大阪出身の30代主婦。3人の男の子を持つ母。「なんかいけそうな気がする~♪」とただただフィーリングで生きる女。思い立ったら即行動せずにはいられない猪突猛進な性格ゆえ、猛烈子さんとの異名をも持つ。幼少期より鍛え抜かれた雑草魂により、相当打たれ強く、年々鉄の女化が加速。だいたいのことにおいて三日坊主なのにブログだけは6年間ほぼ毎日書き続けており、ありのままの失敗談(!?)を等身大にぶちまけている。モットーは「大変なことほど笑いにかえて」。である。
やんちゃ3兄弟との育児絵日記! アメブロで大人気のブログ「kosodatefulな毎日」の作者がつづる爆笑(たまにホロリ…)のエッセイです。
家族の中で誰が体調不良になると一番困るかっていったら、母親であるこの私。お母さんが体調不良になると、家を回す全機能がストップしてしまいます。 風邪をひかないんじゃなくて、ひけないんですよね。風邪をひいてる場合じゃないんです。 でも…もしかしたら世の奥さんたちも一緒じゃないかな~とひそかに思っているのですが…。 子どもが体調崩したら全力で看病態勢に入るのに、 夫が体調を崩したら逆にイラッときませんか!?(笑) (この記事は4年前に詳細に日記につけていた出来事をもとに書きおこしています) 当時、長男3歳次男0歳4か月。夫は育児家事ともにノータッチのダメダメ夫でした。 ようやく夫が休みの日曜日の朝。 起きてくるなり夫が「しんどい…」と言い出しました。「腰と肩が痛い」さらには「インフルエンザかもしれない」ですって。 いやいやいや。あなたの病名、わたし分かるよ。 教えてあげよっか。 ただの不摂生が祟っただけだっつーーーの!! 夜な夜なDVD鑑賞して夜更かししてたらそりゃ体調も崩すっちゅーーーねん! よせばいいのに1話観たことによってさらに続きが気になり、続きを見たらさらにその続きが気になり、やめるにやめれなくなって毎夜毎夜、夜更けまでDVDにかじりついてりゃそりゃ肩も腰も痛くなるわい! 毎日規則正しく生活してて体調崩したのなら純粋に同情するけど、さんざん夜更かししまくった挙句、やれしんどいやれ痛いと言われたって 知ったこっちゃぁない! というのが本音です。 インフルエンザらしい夫はちゃっかマスクまでしてよろよろと寝室へと消えていきました。 は~~~っ(ため息) 役に立たないとはいえ休みの日の夫を一応戦力として見なしていただけに予定が狂ってしまいました。 休みの日に夫が体調を崩すのは妻のメンタル的にもキツいですよね。 仕事で家にいないとなれば諦めもつきますが、同じ屋根の下にいて寝てるだけとなると、 そばにいるのに何も頼めなくてすっごいストレスがたまります。 ましてやそれが夜更かしのし過ぎが原因となると余計です。 夫が寝室にかえっていったあとは、長男に朝ごはんを食べさせながら次男のオムツを替えたり着替えさせ、長男を着替えさせ終わり、食器片付けよっかなーっと思っていたら次男が泣きだしたので抱っこします。 「あ~片づけしたい」と思いつつも、長男が本を読めと次から次へと持ってきては、なんじゃかんじゃしながら気合で読みます。 受付窓口が1個しかないのに要望はひっきりなしに来るもので、なかなかスムーズに進みません。 洗濯もしなくちゃと思いつつも、次男がうんちをしたのでオムツを替えます。 そして替えたそばからまた替えなければならない状況になり、次から次へと用事が生まれていく中、今度は長男がテレビを見ると騒ぎだしました。 あ~もう! 夫がリビングにいたなら長男の話を聞いてあげられるのに、 完全に人手不足です! 長男がテレビテレビと騒ぐ中で次男が眠たいと泣きだします。 さっさとテレビをつけて見させましたが、見終わると次々と絵本を持ってきては読んで読んでと言ってきます。 長男の要求を相手しながらもなんとか洗濯、掃除を済ませたところで起きてしまった次男をあやし、気づけばさっき食べたばかりのはずなのに、もうお昼ごはんじゃないですか~~!! お昼ごはんを作りながらも、今度は長男ががわーわー泣きだし、次男もひーひー泣き出してしまいました…。 もはやどっちも泣いてる(笑) くっそーーーーー!!!! 扉の向こうでは夫が静かに1人で寝ているというのにーーーー!!!! 泣き声がこだまする修羅の家で必死にお昼ご飯を作ったものの、いざ食卓に出したら長男は「おなかすいてない」とか言い出すし、半分キレそうになりながらもぐっとこらえて結局1人で食べました。 もちろん夫は寝たまま起きなかったのですが、私が食べ終わった頃に夫がのこのこ起きてきて、「胃の調子が…」とか言ってたわりに、パスタをモリモリ食べました。 そして「パパが食べるならボクも食べる」と、長男も食べだして…。 もーーーなんなの! このワガママな男子たち!! ブツブツ文句言いながら食べる長男と、食べ終わったら、 そそくさと部屋へ帰っていく夫ーーー!!!! ちょとーーー!! そんだけ食欲があるんなら大丈夫なんじゃないの!? 起きろよ! と言いたい気持ちをぐっとこらえて耐える私。 このまま家にこもってると本当に不毛な1日で終わってしまいそうだったので、お昼からは長男の体力を消耗させるべく赤ん坊の次男を連れて公園へ行きましたが、いかんせん真冬なので手がかじかんで寒い寒い。 夕方まで遊んで家に帰ってからは晩御飯の準備に取り掛かります。 ちなみに夫はずーーっと開かずの扉の向こうで1人で寝ています。 正直、体がしんどいとはいえ、 朝から夕方まで誰にも邪魔をされずに部屋で1人で寝られる状況がうらやましい。 こちらは夜中の授乳でろくに寝られていないというのに。 晩ご飯の準備をするかたわら、次男は1人で寝返りできるようになったもんで、しょっちゅうコロコロころがっては泣くので救出してやらねばならないし、長男は18時からの見たい番組が気になりすぎて 17時からオウムのように「あと何分?」「あと何分?」と聞いてくるしで、 あーー、いっっっそがし! そして待望のテレビ番組が始まったと同時に次男の黄昏泣きも始まり、そこから1時間泣き続けましたとさ…。 はぁーーーー(ため息) 誰も褒めてくれる人いないから自分で褒めるしかないけれど、朝からこの夕方まで自分でもよく頑張ったと思います。 わめく長男にも怒ることなく、泣く次男にもイラつくこともなく、寝込む夫にも文句を言うでもなく、むしろ日頃よりもこの忙殺っぷりを楽しんでさえいたと思う。 が、しかーーーし! あと就寝まで残すこと1時間となった19時。 なんと…夫が、起きてきたんです。 そして、衝撃発言をしたんです。 はぁぁぁぁぁ!? なんですとぉぉぉーー!? 1日朝から晩まで寝ておいて、病気か元気なのかよくわからないって!! ふざけてんのかーーー! こっちはどれだけ大変だったと思ってるんだよー! そのひと言がなければ「寝込む夫を気遣ってがんばった1日」で終われたのに、最後にイラーーッと来た私でした。 そして、19時に起きてきた彼はコタツで元気に座り、その日の夜も夜更かししましたとさ。 チッ!! こういう歴史もあり、夫が風邪を引いたらまずは 本当かどうか疑う ところからスタートするようになってしまいました(笑)。
2018年12月27日12月は夫の忘年会シーズン。 お付き合いも仕事のうちだとは分かってはいますが、何がこんなに妻を不機嫌にさせるのかというと、それはきっと機会が均等じゃないからなんですよね。 夫は週3で忘年会に行けても、妻の私はたった1回の忘年会に行くだけでも難しい。 思わず、男の人はいいよねと呟きたくもなりますってば。 私、今年は忘年会の予定は1件も入ってなかったんです。 なぜかというと、心の中ではずっと大事な仲間と忘年会をやりたいやりたいと思っていたけれど、どうせ私が平日の夜に家を明けるなんて12月は絶望的に難しいだろうから、諦めようと思っていたんです。 っていうか、過去12年間で忘年会に行ったことあったっけな…。 あ、1回だけあったわ(幼稚園のママ友忘年会。参加した瞬間転勤した…(悲))。 今年も例にもれず忘年会の予定は入れないまま過ごそうかと思ったのですが、やっぱりどうしても行きたい。 今年1年、私だって夫と同じぐらい頑張ったんだもん。 1年の最後ぐらいパ~~っと忘年会がしたい!! というわけで、急遽呼び掛けて、 1週間後に大阪で忘年会をすることに決めました(今住んでるのは転勤先の岡山ですが地元は大阪なので、友人知人たちはみな大阪に住んでます)。 しかし、決めたのはいいものの私にはまだ課題があります。 まずは夫にその日の予定を確認してみたところ、夜には送別会が入っていて、さらに夕方に大事なアポイントが入っているから、送別会を断って早くに帰ってきたとしても、帰ってこれるのは19時か19時半だと。 遠方に住んでいる私の母にも確認してみましたが、あいにく仕事が入っていて頼めません。 今時のおばあちゃんは現役でまだまだ働いていますから、頼もうと思ってもなかなか頼めないですよね。 うーーーん、困った。 夫が送別会は欠席してくれることになったのですが、私が出発する時間から夫が帰宅する時間までの数時間、子どもたちだけで留守番する空白の時間ができてしまいます。 上の2人は小学生ですが、1番下が4歳なのでまだ安心しては任せられません。 しかも新幹線で大阪へ向かっての忘年会なので、できれば翌日の土曜日は実家で少しのんびりしてから帰ってきたかったのですが、夫が土曜日も仕事が入っていて朝早くから出かけてしまうため、なんとしても早朝までには帰ってこなくてはいけません。 もちろん急に決めるからこうなるのは分かってるんです。 もっと事前に予定をすり合わせていればこうならなかったのでしょうが、でもこれが夫の立場だったらどうだったでしょうか。 1週間前に忘年会の予定が新たに決まろうが、なんなら1日前に決まろうが、誰に確認も取らずに、何の手配もせずにパッと決められるわけです。 私としても明日急に夫が忘年会に行こうが、スケジュールはいつもと変わりません。 だけど、妻の場合、1週間前に忘年会の予定が入っただけで、いろいろと考えなくちゃいけないことがたくさん出てくるわけです。 どうしようかな…といろいろと考えている時に、夫がこう言いました。 こういう時の正論ってすごく腹が立つんですよね。 分かってるもん!! 分かってるけど、なんで私が夜に出かけるってなったらこんなに大変なの!? あなたは気楽にホイホイ忘年会でも新年会でも山ほど行けるのに、私はたったひとつの忘年会でさえも何日も前から入念に予定をすり合わせて、各方面の手配をしてからじゃないと出かけられないなんて、不公平じゃない!? 思わず愚痴ってしまったら、そこからバトルが始まりました。 夫:「男とか女とか性別は関係ない。置かれてる立場が違うだけだ。」 私:「女の人はいっつも不利な目にばっかり合う! 転勤だってそう。自分のキャリアは捨てて夫の転勤先についていかないといけないのは結局女性の方」 夫:「そんなことはない。自分のキャリアを大事にしたければ夫が転勤を蹴ってそこに残ればいいだけ」 私:「そんな理想は簡単に言えるけど、実際にできている家庭が今の日本にどれだけあるんだよ! 結局奥さんはみんな夫の転勤に付き合わざるを得ないし、飲み会だって友達との予定だって身軽になんて動けない!」 夫:「だからそれは男とか女とか関係ない」 もーーーーー!!!! だーーーかーーーらぁぁぁぁぁ!! 理論上はそうかもしれないけれど、現状見てごらんなさいっつーーの!! あんたの妻の私、自由に動けてないじゃん! なんでこうも通じないのかなーーー。 送別会を断ってくれたのはありがたいけれど、だいたい送別会を断っただけでも「ありがとう」だし、夜忘年会に行かせてもらうだけでも「ありがとう」だし、結局なんにせよ妻が夫にお礼を言わないといけない現実。 妻に「忘年会に行かせてくれてありがとう」と声をかける夫が世の中にどれだけいるでしょう。 話してもらちが明かないので、私はやるべきことをやるべく、空白の時間を埋めるためのシッター探しに奔走し、 当日は晩御飯を作って、シッターさんに引き継いで、 翌朝は朝早くの新幹線でかえってきて長男の習い事の送り迎えへ行かなくちゃ。 お母さんが忘年会に行くためには手間もお金も飛んでいくのも仕方がない。 共働き家庭であっても、仕事一本でいい夫と、いくつもの荷物を持たないといけない私。 男の人は身軽でいいなぁ…。次に生まれ変わったら私もう男になりたい。 そうつい思ってしまったのでした。 世の奥さま達も、1年間ご苦労さまでした! 平日の夜に出かけるってなかなか難しいですよね。女の人は結婚して出産して子育てして、どんどん昔の友達とも疎遠になっていってしまいます。 今年の頑張りを精いっぱいねぎらって、ぱぁぁぁーーーっと騒げる奥さんが1人でも多く増えますように、世の男性陣、自分の忘年会を1個減らして奥さんに譲ってあげてくださーーーい!
2018年12月20日こんにちは! 昔の日記が出てきたので、今日はその日記に沿って久しぶりに長男の小さかった頃の話を書いてみたいと思います。 懐かしいですねぇ…。 現在三男が4歳なのですが、長男が同じく4歳だった頃と同じように、「知りたい」と思った事にはとことん夢中になって知ろうとします(ジャンルは違いますが)。 3人の息子を育てている中で、 4歳って知的好奇心がぐんと増える時期 のような気がしています。 今まではあいまいな答え方をしていても済んだものが、「それはどういうこと?」「その答えはなに? もう1回言って?」など私の答え方についても厳しいツッコミが入ったりするようになります。 長男が4歳だった頃の口癖は「なんで? おちぇて?」でした(舌足らずでまだまだトテチテ言ってました)。 ある日、ご飯を作る時にしいたけを使おうとパックから取り出したら、 ハート型のしいたけが出てきたんです。 思わずそれを長男に見せてちゃっかり記念撮影までしたのですが、ここからが質問オンパレードが始まりました。 長男:「なんでこんな形ちてるん?」 私:「自然にそんな形になったんじゃないの?」 長男: 「なんで? おちぇ~て?」 出ました、さっそくこのコール(笑) 長男が最初に食いついたのは、どうしてひとつだけこんな形になったのかということでした。 私:「原木からしいたけが生えてくる時に、自然にハート型に生えてきたんじゃないの?」 長男:「なんでこんなんがあるん?」 い、いや…なんでって 私:「しいたけ屋さんがそのまま入れたからじゃない?(としか答えようがないですよね)」 長男:「なんでなん? なんでこんなの入れたん? おちぇーて」 知らないよ! しいたけ屋さんに聞いてくれよ!! 今なら間違いなくそう言ってたと思いますが、このころの私はまだ真面目だった。根気がありました。 ひとつひとつ丁寧に答えようとします。 私:「かわいいからじゃないの?」 長男:「え?なにが?」 なにがって!!(笑) 私:「しいたけ屋さんが『ハートがかわいい』と思ってそのまま入れておいたんじゃないの?」 長男:「え。なんでハートがかわいいん?」 そこぉおおおおおーーー!? 長男:「なんでハートがかわいいん? え。 言われてみれば、ハートがかわいいって誰が決めたんだろう…。ちょっと哲学の世界へ旅立ちそうになる私。 私:「ハートはかわいいもんなの」 と丸め込むしかできません。 長男:「ねぇ、との裏、何なん?」 裏? あぁ、しいたけの裏っかわ? 私:「それはしいたけの『ひだ』だよ」 長男:「なんでこんなんなってるん?」 私:「えっと~~…(記憶をたどる)そのひだに胞子が生えるからだよ」 長男:「……!? ほうち!? ほうちって何?」 私:「胞子っていうのはきのこの赤ちゃんの事」 ここまで伝えたら引き下がっていきそうなものですが、まだまだ食いついてきます。 えーーーん!! 私:「傘の裏にできた胞子がそのうち自然にはじめて飛んでいくの。そのためにここにできてるんだよ」 長男:「なんで? おちぇーて?」 あかーーーーん!! 全然納得せーへん!! 私:「風に乗って飛んでった胞子からまたきのこが生えてくるようになってるの。そのために傘の裏にできて空を飛んでいくんだよ」 長男:「え、じゃぁさ、ピーチクパーチク!!!! なんで? おちぇーて? ひぃぃいいいいいーーーー!!!! なんでおちぇーて坊や、すさまじ~~!! ハートのしいたけひとつでこんなに食いつきますーーー!? だんだん答えのレパートリーがなくなってきて、最終回答これ。 だってそうとしか言いようがないんだもん! ひとつひとつ丁寧に答えていきたい思いはあっても、そう何度も何度もおなじ質問され続けたら、だんだんと面倒くさくなってきて返事が適当に…。 長男:「なんでこんな仕組みになってんの!?」 私:「うん」 長男:「なんでうん。なん? うん、じゃない! ちゃんとおちぇーて!」 ごまかそうとしてるの完全にバレてる!! いやぁ~~、しいたけひとつで…。 ちなみにこのあとも別の話題で延々と質問タイムが続きました。 でもその長男も現在10歳。 あの頃のように「なんで?」と聞いてくる事はほとんどなくなりました。 知りたいことがあれば自分で調べますし、そもそも会話する時間が少なくなっています。 当時は何かにつけなんで? なんで? と聞かれてうっとおしく思った事もありましたが(笑)、今思えばトテチテ言っててとてもかわいかったな~~と思います。 今4歳の三男が10歳になる頃、あの時はかわいかったのになぁ~と後悔することのないよう真面目に向き合っていきたいと思っています。
2018年12月13日子育てしていく中で「いかに自分の感情を上手にコントロールしていくか」というのは、誰しもがぶつかる課題ではないでしょうか。 頭では分かっているのにどうしても感情的に怒ってしまう。 そして、寝顔を見ては「あぁ。。また今日も怒ってしまった」と反省する。 明日こそは心穏やかにニコニコお母さんでいようと思ったのに、寝起き2時間で既に憤慨している現実。 私も何度このループを繰り返してきたかわかりません。 もちろん今でも反省する夜は山ほどあるのですが、自分の子育て史上いちばんその壁にぶつかったのは、長男が4歳、次男が0歳の頃だったように思います。 やはり子どもが1人から2人に増えたあとの1年間は色んな意味で試練の1年でしたね。 ■長男4歳、次男0歳の新年の抱負は「怒らない育児」! その年の1月1日にたてた抱負はズバリ、 「怒らない育児」 をすることでした。 9月に次男が生まれた後予想以上に長男に対して厳しく叱る場面が増えたことにより、このままじゃいけないと自分の中で思っていました。 新年の目標はもうこれしかない! と秒で決まりました。 よく言いますよね、怒ると叱るは違うとか、怒るは感情的だけれど叱るは論理的とかなんとか。 だから私も「怒らずに叱ろう」と怒らない育児を目指していた…いや、目指さなきゃと思っていたのかもしれません。 一体どういう事で感情的になってしまうのかというと、本当に些細なことなんです。 あとから考えたらどうでもいいようなこと。 それなのにその瞬間はものすごく譲れない大事な事のような気がして必死になってしまうんですよね。 ■子どもはなかなかこちらの思い通りには動かない… この日、私は長男を午前中から公園に連れて行ってあげたいと考えていました。 ちょうど近くの公園で催し物がやっていて、次男もタイミングよく寝たので、ベビーカーに乗せてお散歩がてら遊びに連れていってあげたいと思っていました。 しかし、長男に声をかけると喜んで出かけるかと思いきや、 「テレビ(録画したEテレの番組)が見たい」と言い出すのです。 え!? いやいやいや、録画したテレビなら今見なくったって公園から帰ってきた後でも見られるでしょ? 先に公園に行こうよ! と声をかけるも長男は頑として譲りません。 私:「テレビはいつでも見られるから先に公園に行こう!」 長男:「やだ! テレビがいい!」 私:「なんでよ~~! 公園に先に行こう!」 長男:「やだ! テレビテレビテレビィィーーーー!!!」 そしてここから鬼のような押し問答が始まりました(く…くだらない(笑))。 テレビひとつでこんなにモメるなよっていう話なんですけど、私も長男もそれぞれに自分の主張を持ってるからなんですよね。 長男は公園に別に求めていない公園に連れていかれるよりも今この瞬間にテレビが見たいという思いと、私は私で、さっきまでEテレで朝のテレビを見ていたところなのに続けて録画番組を見せたくない、いつでも見られる録画番組じゃなくて今しか行けない催し物に行こうよという思い。 2つの思いが真っ向からぶつかり合い、しまいには私が長男を脅し始めます。 私:「じゃぁテレビ見終わっても公園に行きたいって言わないでよ!? わかった!? もうママ、公園行かないからね!! いい!?」 お…大人げない…(笑) 4歳相手に何度も同意を求め、それでも長男が「わかった。テレビが終わっても公園に行きたいとか言わな~い」と約束したので、私はなかば呆れて&スネてテレビを見せる事にしました。 ところがどうでしょう。 録画番組を見終わるやいなや、長男が振り返りこういったのです。 どっひゃーーーーー!!!! さっきのあの押し問答は一体なんだったんじゃい!! 見終わったらコロッと気分変わって公園モードに!! さぁ~~これでまた私の怒りの炎再燃です!! 私:「さっき約束したでしょーーーーー!!!! だから言ったのにーーーー!!!!」 ゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーー!!!(炎) さっきはテレビを見る見ないでモメましたが、今度は公園に行く行かないで大モメ。 次こそは絶対に譲らない! 約束したんだから譲ってなるものか!! と母親の意地でどんなに泣こうが喚こうが公園には連れていきませんでした。 そしたらまぁぁ~~~うるさいことうるさいこと(笑) 公園に連れていってほしいと泣く泣く泣く泣く…!! 午前中をひたすら泣き続け、さんざん親子でもめ、昼からは雨が降ってきたので結局この日はどこもおでかけしませんでした。 ■私が当時、些細なことで怒ってしまったワケ …いや、今から考えたら何をこんなに私も意固地になってたんだろうと思います。 録画のテレビ見たあとに公園に連れていってあげればよかったし、そんなに脅したり怒るようなことでもありません。 でも、当時の私の気持ちを振り返ってみると、なにもこの日急にどうしても公園に行きたくなったわけではないのですよね。 そこに至るまでには日々の小さな罪悪感がチリのように積もっていたんです。 次男が生まれてからというもの、長男にかまってあげる時間が少なくなって、何をするにも「ちょっと待って」と声をかけることが多くなりました。 外に遊びに行くにしても、0歳の次男を連れてのおでかけは準備も移動も大変なので、出かける機会も少なくなってきましたし、毎日心のどこかで「長男をまずは大事にしてあげなくちゃ」という焦りのような気持ちを抱えていました。 別に長男本人に「もっと公園に連れて行ってほしい」と頼まれたわけでもないのに、私の気持ちが1人で勝手に「もっと外に連れ出してあげなきゃ! たっぷり遊んであげなきゃ!」と焦っていたんです。 そんななかタイミングよく整った瞬間があったので、今日こそは長男を外に連れ出してあげたい! と思い準備万端頑張ったのに、寸前のところで当の長男本人に拒否され、「せっかく連れていってあげようと思ったのに!」という恩着せがましい思いがふつふつと湧いてきてしまい、 こんな結果になっちゃったんですよねぇ~~。 あーぁ。大人げないですね。 ■ワンオペ、転勤族…とにかく余裕がなかった でもね、外野はならなんとでも言えますけれど当時の私は私ですごく頑張ってたと思うんですよ。 4歳と0歳。坊ちゃん気質の長男とグズグズ一日中泣く赤ん坊の次男を連れて、見知らぬ土地で孤軍奮闘して、頼りになるはずの夫はほとんど不在で…。 そんな中でもなんとかして「長男優先」「怒らない育児」「元気に外遊び」「手作りのご飯」とたくさんのノルマを自分に課していました。 子育てに対するノルマはたくさんあるのに現実は出かける事ひとつとっても、準備がものすごく大変で全く思い通りに進みません。 次々と起こるアクシデント、舞い込む雑用、キリのないお世話…。 うまくいかない現実が空回りして、些細なことで怒りっぽくなってしまっていた んだと思います。 ■「怒ってしまうこと」にたいして、私が出した答え だから私は「怒っちゃダメ」とは思いません。怒りたくて怒ってる人なんて1人もいないと思います。 怒りたくないのに怒ってしまうから苦しいし悩むし辛いんです。 だからいつからか私はまず「怒ってしまったこと」への罪悪感を捨てることにしました。 怒ったっていい。 怒ってしまったのならもうそれは落ち込まずに、明日のことを考えよう。 イライラする日だってあるし、イライラのしきい値が低い時期だってあります。 人間だもの。 イライラもするし、カっと感情的に怒ってしまう時もあるでしょうが、あまり自分に厳しくしすぎず、こんな時もあるさと受け流して、また明日から頑張っていきましょう。
2018年12月06日あっという間に12月になろうとしていますね。 まだ少し気が早いような気もしますが、クリスマスの話をしたいと思います。 なぜならあえて早めにしといた方がいい話だからです。 ■クリスマスの大事なものを忘れてた! あれは長男が5歳、次男が2歳、そして三男を妊娠中のことでした。 その頃長男だけが幼稚園に通っていて、私は家で次男を見ながら専業主婦をしていました。 夫の帰りは遅いし頼れる場所はないし、次男とは24時間べったりだしで、買い物ひとつも気楽に行けないような状態だったのですが、そんな中長男が幼稚園の終業式の日に熱を出しました(12月20日)。 めったに体調を崩さない長男が熱を出すなんて珍しいことです。 その日のうちに病院に行って、お薬をもらってきました。 そしてその時ようやく気がついたのですが、なんと今日は既に12月20日じゃないですか!! バタバタしててすっかり抜け落ちていたけれど、しまったーー!! まだクリスマスプレゼント用意していなかったーーー!! 用意していないどころか、何をあげるかも決まっていません(当時はまだ5歳と2歳だったので特にリクエストがない場合は親の私がプレゼントを選んでいました)!! ひゃーーー!! クリスマスまであと4日しかないのに一体どうするつもりだったんでしょうか私ったら~~! 当日までの間に一度週末を挟むので、週末にこっそりお店に買いに行けばいいかーとぼんやり思ってたんですよねぇ。 しかし思わぬ発熱で、すっかり予定が狂ってしまいました。 よし、こうなったらわざわざお店で買わなくても便利なネット通販でプレゼントを注文しておこう! ほんと便利な世の中になったものです(誰)。 ポチッとするだけで、翌日にはもう配送してくれるんですから。 ありがとうアマゾンプライム!! 送料もかからないし、もはやこれ店舗で買う意味ないんちゃうかレベルで便利!! クリスマスに間に合うか間に合わないかぐらいのタイミングで注文し終え、あとは長男の回復を待つだけなのですが、長男の体調がなかなか良くならず。 高熱が4日も続いたのでさすがにこれはおかしいと思い、もう一度小児科へ連れて行くことにしました。 ■長男の高熱の原因がまさかの…!! それがちょうどクリスマスイブの日のことです。 お医者さんに診ていただいてついた病名は、 溶・連・菌! カーーン! お医者さん:「お母さん、この子相当しんどかったはずですよ」 え。いや、そうは言われてもこちらは4日前に病院で処方してもらったお薬ずっと飲んでたんですけど。。 お医者さん:「今すぐ、点滴しましょう。すぐに楽になりますから」 どえええーーー!! くしくも長男のクリスマスイブのプレゼントは、 人生初の点滴 となったのでした。((笑) カーーーン!! え? 結局プレゼントが間に合ったのかどうかですって?? はい。間に合いました!! さすがアマゾンプライム! 光の速さで届けてくれました!! ですが今回一番の山場は 荷物の受け取り時!! ■全力でプレゼントを隠す母 5歳2歳の兄弟。 ピンポンが鳴ろうもんなら犬のようにドアに向かって走ってくるんですよーー。 もーーこれが困る!!(笑) 長男にいたっては体調悪いにもかかわらず出てこようとする。 「誰か来たーーー!!」 「だれーーー!!」 ドタドタドタドタ!!!! 誰が来たのか興味津々で、一目散にダッシュしていく兄弟を振り切り、われ一番と先へと急ぐ私。 わーーーー!! 待って待って!! 出なくていい! ママに用事があるんだから!! ってか、 全員ついてこなくていいからーーーーー!! あんたたちは来なくていいの!! バタン!!(閉) 細く開けたドアの隙間から急いで外に滑り出る。 どう考えても明らかに不自然ですよね。 いつもなら一緒に宅急便を受け取るのに、今日はママ1人が飛び出て行ってしまって、自分たちはドアの内側で無理やり待機させられるんですから、黙ってるわけがありません。 あけてーーーー!!! ママーーーーー!!! なにーーーー!!! ドアをドンドン叩かれながら、お尻でドアを押さえ、宅配便のお兄さんには小声で事情を伝え、 サッとサインして荷物を受け取ったあとは、再び家の中に入りますが、とにかくピンポンの音に食いつく兄弟がそこには待ち構えています(こういう犬よくおる)。 長男:「何が届いたの!?」 次男:「なにーー!!」 えっいやっこれは… 長男:「見せて~~!」 次男:「どんなん~?!」 困る!! ここで中身を知られてしまってはサンタが泣きます。 なんて言おう…。 この荷物は、 この荷物は、 えいっ!! 苦肉の策でひねり出した言い訳が 「ママのお料理のやつ」 。 なんだよそれ!! なんの荷物だよ!!! どう考えても苦し紛れの答えにも関わらず、さっさと引き返していった息子たち(単純でよかった…)。 ただ、戦いはこれで終わりにはならなかったんです。 複数注文したため、 小分けにしてしょっちゅうプレゼントが届くんです~~~!!! あーーーれーーー!!! そのたびに家の中デットヒート!!! ドスドスドスドスドス…!!! なんの戦いだよこれ。 というわけで、小さいお子さんをお持ちのママ達。 日頃の業務の多さに忙殺されて、すっかり日にちの感覚を失ってしまいがちですが、 プレゼントの手配はお早目にどうぞ。 今思い返せばなんでもっと早くに用意しとかなかったのか自分でも謎ですが、当時はきっと必死だったのでしょう。 無事プレゼントも間に合い、クリスマスの朝に子ども達の喜ぶ顔も見られたので、よしとしましょ~~!
2018年11月29日さぁこれから冬がやってきますね。 これからの季節は子どもがずっと鼻水垂らしてる季節ですよね(笑) 特に小さい子がね。春になって温かくまるまで鼻水との戦い、みたいな。 その他にも嘔吐下痢も嫌ですし、インフルエンザも困るし、冬はなにかとウィルス感染の心配が尽きません。 でも、冬に流行するウィルスって風邪やインフルだけじゃないんです。 実は12月頃から、水疱瘡(みずぼうそう)が流行る時期ってご存知でしたか?! (12月~7月ごろが流行時期) ■ある日、次男の体に異変が… 今は乳児の無料の予防接種の項目の中に水疱瘡が含まれていますが、長男が生まれた頃にはまだ水疱瘡は実費接種だったんですよ。 だから水疱瘡の予防接種は受けていなかったのですが、実際にかかった人の話を聞いてるとすごく大変そうだったので、4歳になった頃に受けようと思って小児科で予約をしたんです。 ついでだから1歳の次男も一緒に受けようと同時に予約をしました。 しかし、ちょうど冬が始まる頃だったので、インフルエンザの予防接種も受けたくて、 どの予防接種から受けるのが一番いいかな~? と思っているうちに、次男がなかなか咳や鼻水が治らず、小児科にはしょっちゅう通ってはいるわりに、予防接種はなかなか打てないまま時間が過ぎていってしまいました。 そして、この日もいつものように咳と鼻水の経過を診てもらおうと小児科へ行ったのですが、なんだか次男の体に小さなブツブツが出来ていることに気が付きました。 そこでお医者さんについでに診てもらうと、 「乾燥肌ですね。保湿剤をお渡ししますのでしっかりと塗ってあげてください」 乾燥肌という診断でした。 え~~~!? これ、乾燥肌なんですか!? 乾燥肌でブツブツって出るんだな~~へぇ~~と思いながら、薬局で保湿剤をもらって家に帰りました。 そして、お風呂上りと寝起きに保湿剤を塗ってみたのですが、なんだか、昨日よりもブツブツが増えている気がする…。 っていうか、 え…これ… 絶対乾燥肌じゃないと思うんだけど… いや~、でも、昨日診てもらったところだし、お医者さんが乾燥肌っていうことは乾燥肌なのかな~~~… う~~~ん。 一度病院に診せて診断をしてもらっているため、今日ももう1回小児科に行く事に気が引けてしまいます。 と、そうこうしているうちに、熱が出てきました。 こ…これはもしや…!! 家にあった家庭の医学を持ち出して、「水疱瘡」の欄を引き出してみました。 なになに? ■家庭の医学による、水疱瘡の判断ポイントとは? ・水疱瘡の特徴 その1 38度前後の熱!? 出てます~~!!!! 今、熱がぐんぐんあがってきていますーーーー!!! ・水疱瘡の特徴 その2 はーーーーい!! 赤い水膨れのような発疹がお腹にも背中にもぼつぼつと出ています!! 乾燥肌でこんなに赤いぼつぼつが出来るのか!?と思っていたけれど、やっぱりこれどう考えても違いますよね!! ・水疱瘡の特徴 その3 思い当たる節、めっちゃありーーーーー!!!! 実は小児科に頻繁に通っていたのがちょうど2週間前で、その時そういえば、壁に「水疱瘡が大流行しています」っていう貼り紙がしてあった~~!! これはもう、どう考えても水疱瘡でしょう! ってことで、確信したのが日曜日だったので、休日診療の先生に診てもらったところ、 即・確定いたしました~~~。 あーーーあ! 咳と鼻水を治そうと思って足しげく通った小児科で、 しっっかりと水疱瘡貰って帰ってきました~!! それも流行の始まりとぴったりの12月! すごい! でも、水疱瘡って特にこれといってお薬ってないんです。 せいぜい塗り薬を塗って、 水疱瘡にかかった事とかかった年齢をしっかりと記録しておくぐらい(これ大事)。 あとはもう熱が下がって1週間経って発疹が落ち着くまで自宅謹慎。おうちでゆっくりすることしか治療法はありません。 湿疹の跡が残らないように塗り薬でケアしますけど、湿疹が果てしなく多いので、ひとつひとつ塗るのが面倒で、 いっそのこと全体にベタぁ~~と塗っちゃダメかなぁ~~とかよく思ってましたね(笑) 1週間引きこもり生活は上の子の幼稚園の送り迎えもありますし、助けてもらえる実家も近くにないので大変ではありましたが、水疱瘡は一度かかるともう二度とかからないって言いますし、小さいうちにかかっておくと楽っていうから、これはこれでよかったような気もします。 幸いそんなに辛そうではなく、1週間経ってようやく外に出れるようになりました! よかったよかったと思って、元気に過ごしていたら、 なんと、 その1週間後。 長男にブツブツがーーーーー!!!! すごいですね!! 「潜伏期間は2週間」って書いてありましたが、面白いぐらいにきれ~~~いに2週間後に発症しました!(笑) 実は家庭の医学には4つ目のポイントが書かれてありました。 ズバリ、 はい。 おそるべし感染力でした。 あ、ちなみに私たち夫婦は水疱瘡にかかったことがあるかどうか両母親に確認したのですが、どちらも「さぁ~どうだったかな~~」という曖昧な回答しか返ってきませんでした。 わが子の場合はいつかかったか母子手帳にしっかりと記入しておくことをお忘れなくです。
2018年11月22日関西人の同級生どうしとあって、しょっっっちゅう喧嘩をしている私たち夫婦。 んもう~山ほど喧嘩してきたので、もはや喧嘩が趣味なんかと思うほどになってきましたわ。ははは。 いや、仲はいいんですよ? 喧嘩するほど仲がいいっていうのも一理あって、お互いとことんまで話し合って、折り合いをつけてまた新しい1日を始める作業をずっと続けてきた事で、いまの信頼関係を得られたと思っています。 でも私も口が立つ方ではありませんし、寝たら忘れる性格なのもあって根に持つタイプではないのですが、1度、いや、2度、いや、3度、いや…(なんやねん!) 何度か 「もームリ!! 夫なんて大っ嫌い!!」 と思った夫婦喧嘩もそりゃぁありますとも。 今日はそのお話をしたいと思います。 あ。先に言っておきますが、喧嘩の原因めちゃくちゃしょうもない事ですよ。しかもかなり八つ当たり的な喧嘩です。 でも夫婦喧嘩なんてきっかけは些細な事で、それを引き金に日頃のうっ憤が爆発して大炎上する、そんなもんだと思います。 ■ある日の旅先で… その頃私は3人目を妊娠中で、つわりが明ける一歩手前、まだつわりの残り香が残る頃でした。 辛かったつわりも少し落ち着いてきたので、家族4人で近場へ旅行に行きました。 夏休みの間中ずっとどこにも連れていけなかった長男や次男に申し訳ない気持ちだったのと、元気になってきたら気晴らしにでかけたいとずっと思っていたのです。 そして、いろいろと観光して、いざ旅先のホテルについてお風呂に入ろうと思った時、あるものを忘れていることに気がつきました。 眼鏡とコンタクト溶液&ケースを自宅に忘れてきてしちゃったんです! 私、超ド近眼なので眼鏡が必需品なんです! コンタクトも保存液がないと翌日には使えなくなりますし、眼鏡もないとなると、私の明日はもれなく最悪の旅人となってしまいます(終了~~)。 いやいやいや、でも待って? たしか夫が自分の洗面道具を袋に入れている時に、そばにセットして置いておいたよね!? そうそうそう…。置いたもん! 置いた置いた! あなたもしかして、自分のものだけ詰めて持ってきたってわけぇ~~~~!? 私:「ひどいーーー!!なんで私の洗面道具一緒に入れないの!?」 夫:「え。だって、そんなの頼まれてないもん」 はい、ここから喧嘩のゴングが鳴りますカーーン! ■夫婦喧嘩の火ぶたが切られる! 臨場感をお伝えするために、わが家の普段通りの関西弁でお送りしたいと思います。 私:「たしかに頼んではへんけど、パッと見たら明らかにそれも一緒に入れるものって分かるやろーー!」 夫:「分かるかー!」 私:「分かるやろ普通! あたしが眼鏡とコンタクトなかったら何も見えなくなるって知ってんねんから、そこに置いてあったら一緒に入れとくものやと思わへん!?」 夫:「だからオレ、他に入れるものはないか? って確認したやん。そしたらお前、『ない!』って言ったやん!」 私:「いや、だからそれは、そこに置いてあるもの以外はもうないって事やろ!?」 夫:「そんなこと知らん。オレは自分のもの以外入れるものはないか? って聞いたんやし!」 はぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!? 言ったしーーーー!! 聞いてないしーーー!!! ドンパチドンパチーーーー!! ホテルの1室で最悪な雰囲気です(ちなみに子ども達は無邪気にベッドの上でぴょんぴょんお遊び中~)。 というか旅先で喧嘩する夫婦、もしくはカップルってそこそこいるんじゃないでしょうか。楽しいはずの旅行なのに、普段と違ってがっつり24時間以上一緒に行動するのでお互いのアラに目がいっちゃうんですよね。 ■他人事な夫に あいにく、このホテルは山の上にあって、近くにコンビニもないし、スーパーもなさそうです。しかも、こんなにも私が嘆いてるのに夫ときたら「オレは知らないし。オレは悪くないし」と決め込んでいて他人事です。 キィィーーー! ハラタツーーーーー!!!! ちょっと一緒にどうしたらいいか考えてくれてもいいのに、このざまです。 夫:「どんな八つ当たりやねん。ったく…」 キィィィィイイイイーーーー!!!! この人には思いやりとか、包容力っていうものがないのか! そりゃたしかに言った言わないの八つ当たりかもしれないけど、ちょっとは助け船出してくれたらいいのに! 酷い!! もう…夫なんか…だいっきらぁぁーーーーーい!!!!(噴火) 私:「下の売店で探してくるからいいもん!! いこ!? 長男次男!!」 ばぁぁぁーーん!(出) 小さい息子2人の手を引いて、烈火のごとく怒りの炎を燃やしながら1階の売店へ向かう私。 あぁ~~結婚相手間違えた~~~。 もっと優しい人と結婚すればよかった~~~(これ、1000回ぐらい思ったことある)。 ハラタツハラタツハラタツーーーー!! と、売店に向かってみたら、おぉおお! コンタクト溶液ありました~~~!(歓喜) よかった~~~! これで私のお目目は明日も見える~~~!! はぁ、ヨカッタ! と心を入れ替えて部屋に戻ると…夫も静かに反省しているかと思いきや、寝転がってのんきにスマホゲームピコピコしてる姿に怒り再燃! なに! なんかハラタツ!! 全く蚊帳の外! 他人事! 自分関係ないって感じーーーー!! も~~~!! あなたがめちゃくちゃ困った時があっても、私も知らんぷりしてスマホいじいじしてやるからなぁぁぁぁーー! 覚えとけよ~~~!! で、そこからもう1回喧嘩(笑) どこでどう仲直りしたんかあんまり覚えてませんが、やいやい言い合いしてるうちに喧嘩両成敗でお互いが謝るということで決着したことっぽいです。 たしか無理やり夫にも「ごめんなさいって言って!」と謝らせた記憶があります。は~疲れた。 でも、ご存知でしたか? 怒りっていうのは突発的にブワッと発せられるものもあれば、日頃の溜まったものが溢れるように発生することもあるんです。 そして、さらに驚くべきことに、「怒り」という感情がなぜ起こるかを突き詰めて突き詰めて究極まで削ぎ落としていくと、その根源はたったひとつ。 「自分が大切にされていない」 と感じる事が怒りの感情の発生源だそうです。 まさしく、この時の私も同じです。 ■妊娠している私にもっと気遣ってほしかった 引き金はコンタクト溶液と眼鏡を夫が一緒にポーチに入れてくれなかったという事柄だけですが、その裏側には、積もり積もった 「私をもっと大事にしてほしい」 という気持ちが隠れていました。 3人目の妊娠ともなると、夫からも「慣れてるでしょ?」みたいなベテラン扱いで、何でも1人でできるかのようにいつも通りなにもかも任せてくるんですよ。 でも、妊娠中ってものすごくものすごく体には負担がかかってるんですよね。しんどいんです。とても。 いつも通り過ごせてるように見えるかもしれないけれど、とにかく気持ちが悪いし、ダルいし、しんどいし、毎日どこかの調子が悪いし、とにかく確実に「いつもの私」とは全然違うんです。 いつもの私じゃないのに、いつもどおりのように扱われるから、いつも通りでいなくちゃいけないような気がしてすごく頑張っていました。 この旅行でも荷作りを全部私1人でしたり、旅先でも3食全部下の子のご飯を食べさせたり、旅行だからといって羽を伸ばせるわけでもなんでもないんですよ。 ご飯をあげたり、お風呂に入れたり、抱っこしたり、日常生活と一緒。 そこに加えてつわりでいつもなら全然大丈夫な車がきつくて、 げーげー吐きながらの車移動でした。辛かった…。 こんな時期に旅行に行こうとした自分が悪い、自分が言いだしたんだろうって言われるかもしれないですけど、そうじゃないんです。 旅行だけにかかわらず、日常生活でも私を 「妊娠してるから」という理由で気遣ってくれるような素振りは感じられませんでした (ここポイントです。夫なりには気を使ってくれていたのかもしれませんが、当の私は感じられていなかったのなら意味がないこと)。 つわりで気持ち悪くても他人事、げーげー吐いていても他人事、しんどいと訴えても他人事で、たしかにつわりを夫に代わってもらうことはできませんし、嘆いたところで耐えるしかないのですが、それでも私たち夫婦の子どもを、代表して私がお腹で育てているのだから、親身に寄り添ってくれるだけでも全然違うのに…。 そういう「自分が大切にされてない」感が1日1日少しずつ少しずつ溜まっていたんだと思います。 だから、本当は、せっかくの旅行ぐらい、夫が体がきつい私を思いやって荷作りもしてほしかったし、げーげー吐いてたら背中をさすってほしかったし介抱してほしかったし、荷物を忘れたら「自分のせいだ」なんて突き放さないでほしかった! 悲しかった~! 辛かった~! 寂しかった~~~~!!!!(叫び) というわけで、世の旦那さん。 奥さんが急に八つ当たりし始めたぞ! オレなんにも悪くないのに!! って思う日は、実はその奥に「私、全然大切にされてない」っていう寂しい・悲しい思いが隠れているのかもしれません。 ってか、きっとそうです。 どこをどう大切にしたらいいのか、そこを埋めていくのが夫婦喧嘩(意見交換)なのではないでしょうか。 我が家の場合、今では旅行の準備は私、後片付けは夫、という具合で 完全分業制 に落ち着き、今のところ平和な旅を送れています。 しかし、ここまでくるまで10年かかりました(笑) なっが…!! 【お知らせ】 第95話 以前のの記事 「Q.小学校入学後「入学までに教えてあげればよかった!」と後悔したことはありますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「ママたちの後悔。小学校入学までに「教えておけばよかったこと」」
2018年11月15日我が家は転勤族なので当時山口県に住んでいました。大阪の実家に帰る時には新幹線を利用していました。 夫と一緒に帰省すればいいのですが、仕事の都合や私の都合で子どもと私だけで実家に帰る事が年に数回ありました。 長男1人の頃は、タイミングよくお昼寝をしてくれる子でしたのでゆったりと乗れていたのですが、次男が赤ちゃんの時がまぁ~~~~ほんとにややこしい赤ちゃんで(笑) ■赤ちゃんがいても、帰省はしたい 赤ちゃんって言い聞かせたり、諭したり、褒めたり叱ったりしたところでそんなの関係ない世界に生きてるじゃないですか。 もちろんママのお膝の上でチョンっと座っていてくれる赤ちゃんもいるのですが、おっぱいも飲ませても、おむつを替えても、お昼寝を済ませても、 万全に整えたとしてもずっとグズグズと泣き続ける赤ちゃんもいる わけですよ。 次男は後者。 何が気に入らないのか常にグズグズ泣く赤ちゃんで、 なんで泣くのか母親の私にだって分からない んです。 そんな子を連れて新幹線に乗るなよって言われそうな気もしますが、でも、そんなこと言ってたら山口から出られないじゃないですか。 私はなんとかして大阪に帰りたいんです。大阪に帰るってなったら新幹線しかないわけです。 だから、 寝ない・食べない・泣きやまないの3N(ない)界代表選手の次男 と3歳の長男を連れての新幹線帰省には、相当の気合いを入れて挑んでいました。 荷物は最小限にするために事前に宅急便で送りますが、ベビーカーはどうしても必要になるので持っていかざるを得ません。 座席は指定席ではなく自由席にします。混んでいて座れないリスクももちろんありますが、 指定席で座席を取れたとしても、その席にはロクに座っていられなかったから です。 ■新幹線でじっとしていられない次男(赤ちゃん)との攻防 次男が赤ちゃんの頃には、ほとんどデッキで過ごしていました。ハイハイしたくてしょうがない次男が 座席でじっと2時間座っているのはムリ でした。 私が長男のなんやかんやで手を取られていると、するりと私の膝からずり落ちて、サササササ~~~っと脱走してしまうんです。 通路の間を赤子が高速ハイハイして通り抜けていくんですから、乗客のオバ様達には「ま! かわいい!」とかなんとかウケがよかったですが、だからって放っておいちゃダメですよね。 追いかけて引き戻したら、次男が「降ろせ~~!」とビービー泣くので、手を離したらまたズリズリズリと通路の旅へ出かけようとするんですよ。 またそれをズリズリズリと引き戻したら、ギャーー! 降ろせ~~~!と泣き、 ズリズリズリ(旅) ズリズリズリ(戻) ギャーーー!! ズリズリズリ(旅) ズリズリズリ(戻) ギャーーー!! もう…あんたはモップか(通路掃除)! 泣いてもうるさいし、這っても迷惑だしで、結局ずっとデッキで滞在していました。3歳の長男も道連れです(ここが2人育児の難しいところ)。 もちろんちゃんとお昼寝のタイミングに合わせて乗り込むのですが、赤ちゃんってそんな規則正しくロボットのようにはいかないんですよね~。 新幹線に乗り込む前に寝ちゃって、乗った瞬間起きてしまったり、眠くてしょうがないはずなのに全然寝てくれなくて大惨事になったり。。。 ■新幹線で仰け反って泣く次男。しかたがないので… 誰よりも生活リズムを把握している母親でさえも、その日の赤ちゃんのご機嫌は読めるようで読めません。 この日も座席に座った瞬間からグズグズ言うので、しかたなくデッキへ移動しますが、デッキに行って抱っこしてゆらゆらしても、抱っこ紐でくるんでも、何をしても仰け反って泣きます。 どうしようもなくなった私は、授乳ケープを取り出して、デッキで立ちながら授乳をしました。 おっぱいを飲んでようやくウトウトと眠り始めた次男。 やっと寝た…(ホッ) 頃合いを見計らって、そ~~~っとそ~~~~っと座席に戻って、はぁ~~~~と腰を下ろした瞬間。 起きましたぁぁぁぁぁ~~~~(振り出しに戻る) スタンプのように座席にお尻をチョンと付けただけで再びデッキに帰る母子3人。 今思い返したら、よくこんなややこしい次男連れて1人で帰ってたな…って思いますが、そういえば夫と一緒に乗った時でも結局交代制でずっとデッキにいましたわ(遠い目) やはり、公共の乗り物の中で我が子が泣き出したら気が気じゃないですよね。周囲に迷惑をかけてるんじゃないかってすごくおびえてしまいます。 ■私がおびえるようになったきっかけ もともと気を使ってはいましたが、さらにおびえるようになったのにはきっかけがあって、一度新幹線に乗り込んだ時に、次男と長男を座席に座らせて、私が荷物を棚の上に乗せたり抱っこひもをはずしたりしているわずかな間に、次男がビ~~!! と泣いた事があったんですよ。 椅子に降ろされた=ママがいなくなると思ったのか、単に抱っこから降ろされたのが気に食わなかったのか、うぇ~~~ん!! と泣くやいなや、斜め前に座っていた男性が、ものすごく形相で振り返ってギョロッ! チッ! とこちらを見てきて…。 あ、すみません…。 荷物を棚にあげて、次男を抱き上げたらすぐに泣き止んだのですが、こんなほんの一瞬の泣き声でも不快感を抱く人もやはりいるんだなと実感して、それ以来、より一層我が子の泣き声に敏感になってしまいました。 その男性がどういう意図でこちらを見たのかはわかりません。 もしかしたら「赤ちゃんかわいいね! べろべろバー!」みたいなつもりで見たのかもしれませんが、いや…そんな風には全然見えなかったけれども(笑) どちらにせよ、 母親ってすごく周囲の視線に敏感になっています。 誰も迷惑だなんて言ってないし、そんなこと思ってもないのに、そう思われてるんじゃないかな? って気にしちゃうんですよね。 でも、今振り返って思いますが、私の経験上3人子育てしてきた中で、「チッ! うるせえな~」とにらまれたのは、この1回だけです。後にも先にも「具体的に」気づいたのはこの1回だけ。 私、子育てして、 世の中ってあったかいなって思う事の方が多かった です。 ■子育て中の私に優しくしてくれた見知らぬ人たち 歩いていると声をかけてくれるおばあちゃんや、「何か月~?」と抱っこひもに隠れている次男にワラワラ寄ってくるオバ様や、うちの孫と同じぐらいだと言って目を細めるおじいちゃんや、ベビーカーを抱えて階段をあがるのに困っていたら、助けてくれる男性もたくさんいました。 持ちますよ~!と助けてくれた学生さんもいました(当時、階段しかない駅だったんです…)。 地域柄もあるかもしれませんが、世の中捨てたもんじゃないな、ありがたいなって思う事の方が多かったです。 その後、三男が生まれ夜泣きがひどかったので、さぞかしお隣のおばあちゃんにもうるさいだろうなと思って謝りましたが、お隣のおばあちゃんに言われたひと言を今でも時々思い出します。 そのおばあちゃんの娘さんは、持病があったようで、ワイワイ騒ぐ子どもではなかったみたいで… 「元気でいいわね~。子どもは泣くものよ。泣ける騒げるって実はすごいことなのよ」 重みありすぎてグッサァァァと刺さりました。元気に泣くこともできないない赤ちゃんだっているんですよね…。 だから、そこのママ~! 赤ちゃんが元気であることに感謝して、必要以上に萎縮しなくても大丈夫! 赤ちゃんの泣き声を聞いて 「わぁぁ~~泣いてる~~~! かわいい泣き声~~~!!」 「ちっちゃぁぁ~~い! 髪の毛ふわふわ~~! きゃ…きゃわいいーーーー!!(鼻血)」 って心の中で騒がしく応援している先輩ママもたぁぁ~~~くさんいます。そんな人もたくさんいるってことを忘れないで。 今日も元気に泣いて大丈夫だよ~~~! \おかげさまで2周年/ WEラブ赤ちゃんプロジェクト ~赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たち、集まれ!~ 公共の場で泣いてしまった赤ちゃんを、温かく見守っているという人たちのポジティブな思いを可視化するために、ウーマンエキサイトが立ち上げたプロジェクト。公式サイトではワンクリックで賛同できだけでなく、温かいコメントが4000件以上も集まっています。 賛同や応援の声はこちらから 【お知らせ】 第96話 「運動会のお弁当・席取り・わが子の見つけ方…ママが疲れないコツ」 の記事下アンケート「Q1. 「子どもの運動会」のエピソードがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「ママ大忙しの運動会。場所取り、弁当、撮影…どうすれば楽になる?」
2018年11月08日イヤイヤ期ってなんでしょうね。 こんなに毎日一生懸命育ててるのに、なんでこんなに拒絶されなきゃいけないんだって心折れそうになりますよね(笑) 着替えも嫌! お風呂も嫌! 歯磨きも嫌! なにをするにも一筋縄でいかなくてまいっちゃうわ~ってお母さんも多いと思います。 ■イヤイヤ期はこだわり期? 何を言っても嫌だと言うからイヤイヤ期って名前がついたのでしょうが、正確に言うと「嫌だ」という意思表明はあくまで「表現」なだけであって、実はそこにはそれをやりたくない理由や思いがあって、なおかつ今これをしたい・これを食べたい・これで遊びたいといった 「自分なりのこだわり」 が強くあるからだと思うんですよね。 しかも、子どものこだわりは、親(大人)からしたら「んな無茶な!」と思うような事だったり理解できない事が多いので、イライラもするし手も焼くんだと思います。 イヤイヤ期の始まりも非常に曖昧で、「はーい今日からイヤイヤ期始めま~~す」って始まるようなものではなくて、「あれ? なんだか最近ややこしいな…眠たいせいだと思っていたけどどうやら眠いわけじゃないらしいぞ」って気づいていったりするようなものだと思います。 逆に「いやいや、うちの子0歳の時からずっとややこしかったです」っていう人もいるでしょうし、「魔の2歳児と聞いていたのに、あれれ? 全然平気だぞ? いつまで経ってもかわいい」っていう人もいるでしょうし、端から見たらすごくおとなしい子なのに「本当におてんばで…」って困っているお母さんもいれば、強烈な癇癪(かんしゃく)を起こしている子にでも菩薩のように気長に対応しているお母さんもいるしで、 子どももお母さんも千差万別 です。 でも、菩薩のように優しそうなお母さんでも、決してイライラしないわけではないと思うんですよね。そりゃ人間だから「イラッ」ともするし、「は!?」とも思う瞬間だって必ずあると思います。でもそれを 自分で消化させる技術が人より高い んだと思います。 これを自己コントロールとか自制心と呼ぶとしたら、ここがうまくできないから落ち込んだり自己嫌悪に陥るお母さんがすごく多いのではないでしょうか。 私はそうでした。 ■子ども相手に怒ってしまう自分が苦しかった かわいいはずの我が子なのにイライラして怒ってしまう。 この世に生まれてたった数年の小さな子どもに大の大人が感情的に怒ってしまうなんて、なんて自分は器が小さい人間なんだ…と子どもの寝顔を見ながら反省する夜 を一体どれだけ送ったでしょうか。 子どもを産むまではこんなに自分が大人げないなんて知らなかったですし、たかだか子ども1人に心揺さぶられて声を荒げてしまう母親になるだなんて全く想像もしていませんでした。むしろ「そんな母親にはなるまい」と決めていました。 自分で決めていたことなのに、 現実の子育ては思い描いていたものと全然違う。 この差が本当に苦しかったです。 そもそも子どもは生まれた瞬間から気質を持っているのですから、2歳にならずとも物心ついたころからその子なりの譲れないこだわりポイントがあるように思います。 ■「ママべったり」の長男にイライラする日々 うちの長男の場合は、赤ちゃんの頃からママべったり気質で、8か月の頃すでに 四六時中常に私が一緒に何かをしてくれないとグズる性格 でした。 児童館などに遊びに連れていっても、同じ月齢ぐらいでも1人で集中して遊ぶ子は1人で集中して遊んでるんですよ。 ハイハイでぴゅ~~っとどこかへ行く冒険心たっぷりな赤ちゃんや、興味あるものに一目散にハイハイしていく好奇心旺盛な赤ちゃんを眺める横で、私が一緒に遊ばないとずっとグズグズしている長男に「あんな赤ちゃんだったらいいのに…」とうらやましく思っていました。 ちょうど後追いの時期も相まって、ママべったりは加速していく一方で、もはや長男が起きている間は何もできません。 どうしてもイライラしてしまう、そんな自分をどうにかして落ち着けようと、最初に行き着いた方法はこれでした。 育児は仕事だと思うことにしたんです。 長男が起きてる時間はずっと業務時間なんだと思うことにしました。 仕事をしていると思えば、どんなクレーマーにも仕事として対応しますし、自分の時間もロクになく日々働き続けられるような気がしたのです。 しかし、そのうち歩き出すようになったら自立心も芽生えてきて、私の仕事も少しは楽になっていくかな? と思いましたが、気質はさほど変わらず、3歳になっても4歳になっても変わりませんでした。 いつまで経っても、「ママも一緒に」「ママも」「ママも」と私が一緒に遊んであげないと許してくれないのです。 遊び以外にも何をするにも、ママもママもママも…。 おかげで、ママ友が出来るわけもなく、 どうしてこの子はこんなに私が一緒じゃないと許してくれないんだろう…どうしてこんなにママママ言うんだろう、自分でちょっとはチャレンジしてほしい、とすごくイライラしました。 周囲には「ママが大好きなんだね」と声をかけてもらいましたが、正直、もう大好きじゃなくてもいいから私を解放してくれ~と思ってました。 仕事であれば、嫌ならやめることができるけれど、母親は嫌でもやめることができません。育児12時間労働思考に限界を感じた私は、次の手段として視覚化してみることにしました。 目につくところに、メモを書く んです。 貼り紙と一緒ですね(笑) 貼り紙を見たら「あ…そうだった」と思い出すのと同じ効果を狙いました。 家の壁に貼ってたこともあるんですよ? 「子ども相手にイライラしない」って。 しかし、2~3歳になるともともと持ってる気質に加え、その頃特有の無茶苦茶な要求をしてくる日もあります。 ■イヤイヤ期の子どもの「無理難題」にゲッソリ あれはたしか長男が3歳の頃。 夜中の3時に、急にテレビが見たくなったようで、「アニメを見る」と言って泣き叫ぶのです。 も~~~こんなのどうしたらいいんですか(笑) 「明日の朝見よう」と言っても、「もう夜中の3時だよ」と言っても、抱き寄せても、布団に一緒に寝転がっても、寝たふりしてももうどれも効きません。 大声で暴れ回って泣き続けるので、仕方なく夜中の3時にテレビをつけて10分間アニメの録画を視聴させたらコテンと寝ました。 また次男が2歳の頃には、長男の幼稚園の参観日に参加したらちょうどその日がお店屋さんごっこの日だったんですよ。 本物そっくりに作られた飴やたこ焼きやお菓子が並んでいて、紙で作ったお金で買い物をしていくというレクリエーションだったのですが、ここで次男がまぁ~~~泣く泣く泣く泣く!! 大暴れ。 園内中に響き渡るような声で床を転げ回って泣くんです。 なぜなら、紙で作られているお菓子を本物のお菓子だと思い込んでしまって、あれを今すぐオレに食べさせろ!! というわけです。 「いやあれはね? 本物じゃなくて粘土でできてるんだよ~」って諭してもそんなの2歳の荒れ狂った次男に全く通じません。 泣いて泣いて泣いて…んまぁ~~…ほんとにゲッッッソリやつれました。 ■ママのメンタルを守るためには? 夜中の3時にアニメ事件も、粘土のお菓子食べたい事件も、どちらもほんと…大人からしたら理解不能なのですが、ハッキリ言って、 この頃のこの手のこだわりって懇々と言って聞かせたり、長々と説明して分かってくれるようなものではない と思っています(3人しか育てていませんが経験で学びました)。 もちろんその都度しっかりと教えていかないといけない事はありますよ? 例えば人を叩いちゃいけないとか、順番を守ろうとか、そういった社会的なルールは小さいうちから何度も伝えていく必要はあると思いますが、夜中の3時にアニメが見たくて大暴れして泣くとか、粘土のおやつを本物と思い込んで泣くとかってこの時期にしかない特有の癇癪(かんしゃく)な気がします。 その時期にしかない謎の癇癪に真剣にぶつかっていこうとするとお母さんもしんどいし、メンタルがやられます。 むしろ さっさと要求を受け入れて遂行 した方が、お互いにとってハッピーな事もたくさんあると思います。 これは、ある先輩ママの一言で気づかされました。 「今しか見ていないとイライラするし、腹も立つけど、 18歳になった時に同じことをしてるかどうかを考えたら、たいていの事は18歳にはしてないんだよね。 五体満足で健康な18歳でオムツしてる人なんていないじゃん? 18歳になった時の姿を想像すると肩の力抜けるよ~」 そうやって考えたら、幼児の無茶苦茶な要求ってどれも18歳の時には絶対やってないんですよね。 だってこんな18歳いないですもん。 ね?? ママも~~って泣く男子高校生。…いないですよね。 現に今、もうすぐ長男10歳になりますが、もう「ママもママも~~」とか全然言いません。 こんな18歳絶対いない例。 レプリカのアイスを本物だと思い込んで食べたいって泣く18歳。 おらんわ。 こんな18歳。 いや、もう、勝手に見てくれよって話ですよね。どうぞお好きに!!! ■無茶ぶり要求を受け入れてみるのも手 というわけで、18歳になった時に同じ要求をしてひっくり返って泣いてるかっていったらほとんどの事は年齢があがるにつれて収まってくると思います。 今となっては、既にオモシロ話として語り継がれていますからね。当時はめっちゃイライラしましたけど。 だから、幼い子ども特有の無茶ぶり要求に、あまり真正面から向き合って、 「今直しておかないと将来同じことしたらどうしよう…」って気負いすぎる必要もない と私は思います。 適度に受け入れて柔軟に無茶ぶり要求を飲んでみるってことをしてみる日があってもいいと思います。ブレブレだと子どもが混乱するって言いますが、ブラさない事が全ていいわけでもないと思います。 年月や年齢に応じて柔軟に形を変えていくことも必要です。 当時、先輩ママは泣きわめく次男を抱える私に「職員室でおやつ貰ってきたら?? 先生におやつくださいって言ったらくれるかもよ?」って提言してくれたのですが、当時の私はそれが出来ませんでした。 今ここでおやつを与えたら…うんぬんかんぬんって一事が万事だと思っていたんです。 7歳になった今、先輩の言うこときけばよかったと思います(笑) その日1回ぐらい職員室でおやつもらったって人格に多大な影響なんて与えないし、先生たちもお菓子の1個余裕で恵んでくれるぐらい優しい先生たちだったはずのに、何をあんなに肩ひじ張ってたんだろう…とも思います。 今、街の中でママに理不尽な要求を突き付けて泣いてるちっちゃい子を見かけると、ママに同情すると同時に、かわいくて仕方がないです。 どうせ期間限定なのだから、私ももっと気楽に受け入れてしまえばよかった。ちょっと後悔しています。 【お知らせ】 第87話 「立ち会い出産、旦那の本音って? 経験者パパが語る「夫がすべきこと」」 の記事下アンケート「Q.出産経験後に『●●をしておけばよかった…』と心残りはありますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「出産の心残りある? ママたちの意外な後悔とは」
2018年11月01日秋は運動会の季節。SNSでも素敵なお弁当の写真があちらこちらで咲き誇っていますね。 みなさんの所でも無事に運動会終わりましたか!? 今年は台風がしょっちゅう上陸したせいもあって、本来行われる予定だった日程から延期になった学校も多かったのではないでしょうか。 延期したと思ったらまた悪天候で再延期になったっていう話も聞きました。大変でしたよね…。げそッ。 ■運動会当日のママは忙しい! 運動会は子どもたちにとって練習してきた成果と力を発揮する場所でもありますが、ママにとっても気合入れないといけない日でもありますよね~。 特に… おべんと~~~!!!! わが家の運動会は小学校と幼稚園の2回です(小学校は実は春に終わっているのですが)。 わが家は転勤族なので、地元の方たちみたいにおじいちゃんおばあちゃん親戚一同で運動会を楽しむというようなことを一度もしたことがなく、常にこぢんまりとした所帯です。 大人は私か夫しかいないわけですから、どちらか一人が欠けると全役割が1人の肩にのしかかってしまうのでなんとしてもここは夫にお休みを取ってもらいたいところです。 がしかぁ~~し、なんと去年に引き続き今年も… 夫が運動会の日に仕事 だったんですよ~!!(号泣) えええ~~~!? 子どもの運動会にまで働かないといけないですかぁ~~~!? も~~~日本のお父さん働きすぎぃぃーーーー!!(叫) いや、そりゃ頭では仕事だから仕方がないって分かってますけどただでさえ少ない人員が欠けるってこの日ばかりは困るわけですよ!! パパからしてもかわいそうですよね。せっかくの子どもの運動会、見たかったと思います。 さてみなさん、運動会の席取りってどのぐらいの本気度で臨んでいますか?? ■運動会の親の席取りの本気度がすさまじい件 わたし、わが子が入園入学するまで知らなかったんですけど、すごい人はほんとすごいですよね。 みんな早くから来てるってどのぐらいから来てるのかな? 朝7時ぐらいかな? って思ってたらなんと… 夜中の2時とか、さらには前日の22時とかっていう方もいらっしゃったりなんかして、運動会に懸けるその情熱に感服いたしますです(ピッ! 敬礼!)。 特等席をゲットしようと思ったら前夜から並ぶのがベターなのでしょうか。1回ちょっとやってみたい気もしますけど…(笑)。寝袋とかで並ぶのかな?? みんなどうやって過ごしてるんでしょうね。 わが家はというと、もちろんそんな意欲があるわけでもなく、 良い席を取るということははなから諦めています。 だって水を差すわけじゃないですが、わが子の出場する競技の時って結局いちばん見えやすい場所へ移動する方がほとんどじゃないですか? 他の学年の演目の時には後ろの方で座っていて、 自分の子の学年の出番が来たら見えやすい位置へ移動する。 これで今まで苦労した点はありません。 トイレも行きやすいし、三男も放ちやすいし、 未就学児持ちには最後尾がむしろ助かります。 っていうか、解放区の体育館でおねんねしているお父さんやおじいちゃんがいっぱいいるんですけど、あれ、なんなんですかね(笑)。早朝から並んだからか本番に力尽きてしまったのでしょうか。 そして、小学校の運動会でなによりも驚いたのは… ■わが子が見つけられない…! びっくりするぐらいわが子が見つけられないことです!! いや、自分の子どもぐらい見つけられるでしょと思うでしょ!? 違うんです。。。びっっっっくりするぐらい分からないんです!! もうね~笑けるぐらい難しいですよ。同じ体操服着て同じ帽子かぶってる100人以上の子どもたちの中から自分の子を見つけ出すのって。 特に男子は髪型や靴で判別しにくいです。去年の長男の時にはダンスが始まっているのになかなか見つけられず、どこにいるのかが分からなさすぎて、途中からどこにぶつけていいのか分からない焦りと苛立ちでめっちゃイライラしましたもん。 写真を撮ってたら全然違う子だった とか運動会あるあるなんじゃないですかね? 私の友人は、遠路はるばるおじいちゃんおばあちゃん親戚一同呼んで大事な1人息子の運動会を見に来てもらったのに、全員孫がどこにいるのか見つけられずに終わっておりました(爆)!! ご愁傷様すぎる!! みなさんどうにかして判別できるようにと、派手なハイソックスを履かせたり、髪型で特徴をつけたり努力されてますよね。個人的に今まで見てきた中で、一発で判別できるアイテムがあるんです。 ふっふっふ…それは、靴でも靴下でもヘアスタイルでもなく… サポーター です。 ひざのサポーターやひじのサポーターしてる子はどんなに隊形移動しても一目で分かるんです!! ダントツ。いやほんとに! パッって分かる!! でも、膝が痛いからサポーターをしているわけであって、痛くもないのに目立つからという理由でサポーターをしていくのが教育上いいのかどうかは…ちょっと私にはわかりません(笑) ただサポーターはどんなアイテムよりも分かりやすかった! という報告です(笑) 小学校の運動会でわが子を見つける難しさをご紹介しましたが、今度は幼稚園の運動会で学んだことは何かといいますと… ■張り切って作ったお弁当を意外と食べてもらえない お弁当に気合を入れすぎないこと です。 ここぞとはりきって手をかけてしまいがちなのですが、幼稚園児、母の労力とか気合とか一切無視で容赦なく「ごちそうさま」しますから。奴らは無敵ですよ。 いつもなら食べる量でもずぇんっっぜん食べなかったりします。雰囲気がいつもと違うし、周りにお友達いたら遊びたくなっちゃいますし、意識がもうお弁当どころじゃなくなるんでしょうね。 小学生になると成長してくるんですけど幼稚園児はまだまだ遊びたい気持ちが勝るお年頃です。チョロっと食べたらもう「ごちそうさま」しちゃうっていう経験が続いたので、もうお弁当に気合入れるのやめました。 せっかく作ったのに食べてもらえないから腹が立つのって離乳食と一緒じゃないですか? 作ったのに食べてくれないって腹を立てるぐらいなら、 最初から頑張りすぎない道を選ぶ ことにしました。 お弁当は いつもと変わらない内容にして、量は食べきれる量から少し少ないかな? っていうぐらい にしておきます。 もし足りないとなった時のためにスナックパンや市販のおにぎりをちょこっと買っておきます。 各家庭のお弁当を先生が見て回って採点していくとかなら話は別ですけど(どんな競技)、お弁当関連でキリキリすることほど無駄なものはないと思いました。 ■運動会の後の母はぐったり… 私も少しずつ運動会のどこに労力がかかってどこに労力を削れる余地があるか学んできたのですが、今年、ようやく学んだことがあります。 運動会のお弁当の心配をするのもいいけど、 帰ってきてからの段取りを手配しておくほうがよっぽど大事 だと。 運動会、ただ座って見てるだけなのですが信じられないぐらい疲れます。 人によるのでしょうけど、私、運動会のあともうダメです。必ずお昼寝しますし、その昼寝がまた長い…。起きれないんですーーーー!!! よく考えたらいままでの運動会終わりでお昼寝せずに起きていられたためしがないんです。それなのに運動会後の段取りを何も組んでいないため、晩ご飯は遅れるわ、後片付けはできないわ、寝るのは遅くなるわで荒れっぷりがひどいひどい。 というわけでもう既に来年は決めました。 昼寝すること前提で、 晩御飯はデリバリーの手配 をしておくことにします!(宣言) もうしんどいのに晩御飯作れない!! だから遠慮なくデリバリー手配させていただきますっ!! そして、今年、やむをえず実母に運動会に来てもらったのですが、やっぱり 女手がひとつ増えると全然楽さが違いますね。 もうずぇんっっぜん違う! 夫がいるより母がいてくれたほうが100倍助かります!! というわけで、来年からは 実母も強制召喚しようと思います!! 運動会の段取りよりもむしろ 運動会後の段取りをきっちりセッティングしてから運動会に望む 、これ意外と大事だなって思います。いやほんと。 【お知らせ】 第94話 「小4長男が考えた、悪口を言われても傷つかない方法」 の記事下アンケート「Q.子どもにスルースキルは必要だと思いますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「子どもに「スルーする力」は必要? 挫折を乗り越えるために親ができること」
2018年10月26日今年次男が小学1年生になったのですが、入学前に学校から説明された「入学までにできるようになっておいてほしい事」はだいたい大まかにこの3つ(地方の公立小学校です)。 「自分の名前が書ける・分かるようにしておくこと」 「自分で服が脱ぎ着できること(整理整頓含め)」 「規則正しいリズムで生活すること」 ひらがなが読めるようにしておいてください、とか、足し算ができるようにしておいてくださいなど学習面においては特に何も言われません。 主に身の回りの事とか、生活のことについて親が気を付けるように言われる程度です。 ですが、今時は就学前から習い事をやっている子も多いですし、小学校に入った時点でひらがなが1文字も分からない、数字が一切書けない子は少ないと思います。 ■次男と過ごす時間が足りなかった…? 宿題をみながら気づく 我が家もやはりある程度は「読み」「書き」「数字」が分かったほうが1年生の壁にぶつからなくて済むだろうと思い、なんとかひらがなが読める・数字が分かる、ぐらいのところまでは仕上げてから入学しました。 しかし、様子見の1学期が終わり、2学期に入ったらぐんと学習スピードがあがってきて、あ~~~、あの幼稚園時代にもっとできたことがあったなぁ~~~と今になって後悔する毎日です。 私は「小学校に入るまでに親が教えておくべきこと」が言いたいわけではありません。なぜなら、そんなことを言えるほど専門的な知識もないですし、何よりまだ現在進行形で子育て中の身だからです。 でも私、今、次男の宿題に付き合いながら驚いているんです。 当然知ってるだろうと思ってたのに「こんなことも知らなかったんだ…」「こんなことも分からなかったんだ…」という気づきが日々ボロボロと出てきて、いかに次男とじっくり向き合って会話する時間が少なかったのかということを思い知らされています。 机に座って勉強するべきだったと言ってるのではありません。 むしろ机に座って勉強なんてしていないで、日々の会話や体験からきっともっと語彙力や経験値を身につけられた はずなのに、次男には全然足りていませんでした。 もちろん私1人のせいではないですが、母親である私がもう少しじっくりと次男の話を掘り下げて聞いてあげればよかったなと思っています。 ですから私の経験をもとに、今未就学児をお持ちのママ達は「あ。ちゅいママがこんなこと言ってたな…」とどこかで頭の隅に入れていただければ幸いです。 実は1学期と2学期で私が「教えておけばよかった」と感じた内容は変わってきています。 ■私が「入学前に教えておけばよかった」と感じたこと<1学期編> 1学期の時点では ・簡単な時刻が読める ・曜日が分かる ・季節が分かる この3つが「私は理解してると思っていたけれど次男は全然理解できていなかったこと」でした。 学校の時計はデジタルではなくてアナログです。 しっかりとした時計の見方は2学期に入ってから勉強するのですが、入学する時点で「今、8時半だな」とか「次は10時になったら休憩だな」とか時計を見て時間がわかっているべきだったなと思いました。 そして曜日感覚も…次男は全然分かってなかったんですね~…。 これは 時間割を見る時にも必要 ですし、そもそも学校に通う平日5日と休日2日の把握の大前提として必要になってきます。 「これはマズイ」と思って矢継ぎ早に教え込みましたが、今でもまだ「今日金曜日?」って聞いてきてます(今日は水曜日!) 季節は、春が来て、梅雨が来て、夏が来て、秋が来て…とその季節の順番と特徴。 …なんか書いててすごく基本的なことのような気がしてきましたが、大人からしたら「当たり前」のことでも、子どもからしたら「分からない」ことなんですよね。 ムリもないんです。 大人は今まで何十回も春夏秋冬を迎えてますけど、 生まれてまだ数年の子どもからしたら「経験」が足りてないですから。 しかし、上記の3つどれにしても、机に座って紙に書いて覚えるようなことではなく、 生活している中で親子で会話したり、幼稚園の先生のお話を聞いたり、コミュニケーションを取っていれば自然と身につけられたはずの知識 です。 私はそこを怠ってしまっていました。 次男は言葉を話し始めるのも遅くて、語彙力も足りてなかったので、「どうせ話してもよくわからないだろう」と深く掘り下げて話をすることをしてこなかったように思います。 2学期の今、「これも分かってなかったのか…!」と驚き、そして後悔したのはこちらです。 ■私が「入学前に教えておけばよかった」と感じたこと<2学期編> 数字にはいろんな2通りの数え方がありますよね。 1こ・2こ・3こ・と数える方法もあれば、ひとつ、ふたつ、みっつ…と数える方法もあります。 次男、この数え方が分かってなかったんです。 日常会話の中で「そこのみかん、みっつ取って」などといった指令はもちろん通じてましたよ。みっつは3個ってちゃんと分かっていました。 でも、問題はそれ以降。いつつ、むっつ…やっつ・ここのつ…ともなると全然分かっていませんでした。 たしかにいつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ってあんまり使わない言い回しですし、「ここのつ」や「とお」にまでなると…全然使わないですよね。 ひとつ…ふたつという数え方の絵本も何回か読んだことはあったんですけど、それは絵本の中の単なるストーリーとして捉えていたようです。 もちろん!わかってなかった次男がダメというわけではないですよ! ちょうど今国語の教科書で学んでいるところなので、事前に分っていなくても大丈夫です(だって知らないことを勉強するのが学校なのですから)! ただ、母親である私にとっては「これってもっとコミュニケーションの中でなんとかできた事だよね…」っと気づかされました。 ■私自身の育児の傾向が子どもの伸びに影響してしまうことも あと、私の育児の傾向として「『子ども時代にしかない間違い』を訂正しない」というクセがあるんです。 言い間違いをそのまま楽しんでいたり(三男はトンカチをタンコチと間違えてるんですけど、かわいいからそのままにしている)、字を間違えて書いていても、今しかないからと思って訂正せずにそのままにしておいたり、それはそれでいい部分もあるのですが、私の場合、 もう少し正しいものを教えてあげることも必要だったかな と思っています。 それで苦労したのが、長男です。 長男はひらがなへの興味が薄く、年長さんになって字が書けるようになりました。 ようやく書き始めたつたないひらがなの中には鏡文字が混ざっていました。曲げる方向が反対だったり、回転させる方が反対だったり。 しかし、私はどうせ学校に入ったら正しい書き方を教えてもらえるし…と、そのままにしておいたんですよ。そしたら、まぁ~~~~その後めちゃくちゃ苦労しました!! 2年生になっても鏡文字が続き、いよいよ学校の先生からも字の特訓指令が出ました。 さっきまでちゃんと書けていたのに、ページが変わったら反対向きに書いてたりするので、一体どういう脳の構造をしてるんだろうと不思議でしょうがなかったのですが、3年生からピタリとなくなりました。 そして現在、当時の事を振り返ると長男曰く、自分ではどこかがおかしいっていう感覚はあるらしいのですが、「どこがおかしいのかは分からない、なんだかちょっと違うような気もするけどこれで合ってるようにしか思えない」と感じていたそうです。 本人もどこが間違ってるのかわからないけどなんか違うような気もする状態だったのなら、なおさら正しい書き方を早くから教えてあげたらよかったなと思いました。 ■国語力のなさを改善するための「日記」 そして、最後にもうひとつ。1年生の授業で最も時間を割かれるのは、国語なんです。 1年生のカリキュラムのほとんどを国語に費やすといっても過言ではないほどです。それもそのはず、どんな教科においても必ず読解力や語彙力は必要になってきますから。 次男の国語力のなさに頭を抱えている私は、今、家庭学習のひとつとして今日がどんな1日だったかの日記を書くように取り組んでいます。 語彙力も少ないですし、文法も幼い次男ですので、本当に簡単な文章の日記です。 「きょうのきゅうしょくがおいしかった。しゅくだいするのがいやだった」とかその程度です。 でも、よく見ると「おいしかた」になっていたり、「しゅくだいするのがいやだ」になってるんですよね。そこを放置せずしっかりと添削してやり直しさせて、さらに、会話をしながら話を広げていくようにしています。 「今日の給食のメニューは何だったの?」と聞くとその日の献立を教えてくれますので、「きょうのきゅうしょくがおいしかった」のあとに「メニューはスープとサラダとおさかなでした」と足したり、宿題が嫌な理由も聞いてみて、しゅくだいをするのがいやだったのあとに、「なぜなら~~~だからです」と足せるよね? といった具合に文章を膨らませてより詳細な状況を伝えられるように促しています。 感想や思考を書けるレベルには全然至ってないので、まずは事実を詳細に伝えるところから始めています。 でも、私はこれを次男が1年生になってから始めましたが、会話の中で、もっと膨らませて話を広げて聞き出してあげれば、文法や語彙力がもう少し育っていたかな…と思っています。 何も勉強って机に座ってすることだけじゃないんですよね。 子どもの話にもっと耳を傾け、ふーーん、へーーで流すばっかりじゃなくて、 もっと詳しく踏み込んで興味を示してあげればよかった と今深く反省しています。 でもまだ全然間に合う時期なので、後悔するのもほどほどにして、今できる事を地道にやっていきたいと思っています。 【お知らせ】 第93話 「日本の義務教育で本当に教えて欲しいことは? 夫婦で話し合ってみた」 の記事下アンケート「Q1. 「義務教育で今後重視してほしいと思うこと」についてのご意見をお書きください」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「個性をつぶす日本の教育を見直して! 親が望む“義務教育”のあり方とは」
2018年10月18日我が家の長男は、現在小学4年生です。優しくおおらかな性格なのですが、運動が苦手です。 小学生男子にとっては、「運動ができる」というだけでスターになれますし、逆に他に色々できることを持っているのに、運動が苦手というだけで劣等感を抱きがちです。 かくいう私も、絵を描いたり字を書くのは好きでしたが運動がとにかく苦手で、大人になったいまでこそ「どうしてもっと自信を持てなかったのだろう」と思いますが、当時は運動ができないことで自分に自信がない子どもでした。 そんな長男は、走るのも飛ぶのも投げるのも苦手で、泳ぐのなんてもっと苦手です。 ■「笑われるから…」水泳の補習に行きたくない長男 うちの学校は水泳の補習があって、規定の距離を泳げなかった生徒は夏休みはじめに補習に呼ばれるのですが、昨年、長男はこの補習に行きたくないと言い張りました。 補習に行く行かないでもめた私たち親子ですが、行きたくない理由を聞いてみると「笑われるから…」と。 どうやら授業中、泳いでる最中にクラスメイトが自分のことをからかっている声を耳にしてしまったようなのです。 あぁ~~なるほど…。大人からしたら大したことないからかいでも、小学生にとってはクラスメイトにからかわれるってすごく傷つくんですよねぇ~~。わかります。 長男は傷つき、笑われるぐらいならやりたくないと思うようになりました(その補習には強制的に放り込む形にし、結果的には行ってみたら楽しかったというオチだったのでよかったです)。 そんな自信がなさげだった長男ですが、4年生になったいま、こう言ったのです。 長男:「ボク、最近強くなってきた気がする」 と。 おぉおお!! 強くなってきたの!? そりゃすごい(笑)!! 言われてみればたしかに、昨年に比べてすごく精神的に凪いでいるように見えます。かといって昨年が荒れていたわけではないのですが(笑) なんていうんだろ…日々精神が落ち着いているというのでしょうか、常にフラットを保っています。 そりゃたまにはぐらっと大波がやってくることもありますが、自分で態勢を立て直すことができるようになってきたように思えます。 長男:「去年は小さな事でもすごく気にしたり、傷ついたりしてたけど、今年になってから全然気にならなくなった」 え~~?! すごい! 去年と今年とで何がそんなに違ったの? スルー!!!! ほーー! なるほど!! スルーする力・スルー力ですね!? 長男:「あのね~、からかわれたりしてすっごく一瞬腹が立つんだけど、スルーすると、どうでもいいやって思えてくるよ。」 す、すごい(笑)9歳でスルー力を駆使するなんて。どういうことをからかわれるの? 長男:「あのね~、体形のこととか」 あ~~~…。今度はそっちか。 そうなんです。長男は赤ちゃんの頃から体形が大きくて、よく食べるのに対して運動が嫌いなもので、4年生のいま、すごいぽっちゃりしてるんです。 体形や見た目のことをからかってはいけないのはもちろんなのですが、でも、無くそうと思って無くせるものでもないと私は諦めています(だってデブとかハゲという見た目を笑うからかいなんて大人の世界にだってあふれまくっていますから)。 だから、最終的には自分がそれをどう処理していくか、なんですよね。悔しい! と思って痩せるのもひとつの手ですし、聞き流すのもひとつの手ですし、とにかく相手の言動を自分に変えることはできません。 長男:「すごくイラッとくる時もあるんだけど、まぁいいや、ほっとこって思うと、全然気にならないよ」 うん。ママ、長男の言わんとしてる事がよく分かる!! ■SNSで発信する立場としてのスルー力 スルーっていうのは、相手を無視することじゃなくて、 「相手は変えられないものだ」と受け流して、自分の心を乱さないようにする力のこと なんだよね。 立場は違うけれど、私自身もSNSで発信してる身として、どんなに頑張って自分を分かってもらおうとしても、本当に伝えたいことを主張したとしても、100%の人に正しく伝わることは絶対に無理なんです。 どんなに注釈をつけて、予防線を張ったとしても、かならず誤解は生まれます。 以前は、どうして分かってくれないんだろうとすごくヤキモキして傷ついて心をかき乱されたりもしていたのですが、ある時からさほど精神が乱れなくなってきました。 どうしてそうなれたのかというと、 自分と相手を切り離せたから です。 「他人の行動は自分には変えられないし、抑えられない。 全員に分かってもらえるなんて無理なこと 」と諦めたことと、「どんなに伝えたって分かり合えない相手には、 自分の心と時間を費やさず距離を置く 」と決めたことと、あとは、「絶対に私の味方でいてくれる 家族・仲間がいる 」という安心感、自分の居場所をしっかりと感じることができているからです。 私:「ママはね、パパや子どもたちがママのことを大好きで応援してくれてるって分かってるから、周りのことはあんまり気にならないんだよね。本当に分かってくれる人がいればそれでいい。ちゅんたんもそう思うからスルーできるんじゃない?」 長男:「うん。そう」 長男:「あんまり他の人がどう思ってようが、気にしなくなってきた」 私:「パパやママはいつだってちゅんたんの味方だからね!!」 長男:「うん」 長男が4年生にして気づいたこの「スルー力」。 とらえようによっては人間関係の希薄さやコミュニケーションの場を失ってるように思えるかもしれません。 現に夫は、こう言っていました。 夫:「自分の思いをぶつけることや、時にはつかみ合いの喧嘩をすることだって必要じゃないかな。子どもなんだし。なんでもかんでもスルーしてると、自分の世界だけで完結してしまい、人の意見を取り入れない人間になってしまうんじゃないか?」 夫:「例えばデブってからかわれたとしたら、くそー! と思って痩せるようにしたり、泳ぎ方を笑われたら、泳げるようになってやる! と決意して猛特訓したり。反骨精神も時には必要なんじゃないの?」 たしかに夫の言ってることも分かるのですが、誰かに笑われた時に、くそー! 見返してやるー! と なれるタイプと、なれないタイプ、両方がいる と思うんです。 逆境に立ち向かっていけるタイプもいれば、傷ついて内にこもってしまうタイプもいます。 例えば長男の水泳の場合でいうと、昨年は笑われたことに傷ついて、笑われるぐらいなら挑戦したくないと消極的になってしまっていました。 笑われたことで、「なにくそー!」とはなれなかったんですよね。 しかし今年は、「笑われたって別にいい。25メートル泳ぎきればキレイなクロールじゃなくたって溺れかけのような泳ぎ方だってなんだっていいんだ」と、他人からの評価をスルーして、「どんなに不格好でも25メートル泳ぎ切る」という自分の目標に焦点を当てて必死に泳ぎ切りました。 立ち向かう反骨精神は昨年にも今年にもありませんでしたが、でも目標に向かっていく心の強さは今年の方が断然あります。 この1年の精神的な成長っぷりはすごいことだと思うんです。 ましてや、いまは既にSNSが浸透していて、うちの子どもたちが大きくなるにつれそれらとの関係性は切り離せないものとなってきます。 見えない大多数の相手に対して、自分の心をどう保っていくか、どう切り離して考えていけるか。 ここをわきまえることは、日常生活においてもとても重要なことだと思っています(大人の私たちでもSNSに傷ついて悩んでる人たくさんいますから)。 また、居場所がありさえすれば人は強くなれます。 「自分には居場所がある」「自分のことを絶対的に愛し、支えてくれる人がいる」 安心感があること。 この事を子どもたち実感し、また実感し続けられるように、私たち親はその思いを言葉にして伝え続けていきたいと思っています。 【お知らせ】 第92話 「『ワンオペ育児です!』って言いにくい空気感、ないですか?」 の記事下アンケート「Q1. 自分は「ワンオペ育児をしている」と感じますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「他人の「ワンオペ」を認められない…孤独なママが「助けて」と言えるには」
2018年10月11日こんにちは!ちゅいママです。 これまで我が家の子育てにまつわる話を中心に書いてきましたが、今月から少し趣向を変えて、ウーマンエキサイトで連載している「パパママの本音調査」のアンケート結果をもとに、 いま、パパやママたちが熱い関心を寄せている話題 について、ざっくばらんに語っていきたいと思ってます。 おそらく同じ子育て世代として、興味のある分野の話題が多いのではないかと思います! 日々の生活の中では、意外と真面目なテーマについて語り合う機会が少なかったりするので、是非皆様の熱いご意見もお寄せ頂き、議論が盛り上がればうれしいな~と思っております。 今回ピックアップした話題はこちらです! ■もっと義務教育で重視してほしいことは何ですか? 2020年から英語が必修化されることが決まっていますよね! プログラミング教育が始まるとかなんとか。 私:「義務教育でもっと重視してほしいことって何かある?」 夫:「ひとつ挙げるとしたら、もっと お金のこと について教えてほしい」 私:「へーーーー! お金のこと!? アンケート結果では、13.2%の人が望んでいるね」 Q.もっと義務教育で重視してほしいことは? 1.日本の伝統や文化、歴史に関する教育 19.9% 2.国際コミュニケーション能力の向上 30.9% 3.リーダーシップ教育 7.3% 4.IT化に対応するための能力や技能 13.0% 5.金融、お金に関する教育 13.2% 6.その他 15.8% 出展: 「親が望む義務教育でやってほしいこと【パパママの本音調査】 Vol.298」 夫:「どうも日本の教育は、お金についてボカす傾向がある気がする」 私:「お金と政治と宗教の話は話しにくいよね(笑)。高校生になってようやくまともに税金の仕組みについて教わったぐらいで、小学生時代にお金や経済について教わる機会って全くなかったような。 小学生にお金のことを教えるとしたら、お金がすべてじゃない、お金よりも大事なものがたくさんあるっていう道徳教育の分野に入るんじゃないかな。 お金持ちだからといって幸せとは限らない、お金がなくても幸せっていう構図を作り出しがちだよね。たしかにそれはそうなんだけど。どうもお金というものを汚いものにしがち」 夫:「そもそも、 どっちが幸せって比べることがナンセンス。 お金がなくても幸せならそれはそれでいいけど、お金はお金であったらいい。 さらに、幸せは幸せで別だから。お金があるのに不幸な人ももちろんいるだろうけど、お金もあって、幸せに暮らしてる人もたくさんいる。そこを目指せばいいんじゃないのって話。 お金がなくても幸せになれる~というのは違うと思う」 私:「日本ももっと 『大金持ちに憧れる!!』 みたいな事を堂々と言ってもいい空気があればいいのにね。もうちょっとお金持ちになる事に対してガツガツしてもいいし、ガツガツしてる人を素直に応援できる空気があってほしい。 お金を稼いでお金持ちになりたいっていう夢よりも、誰かの役に立ちたいっていう夢の方が圧倒的に支持されるけど、事実、お金がないよりもお金を持ってる方がより誰かの役にも立てるし、幸せにできる人数も多い気がするな~」 夫:「 お金をどう活用していくか ということについても教えてほしい」 私:「お金の活用の仕方!! それは小中学生には全く教えてないだろうね~~。高校生でも教えてるのかな~? 活用の仕方は教えてないんじゃないかな」 夫:「単利とか複利って知ってる?」 私:「タンリとフクリ??(キョトン)知らない」 夫:「100万円に10パーセントの利息が発生したらいくらになる?」 私:「110万円になる」 夫:「そう。でもその110万円をすぐに使わずにさらに1年置いてたとするでしょ? そしたら翌年は、110万円に対して10パーセントの利息がつくから今度は121万円になる」 私:「なるほど」 夫:「 利息がどんどん雪だるま式に増えていく、それが複利。 長期的になればなるほど複利は意味が出てくる。本来100万円しかなかったものが、年利10%で20年間運用したとすると約627万円になる。利息とはそういうふうになってるんだっていうことを教えたりしてほしい」 私:「ひゃーーーー!! 凄い!! たしかに利息っていう言葉については知ってるけど、じゃぁ利息の仕組みって何なんだって聞かれたら詳しく分からない人がほとんどだと思うし、さらに日本人って貯金重視志向だと思うから、『お金の運用』について教わる機会は義務教育ではまずない気がする」 夫:「そう。だから、そこからさらに子どもたちに、100万円で10パーセントの利息って多い? どう思う? っていう話から、もし、20パーセントの利息がもらえて120万円になるものがあったらどう思う? って聞いてみたとする。当然、みんな、もちろんそっちのほうがいいって言うと思う。 しかしここで、もしかしたら今ある100万円が1年後には95万円に減ってるかもしれない。120万円に増える可能性もあるけど、95万円に減るリスクがあるってなったらどっちがいい? という投資にまつわるお話を子どもたちにディスカッションさせたり、なぜそう思うの? って聞いてみたりもう少し深堀して教育していくとか。 日本人は貯金が好きな人が多いようだけれど、 貯金する以外にもお金を『増やす』『活用する』道もあるんだよ という事も教えていってほしい」 私「まぁ~~、でも、私たち親世代でも投資=リスキー、無難に盤石に貯金が一番っていう思考が根強い気がするな~~」 夫:「貯金っていうのはたしかにお金は減らない。どんどんお金が溜まっていくように見えるけど、考えようによっては 経済的には貯金っていうのは死んだ金。 どんどんため込んでいくだけの流通していない死んだ金。それが日本にはめちゃくちゃ多いから、日本の経済ってどんどん沈んでいくわけ。 逆に、アメリカが何故あんなに経済活発かっていうと、 入ったお金を大半投資に使うから。 それも、一般人が。だから死に金が少なくて経済が周りやすい。もちろんリスクもあるからなんでもかんでも投資するのがいいわけじゃないけど、10万円お給料があったとしたら、日本人は貯金に回す傾向がある。 けれど、アメリカ人は投資に回す。日本の場合、年間120万を10年間貯金したとしてせいぜい1200万と少ししか増えない。ただし、減る事もない。 でも、アメリカの場合は、年間120万円×10年間投資した分、1,200万円分が5,000万とか6,000万にふえるわけ。 世界経済全体に投資をしている=経済は基本的に伸びていく という考え方。そういう考え方もあることを教えた方がいいと思う。 でもそのかわり、リーマンショックやバブル崩壊、トルコショックといった周期的な大きな恐慌がやってくる。歴史的には、その時には一時的にはガツンとお金は目減りするんやけれども、短期的なものを見るんじゃなくて、落ち込む気持ちは分かるけれど、でも歴史的に見て事実、世界はこうやって回ってるよねっていうようなことをきちっと教える。 何でそうなるのとかの理論は高校とか大学でさらに深く学びたい人だけでいいけど…たとえば自分のおこづかいシミュレーションとかいいんじゃない?」 私:「それ、だいぶ高度だわ!!(笑)自分のおこづかいシミュレーションから話題が深すぎでしょ~! お金があっても幸せとは限らないっていう消極的教育よりも、一般人であっても、 今あるお金をさらに増やしていくことが誰でもできるんだよ 、そしてお金もあって幸せに暮らしてる人もたくさんいるんだよっていう教育もしてほしいよね」 夫:「あとは、これはもう今すでにだいぶ変わってきてるとは思うし、取り組んでもいると思うけれど、 自分の意見を自分で考えて述べる教育 」 私:「それは、7.3%のリーダーシップ教育に近いのかな?」 夫:「リーダーシップとはまたちょっと違うかな? いろんな人の意見を聞いて取り入れてよりいい案を出していく っていうような感覚を養ってほしい。まとめてよりよいものを生み出すっていう感覚。 今世界をリードしている会社が強い理由のひとつは 多様性があるから。 いろんな背景を持った人たちがフラットに話し合ってるからこそ、よりクリエイティブなものを生み出せる。君のその意見と僕のこの意見を合わせたらいいんじゃないの? みたいな能力がこれからは必要だと思う」 私:「そういうことって私たちの時代から既に目指してる感はあったよね。多様性を認め合う社会とかもう何十年も聞いてきてるけれど実際義務教育(特に中学)に目を向けてみると オールマイティーな人間をよしとする内申点制度 があったり、枠からはみ出ないように…な雰囲気があるよね。なんとも矛盾…」 夫:「多様な世界・世の中をもっと教えてほしい」 私:「だよね。なかなか今の教育を一足飛びには変えられないかもしれないけれど」 義務教育でもっと教えてほしいこと。あなたは何を望みますか? 夫婦で話しあってみるのもなかなか面白かったです! これを機に子どもの教育について語り合ってみるのもよいのではないでしょうか~。
2018年10月04日ワンオペ育児 という言葉…今となっては、いちいち「ワンオペ育児とは」と説明しなくても伝わるほど、浸透してきたように思います。 このワンオペ育児という新単語は、今までどう表現していいのか分からなかった “1人での子育ての辛さ” を表してくれる言葉として、子育て世代に急速に広まりました。そして、広まったとともにさまざまな反応も見れるようになりました。 「まさに私が求めていた表現だ!」と思う人もいれば、「あんまり好きな表現じゃない」と感じる人もいます。この「ワンオペ育児」というたった6文字に、様々な感情がぐるぐると渦巻いて語られるのですから、それだけ子育ては複雑な分野なんだと感じます。 そして、今、新たに感じているのは「ワンオペ認定」の 空気感 です。 ■ワンオペ育児って名乗っちゃダメ!? どういうことかと言いますと、同じように夫が忙しく(または戦力にならず)1人で育児を頑張っている同士にも関わらず、「あなたはワンオペ育児とは言わない」と他人に判定されているような空気感のことです。 不思議というか、人間のごく当たり前の流れなのかもしれませんが、ワンオペ育児という言葉が世の中に生まれた時には、同じ境遇の人達にとってまさに言い得て妙な言葉だったはずなのに、少し時が経った今、 「あなたの場合はワンオペとは言わない」 「うちこそワンオペだ」 「あなたの言うワンオペと私のワンオペを一緒にしてほしくない」 という、どちらがよりワンオペにふさわしいかというの「ワンオペ認定」が繰り広げられるようになった気がしています。 わが家の場合は子どもが3人いる転勤族の共働き家庭です。夫は平日は帰りが遅いですが、家事の分担として、平日も土日も食器洗いをお願いしています。お休みは土日祝なので、出張がない限りは暦通りのお休み。ただし食器洗い以外の家事と育児全部は私の役目です。 育児&家事の状況をどう受け取るかは、受け取る側の環境によって違ってきます。例えば、夫は朝から晩まで忙しいけれど、子どもは1人で、実家のそばで暮らしている専業主婦の人からすれば、もしかしたら、 自分のこのレベルで子育てがしんどいとか、ワンオペ育児って言っちゃいけないんだって思ってしまうかもしれません。 あの人に比べたら自分なんてまだマシだ、甘えちゃいけないと、自分のしんどさを封印してしまうかもしれません。 また逆に、平日も朝から晩まで旦那さんが忙しく、土日もいなく、いたとしても家事なんてひとつもやらない旦那さんがいる奥さんからしたら、「お皿洗ってくれるだけいいじゃない! うちなんて何もしてくれないわよ」と「うちの方がもっとしんどいんだから、あなたごときがワンオペ育児と名乗らないでほしい」と感じてしまうかもしれません。 ■「大変さ」を比べても意味がない でも、これってどちらもキリがないですよね。 子どもが1人の人は、「2人の人に比べたら…」 2人の人は、「3人の人に比べたら…」 専業主婦の人は、「ワーママに比べたら…」 ワーママは、「シンママと比べたら…」 比べ出したらキリがありません。 「あなたよりも、私の方がもっと大変」「だからあなたはまだマシよ。あなたはワンオペ育児とは言わないわよ」と声をかけることで、一体何が生まれるというのでしょう。大変さを比べて比較することに意味があるのでしょうか。 しかし、こういった他人による判定は、男女関係なくどこの世界にでもあるようです。昔、友人のご主人が、上司に単身赴任を避けたいという話を相談したところ、 上司自身が15年も単身赴任を経験中のためか、「君も大丈夫だよ。むしろ、男なら単身赴任でもバリバリ働くのがかっこいいと思えるぐらいじゃないと…!」みたいなことを言われ、豪快に諭されたそうです。(パワハラとかそういうのはいったん置いておいて) これ、相談してる人からしたら、何の慰めにも励ましにもなっていないですよね。相談者さんからすれば、家族と一緒に暮らす事が「求めている幸せの形」なのです。それを「男たるもの単身赴任してなんぼ」みたいなことを言われたって、何も響かないわけです。 ■「しんどさ」は他人が判定できるもの? もしかしたら皆さんも、他人が「あなたよりもっと大変な人はいる」「お前に比べたらオレなんてもっと大変」言われた経験があるかもしれません。 でも、しんどさや大変さって人によって 性格やキャパが違う ので感じ方も違いますよね。牛乳をこぼされて「あらら」で済む人もいれば、「キー!」となる人もいるし、どこまで受け止められるかの 器の大きさって本当に人それぞれ です。だから、「大変さ」を他人が判定するのはそもそもおかしなことなんです。 自分の大変さは自分にしか分からないし、自分が大変だなって思ったら大変なんです。子どもが1人でも、5人でも関係ありません。専業主婦でも働くお母さんでも関係ありません。だから私は、自分の器をそのままに受け入れることにしています。 たぶん、私の器はおちょこほど小さくはありません。でも洗面器ほど大きくもない。牛乳瓶ぐらいです。めちゃくちゃ器が小さいわけではないけど大きなわけでもない、といったところでしょうか。でもそれでいいんです。 私には牛乳瓶分なら受け止められるし、それ以上ならあふれしまうキャパシティしか持ち合わせていないので、洗面器の人やバケツの人、たらいの人を羨ましく思わないようにして、なおかつ、おちょこや、ショットグラスの人にも勝ち誇らないようにしています。 他人を判定してしまう人も、きっとものすごく苦しいんだと思います。自分はこんなに苦しいのに、私よりも楽してるあの人が私と同じワンオペを名乗るなんて許せない! と思ってしまうほど苦しいんだと思うのです。 でも、どんな場合でも、よその人と自分を比べて辛くなるのであれば、もう解決策はひとつ。 気にしないこと です! 元も子もない話ですが、ほんっとに「気にしない」事が一番です。自分の大変さと他人の大変さは違うし、他人の大変さも私の大変さとは違います。 自分がしんどいって思うなら、素直にしんどいって声に出していいし、誰かがしんどいって言うんなら優しい声をかけてあげるだけでいいし、どっちのほうが大変だとか、うちの方が大変だとかいちいち判定し合わずに、同じ仲間として「よそはよそうちはうち」ぐらいの距離感で、みんなで力を寄せ合って乗り越えていけたらなと思っています。 同じ子育て真っ最中の仲間同士。ありのままに受け止めて、励まし合って頑張りましょう。 もぉ~~! 日本のお父さん、仕事長すぎ~~~~!!!!(笑) ですよね!! 【お知らせ】 第89話 「子どもの歯科矯正に40万!? 1年間頑張った成果のほどは?」 の記事下アンケート「Q.子どもの歯科矯正をやっていますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「子どもの歯科矯正「費用、方法、時期どうやって選ぶ?」ママたちの体験談」
2018年09月27日無い物ねだりなのはよく分かっているのですが、仕事が立て込んできて夫婦そろって忙しい時期が重なると、身よりのない転勤族の生活に嫌気が差してきます。 夫の帰りは遅いし、家を回すのは私1人だし、仕事はどんどんたまるし、私にとって家事育児仕事の3輪を1人で回すのは本当に大変です。 じゃぁ仕事を辞めればいいかといえばそういう問題ではありません。仕事もしたいし、子どもも育てたいし、家事もこなせる範囲でこなしたいと思っています。 ただそこに、ほんの少し手助けしてくれる「誰か」がいればうんと楽になるのになって思う瞬間がたくさんあります。 ■「ちょっと子どもを見てて」といえる人が欲しい 日頃は自分1人で何とかしようと頑張っていますが、先日、どうしてもその日中にショッピングモールに行く予定ができたんです。 仕事で使うものをその日にどうしても買わないといけなくなった上に、三男はあいにくこの日午前保育で12時には帰ってきてしまう予定でした。 三男を連れて一緒に買い物に行こうかとも思いましたが、三男からしたら絶対に面白くないでしょうし、あの三男が大人しくしてくれているとも思えません。 あ~~困りました。夫はもちろん帰宅が遅いし…。 ほんの1時間・2時間でいいから、家でちょっと子どもたちを見ててと頼める人がいたならどんなにいいか…。 ファミサポも使用したことがありますが、当日に急な予約は難しいですし、手続きが必要です。 単刀直入に言うと、「ちょ~~っとお願い! 1時間おうちで子守しててっ!」と頼める実母(もしくは義母)、子どもたちにとってもおばあちゃんが来てくれたらどんなにいいか! ■実母に頼んでみた 我が家は転勤生活12年目。 子どもたちが大きくなったら変わるかな?と思い過ごしてきましたが、大きくなってきたとしても、実家の近くに住むのが一番羨ましいです。 今まで頼んだことはなかったのですが、いよいよ困り果てた私は新幹線を使って急きょ実母に来てもらおうと思い立ち、母に連絡してみました。 「今日、仕事だっけ?」と。そしたら案の定、母はその日仕事でした。 そうなんですよねーーー。今時のおばあちゃんたち、昔の生活とは違ってまだまだ現役で働いてる人もたくさんいますし、パートやシルバー人材で働いている人もたくさんいます。 たとえ実家の近くに住んでいたとしても、親が仕事をしているご家庭も多いので、気軽に孫守りを頼めるというわけではないようです。 その日も翌日も仕事だということで、結局新幹線で駆けつけてもらうのは断念しました。 …となると、残るは、一時保育です。 ■ショッピングモールに託児所を発見! ダメ元でモールの中に託児があるかどうか検索したら、託児所があったんです!(おおぉっ) しかも問い合わせたら当日でも空きがあれば受け入れ可能ということだったので電話してみたら、空いていましたっ!! というわけで、三男を迎えに行った後、一緒にモールに行って、私が買い物をしている間に託児所で遊んでいてもらうことにしました。 初めて訪れるモール内の託児所。扉を開けた瞬間…。正直言って、なんとも言えない雰囲気だったんです…。 誤解を受けたらいけないのでどう表現したらいいのか難しいところですけど、扉を開けた時の第一印象というか、嗅覚というか、「あ、何かこの託児所すごく雰囲気が悪いな…」って感じてしまったんです。 もちろんパッと入った瞬間の私の主観なのでそこに通っている人達からしたら「あなたに何が分かるのよ!」って話ですし、何も分からない私が間違ってるかもしれないのは重々承知の上ですよ(汗) でも、同じ経験された方も中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか。託児所のドアを開けた瞬間に「あ、なんか雰囲気悪いな」って感じたこと。 ■「雰囲気が悪いな」と感じた理由 どこに雰囲気の悪さを感じたのかというと、まず明らかにスタッフの数が少ない。 認可保育園の場合、0歳児の赤ちゃんを預かる場合、0歳児に3人に対して保育士が1人つかないといけないのですが、ここは認可外だからか子どもの数に対して保育士が足りていません。 さらには保育士同士のコミュニケーションも不足していそうな感じで、私が託児所内に入った際にも事前に連絡を入れておいたにも関わらず情報が共有されておらず、忙しいからか、その会話の端々にも明らかに2人が険悪そうなのを初見の私が感じてしまうほどでした。 当然2人しかいないので、赤ちゃんがあちこちで泣いていても抱っこしてあげられないし、保育士さんもどことなくイラついているというか、子どもに対しても声のかけ方がキツい感じでした…。 いや、でも、分かりません! あくまで私の感じ方なので、他の人がどう感じるかはわかりませんし、現場の方からしたら「そうは言っても」な事が山ほどあるとは思います。 それにこちらだって急に預かってもらえるだけありがたいという思いがある分、何も言えないわけですが、 人見知りしない三男も雰囲気を感じ取ったのか、「なんか怖い…」と言って部屋に入りたがらず、一緒に行きたいよ~~とぐずりました。 三男にとっては私の買い物に付き合うよりも、託児所で遊んでいる方が楽しいだろうし、お互いにとってwin-winだろうなと思っていたのですが、困りました。 嫌がる三男と一緒に部屋に入って、しばらく電車で遊んだあと、少し慣れたかな?ぐらいのタイミングでバイバイをして託児所を出ました。 保育時間でお願いしているのは2時間です。 しかし、買い物がわりとスムーズに済んで、本来ならそこから少し自分のものも見たいなとたくらんでいたのですが、三男が気になって1時間早く切り上げて迎えに行くことにしました。 扉を開けると三男は…待ってました! とばかりに飛び出てきました。 ありがとうございましたとお金を支払い、託児所を出て、頂いた報告書を読んだのですが、報告書には、ずっとゴロゴロしてました。の一言だけ書かれていました!!(笑) え!!ずっとゴロゴロ?!!(笑) どうやら電車をポンっと与えられ、電車に飽きた三男は何もすることもないのでゴロゴロしていたそうです。(その時だけかもしれませんが、他にオモチャはありませんでした…) ま、まぁね、いいんですよ!? 三男はたくましいですし、ほんの1時間だったので全然どうってことないんですけど、三男曰く「全然面白くなかった。先生も全然遊んでくれなかった」という感想でしたので、たくさんいた子どもたちは毎日どう過ごしているんだろう…と少し心配になったのでした。 ■改めて感じる「事前見学」の大切さ 保育園が不足しているのも事実ですし、保育士も不足しています。預かってくれる場所があるだけでもありがたいと思わないといけない世の中なのですが、しかし、かといって、「保育所が全てが子どもを預かってくれるありがたい場所」というワケでもないんだなという現実を見た気がします。 そういう意味でも、やはり、事前の見学(特に取り繕っていない日常的な保育の様子が見れるのがベスト)や、情報収集は大事だなと感じた経験でした。 個人的には立地はそんなに関係ないかな? と思います。ビルの中の保育園でも明るい保育園は明るいでしょうし、陽気なモール内の保育園でも雰囲気が良くない保育園もあるでしょうし… 特に保育士さん同士のコミュニケーションは取れていそうかとか、子どもへの接し方とか言葉のかけ方とか、そもそも保育士さんの人数が足りていて、保育士さんの働く環境が悪くないかとか、人をチェックした方がいいと思いました。 園庭の広さとか、アクセスのしやすさとか気になるポイントは人それぞれでしょうが、私が重視するのはやっぱり先生の質だな~と改めて再確認した出来事でした。
2018年09月20日私たち夫婦は2人とも目が悪いので、いずれ子どもたちも視力が悪くなる可能性が高いだろうと覚悟はしていましたが、その時はあっという間にやってきました。長男が一学期の検診で視力検査に引っ掛かったのです。 「えーーー! ついこの間まであんなによく見えてたのに!?」 悪くなる時は一瞬で悪くなるんですね…。それでも普段の生活では見えにくそうにしているそぶりがなかったので、にわかに信じられない気持ちを抱きながらも、眼科検診に行ってきました。 そしたらやっぱり、視力が落ちていました!(涙) しかも、黒板の字が少し見えにくいという初耳情報まで。全然知らなかったー! ほんと、こないだまで…こないだまであんなによく見えてたじゃないー! お医者さんいわく……、 「9歳でこの視力だと、この先視力低下が加速していくのは間違いないでしょう」ということでし分かってはいたけれど、私自身視力が悪くなったのが5年生頃だったので、自分よりも早く目が悪くなり始めたことに少しショックを受けました。 眼鏡は今すぐかけなくてもいいけれど、教室の一番後ろの席では黒板の字が見えないだろうから、最後列はやめてもらえるように診断書を書いてくれるとのことでした。 ここからさらにスピードをあげて目が悪くなっていくのか、それともじわじわと悪くなっていくのかはわかりませんが、おそらく、間違いなく! 眼鏡コースになると思われます。 そこで、子どもの視力について調べてみました。みなさん、学校保健統計報告書というものをご存じですか? 日本の幼児から高校生までの児童を一部抽出して、発育状態や健康状態を調査しまとめたもののことです。なかなか面白いのでよかったら皆さんも調べてみてくださいね。ネットで誰でも見れます。 平成29年度の調査結果が出ていたので、そちらを確認してみると、なんと… 昭和62年度以降、子どもの虫歯率は過去最低なのに対して、昭和54年以降、子どもの視力低下は過去最高となっていました。 そうそう! 子どもの虫歯はどんどん減少傾向にあるって検診で聞いたことあります! しかしその変わりに視力低下がどんどん増加しているとは知りませんでした。 ちなみに余談ですが、身長は昭和23年から伸び続け平成13年あたりまでがピークでしたが、それ以降(かれこれ16年間)は横ばいだそうです。 これ、子どもの外遊びの割合や運動量とも関係してるんじゃないかな? と個人的には考察していますがどうなんでしょうね…。 さて、話を戻しまして…、子どもの虫歯についてですが、平成19年から平成29年までのデータを見ると、だいたい幼児から高校生までのどの区分においても、30~40%台の子に虫歯があるようですね。 しかし、すべての区分で前年よりも減少傾向にあり、中高生にいたっては過去最低の記録だったそうです。 また、虫歯があるのに処置されていない人の割合も過去最低になっているらしく、私たち親にとっても、子どもの歯に対しての心がけがしっかりと根付いてきている証拠なんだなと思いました。 昔は、親の噛み砕いたものを子どもにあげたりしてたそうですが、今の子育てではタブーとされていますもんね。昔は知られていなかった虫歯菌についての知識が根付いてきた結果だと思われます。 興味深かったのは、虫歯の割合を年齢別に見た時に一番割合が多いのが、(何歳が一番虫歯になる人が多かったか、ということです)8歳だったんです! ちょうど小学校2年生の頃ですね。これ、なんか分かる気がします。 うちの長男はちょうど歯列矯正に取り組んでいたのでこまめに歯医者さんに通ったり、仕上げ磨きを丁寧にしていたので今のところ虫歯はないのですが、あの時歯列矯正を始めなければ仕上げ磨きからフェイドアウトしていたような気がします。 検診などでは10歳までは仕上げ磨きをしてあげてくださいと教えてもらいましたが、小学生になったあたりで仕上げ磨きからフェイドアウトしていってしまう場合が多いのではないでしょうか。 かといって、磨けているようでまだ磨けていないお年ごろが8歳なのかもしれません。そして、本題の子どもの裸眼視力についてですが、1.0未満の割合はこのようになっているそうです。 意外だったのは幼稚園児の多さです! 24%の子がすでに1.0未満なんですね。しかし、幼稚園と高校生の割合は前年よりも減少していて、増えているのは小学生と中学生の割合だそうです。 これは過去最高をたたき出しています。昭和53年と比較してみようと思ったのですが、そんな昔と比べたところで結果が違うのは当然なので、今から10年前の平成20年の結果と平成29年の調査結果を比較してみました。 平成20年に裸眼視力が1.0未満だった小学生が29.9%だったことに対し、平成29年では32.46%に増えています。 平成20年には裸眼視力が1.0未満だった中学生が52.6%だったことに対し、平成20年には56.33%となっています。たった10年間だけを見てみても、視力低下している子が進んでいるのが分かります。 やはり、この10年で増えたスマホやタブレットの普及率が影響しているのでしょうか。これはもう、私も思い当たる節アリアリです。 子どもに静かにしていてほしくて、ついつい与えてしまいがちです。周りの明るさよりも明るい液晶画面ってめちゃくちゃ目に悪そうですよね……。 しかし、 目に悪そうだと分かっていつつも、もはや生活の中に入り込んでしまっている文明機器スマホ。今さら切り離せるとも思えません。 虫歯って歯磨きを丁寧にやっていれば防げるものですが、視力低下ってコレをやれば目が悪くならない!というものでもないので、(私自身気をつけていてもある年齢が来たら自然に目が悪くなりました)尚更難しいところがあります。 子どもの視力についても、いろんな情報が入り乱れているので、何が本当で何が違うのか私たち親も勘違いしていることが多いかもしれません。 今や4人に1人が眼鏡っ子の時代。悪いよりかは良い方がいいに越したことがないので、やはり、より気になりますよね。子どもの視力。 >>参考データ: ・学校保健統計調査-平成29年度 ・子どもの目 実態調査(ロート製薬株式会社)
2018年09月13日お子さんの歯並び、キレイですか? 実はわが家の長男(現在小4)は歯並びがガタガタだったので、1年前から歯列矯正を開始したのですが、この夏ついに終了したのです! 子どもの教育費や養育費にお金がかかるのは想定内でしたが、 歯並びにお金がかかるとは私たちにとっても予想外でした。 今や、歯科医院はコンビニより多いと言われているのをご存じでしたか!? すごい数ですよね。ということはその数だけ歯科医がいるということですし、歯医者さんそれぞれの歯列矯正についての方針もあります。 わが家がかかった歯医者さんでは、「とりあえず前歯8本を綺麗にしていれば歯並びが悪いという印象は受けにくい」という考えで、もちろん将来的には奥歯もキレイにしていくのですが、大人の歯が全部生えそろうまでは今既に永久歯になっている前歯8本を綺麗に揃えていこうという方針でした。 トータル金額に驚き! 歯の矯正が高額だった… そして、何とその額……ざっと40万! 将来的にはトータル100万円だそうです。現状、前歯8本で40万ですから1本当たり5万円の歯ですね(笑) 。 いやぁぁぁ、歯並びがいいっていうだけでも親孝行ですよ。歯並びは遺伝しがちなので(わが家は夫が矯正歴あり。私はなし)、仮にわが家の三兄弟全員が矯正するとなると……車1台買える金額になります(遠い目)。 それでも、やはり歯並びは整えてあげられるのなら整えてあげたいですし、お金に替えられない価値があると思うので、迷わず始めることにしました。 さて、実際の矯正はどんな感じだったかというと、あくまでわが家の長男の場合ですが……。 1年前、長男の前歯はガタガタでした。前歯二本が両サイドにパカーッ!と開いてしまっているため、隣の永久歯が生えて来れるスペースがなく、半年以上全く生えてくる気配がありませんでした。 下の前歯は4本が重なり合って生えてしまい、本来なら横一列に並んで生えるべきところが、上下二列の凹の形に生えてしまっていました。 あごを広げる? その矯正方法とは そこで、まずは上あごに装置をつけて、あごそのものを広げていくことになりました。すごいですねぇ……! あごって広げられるんですね。驚きました。 しかし、その広げ方は原始的と言えば原始的。上あご装置についている穴に棒を差し込んで一日1回ずつネジを回して少しずつ少しずつあごの骨を広げていくのです。 長男曰く、1年間頑張った全行程の中で、この最初の上あご装置が一番きつかったそうです。やはり最初に付けた日の違和感が忘れられないようで、今でもその日のことを鮮明に覚えていると言っています。 喋りにくいし、なにより食事が食べづらい! 上あごと装置の間に食べ物が入り込んでしまって、中でも素麺はものすごく食べづらかったようで、この1年ですっかり苦手な食材になってしまいました。 矯正中に素麺が食べづらいっていう話は他にも聞いたことがあります。 意外ですよね。麺類ってツルツルって食べれそうなイメージでした。 あ、でも、痛みはなかったそうです。1ヶ月ほど上あごのネジを回してあごを広げたあとには、下あごも広げていくことになりました。 お……おおお…………上も下も大変だ……。 ベロの下の部分に装置をつけていくので、見ているこちらのほうが違和感でした。そして最終的には、よく見るあのワイヤーをはめて、全部乗せ~~~~~!!!! もう、あっちもこっちも口の中全部器具だらけ!! この子のためだとはいえ、見ててちょっとかわいそうでした……! 当然のことながら、虫歯になってしまっては元も子もないので、日々の歯ブラシも気をつけなければいけません。 磨き残しがあると汚れがたまってきて、歯茎が腫れて器具が食い込み、痛みが出てきてしまうのです。 しかし、努力の甲斐あって当初の予定では1年半を目処に矯正していく予定でしたが、実質1年2か月でキレイになりました!! 1年間頑張った矯正の結果は? 日々見ていると実感が湧きにくかったですがビフォーアフターの写真を見てみたらその差は歴然! 見違えるほどキレイになりました!! いやぁぁぁ、子どものあごって柔らかいんですね! 1年でこんなにあごが広がって、歯がまっすぐになり、 しかも痛みがないだなんて。 これはもう、大人になってから始めるより小さいうちのほうが断然いいんじゃないかな?と個人的には思いました。本人に歯並びがよくなってどう思った? と聞いてみたところ…… 「どうも思ってない!(ニコッ)」でした。 ズコォオオオオッ!!!!!! ま、まぁね……息子からしたら歯並びとか今はどうでもいいかもしれませんね(汗) 将来いつか気づいてくれる時が来れば…………40万円も浮かばれることと思います(笑)。というわけで、1年間矯正を頑張ってみた結果報告でした!
2018年09月06日こんにちわ! みなさん、お弁当作りは得意ですか? 私は長男の幼稚園入園から計算して、通算7年お弁当を作り続けています。 自分の食べるお弁当なら残り物をザっとタッパーに詰めるだけでもいいですが、子どものお弁当となると悩みますよねぇ。 おかずの内容、食べやすさや、量、栄養面など頭を悩ませるポイントがいくつもありますが、さらには子どもによって食べる量も違えば好き嫌いも違うので、要領をつかむまではなかなか大変です。 ちなみに我が家の三兄弟の場合はこうです。 ■きょうだいでも違うお弁当の食べ方 ・長男 長男はなんでも残さず食べるけれども、食べ方が下手くそでした。なのでご飯はご飯でお弁当箱に詰めて、おかずはおかずで別のお弁当箱に詰めて、食べやすくなるように入れ物を二つに分けて入れていました。おかずについては出来るだけ無添加・を心がけて、なんでも手作りしていました。 ・次男 次男は好き嫌いが多い偏食家で小食っ子です。よって、今度はものすごく小さなお弁当ひとつにして、おかずは好きなものだけを詰めました。 栄養面は度外視して思い切って加工品メインで詰めるようにしました。ソーセージやミートボールが大好きな次男。彩はほとんど茶色。それでも全部食べきってお弁当箱を空っぽにする喜びを味わってもらうことを優先して、野菜がほとんど入っていないお弁当を作りました。完成したお弁当を眺めながら「幼稚園の先生になんて思われてるだろう」と思いながら包んでいたっけ(笑) ・三男 そして、現在進行形で作り続けている三男はというと、好き嫌いのない食べることも上手なタイプです。 やっと理想的なタイプが来た…! と思うでしょう? ノンノンノン。 今度は私が息切れ状態です(爆)!! もう手作りお弁当への情熱が急降下。なんでも手作りしていた長男時代から比べたらまぁ~~三男のお弁当の手抜きっぷりったら凄いです。 「無理なく簡単に」をモットーに、冷凍食品を活用しまくっています。長男時代にはあまり使いたくなかった冷凍食品だったのに、三男時代ではなくてはならないものになるだなんてあの当時は思いもしませんでした。 でも、使ってみると味も美味しいし、なによりほんっとに楽チン! なんでもっと早く冷凍食品のお世話にならなかったんだろうと後悔しているほどです。 というわけで三者三様のお弁当を作り続けてきて今思う、お弁当作りのコツは、「とにかく楽に作れること」に尽きます。 冷凍食品でも昨日の残り物でも、気楽にぱぱっと作れることが細く長く続けられるコツだと思います。 がしかし!! 前の日の残り物で…といえば、私、失敗したことがあるんです。 ■お弁当で大失敗! あれは長男が年中さんだった頃。 お弁当に前の日の晩御飯で炊いた栗ご飯を入れたことがあったんです。 そして、長男が幼稚園でお昼のお弁当を食べているであろうその頃、私も自宅でお昼ご飯を食べようとしていました。 栗ご飯を一口食べてみると??? 明らかに臭いがおかしい…。…あれ? 栗ご飯ってこんな味だったっけ??? これ、もしかして傷んでる!? と思ったんです。 そう思ったのにも関わらず、何を根拠にそう思ったのか謎ですが、幼稚園のお弁当に入れた栗ご飯はきっと大丈夫だろうと思い込んでしまったんです。(なんでや!!) 家の栗ご飯を置いてあった環境がたまたまよくなかっただけで、お弁当の栗ご飯は大丈夫かな?? と思い込むことにして、そっと放っておくことにしました。 そしてお迎えの時間に長男を迎えに行ったのですが、靴箱を出るなり長男が不思議そうに相談してきました。 ぎゃーーーーーーー!! しまった!! やっぱり!? やっぱり腐ってた!? 長男:「え。あれ、腐ってるの? なんか変な臭いがして、全然美味しくなかった」 うわぁぁぁぁーーーー!! それでどうしたの? 長男:「全部食べたよ?だって、残しちゃダメだと思ったから」 なんということでしょう。けなげに、傷んだ栗ご飯を完食してしまいました!!!! 残しちゃダメだと必死に食べた長男に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 そして不幸なことに、これをきっかけに、あんなに好きだった栗ご飯を大嫌いになってしまいました…(私のせい) 強靭な腸の持ち主なのか、お腹を壊すこともなくなんともなかったことが不幸中の幸いですが、本当に申し訳ないことをしてしまったと深く反省しました。 異臭に耐えて一生懸命食べきった長男の姿に思いを馳せては夫が涙出そうになってましたよ…。 ほんとごめんなさい。 その後知ったことなのですが、栗ご飯ってもともとすごく腐りやすいものらしいですね!? 一晩台所に置いておくだけでもあっという間腐ってしまうほど傷みやすい食べ物なのに、それをお弁当に入れちゃったんですからそりゃぁもう…ねぇ?子どもの健康を守るのがお母さんの役目なのに、壊しにいってるようなもんです。 あと、意外かもしれませんが、カレーも傷みやすい料理だそうです。ご存知でした? 2日目のカレーは美味しいイメージがあるでしょう? 私も美味しいからとカレーをお弁当に入れて持たせていたのですが、この情報を知ってからは入れるのをやめました。 ■数年後のある日。次男のお弁当の白米が… この栗ご飯事件から数年たったある日。 今度は次男のお弁当の時間に、自宅でお米を味見してみたら…わーーーーお! ご飯がなんだか変な味がする…かも? …いや、よくわからない…。 そうなようなそうでないような、いまいち確証が持てなかったのですが、前回のこともあるので、疑わしきは交換しろということで、 新しいお弁当を作ってダッシュで幼稚園に向かったのでした!! セーーーーフ!! 次男がお弁当を食べる前に間に合いました!! 危なかった~~~。 お米って結構早くに腐りやすいんですよね。 これらはすべて私の危機管理能力の低さゆえ巻き起こしてしまっている現象なので、しっかりしている皆さんはこんなヘマはしないとは思いますが、前の日のおかずやご飯をお弁当箱に入れる時には、くれぐれも気をつけてください。
2018年08月23日私は3回妊娠・出産を経験していますが、つわりは3回とも吐きづわりでキツかったですし、陣痛もどれも同じぐらい痛かったです。 程度の差は少々ありますが、結局、3人とも同じぐらいつわりがしんどかったし、3人とも痛いものは痛かったです。2人目は楽~とか、3人目はベテラン~とか、そんなのはあんまり関係ないかなぁ~? と個人的には思っています。 と、自身の出産を振り返るのはあちこちの媒体で既に執筆しているので、ネタ切れなこともあり、今回は、 妻の出産に立ち会った側の夫に話を聞いてみました。 ■立ち会い出産は、夫から女として見られなくなる? うちの夫は、一応3人とも立ち会い希望でしたが、実質まともに立ち会えたのは長男の時のみでした。 次男の時は病院の方針によりほとんど病室の外で待機していて、三男の時には長男の体調不良により車の中で待機していたので。 よって、夫婦2人で力を合わせて産んだ! と思えるのは長男の時だけなのですが、妻にとっても初めての出産であるけれど、夫にとっても初めての出産なわけです。 よく言いますよね? 「妻の出産に立ち会ったら、女として見られなくなる」 とか。 実際そのへんどうなのでしょうか? 私が、あまりの痛さにゴリラ化してるのを見てどう思いました? 女として見られなくなったとか、引いちゃったりしましたか? 夫:「 いや、そんなことは全然思わない。 オレの周りでも奥さんの出産に立ち会って幻滅したとか、見方が変わったとか言う人は聞いたことがないけど、そんな奴ほんとにいるの?」 よかった! 意外と世の旦那さんはまともなのかも? 妻側からしても一生懸命あなたとの子どもを産んでるのに、ドン引かないでほしいですよ! 夫:「たしかに実際に経験するまではもっとテレビドラマのように静かに産めるもんだと思ってたから、 陣痛でのたうち回る姿を目の当たりにして驚いたのはある。 とにかく痛そうで…痛そう~~~としか思わなかった…」 いや、それ、私が一番思ったわ。「こんなに痛いと思わなかった~~」って100回ぐらい叫んだもん。 今までに経験したことのない、予想を上回る痛さ。それと同じように、夫側からしても予想を上回る痛そうな妻の姿を見てビックリしたってことですね。 私、すっごくギャーギャーうるさかったと思うんだけど、そういう姿見てどう思った? 騒ぎすぎだろ! とか思わなかったですか? 夫:「そりゃ人間1人生み出すんだからゴリラにもなるなって思った。普段からあんなんだったらさすがにちょっと困るけど、 一世一代の出産なんだから、どんな姿になっても構わないと思う。 逆に一生懸命産もうとしてる姿を見て、女として見られないとか、引くとかいうような男ってどうなの。そんな男、ロクでもないと思う。 ちょっと話は違うかもしれないけれど、 将来自分が介護が必要になって介護される側になった時に、妻にドン引きされたらどう感じるか、考えたらいい 」 え、めっちゃまともなこと言うやん。 ■立ち会い出産を控える男性へのアドバイス じゃぁ、今、もし、立ち会い出産を控えている旦那さんがいたとして、どういうアドバイスをしますか? 夫:「よその旦那さんへのアドバイスというか…10年前の自分に対して今のオレが忠告するとしたら、とにかく、 パッショナブルでいろ! と伝える」 パ…パッショナブル!! どういうこと!!! 夫:「とにかく情熱的に支えろってこと。 性に合わないとか、そんな性格じゃないとか言ってる場合じゃない。 自分の気持ちに素直でいることがすべてじゃない、ということをオレは出産で学んだ」 どどど、どういうことですか。 夫:「とにかく妻を献身的に支えるべしってこと。そういうことが苦手な性格であったとしても、キャラじゃないとか言ってないで一世一代の出産のときには情熱的に支えるべき。何故なら、 出産時の恨みは一生遺恨を残すことになるから。 少なくとも、オレのように、陣痛室で漫画読もうとしたり、麻雀ゲームをしてはならない」 ほんと最悪だな(笑) なるほど。自分自身、産後9年経ってもいまだに妻から恨まれることを経験してるからこそのアドバイスですね。 ■出産予定日が近づいたら夫がすべきこととは 夫:「あとは、出産予定日付近や、生まれる気配を感じたら、 仕事は適当に流してとりあえず寝るべし 」 たしかに! 仕事を適当に流すのは出来る人とできない人がいるだろうけど、睡眠ってほんと大事。 夫:「 立ち会う側もめちゃくちゃ体力いるし、夜を徹することもザラにあるから、 体力温存するべく、今日、陣痛始まるかも!? みたいな流れになったらもう仕事せずに寝るに限る」 みんながみんな、そんなわけにもいかないでしょうけど、これは妊婦さんにも言えることですね。 とにかく出産間近になったらゆったりと、 出来るだけよく寝ておいたほうがいい と思います。 もうひとつ聞きたかったのですが、やっぱりいざ生まれてみたら、「よし、この子のためにより一層仕事を頑張らなくちゃ!」的な意気込みは湧いてくるもんなのでしょうか? 夫:「そういうのはたしかにある」 そうなんだ!! あるんだ…! ■産後の妻に夫がすべきことって? あとは何かアドバイスすることはありますか? 夫:「産後、少なくとも1か月、長く見れば1年間は、とにかく奥さんのホルモンバランスが忙しいので、 余計な一言を言わず、聞き役に徹するべし 」 いや、あなた、子育てするの10年早かったですかね。 余計な一言言いまくって、さんっっっざん喧嘩しましたからね、私たち。 今ならもっと平和に子育て出来たかもしれない…。 そうですね。産後は特にとにかく自分でも持て余すほどの精神状態なので、些細な一言で涙が出て来たり、イライラしたりしがちです。 聞き役に徹して、共感してねぎらってほしいです。 数々の失敗や喧嘩を踏まえての今。もしも、時を戻せるなら二人とももっとうまくやれる気がしますね。 夫は夫で反省や後悔があるように、私は私で「こうしておけばよかったなぁ~」って思うことももちろんあります。 ■3人の出産で後悔したこと4つ 1. 1回ぐらい無痛分娩をやってみたかった 2. 上の子達の夜中の預け先を確保しておけばよかった 3. 動画を撮っておきたかった 4. へその緒を切ってみたかった ああ~~…動画撮っておきたかったなぁ~~…っていうのが今でも心残りではありますが、みんな元気に生まれてきてくれたので、オールオッケーってことで! これから出産を控えていらっしゃるご家族へ。 ご夫婦ともども悔いのない出産を迎えられますように! がんばってくださ~~い! 【お知らせ】 第84話 「夏休み、子どもにイライラしない方法は? 夫に言われて気づいたこと」 の記事下アンケート「Q.子どもの夏休み時期にイライラすることは増えますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「夏休み、イライラ増加するママが90%! リアル体験談でみえたストレス解消法」
2018年08月16日この春から次男が1年生になり、長男と次男で同じ小学校に通うことになりました。 兄弟で一緒に登校してくれる事にあまり期待はしていませんでしたが、案の定、兄はさっさと弟を置いて先に登校し、弟はやたらめったらのんびりと家を出ていきます。 2人ともタイプが正反対なのでしょうがないですね。別行動で登校するほうがお互いにとってよさそうです。 それはそれで別にいいのですが、次男の方が後で家を出るようになると、長男の忘れ物を次男が発見することが多くなりました。 ■兄の忘れ物を頑張って持っていく弟 もともと忘れ物が多いうっかり気質な長男。 特に困るのが水筒。この暑さのせいもあって水筒を忘れると学校から電話がかかってくるぐらい、この時期絶対に忘れてはいけないものなのです。 も~~!! あれだけ言ったのに、靴を履いた瞬間忘れてしまうようです!! ちゃんと確認してない私も私で悪いのですが、長男はほんとに忘れ物が多い! そこで次男が、水筒を2つ下げて4年生の教室まで届けてくれるというのです。 ランドセル背負うだけも精いっぱいな細い体に、水筒2本に手提げ袋…なんだかもう、バックパッカーかよってぐらいの大荷物で登校していきます。 「ママが持っていこうか?」と提案したのですが、本人は4年生の教室に行くのがちょっと楽しみなのか、長男の忘れ物は毎回はりきって持って行きたがります。 ですが、問題はここからです。 ■「ありがとう」が言えない長男 次男が頑張って持って行った水筒を、長男は、さらっと受け取っただけで「ありがとう」のひとつも言わないんです!! しかも、一度や二度じゃありません。結構な頻度で忘れ物をするのですが、毎回、「ああっ! 忘れてた?」でおしまい。 そうなんです。長男は 「ありがとう」が言えないんですぅぅぅぅ。 なにかを貰っても、ポンと受け取った終わり。なにかをしてもらっても、さらっと流して終わり。 どうも、人に感謝することに疎い長男。 ここに対しては何度も私も注意してきましたし、強制的に「ありがとうは!?」とか「なんていうの!?」みたいなやり取りもずっとやってきてるんですけど、いかんせんこの調子で…。 ありがとうの他に、ごめんねもなかなか言えません。 そこで、どうして「ありがとう・ごめんね」が言えないのか、その理由を聞いてみました。 すると、どうやら… 恥ずかしいそうです。 どうして恥ずかしいのかは本人にもうまく説明ができないのですが、とにかく「恥ずかしくてなかなか言えない」と…。 と、そこで、私の知る限り一番の「ありがとうとごめんねが言えなかった子ども」だった友人に話を聞いてみました。 ■ありがとうと言えなかった子が大人になったら? 彼女とは小さい頃から知り合いなのですが、とにかく「ごめんね・ありがとう」が言えない人で、子ども心にどうしてこんなに「ごめんね」が言えないんだろうと不思議に思っていました。 ですが、大きくなった今、彼女が感謝したり謝らないかというとそういうわけじゃないんですよね。 ちゃんとお礼も言いますし、謝まりもします。 そんな彼女に、長男の気持ちを話してみました。 すると彼女はやっぱり… 長男の気持ちが分かると言います。 言ったほうがいいという事は頭では分かっているのですが、素直に言うことが恥ずかしかったと。 そして、 「『ありがとうって言いなさい!』とか、『ごめんなさいって言いなさい!』って言われれば言われるほど、『誰が言うか!!』みたいな意固地な気持ちになってしまって、余計に言いたくなくなった」 そう!! そうなんです!! 長男も言えば言うほど固まってしまって、なっっっかなか言わないんです。 「弟のゲームボーイを隠しても、宿題に落書きしても、ジェニーちゃんの髪の毛をストーブで燃やしても絶対に謝らなかった」…という彼女。今となってはまったく問題がないのですが。 あんなにごめんね・ありがとうが言えなかった人が、このようになるのには何かきっかけがあったのでしょうか。 ■ありがとうと言えなかった子が変わったきっかけ その1 「あれは社会人になって、沖縄に一人旅に出ていた時のこと…」 ほーほー。 「宿泊していた民宿で、先に宿泊していた若者グループと、その民宿に住み込みで働いているお兄さんと仲良くなって、そのグループのうちの誰かしらの誕生日パーティーに混ぜてもらったことがあったの」 うん。 「その頃の私は、誰でもかれでも仲良くなればいいと思ってた節があって、分けてもらったケーキも、おいしーー!どっから来たの!? へーへー! みたいな感じですごく馴れ馴れしくて。 調子に乗って、仲良くなったらオールオッケー♪みたいな感じで過ごしてたら、誕生会が終わってから、住み込みのお兄さんが近くにやってきて…」 ゴクリ… 「そのお兄さんに、 『仲良くなればなんでも許されるわけじゃないよ。ありがとうを言ったり、初対面の人には敬語を話したり、礼儀は必要なことなんだよ』 って言われて… その時初めて『あ、私ったら…!!』って 自分のことを恥ずかしく思って 今思えばその時がターニングポイントかな」 へーーーー!! きっかけは民宿の住み込みのお兄さん!(笑) 「そう。ただの一回のその人の一言。今となってはどこの誰かも覚えてないけど」 でも、そのお兄さんの一言がなかったら、大事なことに気づくのがあと数年遅れていたか、もしくは今でも気づいていなかったかのどっちかだね。 「そう。それ以来、言葉遣いとかめっちゃ気を付けるようになったかも。 敬語とかに気をつけようと思い始めたら自然と、すみませんもありがとうございますも言えるようになったよ 」 なるほど。 ■ありがとうと言えなかった子が変わったきっかけ その2 「あとは 社会人として働き始めた のも大きかったね」 それ、大きいよね。社会人として働き始めてから大幅に性格ががらっと変わる人、結構たくさんいるんじゃないかな? って思うもん。 人見知りだった人が、人前で喋るの大好き人間になったり、小判ザメタイプだった人が、リーダーシップ発揮するようになったり、 働き始めたことで今までの人格と大きく変わる人、たくさんいると思う。 自分自身のことを思い返してみても、社会の中で働き始めて自分がどんどん変わっていったもんね。 「うん。だから、長男君もいつかきっと誰かに出会って、自分のことを恥ずかしいと思う時が来ると思う」 いやいや、ほんと。人生において出会いって重要だよね。長男が大きくなったらその民宿に泊まらせよう(そうじゃない)。 親としては、3つ子の魂百までっていう言葉に取りつかれて、今のこの気質が大きくなっても続くんじゃないか? と不安になったり、今、ありがとうと言えない子だったら大きくなっても言えないんじゃないかって親として教えなきゃ!! って肩に力が入るけれど、決してそんなこともないね。 頭を金づちで打たれるような、頭に稲妻が落ちるような、わ!! 恥ずかしい! って思うような経験は、 親よりも他人のほうが強烈なインパクトを持つこともある。 もちろん教えていくべきことは教えていくけれど、いずれ彼の中で 自分で気付く時を待つしかない のも一理ある。 「うん。あと、長男くんにすぐできる対処法といえば、恥ずかしいという気持ちを無くすためには… とにかく、 慣れること。 最初はありがとうって口に出すのがすごく恥ずかしいけれど、慣れてしまえば全然大丈夫。だから、口に出してありがとうって言う事に慣れれば、すんなり出てくるようになると思うよ!」 ほほーー! そしたらまずは、ありがとうの発声練習でもしようかな(笑) 「ありがとう」と「ごめんね」ねぇ~~。 子どもには多くのことを望んでしまうけれど、大人の私もなかなか言えてないもんな。 そして、長男がよい出会いに恵まれることを祈って、、、とりあえず己を反省しまーす(笑) 【お知らせ】 第84話 「お風呂は何歳まで一緒? 男の子ママの『お風呂問題』」 の記事下アンケート「Q.息子と何歳まで一緒にお風呂に入っていましたか?または入るつもりですか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「息子とママのお風呂事情。「何歳まで一緒に入るか」ママの線引きは?」
2018年08月09日夏休みが始まりましたね! 今年の夏は異常なまでの暑さですよね。 外で遊ぶのも日中は危険なレベルですし、かといって家の中で遊ぶのも3兄弟にとって限界がありますし、皆さん、どのように過ごされていますか?(切実) 我が家の子どもたちは保育園や学童に行っていないので、24時間みっちり一緒の40日間を過ごすことになります。 全員が未就学児の時代に比べたら随分と手が離れましたし、楽になっている部分もたくさんあるはずなのに、それでもやっぱり 夏休みは毎年しんどくて 、イライラしてしまいます(白目) ■私が夏休みをしんどいと思う理由 私にとっては 「自分のペースで動けなくなる」 ということがイライラの原因のようで、仕事が思うように進まないだとか、片付けても片付けても部屋が散らかるだとか、やってもやっても終わらない感がとても疲れます。 「子どもと暮らすってそういうことでしょ」って話で片付けないでほしいのです。いちいち遠回りしなくちゃいけないってキツいんですよ~。 しかし、 「子どもとべったり過ごすしんどさ」 はあまり伝わらず、自分自身も「フルタイムで働いてるお母さんに比べたら私がしんどいなんて言っちゃダメだ」とか、「子どもが5人いる家庭に比べたら私なんてまだ楽だ」とか… 自分よりどんどん大変そうな相手を見繕っては、自分のしんどさを「まだマシ」だと思い込もうとしちゃうんですよね。 しんどいけれど、しんどいって言いづらい。 でも、分かってほしい。 私ごときがしんどいって言っちゃいけないんだ。 でも、分かってほしい。 分かってほしいのに、分かってもらえないしんどさも相まって、夏休み中の妻たちって、 ご機嫌が悪~~~~くなったりしませんか? 先日も、こんなことがありました。 ■ある日のお風呂での出来事 長男に「今のうちにお風呂に入って?」と声をかけたのですが、テレビに夢中になっていてロクに聞いていませんでした。 なので、先に私が三男と一緒にお風呂に入ったのですが、そのタイミングになってから長男がお風呂に入ってこようとしたんですね。 前回の記事 で書いた通り、私自身、長男とお風呂に入るのがどうしても苦手なのと、単純にお風呂場のスペースの問題とで「今は入ってこないで!」って伝えたんです。 そしたら、長男は裸のままお風呂場の外で待たないといけない状況になってしまい、ドアの向こうで長男がじ~~~っと待ったまま、「まだ?」「まだ?」と声をかけて聞いてきます。 私はまだお風呂に入ったばかりだからゆっくり洗いたいのに、長男が外で待っているせいで気が焦りますし、「だから、さっき声をかけた時に入っておいてくれればよかったのに…」とイライラしてきちゃって、長男にブツブツ言いながらお風呂を明け渡したんです。 するとそこへ夫がやってきて、たしなめてきました。 ■夫が言った一言にカチン! 夫:「 イライラしない 」 これねぇ~~~、文字で書いたら大したことないんですけれど、イライラしてる時に、夫に横から「イライラするなよ」って言われたらイライラ通り越して腹が立ってきちゃうんですよね! 私:「いやいや、ちょっと待って。私だっていきなりイライラし始めた訳じゃなくて、 そこに至るまでに積み重なった出来事や感情が溢れてイライラ してるんだよ!!」 図星をつかれるとムキになるってまさにこういう事なんですかね? しかし、うちの夫は妻の不機嫌に怯えて物陰に隠れているタイプではないので、さらにかぶせてきます。 夫:「落ち着け。大人なんだから」 私:(…くぅぅぅぅっ!!!) 夫:「すぐにイライラしない。1人がイライラしだすと、 イライラは伝染する 」 私:(…キィィィィッ!!!)「なによ!! 毎日毎日ずっと子どもと一緒にいる私と、たまにしか一緒にいないあなたとでは積み重ねてる背景が違うのよ!!」 夫:「イライラしだすと長いのが嫌だ」 私:「え? 私、自分では切り替え早い方だと思ってたけど!?」 夫:「 長い 」 私:「えええええ!? 嘘だ~~~! じゃぁどうすればイライラせずに済むわけ?」 夫:「性格。気質。」 私:(ズコッ!!!)「そんなの言ったら元も子もないじゃん!」 夫:「 本気で変えようと思ったら性格も自分で変えられる 」 私:「そんなことができるまで精神的に強ければ、そもそもこんな些細なことでイライラしていないと思います!!」 夫:「子どもの夏休みなんて急に始まったことじゃなくて、必ずあるって分かってるもの。必ずある夏休みに対して、自分がしんどくなく過ごせる方法を考えて、例えば学童に預けるだとか、預かり保育に申し込むだとか何かしら行動すればいい。 それを 自分で主体的に行動せずに、去年と同じように今年の夏休みも迎えて、しんどいしんどいって言われても困る。 夏休みの1か月強だけは自分のペースで動けないことを受け入れるとか、自分のやりたいことを諦めるとか、よりメリハリをつけて動くようにするとか、いくらでもやりようはある。 できない、しんどい、って言い続けるのも自分。 しんどくならないためにはどうすればいいのかを考えるのも自分。 結局答えは自分の中にしかない」 私:(…ザ、正論!! 夫の指摘はいつだって正論!) 夫:「と、こんな風に夫側からの意見を伝えたところで、妻には絶対にまっすぐに伝わらないし、『あなたは何も分かってないだ』とか『かわりに子育てしてみてよ!』みたいな答えが返ってくるのは目に見えてるから、 言っても無駄だと思って言わなくなる 」 (家で言うと怒られるから昼間にボヤいてるらしいです(笑)) あ~~~~。なるほど。わかるわ。たしかに。 私も今、その意見を聞いた瞬間は「何がわかんのよ!」って言いたくなったけれど、たしかに夫側の意見を「あなたに何が分かるのよ!」で突っぱねてしまったら、やってることは一緒というか…。 自分のしんどさや大変さを分かってほしいと言うわりには、 夫の「イライラしないでほしい」っていう声には耳を傾けない。 これじゃ自分の意見は聞いてほしいけれど人の意見は聞こうとしない人じゃないか。 夫:「でも、オレは諦めずにずっと言い続ける」 私:(言うんかいっ!!) よ~~し。逆の立場に置き換えて考えてみたらどうだろう。 ■夫の立場になって考えてみた 家で夫が子どもに対してすぐイライラする。 …嫌だ(笑) イライラしだしたら長い夫。 …嫌だ!! 自分はイライラしてる男の人を「器が小さい」とか言うくせに、 自分はイライラしててるのに「分かってほしい」という。 思考回路が破綻しているじゃないかぁ~~!! まぁ、思考回路がちょっとおかしくなっちゃうのが体当たり子育てなんだけれども(笑) 夫が何か意見するとすぐに「あなたがやってみればいいのに」とか「あなたに何がわかるのよ」と返すのもちょっとアレだな。 夫は私に対して、そんなにすぐイライラしないでほしいし、イライラしたとしてもすぐに切り替えてほしいと思っている。 そして今日もイライラしてるだろうなと思いながら家に帰る憂鬱。 ■家族であっても、親しき中に礼儀あり 私も私で夫に分かってほしいと思うように、夫も夫で私に分かってほしいと思っているんだということを、今一度頭に入れて、家族みんな、 違う人間がたくさん寄り集まって生活することの基本 に立ち返ってみようと思い直したのでした。 親しき仲にも礼儀あり。 子どもの無償の愛に甘えない。 夫の愛が無限にあると思わない。 そして… イライラは伝染する! 心に刻んで、夏を乗り越えましょう。 エイエイオー! はーーー、どっこいしょ! 【お知らせ】 第83話 「家族旅行で疲れるママ…原因は自分にアリ!? 私が気づいたこと」 の記事下アンケート「Q. 子どもを優先して、自分のことを後回しにしていると感じますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「ママの“家族のために”はありがた迷惑!? 「自分のこと後回し」は不要か」
2018年08月02日突然ですが、今日は皆さんに聞いてみたい事があります。 男の子をお持ちのお母さんたち。 息子さんとお風呂っていつまで一緒に入りますか!? もしくはいつまで入っていましたか!? 女の子の場合は、自分自身の経験を元に、いつまでお父さんと一緒にお風呂に入っていたか~とか想像がつくんですけど、息子と母親がいつまで一緒にお風呂に入っているものなのか、いまいちピンとこないんですよね。 それに、このあたりの話は個々の家庭による違いが大きく出てくるので(中学生になっても娘がお父さんとお風呂に入っている家庭とかも全然あるわけで)、我が家はこうだから、こうじゃない家はおかしい! とか普通はこうでしょ! と言い切れる問題でもないと思います。 しかし、ちょっと気になって、みんな、いつ頃から息子とのお風呂をフェイドアウトしていくのかなぁ~~と思い聞いてみたくなりました。 ■小4の長男とお風呂に入るのに抵抗がある おそらく一番多いのは息子の方からの絶風呂宣言じゃないかな? と思うのですが、実は私、小4の長男と一緒にお風呂に入りたくないんです。 いえ、実はね? 我が家、男の子3人なんですけど一番上が現在小4なんです。長男が3年生になった頃から、私の方から一緒にお風呂に入ることに拒否感が出てきてしまったんです。 どうしてでしょうねぇ…。一体どういう言葉で説明したらいいのか分からないのですが、長男とは一緒に入りたくないんです。 なので、3年生になった頃からできるだけ1人で入るように説得してきました。 でも、長男からしたら、下の2人はママと一緒に入っているのに、どうして自分だけ一緒に紛れて入っちゃダメなのかなかなか納得がいきません。 私もコレといって説明できる理由がないので、「もう3年生なんだから~」としか言いようがなく、「もう3年生なんだからそろそろ1人で入りなさい」と言い続けているうちに、長男も1人でお風呂に入ることに慣れていき、今となっては当たり前となっています。 私が下の幼稚園の子と、真ん中の小1の子とお風呂に入っていると、たまに「僕も~~!」と言って入ってこようとしますが、もちろん長男には何の悪気もなく、小さい頃からみんな一緒に入っていたその延長線上で一緒に入りた い! っていうだけなのに、私が渋い反応をしてしまってちょっとかわいそうな気もしてしまいます。 でも、嫌なものは嫌なんです。 ■「公衆浴場」で男の子が女風呂に入れる年齢は? 温泉やスーパー銭湯などに目を向けると、今では男の子が女風呂に入る年齢が決められているお店も多いですよね。 私、今まで各店によって基準を決めているものだと思っていたのですが、実は、47の各都道府県の「公衆浴場条例」によって決められているそうなんです!! え~~~!! 知らなかった。ちょっと見てみましょう。 12歳以上 北海道・岩手・山形・栃木 岐阜・香川 10歳以上 青森・宮城・秋田・茨城・群馬・埼玉・東京・神奈川・富山・石川・福井・山梨・長野・静岡・三重・兵庫・和歌山・岡山・徳島・愛媛・高知・福岡・長崎・大分・鹿児島・沖縄 8歳以上 愛知・滋賀・鳥取・熊本・宮崎 7歳以上 京都 規制なし 福島・千葉・新潟・大阪・奈良・島根・広島・山口・佐賀 最年少は京都なんですね!? ててて、ていうか…逆に最高齢12歳以上って…もうすぐ中学生ですよね!? ちなみに基準は 「1人で安全にお風呂に入ることができる年齢」 だそうです。 12歳以上って…大きくないですか?(笑) 大阪(出身地)は特に規制されてないんですね!! そっか~~。大阪のスーパー銭湯でも「〇歳以上は女湯ご遠慮ください」っていう看板を見かけたことがあるので、 あれはお店独自の判断…だったのかな? おそらく「男の子が女湯に入る」ことについて拒否感を抱く女性がそれなりの数いたため、年齢による区切りを設けたんだと思うのですが、この感じ方についても人それぞれだとは思います。 気にならないよ~っていう人もいれば、気になる人もいると思います。 私の場合は、あまり銭湯に行かないのもあって実体験としてよその大きな男の子が女湯にいて嫌な思いをしたことがないので、実際にそのような場面に出くわしたらどう思うのかよく分からないのですが… あ!! わかった気がします!!! ■私が長男とのお風呂に抵抗を感じる理由 1. 私の場合、長男を自分の子どもではあるけれど、よその子どもとしてみなしているのかもしれません(はあ?)。 男の子が女湯に入ってきてほしくない年齢が「8歳以上」にあたるゾーンに自分がいるのかもしれません。 長男が小3になった頃からちょっとずつ私の方から遠ざけて行ったのは、私の中で 8歳前後が「1人でお風呂に入れる年齢」と意識していたから なのかもしれません。 銭湯と同じく、プールの更衣室なども、男3人は男の子のほうに入ってもらいます。 女子トイレも入らずに外で待っといてもらうので、男3人連れて私1人でおでかけする場合は、私もなかなか落ち着かないですが…。 息子が拒否するよりも先に母の方から入浴を拒否し始めた理由にもうひとつ、思い当たる要因がありまして。 ■私が長男とのお風呂に抵抗を感じる理由 2. 長男、体格が大きいんです。 実際の学年の2つぐらい上でサバを読んでもイケるぐらい体格が大きいので、実際は3・4年生でももっと上の学年に見えます。 見た目のデカさも関係してるのかな? それとも、第一子だから肩に力が入っているのかな? 果たして三男が小3になった時にも「1人で入りなさい」って言えるのだろうか…。 かわいいかわいいでずるずると一緒に入ってる気がしなくもないんですよね。 見た目がデカいって公衆の場では結構不利なことも多くて、中身は3歳なのに5歳ぐらいに見えるからダダをこねてても「あらあらお兄ちゃんが…」ってなりがちですし、中身は年長なのに小2ぐらいに見えて損したり… って話が逸れましたね。 いずれにせよ、私の場合、うまく言葉にできない「生理的に無理!」というのが8歳だったのだと思いますが、 みなさん、 何歳まで一緒に入りますか??? もしよろしければ、お考えをお聞かせいただけるとうれしいです。 【お知らせ】 第82話 「小学生の進学塾通いは「かわいそう」!? 教育ママはつらいよ」 の記事下アンケート「Q.子どもを塾に通わせてますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「小学生の塾通い「かわいそう」は誰が決める? ママを悩ませる声」
2018年07月26日そろそろ(いろんな意味で)アツい夏休みがやってきますね。はぁ~~、3兄弟と一緒の40日~(遠い目) とそこで、暑さが本格化する前に一足先に家族旅行に行ってきました! ■旅下手なわが家ならではの工夫 皆さん、家族旅行って得意ですか? 旅行好きな人ってすごく旅上手ですよね。荷物の準備や旅行先の手配も俊敏で旅慣れしているなーって思います。うらやましい! わが家の場合、ハッキリいって旅行があまり上手ではありません。 お得術(…っていうのかな?)にも疎いし、夫婦そろってテーマパークも好きじゃないし、温泉も好きじゃないし、旅館の大量に出てくる晩御飯も好きじゃありません。 旅をするならもっぱら 子どもが好きそうな場所 が基準です。水族館や、鉄道博物館、動物園、城、などです。男の子なら「鉄道に乗る」ということだけでも喜んでくれるので、その路線の鉄道に乗るためだけにお出かけしたこともありますよ。 晩ご飯はホテルや旅館で食べるのではなく、その土地の人気店で食べます。朝ごはんだけはついてあると助かるので、宿泊は毎回朝食付き・夕飯なしのコースで宿泊しています。 洋服は多めに持っていきますが、旅から帰ってきて大量の洗濯をするのが嫌なので、 現地で1回は洗濯&コインランドリーに行きます 。細かなものを部屋干しできる 小さいハンガーやピンチ をスーツケースに忍ばせておくと便利です。 と、わが家の旅行事情はさておき、旅行って楽しくもありますが、意外と 夫婦仲に亀裂が入る ことってありませんか? ■家族旅行で夫婦喧嘩勃発 どうですか?皆さん。 旅行中にいつもより喧嘩が勃発したり、イラッとして険悪なムードになったりすること…意外とあるんじゃないでしょうか?(笑) 成田離婚という言葉があるぐらいなので(若い方はもう知らないですかね? 新婚旅行で帰ってきた成田空港で即離婚を決めるということです(笑)本当に離婚したかどうかはさておき、旅先でよっぽど「この人とは合わないな」って思ったということだと思います)、新婚でなくとも、 旅先で喧嘩が増える ということは無きにしも非ずだと思います。 日頃、平日は夫も私も仕事なので実質顔を合わせるのは夜の数時間ほどです。 休日も子どもにまみれて家族全員でワーワーしてる感じなので、夫婦2人でじっくり話す時間はほとんどありません。 なので2泊3日や、3泊4日の旅行に行くと、普段ずっと一緒にいるわけじゃない夫と一緒の時間が一気に増えるので、 目に付くことが多くなる んですよね。 さらに「せっかく来たんだから~」とか、「めったにないことなんだから~」といったレア感も上乗せさせるので、 普段なら許せることも急に思いやりがなくなったり なんかして…。 そういえばディズニーランドに行った時には着いた初日に夫が熱を出しましたし(なぜ今日熱を出すんだよ! ってイライラしました)。 新婚旅行では英語が全く喋れず何を相談しても「任せる」ばかりでびっくりするほど頼りにならず(おい! 日頃のあの威勢はどこ行った!)。 子どもが生まれてから行った熊本に旅行に行った時には私のメイク落としがカバンに入ってなくて喧嘩しましたし(しょうもな!!)。 つい先日の旅行では、 下の2人がほとんど私の隣で疲れました~~~!! ぅおおおおい!! みんな! パパのこと見えてます!? もっとみんなパパのところに行ってぇぇぇ~~~!! 飛行機の中では、配布された紙飛行機を作って作ってと両脇から催促されるのですが、いや、私1人で作らずにパパにも作ってもらってよ!! と思いつつも、 当の夫はすやすやとおねんね です。 やれ、おやつの袋を開けてほしいだ、 やれ、靴がちゃんと履けないだ、 やれ、手ぇつないでだ、なんでもかんでも私なわけです。 ちょ…ちょっと…私…子どもと離れたい…・(笑) 決定的なのは、朝食です。 ■旅先での朝食での出来事 ホテルの朝食バイキングでは、私はまず下二人の朝食を一緒に取りに行って、テーブルまで運びます。最低限選んだら先にそれを食べさせておいて、さらに食べそうなものを選んで席に運びます。 気分はメイド。 ジュースが欲しいと言えばジュースを取りに行き、スプーンがいると言えばスプーンを取りに行き、何往復かしてるうちに今度はコーンスープおかわり!と言われコーンスープをおかわりしに行き… 私はまずは子どもに先に食べさせないとって思うので、自分のご飯は後回しにして、くるくるくるくる配膳係に徹します。 しかし、その一方で夫はというと、ある程度のところまで協力したら、早くに切り上げて 悠々と自分の食事の調達 をしています。私がまだせっせと食糧を子らの元へ届けているというのに!! ったく、マイペースよね!! 私がこんなにウロウロと忙しそうにしてるのわかんないのかしら!! 子どもが落ち着いたのを見計らってようやく自分の食事に取り掛かるので、 夫も子どもも食事が終わった頃に私の食事がピークに入るという時間のズレ が生じ、最後には、全員にじ~~~~っと見守られながら、コーヒータイムになるわけです。 子どもたちの目に「はやく」「まだ?」「いつ終わる?」って書いてあるーーー。 はぁ~、たまには私もゆっくり食べてみたーーい。 親は私1人じゃないんだから~~! って心の中で思いつつモヤモヤするわけですが、今回、分かった気がします!! 夫は、「あえて」そうやってるんじゃないか!? と。 ■夫ならではの「線引き」 夫は子ども優先にし過ぎることが好きじゃないタイプの人なんです。 もちろん小さくて守らないといけない存在である乳幼児には大人より子どもを先にやってあげなくちゃいけないことってたくさんありますが、ある程度の年齢まで来たら、 「親が何を指し置いても一番に子ども!」ってしなくてもいいんじゃないか? と思っているんだと思います。 ましてや、三男ももう4歳。待てと言われれば待てる年齢ですし、最初に少し朝食を席に持っていったのであれば、あとは親の食事をとりに行って何が悪い! と。 夫は線引きがしっかりできていて、「ここまでは先にやるけど、ここまでやったら次に自分のことをする」と線がはっきり引かれてあるような気がします。 一方私は線の位置があいまいで、子どものために先にやらなくちゃ! とか言いつつも、心の中では「なんで私はいつまで経っても食べられないんだよ!」とモヤモヤしているというアンバランスな状態です。 いっそのこと、夫のようにシュッと線を引いて、ここまでは先に用意するけど、次はママのご飯取ってくるから待っててって言えばよかっただけなんだと…旅が終わってから気がつきました! そして、もうひとつ、思い出したんですけど… ■ママの自己犠牲を、子どもはどう思っている? 今のこの私の様子、小さい頃に理解できなかった 母親の姿と一緒 なんですよね。 うちの母も、子どもたちに先にご飯を食べさせて、自分はあとで家族の残りご飯を立ち食いしてるような人だったんですけど、子どもの私たちは何度も「お母さんも一緒に座って食べたら?」って声をかけてたんです。 しかし、母は「いいわよ、先に食べなさい」と言って、いつも家族の傍らで立って料理してるんです。 一見愛情溢れるように見えるんですけど、その割には「今日は忙しくて全く座れていない」とか「コーヒーの1杯も飲めなかった」と疲れたアピールを毎日ボヤいていて、じゃぁ、「コーヒーぐらい今飲んだらいいじゃん? 座ったら?」というと「そんな暇ない」って返ってくるのです。 それが子どもながらにすごく不思議でした。これ、子どもからしたら、 うれしくもなんともなかった んですよね。 忙しいけど、みんなのためにお母さんは頑張ってるんだから! と自己犠牲を主張されても、子どもからしたら腑に落ちないんです。 だったらおかずが1品少なくてもいいから、一緒に座って食べたらいいのに!! そっちの方がみんな楽しいのにって思っていました。 ■ひとりよがりの自己犠牲は必要ナシ! ということは、今回の私も1人で勝手に「自分は子ども優先で頑張ってるのに協力してくれない夫」「私も一緒に食べたいのにできない私」と思い込んでしまって、1人勝手にモヤモヤしていたことになります。 これ、 家族の誰にとっても意味のないこと だなと気づきました。 勝手にモヤモヤするぐらいなら子どもに「待って」と頼み、夫に「○○を取ってきて」と具体的に頼み、「じゃ、今からママは食べるから!」と強行突破すればみんな同時に食べられて丸く収まったんだな…と。 家族旅行でのホテルの朝食バイキングから、えらい壮大な話に飛躍しましたけれども(笑) 何が言いたいかといいますと、 ひとりよがりの自己犠牲は、子どもにも夫にもありがた迷惑なだけ ということです。 私はこんなにやってるのに…とカリカリされるぐらいなら、そんなにやらなくてもいいのでカリカリしないでほしい、といったところが息子と夫の本音だと思います。 そのことに気づけたので、次回の旅行ではママももっとのびのびと過ごそうと思いまーーーす! 【お知らせ】 第81話 「子連れファミレスは意外と大変!? ワンオペママの苦悩」 の記事下アンケート「Q. 子連れでファミレスにいったときのエピソードを教えてください」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「子連れ外食にファミレスを選ぶワケ。おすすめ利用法や神対応サービス」
2018年07月19日長男は現在小学4年生。今年の2月から大手の進学塾に通い始めました。 何故2月からなのかというと、中学受験を目指すなら 3年生の2月 からスタートするのが一般的な流れになっていると聞いたからです。 ■塾に通うのを嫌がる長男 塾に行くことを決めたのは親です。 本人はものすごく嫌がっていました。嫌がる本人を指し置いて塾に入れたものですから、最初はそれはもうめちゃくちゃモメました。 塾に行きたくない理由としては、「授業が速い」「緊張する」「難しい」「勉強時間が増える」「くつろぐ時間が減る」この5つ。 家でゴロゴロしながらテレビを見たり、本を読むことが何より好きな長男。それがいきなり休日まで塾になってしまったのですから嫌がるのも無理はありません。 長男も泣いて嫌がり、その様子に私も悩み果たしてこれでよかったのだろうかと揺らぎましたが、まだ始めたばかりなので、もう少し、せめて1年は様子を見ようと一度決めたことは曲げないことに決めました。 そのかわり、長男が新しい生活に慣れるまではできるだけサポートしようと、私もつきっきりで一緒に宿題を解くことにしました。 ■徐々に変化が見られるように 長男は1人で取り組むよりも誰かと一緒に取り組むほうが効率が上がるタイプなので、この方法が最善だと思ったのですが、こうなると難しいのが他の兄弟2人の面倒を見てあげられなくなること。 長男の宿題にかかりっきりになってしまうので、他の2人への関わりが手薄になってしまうことが心苦しかったです。 最初の4か月ほどはみっちり横について一緒に宿題をしなくちゃいけない時期が続きましたが、徐々に1人で取り組むようになってきました。 1人で宿題をして、答え合わせをして見直しをする。 この流れが定着してきたようです。 そしてまた、塾での授業の流れやテストの仕組みなどについても慣れてきたようで、最近では テストの結果を楽しむ様子 さえ見られるようになりました。 学校の授業とは全然違うスピード感や、先生の巧みな話術、いろんな学校から来ているお友達との交流なども楽しめるようになってきて、塾終わりには「今日は社会が面白かった!」とか「今日は算数が面白かった」とか授業を楽しむようにもなりました。 とにかく楽しんで通ってくれるようになってくれてよかった…とうれしく思うと同時に、今度はまた違った発見をするようになってきました。 ■勉強させられるのは「かわいそう」? 我が家の住む地域では中学受験はメジャーではありません。ほとんどの子が地元の公立中学校に進むのが「普通」の地域です。なので、小学校4年生から大手の進学塾に通っている子はごく少数派です。 実は長男は塾以外に公文にも通ってるんです。詳しく説明すると、小1から公文に通い始めて4年生になった時点で「辞めてもいいよ」と伝えたのですが、本人が「公文は辞めたくない」というので、塾と公文を併用しているんです。 ただでさえ進学塾に通う子が少ない中で、塾と公文にダブルで通っているとなると、周囲の反応で複雑な気持ちになることが時々あります。 これは同じ境遇になった方なら分かるんじゃないかな~? という、口ではうまく説明できない何とも言えない気持ちなのですが、要するに 「そんなに勉強させられてかわいそうな子」 と見られてしまいがちなことです。 「そんなに勉強ばっかして…すごいねー」「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」 相手は良かれと思って声をかけてくれるんでしょうけれども、こちらとしては何とも言えない微妙な気持ちになります。 中学受験をする方も今や全然珍しくない地域もあると思いますが、中学受験という選択肢自体がそもそも少ない地域もあります。 我が家の場合は後者です。周りに中学受験を目指す家庭がゼロな中で、いわゆる 「教育ママ家庭」であることの孤独感 は正直感じます。 何事も経験してみないと分からないことってありますね。教育ママって、実はものすごく強い心と我が道を行ける精神がなければなれないんだなと思い知りました。 周りの視線や哀れみや好奇心に負けない心が必要なんだなと。 ■教育ママの精神力 よくメディアなどで見る「息子を東大に合格させた母」とか「子どもを全員医学部に合格させた母」といったお母さんが出てきますよね。 実はあのお母さんたちの何がすごいかっていったら、周囲の色んな視線に負けずに、 「うちはうち」と貫き通した精神力 なんじゃないかなと思います。 ましてや昔はもっと中学受験や小学校受験に対しての市民権が少なかったと思いますし、今以上に「あそこの家は教育ママだ」と言われたことと思います。その中でチャレンジしてきた先人はすごいなと思います。 我が家の長男も、大人と習い事の話をすることがあります。たとえば、お医者さんだったり、看護師さんだったり、美容師さんだったり。 正直言って、「なにか習い事をしているの?」と聞かれた時に、「サッカー」だったり「野球!」だったり運動系の習い事だったらすんなり会話が進むはずなんですよねぇ~。「何か習い事をしてるの?」と聞かれて、「塾と公文」って答えるんですから、そりゃ相手の大人も「え! 塾と公文!? 勉強ばっかり!」ってなるわけですよ。 ■子どもは勉強よりも遊ばなきゃだめ? そしてそこからの、「運動したほうがいいよ!」になるわけです。 そうなんですよ。そりゃ運動だってしたほうがいいとは思うんですけど、 子どもがみんな運動が好きなわけではないんです。 運動が嫌い、苦手な子どもも当然いるんです。長男は、運動系の習い事も嫌がったし…(参考: 第29話「習い事を嫌がる子ども、無理にやらせるべき?」 ) 例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、「健全な子」という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう。 個人的には、 勉強をがんばっていても、運動をがんばっていてもいいのでは? と思います。 野球でより打てるように練習することと、テストでより高い点数が取れるように勉強すること、分野は違いますが打ち込んでることが大事だと思うのですが…。 周囲に中学受験文化がないと、小学生が進学塾に通うことがかわいそう…と思われがちな中での難しさ。今それを実感しています。 【お知らせ】 第76話 「読み聞かせのお悩み8つを解決! ママも絵本を楽しむコツは?」 の記事下アンケート「Q. 読み聞かせについてお悩みがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「読み聞かせ、ママのお悩み一挙公開!気楽に続けるコツは?」
2018年07月12日「明日は早起きしないでいい」って思うと、金曜日の夜ってホッとしませんか? よーし夜更かしするぞ~って気合入れちゃったりなんかして~。 そんな我が家の金曜日の夜ご飯は手抜き率高めです。 お惣菜などで済ます事も多いのですが、先日、ちょうど ファミレス のチラシがポストに入っていたので久しぶりに行ってみることにしました~!! ■金曜日の夜のファミレス実態 平日の夜の外食に大喜びの3兄弟! イェーイ! 私、自分で言うのも何ですが、子どもを連れての外食には結構慣れてる方なんです。 わりとフットワーク軽く外食に行く方なのですが、思い返してみればファミレスってあんまり行ったことがありませんでした(よく行くのは回転寿司かファーストフードです)。 お店に入ったのが18時半頃だったのですが、金曜の夜のファミレス内では…なんと…同じように 母子で来てる人 がめちゃくちゃ多かったんです!! 周りのテーブル、ほとんど母&子のセットでした!!(驚) みんな考えることは一緒なんだな~~って思いましたよね。 パッと見、お仕事帰りのお母さんと保育園帰りのお子さんもいましたよ。分かる分かる~! 金曜の夜、食べて帰っちゃおっかってなりますよね!!(心の中で大共感) さて、我が家の兄弟たちはというと… ■早々に兄弟喧嘩勃発! さっそく 誰がどこにどう座るか でひと悶着始めています(白目)。 なんでこんなにどうでもいいことで必死にモメれるんでしょうね…。誰がどこに座ってもいいでしょうよ(遠い目)。 「どこでもいいからさっさと座りなさい」と言ったら… こうなりました。(白目)せまっ…。 他にもいっぱい席があるのになぜか2人とも私の隣に座りたがります。 皆さんのご家庭ではどうですか? 我が家では家族5人で出かけても、一番ややこしい下2人は私の両隣に座りたがるんですよね。こういう時だけ超絶ママっ子なんです。 次男ももう小学生になったので何か特別に手がかかるというわけではないのですが、私の両隣に子どもがいて、夫の方には長男しかいないってなるとなんだか腑に落ちないというか、不平等というか、外食の時ぐらいゆっくり食べたいなって思いますよね。 世のお父さんたち~、よろしくお願いしまーーす(とはいえ、子どもがお父さんじゃいや! とか言うですけどね...げそっ)。 ■ファミレスは子どもが喜ぶ仕掛けがいっぱい ファミレスといえば、楽しそうな オマケ付きのお子様セット があったり、 飲み放題のドリンクバー があったり、子どもたちからしたら興味津々なものに溢れていますよね。 今回も、食事が運ばれてくるよりも先にオマケのオモチャがもらえたのですが… もう オモチャにくぎ付け でご飯どころではありません。 まるで肉を奪うトラの子のようにすごい勢いでケースを剥ぎ取って、必死で中身を確認していました。...誰も取らないのに。 私:「ご飯来たよ! オモチャは一度端っこによけておいて~。はい、いただきます!!」 3人:「いただきまーーす」 ちなみにですが、私1人で子どもたち3人を外食に連れて行く時には、基本的に 私の分は注文しない事 が多いです。 何故なら、子どもたちの様子を見張るのに精いっぱいで 自分のご飯をゆっくり食べる暇がない のと、 子どもたちの食欲って日によってすごくムラがある からです。 頼んだのにも関わらず全然食べなかった時ってのがあるので、それに備えていつでも残飯を食べられるように私のものは注文せずにいます。 いいんです。たとえ自分のご飯が子どもたちの残飯であったとしても、 作って片付けて洗う手間が省ければ それだけでも十分なんです!! ■ラクするはずが…意外に忙しい!? だいぶ食べるのがまともになったとはいえ、まだ幼稚園児の三男からは目が離せません。 腕が当たってジュースがこぼれやしまいか、お皿が滑ってお味噌汁がこぼれやしまいか、家ならまだいいですが、お店となるとあちこち気になって、つい、 家で食べるよりも口うるさく なってしまいます。 あと、ファミレスのご飯って、お茶碗によそって出てくるんじゃなくてお皿に平たく盛って出てくるんですよね。 洋食のご飯の食べ方に慣れていない子どもたちにとって、お皿のご飯ってすごく食べにくいみたいで、見てるこっちはヒヤヒヤ!! 私:「コラっ! 左手をきちんと添えて」 私:「こぼれてるよ!!」 私:「ご飯とおかずと順番に食べて!」 食事の作法について、やいのやいの指導しまくる我がテーブル。それに加えて、ドリンクバーのジュースのおかわりが入るもんだから、結構な忙しさです。 結構ファミレスって忙しいんだなって思いましたよね。 がしかし、周りを見渡してみると… み~~んな静かにお食事できているんです!!(我が家よりも子どもたちの年齢は上ですが) 男の子3人で来ているのは我が家だけでしたが、こんなにガチャガチャしながら食べてるのってうちのテーブルだけな気がしてきて、ちょっと落ち込みましたよ。 周りの子どもがとてもおりこうさんに見えるってやつですよね。はー羨ましい。 そして、ここからは男の子がたくさんいるおうちに共通する話かもしれませんが… ■とにかくよく食べる! だんだんと子どもたちの食べる量が増えてきて、 すっっっごい食べる時 ありません!? 話が少しズレるんですけど、この間うどん屋さんに行ったら、長男もうどんをおかわりして、次男もおかわりして、三男もおかわりしたんですよ!! も~~どんだけ!! 合計4・5回レジに注文しに行って、思わずおばちゃんにも笑われました。食べすぎ~~(涙)小学生&幼稚園児の今でこれだから、数年後どうなるんだろうって本気で怖いです。 話を戻して、この日のファミレスでもみんな普通にもりもり食べたあと、デザートまで要求し始めました。 食欲凄すぎっ!! 長男なんてもう私よりも食べます。 お手頃価格のファミレスだからと思って気軽に挑みましたが、3兄弟がデザートまで注文したので、お会計してみたら思ったより高くつきました(笑) ■1人で子ども3人を見るのは大変! 自分1人で子ども3人を連れての外食は、結構大変でした。 ご飯を作らなくていいし、後片付けもしなくていいからその点では楽なのですが、静かにさせて、こぼさないように気を張り巡らせてと多方面に気を配ってしまいました(笑) 子どもたちが喜んでいたことが救いです。子どもが喜ぶところはどこでも親は忙しいですね…。
2018年07月05日わたし、絵本を集めるのが好きで、子どもが生まれてから借りるより買う派でせっせと集めているんです。 育児で誇れるものは何もないけれど、 読み聞かせ を欠かさずやってきたことだけは私の唯一続けてきたことだと自負しています。実は絵本好きが高じて図書館司書資格も持っています(学生時代にアルバイトで図書館で働いたことがあるぐらいなので、名ばかりですが一応大学で資格を取得しました)。 先日、おススメの絵本についての記事をブログの方にアップしたところ、意外にも反響がありまして、読み聞かせにまつわる質問をたくさんいただきました。 せっかくだから同じように疑問を抱いてる方もいらっしゃるかもしれないので、今回ウーマンエキサイトさんのほうで質問に答えていきたいと思います。 あくまで私個人の経験にしかすぎませんが、何かの参考にしていただければ幸いです。 ■お悩み1. 何歳から読めばいい? 絵本の読み聞かせをし始める年齢といえば、おそらく一番スタンダードな年齢は 生後5・6か月頃 ではないでしょうか。 今はブックファースト事業と称して市町村から絵本が配られますが、だいたい生後5・6か月頃が一番多いと思います。 私もちょうどその頃に読み聞かせを始めましたが、はっきり言って、最初の頃はだいたい無表情&無反応です。しーーーんですよ、しーーーーん。 1人小芝居状態になりますがそのうち興味を示す時が来るようになりますので心折れずにいてください(笑) 逆に「小さい頃から読み聞かせをしていなくて子どもも4歳、5歳になってしまいました。今から始めても遅いですよね?」といった質問もありました。 大丈夫だと思いますよ。遅すぎるなんて事はないと思います。 むしろ、4歳は絵本の黄金期と呼ばれていて、ストーリーのあるお話も楽しめるようになる年齢ですし、本を選ぶ楽しさも湧いてくる頃です。 遅すぎるということは決してありませんので、いつからでも読んであげてください。 ちなみに私が親に初めてちゃんと読み聞かせをしてもらったのは5歳頃です。 ■お悩み2. 全然聞いてくれない! 「絵本をなめたり、破いたり、投げたり、何度注意してもやめません」 「絵本で遊んでばかりで読み聞かせどころではありません」 はい。私なら、読み聞かせは諦めて、絵本を一度隠してしまいます。 たぶん、今は絵本を読むものだとは認識していないと思うので、もう少し大きくなるまでいったん絵本を収納しておきます。 長男は赤ちゃんの頃から絵本を読んでもらうことが好きで集中してずっと聞いてる子だったのですが、次男は全く興味を示さず、1歳になっても2歳になっても3歳になってもちっとも聞きませんでした。 なので私も次男には無理に読み聞かせはしていません。 でも5歳になってようやく絵本の楽しさに気づいたらしく、読んで読んでと持ってくるようになりました。 きっとその子その子で興味を示し始めるタイミングがあると思うので、その時まで大事に取っておくのも手かもしれません。 ■お悩み3. 読み聞かせが苦痛… 今度はお母さん自身の問題で「絵本の読み聞かせがどうしても苦手です。どうしたらいいですか?」という質問。 別に読まなくてもいいと思いますよ! 苦手なものはしょうがないです。イライラしながら読むぐらいなら読まないほうがいいとさえ思います。 お母さんとはいえ人間ですからそりゃ得意不得意ありますって! 私の場合は、母親にほとんど読み聞かせしてもらった経験がありませんが、人格的に歪んで成長してるわけでもありませんし、ちゃんと育ってます! 私は絵本の読み聞かせは心の栄養だと思っていますが、読み聞かせをしなかったからといって栄養失調になるわけではないとも思っています。 子どもって案外たくましいので、読んでほしい! とおもったら読んでくれそうな人を見つけてきます(私の子どもの頃はゆるかったので、図書館の司書さんに「読んで~~」と言って読んでもらったりしていました。お仕事中なのに読んでくれてた司書のおばちゃんに感謝です)。 また、早くから自分で本を読むようになったのでそれはそれでよかったと思っています。 ■お悩み4. 読んでいるのに話しかけられる ありますよねー。 読んでる最中に、いろいろと話しかけてきてその質問に今答えてあげるべきか、最後まで読んでしまうべきかって考えちゃいますよね。 私も、読んでる最中に話しかけられるのが苦手なんです。流れがぷつぷつ途切れるというか、リズムが狂うというか…。 本当は子どもの目に留まった絵や、発見を一緒に共有してあげればいいのでしょうが私は「あとで」と言って一気にザァァァっと読んでしまう事が多いです。 お話はお話として最後まで聞いて、何か聞きたいことやママに見てもらいたいものがあれば読み終わってから言ってもらうスタイルにしています。 それでも途中でなんだかんだ喋りかけてきますが、聞こえないフリして通し読みしています。 たぶん、何が正解って答えはないと思うので、お母さんが読みやすいように読むのが一番だと思います。 ■お悩み5. 絵本の表紙はどうしてる? 絵本の表紙は…容赦なく捨ててます! 表紙を捨てるってもったいないような気がするのですが、表紙があると読みにくいし、テープで貼り付けても結局ズレてくるし、思い切って捨ててます。 絵本のいいところは表紙をはがしても同じ表紙が印刷されているところなんです。 ■お悩み6. 小学生になっても買い続ける? たしかに。 絵本は何度も同じ本を読み聞かせをすることが多いので、ある意味元が取れるのですが、小学生の本となるとたいてい一回読んだらおしまいになることが多いです。 小説でもそうですよね? 一度読んだ小説を最初っから何度も読み返す人って少ないと思います。 それでも、我が家は基本的に購入しています。一度しか読まなくても。ただ全冊買うことは無理なので、もちろん図書館と併用はしています。 本人の中で「これは買いたい」「これは借りるだけでいい」という線引きをしているようなので本人の意向に従って買ったり借りたりしています。 ■お悩み7. どうやって読んだらいいかわからない… 「図鑑や、どう読んだらいいか分からない本を持ってきて困ります」 あ~~~、わかります。いや、それ、読み聞かせする本じゃないから…みたいなの持ってきたりしますよね。 私の場合は、一度何かしら読んでやらないと引き下がらないのでとりあえず読みます。図鑑ならば、どれか1か所選んでもらって(虫ならどれか1匹の虫、といったように)そこだけ読みます。 もっと! もっと! と言ってきたら…面倒臭い時には「自分で見てー」と言ったり、「違う本にしてーー」と頼んだり…基本ゆる~~くその場その場で流しています。 個人的には擬音で書かれている絵本を読むのが苦手なのですが、結果的にその手の本は我が家には少ないです。 やはり読み手の読みやすさみたいなものも絵本選びに加味されがちなので、おのずと選書が偏ってくるのも致し方ないことかもしれません。 ■お悩み8. 子どもに絵本を選ばせる? めっちゃわかります(笑) これはそのシチュエーションによって変わってくるのですが、まず、同じ本ばかりを「読んで」と言って持ってくる場合には同じ本でも何度も読んであげます。 読んでる方は「またこれかよー」って思うのですが、本人的には同じ話・同じ結末でも楽しいらしく、飽きるまで読みます。 しかし、本屋さんなどで子どもに選ばせると、毎回似たような絵本を選んでくることが多いです。 特に三男は本屋に連れていくと毎回のりものの本を選んできます。でも、もう家に同じようなものがありますし、買いたくありません(笑) なので、似たような本を買って欲しがる時には親の権限で買う・買わないを決めて私が読んであげたい本、私が「気に入るんじゃないかな?」と思った本を選びます。 私の主観ですが、自分で選んだ本だから気に入って読む…ってことはあまり関係ないように思います。 自分で選んだのりものの本でも1回読んだら飽きてますし、逆に親が勝手に選んできた本でも気に入って何度も読むこともあります。 子どもの興味を広げるためにもソムリエになったつもりで「こんなのはどうですか?」とおススメしつつ、「あ、こういうの喜ぶんだ」と発見したり「あれ?全然ウケない」と気づいたりしながら読んでいくのもまた楽しみのひとつだと思います。 いずれにせよ、無理せず、楽しく、ゆる~~く、面倒臭い日には読まなくっても全然オッケー! 長く続けていくことが大事だと思っています。 読み聞かせは心の栄養。一緒に楽しみましょう。
2018年06月28日何事も経験してみないと分からないとは言いますが、それは出産も育児も同じ。 昔、街で見かけるママや子どもたちに対して「躾(しつけ)ができてないなぁ~」などと思ったこともあったけれど、今となっては「どの口が言うか!」の一言に尽きます。 ある意味、子どもはかわいい(しかない)ものだと思い、育児は楽しい(しかない)ものだと思っていました。 昔、少なからず私に「んまぁっ…」と眉毛をひそめられたお母様方へ、今となってはお詫びしたい気持ちです! なんなら手を握り締めて分かち合いたい気持ちです! ■つわりがこんなに辛いなんて… 私は昔女性のみの職場で働いていたのですが、独身女性8に対して既婚者2ぐらいの割合で、なおかつ子どもを産んだあとも続けている人が少ない職場でした。 ですので、職場の先輩がつわりが酷くて出勤できない場合でも、「つわりなら仕方がないよね…」というよりも、「もぉ~~困ったなぁ~」と言った感じでした。 当時私はまだ22、23歳くらいだったので、先輩たちがシフトの再構成に頭を悩ませている姿を見て「へーー、たしかに急に休まれたら困るよねー」と思っていましたが、その数年後、自分が妊娠して、 つわりを経験したら、も~~~~、めっちゃくちゃ辛い!! こんなにもしんどいのかとびっくりしました。 もちろんつわりの症状は千差万別ですが、私の場合は起き上がるのも辛くて、起き上がれば吐いて、いつになったらこれが終わるのか先も見えず、幸せなことだと頭でわかっていつつも、精神的には本当に辛くて泣きました。 当時、私はパートをしていたのですが、周りの人に迷惑をかけちゃいけないと思い何とかして出勤しようと試みるのですがどうにもこうにも体が辛くて、出勤前になって急遽欠勤の連絡を入れる日が多発していました。 今から思えば、急に欠勤するほうが迷惑だし、いっそのこと1か月まるごとお休みしたほうがよかったのにと思いますが、初めての妊娠・つわりで自分の体とどう向き合えばいいのかもわかっておらず、考える余裕もないほど日々つわりに追い込まれていました。 あの時つわりで欠勤していた職場の先輩も、つわりがあけた後に少し出勤はしたものの、なんだか居づらい雰囲気ができてしまい結局退職してしまいましたね…。 今思えば、おめでたいことなのになんだか申し訳なさそうに辞めていった先輩がかわいそうです。 自分で経験してみてようやく、あの時、誰にも寄り添ってもらえなかった先輩のことを思い申し訳なくなりました。 そりゃたしかにつわりは病気ではないですが、こんな状態で出勤なんてできないですってば。 今ならもっと理解できるし、職場の独身の子たちにも つわりというものの理解を深めて協力体制を作るように努めるのにな と思います。 ■スーパーで怒っているお母さんの気持ち そして長男を妊娠中のことです。 スーパーで買い物をしているとかわいい男の子がひょこひょこと歩いてきて、れんこんを覗いていました。 お腹の子が男の子と分かったこともあり、かわいいな~と思って見ていたのですが、その子のお母さんが飛んできて男の子を叱りました。 いきなり怒ってるお母さんを見て、私は「なにもそんなに怒らなくても…」なーーんて思ってしまいましたが、今ならわかります。 そうじゃないんですよね。 場面だけ切り取ったら、れんこん覗いてるだけで怒るお母さんみたいに見えるけれど、多分、日ごろからチョロチョロと1人であっちこっち飛んで行ってしまっていちいち探すのが大変だったり、じっとカートに座ってくれてたら楽なのにカートに乗りたがらなかったり、牛乳1本買うだけなのに3倍ぐらいの労力と時間がかかってしまったり… 日々の積み重ねで疲れてしまい、ついつい声を荒げてしまうんですよね。 あの時、「そんなに怒らなくても…」とか思ってた私。今では、スーパーで次男・三男にがっつり怒ってます。 周りの人に「こわっ!」と思われてるのかもしれませんが、そんなの関係ありません。 だってぇぇ~ガツン! と怒ったって1分後には忘れてるんですもの! 「ちょっとでいいからじっとしてて!」と何回頼んだかわかりません。 馬の耳に念仏ならぬ息子の耳に説教ですよ。右から左へぴゅ~~~~~です。 ■上の子にイライラしてしまうお母さんの気持ち そして、今度は次男を妊娠中。 支援センターで見かけた赤ちゃんを連れたお母さん。 お弁当の時間に下の子のお世話をしながら、上の子に対しての言葉かけがキツくて、上の子は当時の長男よりも年齢が下だったので、まだ小さい子に対してそんなにきつい言い方しなくても…とひそかに胸を痛めていました。 でも、後から思えばきっと産後のホルモンのせいだったんだと思うんですよね。 私は、下の子が生まれても上の子を第一優先にしてフォローするぞって決めていたのですが、いざ、下の子が生まれてみたら…一時期、上の子が全然かわいいと思えない時期がありました。 上の子に対して無性にイライラしてしまうんです。 ママ、ママとひっきりなしにしゃべりかけてくる長男がうっとおしくて仕方がありませんでした。 しんどかったですねぇ~~。 3歳の子に対して本当にきつく当たってしまっていたし、まだまだできないこともたくさんあってもおかしくない年齢なのに、年齢以上のものを求めてしまっていたなと反省することもたくさんあります。 かわいそうなことをしました。 きっとあの時見かけたお母さんも、年の近い2人の子どもを育てるのに必死で、ついつい上の子にきつく当たってしまう時期だったんだろうなぁ・・と次男を産んで初めて知りました。 自分はそうはならないという変な自信だけはありましたが、そんなの全然関係ありませんでした。 ■子育ては思い通りにいかなくて当たり前 自分はいいお母さんになるんだと思い描いていただけに自分のイライラしてしまう性格にショックを受けましたし、 偉そうに他人の育児を批評していた自分が恥ずかしくなりました。 経験してこそ分かることがあると書いてしまうと、じゃぁ、子どもを産み育てたことがない人が育児を語るな、とかよその子育てに口を出すなというように聞こえてしまうかもしれませんが、そういうことが言いたいわけではありません。 子どもを産んでいない独身時代だからこその視点もありますし、逆に子どもを産んだからこそ鈍感になってしまっている視点もあると思います。 ただ、今、若い人が日常生活の中で赤ちゃんや1・2・3歳児と触れ合う機会ってすごく少ないと思うんですよね。若い人って言ったって、私の頃だって中高生時代に赤ちゃんと触れ合う機会なんて全くなかったですからね。 だから、赤ちゃんってCMみたいにニコニコ笑ってすやすや寝てるだけの天使なのかと思ってましたし、ファッション誌のママみたいに育児って楽しいものだと思っていました。 子育てってこんなにも思い通りにいかない事があるんだ、泣きたくなるほどしんどい事もあるんだってことを知らなくて、さらに言えば、親のしつけ方次第で子どもはなんとでもなるんだと思っていました。 きっとかつての私がそうだったように、「親のしつけ次第で子どもが言うことを聞く」って思ってる人がたくさんいると思います。 たしかにそういう点もあることはありますが、子どもは親の所有物ではないし、 親の思い通りになんてならなくて普通 です。 親が全部操れるんだなんて思ってしまうことが、より子育て世代を苦しめることになる と思います。 ですので、いずれお父さんお母さんになっていく若い人たちにこそ、子育てのリアル、 子どもってこんなに泣くんだよ、こんなにイヤイヤ言うんだよ、それでもそれと同じぐらい楽しい瞬間もあるし、可愛いんだよ っていうことを伝えていけたらいいなと思います。 【お知らせ】 第76話 「わざとじゃないけど子どもがお友達に怪我を! 親はどうする?」 の記事下アンケート「Q1. 子どもが友達にケガをさせてしまった(させられてしまった)など、子ども同士のトラブルの経験がありますか?」のアンケート結果はこちら↓ ≫ 「子ども同士のトラブルにモヤモヤ…。どう謝罪する? どの対応が正解?」
2018年06月21日こんにちわ! ちゅいママです。 みなさん、ご存知でしたか? 今回、ウーマンエキサイトさんのアプリ( iOS / Android )からとっても面白いものがリリースされました。 その名も、 「おやこ診断」! 家族の本質や、パートナーや子どもたちとの関係性を占ってくれて、 1人1人に合った褒め方や叱り方を教えてくれる ものだそうです。 なにー! おもしろそうっ! こういうの大好き~! というわけで私もさっそく使ってみました。 ■わが家の結果は… まず、家族5人分の生年月日を入力します。すると、家族全員が動物になって出てきます。 そう! あの有名な 動物系占い が元になっているんですよね(動物系占いとは、生年月日や男女の性別に隠された性格や特性等を統計学に基づいて分析、診断したもの)。 わが家はこんな感じになりました。 ぜ…全員バラバラ(笑) あああ…私、自分で言うのも何ですが、どこを読んでもピッタリ当てはまる完っ全なペガサスでした。 ●傷つきやすい面がありますが、逆境を跳ね返す反骨精神もあり簡単にはあきらめません。 ●すべてに自分なりのこだわりを持ち、それを貫くことに強い粘りを見せます。 そうです~! 「コレだ!」と思ったことには今すぐにでも動き出さないと気が済まないので、悪く言えば我慢ができない、よく言えば行動派です。 でも、この歳になると自分の性格ってある程度把握できるようになってきますよね。 このおやこ診断の面白いなぁ~~と思ったところは、私が 夫や子どもからどう見られているかがわかる ところです! 面白くないですか? 私が子どもたちに対して、「この子はどんな子なんだろう?」とか「どう叱れば響くんだろう?」って考えたことは何度もありますが、私が子どもたちからどう思われているかって考えたことがありませんでした。 おやこ診断では、私と子ども、私と夫、私を中心にした家族の診断を見ることができます。 ■夫から見た私 まず、「夫から見た私」についてです。 え~~~! 私って夫からどう見られているんでしょう!? 日頃も夫と私の関係はというと…そうですねぇ…私から見ると、 出来の悪い後輩を切れ者の先輩がブツブツ言いながらもひたすらお世話してくれている ような関係です。 私は機械オンチなうえに説明書を読むのも嫌いなので、その場の雰囲気でなんとなくエイ! エイ! ってパソコンをバシバシ叩いて、パソコンが固まってから夫に「これ、どうやればいいの?」って聞くのですが、夫は文句言いながらも、私が求めている以上のものを丁寧に仕上げて返してくれるんです! 夫からすれば、さぞかしストレスフルな環境だろうと思っていたのですが、診断結果はこうでした。 うわはっ! やっぱりそうだったんですね! どうやら、 夫が妻に合わせていく組み合わせ で間違いないようです。そして、夫は私に力を貸すことで自分の能力を高めることができ、精神的にも満たされて(だと思ったー!! 夫、なんだかんだ言ってブツブツ言いながらもどこか楽しそうだし、まんざらでもなさそうだったもん!)、逆に私は夫からエネルギーを与え続けてもらうことで、納得いくものを作り上げたり目標を達成できるそうです。 うーーーーわ、なにこれ。私たち夫婦の根っこの部分を言い当てているじゃないですか。 今の私の仕事に夫という存在は欠かせません。私にとって誰よりも信頼できる有能な相談相手です。見た目はしおれたお友達夫婦のようですが、根っこではお互いのないものを補い合い、支え合ういいコンビだと思います。ってなんだかノロケみたいになっちゃいましたね。 夫との関係はどうでもいいとして(え。)、私がより興味深かったのはこっち! ■子ども達からみた私 子どもから私はどう見られているのか。私には3人子どもがいるので、それぞれからどう見られているのか非常に気になるところです! さっそく診断してみたところ、なんと驚くことに 長男と三男が同じ結果になって、次男1人だけ違う結果 でした。 これも妙に納得してしまったんです。というのも、前前からずーーーっと長男と三男は似ていて、次男は1人だけ異色を放っていたんですよね。診断結果と結びつけるわけではありませんが、すごく納得してしまいました! 似ている長男と三男が私のことをどう見ているのかというと…。最初に決めた目標は最後まで変えずに進もうとする子どもたちに対して、ママの私は状況によって予定や行動を変えていくので、子どもたちからしたらそこにイライラするらしいです。 最初、何のことを言ってるのかよくわからなかったのですが、よくよく思い返してみるとたしかにそうなんです! この長男と三男の2人、一度言い出したらめ~~~~~ちゃくちゃしつこいんです! 特に予定の変更、約束の延期などに関しては本当に嫌気がさすほど融通が利きません。 例えば、長男。「今日はレンタルビデオショップでDVDを借りる」って決めたとすると、その後どんなに急用が入ったとしても、どんなに大雨が降ってきたとしてもしつこ~~~~~くしつこーーくDVDを借りに行くまでひたすら言い続けます。 こちらとしては、急な用事が入ったんだし雨も降ってきたんだから別に今日じゃなくて明日でもいいじゃんと思うのですが、それを絶対に受け入れようとせず、私もイラッとくるような事が本当に多く、この診断を読んでみると、子どもたちは、急に変わる私の行動が理解できずイライラしてたんですね! なるほど。 私もイライラしてたけど子どももイライラしてた わけです(笑)。勉強になりました。 どうすればいいのかというと、「できるだけ具体的に話すこと」が大事だそうで…たしかにあやふやに誤魔化そうとしても誤魔化されてくれないのが長男と三男ですね…。気を付けます。 しかし、全部が全部当てはまるというと嘘くさくなっちゃいますので、本音をひとつ。次男…次男が…ひとっつも当てはまらなかったんです!(笑) 私が思う次男と正反対のことがずらーーーっと書かれていて、あまりの正反対さに、こうなるとむしろ、私が思う次男は次男ではなくて、ほんとの次男は全然違う姿なのかも! って思ったほどです。 ■子どもの診断はなぜ10歳まで? ちなみにですが、子どもの診断は年齢制限が設けられていて、 10歳まで となっています。何気なく書いてある年齢制限ですが、どうして10歳までなんだろうと疑問に思った私は問い合わせてみました。 すると、家庭以外の社会環境によって性格が変わってくるまでの年齢ということで10歳にしているそうです! 要するに 10歳までがその子の本質 で、それ以降に出会う人だったり経験だったり環境だったりでどんどん広がりを見せていく、ということのようですね。 となると、余計に今私が思い込んでる次男像は、本当はそうじゃないのかも…という気がしてきました。 その子その子にあった叱り方や、合った習い事なども教えてくれるので、これをすべて指針にして考えるというよりかは、 自分の見方を少し変えてみるヒント として楽しむのが一番いいかな? と思います。 家族みんなでワイワイ楽しむのもよし。1人でムフムフ楽しむのもよし。 一部の有料コンテンツが無料でお試しできる期間が 6月27日まで なので、試してみたい方はぜひお早めに体験していてください! ※ウーマンエキサイトアプリ内「おやこ診断」無料キャンペーンは2018年6月27日(水)をもって終了いたしました。 無料でも有料でも楽しめる!ウーマンエキサイトアプリ内「おやこ診断」 無料でダウンロードできるウーマンエキサイトのアプリ内診断サービス。家族の生年月日と性別を登録すると、以下の診断を 無料(一部有料) で楽しめます。 <無料> ■あなた(パートナー)の本質診断 ・基本正確 ・行動パターン ・感覚パターン ・同じ本質を持った有名人 ■子どもの本質診断 ・基本正確 ・行動パターン ・感覚パターン ・同じ本質を持った有名人 <有料> ■あなた(パートナー)の本質診断 ・あなたから見たパートナーの関係性 ・母親としての傾向 ・子どもから見たイメージ ■子どもの本質診断 ・やる気にさせる方法 ・思春期の行動と対処法 ・叱り方、褒め方 ・得意分野 ・才能 ・能力適正 <有料コンテンツ料金> ・大人: iOS/Android 600円 ・子ども: iOS 1,080円/Android 1,000円 ※アプリ内で一度ご購入いただいた診断結果はいつまでも閲覧できます。 ※診断結果は買い切りとなり、月額料金は発生しません。 >>iOSアプリのダウンロードはこちら iOS ウーマンエキサイトアプリ >>Androidアプリのダウンロードはこちら Android ウーマンエキサイトアプリ おやこ診断の詳細はこちら↓
2018年06月16日公園って疲れませんか? 子どもの公園遊びに付き合うと体力的に疲れるのはもちろんですが、私の場合は精神的に少し疲れてしまいます。 今はもう子どもたちも小学生2人&年中さんになったので子どもたちと公園に行って遊ぶ機会も少なくなりましたが、5・2・0歳と子どもたちが小さい頃は頻繁に行っていました。 我が家の子どもたちは砂場遊びが好きで、よく水を使って泥遊びをしたり、裸足で泥だらけになっていました。もちろん今でも裸足になって遊ぶ日もあります(禁止事項のない公園です)。 ■周りのママの目が気になる 私は子どもがどろんこになっても全然気にしないタイプなので、裸足になろうがなんだってかまわないですが、公園に行くとやはりたくさんの人がいますから、 自分たちのしたい遊びを100%し尽くすというわけにもいきません。 うちの子が裸足で遊んでいると、「ボクも裸足になりたい!」って言い出す子が出てきます。そのお母さんが裸足容認派だったら問題ないのですが、裸足はやめてほしい派だった場合は焦ります。 お母さんが「ダメよ」と止めても、子どもは「あの子は裸足で遊んでるのに」となりますよね。そうなるとお母さんも何と言って止めればいいのか分からなくなります。「あの子はいいけど、あなたはダメ」としか言えないわけです。 きっとそのお母さんから見れば我が家は迷惑な親子で、「なんで裸足で遊ばせてるのよ。うちの子が真似したがって困るじゃない」って思われているかもしれません。 そして、私もなんだか申し訳なくなって、自分の子にも「ほかの子がやりたがるから裸足で遊ぶのやめようか」と言って止めさせたりします。 でも、さっきまではよかったのに、急にダメって言い出したわけですから子どもたちからしたら意味がわかりません。 迷惑行為を禁止するのは当たり前のこととして、 ・水を使う ・どろんこになる ・裸足になる といった自由な遊びですらも周囲に気を使わなくてはいけないような気がして妙に疲れます。 結果的にどうなったかというと、 誰もいない公園にホッとするようになりました。 誰もいない公園で、誰に気兼ねすることもなくどろんこ&裸足で遊べる日が私たち親子にとっては安らぎの時でした。 きっと私と同じような気持ちを抱いてるママもいらっしゃるのではないでしょうか。 ■子どもの感性も大切にしたい 例えばその他の例でいえば、お砂場のオモチャ。 小さい子どもって目の前にあるオモチャが「誰かの所有物」という意識がまだないので、それがよその人のものであったとしても「使いたい!」と思ったらすぐ手に取ります。 しかし、大人社会では他人のものを勝手に触ることはいけないことですよね。 だから、我が子が誰かのオモチャを手に取れば「ダメよ。あなたのものじゃないよ」と教えるママがほとんどですし、もちろん私も同じように言ってきました。 でも、私のほんとのほんとの心の中は、触ってみたい、遊んでみたい、やってみたいっていう好奇心で突き動かされているような1歳2歳のまだまだ幼い子たちにとっては、それが誰の物かなんて全然関係のない話であって、いっそみんなで貸し借りして自由に使えばいいんじゃないかな~~と思っています。 たしかに社会のルールでいえばよその人のものを勝手に触るのはいけないことですし教えれいくことは大事なのですが、何が何でも必死になって止めなくてもいいんじゃないかなぁ?と。 私の場合は、使っちゃダメ! と教えるよりも、「一緒に遊んでもいい?」「貸してもらってもいい?」と子どもの仲介として入っていました。 と、本音では思いつつも現場はやっぱり難しいですよね。我が子が誰かのオモチャを手に取った時には「すみません、すみません」とそそくさと返却していましたもの。 このように、公園で広々と遊びたくて来ているのに、子どもの一挙手一投足に「すみません」と大人たちに謝り、「やめなさい」と子どもたちを止め、一体私は誰に向かってアピールしてるんだろう…って空しく思う日もありました。 子どもたちの行動に対してではなく、周囲の大人たちに気を使って疲れてしまう現役子育てママ、意外と多いのではないでしょうか。 でも、ふと、もしかしたらこれってママだからこそ感じる息詰まり感なのかもしれないと思ったんですよね。女性だからこそ感じる感覚なのかもしれません。 そこで、パパである夫とこの事について語り合ってみました。 ■「周りの視線気になる?」夫に意見を聞いてみた 私:「自分たちの子どもが公園でどろんこ遊びをしていた場合、周りのお母さんたちの視線が気になることってない?」 夫:「 まったくない 」(きっぱり) 私:「ないの!!? うちの子がどろんこになってるせいで、よそのお母さんたちにどう思われてるかな?とか気にならない?」 夫:「 思わない。 (即答)言い方が難しいけれど、そういうのって 自分の子どもが自分たちの中心でなくなるから そういう感覚になるんだと思うよ」 私:「どういうこと?」 夫:「自己中っていう事ではなくて、周りのお母さんの顔色をうかがう側にしても、逆に『どうしてどろんこ遊びとかさせるのよ』って思うお母さん側にしても、両方、 よその子を中心に考えるから しんどくなるんだと思う。 自分がどんな風に子どもを育てたいか、どんな遊びをさせたいかと 「自分の子育て」を中心に考えれば 、どろんこになって遊ばせたい親は自分の子どもにそれを許せばいいし、どろんこはやめてほしい親は自分の子どもにそれを守らせればいい。どっちがいいとか悪いとかではなくて、 自分は自分の子どもをどうしたいのかってことだけを考えればいい と思うよ」 私:「…なるほど! たしかにそうかも。父親ならではの目線だね」 夫:「砂を周りにまき散らしてるとか、水を振り回してるとか明らかにダメなことをしてる場合は論外だけれど、 遊び方の価値観の違いにまで気を配るとか意味がわからない。 山を作りたい子は作ればいいし、川を作りたい子は作ればいい、それぞれ楽しめばいいじゃないか。 その中で『ボクもやってみたい』っていう子が出てきて、それでも親がやってほしくない遊びなのであればそれを止めるのは親の仕事。自分はその遊びをやらせたくないからといって、 よその親子に「なんでこんなことするのよ」と思うのは筋違い。 自分の子育てが中心になっていないから。自分の子育て方針はその遊びをさせたくないのであれば、 自分が子どもにしっかりと説得をして止めればいい 」 私:「そうか。私もさ、夕方そろそろ帰ろうよって子どもたちに声かけるでしょ? そしたら子どもたちが『やだ、まだ帰りたくない!』とか言うじゃん。で、周り見渡してもまだ遊んでる友達いっぱいいたりするから余計にうちの子どもたちも帰りたがらないわけ。『みんな遊んでるんだからいいじゃないか!』って。そういう時につい私も『みんなもう夕方なんだから帰ってくれればいいのに』とか思ったことあるもん。 でも、たしかに考えてみれば『よその子が遊んでるからうちの子が帰りたがらない』っていう思考は『よその子を軸にした考え方』だったし、 自分の子を説得しきれない至らなさをよそになすり付けていた よね」 夫:「そう。言い方は過激になるけれど、オレはよその人にどう思われもいいと思っている。子どもは(常識的なルールの中で)子どもらしく好きに遊べばいいし、オレは 自分の子どもは子ども時代にしかできないような遊びをたっぷりすればいいと思っている。 例えば、こう考えよう。オレが子どもたちの好きな遊びをさせたことでよそのお母さんにイラっとされたとする。じゃぁ、そのことが自分の子どもたちにどんな影響を与えるかな? よそのお母さんにオレがイラっとされたとされたことで、うちの子どもたちの人生において何か重大な影響があるか? ないよね。周りの見ず知らずの人たちの思考が自分の子どもの成長に不利益を与えるかっていったらそんなこと全然ない。もちろん地域の人たちとのかかわりや、いい人たちとの出会いは大切。 だけれど、 不特定多数の人のありとあらゆる気持ちにまで配慮して子育するなんてもはや無理な話 だし、自分たちがどういう風にして子どもを育てたいか、『自分』を中心にして考えればもっと世のママたちも気が楽になるんじゃないかな」 私:「なるほど」 私たちは「自己中」という言葉にすごくネガティブなイメージを抱いてしまっていますが、この場合、自己中とはまた少し違った 「自分中心」 の考え方であって、たしかに夫の言うとおり、周囲の反応を気にし過ぎるママたちにおいては、今、あえて、自分中心の目線を取り入れてみてもいいかもしれません。 自分がどういう子育てをしたいか 、そこを考えて育てていく、その視点を強く持つことも逆に必要なのかもしれませんね。 【お知らせ】 第75話 「トイレトレーニング『いきなりパンツ手法』と3歳の悲劇」 の記事下アンケート「Q.トイレトレーニングに成功した方法、失敗エピソードなどを教えてください」のアンケート結果はこちら↓
2018年06月14日時々、子どものことで「どう対応すればよかったのかなぁ…」と悩む事があります。 それは、 わざとじゃなくてもお友達にぶつかったり、転ばせてしまった時! きっと皆さんも同じような経験があるのではないでしょうか。自分の子どもが誰かにぶつかったり、図らずともケガをさせてしまった事が…。(ここでいうケガとは重傷は指していません) 子どもってそもそも体型からして転びやすいフォルムをしていますし、自分1人で歩いていてもコケちゃうぐらいなので、集団の中にいれば誰かとぶつかったり、転んだり、転ばさせてしまったりという事はどんなに気をつけて目を見張っていたとしても起こりうる事だと思います。 しかしながら、こういう場合、保護者としては本当に冷や汗が出るんですよね…。「ああ~~どうやって謝ろう! どうするのが正解なんだろう!」って心臓バクバクです。 特に幼稚園や子育て支援センターなど、その時その場でたまたま居合わせただけのよそのお子さんとこのような事が起こった場合は、さらに気を使いますよね。 我が家も先日、ありました。 ■子どもがお友達と衝突! 4歳の三男の親子遠足で公園に行ったのですが、レクリエーションでダンスが始まったのです。 みんなで楽しくダンスをし終わり、三男が石段の上から降りようとしたその時、隣に立っていたお友達が0コンマ何秒か早く先に石段から飛び降りたのですが、その直後三男も石段から飛び降りたため、三男がお友達の上に覆いかぶさるような恰好で飛び降りてしまい、その子が転んでしまったのです。 幸い高い石段ではなかったので怪我はありませんでしたが、お友達は痛くて泣いてしまいました。もちろん、三男は悪気があったワケではありません。 私は急いでお友達に謝りました。 三男本人にも謝らせようと振り返ると、 今度は、三男も泣いているじゃないですか!! お友達にぶつかってしまったこと、泣かせてしまったことに本人もびっくりしてしまったようです。 さ~て、どうしたものか。あっちもこっちも泣いています! 悩みますよねぇ~。どーするのが正解なんだっ!! って考えてしまう私は知らず知らずのうちに、子育て現役世代が抱える得体の知れない窮屈さに蝕まれているのかもしれません。 さて、私がどうしたかというと(この手の事はしょっちゅうあるのでだいたいこのパターンで対応しています)。 三男に謝ることを促しますが、すぐに謝ることができなければ、 まずは私が相手のお友達に怪我がないか確認し、謝ります。 この時は近くにお母さんがいらっしゃったのでお子さんとお母さんそれぞれに謝りました。 そして再び三男に謝らせようと後ろを振り向きます。 ただ、 三男にも三男なりの気持ちがある んですよね。 お友達にぶつかってしまって、相手が泣いてしまって、悪気がなかったのにこんな事になっちゃってビックリしてしまったその心情は私も理解できます。 何かうまく言葉にできない気持ちがあるから三男も泣いてしまったんだと思うんです。だから、そこの意図はまず汲んであげたいとは思います。「びっくりしたんだよね」と 三男の気持ちに共感 をします。 だからといって、「三男もびっくりしたんだよね。だから悪くないよね」となってしまうのは、やはり違いますよね。 ですから、 「わざとじゃないことは分かるけれど、わざとじゃなくてもぶつかってしまった時には謝ろう」 と伝えます。 が、この「わざとじゃないけど謝りましょう」というフレーズがなかなかのくせ者なんですよねえ~~~(笑) 小さい子どもにはなっかなか伝わりません。 ■わざとじゃないことを謝らせるのは難しい わざとじゃないのに謝らなくちゃいけない事が腑に落ちないんだと思いますし、その気持ちもわかります。 しかしながら、この「わざとじゃなくても相手に危害を加えてしまったら謝る」ことって、 社会において人と人が円滑に生活するうえで必要なもの ですよね。 道を歩いていて、バーンとぶつかってしまった時に、何も言わずに立ち去るのか、「すみません」と謝るのかでは全然違ってきます。 だから、私もわざとじゃなくても相手を傷つけたら謝ることの大切さを伝えるのですが、まだ小さな子どもは社会性を身をもって経験し、学んでいる途中なので、幼稚園児(もしくはそれ以下の小さな子)がそれを自然とできるかと言うと、 なかなかできないと思います (もちろん同じ年齢でもできる子はいます)。 そのため、私が三男に「ごめんなさいは!? ごめんなさいって言いなさい!」と謝れるまでひたすら粘らないこともあります。 親が「ごめんなさいと言いなさい」と言ったことに対して 子どもが「ごめんなさい」と言えればそれは素晴らしいことですが、言えなかったとしても決してダメなわけではないと思うからです。 これは、怪我をさせてしまったときだけに限りません。今、3歳ぐらいの小さな子どもに対して「1回言ったことをすぐにできる」ことを求めても、そんなのは大人の世界でのこと。大人だってできない事もありますからね…。 ■「親」が、あるべき姿を示していくこと 親が望む行動をしてくれない・結果を残してくれない事を追求してしまうと、 私自身がしんどいし悩むことになります。 だから結果的に子どもが謝れなかったとしたら、かわりに私が頭を下げればいいと思っています。 きっと相手のママも、子どもが謝らないことに対して目くじらを立てることはないと思いますし、同じ子を持つ親としてわかってくれるのではないでしょうか? こういった場合、どこに目がいくかっていうと子どもに対してではなくて相手の親の態度に目が行くのだと思います。 ここで相手の親が子どもに対して、「あなたは悪くないんだから謝らなくていいわよ!」とか子どもに言っていれば「なんだこの親!」ってなりますが、親がしっかりと子どもに謝らせようとして、それでも子どもが謝れなかったら、かわりに親が謝罪して来たのならば、状況を理解してくれる方が大半ではないでしょうか。 今はまだ「ごめんなさい」が言えなかったとしても、私が伝えるべきことを伝えている姿を見せ続けていけば、きっと三男も成長とともに言えるようになってくるんじゃないかと思います。 こちらが思う行動をとってくれない事に頭を悩ませることはせず、あくまで「私」が子どもたちに伝えたいことを伝え、「私」があるべき姿を子どもたちに示していけば、きっと伝わっていると思います。 いずれにせよ、「子どもに親の望む通りの行動を求めすぎない」というスタンスは、育児全般に通じるところがあり、ここを理解することができれば、より一層楽しく子育てができるのではないかなと私は思っています。 【お知らせ】 第74話 「登園で泣く子どもへの対応は〇〇に尽きる!」 の記事下アンケート「Q.登園渋りに関するエピソードがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓
2018年06月07日