ライター、編集者。横浜のショップ「greenpoint books & things」店主。旅好きユニット「auk(オーク)」としても、雑誌の記事や本作りを行っている。共著に『エコバッグ・ブック』、『ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(ともに産業編集センター)、『オランダトラベルブック』(東京地図出版)。
料理家、フードスタイリストとして活躍する、“totto(トット)さん”こと、黄川田としえさん。 <前編> に引き続き、子どもも自分も 心地よいアイテム と、 笑顔でいるための秘訣 を教えていただきました。 totto (黄川田としえ) さん 息子さん:15歳、娘さん:10歳 料理家・フードスタイリスト、「tottorante」主宰、食育インストラクター。メディアでのフードスタイリング、レシピ開発、出演などをはじめ、イベント企画・運営、料理講師など多岐にわたり活動中。家族のための1日限定レストラン「こどもレストラン」など、 子どもたちの心と体の成長をサポートし、家族で楽しめるワークショップを各地で開催中。著書に『食×職』(カナリア書房)、『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社) HP: Instagram: @tottokikawada ■シミも思い出に。気にせず使えるリネン類 黄川田さんの仕事にもプライベートにも欠かせないものは、 リネンアイテム 。 「すぐに乾くし、使い勝手がいい。気軽に洗えるし、それが味になっていくから、服もリネンのものが多いですね。生地を買って洗いざらしたものや、アンティークのレースをテーブルに敷くこともあります。 白いリネンは汚れを気にされる方も多いですが、私は子どもの記憶を大切にしたくて、誕生日などの特別な日に使って、これを敷かれた日は特別なんだなとわかるのもいいなと思いますね。 シミも思い出になるから、こぼしたっていいと思います。自分もそうでしたが、大人になったときにふとそんな記憶を思い出して、「懐かしい」と思うことがあると思いますが、そのときに親へ感謝する気持ちになったりするので、そういうことを残したいなと思っています」 「テーブルクロスとしても、ピクニックのときに敷いたり、川に入って濡れたときに体を拭いたり、首に巻いたり。マルチに使えるから、カバンに1枚あると便利ですよね。オリジナルで作ったクロスは、ハンカチより大きいくらいのサイズ。大判だと子どもが引っ張ってしまいますが、真ん中に敷くと食器も映えるし使いやすいですよ」 もう一つ、リネンで作ったオリジナルアイテムは、自身がデザインした エプロン 。ポケットや肩紐など部分的な色使いがかわいらしく、ワンピースとしても使えそうなデザインです。 「仕事の後、そのまま着て帰ることもあります。娘もお家で料理をするときは、エプロンをつけて手伝ってくれますね」 ■大切にしたい、肌触りの良さ お子さんたちの服は、肌触り重視でコットンを選ぶことが多いのだとか。その中でもお気に入りは、娘さんが愛用する、スペインブランド 「コンドル」のカラータイツ 。 「色が鮮やかで、肌触りがいいので履きやすいよう。2、3歳くらいから履いている、娘のお気に入りです。サイズも幅広くあり、絶妙にいい色合いで選びきれないほど。 全部がナチュラルな色合いにするのではなく、タイツで色をプラスするコーディネートが楽しいです。スペインのものはデザインや色がかわいいから、昔から気がついたら選んでいることが多いんです」 肌触りの良さをキープするために、洗濯洗剤は衣類にやさしいものを使いたいと話す黄川田さん。 「『ヤシノミ洗たく用洗剤』 は無添加ですが、しっかり落ちる上にやさしい洗い上がりがするのでいいなと思います。 洗剤で無香料のものはあるけど、柔軟剤はなかなかないですよね。子どもたちが大きくなってきたので汗汚れが多く、リネンや白いものは特に汚れが落ちているか気になりますが、しっかり落ちている気がします。環境にもいいと思うと、気持ちよく使えますよね」 ■スキンシップを通して、たっぷり愛情表現 この日、娘さんが「読んで」と出してきたのは 海外の作家による絵本 。旦那さんが古本屋で買い集めた、掘り出しものだそう。ソファにすわって絵本を読んであげる時間が、母娘のコミュニケーションにも役立っています。 「絵も素敵で、私が選ばないものなので、読んでいて面白いです。娘は小学生ですが、まだまだ甘えたい年頃。休みに仕事が入って、一緒に過ごせないようなこともあるので、常に抱きしめて、抱っこして、言葉でしっかり伝えてあげることが大切かなと思っています。 小さくてわからなくても、いやだと言われても、泣いちゃっても伝えてあげる。今でも娘のことは抱っこしますが、息子にも頭を撫でたり、肩を叩いてあげたり、できるスキンシップはしたいなと思います。 抱っこしてあげるのも、きっと最後の日があると思うと少し寂しくなりますよね。できるうちに抱っこして、愛情を表現してあげたいですね」 ■自分の感情だけで動くと、子どものためにならない 子どもたちに、言葉と態度できちんと愛情を伝えるのが、黄川田さんが子育てで大切にしていること。そうすることで、気持ちを切り替えて仕事を頑張れるのだそう。そして、家族や友人など、周りの意見に耳を傾けることも大切だといいます。 「子育てするなかで、人からいろいろなこと言われることは多いと思いますが、私はすべて受け入れて、そうなんだなと思うようにしています。意見を聞きつつ、自分はそれをどういう風に進めていくのか、そこで対立して関係を崩すのか、協力して見守ってもらうのかで全然変わります。 そのときに自分にも、子どもにも良い方向を選んであげないといけないなと思います。自分の感情だけで動くと、子どものためにならないし、何も成長しないんですよね。一人で抱え込まないようにして、周りの意見をうまく取り入れながら、子どもとともに自分も成長していきたいです」 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ [PR]サラヤ株式会社
2017年01月11日美しい自然やカラフルでかわいいデザイン、女子にはたまらない魅力がぎゅっと詰まったフィンランド・ヘルシンキ。2回目となる今回は、モダンで比較的新しいショップを中心に巡ります。 旅の出発点となる中央駅構内 ヘルシンキ大聖堂の裏に広がるKruunuhaka地区は、新しいモダンなインテリアショップが点在しているエリア。大聖堂前の元老院広場は、冬はクリスマスマーケットで賑わいます。 「PAPER SHOP(ペーパーショップ)」はフィンランドを始め、アメリカやヨーロッパ各地のポストカードや包装紙、ノートなど、紙製品を集めたお店。古書で作ったオリジナルオーナメントなど、インテリアを彩るかわいい雑貨が見つかります。 「Olkkari(オルッカリ)」は、新しいものから古い雑貨まで、所狭しと並ぶお店。物価の高いフィランドですが、日常的に使えそうな、グッドデザインの雑貨が良心的な価格で揃っている、とてもうれしいお店です。 「Anne’s past & present(アンズ パスト&プレゼント)」は、フランスやドイツを中心とした、オーナーのセンスの光るセレクトショップ。『アスティエ・ド・ヴィラット』など、シックな色合いの、落ち着いたインテリア雑貨が好きな方にはおすすめです。 以上の3軒は、同じMariankatu通り沿いにあるので、ぜひ一緒に巡ってみては? 続いてはマーケットへ。「ヒエタラハティ・マーケット」は、元々アンティークを専門としたマーケットだったのを、2013年にフード専門のマーケットホールとして、リニューアルオープンしたばかり。アンティークショップは残念ながら、すべて閉店してしまったそうですが、新しいだけにとてもおしゃれな雰囲気です。 野菜などの生鮮食品のほか、カフェもあり、一息つくのにぴったり。夏はマーケットの広場にて、蚤の市も開催されているので、ぜひ訪れておきたい場所です。 おしゃれなマーケットオリジナルのエコバッグは、お土産にも ギャラリーやデザインショップが多く建ち並ぶエリアにある「Kauniste(カウニステ)」は、モダンなデザインと伝統的なスクリーンプリントで表現した、テキスタイルブランド。フィンランド国内外のデザイナーがそれぞれデザインしていますが、なんとその1人は日本人の作家ミロコマチコさん。オリジナルティータオルやバッグなどが並び、ディスプレイもとてもかわいいです。 そこから歩いてすぐのところにある、ショップ「PINO(ピノ)」。ヨーロッパ各地の雑貨が集まるお店です。日本のマスキングテープをはじめとする文房具やキッチン用品など、日常的に使えそうな雑貨が見つかります。 ショッピングに疲れたら、カフェレストラン「TORI(トリ)」で腹ごしらえ。オープンと同時に満席になる、人気店です。パスタやスープ、サンドイッチなどがあるなか、名物は子どもの拳ほどあるという大きなミートボール。北欧ならではのサーモンを使ったサラダやスープも、絶品です。現地の人たちは1人1皿注文していますが、どのメニューもボリュームたっぷりなので、女子同士でシェアするのがおすすめです。 中央駅に戻り、歩いていると見つかるのが、小さなガラス張りのショップ「Salakauppa(サラカウッパ)」。目を引く外観に導かれるように入ると、ここはデザインデュオ「カンパニー」による直営店。遊び心のあるユニークな雑貨が、たくさん並びでいます。人とはちょっと違う雑貨を探すなら、迷わずこちらへ。 時間があれば、美術館にもぜひ足を運んでみて。国立現代美術館「キアズマ」は、1998年にオープンした、比較的新しい美術館。斬新な建物も印象的。1950年代以降のフィンランド国内外の芸術作品が展示されています。訪れたときは触れることができる、体験型のユニークな作品も多く、誰もが楽しめるような展示がされていました。 併設されたカフェもおいしいと評判。ショップでは書籍や雑貨が充実しているので、ついゆっくり過ごしてしまいそうです。 以上、駆け足でご紹介したヘルシンキガイドですが、このほかにも“岩の教会”として知られる、モダンな建築のテンペリアウキオ教会やアルヴァ・アアルトの自邸見学などの観光、郊外に広がる広大な森林など、見どころは盛りだくさん。ヘルシンキはとても歩きやすく、トラムや地下鉄が発達しているので、初心者にも旅がしやすい街です。人々の優しさに触れるヘルシンキ、旅をする機会があれば、ぜひ参考にしてみてください。 取材/赤木真弓
2014年03月02日美しい自然やカラフルでかわいいデザイン、女子にはたまらない魅力がぎゅっと詰まったフィンランド・ヘルシンキ。今回は、雑貨を楽しめる場所を中心に、冬のヘルシンキのおすすめスポットを2回に分けてご案内します。 フィンランドといえば、『マリメッコ』、『アラビア』、『イッタラ』という北欧を代表する3大ブランド。まずは、ヘルシンキを訪れたら押さえておきたい、定番の場所をご紹介します。 店舗ごとに違う、『マリメッコ』のディスプレイも見どころ まずは、トラム、地下鉄、バス共通の乗り放題チケットを買いましょう。滞在日数のデイチケットを持っていると安心。どこに行くにも便利です。ちなみにオレンジ色の地下鉄は、コーヒーポットのデザインで有名なアンティ・ヌルメスニエミによるデザイン。さすがデザイン大国、と思わされます。 さて、ヘルシンキ中央駅から地下鉄に乗り、「Herttoniemi」駅で下車。そこから徒歩10分ほどの場所にある、ファブリックブランド『マリメッコ』のファクトリー。その一角に、アウトレットショップ「マリメッコ・テフターンミューマラ」があります。 洋服やバッグはもちろん、インテリア雑貨や食器と、現行品のサンプルなど、お得な商品がずらり。またテキスタイルは、端切れが量り売りされているので、手づくり好きな人にはたまりません。 隣には正規品のショップ、そしてカフェ「マリトリ」があります。ファクトリー内で働くスタッフも利用する社員食堂でもあるこちら。使用されている食器やインテリアは、もちろん『マリメッコ』。好きなカップを選ぶことができ、ひと息つくのにぴったりです。 続いて、中央駅からトラムで「Arabia」行きに乗り、終点の1駅手前にある「Arabiankatu」で下車。フィンランド最大の品揃えを誇る、「イッタラ・アウトレット・アラビア」へ。 広大な店内には、約140年の歴史を持つブランド『アラビア』の陶器をはじめ、『イッタラ』などのテーブルウェアやガラス製品、キッチン用品のB品が並びます。 B品とはいえ、素人目にはほとんど分からないほど美品。ムーミングッズやガラスアーティストのオイバ・トイッカによる鳥のオブジェなど、かなりの商品数があるので、事前にお目当てを決めておくのがおすすめです。 アウトレット限定の、歴代の『アラビア』のロゴが入ったマグカップは人気商品 隣にある、フィンランド最古のテキスタイルメーカー『フィンレイソン』のファブリックやインテリアグッズなど、フィンランドならではのブランドショップもお見逃しなく! また同じ建物の9階には、「アラビア・ミュージアム」があり、創業以来の陶器が展示されています。ここで『アラビア』の歴史を勉強してから、街のアンティークショップに行くと、より一層楽しむことができるので、ぜひ訪れてみて。予約をすれば、ファクトリー内の見学も可能(所要時間約1時間)。参加するとアウトレットで使える割引券がもらえるので、最初にこちらを訪れておくとお得です。 さらに『イッタラ』の社員食堂としても使われているレストランや公共図書館、郵便局などもあり、1日中楽しめそうです。 街の中心に戻り、映画『かもめ食堂』にも登場した場所をいくつか巡りましょう。こちらはハカニエミ地区で1914年から続く、屋内マーケット「ハカニエミ・マーケット」。1階は、魚や肉、野菜、パンなど、さまざまな食料品店が並びます。活気あふれる様子は、見ているだけでも楽しくなります。コーヒーやお菓子などもあるので、地元ならではのお土産探しにもぴったり。 2階は一転、同じ建物とは思えないほど静かな雰囲気。手芸用品店や古書店、アンティークショップ、カフェなどが並びます。 ここでの注目は、またまた『マリメッコ』。こじんまりとした店内では、路面店よりも落ち着いて見ることができます。品揃えも豊富で、廃番となった商品があることも。 続いて、ブランドショップが建ち並ぶエスプラナディ通りに面した、国内最大の書店「アカデミア書店」。フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトが設計した、開放的な空間になっています。その2階にあるカフェ「カフェアアルト」では、ペンダントライトや椅子などを、アアルトデザインのものを使用。訪れてみるとその小ささに驚いてしまいますが、本とコーヒーをお供に、ついつい長居してしまいそうな、落ち着く場所です。 もう一軒、おすすめのカフェをご紹介。フィンランドで有名なパン、シナモンロールを食べるなら、1949年に創業した老舗カフェ「cafe Hopia(カフェ ホピア)」へ。小さな店内は、地元の人たちでいつも大賑わい。ドアの外まで行列ができるほどです。 小さなイートインスペースもあり、焼きたてのパンやスイーツを食べられます。シナモンロールのほか、ライ麦の生地にミルク粥が入った平たいパン「カルヤランピーラッカ」など、伝統のパンは素朴な味わい。コーヒーとともに味わいたい一品です。 また、フィンランドで忘れてはいけないのがアンティーク。「Astia Liisa(アスティア リーサ)」は、オーナーが『アラビア』のコレクターというだけあり、充実の品揃え。店内では、不定期で企画展なども開催。ムーミンシリーズなど、食器以外の雑貨もあります。日本人のスタッフもいるので、相談しながらお気に入りの一枚を探せそうです。 アンティークショップは高くて手が届かない……という人は、「KIRPPIS(キルッピス)」と呼ばれるセカンドハンドショップへ。市内あちこちにたくさんある中でも、おすすめの一軒「JADE(ヤデ)」を紹介します。 陶器や雑貨、洋服まで、日用品が所狭しと並んだ店内。『アラビア』や『イッタラ』、『マリメッコ』もちらほらあり、ものを大切にする国ならではの掘り出しものが、アンティークショップよりもリーズナブルな価格で発見できそうです。 最後に、郵便局に行くのもお忘れなく。ムーミンのはがきや切手、テキスタイルブランドがデザインする、封筒やボックスなども種類豊富に揃います。キーホルダーやアクセサリーなどもあり、手軽なお土産も買えます。ちょっとした雑貨店という目線で楽しんでみては? ざっとご紹介してきた、ヘルシンキの雑貨めぐり。次回は、モダンな雑貨店を中心にご案内します。 取材/赤木真弓
2014年03月01日欠けたり、ひびが入ったり、割れてしまったお気に入りの器を修復できると、震災以降注目されている「金継ぎ」。漆職人で漫画家の 堀道広 さんが主宰する、人気の金継ぎ教室 「金継ぎ部」 で体験をしてきました。 一回目のレポートはこちら≫ 1回目 はひびの入った器の、割れた角を削り、欠けている部分に漆と木粉を混ぜて作った「麦漆」を埋めて、乾燥させました。 しっかり乾燥させた約1ヶ月後、2回目の教室に向かいます。1回目には 「くらすこと」 に伺いましたが、今度は毎月第2、第4水曜日の夜に開催されている、西麻布の喫茶店 「R」 で「金継ぎ部」に参加しました。 まず、1回目に塗った「麦漆」と「刻苧漆」のはみ出している部分を、カッターまたはサンドペーパーを使って削ります。その部分が漆になるので、凸凹にならないように注意します。 その後、生漆に酸化鉄を加えて黒く着色した、中塗り用の漆を筆に取り、漆を埋めた部分に塗っていきます。その際、厚く塗りすぎると中が乾かず、ちぢみが出てしまうため、薄く塗るのがポイントだそう。ひびに沿って筆で塗るのは、手が震えてしまったり、線が太くなったりしましたが、コツを掴んだらうまく塗れるようになりました。器を継いだ状態で、2回目の作業を終わりました。 その後、3回目に乾かした中塗りをサンドペーパーで研ぎ、もう一度黒い漆で中塗りして乾かした後、4回目に中塗りを再度サンドペーパーで研ぎ、金や真鍮、銀、錫などを塗り、金属粉を蒔きつけます。 5回目に生漆を灯油で薄めたものを筆で塗り、ティッシュにつかなくなるまで抑えて拭き取る「粉固め」をして、6回目に金継ぎした場所を菜種油に石粉を少量つけて、光るまで磨くとようやく完成。いわゆる“金継ぎ”を終了させるまで、全部で11行程ありますが、中塗りを2回繰り返したところで大丈夫とのこと。ここで完成としました。 「縄文時代から漆を接着剤として使ってきたので、本来金継ぎは器より目立たず、助けてくれるものだったと思うんです。個人的にも金属を使わずに、漆だけで継いだ素朴なものが好きですね。金属を使わないと安くできるので、漆だけの金継ぎもおすすめです」と堀さん。 堀道広さんはもともと漆職人。4年ほど前に要望があり「金継ぎ部」を始めました。震災で食器が割れたことをきっかけに、参加する人が増えてきたのだといいます。 「金継ぎの魅力は、直してもう一度使えること、金継ぎをすることで新たな景色を楽しめることだと思います。器の雰囲気に合わせて、器を引き立てるのが楽しいですね。純粋な漆を使っているので食事でも安心して使えます」 金継ぎは、ガラス以外のものなら、鍋や木のお椀など、何でも修復できるのも魅力。1回の教室は6、7人と少数で、一人一人丁寧に教えてくれます。 「市販の金継ぎキットを買ったのですが、家で1人では全然分からなかったので教室に参加しました。乾かすのに時間がかかるので、月1回のペースで教室に通うと集中できるし、漆や金属の扱い、汚れも気にせずにできるのもうれしいです」という参加者の声も。 漆で継いだ器は、新たな模様が入り、自分が手をかけたことでより一層大切なものになりました。出来はあまり良くありませんが、飾って眺めたくなるほど気に入っています。 割れてしまっても直して使えると思うと、豊かな気持ちになれるのも金継ぎの良いところ。また割れた器がたまったら参加して、今度は金を使ったものに挑戦してみたいと思いました。 堀道広 金継ぎ部 すべて見学無料。各教室にお問い合わせください。 「西麻布金継ぎ部」 場所:R 東京都港区西麻布2-16-5 日時:毎月第2、第4水曜日 19:00〜21:00 「くらすこと金継ぎ部」 場所:くらすこと 東京都杉並区高井戸西1-18-8 2F 日時:毎月第1、第3水曜日 13:00〜15:00 「葉山金継ぎ部」 場所:ARAHABAKi 神奈川県三浦郡葉山町堀内1508-3 日時:毎月第4土曜日 10:30〜12:30、14:00〜16:00 「阿佐ヶ谷金継ぎ部」 場所:よるのひるね 東京都杉並区阿佐谷北2-13-4 日時:毎月第3土曜日 14:00〜16:00 取材/赤木真弓
2013年07月31日お気に入りの器は、大切に長く使いたいもの。日常的に使っていると、ひびが入ったり、欠けたり、さらに割ってしまったり。そんな悲しい経験がきっと誰でもあるはず。 なかなか捨てられない器を直して、もう一度使えたら……そんな願いを叶えてくれるのが、昔ながらの修繕方法「金継ぎ」です。気軽に体験して学べる教室があると聞き、早速体験してきました。 今回お邪魔したのは、 「くらすこと」 で毎月第1、第3水曜の午後に開催されている 「金継ぎ部」 。 漆職人で漫画家の 堀道広 さんが主宰する、人気の金継ぎ教室です。縁が欠けてしまったカップ、2つに割れてしまった豆皿2枚、粉々に欠けてしまったピッチャーの3つを手に参加しました。 金継ぎとは、天然素材の漆を使って、欠けやひび、割れた陶磁器や漆器を修復する、日本独自の技法です。継ぎ目に金や銀、真鍮、錫などの粉をまぶして飾り、割れる前の器とは違う、新たな表情を楽しむことができます。 器が割れた場合、欠けた場合、また細かい欠けや穴がある場合によって、作業が変わってきますが、1回1回きちんと乾かさなければいけないため、通常は数ヶ月かけてじっくり取り組むものだとか。 まず、割れてひびが入った箇所の表裏、両面をリューターという工具を使ってなぞり、接着する際、溝にたくさん漆が入るように角を削ります。 その箇所に金継ぎの線が入るので、線を入れたくないところは削らなくてもいいとのこと。私は破片をすでに接着剤で付けてしまっていたため、接着剤を塗った箇所も削りました。そうしておくと上から漆を塗ることができ、食事に使っても安心です。 その後、割れた器も欠けた器にも、チューブに入った生漆を筆で塗って、拭き取ります。 「生漆は、木から取れた天然の樹液です。割れたところに化粧水のように塗って、下地を作ります。接着効果もあるので、先ほど彫った溝に入るように塗ってください。このあと電気炉に入れて、120℃で2時間、生漆を焼き付けます。オーブンでも構いませんが、教室にはオーブンがないので省略しています。手についてしまったらサラダ油などで取ることができますが、服に付いたら取れないので注意して」と堀さん。 そして強力粉と水をヘラで混ぜ、耳たぶほどの固さになるまで練り、同量の生漆を混ぜて作った「麦漆」を作ります。さらに麦漆に白樺の木粉を混ぜ、「刻苧(こくそ)漆」を作り、欠けたところに穴埋めをするように手で付けていきます。 乾くと1割ほど減ってしまうため、少し盛って付けるのがポイント。 ここで1回目が終了。約1週間きちんと乾かした後、次の行程に進みます。 実際に金継ぎを体験してみると、粘土状になった漆を埋める作業は、工作をしているようでとても楽しい。つるつるとした陶器の表面は滑るので、思ったよりもきれいに彫ることができず、線がガタガタになってしまいました。 細かく割れてしまった器は、その分行程が多くなったり、模様が入っている器は、きれいに彫ることが難しいので、初心者は シンプルな器から始めるのがいいようです。 実は今回持っていった器は、震災で割れてしまったものと海外の蚤の市で買ったのに、持ち帰る際に割れてしまったもの。どちらも思い入れがあったので、また使えると思うとできあがりが楽しみでなりません。 1回でできる行程が少ないため、たくさんの器を持っていくと同時にまとめて修復できるのでおすすめ。私ももっとたくさん持っていけば良かったと思いました。 次回、 「金継ぎ部」体験レポート<後篇> では、乾いた漆のはみ出し部分を削り、黒中塗で中塗りをして、完成させるまでをお届けします。 取材/赤木真弓
2013年07月30日少しずつ寒さが増すこの季節、家のなかでゆっくり編みものや手芸を楽しむのが楽しみという人も多いのでは? そんな人にぜひおすすめしたい糸の専門店、その名も「Keito(ケイト)」が問屋街の馬喰町にオープンした。 この店を運営するのは、57年の歴史を持つ編み物手芸出版社「日本ヴォーグ社」。 「昨年の震災の影響でハンドクラフトに目が向いたり、ファストファッションの流行で、人とは違うものを作って身につけたいという人が少し増え、初心者向けの手作り本が最近動いているんです。その割には手芸店がどんどん減っていて、また初心者の方が本を見ただけでは分からず、出版社宛に質問がすごく増えてきて。電話では説明が難しいところがあり、また実際に毛糸が素敵だということを伝える場所を作りたいということになり、お店を始めました」と、「日本ヴォーグ社」の三根さんはオープンのきっかけについて語る。 「サルビア」を主宰する、デザイナーのセキユリヲさんによるロゴがかわいい。 オープンにあたり、イギリスやイタリア、フランスを中心に世界の工房を訪ね、巡り合った特別な糸、約1000点が揃う。例えばイタリアの上質なウール糸のメーカー、“ラナガット社”は、海外糸の割には500円からと手頃。実際に見ると発色がきれいなため、色の違いを見て選んでもらいたいと全色仕入れているのだそう。手染めの手紡ぎ糸など1点ものの糸も多く、季節ごとに色や素材を変えて商品展開をしていきたいという。 「毛糸に触れていない方は、ウールのボール状のものしか頭にないと思うのですが、使うと面白いものがたくさんあるんです。麻も種類によって全く手触りが違ったり、高級メゾンで使われていような糸は、スパンコールやラメが入っていて、少し使うだけで華やかになります。10g単位で販しているので、ちょっとしたアクセントにもおすすめです」と三根さん。 海外のアパレルにも糸を卸している、長谷川商店のスーパーキッドモヘア“SEIKA”のが実際に見られるのは、「Keito」ならでは。受注販売している。 1本の糸にさまざまな色が混じり、編むと自然に縞模様になるという、ユニークな“SOCKS”の糸。 また、スウェーデンのバンド織りやマフラーなど、基礎から教えてくれるワークショップも開催。編み物や手芸の本のアーカイブの閲覧もでき、作りたいものが決まっていなくても、知識豊富なスタッフが糸選びからサポートしてくれるので、初心者でも安心だ。 さまざまな種類の色とりどりの糸を見ているだけで、きっと何か作りたくなるお店。ぜひ訪れて、冬支度に手作りをしてみては? Keito 住所:東京都中央区日本橋馬喰町1-3-4 トガサキビル1F 営業:11:00〜19:00 TEL:03-5642-3006 取材/赤木真弓
2012年12月03日こんにちは。食べることが大好き、ライターの赤木真弓です。 初夏にスタートした都内人気レストランでのウーマンエキサイト女子会。サラヤ(株)の自然派甘味料「ラカントS」と、低GIの「おいしくごはん」を使って、人気シェフが作るおいしい料理を堪能し、さらに専門誌の編集長のトークショーで楽しく美容と健康を学べるというスペシャルイベントでした。 1回目はマクロビ、2回目は最新ダイエット、3回目は抗糖化についてのトークショーを開催。ご参加された読者の皆さんは真剣に耳を傾けていましたね。 各イベントの内容・レポートはこちら>> 残念ながらご参加できなかった読者のみなさんのためにも、ここであらためて、ダイエットや抗糖化対策に取り入れるべき編集部イチオシの食品、 「ラカントS」 についておさらいしましょう。 「ラカントS」は、砂糖と同じ甘味度がありながらも カロリーゼロ という、話題の 「糖質オフダイエット」 などでも注目されている 天然素材 の甘味料です。 あらゆる病の予防と治療に効果があるといわれ、古くから 漢方の原料 として使用されているウリ科の果実 <羅漢果(ラカンカ)> の高純度エキスとワインやキノコに含まれる発酵ブドウ糖「エリストール」を合わせて作られています。 (高純度羅漢果エキスは、サラヤ(株)の特許成分です) 原料となる羅漢果は、中国・桂林でしか栽培されていない植物。契約農家にて 無農薬 で栽培され、徹底した品質管理のもと製造されています。 羅漢果から採れる高純度エキスは、なんと1kgの果実から僅か10g!つまり1%しか採ることができないという大変貴重なもの。ほかのカロリーゼロの合成甘味料と違い、 時間と手間をかけて作られた天然由来の甘味料 。そのため、 安全性と健康 にこだわる人も、安心して使うことができます。 また「低GI おいしくごはん」は、契約農家で生産された低GIの高アミロース米と白米、食物繊維が豊富な特別な品種の大麦をブレンドして作られ、白米に比べてカロリーは35%カット、食物繊維は6倍のすぐれもの。 そもそも「低GI」ってなあに?>> そもそも低GIとは、食後の血糖値上昇の程度を示す指標のことで、GI値が低いと糖が体内にゆっくり取り込まれ、血糖値の上昇もゆるやかになり、脂肪を作り出すインスリンが分泌されにくくなります。 3回目のトークショーでもGI値の高い食品を採ることで体が糖化する恐ろしさについて、たっぷりお話を伺いましたが、ごはんを「低GI おいしくごはん」に変えるなど、上手に食事をとることが大切です。 「ピノサリーチェ」で登場したライスコロッケ。低GIの「おいしくごはん」を利用 これらのレストランイベントを通して学んだ私も、ダイエットと健康のために早速「ラカントS」を使い、糖質コントロールメニューを心がけるようにしてみました! どうしても甘みが必要な料理のとき、これまでは「てん菜糖」を使用したり、甘味料を使わないようにしていましたが、これを「ラカントS」に変えたところ、同じくらい甘みがきちんと感じられるのにカロリーはゼロなので、安心してたっぷり甘味をつけられるようになりました。 また砂糖と同じ分量で換算して料理ができるので、料理をする上で面倒なことは殆どありませんでした。加熱調理しても甘味が損なわれず、苦みが出たりなどの味の変化もないため、炒めものや煮込み料理とも相性がぴったりでした。 「ラカントS」(顆粒)を使って作った、豚と野菜の黒酢炒め。黒糖のような独特の優しい風味で、おいしさが一層増しました! 私はできるだけ玄米を摂る生活をしていたのですが、低GIの「 おいしくごはん」には白米がブレンドされているので、カロリーを気にせずに白米をいただけるようになったのも嬉しいポイントです。プチプチとした食感もおいしく、食べ応えがあります!普通の米の約2倍の量の水を目安に炊くと、おいしく炊くことができました。 食べるときに罪悪感を感じてしまうようなチーズリゾットも、「低GI おいしくごはん」なら安心。付け合わせのトマトとセロリのマリネには、「ラカントS」(液状)を使いました。 これから少しずつ寒くなる季節ですが、「ラカントS」は砂糖ではないので 体を冷やす心配もなく 、コーヒーや紅茶、ココアなどのドリンクにそのまま入れて、ほっと一息つくのもおすすめです。 酢の物やドレッシングのほか、ヨーグルトに入れたりするのには、顆粒よりもプレーンな味と色で使いやすい液状タイプ、と用途によって使い分けると料理の幅も広がります。「ラカントS」を使ったレシピは、これまでのレポートや「ラカントS」のサイトにも載っているのでご参照くださいね。 白金台 「ラ・ロンジェヴィデ」 「ピクルス盛り合わせ」 レシピはこちら>> 渋谷 「ピノサリーチェ」 [キウイとクランブルで食べるパンナコッタ] レシピはこちら>> 赤坂 「オゥ・レギューム」 [フルーツトマトと木苺のスープ 八角の香り プチトマトのマリネ 焼きナスのアイス] レシピはこちら>> カロリーダウンができるだけでなく、血糖コントロールもでき、抗アレルギー作用や抗酸化作用、虫歯になりにくいなど、ダイエットにも美容にもメリットばかりの「ラカントS」。 そして量を減らさずに、おいしいごはんを食べられる「低GI おいしくごはん」。一度試すと、そのおいしさと使いやすさを実感できるはずです。 “食が体をつくる”と言われていますが、見落としがちな甘味料も自分で選び、上手く普段の食事に取り入れて、少しずつ体質改善を心がけてみてはいかがでしょうか。 取材/赤木真弓
2012年11月08日自然派甘味料「 ラカントS 」を使ったおいしい料理をいただきながら、女子が気になる美容や食をテーマに、各分野のスペシャリストである雑誌の編集長によるトークをお楽しみいただくイベント、ウーマンエキサイト女子会。「 デトックスとマクロビライフ 」、「 最新ダイエット事情 」に続き、3回目となるイベントが、赤坂の人気フレンチレストラン「 オゥ・レギューム 」にて開催され、8組16名のウーマンエキサイト読者が参加しました。 今回のテーマは「抗酸化より抗糖化!」。健康や美容、ダイエットから家事まで、体と心にいい生活を送るための情報を発信する月刊誌『 からだにいいこと 』の奥谷プロデューサーをゲストに、今注目のキーワード「糖化」の仕組みと「抗糖化」するための簡単な方法についてトークショーが行われました。 五十嵐浩司シェフによる簡単なメニュー説明の後、早速食事会がスタート。 季節の野菜をふんだんに使った、目にもおいしい料理には、すべて「サラヤ」の「 ラカントS 」を使用。「 ラカントS 」はカロリーゼロの自然派の甘味料。ウリ科の果実<羅漢果(ラカンカ)>から抽出した甘味成分と、エリスリトールという発酵ブドウ糖を合わせて作られ、血糖値が上がらないとして糖質オフダイエットでも注目されています。 前菜は5種類の盛り合わせ。季節野菜のエチュベ、ブロッコリーとドライトマトのオレキエッテ、フルーツトマトとアボカドサラダ トマトソルベ添え、南仏野菜のゼリー寄せ、緑のガスパチョ仕立て。 約15種類の季節野菜を使ったエチュベは、エチュベ液に顆粒の「ラカントS」を使用。野菜を漬け込み、蒸し煮にして作られている。トマトソルベにも顆粒の「ラカントS」が。 主菜には、季節野菜のローストと低GIの「おいしくごはん」のリゾット きのこのフリット ビーツのソース。色鮮やかな料理に思わず歓声が上がりました。 リゾットには低GIで食物繊維が豊富な「おいしくごはん」、ビーツのソース、フリットの生地には「ラカントS」で甘みを付けている。 デザートは、フルーツトマトと木苺のスープ 八角の香り プチトマトのマリネ 焼きナスのアイス。野菜を使った珍しいメニューですが、甘さ控えめでさっぱりとした味わいの、とてもおいしいデザートです。 奥谷プロデューサーによる"糖化"トークショー! >> コース料理のようにゆっくり、おしゃべりを楽しみながらおいしい料理を堪能し、デザートがでてきたところで、トークショーがスタート。奥谷プロデューサーに、人間の体内で起こると病気や美容にも悪い影響を与えることで、今注目されている“糖化”について、お話いただきました。 糖化とは、人間の皮膚や筋肉、骨を作るタンパク質が、体の中で余った糖と結びつくことにより、よくないタンパク質に変化すること。タンパク質である卵と牛乳、糖分である砂糖が入ることにより、焼くときつね色になるホットケーキのように肌がこげ、肌の透明感を失ってくすみ、たるんだり、しわになったりと、あらゆる肌老化の原因になっています。さらに白内障やアルツハイマー、糖尿病や心筋梗塞にも関わると言われ、30〜40年代の方に増えているのだとか。 そんな恐ろしい糖化を防ぐために、どのような食事の摂り方をすればいいのでしょう? 朝ごはんの食べ方、ごはんの食べる順番、ごはんを食べる速さ、間食をするタイミングなどがクイズで出題されました。 アンチエイジングに関心の高い人が多く、クイズは全員全問正解! 糖化を防ぐためには、糖を摂りすぎないこと。特に急激に血糖値を上げ、糖化を加速させてしまうとして摂らないようにしたいのが、白砂糖と清涼飲料水などに含まれる果糖ブドウ糖液糖です。三温糖も精製された砂糖のため、白砂糖とほとんど変わらないため、注意が必要だそう。材料をよく見て、甘味には「 ラカントS 」を使って手づくりするのが良さそうです。 「血糖値を上げやすく、糖化しやすい食べ物の目安がGI値。GI値が高いものを食べると太りやすく、それが糖化と連動しています。できるだけGI値が低いものを選んで、高いものを食べるときは食物繊維の多いルイボスティーやハーブティーなどと合わせましょう。食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにするので、積極的に摂ってください」と奥谷プロデューサー。 1)朝ごはんはしっかり食べる 2)野菜から順番に食べる 3)食事はゆっくり 4)甘い物は食後に 5)低GI食品を参考に、糖の摂り過ぎに注意する 6)加工食品やファーストフードはできるだけ避ける 7)食物繊維を積極的に摂る この7つが糖化を防ぐポイント。参加者からの質問コーナーの後、トークショーが終了しました。 お土産には、料理にも使われた顆粒と液状タイプの「 ラカントS 」をプレゼント。 料理にも糖化にも興味があって参加したという参加者からは、「糖化という言葉は初めて聞きましたが、分かりやすくて勉強になりました。料理は野菜がどれもとても甘くておいしく、前菜のトマトソルベが特に気に入りました」と感想をいただきました。 今回とても好評だったデザートのレシピを五十嵐シェフに教えて頂きました。「 ラカントS 」をふんだんに使ったデザートは、ちょっとしたおもてなしにも喜ばれそうです。ぜひ作ってみてくださいね。 大好評だったデザートレシピをご紹介! >> 赤坂の人気フレンチレストラン「オゥ・レギューム」のオリジナルレシピをご紹介! [フルーツトマトと木苺のスープ 八角の香り プチトマトのマリネ 焼きナスのアイス] 材料A ラカントS(液状) 150ml 八角 20g フルーツトマト(中玉) 5個 木苺のピュレ 150g 材料B アイス材料(アイス1600cc分) 全卵 200cc 牛乳 1L 生クリーム 200cc ラカントS(顆粒)180ml 上記材料で作ったアイスのベース 500cc 焼きナス 5本 材料C プチトマト 32個(赤・黄色2個ずつ) 水 300cc ラカントS(液状) 200ml バニラビーンズ 1本 材料D バター 25g ラカントS(顆粒) 25g アーモンドパウダー 11g 卵白 36g 酒 22mld 作り方 1)Aの材料でスープを作る。ラカントS(液状)と水150ml、八角を鍋に入れて弱火にかけ、沸騰したら火を止める。ふたをして冷めるまで置く。 2)トマトはざく切りにする。1と一緒にミキサーにかけ、ざるでこして冷蔵庫で冷やす。 3)アイスを作る。Bの材料を合わせてミキサーにかけ、泡立った状態でバットに入れ、冷蔵庫で冷やす。 4)固まってきたら2回ほど冷蔵庫から出し、スプーンでかき混ぜて空気を含ませる。 5)プチトマトを湯剥きする。水とラカントS、バニラビーンズを鍋に入れ沸騰させ、火を止める。鍋にプチトマトを入れて余熱で漬けこみマリネする。 6)Dの材料でフィアンティーヌ(洋風せんべい)を作る。バターは室温に置き、クリーム状にしておく。ボウルにバター、ラカントS(顆粒)、アーモンドパウダー、酒を入れて混ぜ、卵白を加えて混ぜる。 7)6を4等分に分け、ベーキングシートにラップを乗せた上に置き、ラップ、ベーキングシートをかぶせて綿棒で薄くのばす。これを4枚つくる。 8)7を天板にのせ、120〜130℃の低温で20分焼く。 9)器に2を入れ、4をのせ、5を添えて8を飾る。 取材/赤木真弓
2012年10月09日「もみじ市」や「カフェ&ミュージックフェスティバル」などを主催する、手紙社による新しいイベント、「パンフェス」が9月22日、23日の2日間開催される。 「パンフェス」はその名の通り、パン好きのためのお祭り。北海道から沖縄まで、日本全国から選び抜かれたパン屋さんやカフェ、料理家が出店する。出店者および、商品だけ参加する出品者あわせて、2日間でのべ100軒近くの店が参加するのだとか。 大分県の阿蘇・くじゅう国立公園から22日のみ出品する「自家製酵母パン ぶらうにい」。 東京・表参道にある「パンとエスプレッソと」は、22日に出店。 北海道から両日ともに出店する、「SEED BAGEL & COFFEE COMPANY」のベーグル。 また、人気料理家や作家によるワークショップも開催。パンづくりはもちろん、パターナイフづくりやパンに合うペーストづくり、パンに合うコーヒーのドリップ教室など、バラエティ豊か。これからパン屋さんやカフェを開きたい人のための内装相談室も。(すべて要予約) 「ヘブンズテーブル」による自家製酵母を使って作るパンのワークショップ。 さらにパンにまつわる書籍や雑誌を揃えた書店「COOK COOP」や、食器ブランド「studio m‘」によるパンを楽しむアイテムの販売、15組のクリエイターと印刷会社による活パン(活版)コーナーも会場内に設置。22日にはショピン、23日にはコトリンゴによるライブも行われる。 「パンは、これまでさまざまなイベントをやっていた中でも評判も良く、ずっと気になっていた分野だったんです。今年5月に6日間のパンフェスを開催したのがすごく好評で、パンを好きな方がたくさんいることを目の当たりにしました。そのときは1日10店舗ほどでしたが、毎日1時間ほどで売り切れてしまったので、もっとパン好きの思いを満たしたいという思いで企画しました。パンにまつわるグッズ、幸せな気持ちになれる音楽とともに、1日過ごしてほしいですね」と手紙社のわたなべさん。 会場となる東京オーヴァル京王閣。写真は、5月に開催された「東京蚤の市」の様子。 実際に店主が来て販売するお店がほとんど。これだけの魅力的なパン屋さんが一堂に会するのは史上初! 日々更新されているブログを見ながら、お目当てをチェックしてから出かけるのが良さそうだ。パンを片手に1日中楽しめるイベントに、この週末、足を運んでみてはいかが? パンフェス 日時:2012年9月22日(土)、9月23日(日) 11:00~17:00 場所:東京オーヴァル京王閣 東京都調布市多摩川4-31-1 入場料:300円(小学生までは無料) お問い合わせ:手紙社 042-426-4383 取材/赤木真弓
2012年09月21日安心・便利な自然派甘味料「ラカントS」を使った料理を楽しむイベント 「おいしく食べてデトックス!キレイをつくるマクロビライフ 雑誌『veggy steady go!』吉良編集長のトークショー」 に続き、このたび第2回目のイベントが開催されました! 今回は“キレイにやせよう!”をテーマに、今すぐ使えるダイエット、健康、美容の実用情報を紹介する月刊誌 『FYTTE』 (フィッテ)の小中編集長がゲスト。健康的に、おいしく楽しくトライできる最新ダイエットについてのトークショーを開催しました。 会場となったのは南イタリア料理の専門の人気店 「ピノサリーチェ」 。低カロリーだけど美味しい軽食とデザートビュッフェも楽しめるというスペシャルイベントに、今回も10組20名のウーマンエキサイト読者が参加しました。 お料理に使用した「サラヤ」の 「ラカントS」 は、ウリ科の果実<羅漢果(ラカンカ)>から生まれたカロリーゼロの自然派甘味料。今回のお料理は、お砂糖の代わりにこの「ラカントS」と、普通のごはんに比べてカロリー35%カット。食物繊維が6倍と豊富な「低GI おいしくごはん」を使った、スペシャルメニューです。 「ピノサリーチェ」のシェフ柳令子さん、デザート担当の赤松恭子さんによるメニュー説明の後、デザートビュッフェがスタート。前菜にはカポナータ、風味づけに顆粒の「ラカントS」を使った自家製のロースハム、ピクルス。そして「低GI おいしくごはん」を使ったアランチーニ(ライスコロッケ)が登場しました。 カポナータ(ラカントS使用) 自家製のロースハムとピクルス(ピクルスにラカントSを使用。自家製ロースハムを茹でるときにも風味づけ、うまみを引き出すためにラカントSを使用) アランチーニ(ライスコロッケに 「低GI おいしくごはん」を使用) ひんやり冷えたカポナータの甘みが美味しくて、皆さんワインが進みます! デザートはにんじんケーキ、キウイソースのパンナコッタ、バナナとチョコレートの2種類のジェラートの3つ。自家製のパンに添えた3種類のジャムまで、すべて「ラカントS」を使用。 にんじんケーキ(ラカントS使用) キウイソースのパンナコッタ(ラカントS使用) バナナとチョコレートの2種類のジェラート(ラカントS使用) 「ピノサリーチェ」自家製ジャム(ラカントS使用) にんじんのケーキ、干しイチジクや杏のジャムなど、香ばしい風味や温かみのある味わいには顆粒、オレンジのジャムにはフレッシュに仕上がる液状というように、それぞれメニューに合わせて液状と顆粒を使い分けていました。 小中編集長が語る「最新ダイエット」トークショー! ≫ 食事を楽しんだ後、待ちに待った小中編集長によるトークショーがスタート!健康的にきれいに、無理なく楽しく体づくりができる方法を熟知した、小中編集長ならではの最新ダイエットのお話を伺いました。 まずは食べ方やカロリーについての、○×クイズ。6枚切りの食パン1枚とベーグルのカロリーはどちらが高いか(正解:ベーグル)、同量のサラダ油とオリーブ油はどちらが高カロリーか(正解:オリーブオイル)など、知っていそうで意外と勘違いしていることの多い10問を出題。参加者のなか1名しか正解が出ない問いがあったり、おおいに盛り上がりました。 クイズを通して、肉の皮や調味料のカロリーも意外と高いことを実感! 「数々の読者のダイエット体験談を聞いてきました。その上で実感していることは、 “ゆるやかに「満腹感」や「おいしい!という満足感」がなければ、どうしてもリバウンドなどの反動がきてしまう” ということです」 「いま流行の低糖質ダイエットでは、 75%の人が体重が減り、そのうちリバウンドした人が75%いた 、というアンケート結果が出ました。糖質は、3大栄養素の炭水化物のひとつで、きちんと取っていかないといけないもの。それを上手くカットするには、食後の血糖値の上がり方が緩やかな 低GIのもの をごはんに混ぜたり、 調味料に気をつける など、食べ方に工夫をすることをお勧めします」 「例えば、ごはんに しらたき や ごぼう 、 もやし などを混ぜたり、本日のお料理にも登場した 「ラカントS」 や 「低GI おいしくごはん」 をとり入れてみても。とにかく、満腹感や満足感を損なわず少しずつ食べることが大切ですね」と小中さん。 最後に、「糖質カットの食事だけでなく筋トレをしたり、よく噛むことで、きれいにやせられるため、食事を大切に健康なダイエットをしてください」というメッセージを頂きました。 お土産には、料理に使われた顆粒と液状タイプの「ラカントS」と「低GI おいしくごはん」をプレゼント。 スイーツが大好きという参加者からは 「すごくおいしくて、カロリーが低いとは思えないほど満足感がありました。ダイエットクイズは、4つほどしか当たらず、とても勉強になりました」という声が。 今回の会場となった渋谷「ピノサリーチェ」さんから、大変好評だった「ラカントS」を使用した低カロリーの「パンナコッタ」のレシピを教えて頂きました! 甘いスイーツでも調味料に気をつければ、ダイエット中でも楽しめます。ぜひ皆さんもご家庭で作ってみてくださいね。 とろ~り美味しい「パンナコッタ」のレシピをご紹介! ≫ 渋谷「ピノサリーチェ」オリジナルレシピをご紹介! 【キウイとクランブルで食べるパンナコッタ】 (グラス6個分) <材料> 材料A ・牛乳 …100g ・生クリーム …250g ・バニラビーンズ …1/3本 ・ラカントS(顆粒) …65g ・板ゼラチン …15g ・生クリーム …125g 材料B ・ラカントS(顆粒) …30g ・グラニュー糖 …35g ・ヘーゼルナッツ(ホール、皮つき) …60g ・レモンの皮すりおろし …1個分 ・バター …60g ・薄力粉 …60g 材料C ・キウイ :4個 ・ラカントS(液状) :適量 ・ホワイトラム :大さじ1 <作り方> 1)パンナコッタを作る。板ゼラチンは冷水でふやかし水気を絞る。鍋に材料Aの牛乳と生クリーム 、ラカントS、裂いたバニラビーンズを合わせて入れ、中火にかける。 2)沸騰直前で火からおろし、ゼラチンを加えて溶かす。ゼラチンが溶けたら濃して、ボールを冷水にあてて冷やす。 3)ボウルに生クリーム を入れ、ホイッパーで泡立てる。5分だてになったら2の生地に加え、ホイッパーで下からすくい上げるようにして混ぜ合わせる。グラスに分け、冷やし固める。 4)クランブルを作る。ヘーゼルナッツをオーブンでローストし、皮を取り除く。材料Bをすべてフードプロセッサに入れてまわし、粗いクッキー生地を作る。天板にオーブンシートを敷き、クランブル生地を上に乗せて手のひらで5mmほどの厚さにのばし、150℃のオーブンできつね色になるまで焼く。焼けたら網の上で冷ます。 5)キウイは皮をむき、角切りにして材料Cのラム酒とラカントSで和える 6)3)のパンナコッタを上に 5)のソースを乗せ 4 )のクランブルを粗く砕いて散らす。お好みでグラニュー等で作ったキャラメルソース(分量外)を少々垂らしても。 来月のウーマンエキサイト女子会は、野菜たっぷりフレンチで人気!赤坂の「オゥ・レギューム」さんにて開催します。次回もスペシャルゲスト編集長がご登場。詳細は近日お知らせいたします。どうぞお楽しみに! 取材/赤木真弓
2012年08月28日おいしさと栄養価で注目され、最近ではスーパーでよく目にする野菜“豆苗”。その魅力をより知るために、南麻布の「分とく山」で行われた豆苗づくしのランチ会に参加しました。 豆苗料理5品をいただきながら、「分とく山」料理長の野崎洋光さんによるお話を伺えるとういう贅沢な会。中華料理でもおなじみの豆苗は、エンドウ豆の若菜のこと。若い葉と茎を食べる野菜です。「豆苗の香りを生かすため、レバーなど香りの強いものとよく合います。レバニラのニラの替わりにしてもおいしいですよ」と野崎さん。生でも食べられますが、低い温度でさっと茹でると食感も残っておいしいのだそう。 また同じエンドウ豆の仲間、サヤエンドウやグリンピースと比べ、発芽野菜(スプラウト)である豆苗は、ダントツで栄養価が高い食材。豆類と緑黄色野菜の栄養を兼ね備えているため、タンパク質やビタミンB群のほか、ほうれん草と比べてもβカロテンやビタミンC、ビタミンKが豊富で、美肌や夏バテ対策、免疫力アップにも役立つのだとか。おいしい豆苗料理を次々と頂くうちに、思っていた以上にくせがなく、和食やイタリアンにも合うと実感。 また根が付いているため、豆から2cmくらいのところでカットして水に浸けておくと、再収穫も可能。1週間ほどで育つので、食育にもなりそうです。「もし豆苗が固くなってしまったら、フードプロセッサにかけて細かくすると食べやすくなります」と野崎さんからのアドバイスも。 ここでメニューにはなかった豆苗ごはんが登場。フードプロセッサで細かくした油揚げと薄口醤油などをごはんに入れて炊き、蒸らすときに豆苗を入れて混ぜるだけ。野崎さんの料理は本格的な和食なのに、豆乳やトマトジュースを出汁代わりに使うなど、目から鱗のアイデアが満載。 生で食べるとより栄養を取り入れられる豆苗は、グリーンスムージーにもぴったり。豆苗づくりをする「村上農園」の豆苗研究会が検証した結果、「豆苗+パイン+オレンジ」、「豆苗+りんご+バナナ」の組み合わせがおすすめなのだとか。 ほかの野菜と比べて調理に手間がかからず、栄養価も高い豆苗は、キッチンに常備しておきたい野菜。火をあまり使わずに作れて節電にも役立ちそう。最後にこの日のレシピをいくつか教えて頂きました。ぜひこの夏の食事に取り入れてみてはいかが? 野崎さんの豆苗レシピをご紹介! (すべて2人分) 【炒り豆苗】 もっともシンプルな豆苗レシピ。ごはんにかけて食べるのもおすすめです。 <材料> 豆苗 1袋 かつお節 ひとつまみ 豆板醤 小さじ1/2 塩 少々 油 少々 作り方 1)かつお節はフライパンに入れ、空炒りをして細かくしておく。 2)カットした豆苗を水でサッと洗い、水気を切っておく。 3)フライパンに油をひき、火にかけ、豆板醤と2)の豆苗を入れて炒める。 4)8割ほど火が通ったら、塩で味を整え、1)のかつお節をまぶして器に盛りつける。 次のレシピへ ≫ 【豆苗の豆乳汁】 豆苗をペースト状にし、出汁として豆乳を使った、簡単なスープです。 <材料> 豆苗 1袋 しいたけ 4個 しょうが 少々 A 水 150cc 昆布(2cm×2cm角) 1枚 塩 小さじ1/2 作り方 1)豆苗は熱湯でサッとゆで、3cmほどに切っておく。しいたけは軸を取り、4等分に切り、フライパンで炒めておく。 2)水に 1) の豆苗を入れ、ひと煮立ちさせたらミキサーにかけ、豆苗をペースト状にしておく。 3)鍋に 1) のしいたけと 2) の豆苗ペースと、Aを入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら器に盛りつけ、千切りにしたしょうがを添える。 ※豆苗はペースト状にせず、しいたけと一緒に具としていれてもOK。 次のレシピへ ≫ 【豆苗トマト素麺】 トマトジュースをだし代わりに使った、簡単レシピ。塩が入っているものだと使いやすいです。火にかけずとも素麺のつゆができるので簡単です。 <材料> 豆苗 1袋 素麺 2束 大葉 4枚 A トマトジュース 300cc 水 100cc 薄口醤油 30cc 1)Aをボウルで混ぜ合わせておく。 2)豆苗は2つに分け、糸でまとめ、熱湯でサッとゆでる。 冷水にとり、水気を切っておく。 3)たっぷりの熱湯で素麺をゆで、冷水でよく洗い、器に盛りつける。 1) の汁をはり、3) の豆苗と手でちぎった大葉を添える。 (レシピはすべて野崎氏の提供) 取材/赤木真弓
2012年08月06日おいしいマクロビ料理と、日本発のベジタリアンのための雑誌『veggy steady go! (ベジー ステディ ゴー)』の編集長、吉良さおりさんによるトークショーが楽しめるイベント、「おいしく食べてデトックス!キレイをつくるマクロビライフ」が、白金台の人気マクロビレストラン「ラ・ロンジェヴィデ」にて開催されました。 当日は、マクロビオティックやローフードに興味がある、もしくはすでに実践しているといった、食生活への関心の高い女性20名が参加。 この日のメニューは、「サラヤ」のウリ科の果実<羅漢果(ラカンカ>から抽出した高純度エキスと発酵ブドウ糖であるエリスリトールの2つの天然素材だけでつくられた、カロリーゼロの甘味料「ラカントS」と、低GIで普通のごはんに比べてカロリー35%カット、食物繊維は6倍という「おいしくごはん」を使用した限定メニュー。 櫻井澄人シェフによるメニューの簡単な説明の後、食事会がスタートしました。 この日のメニューは5品。どれもヘルシーなのにボリュームたっぷり。 オードブルのピクルスの盛り合わせ。甘酢に「ラカントS」を使用。 野菜の上にアスパラやベーコンのソテーをのせ、「おいしくごはん」をドレッシング状にしたソースをかけたサラダ。 メインの魚と野菜の甘酢煮込み。カジキを使い、中華風に仕上げている。 お食事の「おいしくごはん」を使ったパエリア。お好みで、薬膳のカレーソースをかけて。 サプライズアミューズのベジカツサンド。大豆でできたカツを挟んでいる。 デザートの車麩の小豆スープ仕立て。車麩をフレンチトーストにし、下に「ラカントS」で炊いた小豆を豆乳でのばし、スープにしたもの。 友人や姉妹同士の参加で、女子会のような雰囲気。美味しい料理を写真におさめる姿もちらほら。 食事を楽しんだところで、吉良編集長によるトークショーのスタート。 2児の母であり、さらに現在妊娠中の吉良さんは、仕事と育児を両立しながらマクロビオティックやローフードといった食生活を心がけているという、働く女性の鏡のような存在です。 吉良さんのマクロビとの出合いは、留学先のフランス。食生活の変化のせいか体調を崩し、肌が荒れてしまったとき、友人から薦められたマクロビ専門の自然食品店に通うようになり、少しずつ勉強していったのだとか。 「マクロビやローフードを取り入れるようになってから、劇的に吹き出物もなくなり、体調がすごく良くなったんです。出産ぎりぎりまで仕事ができたり、睡眠時間が取れなくても大丈夫なのは、食事のおかげかなと思います。子どもを産む前にマクロビと出合い、準備ができたのはとても良かったですね。今は朝にグリーンスムージー、昼はできるだけローフードを取り入れて消化に負担がかからないようにし、夜は深い眠りにつけるよう、発芽玄米や雑穀を取って加熱したマクロビの料理を食べるようにしています」 ラカントとの出合いもちょうどその頃。砂糖の問題点と甘味の大切さを知り、ダイエットや美容のことを考えてラカントを選び、固形タイプを日本で買ってパリのカフェにも持ち歩いていたほど愛用しているそう。 「暑い夏は、体をクールダウンさせるために質のいい甘味を適度に取った方がいいんです。今日のお料理は、特に甘酸っぱいピクルスは夏バテ予防にいいし、車麩を使ったデザートは陰性と陽性のバランスがよく、小豆にもデトックス作用があるのでいいと思います。ラカントは天然の素材で作られていて、カロリーゼロなのでおすすめです」 最後にQ&Aのコーナー。小さなお子さんを持つお母さんから、子どもの食事で気をつけなくてはいけないこと、という質問に「最初のお子さんには自分の中に溜め込んでいたものが出やすいので、食材と調理器具に気をつけて、早いうちにデトックスをしてあげると後で楽になります」とのアドバイスを。 マクロビ初心者におすすめのものは?という質問に「まずは1日コースなどのマクロビ教室に通ってみては。スイーツのコースなどから始めるのもいい」とアドバイスされていました。 最後に「1日1食でも、週に1食でもいいので、ちゃんと食事に向き合う時間を作って、体調を整えてください。マクロビやローフードの食生活にはメリットしかないので、ぜひ取り入れていただきたいです」とメッセージも。 お土産に、料理に使用されていた「ラカントS」と「おいしくごはん」、カロリーゼロのキャンディーをプレゼント。 参加者からは「料理がとてもおいしかった」、「マクロビと聞いて物足りなかったり、味もシンプルで寂しいかと思っていたけど、すごくおいしくて大満足。また参加したい」、「すごく勉強になった。せっかくなのでラカントを使った料理に挑戦したい」という感想をいただき、満足していただけたようでした。 作ってみたいと好評だった、ピクルスの盛り合わせのレシピを櫻井シェフに教えて頂きました!次ページにてご紹介いたします。ぜひご家庭でも作ってみてください。 白金台の人気マクロビレストラン「ラ・ロンジェヴィデ」 櫻井シェフに「ラカントS」をつかった簡単レシピを教えていただきました! 【 ピクルス 盛り合わせ 】 お好みの夏野菜 材料A ・水 200cc ・米酢 50cc ・昆布だし(粉末) 5g ・ラカントS 15g ・白醤油 15g ・塩 少々 1.お好みの夏野菜を適度な大きさにカットする。 2.鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、火を止めて冷ましておく。 3.煮沸消毒した瓶に 1. の野菜を詰め、2. を注いで冷蔵庫で漬け込む。 来月も楽しいウーマンエキサイト女子会を。素敵なレストランにて開催予定です。近日お知らせさせていただきます。どうぞお楽しみに! 取材/赤木真弓
2012年08月01日“こどもと一緒のスローな暮らし”をテーマに、おかあさんたちを応援する活動をしている「くらすこと」を主宰する藤田ゆみさんが、初の著書『子どもと一緒にスローに暮らす おかあさんの本』を出版する。 「くらすこと」の活動をするとともに、3人のお子さんの母でもある藤田さん。子どもと一緒に暮らすなかで少しずつ書きとめた、子どもたちとのエピソードや出合った言葉、感じたことなど、大切なことを思い出させてくれるようなメッセージがたくさん詰まっている。 やさしいイラストは、イラストレーターの塩川いづみさんが担当。 藤田さんのおすすめの本リストも、参考になりそう。 藤田さんの等身大で書かれた文章は、とても温かい気持ちになれる。子育てしている人ならきっと共感でき、子どもとの時間を改めて大切に思えるはず。新米おかあさんへのプレゼントにもおすすめの一冊だ。 『 子どもと一緒にスローに暮らすおかあさんの本 』 著者:藤田ゆみ 定価:1,260円(税込) 発行:アノニマ・スタジオ 発売:KTC中央出版 取材/赤木真弓
2012年07月28日子どもたちと暮らしを共にする中から見えてくる、“未来を明るく照らす知恵”をコンセプトに活動する「mother dictionary」。7月29日に六本木ヒルズにて、親子で参加できる1日限りのワークショップイベント、「なつのじかん」を開催する。 ワークショップはものづくりが中心。造形作家「noninoko(ノニノコ)」によるかわいい鳥の形をしたおもちゃづくりや、デニムの耳をリサイクルしたロゼッタづくり、「LOTA PRODUCT(ロタ プロダクト)」による保冷剤を入れられて、カチューシャやアイピローとして使えるリボンづくりなどのワークショップが開催される。そのほかにも、大型絵本の読み聞かせと足育リトミック、ヨガあそびなど、さまざまな分野で活躍するアーティストならではの、子どもも大人も楽しいアイデア溢れる魅力的なワークショップばかりだ。 noninoko「トリさんのでんぐりおもちゃ」 Kitica+cokitica+HUMOR「あのひとに感謝状を贈ろう」 香菜子 LOTA PRODUCT「ひんやりリボンでこの夏をかわいくのりきろう!」 atumi&STUDIO pippi「親子でつくる なついろflag」 swissies「演奏付大型絵本の読み聞かせ&足育リトミック」 とんみ先生「親子で動物ヨガあそび」 久下玄(tsug)「なりきりビジョン」 夏休みの一日、親子でワークショップに参加して、クリエイティブな時間を過ごしてみてはいかが? mother dictionaryワークショップday 六本木ヒルズ「 なつのじかん」 日時:7月29日(日)12:00~19:00 (ワークショップは18:00まで) 場所:六本木ヒルズアリーナ *雨天決行・荒天の場合は中止になります。 ※ワークショップの申込方法、詳細はこちら。 取材/赤木真弓
2012年07月28日東京の道具街、合羽橋にある人気カフェ「itonowa(イトノワ)」。そこから歩いてすぐの場所に、セレクトショップ「itonowa Life」がオープンした。 もともとアパレル会社に勤めていたという、店主の渋谷有美さん。これまで「itonowa」で雑貨の販売やイベントなどを行ってきたなかで、ゆっくり見てもらえるような物販のスペースを新たに作りたいと少しずつ考えるようになったそう。 「昨年カフェを2日間閉めて、アパレルブランド「koton(コトン)」の受注販売会を行ったんです。そのときにお客さんが洋服を通して幸せな気持ちになる姿を見て、洋服の持つパワーを改めて感じました。“洋服って楽しい”という気持ちを思い出し、洋服と雑貨のお店を作りたいと思ったんです」と渋谷さん。 扱う洋服は「homspun(ホームスパン)」や「koton」、「rukkilill(ルッキリル)」といった、以前から付き合いのあるブランド。器や雑貨はカフェでも使用している「yumiko iihoshi porcelain(ユミコ イイホシ ポーセリン)」の器をはじめ、ポットや「fog(フォグ)」のリネン類、「GRAGE(ガレージ)」のエプロンなどが並ぶ。 松本樸さんのビーカーランプ。 「yumiko iihoshi porcelain」、「itonowa」シリーズの器。「PROMENADE FURNITURE(プロムナード ファニチャー)」の木のボードは、オリジナルのサイズに作ってもらったものだそう。 カフェでも販売しているジャムやジンジャーシロップなど、人気のアイテムも。 今後はカフェと連動したワークショップの開催や、作家を介したオリジナルの商品の展開なども考えているそう。合羽橋エリアに訪れる楽しみがまたひとつ増えそうだ。 「itonowa Life」 東京都台東区松が谷2-2-6 斉藤ビル1階 Tel:03-6231-7775 営業:11:00~17:00 木曜定休 取材/赤木真弓
2012年06月20日リネンなどの天然素材を使ったオリジナルの洋服を中心に、ずっと手元に置いておきたくなるような雑貨や日用品を扱う、人気ショップ「cholon(チョロン)」。札幌でお店をスタートし、3年前には東京の代官山にもお店をオープン。その東京店がこの6月、台東区蔵前に移転し、リニューアルオープンした。 場所は、隅田川沿いに建つ小さなビルの3階。同じビルには、セキユリヲさんが主宰する「サルビア」や写真家の大沼ショージさんによる「カワウソ」も事務所を構える。 「もともと台東区の辺りにお店をオープンしたかったのですが、そのときは見つからず、縁があって引っ越すことになりました。代官山店よりも商品アイテムは少なくなりましたが、こじんまりとしてちょうどいい広さになりました」と店長の根上笑さん。 取材時にはアクセサリーフェアを開催中。 レザートートバッグは「REN」とのコラボアイテム。 イエロー、シルバー、ブラックの3色。 オープン記念のノベルティはリネンのバンダナ。 お弁当包みとしても使えそう(数に限りがあります)。 大きな窓から隅田川とスカイツリーが見える、広々として気持ちの良い空間は、展示とワークショップのためのスペース。今後もさまざまなイベントも企画されている。お店が次々と増える東東京エリアの巡りに、ぜひ訪れてみては? チョロン東京店 東京都台東区駒形2-1-8楠ビル301 営業:11:00~18:00 定休:火曜、第1・第3月曜 お問い合わせ:03-3843-0203 【ギャラリーインフォメーション】 ■佐藤みちこ 陶の髪どめ展 期間:6月22日(金)〜7月1日(日) ■露の道草~小野みほこの花と小川麻美の器展 期間:7月5日(木)〜8日(日) ※ワークショップ「あじさいと木の実のリースづくり」 日時:7月8日(日)14:00〜16:00 料金:7,000円(材料費、器、キャンドル、オーガニックハーブティ付き) 定員:8人(要予約) 持ち物:花ばさみ、もしくはクラフトばさみ 以下からお申込みください。 取材/赤木真弓
2012年06月19日南青山で「食のギャラリー612」を主宰する、フードスタイリストのたなかれいこさんが2001年から11年間綴った、食と暮らしまわりの話100篇を集めたエッセイ『たべるクリニック』を出版した。 たなかれいこさんはCMスタイリストとして活動後、1年間滞在したニューヨークで自然食に興味を持ち、帰国後30歳でケータリングサービスを始める。その後、レストランを経て「612食べ物教室」や長野県蓼科にて無農薬、無肥料、不耕起で野菜を育てる「612ファーム」をスタート。あたりまえのおいしく楽しい食を通して、自然に添った心地よい暮らしを提案している。 本書は、そんなたなかさんが納得して使い続けている食材や調味料などを通販する「612コレクション」の会員の方に向けて、感じたり、実践していることを綴った“おたより”に加筆、編集をして1冊にまとめたもの。書かれているのは何かを禁じるストイックな生活ではなく、おいしいものをおいしく食べるというシンプルな考えを元に、たなかさんが経験されてきたことばかり。年代別にまとめられたこの本を読むと、11年という長い年月を通して、たなかさんが同じことを言っていることがよく分かる。 先日、等々力の「巣巣」で行われた発売記念トークショーでは、本にも書かれている“冷え”をテーマにお話を伺った。冷えは食べ物だけでなく、衣類や感情、環境、薬など、生活すべてに原因があるのだとか。なかには一般的には体にいいとされるものも含まれており、目から鱗の話ばかり(詳しくは本書で)。5月18日には代官山の「チョロン」で、“幸せな甘味とは”をテーマにトークショーを開催。会場では「612コレクション」の食品や商品も販売される。 いつでも食べたいものが手に入る、便利な現在、本物の食べ物を見分けるのはなかなか難しいこと。でもその手間さえ惜しまなければ、おいしく食べるだけで健康が手に入ることをたなかさん自身が実証している。この本を読むことは、自分の生活を見直すきっかけにもなりそうだ。 『たべるクリニック』 著者:たなか れいこ 定価:1,365円 発行:mille books(ミルブックス) 発売:サンクチュアリ出版 ●トークショー「幸せな甘味とは」 日時:5月18日(金) 19:30〜21:00(予定) 会場:チョロン代官山 東京都渋谷区恵比寿西1-31-12FLEG代官山1F 料金:1,000円 お申し込みはこちらから。 取材/赤木真弓
2012年04月20日震災後、自宅や図書館、書店が津波によって失われた被災地の人たちに本を届けるプロジェクトを行っている「一箱本送り隊」。有志で集まったそのメンバーが中心となり、4月29日に谷中の大行寺にて「東北銘菓フェス」を開催する。 このイベントは岩手、宮城、福島の東北3県の銘菓とおいしいコーヒーやお茶を一緒に楽しめる、カフェ形式のイベント。物産展などでおなじみのものだけではなく、各県の出身者や縁のある人たちによるおすすめの銘菓が15種類用意され、参加費を支払えばその中から好きなもの5種類と飲みもの2杯を頂けるというシステムになっている。 きっかけとなったのは、今回のフライヤーの作成やイベントの運営を担当しているイラストレーターの小関祥子さんが、ツイッターで「福島の銘菓といえばままどおるが有名だけど、私としてはエキソンパイの方が好き」とつぶやいたことだったそう。「宮城県生まれのフォロワーさんたちが非常に反応し、そこからお里の銘菓自慢に発展したんです。そのあまりの熱の高さに、イベントにしたら楽しいかもと企画をまとめることになりました」と小関さん。 各県から選んだ5種類ずつの銘菓は、そのときに名前が挙がったものがほとんどなのだとか。例えば、岩手からは「造り菓子竹芳の和糖どら焼き」や「元祖菅田のいかせんべい」、宮城からは「志ほがま」や「カスタードケーキ白鳥」といった、地元で長く愛され、東京ではなかなかお目にかかれない珍しいものも並ぶというから楽しみだ。小関さんのブログ( )では、この日用意される銘菓が推薦人のコメントとともに詳しく紹介されている。 震災後半年にわたり、被災した女性たちに化粧品を送る「Lipstick to her」という支援活動も行ってきた小関さんは、「お菓子という身近なものをきっかけに、東北各地に関心を持ってもらえたらいいなとも考えています。震災から1年が経ち、東北に縁のない方たちはどうしても関心を鈍らせがちなのを歯がゆい思いで見ておりました。今回の銘菓フェスで知ったお菓子を気に入った方が、現地のお店からお取り寄せをしたり、実際に現地へ赴いて食べて頂けたらいいなと思っています」と今回の企画趣旨について話す。 東北ではご近所同士が集まり、お菓子や漬け物をつまみながらお茶を飲み、おしゃべりをする「お茶っこ」という風習があるそう。そんな習慣に習い、おいしいお菓子で楽しいひとときを過ごしてみては? 「一箱本送り隊presents 岩手・宮城・福島 東北銘菓フェス」 開催日:2012年4月29日(日) 12:00〜17:00 場所:台東区谷中・大行寺 座敷(東京都台東区谷中6-1-13) 東京メトロ 千代田線「根津駅」交差点口より徒歩8分 JR山手線「日暮里駅」南口より徒歩13分 参加費:1500円(お好きな銘菓5つ+飲みもの2杯+銘菓マップ付) お問い合わせ先:kosekishoko@gmail.com ※素足で座敷にお上がりになるのはご遠慮ください。靴下類の着用をお願いいたします。 ※当日、本堂へのお参りはご遠慮いただけますようお願いします。 ※会場内は禁煙です。屋外の定められた喫煙スペースをご利用ください。 ※駐車場のご用意はございません。 ※経費を差し引いた収益金全額を、東日本大震災の被災地に本を送る活動をしている 「一箱本送り隊」の活動資金といたします。 取材/赤木真弓
2012年04月09日震災からもうすぐ1年。クリエイティブユニットのkvina(クビーナ)が東北の魅力を伝える展示「Mi amas TOHOKU(ミ アーマス トウホク)」をロゴスギャラリーにて開催する。 Kvinaは作家の小林エリカさん、グラフィックデザイナーの田部井美奈さん、写真家の野川かさねさん、イラストレーターの前田ひさえさんによるクリエイティブユニット。震災後「つながるひろがる東北応援プロジェクト」を発足し、仙台を拠点にする編集プロダクション「SHOE PRESs(シュープレス)」とともに、その活動のひとつとして「Mi amas TOHOKU」プロジェクトを発足。東北の企業とボーダーこけしグッズを製作、販売し、売上金を寄付することで被災地を支援する活動を続けてきた。 Mi amas TOHOKUは、かつて岩手に暮した宮沢賢治も学んだエスペラント語で、「東北が好き」を意味する。徐々に希望を取り戻し始め、その姿を全国の人に見てほしいという「SHOE PRESs 」を中心とする現地の人々の思いから、kvinaのメンバーがそれぞれ現在の東北を旅行。ガイドブックを製作し、少しずつ復興している沿岸部の街、温かな祭り、おいしい食べ物、守り続けられる民藝、震災を機に立ち上がった地元の人々の活動を見つめ、その魅力を伝える。 東北ガイドブック2012「Mi amas TOHOKU 東北が好き kvina×SHOE PRESsの観光案内」(私家版) 1,050円 展示ではガイドブックで使用した、kvinaメンバーによる作品や写真を展示。「Mi amas TOHOKU」のボーダーこけしグッズや福島プロジェクト“ライフク”のピンバッチ、青森のセレクトショップ「STABLES」のセレクト商品、「SHOE PRESs 」が編集した書籍、各地域が出しているパンフレットや地図などを販売する。 また、青森の伝統的な民藝「こぎん刺し」を体験するワークショップやミュージシャンのアン・サリーさんとともにライブ&トークショーも開催。 kvinaを通して東北の魅力を改めて確認し、東北を訪れることで観光から復興支援を目指す今回の展示。復興についてもう一度考え直すきっかけにもなりそうだ。 東北が好き「Mi amas TOHOKU」 会期:3月9日(金)~21日(水) 10:00~21:00(最終日は17:00まで) 会場:ロゴスギャラリー 東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコPART1 B1F お問い合わせ:ロゴスギャラリー 03-3496-1287(10:00〜20:00) ※3月16日(金)はイベント準備のため、14:00~15:30クローズ。 ※入場無料 企画制作:パルコ 協力:kvina・SHOE PRESs・高橋亜弥子・西村亜希子・mokka ・オープニングアクト「Mi amas TOHOKU 東北が好き」 日時:3月9日(金) 19:00〜20:00予定(18:30開場) 出演・演奏・歌:VOQ 映像・スライド:西村亜希子+kvina ・こぎん刺しワークショップ「Mi amas AOMORI 青森が好き」 日時:3月10日(土) 14:00~ 参加料:1,000円(材料費込み) 定員:10名 予約:メールのタイトルを「こぎん刺しワークショップ」と明記の上、お名前、人数、連絡先をご記入し、logos-g@parco.jp宛にご予約ください。返信のメールをもって予約を完了いたします。 ※予約の定員数に達し次第受付を終了させて頂きますのでご了承ください。 ・ライブ&トークショー「Mi amas FUKUSHIMA 福島が好き」 日時:3月16日(金) 16:00~18:00予定(開場15:30~) 出演:アン・サリー、LIFEKU、kvina 取材/赤木真弓
2012年03月08日世界中で愛されるフィンランドの森に住む『ムーミン』から伝わる、北欧の風土やライフスタイルを紹介する展示「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待が、3月20日からBunkamura Galleryにてスタートする。 デザイン:ユホ・ヴィータサロ 《Nuppu(ヌップ)》 本展は、今年4月からスタートする全国巡回展「フィンランドのくらしとデザインームーミンが住む森の生活」の開催に先駆けた展示。 『ムーミン』を生み出した画家で作家のトーヴェ・ヤンソンが生涯を過ごした20世紀に、国際的に高い評価を得て今もなお大きな影響を及ぼす、フィンランドの美術とデザイン。 ©Iittala それらをフィンランドの家具やガラス、陶器、テキスタイルなど、北欧を代表するデザイナーの現行品やヴィンテージの食器やファブリック、オリジナルグッズの展示販売を通して紹介する。 販売商品一例(内容は変更になる可能性があります) アヌ・トゥオミネン 《レモン味のアイスクリーム》 ©Anu Tuominen & Art-U room, 2012 また会期中は毎日イベントを開催。フィンランド人手芸ユニット「TAKKU(タック)」による、フィンランドの民族衣装の飾り紐やベルト、ヘッドバンドとして使われる伝統工芸「ピルタナウハ織」や、『ヒンメリ フィンランドの伝統装飾』の著者であるおおくぼともこさんによる麦わらで作るモビール「ヒンメリ」のワークショップも行う。 ワークショップで作るピルタナウハ織の飾り紐。 フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」。 展示を通して、暮らしから見えてくるフィンランドのデザインを感じてみては? 「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待 会期:3月20日(火・祝)~28日(水) 10:00~19:30 会場:Bunkamura Gallery ※入場無料 お問い合わせ:ワークショップの予約:03-3477-9174 ワークショップは定員になり次第、締め切らせていただきます。 【ワークショップ】(予約制) ・フィンランドの伝統手工芸『ピルタナウハ』織体験 日時:3月26日(月) 10:30~/14:00~/17:00~ 各回約2時間 講師:手芸ユニットTAKKU(タック) 定員:各回10名 参加費:4,000円 ・フィンランドの伝統装飾『ヒンメリ』作り 日時:3月27日(火) 10:30~/14:00~ 各回約2時間 講師:おおくぼともこ 定員:各回10名 参加費:4,000円 取材/赤木真弓
2012年03月07日京都を拠点に、オリジナルのシャツ作りをする専門店「モリカゲシャツ」。直営店とウェブだけのお店だが、2003年から年に一度だけ東京で限定ショップをオープンしている。そんな「モリカゲシャツ東京」が開催から今年で9回目を迎え、“9”をキーワードにさまざまなイベントを開催する。 会期中はオモテモリカゲシャツとウラモリカゲシャツの販売、リメイクや染めかえなどをするデザインプロジェクト「ebebe(エベベ)」の染めかえ受付と、グッズ販売を行う。 また限定ショップとして、今回は京都のベーカリー「Le Petit Mec(ル・プチメック)」のパン、「OKAZ DESIGN(オカズデザイン)」による9種類のレモネードも味わうことができる。 3月19日、20日の2日間は、予約不要のイージーオーダーと枚数限定のパターンオーダーも可能。パターンオーダーは毎年予約がすぐ埋まってしまうので、早めの予約が必要だ。※予約終了 3月19日には”9”にちなんでトーク(9)ナイトを開催。「衣」ふく代表の森蔭大介さん(モリカゲシャツ)、「食」くう代表の西山逸成さん(Le Petit Mec)、「住」くらす代表の中原慎一郎さん(Landscape Products)の3人の店主によるトークショーのほか、ミュージシャン「空中ループ」の松井省悟さんによるアコースティック・ミニライブも。 また最終日には、NPO法人「するところ」による子どもたちを対象にしたワークショップを開催。モリカゲシャツの布地やハギレ、参加者がそれぞれ持ち寄った、不要な洋服などを使い、「ebebe」ハギレプロジェクトのふくろを作る。※予約終了 今回も盛りだくさんのイベントが企画されている「モリカゲシャツ東京2012-9th」。ぜひ家族で出かけてみてはいかが? 「モリカゲシャツ東京2012-9th」 会期:2012年3月17日(土)~20日(火・祝) 11:00~19:00 場所:SHIBAURA HOUSE 東京都港区芝浦3-15-4 お問い合わせ:03-5419-6446(会期中のみ) ※パターンオーダーと子どもワークショップは 定員のため予約終了しました。 詳しくはこちら talk night ------------------------------------------- 「衣」ふく「食」くう「住」くらす「歌」ソング、の4人に くろう話からククッと笑える話をしてもらいます。 出演:森蔭大介(MORIKAGE SHIRT)、西山逸成(Le Petit Mec)、 中原慎一郎(Landscape Products)、松井省悟(空中ループ) 日時:3月19日(月) 19:00〜20:30(18:30開場) 場所:SHIBAURA HOUSE 参加費:999円(パン・ドリンク付) お問い合わせ:tokyo2012@mrkgs.com 075-241-7746(モリカゲシャツキョウト) ※予約受付中。 詳しくはこちら→ 取材/赤木真弓
2012年03月07日グラフィックデザイナーで一児の母でもある、杉本雅代さん。3月の大震災以降、身体にいい「酵素シロップ」をいろいろな人に知ってもらいたいと、葉山、湘南を中心に酵素シロップ教室を開催しています。そんな杉本さんに 前回の記事では「酵素シロップの魅力と作り方」 を教えて頂きましたが、今回は飲む以外の「酵素シロップを生活に取り入れる方法」を伺いました。 「酵素シロップ」の作り方はこちら ≫ 実は「酵素」は皮膚からも吸収することができます。そのため傷口に塗ったり、美容やマッサージにも使用したり、酵素シロップは生活すべてに使うことができるのだそう。 「朝、酵素を混ぜるときに手についた酵素は、顔に塗ってパックしています。子どもの口元にも塗ってあげたり。手荒れも減りましたね。髪の毛にもいいと思います。また傷口に酵素シロップの原液を塗って、絆創膏をすると治りが早くなります。肩こりがひどいときには、酵素をコットンに染ませて貼ったり。本当に何にでも使えます」 手作り化粧水や足湯にも使っています ≫ 酵素を使って手作りコスメを楽しむ そんな杉本さんのおすすめは、酵素を使った手づくり化粧水。ワークショップに参加した方に教えていただいたのだとか。精製水50ccに酵素を大さじ1杯入れ、お好みのオイルやエッセンスを少々プラスして作ります。新鮮で経済的なだけでなく、環境にもやさしい。ビタミンCを含んだ柑橘系の酵素シロップを使うとお肌にもよく、春夏にはドクダミもおすすめだそう。 酵素シロップ作りで残ったものは足湯に また酵素は40℃で一番活発に働くため、お風呂や足湯に入れるのにも最適。酵素シロップを漉して残ったものを不織布に入れて使います。 「お風呂に入れるとお湯がとろんとして入りやすいですね。すごく汗をかくので、冷え性も以前よりマシになったと思います。子どもによく足湯をしてあげるのですが、しょうがを入れるとさらに温まるし、すごく気持ちがいいんです」 残ったお湯は浸け置きの洗濯に使ったり、不織布に入れたフルーツの残りは土に返すのだそう。環境にも良さそうです。 酵素シロップは杉本家に欠かせない万能薬 ≫ 酵素シロップは杉本家に欠かせない万能薬 さらにこの季節のおすすめは、酵素水を使った鼻うがいと万能薬づくり。お湯に塩と酵素シロップを少量入れ、鼻うがいをします。また、ドクダミとユキノシタとしょうがで作った酵素シロップは、杉本家の万能薬。 「ドクダミは浄化作用のあり、ユキノシタは熱冷ましや中耳炎にもいいし、しょうがは身体を温めてくれます。野草は取ってから8時間以内に作ることだけ気をつけてください。冷蔵庫に作り置きして、風邪を引いたときや食べ過ぎたときに飲むようにしています」 生活が酵素中心になったという杉本さん。そのほかにごはんを炊くときやパンをこねるときに入れたり(ふっくらするそう)、野菜や魚、肉も1000倍に薄めた酵素水につけてから使用しているのだといいます。 そんな杉本さんにとって、酵素は元気の素なのだとか。 「酵素は生きているものすべてにあるもの。人それぞれ持っている酵素が違うので、その人そのものなんですね。酵素シロップは自分の常在菌を混ぜることで作ることが特徴で、自分の分身を培養している感じでしょうか。だから体調の悪いときに混ぜると元気のないものになるし、嫌な気分で混ぜると毒になってしまうんです。だから酵素が作れるということは自分の身体が元気だということ。健康のバロメーターかもしれませんね。自分や身近な人の健康を守る、酵素づくりは女性の仕事だと思います。できれば各家庭にマイ酵素があるのが理想。愛情を持って作ってくださいね」 杉本雅代さんインタビュー(1) 「酵素シロップ」の魅力と作り方 はこちら ≫ 取材/赤木真弓
2012年01月05日グラフィックデザイナーで一児の母でもある、杉本雅代さん。3月の大震災以降、身体にいい「酵素シロップ」をいろいろな人に知ってもらいたいと、葉山、湘南を中心に酵素シロップ教室を開催しています。そんな杉本さんは酵素シロップをどのように生活に取り入れているのか、その魅力と共にお話を伺いました。 簡単で気軽に作れる「酵素シロップ」とは 杉本さんが酵素を生活に取り入れるようになったきっかけは、友達に酵素のワークショップに誘われたことだといいます。 「話を聞いて、こんなに素晴らしいものがあるんだと思いました。ごはんの前に必ず飲むようになってから便秘がなくなったし、風邪も引きにくくなりましたね。食生活を見直すきっかけにもなりました。ワークショップをしたことがない私が教えるのも……と思いましたが、地震以降すぐにできることは身体の免疫力を上げることだと思い、酵素シロップのワークショップを始めることにしたんです」 そもそも酵素とは消化吸収や筋肉を動かしたり、呼吸をするなど、身体の動きに必要なもの。発酵食品に多く含まれ、酵素が不足すると免疫力が低下してしまいます。酵素シロップは季節のフルーツや野菜、野草などに砂糖を入れ、手でかき混ぜることで発酵させて作り、味噌やぬか漬けなどよりも簡単に作れることから注目されています。 「フルーツの皮をむいたり、スライスしていると香りが良くてリラックスできます。子どもがいない午前中の一人の時間に作る、この作業が楽しいんです」と杉本さん。 杉本さんの酵素シロップは、おいしくて見た目もかわいく、飲みやすいことを心がけています。 「冬は柑橘がおいしいのでメインに、あとは味にあまり影響のないにんじんやかぼちゃ、さつまいもを入れたり、どんぐりやハーブ類など面白いものをちょっと入れます。ショウガを加えたり、梅だけで作る酵素もおいしいです。また発酵補助剤として玄米を少し入れます。常に4種類ほど作っていますね」 また、酵素シロップに使うフルーツや野菜には、発酵しやすいものと発酵しにくいものとがあるそう。りんごやなしは発酵しにくく、初心者には柑橘系やキウイ、かりんがおすすめ。だいこんやかぶ、きゅうり、なす、白菜、葉っぱ類は少し漬け物のようなにおいがして飲みにくいのだとか。 「酵素シロップ」作りの基本の「き」とは? 「酵素シロップ」には「皮」も「種」もすべて使う ここで酵素シロップづくりの基本を。フルーツや野菜の皮は全て入れますが、柑橘は皮をむいたほうが飲みやすくなります。むいた皮は乾かしてお風呂に入れたり、ピッチャーに水と一緒に入れてレモン水などにして使いましょう。材料はできるだけ無農薬に近いものを選び、地元のものや季節のものを使います。 「そのときに飲みたいなと思うものは、身体が欲しているものなので、地元のものが揃わなくてもいいとワークショップでも伝えているんです。酵素は頭で飲むではなく、五感や直感で飲むものなんです」 できあがった酵素シロップは、レモンを少ししぼって水で割ったり、豆乳で割って飲むのがおすすめ。 1日に60ccまで(子どもはその半分) にして、 空腹時に 飲むようにします。 冬は 47℃以下のお白湯 で割ったり、オリーブオイルと塩を混ぜてドレッシングに、また寒天に入れてゼリーにしてもいいとのこと。杉本さんのお子さんもジュース代わりに飲んでいるおいしい酵素シロップ。最後におすすめのレシピを教えてもらいました。 「酵素シロップ」のレシピをご紹介! ● ゆずとレモンの酵素シロップ 【材 料】 ・ゆず 2個 ・レモン 1個 ・しょうが 一片 ・にんじん 1/3本 ・タイム ・玄米、大豆、小豆、黒豆、どんぐり 適量 ・上白糖 【レシピ】 1. 材料を水で洗う。水を汲み置きしておく。 2. レモンの皮をむき、スライスする(白い部分はえぐみになるので取る)。ゆずの皮を手でむき、適当な大きさに分ける。にんじんとしょうがは、皮付きのままスライスする。 3. すべての材料をボウルに入れ、重さを量る。材料に対して 1,1倍の重さ の 上白糖 を用意する。 ※重量の割合がポイント。また酵素シロップ作りには「上白糖」を使います 4. 1リットルの広口瓶に砂糖、材料の順番に交互に入れ、砂糖でふたをする。空気が通るようガーゼなどでふたをして、人のいるところに置く(17~20℃が最適)。 5. 6~7日間、1日に1、2回砂糖を溶かすように手でかき混ぜる。 6. 1週間後(冬なら2~3週間後)、ざるで漉し、一昼夜置く。ガーゼで二度漉しする。 7. 瓶などに入れ替え、風通しのよい冷暗所に置く。 ※ 発酵しにくいときのアドバイスはこちら。 杉本雅代さんインタビュー(2) 「酵素シロップ」活用術 はこちら ≫ 取材/赤木真弓
2011年12月29日“ロースイーツ”を提案する仲里園子さんと山口蝶子さんによる姉妹ユニット「シャリマ・ドゥ・ラ・テフテフ」が、初のロースイーツのレシピブックを2冊同時に発売した。 ロースイーツとは生のフルーツやナッツ、自然の甘味料を使った、焼かないで作るお菓子のこと。ヘルシーだけど新鮮、満足感があり、驚くほど簡単に作れることから注目されている。 『焼かずにかんたん基本のロースイーツレシピ』は、そんなロースイーツの基本の材料やレシピのポイントから紹介してくれる本。 ケーキやタルト、混ぜて成形するだけのクッキーなどの焼き菓子やチョコレート、アイスやドリンクのほか、食品を乾燥させる「ディハイドレイター」を使った本格的なロースイーツまで、たっぷり38レシピ提案している。シンプルなレシピがまとめられ、基本のロースイーツが分かる1冊となっている。 『焼かないで作れる! きれいになるロータルトレシピ』は、ロータルトに特化したレシピブック。 基本の作り方からフルーツを使ったタルト、フローズンタルト、ティラミス、ローキッシュなどバリエーション豊かに紹介している。 見た目にもおいしく、レシピも簡単。オーブンを持っていなくてもすぐに作れる、ロースイーツの魅力がたっぷり詰まった2冊だ。 『焼かずにかんたん基本のロースイーツレシピ』 著者:仲里園子、山口蝶子 定価:1,575円 発行:エンターブレイン 『焼かないで作れる! きれいになるロータルトレシピ』 著者:仲里園子、山口蝶子 定価:1,260円 発行:講談社 取材/赤木真弓
2011年12月28日ドイツで100年以上愛され続けているガラス容器「WECK」。リサイクルガラスを使った容器は、においがつきにくく、耐熱性があり、スタッキングも可能。見た目の良さだけでなく、使い勝手の良さも抜群だ。そんなWECKを使用した、初のレシピブックが発売された。 本書ではまず、WECKの煮沸、密閉方法から教えてくれる。きちんとできれば、ジャムやオイル類は常温で半年、煮込み料理やオーブン料理も3ヶ月は保存可能だ。 煮沸密閉方法を覚えたら、瓶詰め料理を。ジャムやコンポートなどの保存食の定番から、冷製スープ、調味料などをアレンジも含めて紹介。レシピは料理研究家の冷水希三子さんが担当しているので、どれもおいしそう! また、本国ドイツでは調理道具としても活用されているWECK。日本ではあまり馴染みのない瓶詰め料理を幅広く紹介している。おこわやふろふき大根などの和食から、ケーキやプリンなど、目からうろこの簡単レシピが紹介されている。 これだけ豊富なレシピが生まれるのは、一般家庭でできるガラス容器を使った瓶詰め保存食の研究と開発を続けてきたWECKならでは。 外国のレシピブックのようなデザインも素敵な一冊。これからの季節の保存食づくりにもぴったりだ。 『WECK COOKING』 定価:1,260円 発行:京阪神エルマガジン社 取材/赤木真弓
2011年12月08日北極海に広がる大雪原に暮らす民族イヌイット。彼らの暮らしを描いた壁かけを通して、その文化を紹介する展示「北極海とイヌイットの壁かけ」が、現在生活工房ギャラリーにて開催されている。 “海によって分断された”のではなく、“海によってつながった”世界を感じるために企画された、世界の海辺での暮らしをクラフトの目線から3年にわたって紹介していく「7つの海と手しごと展」。<第1の海>として紹介された、パナマ共和国のカリブ海沿岸に暮らすクナ族の作るアップリケ刺繍「モラ」に続き、<第2の海>として北極海とイヌイットの暮らしを紹介している。 イヌイットは、カナダのヌナプト準州やアラスカなどの北極圏を中心に暮らす先住民。一年の大半は氷雪に覆われ、樹木が育たないこの土地で、4000年以上も前から優れた知恵と工夫で生活を続けている。今回の展示では、防寒着の余り布に色とりどりのフェルトを施し、昔ながらのイヌイットの生活が描かれた壁かけ20点を中心に、裁縫道具や釣り具などの生活道具、映像資料などを通して、イヌイットの暮らしや文化がよくわかるような構成になっている。 まずはハンティングと釣り。カリブー(北米産トナカイ)やホッキョクオオカミ、アザラシ、セイウチなどの大型の動物を仕留める様子が、壁かけにも描かれている。 次はイグルー(雪の家)と呼ばれる住居。イヌイットは冬には雪で造った家に、また獲物を追って移動する夏にはアザラシの皮で造ったテントに暮らす。ここでは、アザラシを解体するところやイグルーの中で楽しく過ごす様子などが描かれている。 衣服のコーナーでは、実際の靴も展示。極寒の地で生活するため、イヌイットの女性たちが動物の骨から針、腱から糸を作り、風や雪解け水を通さないように仕立てた服がどのようなものなのかがわかる。 そのほか、イヌイットの遊びやものづくり、カヤックなどを写した貴重な映像資料も。けん玉やあやとり、お手玉など、意外にも私たちに馴染み深いおもちゃで遊んでいる様子が興味深い。 ワークショップやトークショーなど、イベントも開催。開催時には『イヌイットの壁かけ』(暮しの手帖社)や壁かけの絵はがき、イヌイットの雪めがね柄のミトンなども販売される。 かわいらしいクラフトとしても楽しめる展示。ぜひ出かけてみては? 北極海とイヌイットの壁かけ 会期:2011年12月18日(日)まで 開館時間:9:00〜20:00 無休 会場:生活工房ギャラリー 東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー3階 入場料:無料 お問い合わせ:03-5432-1543 ・ 上映会&ミニワークショップ「イヌイットの暮らしと遊び」 イヌイットの暮らしを描いた映像を見た後、イヌイット・ヨーヨーを作ります。 日程:12月4日(日) 10:30〜12:30 講師:笹倉いる美(北海道立北方民族博物館 学芸主幹) 会場:生活工房5階セミナールームAB 参加費:¥800(材料費込み) 定員:40名(申込先着順) ・ 講演会「イヌイット服飾今昔物語―材料、技術、精神の世界」 イヌイットの暮らす地域で長年フィールドワークを続けてきた講師が、服飾に見られる文化を紐解きます。 日程:12月17日(土) 14:00〜15:30 講師:スチュアート・ヘンリ(放送大学教授) 会場:生活工房4階ワークショップA 参加費:¥500 定員:50名(申込先着順) 申込はそれぞれメール info@setagaya-ldc.net (件名を「イヌイット」とし、イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号を明記) または電話(03−5432−1543)で生活工房まで。 取材/赤木真弓
2011年12月02日おうちスタイル教室の第4弾として、11月13日に初心者を対象とした『プロに教わる! デジタル一眼ワークショップ』が開催されました。 講師はフォトグラファーの長塚奈央さん。書籍、雑誌を中心に料理やインテリア、雑貨などの撮影を手がけるほか、雑誌『カメラ日和』主催の写真学校で講師を務めています。この日の目標は、デジタル一眼についている明るさを調節する機能「AVモード」を使えるようになること。長塚先生によると、後ろが少しぼかすように撮ると、雰囲気のあるかわいい写真になるのだとか。つまり、このAVモードによってピントをどこまで合わせるかを調節できるのだそう。 6名の参加者が持参したカメラの設定を一人一人チェックし、早速実践! AVモードに切り替えて、模様の入った布の上に縦に並べたマカロンを撮影してみます。今まで使用したことのなかったこの機能を使うことで、写真の表情がぐんと変わることが分かったよう。 今度はお菓子がずらりと並んだ部屋に移動し、好きなファブリックの上にお菓子やカップなどを自分でスタイリングをしながら自由に撮ってみます。 おしゃれなスタイリングのコツや、おいしく見える撮り方について、先生に積極的に質問をしながら1時間ほど写真を撮り続けました。 最後にお菓子とカップを、パーティーをイメージしてセッティング。 たくさん並んでいる様子をカメラに収めます。「たくさん並んだときには自分が一番写したいものを決め、そこにピントを合わせる」というアドバイスに、みなさん真剣に撮影していました。 撮り終えたら、撮った写真のなかからお気に入りを5、6枚選び、その場でプリント。みんなで見て、長塚先生からよかった点などを聞きました。みなさんに感想をお聞きすると、「お菓子やお皿のスタイリングが難しかったけど、先生のお話が分かりやすかったです」「新しい気づきや発見があり、楽しかったです」と、ポストカードのような仕上がりに、みな満足そうでした。 たくさん撮影した写真は、仲間同士で写真を共有できる便利な「withPhoto」にアップロードするのもおすすめです。 写真の新しい楽しみがひろがる! 「withPhoto」(ウイズフォト)活用術はこちら>> デジカメプレゼントキャンペーンに応募する! >> withPhoto(ウイズフォト)に、今すぐ登録! >> 撮影協力/ アワビーズ 取材/赤木真弓
2011年11月21日詩人、翻訳家、絵本作家として、多くの絵本を世に送り出している谷川俊太郎さん。さまざまな画家と仕事をするなか、谷川さんにとって特別な存在であり、創作活動に大きな刺激を受けたという堀内誠一さん、長新太さん、和田誠さんの3人との仕事を取り上げ、谷川さんの絵本の世界を紹介する展示が、ちひろ美術館・東京にて開催されている。 和田誠さんによる描きおろしの作品が飾られた展示室2には、堀内誠一さんによる作品が。イラストレーター、デザイナーの枠にとどまらないダイナミックな仕事で、谷川さんが「大変優れたエディターだった」と語る堀内誠一さん。ミリオンセラーとなった『マザー・グースのうた』は絵を手がけたほか、レイアウトや校正も堀内さんが担当。そのほか、ノンセンス絵本や『わらべうた』などの原画も展示されている。 堀内誠一『マザー・グースのうた 第2集』(草思社)より 1975年 同じ部屋に飾られているのが、長新太さんの作品。人から見た「わたし」について、表情豊かな絵で描かれた『わたし』をはじめ、のびのびとした長さんの絵に谷川さんは常に驚かされ、魅せられてきたそう。『にゅるぺろりん』や『えをかく』などの原画も見ることができる。 長新太『えをかく』(講談社)より 1973年 展示室4は谷川さんが、その地に足のついたユーモア感覚に絶大な信頼を寄せている和田誠さん。「かがくのとも」の工場見学シリーズでは、一緒に取材に行き、その様子を描くなど、名コンビぶりが垣間みられます。谷川さんが「完成度が最も高い」と自負する『あな』をはじめ、細かく色指定されたものや手描きの原画が展示されている。 和田誠『もりのくまとテディベア』(金の星社)より 2010年 展示の最後には、谷川さんの子ども時代の通信簿や写真、手紙のほか、「旅先ではその土地の民芸品を買うと決めている」という谷川さんの世界各国の旅の思い出も展示。 全ての作品に、谷川さんによるコメントが書かれているので、制作秘話を知れるのも興味深い。3人の作家との仕事を通して、それぞれ違う魅力のある絵本の世界を紹介している。帰りにはぜひ、谷川さんのありがたい言葉が書かれた「俊みくじ」(100円)をお土産に。50種類の言葉が書かれていて、中にはアタリもあるのだとか。 いわさきちひろ 蝶とあかちゃん 1971年 会場のちひろ美術館・東京は、絵本画家いわさきちひろさんの自宅兼アトリエ跡に作られた、絵本の専門美術館。黒柳徹子さんが館長を務めていることでも知られている。小さな子どもが無理なく鑑賞できる高さに作品を設置したり、絵本の読み聞かせやわらべうた遊びなど、親子で参加できるイベントの会も。またおもちゃで遊んだり、授乳もできる「こどものへや」、約3000冊の国内外の絵本を配架した図書室、ベビーカーの貸し出しなど、さまざまなサービスが行われている。 カフェスペースでは、たまごボーロやウェハースなど赤ちゃん用の食事も用意。 絵本にたくさん触れられる、「ファーストミュージアム」としても最適な美術館。この機会にぜひ足を運んでみては? 谷川俊太郎と絵本の仲間たちー堀内誠一・長新太・和田誠 会期:2011年10月26日(水)〜2012年1月29日(日) 10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜(但し、祝休日は開館、翌平日休館、12/26〜1/1、1/10は休館) 会場:ちひろ美術館・東京 展示室2・4 東京都練馬区下石神井4-7-2 入館料:大人800円、高校生以下無料 お問い合わせ:03-3995-0820 「ことばと音楽であそぼう! 谷川親子による子どもワークショップ」 日程:2012年1月8日(日) 1、11:00〜12:00(対象:小学1〜3年生) 2、13:30〜15:00(対象:小学4〜6年生) 講師:谷川俊太郎、谷川賢作(作曲家、ピアニスト) 定員:各回40名(要申し込み、12月8日受付開始) 参加費:500円 その他のイベント詳細は ホームページ まで。 取材/赤木真弓
2011年11月16日今年の7月、「人と人が出会い、つながり、分かち合う」をテーマに開催され、好評のうちに終わった“くらすこと”のひろば。その2回目となるイベントが、東京・蔵前にあるアノニマ・スタジオにて11月13日に開催される。 イラスト/塩川いづみ “くらすこと”のひろばは、「今まで考えられなかった出来事がたくさん起こる中、しっかり地に足をつけ、どう暮らし、どう生きていくのかを考えるためのきっかけやヒントになれば」、と“くらすこと”の藤田ゆみさんがスタートしたイベントだ。 第2回目となる今回は、「森のイスキア」を主宰し、手づくりの料理を通して人々を癒し続けている佐藤初女さんを講師に迎え、おむすびの講習会を行う(要予約)。午後にはマーケットを開催。料理家の瀬戸口しおりさんによる料理や「Karuna(カルナー)」のスコーンやジャム、「北川ベーカリー」のパン、「ごはん屋ヒバリ」の軽食などおいしい料理やおやつを販売するほか、中川糸子さんによる手芸ワークショップ、ロルフィングのお試しや青木隼人さんのライブも楽しめる。 1回目の“くらすこと”のひろばの様子。 また、暮らしの本をたくさん集めた“古本募金マーケット”のほか、会場入り口にドネーションボックスを設け、イベント収益の一部をプラスして、「ほしいものが、ほしい人に確実に届く、顔がわかる範囲の支援」を掲げる「みんなともだちプロジェクト」に寄付される。 楽しい時間を過ごしながら、これからの暮らしについて考えるイベント、ぜひ子どもたちと一緒に出かけてみては? “くらすこと”のひろば 日時:2011年11月13日(日) 会場:アノニマ・スタジオ1階「キッチン」 東京都台東区蔵前2-14-14 佐藤初女さんと分かち合う、おむすびの会 〜食べることはいのえちの移しかえ〜 時間:10:00〜13:00 参加費:3,800円 定員:24名(お子さま連れ枠10名) ※応募は締め切りました。 “くらすこと”のひろば マーケット 時間:14:00〜17:00 ※ 予約不要、入場無料 出店 瀬戸口しおり Karuna(スコーン、ジャム) 北川ベーカリー(パン) ごはん屋ヒバリ(軽食、季節の瓶詰め) 中川糸子(手芸ワークショップ) 池田円、にいつゆきこ(お試しロルフィング) “くらすこと”の店(雑貨) アノニマ・スタジオ(本) ライブ 青木隼人 取材/赤木真弓
2011年11月09日妊娠から出産、育児まで、子育てをするママへの情報が満載の雑誌『tocotoco』が、11月5日と6日の2日間、浅草のレトロなライオンビルディングにてイベント「tocotoco祭り」を開催する。 『tocotoco』でおなじみのイラストレーターやスタイリスト、料理研究家が参加し、チャリティーフリマやマーケット、ワークショップ、ライブと盛りだくさんの内容になっている。 チャリティーフリマでは、tocotocoマザーたちから募った子ども服やおもちゃ、器、大人向けの服まで掘り出し物がいっぱい。フリマの売り上げは、東日本大震災の義援金として全額寄付されるのだとか。 フリマ商品の一部。 マーケットでは、布おむつの店『kucca』や人気連載の「おひげのおひげちゃん」のオリジナルグッズ、お菓子などが出店される。イベント限定の商品もあるので見逃せない。 さらにワークショップでは、tupera tuperaによる手づくりおもちゃ「やさいカードばたけ」やスタイリスト佐藤かなさんによるクロスステッチのバッグのタグづくり、『kucca』店主の諸井更絵子さんによる布おむつのお茶会、料理研究家の近藤幸子さんによるフライパンで簡単クッキングなど、さまざまな企画が。親子で一緒に楽しめる「COINN」によるライブも開催される。 会場では表紙の撮影を担当している、フォトグラファーの鍵岡龍門さんによる写真館や、授乳室やおむつ替えスペース、子どもたちのプレイスペースも設置。小さなお子さんがいても安心して出かけられそうだ。 浅草の散策を楽しみがてら、ぜひ親子で出かけてみてはいかが? tocotoco祭り 日時:2011年11月5日(土)、6日(日) 10:00〜17:00 会場:LION BUILDING 東京都台東区雷門2-11-10 【ワークショップ】 佐藤かなさん(スタイリスト)「クロスステッチでバッグのタグを作ろう!」 日時:11月5日(土) 1、11:00〜12:00 2、13:00〜14:00 定員:10組 親子でもお一人でもOK 参加費:1,500円(ドリンク代込み) 近藤幸子さん(料理研究家)「フライパンで簡単クッキング」 日時:11月6日(日) 15:30〜16:30 定員:20組 親子でもお一人でもOK 参加費:1,500円(ドリンク代込み) ※ 「tupera tuperaのやさいカードばたけを作ろう!」は定員のため、受付締め切り済。 諸井更絵子さん(Kucca店主)「布おむつお茶会」 日時:11月5日(土) 14:30〜15:30 定員:10組 参加費:700円(ドリンク代込み、小さなおみやげ付き) COINNライブ「COINN秋の音楽会」 日時:11月5日(土)16:00〜17:00、11月6日(日)11:00〜12:00 定員:30〜40組 参加費:2,000円(ドリンク代込み) ※申し込みは こちら のページのフォームから。 取材/赤木真弓
2011年11月02日