米長編アニメ『モンスター・ホテル』の日本語吹き替え版を、女優の川島海荷とタレントの藤森慎吾が担当することになり、10日、都内のスタジオでアフレコに臨んだ。その他の写真人間に目の敵にされながら生きるモンスターのために、ドラキュラが自分の故郷トランシルバニアに作ったホテル“モンスター・ホテル”を舞台に、ドラキュラの箱入り娘メイヴィス(川島)と偶然迷い込んだ人間の青年ジョニー(藤森)の恋模様と、ふたりに振り回されるモンスターたちの姿をコミカルに描く本作。川島は「声優はあまり経験がないので、まだ緊張しています。これから楽しんでいければ」と意気込みを語り、「キャラクターや物語に可愛らしい部分があって、引き込まれる。モンスターが主役ですが、とてもピュアで人間味ある内容」とアピールした。一方、藤森が演じるジョニーは“チャラい”性格という設定で、「君、きゃわうぃいねぇ~」と自身の持ちネタでメイヴィスを口説くシーンも。それでも「本業じゃないので緊張しますね。足を引っ張らないようにしたい」と持ち前の生真面目さを垣間見せ、川島からも「思ったよりはチャラくない」と素顔を暴露されていた。また、藤森はロンドン五輪のサッカーU-23日本代表メンバーで“チャラ男”としても知られる大津祐樹選手について、「大津選手が活躍すると、スポーツ紙さんが僕のところに取材に来てくれる。こんな形で仕事が増えるんですね」と驚きながらも、ちゃっかり便乗したいとほくそ笑んだ。『モンスター・ホテル』の日本語吹き替え版には川島、藤森をはじめ、主人公のドラキュラ役に山寺宏一、狼男のウェイン役に我修院達也、ミイラのマレー役に三ツ矢雄二、干し首役にクリス松村が起用されることになった。『モンスター・ホテル』9月29日(土)から新宿ピカデリー他全国公開取材・文・写真:内田 涼
2012年08月10日ソニー・ピクチャーズアニメーションによる3Dアニメ『モンスター・ホテル』で日本語吹替え版のボイスキャストを務める川島海荷と藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が8月10日(金)に予告編のアフレコ収録に挑戦した。人間に目の敵にされて生きにくい世の中を生きるモンスターたちの憩いの場としてドラキュラが創業した“モンスター・ホテル”。箱入り娘として育てられたドラキュラの娘によりによって人間の青年が恋をしたことから、ほかのモンスターを巻き込んだ大騒動が勃発する――。ドラキュラの大事なひとり娘・メイヴィスを演じる川島さんは「モンスターだけどピュアで人間味のある作品になってます」と魅力をアピール。藤森さんはメイヴィスに恋する“チャラ男”ジョニーの声を担当するが、「ここに今後のヒントが隠されてると思います。ジョニーは軽薄だけど優しいし、かわいらしい部分もある」と新キャラ発掘のインスピレーションを授かったようだ。川島さんと藤森さんの本格的な共演は初めてだが、川島さんは「思ったよりチャラくなかったです」と正直な第一印象を明かす。藤森さんは「初対面なのでちゃんと挨拶しました」と語るも、川島さんから「多分、朝が苦手なんですね。ずっと黙ってました(笑)。スイッチがある方なのかな」と鋭く分析されタジタジ?「スイッチでバチンとチャラくなります(笑)!」と開き直っていた。川島さんはこの春から大学に通い始めたが、「仕事をしながらなので普通の大学生ほどはエンジョイできてないと思います」と明かす。これから素敵な出会いの可能性も広がるが、“チャラ男”に関しては「チャラいのは怖いので」とあっさり却下。これには藤森さんも「チャラい奴には気をつけてね(笑)」とうなづいていた。昨晩から早朝にかけてはロンドンオリンピックの女子レスリングでの吉田沙保里選手のオリンピック3連覇達成や、なでしこジャパンのアメリカとの決勝など多くの人々が眠れぬ夜を過ごしたが、2人とも早朝までサッカーを観戦していたそう。川島さんは「感動しました!」と興奮した面持ちで日本選手の奮闘を称えた。銀メダルを獲得したなでしこに続いて、男子サッカーも韓国との銅メダルを賭けた戦いが控えるが、藤森さんは“元祖・チャラ男”として、代表チームのチャラ男こと大津祐樹選手を応援。「彼が点を獲ると、翌日にスポーツ紙が僕にコメントを取りに来るんです。仕事が増えるね~」と別の意味でも熱い視線を送っていた。『モンスター・ホテル』は9月29日(土)より全国にて公開。■関連作品:モンスター・ホテル 2012年9月29日より新宿ピカデリーにて公開
2012年08月10日中川晃教、白羽ゆり、神田沙也加、米倉利紀が出演するオフ・ブロードウェイミュージカル『I LOVE YOU,YOU’RE PERFECT,NOW CHANGE』が10月8日に東京グローブ座にて開幕した。開幕前日の7日には舞台稽古が公開され、出演者が会見にも応じ意気込みを語った。作品はオフ・ブロードウェイで12年間・5003回のロングラン記録を打ち立てた伝説のミュージカル。今回の日本公演では、オリジナル版の演出家であるジョエル・ビショッフが来日し演出、オフ・ブロードウェイ版の魅力を残しつつ新たな舞台を作り上げた。物語は、全18話からなるオムニバス・ストーリー。男女の愛をテーマに、恋愛未満、恋愛中、そして結婚後と様々な形の愛を紡ぎ出していく。アメリカ産らしい毒の効いたジョークやセクシー・ジョークもありつつも、全体的にポップで愛らしい印象を受ける舞台に仕上がった。シーンタイトルも「しゃべる男たちと聞いてるふりをする女たち」や「ラザニア事件」など、それだけでクスリとさせられる。それぞれの話に繋がりはないものの、男女が出会い、恋愛をし、結婚をし、子どもが生まれ……と人生のイベントに沿う形で18話が展開していくのも、お洒落だ。4人の俳優はシーンごとにまったく違う役を演じ分けていくが、それぞれはっきりとわかりやすいキャラクター造形で、しかも楽しそうに演じていたのが印象的。実力者揃いの4人が織り成すハーモニーも、聴き応えがある。舞台稽古後の会見で中川は、4人芝居の良さを「ケータリングのおいしいものがなかなかなくならなくて、そこが良い所」と笑いながらも、「4人で楽しくはじけて、最後はお客さんも『観てよかったな』、僕らも『やってよかったな』と一体感を感じられるミュージカル。最高です」とアピール。神田も「4人は年齢も経歴もこの世界に入った入り口も違う。その分自分が見たことのない景色や経験を持っているので、普段のおしゃべりでもすごく刺激を受けます。しかも性格や声の質などのバランスも奇跡的」と話した。公演は10月23日(日)まで同所にて。その後10月27日(木)には宮城・電力ホール、11月3日(木・祝)には兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月5日(土)には福岡・キャナルシティ劇場でも上演される。チケットは発売中。
2011年10月11日