなど、芸術祭に幅広く関わるアーティストである。愛知県美術 10階展示室の《Echoes Infinity―永遠と一瞬》は、真っ白な空間に花や鳥が模られた鮮やかな紋様が床に広がる作品だが、10月11日から作品内へ自由に立ち入ることができるようになるという大きな変化を迎えようとしている。白い床に載せられた顔料が、鑑賞者の参加によって混ざり合っていく様子にも注目してもらいたい。【書籍情報】『SHINJI OHMAKI | 大巻伸嗣』発行:現代企画室テキスト:水沢勉、クレリア・ゼルニック、李美那、黒澤浩美、能勢陽子、荒木夏美、逢坂恵理子、家村佳代子ら言語:日本語・英語ハードカバー/197ページ/297×210mm発刊:2016年10月価格:3,800円【展覧会情報】「あいちトリエンナーレ2016」会場:愛知県内の各所(メイン会場は愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内・豊橋市内・岡崎市内のまちなか等)にて会期:2016年8月11日~10月23日料金:普通チケットは大人1,800円、大学生1,300円、高校生700円、フリーパスは大人3,600円、大学生2,500円、高校生1,200円「大巻伸嗣個展 - Liminal -」会場:アートフロントギャラリー住所:東京都渋谷区猿楽町 29-18 ヒルサイドテラス A棟会期:2016年9月9日~10月10日(月曜休*10月10日は開廊)時間:11:00~19:00入場無料
2016年10月06日写真家の荒木経惟による個展「淫秋―般若心經惟」が、9月9日から11月11日まで東京・原宿のアートスペースAMで開催される。これまで、永井荷風や種田山頭火らの作品や、「往生要集」や「万葉集」などの古典に感応し、自らの心境を重ね合わせた数々の傑作を生み出してきた荒木経惟。同展では、和紙にプリントされた写真に、書で「般若心經」をしたためた新作を初展観する。「般若心經」では、この世のものすべてが“無”であり、心理は“空”にあると説かれており、今回の新作は、亡き妻・陽子を想いながら空と花を撮り続けた荒木の心情を想起させるとともに、たゆまず新境地を追い求める創作への強い渇望も感じさせる。また、同展ではふたつのインスタントフィルム作品をカットしてダイレクトに接ぎ合わせた最新作も公開。過去に発表されたコラージュ作品シリーズの「結界」や「半夏性」に続く、荒木の緻密な手作業から生まれた貴重な作品群となっている。【イベント情報】荒木経惟「淫秋―般若心經惟」会場:アートスペースAM住所:渋谷区神宮前6-33-14 301・302会期:9月9日~11月11日時間:13:00~19:00休館日:月・火曜日
2016年09月11日モデルで女優の岡本夏美(18)が、21日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、涙ながらにSMAPへの思いを語った。これまでコンサートに7回ほど行くなど、家族ぐるみでSMAPファンであることを公言していた岡本。今では同番組の高校生枠としておなじみになっているが、その初出演となった昨年8月9日放送回で共演したのが中居正広(44)だった。中居は岡本と積極的に絡み、スタジオには笑いも。岡本はこの収録前夜、興奮と緊張でなかなか眠ることができなかったという。解散騒動後の1月17日放送回で、ダウンタウン・松本人志(52)は「絶対に解散してはいけない」と中居正広に伝えたことを報告した。この日出演した岡本は多くを語ることはなかったが、松本の「独立するならまだしも、割れて解散は絶対にあり得ない」「誰も得しない」という主張に涙する姿が映っていた。そして今回、司会の東野幸治(49)が「『SMAP×SMAP』という番組が年内で終わるわけですけども。出たかったですよね?」と振ると、岡本は黙って何度もうなずき、「小さい頃から第一線で活躍されているグループがSMAPというイメージだったので、それが無くなるのは寂しいです」と吐露した。「私も小さい頃から家族でライブとか行かせてもらったりしていたので……」と思い返すと言葉に詰まり、目に涙を浮かべながら「やっぱり、無くなるのは寂しいですね」。東野の「お母さんも大ファンなんでしょ?」には、笑顔で「ため息が止まらなかったです」と返した。
2016年08月21日mame(マメ)と写真家の荒木経惟がコラボレーションした作品「アラマメ」が2016年7月13日(水)から24日(日)まで、銀座の森岡書店で展示・販売される。期間中は、荒木がmameを着た女性を撮影し、出来上がったポジフィルムを別のポジフィルムと手作業で貼り合わせることで生まれた写真作品が揃う。また、これらの作品を収めた作品集『アラマメ』も7月下旬の一般販売に先駆け、同書店において先行販売される。なお、今回のコラボレーションはmameのデザイナー・黒河内がシーズン毎に発表しているルックブックとは異なる方法で、ブランドの意思をより強く表現したいと考えていた時に、荒木経惟の作品「アラキリ」と出会ったことがきっかけとなっている。「アラキリ」とは、異なる写真2枚を中央で切断し、貼り合わせて1枚の作品に仕上げたもので、黒河内は「荒木氏の作品を実際に目にすることで感じる美しさや色気は、mameを通して表現したい事と共通性を感じた」とコメントした。【詳細】展覧会「アラマメ」開催期間:2016年7月13日(水)〜24日(日)時間:13:00〜20:00 (会期中無休)会場:森岡書店 銀座店住所:東京都中央区銀座 1-28-15 鈴木ビル 1階TEL:03-3535-5020作品点数:10点プリントサイズ:縦 27.9×横 35.6 cm価格:300,000円(額装費抜き)■作品集『アラマメ』発売日:2016年7月下旬 ※森岡書店で先行発売価格:3,700円+税掲載点数:16点
2016年07月02日マメ(mame)が7月13日から24日まで、写真家の荒木経惟とのコラボレーション作品を展示する「アラマメ」を森岡書店銀座店にて開催する。同コラボレーションは、マメのデザイナーの黒河内真衣子が、シーズン毎に発表しているルックブックとは異なる方法でブランドの意思をより強く表現したいと考えていた時に、異なる写真2枚を中央で切断し貼り合わせて1枚の作品とした荒木経惟の作品「アラキリ」と出会ったことをきっかけに実現したもの。森岡書店銀座店にて開催される展覧会では、今回制作された写真作品のうち10点を展示・販売。さらに、これらの作品を収録した作品集では、アートディレクター・長嶋りかこがデザインを担当。7月下旬の一般発売に先駆け、森岡書店にて先行販売する。同コラボレーションについて黒河内真衣子は、「荒木氏の作品を実際に目にすることで感じる美しさや色気は、私がマメを通して表現したい事と共通していました。作品を見た時に感じた、どこか曖昧な記憶の間を連想させることは、私自身の服作りに繋がる部分があったのです。写真に像を定着させることで初めて知覚できる事があるように、服も実際に着用して初めて感じる事があります。荒木氏がマメを着た女性を撮影し、出来上がったポジフィルムを別のポジフィルムと手作業で貼り合わせることで生まれた『アラマメ』には、私が大切にしていることが凝縮されていると思います」とコメントしている。【イベント情報】「アラマメ」会場:森岡書店銀座店住所:東京都中央区銀座1-8-15 鈴木ビル1階会期:7月13日~24日時間:13:00~20:00
2016年07月01日写真家の荒木経惟による個展「センチメンタルな旅-コンプリート・コンタクトシート(Sentimental Journey-The Complete Contact Sheets)」が、5月25日から東京・六本木のイマ コンセプトストア(IMA CONCEPT STORE)内のイマ ギャラリー(IMA gallery)で開催中。同展は1971年に私家版として1,000部限定で制作された写真集『センチメンタルな旅』をもとに開催されるもの。会場では、同写真集に収録されていた108点を含む、コンタクトシート全18枚、653カットが初公開されるほか、セルフポートレート1枚がプラチナプリントで展示。また小宮山書店協力のもと、私家版も含め400冊以上にもなる荒木経惟の写真集の中から、『センチメンタルな旅』私家版を筆頭に、『続センチメンタルな旅 沖縄』私家版、『お一日本』、『東京』私家版、『美登利』、『食事』などファン垂涎の希少な写真集の数々を展示・販売する。【イベント情報】「センチメンタルな旅-コンプリート・コンタクトシート ( Sentimental Journey - The Complete Contact Sheets) 」会場:イマ ギャラリー(IMA gallery)住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階会期:5月25日~7月23日時間:11:00~19:00定休日:日・月曜日、祝日
2016年05月29日女優の有村架純が5月23日(月)、都内で行われた『夏美のホタル』の完成披露試写会に出席。廣木隆一監督と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組み、「廣木さんや共演者の皆さんの愛情に包まれたような現場だった」と笑みを浮かべていた。写真家になる将来の夢と、進むべき道に思い悩む主人公・夏美(有村さん)が、父の形見のバイクで思い出の地を旅し、地元の人々や豊かな自然、大地に育まれた食に触れながら、心を解きほぐしていく姿を瑞々しく描く。映画化が決定する前から、原作のファンだったという有村さんは「台本を読み、原作の感動がよみがえりました。親子の絆や人と人のつながりがすごく心に刺さって、涙が出てしまった」と感動を新たにした様子。千葉県・鴨川市でのロケは「夏休みを過ごしているような感覚」だったそうで、「とっても優しい作品に仕上がった」と満足そうな表情だった。完成披露試写会には有村さんをはじめ、廣木監督、共演する工藤阿須加、小林薫、光石研、吉行和子、原作者の森沢明夫氏が出席。豪華なキャスティングについて、森沢氏は「皆さんの名前を見て、『いい映画になると決まったな』とプロデューサーとハイタッチしたくなった」とふり返り、「原作者なのに、2回見て、2回泣いてしまった」と太鼓判を押した。また、夏美の恋人を演じた工藤さんは、初の廣木組に「不安があった」と告白。実際、とあるシーンで「何度も何度もテイクを重ねることになり、永遠に終わらないんじゃないかと思った」というが、「その分、廣木さんがOK出してくれたものを信じることができた。いまの僕が持っているものを引き出してもらい、感謝しかない」としみじみ語っていた。『夏美のホタル』は6月11日(土)から全国公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月23日荒木経惟の個展「写狂老人A 76齢」が、5月25日から6月29日まで東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。同展では、「写狂老人A 76齢」シリーズより新作カラー作品9点を展示。この作品は2012年頃から毎年荒木が生涯のモデルとして撮影を続けてきたダンサーKaoRiの、今年の誕生日会で撮影した最新作品となっており、自身が今年76歳を迎えることにかけすべて6×7のポジフィルムで撮影された。また、フランスのギメ東洋美術館にて4月より開催中の大規模な個展で披露されている最新作「トンボー・トウキョー」より、写真集に収録されていない未発表のモノクローム作品471点も出展される。なお、同展に合わせて5月25日には写真集『写狂老人A 76齢』が500部限定で刊行される。【展覧会情報】「写狂老人A 76齢」会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル2階会期:5月25日~6月29日【書籍情報】『写狂老人 A 76 齢』著者:荒木経惟出版社:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムソフトカバー/520ページ/203×260mm発刊:2016年5月25日価格:未定(※500部限定)
2016年05月11日「津軽百年食堂」「ふしぎな岬の物語」などの著者・森沢明夫の同名小説を原作に、主演・有村架純×監督・廣木隆一と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組んだ『夏美のホタル』。この度、シンガー・Uruが歌う本作の主題歌が入った予告編が到着。併せて本ビジュアルも解禁された。写真家になる将来の夢と恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる、通称・地蔵さん(光石研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに。地蔵さんの友人・雲月(小林薫)の不遜な態度を腹立たしく思いながらも、地元の子どもたちと触れ合い、自然に囲まれた地元の食を楽しみ、穏やかに過ごしていた。しかしある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、長い間苦しんでいることを知る。親子、夫婦、家族、友達。誰かを大切に想う事が、夏美の心を少しづつ癒していく。まるでホタルの淡い灯火のように――。大学生活最後の夏、将来の夢と進むべき道に思い悩む夏美が導かれるように向かったのは、父と過ごした思い出の場所。そこで出会った人たちとの交わりから、それぞれの人生が動き出し、心が解きほぐされていく物語だ。そんな本作に挑むのは、『ストロボ・エッジ』で話題を呼び、5月に公開を控える『オオカミ少女と黒王子』も手掛ける廣木監督。そして主人公・夏美役には有村さんが好演し、廣木監督との再タッグが実現した。そして主人公・夏美役には有村さんが好演し、廣木監督との再タッグが実現。そのほか、工藤阿須加、淵上泰史、村上虹郎、小林薫、光石研らも顔を揃えた。今回完成したのは、素顔をほとんど見せないモノトーンに統一された映像と、透き通る声が「YouTube」で注目されているシンガー・Uruさんのデビュー曲「星の中の君」が挿入された予告編。夏の美しい風景と共に、楽曲が本作に彩りを加えている。「YouTube」で数多くの動画をアップしていたUruさんは、カバー曲に加えてオリジナル曲もアップしており、初のオリジナル曲として公開していた「星の中の君」 が、映画関係者の耳に留まり、今回異例の主題歌抜擢となった。主題歌に抜擢されたUruさんは「『星の中の君』が、『夏美のホタル』という素晴らしい作品に主題歌として起用していただけることを本当に光栄に思っています」と喜びを語り、「人と人との関わりの中で感じることのできる愛や気付き、受け継がれた一つ一つの命が繋がった、『今』を生きているという尊さを感じさせてくれる作品だと思いました」と本作についてもコメントした。また楽曲を聞いた有村さんも「Uruさんの歌声は人と人とを繋げてくれる力のある歌声だと思いました」と話し、「作品自体も、心に響くものが詰まってる作品です。親心、子心、普段見落としてしまいがちな身近な人の小さな優しさという作品のメッセージが、Uruさんの歌声に乗って伝わってくれたらいいなと思います」と映画とぴったりな楽曲だと語っている。『夏美のホタル』は6月11日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月22日写真家・荒木経惟の写真集『トンボー・トウキョー』が、2016年4月13日(水)発売される。東京の「かつて」と「いま」を切り取った『トンボー・トウキョー』。季節や時間、時代ごとの空気が伝わる、温度感のある写真が収録されている。パリ・ギメ東洋美術館「Musée Guimet」にて4月13日(土)より開催の、大規模な展覧会において披露される新作98点を網羅。アラーキー最新の集大成と呼べる1冊に仕上がった。【詳細】 荒木経惟写真集『トンボー・トウキョー』発売日:2016年4月13日(水)定価:2,500円+税仕様:96ページ B5 版変形
2016年04月12日有村架純が廣木隆一監督と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組む最新作『夏美のホタル』が6月11日(土)より公開されることが決定。これに併せて、本作のティザービジュアルと特報映像が解禁となった。写真家になる将来の夢と恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる通称・地蔵さん(光石研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに。地蔵さんの友人・雲月(小林薫)の不遜な態度を腹立たしく思いながらも、地元の子どもたちと触れ合い、自然に囲まれた地元の食を楽しみ、穏やかに過ごしていた。しかしある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、長い間苦しんでいることを知る。親子、夫婦、家族、友達。誰かを大切に想う事が、夏美の心を少しづつ癒していく。まるでホタルの淡い灯火のように――。原作は「津軽百年食堂」「ふしぎな岬の物語」などの著者、森沢明夫の同名小説。大学生活最後の夏、将来の夢と進むべき道に思い悩む夏美が導かれるように向かったのは、父と過ごした思い出の場所。そこで出会った人たちとの交わりから、それぞれの人生が動き出し、心が解きほぐされていくというストーリーだ。『ストロボ・エッジ』で話題を呼び、日本映画界の屋台骨を支えるだけでなく国内外問わず注目を集める廣木監督がメガホンを握り、主人公・夏美を「第58回ブルーリボン賞」主演女優賞、「第39回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞した有村さんが演じる。そして、夏美と同じように将来への不安を抱える恋人・慎吾役に、『悪の教典』「八重の桜」などに出演する若手実力派としても注目の工藤阿須加、過去に事故で傷を負ってしまった心優しい小さな商店の店主・恵三とその母親・ヤスエ役には、映画業界を支える俳優の光石研と吉行和子、恵三の良き友人で無愛想で偏屈な仏師・雲月を小林薫が演じる。また、今回の発表にあたり有村さんは「この物語は、とても静かな作品です。でもじっくりと親と子の絆や、人と人は必ず繋がって生きているということに改めて気づかせてくれる作品です。それに気づかせてくれるのはやっぱり人で、人を変えられるのは人しかないのかもしれないと感じました。そんな愛情や思いやり、人の真心を持って観て下さる方の心をじんわり、じんわり、満たせたらいいなと思いながら撮影しました」と振り返った。解禁となった映像は、夏の美しい風景と共に、有村さん演じる主人公・夏美が、カメラを持ち河原を歩くシーンから始まる。同時に解禁されたビジュアルと同様、作品の見どころでもある圧倒的な原風景の美しさに、見る人の心をあたたかく豊かにしてくれる映像に仕上がっている。『ストロボ・エッジ』以来のタッグとなる廣木監督と有村さんが、人と人との出会いをテーマに、美しい自然を舞台にどのような物語を紡ぐのか期待が高まる。『夏美のホタル』は6月11日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月14日写真家・荒木経惟による今年最初の個展「淫冬 IMTOU」が、2月3日から4月30日まで東京・原宿のアートスペース・AMにて開催される。同展では、昨夏に荒木経惟が同所で開催した個展「淫夏」と同様、インスタントフィルム作品を中心とした多彩なシリーズ作品を展示。15年に開催した個展「往生写集」で発表された、毎早朝にバルコニーから撮影した「東ノ空」と対照的な作品として、「西ノ空」も出展される。透き通る青空が宵に向かうにつれ紅く染まっていく様が、ポラロイドフィルムにより収められた。その他、ミューズであるKaoRiの着物姿やヌードなどを収めた作品や、80年代にフランスの写真雑誌の特集のために荒木自身がプリントした作品「キンバク・エクスタシー」なども展示される。【イベント情報】「淫冬 IMTOU」会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301会期:2月3日~4月30日時間:13:00~19:00休館日:2月3日、祝日以外の月曜日から水曜日
2016年02月03日『仮面ライダー』の45周年を記念して製作された映画『仮面ライダー1号』(3月26日公開)の追加キャストが発表され、モデルで女優の岡本夏美が"おやっさん"こと立花藤兵衛の孫を演じることが明らかになった。雑誌セブンティーンの専属モデルを務めるほか、トーク番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)の「ワイドナ現役高校生」としても活躍中の岡本。オーディションでは、監督はじめ製作陣の満場一致でキャスティングが決定したという。岡本が演じるのは、かつて本郷猛/仮面ライダー1号の支援者として、ともにショッカーと戦った立花藤兵衛の孫である立花麻由。「いつも傍にいる」と約束した本郷が3年前、海外での新たな戦いのために去って行ったことに対し、複雑な感情を抱く役どころになるという。撮影にあたって岡本は、「『仮面ライダー』ファンの皆さんにがっかりされないよう、立花麻由ちゃんの心や、気持ちの移り変わりを意識して作品に挑みました。45周年記念作品のヒロインというすごく幸せな環境に、ワクワクとドキドキでいっぱいでした!」とコメント。さらに「少しアクションにも挑戦しています! そこも注目していただけたらうれしいです」と見どころに触れた。映画『仮面ライダー1号』では、長年にわたり、海外で悪と戦ってきた本郷猛が、一人の少女の危機を知り、急遽帰国する。実は、少女の存在が、かつての最高幹部・地獄大使を復活させるための重要な鍵となっていた。ショッカーが少女を狙う理由を探っていた天空寺タケル/仮面ライダーゴーストや、その仲間たちと出会う猛。すでに限界へと近づいている体を顧みず、少女の危機、そして新たな組織・ノバショッカーがもたらす日本の最大の危機に、伝説の戦士・仮面ライダー1号が立ち上がる。(C)「仮面ライダー1号」製作委員会(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2016年02月02日●「緊張」より先に「楽しさ」松本人志の印象を「番組の支配者」と表現して爆笑をさらったのが、モデルで女優の岡本夏美(17)。昨年夏、人気トーク番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に「ワイドナ現役高校生」という特別枠が設けられ、初登場時から"結果"を残した岡本は、その後の出演でも等身大の素直な意見で存在感を示していく。程なくツイッターフォロワー数が急増するなどの反響を呼び、同枠では最多出演を記録するほど欠かせない存在に。こうしたきっかけで、一躍注目される存在になった。業界の内外から熱い視線を集める岡本が、1月16日公開の『ボクソール★ライドショー』で映画初主演を飾る。同作は4DX専用の体感型アクションホラーで、メガホンを取るのは、数々のホラー映画を世に送り出してきた白石晃士監督。岡本は女子高生3人組の一人として本人役で出演し、廃校を舞台に繰り広げられる「狂気の番人」の追跡から、必死で逃れようとする。『ワイドナショー』では絶対に見せることのない、絶叫に次ぐ絶叫。その現場エピソードから、彼女の意外なルーツが見えてくる。――先ほど4DXを体験しました。座席が揺れたり、風や雨にさらされたり、シャボン玉が降ってきたり。ちょっと甘くみていました。まさにテーマパークのアトラクションですよね! 迫力は予想以上でした。ちなみに、私が手に持っている人形は、劇中で追いかけられる「狂気の番人」のマスコットです。こうして見るとかわいいですが、撮影中は驚かされて、結構リアルな悲鳴を上げています(笑)。――本作は、フィクションがドキュメンタータッチで展開していく「モキュメンタリー」作品です。かなりハイレベルな演技力が求められそうですね。実は中学1年生の頃、『カルト』(13年)という作品で白石監督にお世話になったことがありまして、その時もモキュメンタリーでした。初めてのお芝居がモキュメンタリーだったんです(笑)。でも、その時は苦労というよりも、セリフを自分が好きなように崩す作業が楽しかったのを覚えています。台本っぽくならないように、セリフや演技を自由に変えてもいいと言われていて、「今回もそれで頼むよ!」とご指示いただきました。――確かに「いかにもホラー映画」みたいなリアクションはあまり感じませんでした。台本には一応のセリフとして「キャー!」とか書いてありますが、私だったら言わないかもしれないと思ったところは相談させてもらいました。だからこそ、生々しいリアクションのセリフは自然に出てきた言葉なんです。――とにかく走って走って走って、そして逃げ回った撮影だったそうですね。本当にひたすら走っていました! カットがかかるまで走っていても、息使いとかは前後のつながりを考えないといけないので、ある場面では無理やり呼吸を荒くして、それで酸欠状態になったり(笑)。その上、撮影は8月。ロケ地の熱海は日光がすごく強くて、たくさん汗もかきました。――そんな過酷な状況下にもかかわらず、スタッフの評判がすごくよかったみたいですよ! 早朝からでもかなりハイテンションだったと(笑)。うれしいです。何事もすっごく楽しんでしまうタイプで、いつも「緊張」より先に「楽しさ」を感じてしまいます。朝が早い撮影の日は朝日がめちゃくちゃきれいで、そっちに感動して夢中で写真を撮ってしまったり、逆に夜遅くまでの撮影でも、終わって入れる温泉が待ち遠しかったり(笑)。――仕事に関して負担を感じることがあっても、それを補う部分を自然に見つけてられるわけですね。そうですね、基本的にプラスに考えることが多いんだと思います。「大変」よりも「結果的に楽しかった」と感じることがほとんど。保育園のころから、例えば劇をやることになった時に「はい! 主役やります!」というタイプなので、最近ではお母さんから「この仕事に巡り合えてよかったね」と言われるようになりました(笑)。――共演した渡辺恵伶奈さん、松本妃代さんは年上ですが、二人とも岡本さんのことを「しっかり者」と言っていましたよ。全然そんなことありません! プールに飛び込むシーンが怖すぎて、最初は行きづらいなと思っていたら、妃代ちゃんが先に行ってくれて。恵伶奈ちゃんも次に行くよと続いてくれたので、そういうところとかお姉さんに助けられたと実感します。それから、朝起きるのも恵伶奈ちゃんに頼りっ放しで……。全部起こしてもらったんです(笑)。――互いの距離が近い証拠ですね。初対面でもすぐに仲良くなれるタイプですか。はい! 人見知りをまったくしないので、初めて会った時から、積極的にしゃべっていました。――今まで『ラブベリー』、『nicola』、『seventeen』の3誌でモデルをやられていて、その経験が生かされているのでは?仕事上の経験というよりは、もっと幼い頃から人見知りをまったくしないんです。本当に騒がしい子どもだったんみたいですよ(笑)。目立ちたがり屋で、友だち大好きみたいな。知らないおじさんにホイホイついていっちゃうくらい、全く人見知りしませんでした。――それはやめてください(笑)!はい(笑)! 今回の撮影は特に構えることもなく、とにかく皆さんと一緒に楽しく撮影できればなと思って臨みました。●『ワイドナショー』は「とんでもない番組」――最近は『ワイドナショー』の出演でも話題になっていますね。こうしてお話しすると、また印象が違いますね(笑)。『ワイドナショー』は、私としては珍しいくらい緊張しています。出演者の方々が大御所の方ばかりの中、そこで発言させていただけることにまず緊張しますし、どんな話題を振られるのかも分からないので、それもすごくドキドキします。最初の収録は涙目になるぐらい緊張していましたが、最近は緊張しつつもちゃんとゲラゲラ笑えるぐらい、楽しめるようになりました。――いつも冷静に、落ち着いて話しているように感じていました。あれでも結構舞い上がっています(笑)。初回の前日は興奮状態でもあったのか、あまり眠れませんでした。――このように取材の機会で聞かれることも増えたと思いますが、反響はどのように伝わってきていますか。数字として明らかに分かった変化がツイッターでした。今はフォロワーが11万人ぐらいなんですが(1月時点で12万人突破)、『ワイドナショー』に出演させていただいてからすごく増えて。たしか、初回の出演で5,000人以上は増えたと思います。回数を重ねるごとにケタ違いに増えていくんです! そういうところでも、「とんでもない番組」であることをいつも感じています。それから、私に関連のことをつぶやいてくださる方がすごく多くなりました。――ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんともツイッター上でやりとりなさっていますが、それは『ワイドナショー』つながり?あれは何がきっかけだったんでしたっけ……たしか番組でご一緒させていただく前にフォローしてくださったのがきっかけだと思います。『ワイドナショー』の収録があったことを報告した時には、「いいなー」みたいにコメントをくださって(笑)。「今度ご一緒できるようにがんばります」という話をさせていただいてたんですが、その後の『ワイドナショー』でご一緒させていただきました。こんなペーペーに気を使っていただいて、うれしいです。――初めて出演した時、松本人志さんの印象を「番組の支配者」と表現して、スタジオが盛り上がりましたね。リアルタイムで見て爆笑してしまいました(笑)。あんなに笑っていただけると思っていなくて(笑)。結構素で答えたんです。――その後の共演を経て、松本さんの印象は変わりましたか?いえ、私の中では変わらず「支配者」です(笑)。緊張してなかなかお話しする機会もありませんが、オンエアで使われることのないオープニングトークでも話題を振ってもらって、すごく気を使っていただいています。あとは、「『痛快TVスカッとジャパン』のドラマに出てたよね?」とか言ってくださったり、そうやって私のことを覚えて気にかけてくださることがすごく幸せです。――ただ、その振られたチャンスでしっかり素直な意見を言えていることが、何度も呼ばれている理由だと思います。例えば学校でも、率先して意見するタイプですか。そうですね。私のクラスは発言する子が多くて、みんな積極的に手を挙げています。あとは話し合いの場でも自分の意見を言う子は多いです。私は中学生の時に学級委員をやったこともあって、もともとみんなで話し合うことが好きだったんです。そういうところでも、とにかくでしゃばり(笑)。「何かあればやらせてください」みたいなタイプです。――本当に天職ですね。どうでしょう(笑)。お母さんは全く逆のタイプなので、時々「本当に私の子?」「なんでそんなにグイグイいけるの?」と心配されます(笑)。――親がそういうタイプでもないとなると……一体何が原因なんでしょうか。どうしちゃったんでしょう(笑)。でも、おばあちゃんがボランティアや司会をやる姿を見ていたので、そういう血を受け継いでいるのかもしれません。――なるほど。こうして多方面で活躍されていますが、それぞれに力を注いでいくというスタンスですか。そうですね。今は経験させていただけることがあれば、全部やりたいです。それがちょっとでも武器になったり、経験になっていけたらなと思います。――そういう気合のもと、今回の作品にも挑まれたわけですね。はい! 普通の映画館で見るのとは違っていろいろな仕掛けがありますので、きっと楽しんでいただけると思います。そんな作品のスクリーンに自分の顔が映し出されるなんて……何よりもそれをすごく幸せなことだと感じています。■プロフィール岡本夏美(おかもと・なつみ)1998年7月1日生まれ。神奈川県出身。身長160センチ。2011年に『ラブベリー』(徳間書店)のモデルオーディションでグランプリを受賞し、芸能界デビュー。その後、『nicola』(新潮社)を経て、現在は『seventeen』(集英社)の専属モデルを務めている。これまで映画『カルト』(13年)のほか、TBS系『夜行観覧車』(13年)、フジテレビ系『GTO』(14年)、日本テレビ系『地獄先生ぬ~べ~』(14年)などのドラマに出演。(C)「ボクソール★ライドショー」製作委員会
2016年01月17日先日、『貞子vs伽椰子』を手がけることも発表された白石晃士監督が、Twitterフォロワー数10万人を超える女子高生女優の岡本夏美を始め、渡辺恵伶奈、松本妃代といった旬の若手とともに贈る “4DX専用”ホラー『ボクソール★ライドショー恐怖の廃校脱出!』。このほど、1月の公開に先駆け、日本初の試みとなる本作の見どころを凝縮したミニ特番映像が到着した。新人アイドルのナツミ、エレナ、キヨ。プライベートでも仲の良い女子高生3人組が、ある日、番組ロケにやってきたのは山の中にある薄暗い廃校。夜な夜な女のすすり泣きが聞こえるというウワサの場所だった。「私達、これから肝試しをしまーす!」「こわーい!」。TVディレクターの田代がカメラを回し生中継するという、この肝試し企画は、よくあるバラエティになるはずだったが――。本作は、シートが動き、衝撃が伝わり、匂いが香り、ときには嵐や雪さえも襲ってくる4DX上映専用ムービー。これまでの4DXといえば、『ジュラシック・ワールド』など既存の作品を“4DX版”として上映していたが、本作は生まれながらの4DX仕様。座席のムーブ、風、香り、水など、9つのアクションを最大限に体感できる映像体験が可能となっている。今回、その題材として選ばれたのが、脱出ホラー!脚本・撮影・出演をJホラーの鬼才といわれる白石監督が手がけ、ヒロインの女子高生3人組を岡本さんと、渡辺さん、松本さんが体当たりで熱演する。届いたミニ特番映像は、先日行われた先行上映会の模様を中心に、ただ観るだけではなく“体感する”本作の魅力を紹介。光、音、動き、煙など、もはやアトラクションといっても過言ではない上映の模様はワクワク、ゾクゾクの連続。また、映像中には、今回初公開となる廃校での撮影の模様や、監督、ヒロイン3人からのコメントも収録。岡本さんも「臨場感たっぷり」と明かす、驚愕のライド感とリアル過ぎる恐怖と興奮を、ぜひ、あなたも体感してみて。『ボクソール★ライドショー恐怖の廃校脱出!』は2016年1月16日(土)よりユナイテッド・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日『ワイドナショー』(フジテレビ系)で注目を集めているモデルで女優の岡本夏美(17)らが1日、東京・豊島園で行われた4DX映画『ボクソール★ライドショー』(2016年1月16日公開)のプレミア試写会に出席し、舞台あいさつを行った。日本初の4DX専用映画として制作された本作は、『シロメ』(10年)などで知られる白石晃士監督がメガホンを取った体感型アクションホラー。岡本のほか、渡辺恵伶奈、松本妃代が本人役の女子高生3人組を演じ、白石監督もディレクター・田代役で出演。4人は廃校でバラエティ番組の生中継を行うはずが、狂気の番人の登場により恐怖のどん底へと突き落とされていく。岡本といえば、ファッション雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務め、ツイッターのフォロワーを約11万人かかえるなど、人気沸騰中の17歳。『GTO』(14年・フジテレビ系)、『地獄先生ぬ~べ~』(14年・日本テレビ系)などのドラマで女優としても活躍する一方、今年8月からはダウンタウン・松本人志らの人気トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)に"ワイドナ現役高校生"として度々出演し、端麗な容姿と共に落ち着いた素直な発言で注目される存在となっている。そんな岡本にとっての初主演映画となる本作。この日は、共演の2人も登壇し、舞台あいさつの後には報道陣の取材に応じた。岡本は、初出演映画が白石監督の『カルト』(12年)であることに触れ、「初主演でもお世話になるという、そのご縁がすごくありがたい」と感謝。さらに、「すごく楽しい現場で、スタッフさんともワイワイ撮影することができました。本当に良い現場で主演をやらせていただけてよかったと思います」と重ねて謝意を示した。渡辺は18歳、松本は20歳で岡本より"お姉さん"だが、その存在を「しっかり者」と太鼓判。テンションを上げることが難しい早朝からの撮影でも、岡本は現場の盛り上げ役となっていたようで、渡辺は「年下と思えないくらいしっかりしてて明るい」、松本は「すごく周りも見えてて」「2人ともしっかりしててすごいなと思うことばかりでした」とそれぞれ絶賛の言葉を送った。4DXシアターは、座席が大きく振動したり、雨が降ったり、香りが漂ったり、風が吹き付けたりとさまざまな特殊効果が特徴の体感型上映システム。観客の心をつかむためには演技の臨場感も肝となるが、岡本は「本当に体を張りました」と胸を張る。そんな岡本の姿を目の当たりにしたスタッフも、「周りを気遣い、現場を盛り上げようとするまさしく主演女優の存在感」とたたえている。
2015年12月01日宣伝のチラシに「言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間」とあった『死刑執行中脱獄進行中』。『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦の短編漫画を舞台化したその作品は、確かにその謳い文句通りの驚きに満ちた世界を見せてくれた。原作の『死刑執行中脱獄進行中』は、死刑宣告を受けた男が監獄に入ると、調度品など施設のすべてが男を処刑しようとうごめき出す物語。そこから脱出しようともがくほどに苦しめられるという、誠に不条理で非現実的な世界が展開していく。舞台ではこれに、同じく短編漫画『ドルチ』で描かれたヨットでの物語が加わって、檻のなかと海の上が行き来する、より不可思議な空間が出来上がった。幕が開いて目に飛び込むのは、吊り下げられた白い布と、白とブルーのダズル迷彩の布をまとったテーブル、チェア、チェスト、ソファ、バスタブ。そこは仕切りのない空間だが、森山未來がマイムで見えない壁を表出させ、森山扮する男がそこに閉じ込められていることをわからせる。果たして、この家具たちがどのようにして男を苦しめるのか。その仕掛けは、まさに演劇的であった。家具のなかから同じダズル迷彩の布をまとったダンサーが現れ、思わぬ動きで男を翻弄していくのである。言葉はほぼない。ときおりダンサーが、原作の一節を朗読するように声にするだけだ。その淡々とした空気と、動きに合わせてバンドが鳴らす音が、恐怖を掻き立てる。やがてヨットが舞台に現れる。その見事さは、緻密に計算され稽古を積み重ねた、ダンサーたちの動きの賜物だ。そこに登場する赤いワンピースを着た初音映莉子の存在感も鮮やかである。男は、この女にも嵐にも翻弄されながら、また一転、監獄に戻っていく。圧巻は、その後、監獄で待ち受けている家具と男の攻防が激しさを増していく場面だ。家具は男の居場所を取り上げ、文字通りに男の身体を振り回し、傷めつける。そこで森山が、初音が、ダンサーたちが表現しているのは、言葉を含んだ動きだ。構成・演出・振付の長谷川寧を筆頭に、全員で試行錯誤を繰り返したことが手に取るようにわかる。森山は言う。「さまざまなプロセスを経てクリエイションしてきました。そのプロセスは本番が始まっても続くと思います」。演劇とダンスが融合したときの創造と想像の強さを、ぜひ体験してほしい。東京・天王洲 銀河劇場にて11月29日(日)まで上演。その後、全国を巡演。地方公演のチケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年11月25日ジョジョの奇妙な冒険シリーズで知られ、13年にはGUCCI(グッチ)とのコラボレーションで話題を呼んだ、漫画家・荒木飛呂彦。このほど彼が95年に発表した短編集の表題作『死刑執行中脱獄進行中』が、森山未來を主演に迎えて舞台化されることが決定。荒木作品初の舞台化となる。同舞台の物語は、死刑宣告を受けた男が監獄からの逃避行を試みるサスペンスをベースに、同短編集に収録された「ドルチ~ダイ・ハード・ザ・キャット~」の要素を織り交ぜた構成で、荒木作品の持つ独自の世界観を舞台上に作り上げるとのこと。構成・演出・振付を担当する、演劇カンパニー「冨士山(ふじやま)アネット」主宰の長谷川寧を始め、音楽監督にはバンド「bonobos(ボノボ)」でヴォーカル&ギターを務める蔡忠浩、ヴィジュアル監修と衣装はファッションブランドのFUGAHUM(フガハム)が手掛けるなど、各ジャンルから注目のクリエイターが結集。荒木飛呂彦は「作品が舞台化されるのは初めてなので、予測できない期待感と楽しみがあります」とコメントを寄せている。一方、主演に加え、共同振付も務めた森山未來からは「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」と、まさに全身全霊を掛けてといった気合のコメントも。森山未來といえば13年から1年間、「平成25年度文化庁文化交流使」としてイスラエルへダンス留学していたことが大きな話題となったが、今回の舞台ではどんな演技を見せてくれるのか、注目が集まりそうだ。また、森山未來もアイディアを提供したという、キービジュアルも今回の発表とともに公開。同ヴィジュアルの監修を担当したFUGAHUM(フガハム)を始め、フライヤーデザインチームが「死刑と脱獄」、「繰り返される現象と感情の描写」、「逃げられない」、「無間地獄」、といったイメージを煮詰めて完成したもの。永遠に続くかのような恐怖を、不可解に繋ぎ合わせたヴィジュアルを繰り返しながら、奥行きを持たせることで表現し、荒木作品の持つ世界観を意識した配色となっている。【舞台上演スケジュール】「死刑執行中脱獄進行中」<東京公演>日程:11月20日~11月29日 ※全14公演会場:天王洲 銀河劇場住所:東京都品川区シーフォートスクエア 東品川2-3-16 シーフォートスクエア2F料金:S席 8,800円、A席 5,000円<仙台公演>日程:12月2日 ※全1公演会場:仙台 電力ホール住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7-1 電力ビル本館 7F料金:8,000円<広島公演>日程:12月5日、12月6日 ※全2公演会場:JMSアステールプラザ 大ホール住所:広島県広島市中区加古町4-17料金:8,800円<札幌公演>日程:12月15日 ※全2公演会場:札幌 わくわくホリデーホール住所:北海道札幌市中央区北1条西1丁目料金:昼公演 6,800円、夜公演 7,500円<富山公演>日程:12月19日、12月20日 ※全2公演会場:富山県民会館ホール住所:富山県富山市新総曲輪4-18料金:S席 8,800円、A席 6,800円<大阪公演>日程:12月22日、12月23日 ※全3公演会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ住所:大阪府大阪市 北区茶屋町19-1料金:8,800円
2015年08月13日写真家・荒木経惟の個展「淫夏」が、8月3日から10月11日まで、渋谷のart Space AMにて開催される。荒木の最新作「2015.8.15」や新作撮り下ろし作品「KIMONO: KaoRi」の他、インスタレーション作品などが展示される複合的な展覧会となる。『2015.8.15』は、戦後の喧噪の中で幼少期を過ごした荒木が、終戦記念日の8月15日に皇居前広場で毎年撮影を行っているシリーズの最新作。今回荒木は、今年の8月15日の訪れを前にシャッターを切り、“近未来の終戦記念日”を切り取ることに挑んだ。また同時展示の「KIMONO: KaoRi」は、十数年にわたり続けられているKaoRiとのコラボレーションシリーズの新作。ますます艶やかさが際立つ和服姿のKaoRiを捉えた最新撮り下ろしを展示する。その他にも、インスタントフィルムにアクリル絵具で着彩した「ペインティング・フォト」、カットされた2枚の断片を接ぎ合わせた前作「結界」に連なる「半夏性」、インスタントフィルム作品で構成される「EGG」「FLOWER」などを展示。これら約1,000点にのぼるインスタントフィルムの半数には、荒木自身の手で様々なリメイクが加えられる。【イベント情報】荒木経惟展 「淫夏」会 場:art Space AM住 所:渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ302会 期:8月3日~10月11日時 間:13:00~19:00休館日:月・火曜日(8月3・4日、および祝日は開廊)
2015年07月22日写真家の荒木経惟の個展が、5月25日から6月20日まで東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。前立腺癌を経験し、13年には網膜中心動脈閉塞症を発症して右眼の視力を失った荒木経惟。同展では、その後も以前と変わらぬ精力的なペースで撮影を続ける荒木経惟のカラーとモノクロームによる最新作が展示される。同作は、「今は、往生から、向うの空側から世界を見てる。だから鏡写しなんだよ」と語る荒木経惟が、日常の風景を鏡写しのように反転させ、“往生を象徴する鏡の裏側から世界を見ている”という思いを込めて手掛けたもの。今年の春から撮影されてきた6×7ポジフィルムによるカラー写真と、日付入りのモノクローム写真には、彼の“死”から“生”に向かう現在の心境が収められている。また、荒木経惟による173点の作品を掲載した同展のカタログ(1万2,000円)が500部限定で刊行される。【イベント情報】会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル2階会期:5月25日から6月20日まで
2015年05月25日写真家の荒木経惟の個展「鏡の中のKaoRi 写経老人A 2015.5.25 75齢 Brithday」が、5月25日~6月20日まで東京・六本木の「タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム」で開催される。前立腺癌を経験し、13年には網膜中心動脈閉鎖症を発症して右眼の視力を失った荒木経惟。同展では、その後も以前と変わらぬ精力的なペースで撮影を続ける荒木経惟のカラーとモノクロームによる最新作が展示される。同作は、「今は、往生から、向うの空側から世界を見てる。だから鏡写しなんだよ」と語る荒木経惟が、日常の風景を鏡写しのように反転させ、“往生を象徴する鏡の裏側から世界を見ている”という思いを込めて手掛けたもの。今年の春から撮影されてきた6×7ポジフィルムによるカラー写真と、日付入りのモノクローム写真には、彼の“死”から“生”に向かう現在の心境が収められている。また、同展のカタログとして、荒木経惟による173点の作品を掲載した『鏡の中のKaoRi 写経老人A 2015.5.25 75齢 Brithday』(1万2,000円)が500部限定で刊行される。【イベント情報】「鏡の中のKaoRi 写経老人A 2015.5.25 75齢 Brithday」会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル2階会期:5月25日~6月20日まで
2015年05月25日