米Googleは28日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」上で、多くのFlash広告の再生をデフォルトで停止すると発表した。米国時間9月1日から開始する。AdWordsにアップロードされたFlash広告は、自動的にHTML5に変換される。同社は6月に、消費電力の低減や、脆弱性による悪用を防ぐ目的で、Flashの表示を重要なコンテンツのみに制限すると告知していた。同社は広告主向けに、Flash広告がHTML5広告として掲載されているかどうかを確認する方法、Flash広告をHTML5広告に変換する方法を案内している。
2015年08月31日Googleはこのほど、Google+記事において、9月1日からFlashで作成された広告の多くをデフォルトで動作しないようにすると伝えた。AdWordsにアップロードされたFlash広告の多くはHTML5へ自動変換され使用されることになる。Googleは広告の提供者に対し、9月1日までにHTML5への自動変換が不可能なFlash広告の特定と、それらFlash広告のHTML5への変換作業の実施を推奨している。Chromeで動作するFlash広告の数を減らすことは、消費電力を抑えるという面で効果が期待できるという。常に電源が供給されているデスクトップPCと異なり、ノートPCのようにバッテリーで動作している環境ではバッテリーの保ちが重要だ。Flash広告の動作をデフォルトで停止することで、ノートPCにおいて少しでも長く作業できるようになることが期待される。また、Flashコンテンツは脆弱性を悪用されやすいこともあり、デフォルトで動作を停止することでこうした危険を回避することにもつながる。GoogleはFlash広告の停止を6月の段階で発表しており、当初の予定通りに作業が実施されることになる。
2015年08月31日トレンドマイクロは7月13日、新たなFlashのゼロデイ脆弱性を確認したとセキュリティブログで明かした。脆弱性は「CVE-2015-5122」「CVE-2015-5123」の2つで、イタリアのセキュリティ企業「Hacking Team」が攻撃を受け、機密情報が流出する事件によって発見された。Adobe Systemsでは、脆弱性の危険度を「Critical」と発表。近日中に更新プログラムを配布するとしているが、13日時点ではまだ公開されていない。影響を受けるのは、Windows、Mac、LinuxにインストールされているAdobe Flash Playerのすべてのバージョン。万一、脆弱性の攻撃を受けると、攻撃者によってシステムが乗っ取られ、遠隔からPCを操作されるなどのおそれがある。トレンドマイクロでは「CVE-2015-5123」を分析し、Haceking Teamに対する攻撃の詳細を説明している。さらに、新しい情報や調査結果が入り次第、ブログで続報を出すとしている。新規の「BitmapData」オブジェクトから、2つの「Array」オブジェクトと2つの新規の「MyClass」オブジェクトを用意し、「MyClass」オブジェクトを各「Array」オブジェクトに割り当てる。「MyClass」の関数「valueOf」は上書きされると、2つの「Array」オブジェクトをパラメータとして「BitmapData.paletteMap」を呼び出す。「BitmapData.paletteMap」は関数「valueOf」を実行する。関数「valueOf」では、「BitmapData.dispose()」を呼び出し、「BitmapDataobject」の基本的なメモリを解放する。結果として、Flash Playerが機能停止する。利用者への対策としては、Adobe Systemsが更新プログラムを公開して配布するまで、PC内のFlash Playerを無効にするようにと呼び掛けている。
2015年07月14日GoogleのWebブラウザ「Chrome」は、Flashコンテンツを表示するプラグインを標準搭載しているが、FlashコンテンツがノートPCのバッテリーを浪費している場合もある。そこで同社はプラグインを使用するコンテンツの表示を、デフォルトで重要なコンテンツのみに制限するように変更する。変更後の「コンテンツの設定」では、Flashアニメーションなどプラグインを使用するコンテンツがあるWebページを開いた際に、メインコンテンツに含まれるプラグインコンテンツだけを再生する。ブロックされたプラグインコンテンツを表示したい場合は、ワンクリックで再生可能。新しいプラグイン設定は、Betaチャンネルで提供されている最新のデスクトップ版Chrome Betaで4日から有効になり、まもなく正式版も変更される。正式版ですぐに変更したい場合は、Chromeの設定で[詳細設定を表示…]を開き、[プライバシー][プラグイン]で[重要なプラグインコンテンツを検出して実行する]を選択する。
2015年06月05日リズムアクションゲーム「AKB48 SKE48 公式音ゲーついにでました。」は3月20日より、雑誌「FLASHスペシャル」とコラボしたスペシャルイベントを開催する。同イベントは同じ推しメン同士のユーザー8人でチームを作り、アプリ内で協力して劇場の観客動員数(イベントポイント)を集めるというもの。AKB48・SKE48各モードの優勝者の推しメンは雑誌「FLASHスペシャル」のグラビアに単独掲載されるため、ファン同士の激戦が予想される。昨年10月に同様のイベントが開催された際には、AKB48で公式ニックネーム”ゆかるん”こと佐々木優佳里さんが独自にチームを作りイベントに参加、見事ランキング1位に輝いている。今回は同様の手法でランキング上位を目指すメンバーの登場が予想されるため、推しメンと同じチームでゲームプレイできる可能性も。同イベントは3月20日から3月27日まで。23日にはランキングの中間発表が行われ、27日の終了時に順位が発表される。ファンであるプレイヤーが協力し合うことで推しメンを応援できるという点で「シングル選抜総選挙」にも似ているが、ゲームならではの新しい結果が期待できそうだ。
2015年03月20日トレンドマイクロは、1月20日以降に「Angler exploit kit(Angler EK)」に利用される不正なFlashファイル(拡張子はSWF)の検体を米国のユーザから入手したと発表した。同社によると、この検体の1つは、セキュリティリサーチャーの Kafeine氏が報告したFlash Playerに対するエクスプロイトと同一のものであると考えている。しかし、感染経路はKafeine氏が報告したものと異なっていた。Angler EKは、このゼロデイ脆弱性を利用した攻撃を拡散させているエクスプロイトキットであると考えられており、このゼロデイ脆弱性に関連したAngler EKの活動は、1月21日から急激に上昇している。これは、この脆弱性の存在が最初に明らかになった時期とほぼ同時で、被害を受けたユーザのほとんどは、米国のユーザとなっている。SPNのフィードバックを解析したところ、ユーザのPCにエクスプロイトを侵入させるために、不正広告(malvertisement)が利用されていたことが示唆されている。エクスプロイトの解析はまだ完了していませんが、Adobe Flash Playerの最新バージョンに影響をすることが明らかになっている(現在は解消)。
2015年01月27日「スペシャルティコーヒー」という言葉をご存知だろうか。その名の通り、スペシャルなコーヒー、高品質なコーヒーと認識している人も多いだろう。今回は、スペシャルティコーヒーのきちんとした定義について、島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに解説していただく。○80点以上のコーヒー豆が「スペシャルティ」最近、「CAFFE VITA」でも「ここの豆はスペシャリティーですか」とよく聞かれます。さてこのスペシャルティってどういう意味なのでしょうか。実はコーヒー豆には項目ごとに点数表のようなものがあって、大別すると5項目程度となります。これらの評価で100点満点中80点以上の豆のみが、スペシャルティコーヒーと呼べるわけです。その評価の内容はというと、以下のようになります。アロマ(香りの表現): 香りが強いほどいい評価アッシディティー(酸味の表現): フルーツのような酸味がいい評価ボディー(コクの表現): コクの強さを表すアフターテイスト(後味の表現): 後味のキレの良さがいい評価クリーン(味のきれいさの表現):きれいな味、えぐみや渋みのないのがいい評価これらに加え、総合評価が入ります。この基準は、「SCAA」と呼ばれるアメリカのスペシャルティコーヒー協会が主導で決めています。豆を選んでいると、結果としてスペシャルティコーヒーばかりにはなりますが、例えば甘みが強くてバランスが悪く、評価としては78点の豆でスペシャルティコーヒーと呼べないとしても、僕は買うと思います。お客さんにとってはわかりやすい味わいですし。スペシャルティコーヒーという名前だけにこだわる必要はないと思います。自分の好みのコーヒー豆を買って、それがたまたまスペシャルティコーヒーだったというぐらいの方が、個人的にはいいと思いますよ。
2014年10月17日