俳優・谷原章介が11月に東京・パルコ劇場で上演される『こどもの一生』に初主演することが6月28日発表された。今作は故・中島らもが1990年に脚本を執筆した舞台。当時人気小説家であった中島に、演出家のG2が「今という作品を切り取った舞台脚本を書いて欲しい」と依頼したのが始まり。そのころ時代のキーワードとなっていたテクノストレス、精神カウンセリング、バーチャルリアリティーといったテーマが盛り込まれた脚本は、“超一級のB級ホラー作品”に仕上がった。1990年7月に東京と大阪で初演され、観客から熱狂的な支持を得て伝説的な作品となった。その後幾度かの再演を重ね、1998年に演出とキャストを一新し、東京・パルコ劇場に進出。大阪、広島、福岡、大分、名古屋の各都市公演とも大入り満員の大盛況となった。今回の再演では、リメイク版として、現代の上演にあわせた脚本の改訂を行い、演出は初演と同じG2が担当する。物語は瀬戸内海に浮かぶとある小さな島が舞台。ここでは隔離状態にしたストレス障害の患者の治療が行われている。そこへ島の開発目的で患者になりすました開発会社社長・三友とその秘書・柿沼が潜入する。治療のため「こども返り」する患者たち。ある時、患者がはじめた“山田のおじさんごっこ”という遊びから次第に恐怖の世界へと展開していく。主役の柿沼を演じる谷原は「高圧的な上司の部下というとても圧迫された環境にあるのですが、そういった社会的な立場など、そのたがが外れた時、人間はどうなるのか。その表と裏を表現したいです」と意欲を見せる。また、演出のG2は谷原を起用した理由として「舞台は声よりもいかに心を響かせるかというメディア。谷原さんはとても心が響く方だと思います。もちろん声もいい。作者・中島らもの世界に谷原さんが入って来たときの化学変化が楽しみです」と期待を寄せる。谷原は「久しぶりのパルコ劇場で、しかもストレートプレイに初主演、本当に嬉しいです。この作品は集団における人間関係が肝なので、みんなで作りあげられたらなと思っています。最高に笑えて凍りつく、極上のエンタテインメントをぜひ劇場で味わってください」とコメントした。共演は中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央、鈴木砂羽、吉田鋼太郎。公演は11月4日(日)から25日(日)まで同劇場で上演される。
2012年06月28日WOWOWで放送されるドラマ「マグマ」の第1話の試写会が6月9日(土)に都内で行われ、主演の尾野真千子、谷原章介、原作者の真山仁が舞台挨拶に登壇。ドラマとは打って変わった和やかなムードの中、撮影時のエピソードなどを語り合った。既存の発電に代わるものとして震災後に注目を浴びている地熱発電をテーマにした本作。外資ファンドから経営の立て直しを命じられて、地熱エネルギー開発会社に赴任したキャリアウーマン、使命を背負い地熱発電に人生を懸ける人々、その利権を手に入れようと目論む人々の思惑が交差していく。尾野さんはNHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」の役柄とは180度異なる、数字と利益追求が全ての冷徹なキャリアウーマンを演じているが、演じる上での苦労を尋ねられると「ないですよ」とキッパリ。「いろんな役をやらせてもらってますが、どの現場でもそこに行けばみなさんが支えてくれて、その人物を作り上げてくれるので、私はそこに乗っかるだけなんです」と語った。だが、発電の研究に関わる専門用語には苦しめられたようで「和やかな現場でメッチャ楽しいのに、『本番』という声が掛かると難しい単語が並び、みんなパニックになりました」と苦笑いを浮かべた。谷原さんはそんな尾野さんの人間性に触れ「(この日の壇上の)尾野さんを見れば分かると思いますが、社会派ドラマなのに、庶民派な雰囲気の現場でした」とふり返った。さらに専門用語については、共演者の俳優のひとりがカンペを使用していたことを暴露。気になるその共演者は?と問い詰められると「渡辺いっけいさんだなんて言えない!」と笑顔でしっかりと明かし会場を沸かせていた。真山さんが原作小説「マグマ」を上梓したのは2006年。東日本大震災の5年前にすでに日本が抱えるエネルギー問題を物語にしていたわけだが、当人も「まさかこの小説が映像化されるとは」と驚いている様子。先日、野田首相が大飯原発の再稼働の方針を表明したが「小説は書店に並んだら読者のものであり、作品ごとにいろんな運を背負っているもの。『マグマ』は僕の小説の中でも一番地味な子で、読んでくださった読者の反響は大きいのにそれが伝わっていかなかった。それが『電気をどうやって使っていくか?』と考えるタイミングでドラマが始まるとは…」と複雑そうな表情で語ったが、出来上がった作品に関しては「尾野さんも谷原さんもベストキャストで感無量です」と太鼓判を押す。「少しでも電気について考えるきっかけになれば」と呼びかけた。WOWOW連続ドラマW「マグマ」は6月9日(土)より放送開始(全5話・第1話無料放送)。公式サイト:■関連作品:外事警察 その男に騙されるな 2012年6月2日より全国にて公開© 2012「外事警察」製作委員会のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年06月11日2012年1月28日(土)の全国公開に先駆けて、1月14日(土)より先行上映中の『劇場版テンペスト3D』の舞台、沖縄にて、仲間由紀恵演じる主人公の真鶴/孫寧温に想いを寄せる薩摩藩士・浅倉雅博役の谷原章介と、寧温に何かと世話を焼くおばぁ役の平良とみが登壇し、舞台挨拶を行った。平良とみ映画を3Dで観ましたが、その迫力ったらもう、悲鳴を上げてしまいました。自分がオーッと出てきたので、年甲斐もなく大きな声で『ウオーッ』て。その驚きようは大変でした。こういうスケールの大きい、また、時代的な背景を映した映像、どれも素晴らしく、こんな映画に出していただいて、本当に役者をしていて良かったなと思います。ああいう激動の中にいても、女だてらに国を思う、真鶴の人間愛の強さに惹かれました。心の優しい人間の愛。人の命を、人を愛する心ですね。そして、どんな苦境があってもしたたかに生きていく根性があるところ。そういうところが一番いいところだと思います。私も60年芝居をしていますが、こんなスケールの大きい映画に出たことがないし、琉球と中国と日本本土をテーマにした歴史モノは初めてなんですよ。こういう映画に出していただいて、うれしいです。ずーっと芝居をしてきて、良かったなと思います。谷原章介東京はすごく寒かったんですけど、今日沖縄に来たらやっぱり暖かくていいですね。日差しが日光というよりはレーザー光線という感じ(笑)。沖縄の魅力は、気候の暖かさ、青い空と青い海と大地、あと(今日)劇場にいらしているような暖かい沖縄の皆さん。そして“沖縄そば”ですかね(笑)。大好きなので。今日はまだ食べていないんですけど、明日いっぱい食べに行こうかなと思っています。撮影時は、喜舎場朝薫役の塚本高史がすごくゲームが好きなので、撮影が終わった後、それぞれの部屋で、ネット上で一緒にゲームをやっていました、これ、別に沖縄じゃなくてもいいんじゃないか?って(笑)。僕はへたなので、塚本にやりたい放題やられてですね。でも、楽しかったです。僕が最初に真鶴・寧温と冒頭出会うシーンがあるんですが、沖縄の、琉球の空の美しさ、大地の美しさ、そして寧温という少女の志の高さ、美しさに心惹かれまして。それからずっと幕末を過ぎて思い続ける、そのきっかけとなるシーンが大好きなんです。それを見れば、なぜ浅倉が寧温を好きなのか分かると思います。琉球を舞台に、琉球人の視点で、仲間さん演じる真鶴・寧温がいかに女性として琉球を愛し、琉球の民を愛し、国をどう思って地に足をつけて踏ん張ったかっていう女の生き様が描かれている。この辰年にふさわしい作品。日本の中の龍のような沖縄から全国へと発信して、大ヒットしていただきたい。どうか皆さんのお力で、この作品を愛される作品にしてやってください。会場は熱狂に包まれ、沖縄に来たのは役10ヶ月ぶりという谷原章介と、“おばぁ”の愛称で愛されている平良とみをあたたかく迎えた。作品情報『劇場版テンペスト3D』出演:仲間由紀恵、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKT、奥田瑛二ほか配給:角川映画公開表記:2012年1月28日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー※沖縄先行大ヒット上映中(c)2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会
2012年01月22日『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャルが監督の最新作『ニューイヤーズ・イブ』の日本版の特別予告編とテレビCMのナレーションを俳優の谷原章介が担当することが発表された。『ニューイヤーズ・イブ』特別予告編『ニューイヤーズ・イブ』は、ニューヨークの大晦日を舞台に、1年の最後の日“大晦日”を生きる8組の人々の姿を描いた感動ドラマ。日本でもヒットを記録した『バレンタインデー』の脚本を手がけたキャサリン・ファゲイトが脚本を担当し、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファーをはじめ、ヒラリー・スワンク、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・ボン・ジョヴィ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、アシュトン・カッチャーら主役級のキャストが多数出演する。配給側は、「本作は、来年への希望のメッセージが込められた奇跡の感動のドラマ。谷原さんのような幅広い役者としても活躍され、包容力のある温かな声のイメージが作品の内容とピッタリ」と、ナレーションを依頼。谷原はこれを快諾し、ナレーション収録を行った。収録後に谷原は「今年は様々な事が有り決して明るい一年だったとは言えませんが、せめて年末くらい新しい年に向け、あたたかな時を過ごしたい。そして、前向きな気持ちで新年の第一歩を踏み出したい。そんな事を思いながら、収録させていただきました」とコメント。静かで落ち着いた谷原の声と、大晦日に1年を振り返るキャラクターたちの“心のドラマ”がマッチした映像に仕上がっている。『ニューイヤーズ・イブ』12月23日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年12月09日女優の米倉涼子が10月3日(月)、都内で行われたフジテレビ系ドラマ「HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜」(火曜22:00〜)の製作発表会見に共演者の谷原章介、桐谷美玲、小泉孝太郎らと出席。賞金稼ぎという設定にちなんで欲しい物は?と聞かれた米倉は「枕!」と即答するが、谷原の「視聴率ですね。20パーセントくらいいけば」とドラマ思いの返答を聞くと「あー、それだ!欲しい!欲しい!」と自らの主演女優ならざる答えに顔を赤らめていた。同作は、2007年4月から警察庁が導入した捜査特別報奨金制度をテーマに、後輩にそそのかされてバウンティハンター(賞金稼ぎ)になった元CAの黎(米倉さん)が訳ありの女たちとチームを組んで、懸賞金付き凶悪犯人を追い詰めていくさまを描く。これまで男性陣に囲まれる男勝りなヒロインという役柄のイメージが強かった米倉だが、「女性に囲まれるストーリーが新鮮で刺激的。いままではぶつかっていくばかりだったけれど、芝居を求められている気がして毎日感慨深く、緊張感がある」と新たな一面開拓に手ごたえ十分。撮影が深夜に及んだとしても「女性メンバーが集まるシーンではセリフが多いので、ひたすら練習していますね」と目を輝かせた。一方、バウンティハンターになった黎たちから刺激を受ける刑事・権藤役の谷原は「女性に囲まれた、楽しい現場になりそうというのが第一だった」と出演に喜色満面。撮影の空き時間は共演の女性陣を対象に妄想に浸っているそうで、「米倉さんはサバけた感じだけれど、家ではフリフリのエプロンを着てお味噌汁を作っているんじゃないか?」と明かし、桐谷さんについては「キャッツ・アイの衣裳を着たらどうなるんだろう?」と妄想を炸裂させていた。部下役の小泉さんも「気持ちは分かる」と同調していたが、女性陣はドン引き。対象にされた米倉は「気持ち悪いですね〜」と谷原の妄想をバッサリと断ち切っていた。「HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜」は10月11日(火)22:00よりフジテレビ系にて放送開始。「HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜」番組公式サイト
2011年10月03日佐々木希の初主演作『天使の恋』が11月7日(土)、公開を迎え、佐々木さんを始め、谷原章介、酒井若菜、大石参月、七菜香、加賀美早紀と寒竹ゆり監督が登壇しての舞台挨拶が行われた。初主演作がついに公開ということで「緊張して昨日は眠れなかった」という佐々木さん。映画を観終わったばかりの観客を前に「みんながどう思ってるのか…不安です」と語ったが、そんな不安を吹き飛ばすかのように観客は大拍手!これに佐々木さんは「よかったー!」とホッとした表情を見せた。この拍手の嵐に谷原さんは「これは(手を)叩くしかない状況ですよね」と笑いつつ、客席を見渡し「みなさんの泣きはらした目を見ると、間違いなく良かったんだろうと確信してます。みなさん、そんな泣きはらして目で、帰りは大丈夫ですか?」と少しおどけた口調で語った。酒井さんは共演陣に目をやり「ピッチピチの女優さんたちとの共演ということで『まあ、美しい!』と見惚れてしまいました」とニッコリ。監督は、そんな酒井さんについて「撮影の後半に酒井さんや谷原さんのシーンがあったんですが、安心してお任せすることができました」と称賛した。この監督の発言に大石さんは「(自分たちの撮影は)不安だったんですか?ちょっとショックです!」と少しふくれっ面で語ったが「演技に慣れていなくて、どうすればいいのか分からないところで、監督は細かく答えてくださってすごくやりやすかったです」とふり返った。さらに「大好きなシーン」として佐々木さんが病院で目を覚ますシーンを挙げ「希が主演ということで、寝不足で疲れてて、目を覚まさずに本当に寝てたんです!」と暴露し、会場の笑いを誘った。七菜香さんは「撮影前にレッスンがあったんですが、監督に怒られて泣いた日もありました。そのおかげで、(本番の)現場の方が楽でした。監督は私たちにお揃いのネックレスをくれたんですよ!『これはアメ。これからムチが来るから!』って(笑)」と明かしてくれた。監督はこれについて一言「モノでつりました…(笑)」。加賀美さんは、ほかのメンバーとは距離を置いている役柄だったために「(役作りで)みんなと仲良くせずに、みんなのブログ見ながら、仲良くしてる様子に『このやろう!』って思ってました。撮影終わってからみんなに『仲間に入りたかったんだよ〜』って言って、一緒に写メ撮ってもらったりしました」と苦労を語った。谷原さんは、そんな若い女優陣を見つつ「希ちゃんと酒井さん以外のみんなとは一緒のシーンがなかったのが心残りです…」とポツリ。そして、佐々木さんが大胆に背中を披露するシーンを挙げ「僕もできるならあの場にいたかった…」とオヤジ発言全開でで会場を沸かせた。『天使の恋』は全国にて公開中。■関連作品:天使の恋 2009年11月7日より全国にて公開© 「天使の恋」製作委員会■関連記事:佐々木希×谷原章介インタビュー18歳差の恋人役の2人、次の共演は…義理の兄妹?佐々木希の制服姿に早稲田騒然!恋と友情の二択迫られキュートに「どっちもほしい!」ファッション小噺vol.116カーペットの上の人間模様〜東京国際映画祭〜佐々木希、一日で4変化!ミニスカからドレスまで美肌&美脚で視線釘付けに【TIFFレポート】セクシー佐々木希、かわいい顔してやるもんだ!監督が素顔暴露
2009年11月07日