アイウェアブランドRay-Banを代表する3つのアイコンモデル CLUBMASTER、AVIATOR、ROUND METAL から、ブラックをテーマにした「FLASH BLACK」エクスクルーシブ・コレクションが6月9日(金)よりBEAMS限定で販売。それに合わせ6月9日(金)〜18日(日)の期間、BEAMS MEN SHIBUYAにて写真展を開催。コレクションのタイトルでもある「FLASH BLACK」をテーマに写真家・映像作家の柿本ケンサクが、東京の次世代を代表する表現者8名を撮り下ろしました。8名の豪華参加アーティスト「FLASH BLACK」はその名の通り、ブラックフレームとシルバーミラーレンズというクールな出で立ち。切れ味の良い存在感を放つサングラスと今を駆け抜ける8名の個性がマッチした時、いったいどんな表情が切り撮られたのか。アイウェアと光と輪郭の関係を目撃しに、ぜひBEAMS MEN SHIBUYAに足を運んでみてはいかがでしょうか。参加アーティスト:二階堂ふみ / オカモトレイジ(OKAMOTO’s) / 中瀬萌 / 山田健人 / IO(KANDYTOWN) / 杉村友規 / ウエマツタケシ / 上杉柊平使用モデル:CLUBMASTER ¥23,000(+tax)50’sスタイルからインスパイアされたクラシカルなデザイン。当時の知識人や公民権運動のリーダーたちがかけていたものと同様の型を踏襲し、レトロな雰囲気はそのままにタイムレスな魅力を放ちます。使用モデル:AVIATOR ¥26,000(+tax)世界で最もアイコニックなモデルのひとつとしてあげられるのがAviator。1937年にアメリカ空軍のパイロットのためにデザイン され正式採用された、優れた品質・性能そして快適さを兼備したタイムレスなモデル。使用モデル:ROUND METAL ¥23,000(+tax)60’sのカウンターカルチャーからインスパイアされたモデル。伝説的なミュージシャンたちにより愛用されていたアイコニックなスタイルで、その時代のミュージックエッセンスと現代のファッショントレンドを反映したデザイン。
2017年05月31日福山雅治が中年パパラッチ役を熱演する映画『SCOOP!』。この度、劇中に登場する写真週刊誌「週刊SCOOP!」が、実際に制作され9月30日(金)に発売されることが決定。福山さんが表紙を務め、豪華出演者や大根仁監督のインタビュー、そして物語の前日談や劇中スクープ記事などが掲載されるという。かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた敏腕カメラマン・都城静(福山雅治)。しかし、その輝かしい業績も、現役の雑誌編集者たちにはほとんど知られていない。過去のある事件をきっかけに報道写真への情熱を失ってしまった静は、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身。それから何年のも間、自堕落な日々を過ごしてきたのだ。そんな彼に、再び転機が訪れる。ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」に配属されたばかりのド新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組まされる羽目になってしまったのである。案の定まったく噛み合わずケンカばかりの静と野火。この凸凹コンビが、まさかまさかの大活躍で独占スクープを連発!そしてついに、日本中が注目する重大事件が発生する…。原田眞人監督・脚本作品『盗写1/250秒』を原作映画として、芸能スキャンダルから社会事件まで様々なネタを追いかける写真週刊誌カメラマンと記者の物語を描く本作。『モテキ』『バクマン。』の大根監督がメガホンを取り、福山さんを始め、コンビを組む相棒の新人記者役に二階堂ふみ、さらに、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキーら超豪華キャストが競演する。この度、“映画の中だけの架空の写真週刊誌「SCOOP!」が実際に存在したら?”をコンセプトに、大根監督監修のもと、「週刊SPA!」編集部が劇中の写真週刊誌「SCOOP!」を完全再現。9月30日(金)に緊急発売することが決定した。主演を務めた福山さんが表紙を飾り、本誌内では福山さんの12ページぶち抜き超ロングインタビューを掲載。また、二階堂さん、吉田さん、滝藤さん、リリーさんへのインタビュー記事や、大根監督による「撮影秘話」、山地まり&石川恋の撮り下ろしグラビア、大根監督と「週刊文春」編集長の特別対談、現役週刊誌記者覆面座談会、描き下ろし漫画、不肖・宮嶋の名作スクープ写真、さらに福山さん演じる“静”と二階堂さん演じる“野火”が追った「劇中スクープ記事」を袋とじで掲載。読み応え十分な一冊となっている。この秋、スキャンダラスでスリリングな“抱腹絶倒”“仰天必至”の圧倒的エンターテインメント大作の魅力を、本誌でも追いかけて。『SCOOP!』は10月1日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月12日「ミスFLASH2016」に選ばれたグラビアアイドルの川崎あや、豊田瀬里奈、中野杏が14日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『ミスFLASH2016』(いずれも発売中 各4,104円税込 発売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。2006年よりスタートした写真週刊誌『FLASH』主催のグラビアアイドルオーディション「ミスFLASH」。記念すべき10回目を迎える今年の「ミスFLASH2016」に選ばれた川崎あや、豊田瀬里奈、中野杏の3人が、単独でそれぞれのDVDを発売。それぞれのDVDで3人の魅力をたっぷりと収録している。同DVDが初めてのグラビア映像となる中野は「私はこのDVDで女子高生を演じ、先輩に恋するという物語になっています。人生で初めて着たハイレグ水着が見どころだと思います」と初々しくDVDを説明。一方、同DVDが5枚目と3人の中でもグラビアのキャリアが長い川崎は「カフェ店員になってお客さんと恋する物語となっています。黒い衣装のシーンはちょっとエッチかな(笑)」とセクシーアピールし、2枚目のDVDとなる豊田は「またお腹が出ていると叩かれるのも嫌だったので、この撮影の時はめっちゃ絞りました! お腹がすっきりしているところがポイントだと思います」と胸を張った。「ミスFLASH2016になって変わったことは?」という質問に、「オーディションに受かりやすくなった気がします」と回答した川崎に対し、豊田は「ミスFLASHになったら告白されると思ったんですけど、1回も告白されませんでした。毎日でも告白されたいのに…」と変化のない恋愛事情に不満顔。希望する男性については「ハロプロが大好きなので、ハロヲタの人がいいですね! 見た目的には清潔感があってお風呂に入っていれば全然大丈夫です」とハードルの低さを強調していた。
2016年05月15日●批判受ける覚悟の「本音メディア」1956年に創刊され、今年で60周年を迎えた週刊誌『週刊新潮』。酒井逸史編集長の直撃インタビュー前編では「3つの伝統」を中心に話を聞いたが、後編では同誌が社会に問い続けている「少年法と実名報道」にスポットを当てる。「少年法に罰則規定がない」というグレーゾーンになぜ挑み続けるのか。そして、「実名報道に踏み切るか否か」の基準、経緯とは。○メディアに問う「思考停止」――最近では、川崎市中1男子生徒殺害事件を実名で報じていました。あらためて、こだわり、思いをお聞かせください。まず、少年法をどのように認識しているかということだと思います。私が編集長になってから名前を載せたケースはいくつかありますが、少年法の趣旨に真っ向から批判を加えているわけではありません(過去に実名で報じた少年犯罪…1999年光市母子殺害事件/2013年吉祥寺女性刺殺事件/2014年名古屋の女子大生による殺人事件/2015年川崎市中1男子生徒殺害事件※2009年から編集長に就任)。「少年の実名をさらしてしまうと更生の妨げになるのではないか」という趣旨はむろん理解できます。一方で、少年法に罰則規定がないということもある。だからといって、それをむやみに破っていいというわけではないことも分かっている。ただ、「少年だから名前を書かない」ということだけをひたすら守るのは、メディアとしての思考停止ではないでしょうか。世の中、どんなことにでも「程度」というものがあるわけです。それから事件報道の基本は、「誰」が「何」をやったかということ。そこでの固有名詞はとても大事な要素です。法律の趣旨に鑑みて許容できる範囲であれば、それを認めるのもやぶさかではない。ただ、名前を載せるか否かを毎回考えないといけないんじゃないの? と私は問いたい。従って、すべての少年事件で名前を載せようなんて、全く考えていません。繰り返しになりますが、通常は名前を報じることが更生の妨げになることもよく分かります。ただ、私たちが名前を載せた少年事件のケースは、非常に大きな影響を社会に与えた事件です。例えばこういうことではないでしょうか。私たちが名前を載せたことによって更生ができなくなるような、そんな程度の反省では「更生失敗」であるといえるような、そのぐらい深い反省を求められるような案件……、極めて重大な事件ばかりなのです。時折、少年法で規定されていた少年犯罪の範囲を超えているような事件が起きるわけです。世の中に与えた衝撃度、犯罪のありさま、本人の供述など、総合的に考えてみたとき、「名前を載せない」という判断に必ずしもならないケースもあるのではないかと思うわけです。そのケースに至ることが、時々、ごくごく稀にある。これが私のスタンスなのです。メディアというものは、第四の権力としていろいろなものを批判するものですよね。それを私たちは私たちのやり方で少年法に疑義を呈しているわけです。その意味では、高市早苗総務相が「停波」発言をして、テレビ局が騒いでいるのと変わらないと思います。高市総務相にはみんな一斉に噛みつくのに、なぜ少年法という法律になると、全メディアが右へならえで、かたくなに「名前を報じてはいけない」の一辺倒になるのでしょうか。少年の更生が全てに優先するという理想主義なのか、あるいは、単に杓子定規に「法律に書いてあるからだめ」ということなのか。「少年は更生すべき」というのはもちろんです。でも、あまりにも杓子(しゃくし)定規にすぎませんか? われわれ『週刊新潮』は「本音のメディア」でありたい。だからこそ、私たちは名前を載せることがあり、その点でもちろんご批判も受けます。ですので、重大な少年事件が起きた際、毎回丁寧に考えた上で、「載せない」という決断であれば、そこに問題はないと思います。しかし、毎度、同じ判子をつくように「載せない」と、考える前に判断するような風潮に疑問を抱いているわけです。だからこそ、私たちはその都度、呻吟(しんぎん)して載せるかどうかを判断しているつもりです。二十歳未満の犯人であると、機械的に実名を報じないというのは、やはりメディアの思考停止なのではないでしょうか。●実名の判断は会議にかけない○独自で考えてこそのメディア――どのような流れで「名前を載せる」と判断しているのでしょうか。最終的にはすべて私の判断です。編集部に少年法ガイドラインがあって、それを頼りに決めているわけではありません。その点、恣意的ではないか、というご批判もあるでしょう。一企業が決めていいのか、一編集者が法律にそむくことをやっていいのかという批判も、当然、生じるでしょう。でも考えてみてください。すべての報道が完全なガイドラインの統制化にあって、それでよいのでしょうか。何を面白いと感じて、何を報じるか、どこまで報じるか、そもそもジャーナリストの主観から始まります。極論すれば恣意的なものなのですよ。また、一私人が決められないとなると、メディアは国が決めたことで動かないといけないという逆説になる。でも、メディアは一番そこから遠いところにいなくてはなりません。だからこそ、一企業が決めたことでいいんです。週刊新潮は「国から決められたことだけをやってればいい」というメディアではありません。メディアは自分で考えなければいけない、と思っています。さらに申し上げれば、売らんかなという批判もありますね。商業ジャーナリズムだというわけです。しかし、日本ではNHKを除けば、ほぼ全てが商業ジャーナリズムではないですか。○週刊新潮が突き進む「メディアの方向性」――賛否両論がある問題だからこそ、会議を重ねて決めているものだと思い込んでいました。編集作業において必要な良い会議もあると思いますが、一方で、会議は「結論が平均点」になる危険性もあります。少年法の問題に限らず、われわれは尖ったものを作ろうとしているわけですから、平均的な結論はありがたくないのです。トゲの部分にヤスリがかかって落ちていってしまうわけですね。角のとれた丸まったものを世に出しても仕方がない。一方で、単にセンセーショナルなものをひたすら追いかけまわすつもりもありません。しかし、提案したり、提言したりするときには、やはり波紋が起きるようなものを投げなければならない。ですので、実名報道に関して、編集会議で多数決をとるようなことはしませんでした。一点、偽善的だなと感じたのは、川崎の事件を実名で報じたことで、弁護士会から抗議文を何通かいただいたことです。彼らの「更生の妨げになる」というご意見は承ります。ですが、一方で疑問に思うのは、ネットに氾濫している実名情報を彼らがどのように捉えているんだろうということです。私たちが書く前から、ネット上には犯人の名前、そして顔写真も出ていた。それについて彼らは、彼らなりの手を打ったのだろうか。掲載元を探って、抗議文を送ったり、足を運んだりして、デジタル空間に漂い続けることを阻止しようとしたのだろうか。もし、弁護士会がそのような煩雑で報われることの少ない業務に本腰を入れていないのであるとすれば、それはどういうことなのでしょうか。手紙を書いて簡単に、そして必ず到達する相手が、われわれ『週刊新潮』です。手間がかかることはやらないが、手間がかからないことは形式的にやる。それは本当に「少年の更生」を考えているといえるのか。そういう仕事はプロフェッショナルじゃない、というのが私の言い分です。――少年Aが『絶歌』を出版して、物議を醸しました。これについては、どのように受けとめましたか。とんでもない話だと思いました。ご遺族が「2度殺された」とおっしゃっていましたね……。やはり、犯罪を赤裸々に暴露することによってお金儲けをすること自体については、大きな疑問を持ちます。太田出版がいくら出版することの意義を訴えても、そのことについては否定的です。出版する自由があると言われればその通りなんだけれども……。ただ、どうかとは思いますね。
2016年04月01日●「所詮、週刊誌」の矜持新潮社の週刊誌『週刊新潮』が、今年で創刊60周年を迎えた。同誌は1月、日本全土を揺るがしたSMAP解散騒動を真っ先につかんだといわれ、1月20日発売号ではメリー喜多川副社長の独占インタビューを掲載。連日の報道合戦で情報が錯綜する中、当事者の証言は強烈なインパクトを残した。最近では3月24日発売号で乙武洋匡氏の不倫を報じ、世間を驚かせた。1956年に創刊され、最近では『週刊文春』と鎬を削る同誌。出版業界の荒波、熾烈な週刊誌戦争を60年間戦い抜いてきた軌跡は、現在の『週刊新潮』にどのような形で現れているのか。2009年から編集長を務める酒井逸史氏を直撃した。週刊誌界でトップを走る"センテンススプリング"と対峙する『週刊新潮』の酒井編集長。その言葉からは、何層にも塗り重ねられた"週刊新潮の色"が見えてくる。前編では「3つの伝統」、後編では「少年法と実名報道」をテーマに絞った。○創刊から一貫している三題話――最近は週刊誌の盛り上がりを感じているのですが、売り上げにはどのようにつながっていますか。週刊誌を取り巻く状況は、今でも決して良くありません。出版不況といわれる中、週刊誌だけを見ても昨年だけで平均13.6%も売り上げが落ちています。もちろん各雑誌によって数字は違うわけですが、厳しい「冬の時代」であることには間違いありませんね。われわれは13.6%までは落ち込んでいませんが、しかしそれでも崩れ落ちていく雪崩の斜面につかまりながら、そこを何とか駆け上ろうとしているような感じです。出版業界は1996年をピークに右肩下がりが続いています。1996年と今を比較すると、雑誌は部数でマイナス62%。金額ベースでも50%ほど減っている。96年はWindows95が発売された直後です。以後、発達してきたネットメディア、またはデジタルとの因果関係があるという推測は当たっているでしょう。――今まで通りの「スクープ」では、多くの人々が週刊誌を手に取らなくなったということでしょうか。そこまでシンプルな問題でもないと思います。総合週刊誌で90年代を引っ張ってきたのが、『ポスト』と『現代』。そこが1位、2位を争っていた頃、『新潮』も『文春』も後塵(こうじん)を拝していました。当時、読者をつかんでいたのは「ヘアヌード」。有名な写真家、プロデューサーが女優と交渉し、撮り下ろしの写真集を出版する際、その写真の一部を『ポスト』や『現代』が先に掲載することで多くの読者を獲得していました。ところが、その路線も長期化するにつれて陰りが見えてくるようになります。ヘアヌードが目新しさを失い、写真のファーストチョイスにも高いコストもかかるようになって、やがてヘアヌード時代は終わりを告げます。『現代』は硬派に舵を切る一方、「死ぬまでSEX」という企画で盛り返し、『ポスト』もまた踏襲する。他方の『新潮』と『文春』は読者層が『現代』『ポスト』と異なっていて、女性もかなり多いので、だからこそ、ヘアヌードといったセクシャルな方向性は選べません。『週刊新潮』でいうと、「金」「女」「事件」という三題話の伝統があったことで、あまり形を変えずに60年間やってこられたわけです。――創刊時から一貫しているんですか。そうです。私が編集長に就任して7年経ちました。大きく変えようとは思っていません。われわれは伝統的にやろうと。担当役員をやっていた斎藤十一さんの言葉を借りると、「われわれは俗物だ」。だから時代が変わっても、俗物が求めるものを追いかけるわけです。人間の興味はどこにあるのか。新聞が書くことが難しい「本音」をベースに雑誌を作っていくのが、われわれの仕事だと思っています。○誌面で「スクープ」と謳わない――そこで核となるのは、やはり「スクープ」ですか?ネット配信の記事は他の部署がやっているので別ですが、実は『週刊新潮』は中吊りや新聞広告で自ら「スクープ」と謳ったことはないはずです。よその雑誌では「特大スクープ!」とかよく目にしますよね。なぜ、『週刊新潮』の本体が「スクープ」という言葉を使わないかというと……ちょっと自虐的で卑下した意味合いも含めてのことなりますが、「所詮、われわれは週刊誌」という意識があります。世間に向けて「スクープ」というのはおこがましいという感覚ですね。胸を張って「スクープ」というのは正直、気恥ずかしい。これもまた、変わっているというか、ひねくれているところでしょうね。――そのような考えも代々受け継がれていると。私が編集長を引き継いだのが53年目。その伝統を壊すわけにはいかないでしょう(笑)。それから、歴代の編集長の在籍期間がわりと長いのも特徴です。60周年を迎えて、私が6代目の編集長になります。これが次々に編集長が変わるようだと「伝言ゲーム」が増えて、徐々に変化していきそうですが、6人であればまだ「伝言ゲーム」がきちんとつながる範囲内。そういったことも伝統が受け継がれている背景にあると思います。もちろん今は時代が違いますから、デジタルとアナログの融合などいろいろな問題があります。同じやり方ばかりを続けるのはよくありませんが、外からの見え方は「古民家」みたいなものでいいと思っています。どんなにしゃれた外観でも、人々が旅行で癒やされるのはひょっとしたら「古民家」ではないか。そこには新しい物はあまりないかもしれませんが、一度中に入ってみると意外とくつろげることに気づく。「スクープ」という言葉だけにとらわれず、そういう部分での伝統は守っていきたいです。●『週刊文春』と比較される本音○自前の記者、書くまでの下積み10年――現状、その本体は何人体制で動いているんですか。編集部で忘年会をやる話になると、80人ぐらいは参加しています。ただ、そこにはカメラマン、レイアウター、デザイナー、庶務の方もいるので……実際に記事を作っているのは50人、プラスアルファぐらいです。――それはライターも含めてですか?これもまたちょっと変わっているところですが、私らはほとんどライターを使いません。記事は、ほぼ自前の社員が書いています。フリーの方もいますが、人数的には1割強ほど。小さな会社なので、昔から社内でまかなう流れが今も続いています。それから、取材をする記者と原稿執筆者は必ずしも一致しません。そこが新聞と明確に異なるところ。分かりやすくいえば、新聞はペーペーの新人が原稿を書くこともありますが、私たちはペーペーには書かせない。もう少し説明しますと『週刊新潮』は10年選手以上じゃないと、長い記事は絶対に書かせない伝統が残っています。もちろん、短い記事は経験が浅くても書くことはありますが……。20代のうちは、データマン(原稿の材料となる情報、資料を集める役割)として取材をきっちりやる。毎週毎週取材に行って、人の話を聞く。例えば、水崎さんを取材する場合、「マイナビニュース」とはどのような媒体かを調べた上で、データ原稿として水崎さんの一人語りを書いてデスクに提出する。そういうデータ原稿が集まって1本の記事が出来上がっています。デスクは軍曹というか、現場監督的なポジション。編集長はそこにテーマをあてがって、デスクはそのテーマに沿って、人を動かしていきます。――いつも気になっていたのですが、特集記事の書き出しも独特ですよね。小説や詩、落語の引用、時にはクイズからはじまるものもありました。データマンを10年経験した書き手の裁量によるものなんですか。「『週刊新潮』は文学的であれ」というのも1つの伝統です。旧約聖書に「日の下に新しき者あらざるなり」という言葉がありますが、この世に全く新しく起きることなど一つもない、という考え方ですよね。そういう風に考えると、どんな事件も一度起こった出来事の亜型であると見ることができます。もちろんディテールはそれぞれ異なりますが、人間の歴史は長いので、どこかで似たような出来事が必ず起こっている。例えば殺人事件の動機は事件ごとに千差万別であっても、大きく分類すればそんなに多くはない。同じ人間同士、同じような原因で事件に発展するケースばかりなのです。新聞には「細かい一次情報を書き続ける」という使命があります。しかし、われわれは背景報道をしているわけです。背景について深く掘り、敷衍(ふえん)する。さらにそれらを寓話(ぐうわ)的な教訓として定着していきたいという思いもある。だからこそ、落語や小説、警句から文章を書き出したりするのです。それは、「人間の行いが今も昔と同じである」ということにもつながることですし、「文学的であれ」という伝統にもつながる。これも新潮ならではの芸風ですが、きっとよしとする人もいれば、もっと直裁的に書いてほしいという人も、もちろんいらっしゃるでしょうね。○目指すのは「老獪でタフな雑誌」――『週刊文春』とはいつごろからライバル関係のようになったのでしょうか。私はもともと写真週刊誌『FOCUS』にいて、『週刊新潮』にたずさわってまだ11年ほどしか経っていないのでその歴史はあまり分かりません。ただ、好敵手とは思っています。発売も同じ曜日ですから……。残念ながら、今年は文春さんのスクープの連発に冷や汗、脂汗をかかされることも少なくありませんでした。しかし「今に見てろよ」という思いがある一方で、他所は他所さまのことであり、必要以上に煽られることなく、私たちは週刊新潮独自の道を行こうとも考えています。おそらく、皆さんが想像するほどには意識していません。――60周年を迎え、これからの『週刊新潮』をどのようにしてきたいですか。ちょうど10年前に、私の一代前の編集長が50周年を迎えた時に、テレビレポーターから「あなたにとって『週刊新潮』は?」と問われて、答えたのが「謝らないこと」という言葉でした。どう解釈するかは難しいですが、私なりには、週刊新潮が取材を重ねた結果、「こうだ」と思って書いたときには、それが間違っていたとしても簡単に「謝罪しない」ぐらいの覚悟を持ってやらなければならない、逆に言えば、謝らなくてもいいぐらいの基礎のしっかりした記事を書け、そんな意味だったんじゃないかなと、受け止めていました。そのニュアンスに近いんですが、私は「老獪な雑誌」にしていきたいと考えています。世間という池に石を投げて、大きな波紋、あるいは波を立てることを目的としているところもある。それは芸能人のスキャンダルであったり、事件の発掘だったり、政治的なスキャンダルだったりするかもしれませんけども、いずれにせよ世間にさざ波が立ちます。そのさざ波がどのような波紋を描くかということもあらかじめ考える。野卑な言い方をすれば、切った張ったの週刊誌稼業ですから、時と場合によっては返り血を浴び、相手と刺し違えることや斬ったつもりが斬られていたということもあるでしょう。でも決して慌てず、うろたえず、それすらも計算しているような、そんな老獪でタフな雑誌でありたいと思っているのです。
2016年03月31日ちまたで話題のTVアニメ『おそ松さん』が、朝日新聞出版発行の「週刊朝日」2016年4月1日号(3月22日発売 / 特別定価410円)のグラビアページに登場する。「おそ松さん」は、赤塚不二夫氏の漫画「おそ松くん」の6つ子が成長した後を描いたギャグコメディ。若い女性を中心に熱狂的なファンが急増中で、DVDやグッズはバカ売れ。アベノミクスならぬマツノミクスという言葉も生まれたほどで、その経済効果は何十億円とも言われている。誌面では、個性的な"ダメ男"に育った6つ子の特徴や見分けポイントがイラスト付きで解説されるほか、人気を後押しする声優陣についても紹介。すでにハマっている人も、これから見ようという人も必見の1冊になっている。
2016年03月22日米Googleは28日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」上で、多くのFlash広告の再生をデフォルトで停止すると発表した。米国時間9月1日から開始する。AdWordsにアップロードされたFlash広告は、自動的にHTML5に変換される。同社は6月に、消費電力の低減や、脆弱性による悪用を防ぐ目的で、Flashの表示を重要なコンテンツのみに制限すると告知していた。同社は広告主向けに、Flash広告がHTML5広告として掲載されているかどうかを確認する方法、Flash広告をHTML5広告に変換する方法を案内している。
2015年08月31日Googleはこのほど、Google+記事において、9月1日からFlashで作成された広告の多くをデフォルトで動作しないようにすると伝えた。AdWordsにアップロードされたFlash広告の多くはHTML5へ自動変換され使用されることになる。Googleは広告の提供者に対し、9月1日までにHTML5への自動変換が不可能なFlash広告の特定と、それらFlash広告のHTML5への変換作業の実施を推奨している。Chromeで動作するFlash広告の数を減らすことは、消費電力を抑えるという面で効果が期待できるという。常に電源が供給されているデスクトップPCと異なり、ノートPCのようにバッテリーで動作している環境ではバッテリーの保ちが重要だ。Flash広告の動作をデフォルトで停止することで、ノートPCにおいて少しでも長く作業できるようになることが期待される。また、Flashコンテンツは脆弱性を悪用されやすいこともあり、デフォルトで動作を停止することでこうした危険を回避することにもつながる。GoogleはFlash広告の停止を6月の段階で発表しており、当初の予定通りに作業が実施されることになる。
2015年08月31日トレンドマイクロは7月13日、新たなFlashのゼロデイ脆弱性を確認したとセキュリティブログで明かした。脆弱性は「CVE-2015-5122」「CVE-2015-5123」の2つで、イタリアのセキュリティ企業「Hacking Team」が攻撃を受け、機密情報が流出する事件によって発見された。Adobe Systemsでは、脆弱性の危険度を「Critical」と発表。近日中に更新プログラムを配布するとしているが、13日時点ではまだ公開されていない。影響を受けるのは、Windows、Mac、LinuxにインストールされているAdobe Flash Playerのすべてのバージョン。万一、脆弱性の攻撃を受けると、攻撃者によってシステムが乗っ取られ、遠隔からPCを操作されるなどのおそれがある。トレンドマイクロでは「CVE-2015-5123」を分析し、Haceking Teamに対する攻撃の詳細を説明している。さらに、新しい情報や調査結果が入り次第、ブログで続報を出すとしている。新規の「BitmapData」オブジェクトから、2つの「Array」オブジェクトと2つの新規の「MyClass」オブジェクトを用意し、「MyClass」オブジェクトを各「Array」オブジェクトに割り当てる。「MyClass」の関数「valueOf」は上書きされると、2つの「Array」オブジェクトをパラメータとして「BitmapData.paletteMap」を呼び出す。「BitmapData.paletteMap」は関数「valueOf」を実行する。関数「valueOf」では、「BitmapData.dispose()」を呼び出し、「BitmapDataobject」の基本的なメモリを解放する。結果として、Flash Playerが機能停止する。利用者への対策としては、Adobe Systemsが更新プログラムを公開して配布するまで、PC内のFlash Playerを無効にするようにと呼び掛けている。
2015年07月14日GoogleのWebブラウザ「Chrome」は、Flashコンテンツを表示するプラグインを標準搭載しているが、FlashコンテンツがノートPCのバッテリーを浪費している場合もある。そこで同社はプラグインを使用するコンテンツの表示を、デフォルトで重要なコンテンツのみに制限するように変更する。変更後の「コンテンツの設定」では、Flashアニメーションなどプラグインを使用するコンテンツがあるWebページを開いた際に、メインコンテンツに含まれるプラグインコンテンツだけを再生する。ブロックされたプラグインコンテンツを表示したい場合は、ワンクリックで再生可能。新しいプラグイン設定は、Betaチャンネルで提供されている最新のデスクトップ版Chrome Betaで4日から有効になり、まもなく正式版も変更される。正式版ですぐに変更したい場合は、Chromeの設定で[詳細設定を表示…]を開き、[プライバシー][プラグイン]で[重要なプラグインコンテンツを検出して実行する]を選択する。
2015年06月05日3月31日、雑誌の「週刊アスキー」が5月26日発売号をもって休刊し、6月よりネット・デジタル媒体に完全移行することが発表された。週刊アスキーの版元はKADOKAWAグループのアスキー・メディアワークス。今回、休刊することが明らかになったのは"紙媒体"としての週刊アスキー。休刊の理由として「ネット/デジタルの割合が圧倒的に高くなった」ことを挙げ、電子版は従来の誌面デザインを踏襲しつつ、不定期刊行で存続する。また、ネット媒体の「週アスPLUS」を「週刊アスキー」に名称変更し、YouTubeやniconicoにおける動画コンテンツにも注力するという。
2015年03月31日トレンドマイクロは、1月20日以降に「Angler exploit kit(Angler EK)」に利用される不正なFlashファイル(拡張子はSWF)の検体を米国のユーザから入手したと発表した。同社によると、この検体の1つは、セキュリティリサーチャーの Kafeine氏が報告したFlash Playerに対するエクスプロイトと同一のものであると考えている。しかし、感染経路はKafeine氏が報告したものと異なっていた。Angler EKは、このゼロデイ脆弱性を利用した攻撃を拡散させているエクスプロイトキットであると考えられており、このゼロデイ脆弱性に関連したAngler EKの活動は、1月21日から急激に上昇している。これは、この脆弱性の存在が最初に明らかになった時期とほぼ同時で、被害を受けたユーザのほとんどは、米国のユーザとなっている。SPNのフィードバックを解析したところ、ユーザのPCにエクスプロイトを侵入させるために、不正広告(malvertisement)が利用されていたことが示唆されている。エクスプロイトの解析はまだ完了していませんが、Adobe Flash Playerの最新バージョンに影響をすることが明らかになっている(現在は解消)。
2015年01月27日デアゴスティーニ・ジャパンは7日、毎号付属するパーツを組み立てるとRCモデル「ドローン」が組み立てられる週刊誌「週刊スカイライダー・ドローン」を発表した。創刊は2月3日。価格は税込2,290円で、創刊号は999円の特別価格で提供する。今回組み立てる小型のラジオコントロール機「スカイライダー・ドローン」は、フェラーリのデザインなどで知られる世界的デザイン会社「ピニンファリーナ」がデザイン。ユニット構造を採用し、初心者でも組み立て製品を目指した。センサー類は加速度、GPS、磁気計、ジャイロスコープを搭載。内蔵GPSの搭載により、離陸地点へと自動的に帰還して着地する帰還機能も備える。カメラは720pの映像が撮影でき、aviフォーマットで保存できる。別途アクションカムも装備可能。本体サイズはW39×D45×H19.5cm、重量は1.53kg。ヨーイング速度は220度/秒。飛行時間は9~10分で、バッテリ容量により増減する。最大傾斜角度は45度(転倒防止機能付き)上昇/下降速度は5m/秒、前進速度20m/秒。全57号で完成する。全号購入した場合の概算は129,239円。
2015年01月08日電子書店パピレスが運営する電子貸本サービス「Renta!」は、週刊漫画雑誌『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社刊)の創刊50周年を記念して、同誌の人気10作品の1~5巻、計50冊の電子書籍が無料で読めるキャンペーンを実施している。キャンペーン期間は11月26日まで。作品を読むには会員登録が必要となる。ラインナップは、『ミナミの帝王』『今日からヒットマン』『江戸前の旬』『銀牙伝説ウィード』『喰いしん坊!』『天牌』『白竜』『野望の王国』『酒のほそ道』『SとM』の計10作品。○ミナミの帝王通巻1000万部突破の人気シリーズ『ミナミの帝王』は、大阪・ミナミで十一(トイチ)の高利貸を営む萬田銀次郎を主人公とする物語。彼の元には、金に困ったさまざまな人たちがやって来るが、どんな相手であっても妥協を許さず、決して踏み倒しを許さない。竹内力主演で映画化され大ヒットし、千原ジュニア主演でテレビドラマ化もされ、さらに、アニメ、ゲームとさまざまなメディア展開が行われている。
2014年11月21日集英社は6日、漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の岸本斉史氏による人気漫画『NARUTO-ナルト-』が、11月10日発売予定の『週刊少年ジャンプ50号』で完結することを発表した。『週刊少年ジャンプ』公式サイトでは、「NARUTO-ナルト-、連載完結!!」と題して「残り5週、週刊少年ジャンプ50号で15年続いたNARUTO-ナルト-の連載が遂に完結!! 積み重ねてきたナルトの物語の最後を見逃すな!!」とアナウンス。約15年間にわたって連載された『週刊少年ジャンプ』の看板作品のひとつがいよいよ完結することになる。なお、12月6日には岸本氏がストーリーを監修したアニメーション映画『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』が公開され、2015年には「NARUTO -ナルト-展(仮)」も開催。特に映画は「ナルト、最後の物語」というコピーが掲げられており、注目を集めている。『NARUTO-ナルト-』は、落ちこぼれ忍者の主人公・うずまきナルトが、里一番の忍者である「火影」を目指し、さまざまな困難を乗り越えながら成長していく姿を描いた物語。1999年9月21日発売の『週刊少年ジャンプ43号』より連載がスタートし、現在コミックスは70巻、累計売上部数は1億3,000万部を突破している。2002年はアニメ化を果たし、『ナルティメットストーム』シリーズをはじめとしたゲーム、さらには舞台などメディアミックスで展開され、『週刊少年ジャンプ』を代表する作品に。また、忍者作品ということから海外でも絶大な人気を誇っており、翻訳出版されている。(C)SHUEISHA Inc. All rights reserved.
2014年10月07日