ファイブノット(5-knot.....)は、2019年春夏コレクションを2018年8月28日(火)に東京・原宿で発表。キューバへの旅からインスパイアクラクションカーのエンジン音から幕を開けたコレクションのインスピレーション源は、キューバ。実際にデザイナーが旅をして刺激を得たのは、キューバのカラフルなストリートアートやコロニアル建築、ラテン音楽に身を委ねる人々の陽気さに加え、路地裏に入った時の生活の様子や、タイルやコンクリートを再利用して建てられた建物に残る痕跡。土地や歴史に根付いた文化や空気感を、ウェアに落とし込んだ。グラフィティやウイスキーボトルのプリント注目したいのは多彩なプリントのファブリック。街中の壁に描かれたカラフルな落書きをイメージしたウォールグラフィティモチーフは、プリント及び刺繍で表現され、オールインワンやロングスカート、ジャケットにあしらわれている。その他、キューバンフラワープリントや、ウイスキーの瓶を並べたボトル柄ジャカード、キューバの首都・ハバナの街並みを描いたプリントなど賑やかでプレイフルなテキスタイルを揃える。リラックスしたシルエットアイテムは、リゾートを思わせるリラックスしたシルエットのワンピースやワイドパンツ、ロングスカートなどが散見された。暖かなイエローのフラワープリントワンピースは、バルーンスリーブで浮遊感のある仕上がりに。なめらかなドレープのティアードスカートや、細かいギャザーと布の分量感でエレガントに仕上げたカラフルなワイドパンツなど、キューバの温暖な気候を投影したかのように晴れやかなピースが展開されている。軽やかな素材シルエットに加え、軽やかな素材を使うことでより一層開放的な雰囲気に。しなやかなレーヨンや、先染めリネン、リネンナイロンなど涼しげな素材が多用されている。スイムウェアの上に羽織ったアロハシャツは、トロピカルなムードとともに、レーヨンのハリ感と光沢によって上品な雰囲気を演出する。ファイブノット初のスイムウェアブランド初となるスイムウェアは、米・カリフォルニア発のサーフブランド、オーシャンパシフィック(Ocean Pacific)とのコラボレーションアイテム。スイムウェアの他にも、レインボーカラーがポイントのカットソーや、ロゴTシャツ、ワンピースなども披露された。また、ハットは、全ての工程を手作業で行うブランド・Kohsuke Inaba Hat Makerとのコラボレーションによるものだ。
2018年08月31日鬼澤瑛菜と西野岳人によるファイブノット(5-knot)が8月28日、東京・原宿で2019年春夏コレクションを発表した。テーマは、「キューバの旅へ」。29日から9月2日に開催する展示会の前にコレクションを開催するため、ニューヨークやパリなど海外のファッションウィークに先駆けてランウェーショーを行った今回。登場したのは、キューバの旅からインスピレーションを受けたデザイン。キューバの太陽インスパイアされたようなオレンジのグラデーションを使ったトップスやロングシャツと、まぶしい光を感じさせるピンク、イエロー、グリーンなどをつないだボーダー柄のロングスカート。南カリフォルニアのサーフブランド、オーシャン パシフィック(Ocean Pacific)とのコラボレーションによる、レインボーカラーをポイントにしたカットソーやロゴTシャツに同ブランドとしては初めてとなる水着。プリントも華やかなキューバの花やハバナの街並みなどを描いたもの。また、鮮やかな色や柄とは対照的な裏道の壁や砂のような色とムードを取り入れたワンピースや、Kohsuke Inabaによるハンドメイドのハットなどもアクセントになっている。西野は「前回までは展示会を先に行い、最後にコレクションをしていたが、今回は8月の展示会の前にコレクションをしたかった。ニューヨークの前ということは意識していない。次回の開催時期についても、まだ決まっていない。これから検討したい」と話した。
2018年08月29日オシャレにかわいくエコを実践しよう2018年春に万博記念公園で開催され、16万人以上が来場した「ロハスフェスタ」が、2019年3月に福岡県で九州エリア初の開催を決定。2018年8月15日(水曜日)から出展者の募集を行っています。2006年10月にスタートした「ロハスフェスタ」は大阪で29回、東京で9回、広島で4回、淡路島で2回の開催を重ねている大人気のイベント。「オシャレにかわいくエコを実践しよう」をモットーにファブリックや皮革、植物などを使った手づくり雑貨やアンティーク、グリーンといったこだわりの作品が出展されます。また、家族で体験できるワークショップも開催。健康的な食材から作られたフードやスイーツの販売もあります。九州にロハスの輪を広げよう「ロハスフェスタ福岡2019」は2019年3月21日(木曜日)から3月24日(日曜日)の4日間にわたって開催。会場となる「国営海の中道海浜公園」はJR西戸崎駅から徒歩約15分。東西に約6キロメートル、面積約300ヘクタールと広大な敷地を有する公園です。1年を通して季節の花々が楽しめるほか、レジャープールやサイクリング、バーベキューなども楽しめます。「ロハスフェスタ福岡2019」の開場時間は9時30分から17時(入場証の販売は16時30分まで)。入場料(500円)とは別に「国営海の中道海浜公園」の入園料が必要となりますが、ロハスフェスタ来場者は団体料金が適用となります。※小学生以下は入場料無料です。(画像はロハスフェスタ公式サイトより)【参考】※ロハスフェスタ実行委員会事務局のプレスリリース/ValuePress※ロハスフェスタ公式サイト※国営海の中道海浜公園
2018年08月23日堀内太郎によるタロウホリウチ(TARO HORIUCHI)が2019年春夏コレクションを発表した。画家ジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)が描いた淡く強い花や骨、風景の美しさや、ミニマル画家として知られるアグネス・マーティン(Agnes Martin)が描く淡々と並び連ねる線の重なりといった、女性アーティストが表現する強さや繊細さ、危うさのグラデーションをインスピレーションとした今シーズン。ロシア生まれでシンガポール在住のアーティスト、ユリヤ・グリャノヴァ(Yuliya Gryaznova)ともコラボレーションし、彼女が本コレクションのために書き下ろした鮮やかな作品のプリントを施したワンピースや、スカートなどがラインアップする。
2018年08月18日エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、2019年メンズ&ウィメンズ春夏コレクションを発表。1950年代リゾート&1970年代アウトドア今シーズンは、1950年代のリゾートスタイル、また1970年代のアウトドア、アスレチックテイストの素材やカラーを落とし込んだコレクションを展開。これまでFWK バイ エンジニアド ガーメンツ(FWK BY ENGINEERED GARMENTS)として発表していたウィメンズのピースも、エンジニアド ガーメンツのネームを配して展開。サイジングもXXSからXLまで、幅広いレンジを設ける。メッシュやコットン、ポリエステルなど豊かな素材注目したいのは豊かな素材感。光沢感のあるポリエステルのパーカー軽やかなメッシュ、肌になじむような綿素材など、幅広い素材を自在に駆使しながら、エンジニアド ガーメンツならではの、活動的でアメリカンなスタイルを作り上げた。多彩な素材で表現された様々な形の服を組み合わせ、オープンなマインドでコーディネートを楽しめるようなピースが登場する。エスニック調の柄に織られたテキスタイルのジャケットとタイパンツに、あえてインナーとして組み合わせたツヤ感のあるポリエステルパーカーは、スタイリングのアクセントとして斬新なイメージをもたらす。一方、同じポリエステル素材で仕立てたショート丈のオールインワン、ベストで統一したスタイリングはモードな雰囲気を漂わせる。レッド、ブルー、ネイビーなどのラインが交わるマドラスチェックや、1950年代リゾートの雰囲気を彷彿させるトロピカルなボタニカル柄のウェアも同様に、スタイリングの主役としても、ポイントとしても使うことができるアイテムだ。ボタニカル柄をあしらった、オーセンティックなテーラードジャケットとパンツは、奔放な華やかさがありながらも気品のある仕上がりとなっている。異素材やカラーブロックのパッチワークまた、異素材や異なる色彩のパッチワークも散見されたディテール。前後の見頃をメッシュとコットンで切り替えたベストや、チノとコーデュロイのパッチワーク、粒の異なるドット柄を組み合わせたパッチワークなど、クラフト感のあるウェアが揃う。パッチワークで仕立てたデニムジャケットは、トーンの異なるインディゴのカラーブロックが明るく爽やかな印象。ゆったりとしたデニムパンツと組み合わせることでラフさが増し、親しみやすいスタイリングが完成する。ソフトな色彩の刺繍ジャケットライトブルー、ライトベージュ、カーキなどの柔らかな色彩もまた、親近感や肌なじみの良さを演出する。ソフトな色味のデニム地に黄色の花を刺繍したジャケットは、刺繍ならではのノスタルジックな表情が魅力。マドラスチェックのシャツ、パッチワークデニムのショートパンツ、真っ白なスニーカーを合わせて、軽やかに着こなすことができる。
2018年08月14日世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』のシリーズ初のスピンオフ作品として、ヘイリー・スタインフェルドを主演に迎える『バンブルビー』の日本公開が2019年春に決定!さらに、本日7月21日(土)に特別映像が解禁されることになった。シリーズ初のスピンオフ作品は、人気キャラクターのバンブルビーが主人公。作品の舞台は、2007年公開のシリーズ1作目『トランスフォーマー』でバンブルビーがサム(シャイア・ラブーフ)と出会う以前の1980年代にさかのぼり、これまで語られることのなかったエピソードが初めて明かされる。自分の居場所を見つけられない少女チャーリーと傷ついたバンブルビーとの心の交流を描くと言われており、チャーリーを演じるのは、映画デビュー作『トゥルー・グリット』でいきなりアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、最近では『ピッチ・パーフェクト2』や『スウィート17モンスター』など、等身大のティーンを演じ、同世代の観客の熱烈な支持を集めるヘイリー・スタインフェルド。監督は、昨年の第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた、日本を舞台にした ストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を手がけたトラヴィス・ナイト。今作で初の実写映画監督デビューを果たす。また、今作では初めて、過去5作全ての監督を務めたハリウッドの大ヒットフィルムメイカー、マイケル・ベイ以外の監督がメガホンを取ることも話題となっており、これまでのシリーズとは異なった、スピンオフらしい新しいイメージの作品になることが予想されている。トラヴィス監督がアニメ作品で培った独創的なビジョンが、どのようにシリーズお馴染みのアクションシーンに反映されるのか注目だ。そんな本作の特別映像が、7月21日(土)土曜プレミアムにて地上波放映される『トランスフォーマー/リベンジ』放映終了後に解禁に!『トランスフォーマー』シリーズの新たなる幕開けとなるスピンオフ第1弾『バンブルビー』がどんな登場をするのか、お見逃しなく。『バンブルビー』は2019年春、全国にて公開。『トランスフォーマー/リベンジ』は7月21日(土)21時~フジテレビ系でオンエア。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トランスフォーマー/リベンジ 2009年6月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開
2018年07月21日「トランスフォーマー」シリーズ初のスピンオフ作品として2018年12月に全米公開を予定している『バンブルビー』が、2019年春に日本公開されることがこのほど、明らかになった。シリーズ初のスピンオフ作品は、シリーズきっての人気キャラクターのバンブルビーが主人公。作品の舞台は、シリーズ1作目となる『トランスフォーマー』(07)でバンブルビーがサムと出会う以前の1980年代にさかのぼり、これまで語られることのなかったエピソードが初めて明かされる。傷ついたバンブルビーと、自分の居場所を見つけられない少女チャーリーとの、2人の心の交流を描くと噂されている同作で、チャーリーを演じるのは、映画デビュー作『トゥルー・グリット』(11)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、最近では『ピッチ・パーフェクト2』(15)や、『スウィート17モンスター』(16)など、等身大のティーンを演じ、同世代の観客の熱烈な支持を集めるヘイリー・スタインフェルド。監督は、昨年の第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(16)で知られるトラヴィス・ナイトが初の実写映画監督デビューを果たす。同作では初めて、過去5作すべての監督を務めたハリウッドの大ヒットフィルムメイカー マイケル・ベイ以外の監督がメガホンを取ることも注目を集めている。トラヴィス監督がアニメ作品で培った独創的なビジョンがどのように「トランスフォーマー」シリーズお馴染みのアクションシーンに反映されるのか注目だ。そしてこのたび、7月21日に地上波放映される『トランスフォーマー/リベンジ』(フジテレビ系21:00~23:10、一部地域を除く)放映終了後に、同作の特別映像が公開される。(C)2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. (C)2018 Hasbro. All Rights Reserved.
2018年07月21日エムシーエム(MCM)が、ピッティ・イマージネ・ウオモ94(PITTI IMMAGINE UOMO94)で、新たなデザインチームによるブランド初となる2019年春夏ルフト コレクション(Luft Collection)を発表した。スカイダイビングをモチーフに、パラシュート素材などハイテク機能素材をスポーツアイテムに落とし込み、ラグジュアリーストリートに向けて新たなブランドイメージを構築した。Text: Tatsuya Noda
2018年07月20日クレイグ・グリーン(Craig Green) が ピッティ・イマージネ・ウオモ94(PITTI IMMAGINE UOMO94)の公式イベントとしてボーボリ公園で2019年春夏コレクションを発表した。犯罪現場で見かける人型のチョークライン。枠組みの立体を背負ったモデルは医療用ウェアに血を垂らしたかのようにも見えるラインをドローストリングで描く。言葉にするとおどろおどろしいが、それはポップなコントラストで描かれる。すべてのアイテムがデジタルとヒューマンの境界を模索するかのように、実験的なコレクション。モンクレールとのコラボでもその独自の洋服の解釈を見せる独自のスタイルを提案し続ける姿勢はロンドンのデザイナーならではだ。ショーン・オリバー(Shayne Oliver)、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、J.W.アンダーソン(J.W.ANDERSON)、タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)と、カッティングエッジなデザイナーのショーをいち早く紹介してきたピッティ・ウオモならではのキュレーション。Text: Tatsuya Noda
2018年07月20日ピッティ・イマージネ・ウオモ94(PITTI IMMAGINE UOMO94)で、ベッドフォード(BED J.W. FORD)がレオポルダ駅で2019年春夏コレクションを発表した。デザイナーは山岸慎平。ブランドスタートから7年。2017年SSに東京ファッション・ウィークでランウェイデビュー、過去3シーズン日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が支援するパリの合同展示会に参加。今回が初の海外でのショー形式での発表となった。テーラードをベースにジェンダーレスなメンズウエアを提案。秋冬ものに見えるクラシカルな素材感を、ポリエステル素材使いで軽く仕上げ、細部にこだわったラインが美しい。エドワーディアンなど伝統的なスタイルにクラシックな乗馬服のディテールを取り入れ、着物の手描き職人による馬のモチーフなど、メンズのトレンドのひとつであるウエスタンを掘り下げたコンセプトながら、ストリートカジュアルに寄らず、東京のデザイナーらしくモード視点でアイテムを再構築。脇が割かれたコートをショルダー掛けにし、ロングジレと2ウェイになる機能を果たすストラップが、ブランドのアイコンとして表情を作っている。ラフに仕上げた裾や、光沢感のある素材使い、刺繍やニットのさりげないセクシーさは海外のバイヤーからも好評を得た。フィナーレには2019-18年秋冬よりスタートするアディダス オリジナルス(adidas Originals)とのプレも登場した。前シーズンにピッティ・ウオモのゲストデザイナーとして同じ場所でランウェイを発表したタカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)と重ねて、東京から発信されるメンズデザインの新潮流と捉える声も興味深い。Text: Tatsuya Noda
2018年07月20日軽快なマーチ(行進曲)に乗せて、登場するモデルたちはどこに向かうのだろうか? 武器は勿論、バッグは持たず、両手は常に手ブラ。必要なガジェットは身の回りにすべて携行し、午前中の明るい日差しの中、軽快に歩を進める。『サンダーバード』のテーマに始まり、『戦場にかける橋』の『クワイ川マーチ』、『史上最大の作戦』と、夢見る男たちの郷愁をくすぐるサウンドをバックにコム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN)の2019年春夏コレクションが6月22日、パリファッションウィークで発表された。フロントに大きな立体ポケットの付いたサバイバルベストにボーダーT、イエローのダブルポケットのサコッシュと合わせられた同色のブルゾンに、ポップなカモフラージュパンツ。ブルゾンは漁師たちが海に落ちたときに視認性が良いように着た「ソーウエスターコート(Souwester Coat)」を連想させる。シャツやテーラードジャケットに合わせられたホルスターバッグやウエストバッグは、ウエアと同素材のセットアップ、もしくは軽量ナイロンでボディにフィットしたときのバランスが計算されている。前後で表情を変えるライフベストや防弾チョッキを思わせるさまざまなギアベストと、フルーツ柄のプリントシャツ、ギンガムチェックといったドリーミーなアイテムとの相性が意外性を生む。ミリタリー、ワークウエア、アウトドアなどのユニフォームから機能性やディテールを巧みに取り入れるアイデアやテクニックが先駆的であった同ブランドにとって、それが今やメインストリームになりつつあるメンズファッションの状況のなか、今シーズンはそのディテールの背景をコンサバティブに消化して見せることが目的だったようにも取れる。ジェンダーやシーズン性がどんどん曖昧になっていくメンズモードのなかで、ウエアのユーティリティーを高めることで活動性をフォローしながら、ネイチャー指向へは矛先を向けない。さまざまなスポーツブランドとコラボを重ねながら、そのインディペンデントな視点に救われる。Text: Tatsuya Noda
2018年07月17日阿部千登勢によるサカイ(sacai)がパリファッションウィークで2019春夏メンズと2019年ウィメンズプレスプリングコレクションを発表した。リベラシオン紙が入居していたマレ地区のビルのガレージ、2フロアを使用した会場は自然光が入り、フロアにはレゲエのサウンドシステムよろしくおびただしい数のスピーカーが蛍光テープでシールドされ並べられ、ランウェイを形成する。ネイティブモチーフにミリタリージャケットのパーツがコラージュされたトップスとナイキのロゴのスパッツにネイティブ柄のショートパンツのメンズのファーストルック。続くウィメンズはネイティブモチーフのショート丈のジャケットに、同柄のプリーツをバイアスにレーシーな素材でアシンメトリーに仕上げたドレス。ドレスのヘムにはペンドルトンのタグが大きく付けられ、足元はナイキとのコラボスニーカー。一見してサカイと分かるハイブリッドは今シーズン、ウールのブランケットで知られるペンドルトン(PENDLETON)とのコラボを中心に構成された。毛織物で知られるペンドルトンを春夏シーズンにという試みは、2018-19年秋冬シーズンにハワイアンシャツの老舗ブランド、レインスプーナー(reyn spooner)とのコラボに引き続いての逆転の発想。シーズンのボーダーも疑う、というサカイらしいスピリットを感じさせる。Tシャツやフーディーの胸には“SPRING/SUMMER”の“SUMMER”の上に、赤で“WINTER”の文字が重ねられた。そのネイティブ柄はウィメンズでは細畝コーデュロイ、ニット、プリントとさまざまな素材でパーツがギミックされている。メンズもチェックの上にネイティブ柄がレイヤードされたコートや、ネイティブ柄のカラーのグログランテープをフリンジ的に使用されるのはウィメンズと共通したディテール。デニムとMA-1の解体と再構築、セレブの間で人気のタトゥーアーティスト、ドクター・ウー(Dr. Woo)によるモチーフはニット、デニム、コート、スーベニールジャケットなどさまざまなアイテムに登場し、アームをジップすることでポンチョ風に変化するアイデアはメンズ、ウィメンズともに提案されており、今シーズンの特徴的なアイテムだ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月17日プラダの2019年春夏メンズコレクションがミラノで発表された。60年代のスペイシーなサイケなイメージをポップにこなしたアイテムに注目。Courtesy of Pradaメンズのコレクションをウィメンズに統合するなどこの数シーズン、ランウェイショーが減少傾向にあるミラノメンズ。展示会オーダーだけでショーはスキップというバイヤーが増える中で、彼らの足をミラノに向かわせるのはプラダの存在が大きい。単にメンズのコレクションと言うだけでなく、3ヶ月後に発表されるウィメンズのプロローグの要素も含んでおり、その背景にあるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)の感じている時代感を知るには、ショー会場の空気感を知っておく必要があるからだ。毎シーズン、AMOがデザインするショーの会場デザインは、そのシーズンのプラダのファッションストーリーを解読する重要な手がかりとなる。今シーズンはネオンライトと透明のシート。客席はすべて透明のインフレータブルスツール。ヴェルナー・パントン(Verner Panton)の60年代の作品だが、ピンクのネオンライトがビニールに透過、反射する不思議なトリップ感が包む。60年代米アニメの『宇宙家族』(原題: The Jetsons)のような空間。ショーの会場に並べられたヴェルナー・パントンのインフレターブルスツールCourtesy of Pradaインナーにグリーン、ピンク、ブルー、マスタード、バーガンディーのハイネックにブラウンのレザーコート、広いラペルのシングルジャケット、サーファーブームの時に流行したホップサックパンツを思わせるベルテッドのニットパンツと無地のアイテム。オープニングは明るいカラーでコーディネートされた70年代カレッジルックを思わせるタイニーなルックが続いた。ショートスリーブのニットシャツの胸や、インに着たハイネックシャツの首元にはプラダのロゴ。ミントグリーンのハイネックにクリースの入ったデニムパンツ、黒のローファーに代表されるキャンピーなインテリスタイルながら、インフレートされたかのようにデフォルメされたフライトキャップ(あるいは闘牛士帽/モンテラ)が、年代やライフスタイルを超越した不思議なバランスを描く。ジャケットだけではなくブルゾン、シャツ、大きな衿のハーフジップのニットプルオーバーなど、ほとんどのトップスがショート丈で、すべてボトムとのボーダーをはっきりさせるシルエット。それは昨今のオーバーサイズのトレンドと袂を分かつプラダの宣言にも映る。特に、超ミニとも言えるショートパンツは白、黒、デニム、オレンジ、バーガンディーなどさまざまなカラーで展開され、新しいイタリアンスタイルを生み出している。北欧のミッドセンチュリーモダンのインテリアファブリックを代表するかのようなフラワーやオプティカルのモチーフ、サイケデリック、アニメ、フォトコラージュなどプリントアイテムはいつもながらの楽しさ。ヴェルナー・パントンのスペイシーなデザインのなかでミウッチャ・プラダのレトロスペクティブが、独特の新しさを感じさせたコレクション。Text: Tatsuya Noda
2018年07月15日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)が2019年春夏ウィメンズコレクションを発表した。
2018年07月14日デザイナー森下公則による08サーカス(08sircus)の2019年春夏ウィメンズコレクションのルックが公開された。スタンダードなスタイルでありながら、どこかアンバランスさを感じさせる今シーズン。ベーシックライクなシャツはバックスタイルにたっぷりと空気をはらみ、 ヴィンテージ加工を施したサテン地のラップスカートは、ウエストベルトの着脱で様々な陰影を作り出すなど、スタンダードなアイテムをモダンな印象へと昇華させた。カラーパレットはブルーやグレーをメインカラーに、 ゴールデンロッドやオレンジ、カーキを合わせることでクリーンでありながらもアンティークでナードな空気を漂わせている。
2018年07月14日デザイナー島瀬敬章、パタンナー島村幸大太のタクタク(tac:tac)が、2019年春夏コレクションのルックビジュアルを発表した。今シーズンのビジュアルテーマは一人旅。ファーストルックの羽田空港を出発地点に、浅草寺、秋葉原、増上寺、東京タワーと、東京を象徴する観光名所へ訪れていく。初めて、もしくは久々に東京へ訪れたためか、この地で暮らす誰しもが見慣れたあるシーンを背景に佇む人物は、どこか侘しげ。その様子を切り取るといかにも非日常的。集団や社会に呑み込まれてしまうことほどつまらないものはないのかもしれない。tac:tacの思想にある反骨精神は、日常に対する概念を柔らかく打ち崩していく。男性であるのか、女性であるのか、そんな一つの定義さえ。写真それぞれに刻まれた数字は座標。それをGoogleで検索し、撮影地を辿る遊びも楽しめる仕掛けに。
2018年07月11日川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)が2019年春夏コレクションを6月23日、パリファッションウィークで発表した。残念ながら、今回シートは得られずショーはスタンディング。2重のスタンディングの後ろから最初に見えたのは、モデルの髪型。黒のジャケットにモデルの頭頂部はグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)のようなフラットのリーゼント。白人なら80年代キース・ヘリング(Keith Haring)やケニー・シャーフ(Kenny Scharf)と良くつるんでいた、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)回りで良く紹介されていたパフォーマーのジョン・セックス。懐かしい80年代のNYアートシーンを回想していると、ショーが進むうちにそれがソフビ人形のようなウィッグ、かぶりものであることに気付かされる。マルチカラーのボーダーのスーツはシャーリングが施され、サテンのピンクシャツ、グリーンのタイ、フラットヘッドではないが、ポマードで固めたウェービーなヘア。まるでダギー・フィールズ(DUGGIE FIELDS)、日本では資生堂のパーキージーンで覚えている方もいるかもしれない英国のイラストレーターだ。花柄やカラフルなボーダーにボウタイ、ショートパンツのルックはピーウィー・ハーマン(Pee-Wee Herman)でお馴染みのポール・ルーベンス(Paul Reubens)まで思い浮かべてしまう。日本の証券会社のCMにも起用されていた彼がセクシャルな話題で公から姿を消したことが、昨今の「me too」の問題提起につながるのか考えさせてしまうのが、コム デ ギャルソンというブランドの面白いところ。ここまで挙げたさまざまな人物の共通点は、彼らがアバンギャルド。ヒップなアウトサイダーな表情をしていながら、パブリックイメージはスーツで登場していたことだ。今シーズンのテーマは「クレージースーツ」。カモフラ柄シフォンのパーツを重ねたスーツや。身頃、袖にシャーリングを施したエドワーディアンスタイルのロングジャケットや、メッシュのアスレチックシャツを解体し、ハイテク素材で再構築したアスレジャーへの解答とも取れるデザインなど、スーツという枠に固定しながら、現在のあらゆるファッションの要素をコラージュしている。首にチェーンを巻き、ケージを背景にしたモデルたちがケージの中から出てきたのか。入ってきたのかは想像次第だ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月10日アンダーカバー(UNDERCOVER)の2019年春夏メンズコレクションが、6月20日にフランス・パリのパレ・ド・トーキョーで発表された。今シーズンから9月のウィメンズのパリコレでのショーをやめ、6月のパリメンズでの発表にシフトしたことでも注目が集まった。メンズのランウェイは今年1月にイタリア・フィレンツェでピッティ・ウオモのゲストデザイナーとして、ショーを開催。タカヒロミヤシタザソロイスト.の宮下貴裕とのジョイントショーだったが、ピッティでの2回目のコレクション発表となり、高橋盾のメンズデザイナーとしての評価を世界的にさらに高める結果となった。一貫してシーズンコンセプトのストーリーが明確なのはウィメンズのコレクション同様。ピッティ・ウオモで発表された前シーズンは映画『2001年宇宙の旅』へのオマージュだったが、今回のテーマは「ニュー・ウォーリアーズ(THE NEW WARRIORS)」。『2001年宇宙の旅』が公開された約10年後の1979年に公開された米映画『ウォリアーズ(The Warriors)』が下敷きとなっている。会場外にはニュー・ウォーリアーズのロゴのフラッグが掲げられ、計8チームのグラフィックが大きく描かれたフラッグを掲出。ショーはその8グループ各6人の不良チームがフラッグを掲げて次々にランウェイに登場するという構成。モデルとして本木雅弘・内田也哉子夫妻の長男であるUTAが同ショーでパリコレデビューを果たした。各チームは80年代初めにロンドンの4ADレーベルからデビューしたゴシック系の先駆者とも言えるバンド、バウハウス(Bauhaus)の世界観を白と黒のグラフィックでチームカラーを構成した「VLADS」や、アーガイルやタータンなどブリティッシュトラッドを『時計仕掛けのオレンジ』を思わせるシルクハットとライダースなどでポップにまとめた「Bootleg Truth」、ヲタク文化をイメージさせる「Bloody Greekers」はアニメのスウェットにセンタークリースのデニムパンツで手に金槌、フルフェイスのヘルメットやマスクに“禅”の文字をフロントにあしらったブルゾンやライダースパンツで現れた「Zenmondooo」など、それぞれのチームの背景を想像するのが楽しくなるパーツが随所に潜んでいる。各チームのコンセプトワーク、秀逸なグラフィックに心と目が奪われがちながら、全48ルックスのアイテムは、アンダーカバーの得意とするワークウエア、アウトドア、スポーツウエアなどをベースに、ブリティッシュトラッド、パンクなどの要素をミックスし、現在のメンズファッションの本流となるマーケットコンシャスなアイテムに落とし込まれている。特に「X SHADOW HOPPERS」のテーラードのテクニックとミリタリー、アウトドアの機能性をミックスしたアイテムや、アスレジャーをパンクにこなした「THE LARMS」などは、その素材使いの先取精神と反骨精神といったブランドの魅力が十分に伝わってくる。ショー終了後の楽屋では海外メディアのベテラン記者たちが目を輝かせながら、「この場面のインスピレーションソースは○○だと思うんだけど? 」「僕はこのチームが気に入ったんだけど、ジュンはどれが一番好き? 」とデザイナーに質問している姿は、“ストリート”と評されるブームの背景がサブカルチャーであり、その震源地のひとつが紛れもなくこのブランドであることを確信する。そして、その質問に楽しそうに答える高橋盾の楽しそうな顔を見ると、ウィメンズからメンズにステージを変えた理由は言わずもがなだ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月09日デザイナー森下公則によるキミノリ モリシタ(KIMINORI MORISHITA)が2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月08日デザイナー森下公則による08サーカス(08sircus)2019年春夏メンズコレクションのルックが公開。
2018年07月08日コム デ ギャルソン・シャツ ボーイ(COMME des GARÇON SHIRT BOY)が、2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月05日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇON SHIRT)が2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月04日ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)の2019年春夏メンズコレクションが6月18日ミラノで発表された。エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)が9月のウィメンズのショーでメンズと統合して発表することになり、6月のミラノファッションウィークメンズでショーを行うのは、ジョルジオ アルマーニだけとなった。エンポリオは休止となったものの、同コレクションに先駆け、ピッティ・ウオモ会期中の6月14日にフィレンツェのパンドルフィーニ宮(Palazzo Pandolfini)で、英国のバンド・モーチーバ(Morcheeba)を招いてのライブパーティーを開催。1日にフィレンツェにニューブティックがオープンしたことを記念してのイベントながら、沈滞気味のイタリアメンズ業界の活性化に向けて、話題を与え続けるのはさすが、イタリアファッション界の帝王健在といったところ。スカイ・エドワーズ(Skye Edwards)今シーズンのコレクションはアルマーニが帝王の称号を得た80年代を思わせる大きなショルダーと広いラペル。ダブルブレストジャケットとワイドパンツが描くゆったりしたシルエットをベースに、ミリタリーなディテールをエレガントに仕上げたアイテムが全体を構成する。全体がルーズフィットでオーバーサイズ。幅の広いラペルは40年代のズートスーツのようだが、ショールカラーの役割を果たすようにウエスト位置までVゾーンが下げられている。ジャケットの丈は短めでワイドパンツとリラックスしたシルエットを描く。淡いアーシーなトーンで展開されるカラーはインディゴをシャイニーに仕上げることで品の良い大人のアイテムに。ボタニカルを思わせるモチーフのやわらかなニットや、二重ベルト、サスペンダーなど遊び心のあふれるスタイルが楽しい。オプティカルやタイダイ、ボタニカル柄のベストやニット、サテンのルック、リュックなど、旬なトレンドがコレクションを彩る。オープニングのガウチョスタイルに代表されるようにAI、ICTと変化への対応が慌ただしい時代に、ゆったりすることがラグジュアリーな生き方、という帝王の声が聞こえてきそうだ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月03日ジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)によるアクネ ストゥディオズ(Acne Studios)が、2019年春夏ウィメンズコレクションのルックを公開した。
2018年07月02日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)の2019年春夏メンズコレクションが、6月21日パリファッションウィークで発表された。ファーストルックは色のグラデーションがうねるスイムパンツ。モチーフはミッド・センチュリー・モダンデザインを代表するヴェルナー・パントン(Verner Panton)のプリント。今シーズンは全編、パントンとのコラボレーションで、パントンモチーフをドリスらしい色のマジックでリズミカルなメンズコレクションが提案された。スイムパンツにも使用された鮮やかなレインボーモチーフはビッグT、ワークジャケットなどでも展開され、オレンジのジャケットにボルドーのシャツと色の重なりでドリスらしい世界が続く。ブルーからネイビー、イエローからブラウン、オレンジからレッドへのパントンモチーフのグラデーションがメンズテーラード、ワークウェア、スポーツウェアのベーシックなアイテムに置き換えられ、コットン、リネン、光沢感のあるナイロン、デニム、トランペアレントな素材とのレイヤーを楽しめる。コレクション前にスペインのプーチグループへ株式の過半数を売却するというニュースが発表され、アントワープの独立系ラグジュアリーブランドとして外部資本に頼ることなく成功したブランドの今後に注目が集まったが、ドリス本人はクリエイティ ブディレクター兼会長として残ることが発表されている。
2018年07月02日ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)が、2019年春夏コレクションをフランス・パリで発表した。カニエ・ウェストとともにYeezyも手掛けたヘロン・プレストンナイキ(NIKE)のグローバル デジタル プロデューサー、そしてカニエ・ウェスト(Kanye West)のクリエイティブ・コンサルタントとしてLife of PabloやYeezyを手がけてきたヘロン・プレストン。2017年秋冬シーズンより自身のブランドをスタート。同じくカニエ・ウェストと交流のあるヴァージル・アブロー手掛けるオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)とのコラボレーションで一気にストリートシーンから脚光を浴びた。作業服の魅力に迫る2019年春夏シーズン今シーズンは、ブランドのDNAである作業服の魅力、インダストリアルデザインからインスピレーションを受け、セーフティウェアのグラフィックやハードウェアのディテールと機能服の再構築をテーマとした。ワークジャケットは、フィッシャーマンコートのようなディテールをミックス。さらにリフレクターを配してデザイン性と機能性を高めた。偶然だろうか、リフレクターのオレンジはブランドのアイコニックなカラーとも重なっている。ボトムスはもちろんワークウェアから着想を得ていて、カーゴタイプかつダブルニーの仕様。特に目立った装飾はなく“機能性”へのフォーカスが垣間見える。アイテムそのものがリフレクターの役割を果たすかのようなウィメンズのラップコート、解体と再構築によってまた新しい形を手に入れたデニムジャケットなど、ワードローブの従来とは異なる在り方を模索している。また、「PULL」と書かれたタグ付きのベルト、工場のアッセンブリーラインやファクトリーでよく見られるプリント、シリアル番号など、機能的部分から生まれたディテールは、今季らしさの表れだ。今季は、フレームにヘロン・プレストンのシグニチャー "HP"と "STYLE"ロゴを装飾したナイキとのコラボレーションアイウェアも登場。軽量かつ滑らかなシルエットの「Nike Tailwind」の特徴を活かし、グレー、オレンジグレー、イエロー、ブラックの4種類の交換可能なアクセサリレンズを完備。変化する日陰に合わせてレンズを変えることができるという。今季のワークウエアに、ひと際シャープな印象を加えた。
2018年07月01日ストーンアイランド(Stone Island)が、2019年春夏コレクションのルックとムービーが到着。
2018年06月30日ケンゾー(KENZO)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年6月24日(日)にフランス・パリで発表された。様々な出会いを描く今シーズン今季のショー会場は、天井から植物が吊るされた、ボタニカルな空間。ステージが設置されているのだが、特にそこに意味はなくて、皆が分け隔てなく盛り上がれるように、ランウェイはオーディエンスからステージに至るまで迷路のように配置された。今季、クリエイティブディレクターのウンベルト・レオンとキャロル・リムが表現したかったのは「様々な出会い」だ。ショーがスタートする合図は、トランペットの音。ブラスバンドの生演奏が、会場を快活とした音で満たしていく。今季のウィメンズコレクションは、とにかくカラフルで、ジョーゼットやパイソンなどのクラシックで上質な素材イエローやグリーン、コバルトブルー、ライラック、オレンジといった明るいカラーであわせた。そこに絡み合うローズやバード柄、チェックのプリントは、センシュアルな服の上で自由に出会い、華やかでロマンティックなムードを創り出す。特に目を惹いたのは透け感のある素材とレイヤードしてこれらの柄を立体的に見せるスタイリング。ドットのワンピースにはシースルーのドットを、ギンガムチェックのショートパンツには、バード柄の総レースを。これだけ楽しい色とプリントがあっても、ポップになるわけではない。なぜならシルエットは常に女性らしいエフォートレスなフォルムだから。ドレープがナチュラルに感じられる、繊細なドレスルックを主流としている。一方で、柔らかなウールやニットによるスーツスタイルは、とにかくタイトな提案で、ウエストラインからヒップラインにかけてぴったり身体に添っている。また、アクセサリー類では、キャリアバッグからインスパイアされた「ドット」と「グディ」が登場している。また、ケンゾーらしい和洋折衷なエッセンス満載の下駄のようなサンダルは、カラフルなノームコアスタイルに抜群のインパクトを与えていた。
2018年06月28日カラー(kolor)の2019年春夏メンズコレクションが発表された。今季は、スポーツのフレーバーを香らせながら、カラーお得意の異素材と色のミックスを楽しんだシーズンだ。今季のハイブリッドはスポーツフレーバーカラーの真骨頂“ハイブリッド”で、スポーティとトラッドをミックススポーツブルゾンは、カラフルなナイロンとメッシュの組み合わせで構築。ボトムスはトロピカルウールを合わせて爽やかなトラッド感をプラスしている。グログランテープを走らせたフーディーも、ガングラブのクラシックなスラックスにタックイン。レザーやナイロンなど異素材をミックスしたスニーカーを合わせて、さらにアクティブな要素を加えた。ニットカーディガンは、編地そのものの色使いが独特で、カラーパレットだけでも今季らしさが感じられるのだが、ディテールが何よりポイント。メッシュを被せたナイロンにドローコードを通して、アウトドア感あふれるポケットを配置。そのアイテムに、シルエットの緩いスーツをあわせているのも面白い。対照的に、トップスがトラッド、ボトムスがスポーティなスタイルも提案していて、深いブラウンのチェック柄テーラード、あるいは脇部分だけナイロン素材のVネックカーディガンには、ジャージ感覚のジョガーパンツをセレクトした。ウィメンズではフェミニンも加えてウィメンズも同じように、スポーツフレーバーが効いていて、メンズに比べるとよりミックスする素材感に色柄が増える印象。ランダムにプリントが配されたプリーツスカートやワンピース、シェブロン柄とドット柄に加えて立体的なクロッシェレースを被せたタイトスカート、解体したところにビジューを並べたようなニットなど様々。チェック柄とデニムのハイブリッドでは、さらにその境目からフリルを覗かせている。
2018年06月28日セバスチャン・ムニエ(Sebastien Meunier)によるアン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)が6月22日、パリで2019年春夏メンズコレクションショーを開催。
2018年06月28日