プラダ(PRADA)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。“服を着る”ことへの原点回帰、プラダの考える新しい女性らしさ2020年春夏シーズンのプラダは、人が服を着るという、本質への原点回帰を行った。ただ古いものをそのまま現代に蘇らせるわけではなく、モダンな解釈を加えて“今の女性像”にあった新しいものへと作り変えている。今を作る時代のハイブリッド服の起源を辿る上で、自然へと回帰するプリミティブな素材を主役に立てた。ワンピースやスカートのガーゼ素材、帽子やバッグに用いられたラフィアなどがそうだ。それとは対照的とも思えるヘリンボーン柄の肉厚なベルベットなども印象的で、プラダらしい時代のハイブリッドが垣間見える。かつてのシルエットを参考にしたジャケットスタイルは、ポケットのフラップをビッグサイズにして、配置は低めに設定。ステンカラージャケットとスカートのセットアップは、ツイードやレザーなどの素材で組み合わせて、レトロシックなムードに捻りを効かせた。ディテールでほんのり味付けしたルックは、今の新しいスタイルへと直結している。装飾が生む、現代的エレガンスもともと服は1枚の布が始まりだ。だからこそ、トップスはレザーをそのまま肩紐で吊るしたようなものだし、スカートはラップ式がほとんど。一見単純な服には、技巧的な刺繍を施すことで過去にはない気品を纏わせている。自然をデザインへと昇華する試みも多々あり、ボタニカルな柄は精緻な手刺繍で意気揚々とゴートレザーのスカートや、シルクドレスにあしらわれた。自然に由来するバッグやシューズ小物は、過去に由来する素材使いと、時を感じさせるデザインから完成している。今季のシューズは、レザーの編み込みがアッパーやサイドに施され、まるで履き古したようなヴィンテージタッチのカラーがのせられた。フラットサンダルのアッパーもレザーの編み込みで涼やかに演出し、カラーバリエーション豊富に提案している。プラダの真骨頂であるサフィアーノレザーのバッグにも、編み込みでひと工夫を加えた。さらにラフィア素材をはじめ、原始的なムードを漂わせるバケツ型バッグが豊富に揃っているのも特徴的。言わずもがなアイコニックなナイロンバッグは、半月型のハンドバッグとして登場している。
2019年09月27日プラン シー(Plan C)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノにてプレゼンテーション形式で発表された。デザイナーのカロリーナ・カスティリオーニ自身が考える“自分の着たい服”プラン シーの提案するワードローブは、デザイナーのカロリーナ・カスティリオーニが目指すのは、“自分が着たい服”。今季は、ワークウェア、スポーツウェア、アーバンウェア、イブニングウェアといったあらゆる境界線を取っ払って、新しいジャンルのアプローチを試みた。それらは“自分の着たい服”なのだから、どんなエッジィなハイブリッドであっても、快適さを保っている。楽しいテキスタイルとコンフォータブルな魅力キーテキスタイルとして登場するチェック柄は、様々な表現でスタイリングに取り込んだ。フォーマルなグレンチェックのスーツから、グリーンとブルーがクロスするグラフィカルなギンガムチェックまで、クラシックにもポップにも表情を変える。そして今季のキーカラーであるジェイドグリーンの爽やかな色彩は、ボックスシルエットのマニッシュなスーツやトレンチコート、あるいはフェミニンなプリーツスカートなどで楽しんでいる。フローラルプリントも、境界線のないプレイフルなコレクションに一役買っている。ライトなカラーリングで描く花柄はまるでフェミニンの象徴のよう。ハイパーロングのスカートにあわせたり、ドローコードでシルエットを遊べるスポーティなロングベストにあわせたりと、表情豊かに組み合わるスタイリングは日常感たっぷりでエフォートレスだ。“イイトコどり”なハイブリッド境界線のないハイブリッドな要素を言及するなら、ヴィンテージスポーツから着想を得た、ポロドレスやニットポロシャツなどカラーブロッキングのカーディガンを挙げたい。スポーティでありながら、エレガントなテクスチャーのスカートとのコンビネーションを楽しむのも今季らしい特徴だろう。また、ナイトシーンを想起させるドレスに、あえてポップなポルカドットを配しているのも面白い。アイコン的存在、カロリーナの娘が描く絵すっかりブランドを代表するモチーフとなったカロリーナの娘が描く、遊び心たっぷりの絵も、これらのウィットに富んだワードローブにあしらわれる。シャツやプルオーバーのほか、片手に持ったバッグにも登場させ、“自分の着たい服”の中でお気に入りのアイテムを増やしている。
2019年09月27日モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)がロンドンで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月27日クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)がロンドンで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月27日シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)がロンドンで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月27日マメ(Mame Kurogouchi)の2020春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク初日の2019年9月23日(月)に発表された。トップバッターとして公式スケジュール初参戦マメがパリコレのトップバッターを飾った。東京都と繊維ファッション産学協議会によるファッション プライズ オブ トウキョウの支援を受け、2018-19年秋冬コレクションで初めてパリコレに参戦して以来4シーズン目を迎えるが、公式スケジュールでコレクションを披露するのは今回が初めてとなる。コンセプトは“包む”という概念今季、黒河内真衣子のインスピレーション源になったのは、自身を繭で覆った蚕虫が、世界を淡いフィルター越しに覗く様子。繭に“包まれた”蚕虫は、ディテールの消失した本質のみが映る世界を見ているのではないか...そんな想いを巡らせつつ、日本語で包容の意味を持つ「EMBRACE」をシーズンテーマに据えた。この“包む”というコンセプトを中心に据え、春の芽吹きや日常に溢れる命の気配に耳を傾けつつ、身体を守り“包む”役割を持つ洋服を作り込んでいる。また、アート・ディレクターの岡秀行が1972年に出版した『包』にもオマージュを捧げた。モチーフは日常的なオブジェクト“包む”という概念をコレクションピースに落とし込むにあたりモチーフとなったのは、和菓子を納める外箱やカラス除けのネットなど、誰もが日常的に目にしていながら見過ごしてしまうようなものたち。たとえば、草木を守るために広げられたネットや、無造作に放置された漁網が、ルーズに編み込んだノースリーブのメッシュトップスや、バックスタイルをリボンで結んだロングドレスへと姿を変えている。曇りガラス越しに見る夏の風景は、モデルが歩くたびに袖から流れ落ちるようにして揺れ動くフィルム素材のフリンジを施した、シアー素材のレイヤードドレスによって表現された。当たり前のように存在する身近なオブジェクトや旅先で見つけた日本の風景を再構築し、新たな命を吹き込むというクリエーションの姿勢は、これまでにも黒河内が大切にしてきたことだが、今季も健在のようだ。透け感のあるピースをレイヤードスタイリングで目を惹いたのも、メッシュトップスやシアーなワンピースといったベールで衣服を“包み込む”という手法。レーシーな羽織を軽やかなドレスに重ねたり、ネットトップスを光沢感を纏ったノーカラーコートの上に被せたりと、様々な素材で仕立てた洋服に透け感のあるピースをレイヤードすることで、力強くも柔らかなムードを演出している。マメを愛するファンの心を掴んで離さないPVCバッグも、モデルたちがあえてネットワンピースで覆うようにして携えている点も印象に残った。キーカラーはグリーン&ホワイトキーカラーは、春になると私たちを取り囲み、新しい季節の訪れを教えてくれる新緑のようなグリーン。そして、眩い日差しを彷彿とさせるホワイト。メインとなるカラーを潔く2色に絞っているが、刺繍、プリント、染め、織りなど幅広い表現が入り交じった服地は、リズミカルな表情を湛えている。トッズとのコラボパンプスが登場視線を足元まで落とすと、マメのアイコニックなドレスを思わせるエレガントなカッティングのパンプスが目に入るが、これはトッズ(TOD’S)とのコラボレーションによるもの。イタリアのクラフツマンシップとマメの感性が融合したスリングバックシューズが、コーディネートをより品格ある佇まいへと導いている。
2019年09月27日ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、イタリア・ミラノで発表された。大地から空へ、羽ばたく妖精のように失恋の末、声のみを残して消え、木霊となってしまった森の妖精エコー。“女性らしさとは何か”を例えにしたこのギリシャ神話とともに、今季のジョルジオアルマーニは「フェミニティ」を様々な自然界の要素を用いて表現した。大地のカラーでマニッシュ×フェミニンな序盤ランウェイの序盤には大地の色をメインに、ブラウンやグレーなどアースカラーのルックが揃った。自然の動きにも着目しており、パンツには、ジッパーを走らせることで、波打つ水面のような予想できない動きをもたらしている。さらに、2019年5月に日本を訪れたアルマーニが、和の文化に魅せられたことから、ジャケットに着物の帯のようなデザインも見て取れる。深い青は、雄大な大地と海の世界を表現するために欠かせないカラー。洗練された印象とともに、より広い世界をみせてくれる。ベルベッドのジャケットやシルクのワイドパンツなど、上品な光沢をもつこれら表現はきっと、次に続く壮大なフェミニンな世界への序章だ。徐々に見えてくる壮大なフェミニンの世界次に続いた爽やかなアイスブルーは、シースルーのレイヤードと相まって単色でも立体的。ドレスルックもパンツルックも、透明感あるファブリックの重なりでフェアリーなムードを漂わせた。足元は、先ほどから登場していたイントレチャートのマニッシュなレースアップシューズから一転、PVCを織り交ぜたボタニカル柄のポインテッドトゥパンプスをあわせている。さらに天空には、ドラマティックな花の世界が広がっている。先ほどと同じくレイヤードのテクニックは変わらないが、ビジューや刺繍による煌めきが加わった。まるでオートクチュールのように精緻で立体的な刺繍は、花や葉、花の甘い香りに引き寄せられた蝶たちなどを表現し、エレガントなドレスに物語を描いている。手法は様々で、長いフリンジ状にビジューを胸元からストンと落としたオールインワン、ビジューをあえてオーガンザのベールで覆ったワイドパンツなど。最後に登場したドレスは、ピンクとブルーの淡いカラーのボタニカル柄に、小さなスワロフスキー・クリスタルを配したメッシュをレイヤードして、ゴージャスに、そして堂々と「フェミニティ」を表した。
2019年09月27日グッチ(GUCCI)の2020年春夏コレクションが、2019年9月22日(日)にイタリア・ミラノで発表された。ミケーレ手掛けるグッチからのサプライズ毎シーズン、あっと驚くような招待状でショーの前から観客たちをワクワクさせていたグッチ。今回届いた招待状は、10センチ四方もない小さな封筒。このシンプルな便りは、どんな奇抜な招待状よりサプライズで、何かグッチに変化が……?と、そう思わずにいられなかった。会場には、動く歩道が4レーン。ショーがはじまると、真っ白なワークウェアのようなものを纏ったモデルたちが、その歩道の上でマネキンのように全く動かずただ流されていった。そして突然の暗転。かと思えば、モデルたちは駆け出しシャッター裏へと消えていった。ライトが再び点灯すると、白い彼女たちの姿はなく、今季のワードローブを纏ったモデルたちが、動く歩道を足早に歩きだした。新たなステップへ、進化するミケーレワールドウィーン……という動く歩道の機械音とアップテンポな音楽とともに、遂にはじまった“ミケーレワールド”。今季のショーは、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが、グッチを手掛けて4年経った今、新たなフェーズに上がっていくことを示唆する「GUCCI ORGASMIQUE」をキーワードに掲げた。セクシュアルな意味である「オーガズム」から導いた造語には、新たなステップに上がるため、これまで自らが積み重ねてきたグッチでの歩みから、大きなエネルギーを生み出し、爆発させようという意図が見える。モデルたちが衝動的に動き出したのは、きっとそのエネルギーを纏ったからだ。グッチの伝統と、新たなフェミニニティの模索ミケーレは、“バックトゥルーツ”つまりはこれまでのグッチのルーツにこだわり、新解釈を加え新しい表現を追い求め続けてきた。それは今季も同様。GGパターンやホースビット、グッチウェブなどアイコニックなモチーフは健在だ。しかし、これまでのような折衷主義を感じさせるパッチワークやエンブロイダリーは少ない。とにかく今季はミニマルだ。そんなワードローブの中で、ウィメンズとメンズの区別を明確にせず、フェミニニティのモダンな表現を模索している。肌を見せるということには、非常に寛大で、それは過剰なミニマリズムの表現にも思える。花の模様にカットオフしたワンピースや、大胆なスリットを施したタイトスート、女性でも胸をあらわにして着こなすシースルーのドレスなど、きっとこれまでならもっと装飾的に表現されていた箇所が、すべてそぎ落とされシンプル化している。レースとレザー、クラシックチェックとスパンコールなどマテリアルのコントラストは、センシュアルとタフの両立へと導く。ジャケットなどのスーツは50年代風のボックスシルエットで、あえてマスキュリンに仕立てることで、逆説的に着る者のフェミニニティを引き出す。ミケーレらしさとグッチらしさの先に大きな変化の中でも、ミケーレらしいグラフィックや遊び心はそのままで、チェック柄に“G”を混ぜたり、シェルモチーフを採用したり、メゾンを語るに欠かせない乗馬の物語を表すためムチをスタイリングに取り入れたり……歴史をプレイフルに表現するのもミケーレらしさだろう。4年目となり、自分らしさとグッチらしさを掛け合わせることへの答えが見えてきた現在。今季の表現は、グッチを愛するミケーレが、ともにグッチを愛し袖を通す人に投げかけた新たなメッセージのようだ。
2019年09月27日MSGM(エムエスジーエム)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月21日(土)に発表された。ネオンイエローのラインウェイで魅せたファッション愛快晴の青空と、照り付ける太陽。ネオンイエローのランウェイは、その光が反射して、まるで自ずと光っているようにも見えた。始まったランウェイもまた、負けじとパンチのあるカラーリングのオンパレード。クリエイティブ・ディレクターのマッシモ・ジョルジェッティのファッションに対する愛と、ファッションが発するエネルギーに満ちたコレクションがスタートした。ファッション史に欠かせないアイテムをベースにベースは極めてクラシック。中世ヨーロッパの貴族が愛したであろうスタイルだ。大きなリボンタイや、フリルの重なる大きな襟、たてに流れる自由なラッフル、そして強調されるパフスリーブなど。シュミーズのように繊細なドレスルックから、男性的なジャケットスタイルまで、ファッションの歴史に欠かせないアイテムが続々と登場する。ウィットに富んだマッシモ流ハイブリッドそれをモダンに調理するマッシモのテクニックが、前述したカラーパレットを筆頭に、素材使いやシルエットにも表れている。オーガンジーのドレスやボリューミーなドレスには、まるで躍動感溢れる空想世界の庭園のようなフローラル・プリントを施した。そんなフェミニンなファブリックとともに、ジューシーカラーのサマーツイードやタイダイデニム、大胆な配色のタフタなど全く異なるテイストが交差する。マッシモお得意のハイブリッドも面白く、ボックスシルエットの男性的なジャケットは、敢えて強調しすぎるほどのボリュームスリーブで展開。通常ならエレガントなスタイルに起用されるツイードは、裾をフリンジのようにしてアヴァンギャルドにシフトした。意外性のあるアイテムに、さらに意外性をプラスするためスタイリングにもマッシモの機転が感じられ、インパクトあるラッフルが踊るトップスにタイダイのデニムパンツをあわせたり、ロマンティックな花柄のワンピースやスカートにラフィアのサンダルをあわせたりしている。これら斬新な組み合わせは、マッシモが大切にするファッションを楽しむひとつのカタチなのだろう。
2019年09月26日アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)の2020年春夏コレクションが、2019年9月22日(日)にイタリア・ミラノで発表された。今回もまた、ショーミュージックは堂本剛/エンドリケリー(ENDRECHERI)が手掛けた。「透視」をテーマにした“僕にしかできない”コレクションテーマに「CLAIRVOYANCE(透視)」を掲げたアツシ ナカシマの2020年春夏シーズン。コレクションを俯瞰して見れば一目瞭然で、そのテーマと向き合える。特に今回は、デザイナーの中島篤が「僕にしかできないことを」と、自身の得意なパターン技術だけでなく、ドローイングやプリントに注力したという。着ることで人体を強調する矛盾前シーズンは、堂本剛のドローイングをワードローブにのせたが、今季は絵の得意な中島自らが筆をとった。テーマを如実に表すシースルーの素材には、トロンプルイユのように人体を描いて、着る人の“中身”を浮き彫りにする。あるいは、ジャケットを着ることで、むしろインナーのシャツがメインとなるレイヤードなど、今回は“服を着る”その行為に矛盾が生じる。透明感のあるテキスタイルは、必ずしも繊細な印象や儚い印象だけを魅力とするわけではない。例えば、オリジナルUSAバンダナの柄は、トレンチコートへのドッキングでマニッシュへ解釈されることもあれば、フリルをあしらったクラシックワンピースとのアシンメトリーなドッキングでフェミニンなムードに変容する。光をあえて可視化した、プリズムを想起させるマルチカラーの幾何学的グラフィックは、シースルー素材への反映によって、また再び光の繊細さに帰来する。ランウェイでは敢えてパンチのあるグラフィックとともにあわせているのが印象的だ。本質への問いかけか――表裏をつくらない服もうひとつテーマに通ずる部分として、裏を外に出すデザインも特徴だ。アウターは、ライニングの構造を表に出したような素材感やシルエットで展開した。レイヤードで魅せる透視とはまた異なり、服の本質的部分への問いかけにも感じられる。
2019年09月26日2020年1月はじまりの卓上カレンダーは〔セリア〕でチェックしませんか?かわいいアニマルたちのほっこりする絵柄に癒やされること間違いなし♪お買い物部スタッフが一目見た瞬間に即決購入した3種類をご紹介します!2020年のカレンダーは今から要チェック!あっという間に秋になり、1年の終わりもそろそろ見えはじめることにびっくりですね……。「気がつけばバタバタと年が明けてしまった」となる前に、来年のカレンダーは今から準備しちゃいましょう!〔セリア〕で見つけた卓上カレンダー3種類がとってもかわいかったのでご紹介します。アニマル好きさんは必見ですよ♪各100円(税別)どれも絶妙な表情の動物たちが描かれていて、毎月めくるのが楽しみになりそうなデザインです。さっそくそれぞれを見ていきましょう!動物たちの後ろ姿に夢中♪おしりがかわいい《2020カレンダーアニマルヒップ》《卓上カレンダー アニマルヒップ》サイズ:約166×146×マチ80mm(組み立て時・リング含まず)まずはおしり越しにこちらを振り向く動物たちの姿がたまらない、《卓上カレンダーアニマルヒップ》♪おしゃれなマスキングテープやリボンなどで人気の〔amifa〕が手がける商品です。お魚や木の実をくわえていたり、愛くるしい表情をしていたり。いろいろな動物たちの姿に心癒やされちゃいますね。イラストなのはわかっていてもモフモフしたくなります!(笑)わんにゃんズの一言に思わずクスッ♪《卓上カレンダー ゆるかわアニマル》《卓上カレンダー ゆるかわアニマル》サイズ:約155×185×マチ80mm(組み立て時・リング含まず)こちらも先ほどと同じく〔amifa〕シリーズの商品。やさしいタッチのキュートなイラストと、添えられた一言がなんとも言えず笑いを誘う《卓上カレンダーゆるかわアニマル》です♪まさに“ゆるかわ”なわんことにゃんこが毎月交互に描かれていて、見るたびにほっこりした気分にさせてくれますよ。愛おしくて抱きしめたくなっちゃうかも!?ゆる~い仕草がたまらない♪《カレンダー 2020 卓上 プレイングあにまる》《カレンダー 2020 卓上 プレイングあにまる》サイズ:H150×W185×D80mm(組み立て時・リング含まず)最後は、まるで海外の絵本のようなタッチで2~3匹ずつ描かれたアニマルたちがかわいい《カレンダー2020卓上プレイングあにまる》。色使いも絶妙におしゃれです!どうやらこちらに描かれたアニマルたち、なにやら運動をしてみたり踊ってみたりと、思い思いに毎日を楽しんでいる様子。「私も肩の力を抜いてエンジョイしよう♪」なんて思わせてくれるような、忙しい日々にホッと一息つけるカレンダーですね。〔セリア〕でゆるかわなカレンダーを手に入れよう!今回は、〔セリア〕で見つけたアニマルカレンダー3種類をご紹介しました。卓上タイプで手軽に飾れるので、デスクやおうちに置いて癒やされてみてはいかがでしょうか?ほっこりゆるかわな動物たちと一緒に、2020年もステキな1年を過ごしたいですね♪▼〔セリア〕のおすすめ商品をもっと見る【セリア】シンプルで使いやすい♪10月始まりのスケジュール帳で2020年を迎える準備を!【セリア】おでかけで大活躍!容量もバッチリなかわいすぎるビニールナップサック♪【セリア】100円ショップで手に入る!ペットのことを考えたフードボウルと給水器がすごい
2019年09月25日フェンディ(FENDI)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月22日(日)にイタリア・ミラノで発表された。フェンディが贈る、夢のようなフェミニニティと超現実巨匠カール・ラガーフェルドなき後、初のコレクションとなるフェンディ。今季は、まるでおとぎ話を見ているようにメルヘンでフェミニンな物語を描いた。フラワーモチーフがもたらす愛らしさ夢見心地な雰囲気とシュールさを兼ね備えるこの独特の世界のもととなったひとつは、カラフルなフラワーモチーフ。エネルギッシュなグリーンで描く花は、コーティングレザーのセットアップで、温かみあるハチミツカラーは透明感のあるコートで、そしてピンク×グリーン×ブルーのコントラストで描く花の世界は、シースルーのリゾートワンピースやラフなセットアップに落とし込んだ。フェンディのアイコニックな「バケット」バッグをはじめ、小物に咲く花もまた愛おしい。フェンディの真骨頂であるファーやレザーとの相性も楽しく、ラグジュアリーなコートには、パイピングや裏地にフラワーモチーフが覗くだけで、一気に春夏らしい爽やかなエッセンスが加わる。バッグにはまるでパズルのように色とりどりのファーを当てはめて立体的に花のモチーフを施した。包み込むギンガムチェックのベールそして、このフェミニンな世界に深みを持たせたギンガムチェックや、そこから派生するダイヤキルティングも今季のフェンディを語る上で欠かせない。あどけなさの残るギンガムチェックのイメージをクラシックに変えるため、ブラウンやベージュなどヌーディーなカラーを採用。さらにシースルー素材でセンシュアルな印象をプラスし、幻想的なベールを纏うようにワンピースやトップスは表現されている。通常なら実用的なファブリックとして用いられるダイヤキルトは、淡いピンクや無垢なホワイトで、ふっくら柔らかな女性像を想起させた。軽やかさと丈夫さを兼ね備えつつ、体を優しく包み込、キルティングならではの丸いシルエットは、フェミニニティにも直結する。ハイウエストのミニスカートとジャケットのセットアップや、マニッシュなロングコートとワイドパンツとのコーディネートなど、フォーマリティなアイテムへ適応したそれは、愛らしさもカッコよさも全部兼ね備えた理想の女性像へと導いてくれる。
2019年09月25日ミッソーニ(Missoni)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2020年9月21日(土)にイタリア・ミラノで発表された。可憐な花とともに、深化するニットの世界今季のミッソーニは、いつになくハッピーなムード。なぜならミッソーニのニットの色彩に負けず劣らず鮮やかな花たちが、軽やかなファブリックの上で満開に咲いたから。ドレスルックからスウィムウェアまで散りばめられた可憐な花プリントは、時に煌めきを添えてシフォンドレスやスカート、ワイドパンツ、ブラウスなどに登場している。花柄を筆頭に、その他のグラフィックパターンも多彩で、今季はミッソーニの色彩やパターンの世界に深化が見える。ドット柄、スカーフ柄、幾何学模様、それからチェック……。すべてがドッキングされ、ミッソーニの色彩の世界はよりイキイキとしている。ストライプ柄のワンピースは、折り紙のように重ねるようなデザインで、1枚1枚がランダムに重なることで身体に連動して動くチェック柄を生み出した。もちろん、ミッソーニならではのニットの世界は健在。ラメヤーンで作られたベストやトップス、グラデーションのメッシュニットで編む立体感あるワンピースなど、まるでレースのような繊細さをニットで表現している。アイコニックなミッソーニの模様は、モダン昇華され、モノトーンのジャケットに落とし込まれた。
2019年09月25日スポーツマックス(SPORTMAX)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。軽やかに躍動する、強く美しい海の女戦士たちミラノの真ん中で、潮風が感じられそうなほどの爽やかなムードを漂わせた会場。そこに登場するのは、ネオロマンティックな女性らしさと精緻な仕立てを融合させたワードローブの数々だ。特に今回は、軽やかさ、動き、そして女性らしさに対する考えをアップデートするコレクションでもある。スポーツマックスの描く海辺の女性たちは、強くたくましく、そして美しい。セーラーカラーのチュニックや航海士の正装にも似たダブルのコートなどからも分かるように、海の戦士たちの面影を留めている。繊細なドレスやシャツルックには、首元や袖口にレザーをあしらい、グラフィカルな格子縞のセットアップは、レザーの編み込みで表現して、強さと洗練を両立させた。セーリングの帆を想わせるドレスのアシンメトリーなシルエットやロープのディテールは、今季スポーツマックスが注目した“動き”を発展させるもの。その2つの手段で、シルエットに緩急をつけ、美しさを見出していく。一方“軽やかさ”の演出のため加えた透明感のあるファブリックは、強さや逞しさとは対照的な儚さを匂わせた。解体と再構築による複雑なテーラリングは、フェミニンな色使いと柔らかいファブリックも相まって重厚感ではなく、むしろソフトな印象へと導かれた。ジャケットで言えば、ウエストラインを敢えて切り替え、スリットを入れることでより自由なシルエットを可能にしている。
2019年09月25日エトロ(ETRO)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2020年9月20日(金)にイタリア・ミラノで発表された。可能性は無限大、世界を旅するエトロウーマン冒険の旅を描くエトロの2020年春夏ウィメンズコレクション。その上でイメージしたのは、カリブ海で活動した自由なワイルドな精神をもつパイレーツと、世界から注目を浴びるアイコニックな存在、アリストグルーピーだ。2つの対照的なものをブレンドさせることで、旅は“無限大”の楽しさと希望に包まれた。世界への旅は、多くの刺激を与えたようだ。特にムヘレス島やイビサなどの島を中心に、世界各国様々な文化や思想に触れた、その名残が、あらゆる場所に反映されている。特にその象徴となったのが、蝶々のモチーフで、今季はエトロのアイコニックなペイズリー柄にも蝶々が羽ばたいている。そもそも再生、飛躍、美、変容などを含む幸運の意味をもつ蝶々の存在は、この旅をハッピーなオーラに導いた。旅のイメージからは、チマヨ風のセットアップや着物スリーブのアウター、フリンジがなびくベストなどが登場し、トライバルやボヘミアンなムードが濃厚に混ざり合う。そんな中顔を出す、パイレーツの面影は、豪快な立体的な刺繍からなるベストや、フェミニンなスカート風のシフォンパンツなどから読み取れる。ペイズリーと並んで登場したレオパードパターンはセンシュアルでありながら野性的な魅力を放つ。シューズにはパイレーツブーツをあわせて、足元から気風のよいスタイリングを提案している。一方で、ワイルドグルービーたちのセレブリティなイメージは、フェミニンなドレスルックを筆頭に表現されている。幾度と登場するシフォンスカートは、フリルやアシンメトリーなデザインが、優雅に靡く様子が印象的だ。視線を落とせば、スカーフやビジューのストラップをまるでアクセサリーのように足首に巻き付ける、華奢なヒールサンダルが合わせられている。後半に登場するペイズリーのジャカードやベルベットは、また異なる一面をもち艶やかさを引き出した。色柄に溢れるエトロならではのテキスタイルに、ナイトシーンを想起させるゴールドやシルバーの刺繍を施して、旅とおなじ“無限大”の女性の魅力を感じさせた。
2019年09月25日ヴェルサーチェ(VERSACE)は、2020年春夏ウィメンズコレクションを2019年9月22日(日)にイタリア・ミラノで発表した。ジェニファー・ロペスが纏った1着のドレスを起点に今シーズンのヴェルサーチェは、2000年度グラミー賞授賞式でジェニファー・ロペスが纏ったドレスを着想源としている。トロピカルでゴージャスなそのドレスは、たちまち世界からの注目を浴び、皆がインターネットで検索したことで、当時Googleで最も検索件数の高いトピックのひとつとなった。しかし、検索してもジェニファーのドレスは表示されることがなく、それがきっかけでGoogleチームが画像ページを生み出したという。テクノロジーの発展に寄与したドレスに捧げるオマージュファッションがテクノロジーの発展に寄与した、その1着のドレスにオマージュを捧げ制作する今回のコレクションは、とびきりゴージャスでトロピカル。特に、彼女のドレスが、ジャングルや自然の柄を取り入れていたことから、その表現が多用され、現代的かつより豪華絢爛に昇華されている。タイトなカクテルドレスからデニムジャケットまで、グリーンのトロピカル柄が配され、花のビジューによって煌びやかを纏う。今回はクラシカルなチェック柄でさえ、柔らかなグリーンのプリントが派生した。ストライプのシャツには自然を描く精緻な刺繍が施され、マニッシュなトレンチコートにはグリーンのグラデーションが染み渡っている。これらのデイリーなスタイルに加えて、ジェニファーさながらの煌びやかなドレスがランウェイを飾った。全身がビジューで構成されたドレスはまるでミラーボールのような輝き。PVCのスケルトンコートは、その印象的な柄が浮きだち、3Dで常夏のムードを楽しむようだ。リゾート感たっぷりのテキスタイルと並列して、グリーンやピンクのマーブル模様が、ストリート感も加味しながら取り入れられているのも面白い。ジェニファーのドレスの大胆な肌の見せ方も今季のルックに反映され、は大きなV字の胸元を採用したカクテルドレスや、スラッシュ状に切り込みが施されたトップスなども登場している。そういった女性らしいセクシーな表現とは対照的に、女性の強さを表現するパワーショルダーを加えたことも今季の特徴的なところだ。ワードローブと同じく煌びやかな小物類には、ドナテラ・ヴェルサーチェの遊び心をたっぷり込めた。使いかけのマッチや、本物さながらの工具、そして錠剤の代わりにメドゥーサを収めたケースなどを、すべてゴールドで表現し、アクセサリーに転換している。さらに、“V”が輝く新たなバッグ「ヴィルトゥス」バッグは、最小様々な大きさとシルエットで、片手に携えられている。
2019年09月25日アーティスティック ディレクター マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による、ディオール(DIOR)が、2020年春夏プレタポルテ コレクション ショーをパリで開催した。コレクションのインスピレーション源となったのは、 庭園で花々に囲まれたクリスチャン・ディオールのカトリーヌ・ディオールの写真。© Inès Manai© Inès Manai© Inès Manai今回もショーには世界中から様々なゲストが招かれた。日本からは女優の中村アンや桐谷美玲を始め、emma、松井愛莉、高橋ララ、AMIAYAなどが訪れた。Photo : Dior
2019年09月25日アニオナ(AGNONA)の2020年春夏ウィメンズコレクションが、2019年9月21日(土)にイタリア・ミラノで発表された。かつてのミラネーゼが愛したスタイルを今クリエイティブディレクターのサイモン・ホロウェイは、このコレクションを製作するため、80年代初期のミラノとその特徴的なスタイルを回顧した。そして完成したのは、彼がアニオナで探求し続けている快適な着心地の良さを保ちつつ、イタリアのレディトゥウェアを讃えるワードローブ。今回は、ミラネーゼの美しい着こなしの提案であると同時に、アニオナの新しい物語でもある。テーラリングは、ごく軽いファブリックとレイヤードによって、新しいスタイルを構築する。1枚1枚が軽やかだから、ジャケットをレイヤードしてもライトな印象は全く崩れない。かつてのミラノで愛されたボックスシルエットのジャケットは、ある意味この軽快なスタイルには最適で、大きくはみ出した肩からストンと落ちるそのテクスチャーが、女性の華奢な体のラインをむしろ強調している。特に今季目立ったのは、ハイウエストボトムスにトップスをタックインする着こなしか、あるいはロングレングスのワンピースにウエストマークをあわせる着こなしに、レングスの長いアウターを遊ばせるスタイリングだ。時折混ざるシースルーのワンピースやボトムスなどは、ジャケットスタイルの中に透明感を差し込む。カラーパレットは、ヌーディーなベージュ、マニッシュなカーキやグレー、そしてピンクやグリーンのペールトーン。淡い水彩画のようなファブリックと、極めてクラシックなチェック柄、そしてほんの少しのレザーが、今回のエフォートレスなコレクションにグッと力を加える。
2019年09月25日GCDS(ジーシーディーエス)の2020年春夏メンズコレクションが、イタリア・ミラノで発表された。なお、ランウェイにはモデル・タレントのkemioが登場している。ストリートに落とし込む東京の“かわいい”文化GCDSは常夏の楽園の中で、日本の“かわいい”を意味する“K-Hawaii”をキーワードに掲げた。それを体現するために用いたのはマンガやアニメの文化。ヒロインの登場する“愛”をコンセプトとしたファンタジーを描いた。ウィメンズでは、カワイイを表現するため、ケアベアやハローキティなどのポップなシンボルが多用されているが、メンズではジュラシックパークのモチーフが目を引いた。また、ソーシャルメディアの日常生活におけるユビキタスな存在は、文化的美学を語る上で今や欠かせないという考えのもと、フィルタリングされたエロ漫画もデザインに取り込んでいる。アニメと並ぶのが、ネオンカラーのサイケディックなグラフィックを筆頭に、MA-1やブロークン加工のプルオーバーに用いられたミリタリーカーキなど。さらに、リッチなパイソン柄やデニムのタイダイ柄、トライバルなマルチストライプなど、ハイブリッドな東京の今を映し出すかのように多彩なファブリックが登場している。ワードローブのベースは“東京”を彷彿させるストリートシーン。デニムやオーバーサイズのロゴ入りプルオーバーなど、原宿・渋谷の若者カルチャーが浸透している。
2019年09月25日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)が9月19日、ミラノで2020年スプリングコレクションを発表した。
2019年09月24日マルニ(MARNI)の2020年春夏ウィメンズコレクションが2019年9月20日(金)にイタリア・ミラノで発表された。2020年春夏メンズの続編、マルニの陽気なジャングルへようこそ2020年春夏メンズコレクションのストーリーの続編を描いたマルニ。メンズコレクションの際、天井は水面に見立てられて、フィッシュネットの上に海から収集したペットボトルやプラスチック製品をちりばめた。迫りくる環境問題への警鐘を鳴らした、そんなストーリーから続く第2章となる今回、プラスチックは一切の姿を消し、生い茂るジャングルの緑へと変貌した。ウィメンズコレクションでは、そのジャングルを舞台に陽気なワードローブを繰り広げる。大胆な手書き風のフラワーまたはボタニカルモチーフが、今シーズンをトロピカルなムードで満たしていく。ビタミンたっぷりのオレンジから、ヴィヴィッドなピンク、爽快なグリーン、そして鮮烈なブルーまで、ウキウキするカラーパレットが、レザーやシルクなどテクスチャーを違いをものともせず続々と現れる。時にチェックやストライプなど、直線的グラフィックをハイブリッドして、変わらぬマルニの十八番も共存する。漁網を想起させるメッシュ状のドレス、レイヤードしたフリルが躍るマーメイドシルエット、そしてフラダンサーのようなエプロン型のスカート……。海の傍を連想させる風景は今季のマルニの味方らしい。前述したカラフルな花のテキスタイルはビーチスタイルに倣い、ウエストで大きなリボン結びをしてラップスカートのように着こなしている。クラフト感溢れるマルニらしいディテールは、この夢のようなジャングルを思う存分楽しむ秘訣。それは、立体的なニッティングや、風に踊るランダムなニットのパターン、スカートをふわりと浮かせるギャザーの寄せ集めなど様々だ。必需品を納めるための大きなバッグ、砂浜をかけたくなるフラットサンダルといった小物使いもまた、この第2章のストーリーに相応しい。
2019年09月24日ブルマリン(Blumarine)の2020年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2019年9月20日(金)に発表された。花が咲き乱れるハートフルなフラワーストーリーとびきりスイートなブルマリンのランウェイに花が咲き乱れた。今季は最初から最後まで、フラワーモチーフがメインとして用いられている。ミラーボールのようにキラキラと輝くメッシュから透けて見える花のカクテルドレス、ヴィヴィッドピンクの大きなフラワーモチーフをあしらったキャミソールとローズが咲くタイトスカートのコンビネーション、モノトーンのクールなパンツスタイルなど。シフォンドレスに乗せた花は、風を孕んでまるで3Dのように咲いている。そのフェミニンな装いに拍車をかけるレースや刺繍、そしてフリルの表現も見逃せない。胸元やヘムで遊ぶフリルは甘い服の動きに余韻を残す。ライトなカラーパレットも相まって、ハートフルなドレスルックが完成している。“タフさ”も重要、甘いだけが女性じゃない女性らしさは、甘いだけでなく、“タフさ”も重要。ヒョウ柄やスパンコールは、フラワーモチーフでは表現できない艶っぽさや芯の強さの演出している。サファリテイストのシャツやデニムを織り交ぜて、マスキュリンにも手を伸ばした。ランジェリーのようなシルクとレースのキャミソールは、グッと力強くもセンシュアルな一面を連想させるルックだ。大半を占めるドレスルックのシルエットは、タイトなものがほとんど。シフォン素材は立ち止まれば身体のラインを隠すが、歩けば身体のラインにぴたっと添って、女性性を強調する。大胆な肌の見せ方も今季のポイントで、ベアトップやキャミソールのワンピースで思い切りセクシーに着こなすのが主流となった。
2019年09月23日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の2020年春夏コレクションがイタリア・ミラノにてプレゼンテーションで発表された。エミリオ・プッチを語る上で欠かせないプリントにフォーカスエミリオ・プッチの2020年春夏コレクションは、歴史を築いてきたダイナミックなプリント柄にフォーカスし、自由でプレイフル、そしてエレガントなスタイルを提案する。その上で、日常生活における3つのシーンを想定した。スポーツシーンでのアグレッシブなヴィヴァラモチーフまずひとつにスポーツシーン。代表的なヴィヴァラモチーフは、レギンスとフ ィット感のあるトップスに透かし彫りで再現されている。ナイロンやジャージーなど機能的かつ実用的なファブリックをベースに配置されるエネルギッシュなプリントは、エレガンスな要素を一切失わず、それでいてアグレッシブだ。デイタイムでのエレガントなチワラプリントもうひとつはデイタイム。カジュアルなサファリシャツは、あえてオールホワイトにすることで無垢で品のあるスタイルで展開する。サマーツイードは、チワラプリントのカラーを織り交ぜて上品なジャンプスーツで。異素材を組み合わせることで、淡いカラーで描くチワラプリントが際立つ。ナイトシーンを彩るヴィヴァラモチーフの魅惑そしてナイトシーンには、とびきりゴージャスな工夫を凝らした。シースルーの素材に落とし込んだヴィバラモチーフは、重なり合うことで柄が立体化されている。繊細な刺繍はスパンコールとともに施され、オールブラックのカクテルドレスの上に、魅惑的なモチーフを浮かび上がらせる。
2019年09月23日トッズ(TOD’S)の2020年春夏コレクションがイタリア・ミラノで2019年9月20日(金)に発表された。トッズだから成せる軽快なレザーの表現朝一番に開催されたショーは、心が浄化されるような爽やかなムードたっぷり。トッズの真骨頂であるレザーもまたそのオーラを纏い、気品に満ちていて、シルクのような滑らかさも、コットンのような軽やかさも表現している。レザーを知り尽くしたトッズだからこそ成せる、エレガントなレザーの世界が今季も繰り広げられる。レザージャケットは、襟下にジッパーを施して故意的に切り込みを入れることで、動きを出した。スカートやコートには、ランダムにサークル状のカッティングを施して、まるでレースのような繊細さを演出。そういった多面的な表情は、マニッシュなスタイルにも、レディライクなスタイルにも万能に適応している。上質なレザーのテクスチャーと共存させたのは、シルクの滑らかさと、プリーツの軽快さ。ミックスすることで、より一層春夏らしい清々しい 表現を可能にした。リブニットは、サイドに大胆なスリットを入れたり、大胆な肌見せを楽しむバックスタイルにしたりして、体の動きとしなやかに連動するよう工夫を凝らしている。足元は、飾りすぎぬよう、抜け感のあるピンヒールサンダルや、スクエアトゥのパンプスを提案。小さなコインケースを連ねたような小さなバッグや、ゴールドのTが輝く小さなショルダーバッグをあわせた。ノーブルな雰囲気に似合うこれらのバッグは、まるでお気に入りのアクセサリーのように何気なく馴染んでいる。
2019年09月23日グッチ(GUCCI)が、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による2020年春夏コレクションをミラノで発表した。
2019年09月23日ジル サンダー(JIL SANDER)の2020年春夏ウィメンズコレクションが2019年9月18日(水)にイタリア・ミラノで発表された。正反対のものから生まれる新しいハーモニージル サンダーのクリーンでノーブルなクリエーションの中に、今季は、正反対のものを組み合わせた。かっちりとしたテーラードジャケットに、流れるラインのフェミニンなドレスをあわせる試みは今季のキースタイルのひとつとなっている。フォーマル定番のネイビーやグレーの厳格な印象は、サイケデリックなパターンで中和されている。序盤に登場した極めてミニマルなアウターやボトムスは、ランウェイが進むごとにクラフトに溢れた表現を伴いだす。シャツは、とろけるように滑らかなシルクのロングドレスとなり、直線が重なる複雑なパターンで構成される。柔らかな光沢をもつリネンや躍動的なプリーツは、素材の遊びで個性的な魅力を放ちだした。後半になると、まるでアートのような装飾が追加されていった。その中で、まずひとつ例を挙げるならダイナミックなラフィアの遊びだ。都会的なセットアップに加えられた、正反対ともいえる野性的なラフィアは、フリンジのように胸元や首元にあしらわれ、その素材の軽やかさから自由な動きを見せている。さっきまで“女性らしい”シルエットを築いていたロングドレスでさえ全く違うテイストとなった。また、自然の風景を描くドローイングプリントや精緻な刺繍、クロシェレースの組み合わせも、洗練されたミニマリズムと重なり合い、穏やかな表情を浮かべている。終盤に登場した古典的なレースの装飾は、最初に見たセットアップと基本軸は同じなのに、荘厳な雰囲気も繊細な雰囲気も抱合していて、多様性に溢れている。ジル サンダーのシグネチャーであるボックスバッグは、レザーやスエードの素材を用い、大小様々なサイズで展開している。クラッチバッグには丸い持ち手を施すことでオブジェのような雰囲気を醸し出した。そして夏らしいバスケットバッグは、六角形に裁断されたオフホワイトのレザーがパッチワークで配されており、クラッチバッグと同じくクラフト感を垣間見るアイテムとなっている。
2019年09月23日マックスマーラ(Max Mara)の2020年春夏コレクションが、2019年9月19日(木)にイタリア・ミラノで発表された。強く生きる女性像を、架空の“女性スパイ”をもとに描くナターシャ・ウォルターの作品から、女性スパイが活躍する架空の映画を描いた今季のマックスマーラ。ナターシャと言えば、女性の社会進出がまだ珍しかった時代に、その在り方を変える作品を発表したフェミニスト作家だ。今季のランウェイでは、彼女を失望させまいと、「007」さながらの快活の女性像が具現化されている。シャープなショルダーのジャケットとベスト、バミューダパンツのスリーピースを筆頭に、軸に置いたのはマニッシュな風貌だ。サファリシャツはタイトなシルエットで、ハーフパンツには揺れ動くアウトポケットを取り付けて、あるいは足元にシースルーのハイソックスをあわせて、強くありつつも女性らしさは忘れない。ジャケットにはエポレットや、古典的トレンチコートに倣う長めのアンブレラヨークを配した。片手にはアイコニックなホイットニーバッグを携えているが、今季はビッグサイズをメインに採用して冒険への準備も万端といったところだ。身体のラインを浮き彫りにする淡いペイズリー柄のドレスは、クラシックなグレンチェックのジャケットと交わることで新たな表情を手に入れた。ペールトーンのカラーパレットも、今季ばかりはフェミニンな印象に留まることなく、序盤から続いたセットアップや、バックスタイルにストラップを取り入れたスポーティなドレスルックにも採用されている。ディテールに目を向ければ、ダブルステッチが走り、ミリタリー感を助長している。ある意味繊細に打ち込まれたステッチは、まるで強い女性像を強調する縁取り線みたいだ。
2019年09月23日