初めての海外旅行でイタリアへ行って以来、そのとりこに。OL生活に終止符を打ってから単身渡伊し、2014年からトスカーナ州フィレンツェに在住。トスカーナ州の美味を食べ歩くかたわら、現地の友人・知人たちの恋バナを収集中。新しい発見に驚くorあきれる毎日を送っている。
出会った頃の情熱もないけど、別れるのもなんとなくさみしい」と言いながらダラダラつき合い続け、先のない恋愛へ突っ走ってしまう女性は、イタリアでも見かけます。 新しい幸せを探す勇気が出ず、あげくキープしていたはずの彼から愛想をつかされる話もチラホラ。こういうタイプほど「幸せつかみたい」と寝言を連発し、周囲の人からひんしゅくを買うパターンが多いようです。 ここでは、そんな「別れたいけど、別れられない」女性たちに共通する特徴をご紹介します。 1.目先の幸せを優先する とある知人男性は、長い付き合いだった彼女と最近破局しました。「僕が転職に成功して、お金にも時間にも余裕が出てきてから、媚を売るような彼女の態度に違和感を感じて…」と別れの理由を語る彼。 それまでは、マンネリ気味のつき合いに彼女が不満をもらすことが多く、別れ話寸前までこじれたこともあったと言います。 「結局、彼女の『男性の魅力=経済力』という価値観にがっかりして、気持ちが冷めた」とこぼしていました。 お付き合いに不満があっても、ずるずる続ける人は「一人ぼっちになるのがこわい」という本音を持つことが多いもの。目先の幸せを優先しがちなので、都合よく状況が変わると手のひらを返し、相手を傷つけてしまう場合もあります。 「一人でいるのも悪くない」という気持ちにシフトし、先の見えないおつき合いは早めに終わらせるのが、幸せへの近道と言えるでしょう。 2.情で相手にすがりつく 自他ともに認めるイケメンとつき合っている知人女性がいます。彼のモテっぷりを承知の上でつき合っていると言いますが、酔うと「別れようかな」とグチをこぼすことも。 それなら別れなさいよ、と話をふると「でも、彼は私がいないとダメみたいだから」というあいまいな返事ばかりするので、最近は周りもあきれ顔です。 どちらかに気持ちがないことに気づいた時点で、お付き合いは終了したようなものです。そんな現実を受け入れられず「一応、彼女」の座をキープしようとする人は、情だけで相手にすがりつく自分に、気づかないことがほとんど。 知らないうちに「都合のいい女」扱いされるリスクを避けるためにも、「自分の幸せのためにきっぱり別れる」と覚悟を決めて前に進むことをオススメします。 自分の本当の気持ちにフタをして、楽しめないお付き合いを続けることにいい結果はやってきません。迷ったときは「自分にとって何が一番幸せなのか」を考えて行動しましょう。自ずと進むべき道が見えてくるはずです。
2016年01月15日記念日や節目の日など、カップルにとって特別な日のディナーやプレゼントにこだわる人は、イタリアでも少なくありません。 最近、年上の彼女と付きあいはじめた知人男性がいます。彼と電話で話した際に「記念日でもないのに、デートのたびに特別な何か(プレゼントや外食など)がないと機嫌が悪くなるんだよ。これじゃ、金が続かない」というグチを聞かされました。 「女を見る目がなかったね…」と内心かわいそうに思ったものです。 彼の本音に気がつかず、そのまま「男が払ってあたりまえ」と相手の愛情にあぐらをかいている女性ほど、後悔する結末をむかえているもの。今回は、そんな女性たちに共通する「残念な特徴」についてご紹介します。 1.「ネイル命!」な女 先日、知人男性にばったり会いました。前に彼と会ったときに美人からアプローチされたことを自慢していたので、「彼女とはうまくいってる?」と聞いてみました。 すると、顔色が変わり、「正直、思い出したくないよ」と苦笑い。1か月ほど付きあってみたものの、彼女のネイルへのハマりっぷりに引いたといいます。 「デートのたびにちがうネイルで現れるのは当たり前。ネイルがダメになる、という理由で一緒にスポーツを楽しめないから、旅行や外食を要求されてばかり。彼女の家に行っても、ネイルがはげるのをいやがって料理をしないから、毎回出前だった」とこぼしていました。 しかも、支払いはすべて彼持ち。「こちらが金を使わされてばかりで、がっかりしたよ…」とつぶやく彼を、なぐさめるのが大変でした。 キレイになりたいという女心がエスカレートすればするほど、男性の心はさめてしまいがち。「女性は身だしなみにお金がかかるから、そのほかは男性が出すべき」という発想は、男性からすると身勝手ないい分にしか聞こえません。 過剰な美の演出は、自己満足でしかないのです。ふたりのためを思うのなら、“ほどほど”を心がけるといいでしょう。 2.「靴大好き!」な女 海外赴任から帰ってきた知人男性がいます。「赴任先で付きあった子が隠れ浪費家でビックリしたよ」と、苦い恋バナを聞かせてくれました。 頭がよく清楚な印象の彼女。さりげなく彼を気づかってくれるところに彼がベタぼれしたそう。付きあって最初の半年くらいはいい感じだったものの、記念日ごとに高価な靴をねだられることに違和感をぬぐえなかったといいます。 よく観察してみると、会うたびに彼女がちがう靴(超高級ブランド)をはいていることに気づいたそう。初めて彼女の部屋を訪れたときには、膨大な数の靴箱にショックを受けたという彼。 「この先付きあいを続けたら、いったいどのくらいの額の靴を買わされるんだろう」、そう思った瞬間に彼女への気持ちがさめてしまったそうです。 靴やバッグなどのアイテムは、質がよく長く使えるものほど値段も高くなるものです。 ひとつのものをメンテナンスしながら使う場合はともかく、コレクションのごとくあれもこれも手に入れようとするのはあさましく見えてしまうことも。「自分のお金が目当てなのかも?」と彼に不信感を抱かせる原因にもなりかねません。 買うなら「いいものをひとつ。長く大事に」を心がけて。気に入ったものを大事に扱う姿勢が、彼の心にも響くことでしょう。 「金の切れ目が縁の切れ目」の言葉どおり、お金がからんだ人間関係はいつか破綻するものです。「彼女のよろこぶ顔を見たい」という男心につけこむような恋愛では、幸せな結末は訪れません。 どうせなら、互いによろこびをわかちあえるような恋愛を目指して、ハッピーな未来につなげてみることをオススメします。
2015年12月24日9年付きあった彼から「別れてほしい」と突然いわれ、修羅場状態の知人女性がいます。考えが浅はかで彼と口ゲンカばかりしていた彼女を知る人たちは、「よく9年もつづいたものだ」と彼に同情的でした。 すれちがいや相手の変化に気づかず、修正しようがないほど相手を傷つけてから、自分の「ダメ彼女っぷり」に気づく人は少なくありません。反省するどころか開きなおるイタリア女性もいて、本当の幸せとは何なのか考えさせられます。 ここでは、お付きあいで成長せず、パートナーに愛想をつかされた女性の「しくじったポイント」についてお伝えします。 1.結婚式直前に婚約破棄になったワケ 20年近く付きあった幼なじみとの結婚を控えていた知人女性がいます。しかし、直前になって突然の婚約破棄。 「相手が浮気したせいだと思っていたから、つかみあいの大げんかで最悪の別れだった」と当時をふりかえる彼女。しかし、家族を含め、周りの反応は彼女の心の痛みに冷ややかでした。 自分の意見を通さないと気がすまないという彼女の身勝手さに、彼は何年も前から悩んでいたそう。気づかなかったのは、彼女のみだったといいます。 男女関係では、親密度がほかの人間関係より濃くなるものです。一緒にいる時間が多いだけに、相手のすべてを知っている気になりがちですが、それがすれちがいの原因となることもあるのです。 2.相手を凹ませっぱなし 当時の彼女のことを元カレは「何をいってもダメ出しをされてばかりだった。テレビのニュースに対してひとりごとをいっても『そうじゃないと思う』とすぐ否定するようなタイプ」とふりかえっていました。 彼女は、いいたいことをいいっぱなしで、人の意見には耳を貸さないところがありました。「別れを決めた決定打は、婚約後『転職したいんだけどどう思う?』と聞いたときに、僕の話をろくに聞かずに猛反対されたことだね。それで、愛情の糸が切れた」と語る元カレ。 とても美人で自慢の彼女だったけれど、わがままな性格は変わらず、気持ちが満たされなかった…とうつむく彼の姿は少し悲しげでした。 好きな人だからこそいろいろいいたくなるものですが、アドバイスと自分の意見を押しつけることは別モノです。 「彼氏なんだから何をいっても許してくれる、いうことを聞いてくれるはず」という甘い考えのままでいては、遅かれ早かれ相手の気持ちが離れていくことでしょう。 3.自分を見つめなおし、相手を気づかえる人に 彼と別れたころと同時期に周りの人間も離れていったことで、彼女は自分を見つめなおす必要を感じました 「彼に甘えてばかりで、彼を幸せにしたいとは考えなかった。何もかも彼のせいにしていた」 誰に対しても強気でいた彼女は、相手の気持ちを考えずに、いわなくていいことまでいってしまっていたそう。自分の言動が人を遠ざける原因だと知ってから、彼女は「相手をフォローできることは何か」を先に考えて実行するよう習慣づけました。 「気がつくいい人」と新しい人間関係での評価も上がり、仕事やプライベートがスムーズに運ぶようになったそう。 「“強気な人=自分を認めてほしい”というだけのことだったみたい。彼にフラれたときはどん底だったけど、自分のために人をふりまわすイヤな女だったことに気づけた。成長するためには必要なことだったのかもね」とふりかえっていました。 恋愛では相手も自分も満たされることが必要です。どちらかだけでは、相手が疲れきってしまい、愛情も愛想もつきてしまうもの。 「満たしてもらったら、満たしてあげる」のギブアンドテイクを忘れないのが、お互いに成長するために欠かせないポイントといえるでしょう。 「彼女の笑顔を見たいから」とあれこれ努力する男性は多いですが、そんながんばりは長くはつづかないものです。よろこばせようとしてくれる相手の気持ちをくみとって、自分も相手のフォローをすることが「長く続く愛情」のコツ。 「彼に自分を押しつけてばかりいるかも」と心当たりのある人は、自分のマインドを変えるよいチャンスととらえて、新しい恋愛スタイルに切りかえてみてはいかがでしょうか。
2015年12月23日“いかにも小悪魔”という雰囲気の知人女性がいます。男性を振りまわして、飽きたら次へ行く、という恋愛をくりかえしているため、あまりよい評判を聞いたことがありません。 都会育ちのキャリアウーマンで、どちらかというと家事が苦手の彼女ですが、結婚した相手はアグリツーリズモ(農家が経営するプチレストラン)の経営者。結婚当時は、周りが「どんな心境の変化!?」と騒いでいたのが印象的でした。 周りも彼も振りまわすタイプの女性は、一度「面倒なタイプの人」というレッテルをはられてしまうと、そこから抜けだすのに四苦八苦するパターンが多い傾向にあります。 今回は「男性を振りまわす面倒な女」を卒業した人が、どのように自分を変えたのかについてお伝えします。 1.自由恋愛を楽しんだ結果、暴力沙汰に モデルとして活動していた知人女性がいます。「恋愛遍歴もはなやかだったんじゃない?」と聞いてみると「調子に乗っていただけよ」という答えがかえってきました。 以前、彼女がパーティに参加したときのことです。パーティ会場で見覚えのある男性から声をかけられたものの、彼が誰なのか思いだせなかったといいます。 「当時は自由恋愛を楽しむ主義だったの。普通にお付きあいを求めるタイプの男性は、わがままを聞くだけ聞いてもらったら、すぐにお別れ。だから、一緒にいる男性は大体ちがっていたわね」と当時を振りかえる彼女。彼に対して、そっけない態度をとってしまったそうです。 彼女の失礼な態度に相手が怒りだし、手をあげられたのだとか。さいわいたいした傷にはならなかったのですが、その場は騒然。こわくなった彼女は、しばらく行動を自粛したそうです。 相手のプライドや気持ちを考えられず、自分の思いのままに振るまうタイプの女性は、男女問わずヒンシュクを買いやすいもの。暴力を振るうような男性は論外としても、傷つけた人の気持ちを思いやれないままでは、やがて自分に返ってきてもおかしくありません。 2.仕事も人も離れ、いままでの自分を反省する パーティでの一件が所属していた事務所の知るところとなり、しばらく仕事を控えることになってしまったそうです。 友だちに相談しても「それ見たことか」と非難と説教の嵐。「恋愛は自分の自由だと思っていたけど、そんなにみっともない恋愛しかしてこなかったのか、と落ちこんだ」そう。仕事を干され、いままで連絡をくれた男性たちからは見向きもされなくなったといいます。 「自分の価値観や行動が大勢に迷惑をかけた。大人の女性としての振るまいをわかっていなかった」とひたすら反省した彼女。人をよろこばせることを学ぶため、病院でボランティア活動を行い、少しずつ自分の意識も変わっていったといいます。 人を傷つける恋愛をくりかえしてきた人には、反省して気持ちを改めても、簡単に周りに受けいれてもらえないハンデがつきまといます。 しかし、受けいれてもらえないからとあきらめて元の自分に戻ってしまっては、なにひとついい方向には進みません。失敗から学ぶことのほうが大きいと気持ちを切りかえて、積極的に自分を変えるアクションを起こすことが必要のようです。 3.積極的に人の話を聞く トラブルから1年近くをへたころには、モデルの仕事も増え、以前の生活を取りもどしたといいます。一方、「前のように強気で恋愛することがなくなった」と恋愛スタイルは落ちついたそう。 自分のいうことを聞いてくれる男性ではなく、自分が話を聞きたいと思う男性に目を向けるようになった彼女。人間関係が大きく変わったといいます。 「いまは人の話を聞くことが、インタビューをしているようでおもしろい。いろんな人の人生や価値観を知って、共によろこんだり悲しんだりするのが新鮮」と語る彼女。人の話を積極的に聞く姿勢が、人間関係を広げていくことを実感したそう。 いまでは、ボランティアを通じて知りあった男性とお付きあいをはじめ、充実した恋愛をしています。 自分のわがままだけを聞いてくれる相手を求めるのは、親におもちゃをねだる子供と大差ありません。一方通行のコミュニケーションから抜けだし、自分も相手も成長できる人間関係を続けることが、幸せな未来をつかむ近道といえるでしょう。 人を振りまわす女性は、自分が「周りに迷惑をかけている」ことに気がつかないため、孤立することもあります。自分を見つめなおして失敗した経験を次にいかせれば、成長を見てくれる人は必ずいます。 心当たりがあれば、早いうちに自分を振りかえることをオススメします。大人の女性にふさわしい恋愛を目指してみてはいかがでしょうか。
2015年12月20日友人とレストランへ行ったときのことです。奥のテーブルにはカップルがいて、食事を楽しんでいました。 しかし、女性の食べ方がお世辞にもきれいとはいいがたく、周りのテーブルにいたお客さんも目を丸くしていたのを覚えています。 食事のマナーや食べかたには、本人の品性や習慣がにじみでてくるもの…それはここイタリアでも同じです。 食べることをともに楽しみ、相手に気をつかうことのできる女性ほど「イイ女」度が高い傾向にあるようです。ここでは、そんな女性たちの特徴をご紹介します。 1.口紅は控えめに キャリアウーマンの知人女性は、会食やデートのときに必ず「口元に気をつかう」といいます。きっかけとなったのは、仕事がらみのパーティでのできごとだそうです。 パーティの席でワインを飲んだ彼女。ふとグラスを見ると、自分がつけてきた赤い口紅が、グラスにべったりとついていたのだとか。 それが思いのほか目立ってしまい、取引先の人に「赤い口紅の人」というへんな印象を与えてしまったといいます。「恥ずかしくて、いたたまれなかったわ」と語っていました。 それ以来、誰かと外食するときは、口紅を透明なグロスにかえるようにしているといいます。 「色のないグロスならワイングラスについても目立たないし、口元もはなやかに見える。唇の元の色を生かせるから下品にならず、仕事の会食でも気にならない」と効果に満足しているそう。 近ごろはビジネスブランチで一緒になった男性からアプローチを受けることが多くなり、その内のひとりとよい雰囲気になっているとか。 食事中、口元は普段よりよく見られています。口の周りや口が接するところ(はしやフォークなども含む)が汚らしいと、相手の食欲をそいでしまうことにもなりかねません。 相手に与える印象が「食べ方が汚い人」にすりかわってしまう場合もあるので、いつもより意識することをオススメします。 2.背中はイスの背もたれにつけておく 女友だちとローマのレストランでランチを楽しんでいたときのことです。スマートに食べる彼女の姿に思わずみとれてしまいました。心なしか、ウェイターの皆さんのサービスも私たちのテーブルだけ妙にテンションが高いように感じます。 「エレガントに食べるためのコツでもあるの?」と聞いてみたところ「すわっている間は、腕を直線的に動かすこと。そして、背中はつねにイスの背もたれにピッタリとつけることかな」というこたえが返ってきました。 「背中が丸くなると、行儀も悪くなりがちでしょ。それに、姿勢がよければ一緒に食事する人の顔から目をそらさなくてすむから、食べている間も失礼な感じにならない」と続ける彼女。 友人には超イケメンの彼がいて、10年近くお付きあいを続けています。彼女のなにげない気づかいが、長続きの理由のひとつかもしれない…と思ったものです。 背中を丸めるとうつむき気味になり、視線が下にいくことが多くなります。場合によっては「自分と食事するのが楽しくないのかな」と相手に思わせてしまうことも。 会話や雰囲気、互いの態度も「食事を楽しむためのマナー」のひとつ。背筋を伸ばすだけで、高感度アップにつながるかもしれません。 食事は生活に欠かせないもののひとつです。それだけに、なにげないふるまいからクセや価値観が伝わってしまうことも少なくありません。 自分も相手も心から楽しむ時間を共有できるよう、小さなことにも気をくばれるのが「イイ女」の証です。少しずつでもいいので、マナーアップを目指してみてはいかがでしょうか。
2015年12月18日イタリア女性にはめずらしく、自分にあまり自信のない知人女性がいます。男性からファッションや容姿をほめられても素直に受けとることができません。 彼女の元カレは、「一生懸命よろこばそうとしても、あまり笑顔になってくれなくてさびしかった」と、当時を振りかえっていました。 無意識でとっている言動により、周りを振りまわし、つかれきった相手から別れをつげられる女性は少なくありません。ここでは、愛情をすりへらしかねない「マイナス思考全開な女」の特徴をご紹介します。 1.相手が振りむいたら捨てる女 彼女に浮気されて破局し、しばらくシングル生活を送っていた知人男性がいます。いい感じになった女性はいたものの「本気で付きあおうとしていたのに、突然フラれた」と残念な結末をむかえたとか。 メールも電話も着信拒否をされるなか、なんとか連絡をとることができたそう。しかし、彼女からの返事は「私を真剣に好きになるあなたが、なんだか気持ちがわるく思えて距離を置いた」というそっけないものでした。 「お互いに好きになったんじゃないのかよ。好意を持った相手に対して気持ちがわるいなんて、どこまで後ろむきなんだよ」とボヤく彼をひたすらなぐさめたのを覚えています。 男性が振りむいた瞬間に、理不尽な理由で別れを告げる女性。こういうタイプは自己評価が低く、愛されていることが理解できない場合が多いものです。 相手が近づこうとすると「こわい」と自分のカラに閉じこもってしまうことも多いようです。自分を守るため、ときには残酷に相手を突きはなす場合も。 恋愛は相手がいて初めて成りたつものです。出会ったときの気持ちを忘れずに彼に接することを心がけましょう。 2.過剰な美意識の持ち主 付きあって半年ほどで彼女に別れをつげた知人男性は「『あなたのためにキレイでいたいから』という彼女の口グセが苦痛だった」とぼやいていました。 美意識が高いあまり、デートのときはオーガニックのレストランしか行きたがらず、カフェで飲むコーヒー豆の種類にまでこだわるなど徹底していたそうです。 「メイクがうまくいかないと『今日はキレイじゃないからあなたに会えない』といわれてデートをキャンセルされたこともある。ありのままの自分を否定する彼女のネガティブさに、がっかりしたよ」と肩を落としていました。 好きな男性の前では「キレイでいたい」と、多くの女性が思うものです。しかし、度が過ぎる美意識の裏側には「素の自分を認められない。本当の自分をさらけ出すのが苦痛」という気持ちが隠れていることがあります。 そのため、彼を振りまわし「付きあいきれない」と愛想をつかされることも少なくないようです。そばにいてくれる人の愛情を信じて、彼によりそうことを忘れないで。 すてきな出会いは、自分が輝いているときにこそやってくるもの。マイナス思考ばかりでは、良縁がさらに遠のいてしまいます。ハッピーな恋愛を呼びこめる体質になれるよう、少しずつ自分をブラッシュアップすることをオススメします。
2015年12月17日仕事も家事も忙しくこなしている知人女性の家におジャマしたときのことです。リビングのテーブルには本が山積みになっていました。 「いったいいつ読んでいるの?」と聞いてみたところ「煮物をつくっているときとか、洗たくものをたたむ間にちょっとずつつ読んでいるの。一気読みする時間はないけど、意外とオススメよ」という答えが返ってきました。 世間話をするときも、政治から芸能ネタまで幅広くおしゃべりできるほど見識がある彼女だけに、さすが…と思ったものです。今回は、仕事も家事もプライベートもフル回転のイタリアマンマたちが、日ごろから実践している「すきま時間活用法」についてご紹介します。 1.バスタイムに集中して勉強 法律事務所で働く知人女性は、入浴時間を読書と外国語レッスンにあてています。彼女の家のバスルームには、備えつけの大きな本棚とステレオがあります。 「めずらしいね〜」と声をかけると「バスルームにいるときは、必ず何か本を読んでいるの。やることが限られるし、ジャマが入らないから集中して読めるのよ」という答えが返ってきました。 ステレオはシャワーの間のスペイン語レッスンに使っているそう。会話のCDでも聞いているのかと思ったけど、どうやらちがうそう。 「最初はスペイン語会話のCDを買ったけど、あきてしまって続かなかった。かわりにラテン音楽を流して、自分でも歌いながら歌詞を聞きとるようにしている」といいます。 シャワー中にひとりカラオケをするおかげで、すんなり歌詞を覚えられるそうです。わからない単語が出てきたときは風呂上がりにすぐ本棚の辞書で意味を確認するとか。「バスルーム勉強法」のおかげで、語学の試験にも合格したといいます。 2.歯をみがきながら読書 2人の子どもを育てながら教師として働く知人女性は「歯みがきの時間を読書タイムにしている」といいます。「歯をみがいている間はこっちもしゃべれないから、家族もあまり干渉してこない。意外と自分の時間を確保できる」と語る彼女。 仕事の資料を読むこともあるそうで、その場合はいつも以上に歯みがきに時間をかけてしまうとか。洗面台を占領しそうなときは、にキッチンへ移動してゆっくりやることを心がけているようです。 「長くみがいても15分くらいが限界。でも、家では1日2回歯をみがいているから、最大30分を自分の読書タイムにあてられる。ストレスの解消にも役立っているみたい」といいます。 この習慣のおかげか、毎年の歯科検診でひっかかったことは一度もなく、いまではご主人もマネしているそうです。 「やりたいことがあるのに『時間がない』といいわけしちゃダメ。時間はつくるものなのよ」と彼女たちにいわれ、筆者も大きくうなずいてしまいました。 1日に割ける時間がわずかでも、「チリも積もれば山となる」もの。人生の大きな充実につなげられるよう、できることからはじめてみるとよさそうです。
2015年12月16日4年に渡り不倫を続けてきた知人女性がいます。つらいことも多かったようですが、彼女が周りにグチっているのを聞いたことがありません。 それだけに、彼女をよく知るほかの友人たちは「無理しすぎないようにね」と彼女をサポートするような雰囲気でした。彼との関係を終わらせたときには、みんなほっとしたようです。 「不倫は蜜の味」という言葉もあるように、ここイタリアでもスリルのある恋愛から抜けだせず、泥沼にはまってしまう人の話を聞きます。 一方、先のない恋愛に見切りをつけて、新しい幸せをつかんだ人も少なくありません。ここでは、不毛な恋愛をやめた人が、どのように幸せをつかんだのかを紹介します。 1.相手をわかったつもりになっていた自分に気づく アーティストの彼と3年近く付きあっていた知人女性がいます。出会ったとき、彼はすでに結婚していたにも関わらず「妻も含め、周りの女性はみんな、本当の自分をわかってくれない。でも君はちがう」と、熱心に彼女を口説いたそう。 彼の女性関係を知る友人たちは猛反対でしたが、不倫の恋にどっぷりとつかっていた彼女は、彼のアトリエで同棲をスタート。付きあいを深めていきました。 彼の仕事柄、アトリエには絵のモデルの出入りが多かったそう。じつはそのなかには彼の妻もいましたが、ふたりとも彼女には何もいわなかったのだとか。 そのことを知ってからは、「彼のすべてを理解しているのは、本当に私ひとりなの?」と彼の言葉に疑問を持つようになったといいます。そして、彼が本当に愛しているのは自分自身なのではと思いはじめたことがきっかけで、少しずつ目が覚めていったそうです。 障がいのある恋愛では「してはいけないことをするスリル」にハマり、現実を見失いがちです。そのうえ、ふたりでつくりあげた世界のなかに閉じこもりがちで、周りが何をいっても本人同士には響きません。 互いに置かれている状況を自覚するまで先を考えずにつっ走るので、「気がついたら心身がボロボロ」になることも少なくありません。 2.彼の言葉の裏側を読む 彼と気持ちがすれちがうようになり、同棲してから1年ちょっとで彼の部屋を出た彼女。彼からの電話やメールは、昼夜かまわず来ていたそうです。 「寂しいとか戻ってきてほしい、という内容じゃなかった。私がいなくなることで自分がどんなに傷ついたかということや、仕事も生活も手につかないとか、自分の都合を訴えてばかり。部屋を出た私の気持ちについては、まったく理解してくれていなかった」 このとき初めて、彼の言葉の裏側にある本音に気づいたといいます。彼女ひとりを悪者にしているような彼の姿勢が見えたとき、一気に気持ちが冷めたそうです。 周りが見えないほど恋にのめりこんでいるときは、相手の言葉や態度の裏側に「どんな本音がひそんでいるのか」が伝わりにくいものです。 一歩引いた位置からふたりの関係を考えなおすことで、「大事にされていない自分」や「じつは保身しか考えていない相手の姿」が見えてきます。 現実に直面したショックで大きく傷ついてしまうこともあるでしょう。しかし、「都合のいい女」から卒業するためには必要な痛みなのかもしれません。 3.人間関係で傷ついた心は人間関係で癒やす 「彼と別れてからしばらくは、恋愛から遠ざかりたくなったんじゃない?」と聞いてみると「彼を好きになった自分まで否定するように思えたから『恋愛したくない』とは考えなかった」と意外な答えが返ってきました。 ひとりでいるときに楽しかった彼との日々をあれこれ思い出してしまうことのほうが、「いつまでもひきずる自分」を感じてつらかったといいます。 「彼と別れることを決める直前までは、不安もあった。でも、つらい時期に話を聞いてくれた友だちや家族のありがたさが身にしみて、『人間関係で傷ついた心は人間関係で癒やそう』という気持ちが芽生えたの」とポジティブな発想に切りかえた彼女は、さっそく行動をスタート。 なるべく家に閉じこもらず、友だちと外出するように心がけてから半年ほどで、新しいすてきな出会いを見つけたとか。「自分たちだけじゃなくて、周りのことも考えられる大人の恋愛がやっとできるようになった。前の失恋で成長したのかもね」と笑っていました。 つらい恋愛を乗りこえた後に、空気の抜けた風船のごとく「もう恋愛はこりごり」モードになってしまう人も少なくありません。そういう場合は、再び恋愛に目覚めるチャンスがめぐってきても、うまくいかないものです。 「心を閉ざしたままでは、いつまでも自分の成長につながらない」と気持ちを切りかえて、前向きになることが新しい幸せをつかむコツといえるでしょう。 “つらい恋を耐えしのぶ悲劇のヒロイン”気どりでいられるのも、恋愛を楽しむ余裕がある最初のうちだけ。長い目で見れば、都合のいい女でいることほど時間のムダはありません。 いまの恋愛に迷いがあるのなら、「自分にふさわしい、いい恋愛ができているか」をベースにふたりの関係を振りかえってみることをオススメします。
2015年12月15日芸能人の離婚騒動をきっかけに広まった「モラハラ」。一見問題なく、お付きあいまたは結婚しているカップルでも、女性が無意識のうちに相手に心理的負担を強いたり、傷つけてしまうことがあるものです。 女性にとっては「かわいいワガママ」のつもりでも、いわれる男性側はたまったものではありません。心身に大きなストレスをかかえた男性が爆発して、事件を起こすケースもイタリアでは珍しくないのです。 今回は、「パートナーにストレスを感じさせる」モラハラ女性たちがもつ共通点についてご紹介します。 1.気にいらないとすぐに泣く 彼女募集中だった知人男性と久しぶりに会い、「彼女ができた」という報告をうけたときのことです。 「彼女とはうまくいってるの?」と聞くと「順調だけど、ひとつだけ困ってることがあるんだ」と顔がくもりました。彼女は気にいらないことがあると、すぐに泣くのだそう。 彼が悪いわけじゃないときも泣く彼女に対して、「最近は気づかれしてばかりだよ…」とこぼす姿に、かける言葉がありませんでした。 「涙は女の武器」という言葉さながらに、泣くことで感情を訴える人は少なくありません。しかし、度が過ぎれば「相手を思いどおりにする」という本音が透けて見えてしまい、相手にとって「ストレスの元凶」になるばかりです。 2.外面がいい 彼女からの猛アプローチで付きあいをはじめた知人男性は「最初のうちはチヤホヤされていたけど、いまはそんなラブラブっぷりが消えて、だるい付きあいになっている」と、パーティでグチっていました。 「仲よさそうじゃない。あんなにかわいい彼女のどこが不満なの?」と周りが聞くと「そう見えるのは人前だけ。彼女、ものすごく外面がいいんだ。ふたりきりだと、ろくに話もしない。もう別れようかな」とこぼしていました。 第三者がいるときとふたりきりのときの態度に差がありすぎる場合、単に「ステキな彼氏とラブラブな私」を周りにアピールしたいだけという可能性もあります。 人前では物わかりがいい彼女に見えても、陰では無理やり自分のいうことを聞かせる…という具合にエスカレートすることもあるので要注意です。 3.相手の話を受けとめない パーティで「過去に付きあった人」のことが話題にあがったとき、知人男性が「超モラハラな女性と1年半くらい付きあったことがある」ともらしていました。 最初の1年ほどは普通のお付きあいでしたが、あるときから彼女が豹変(ひょうへん)。彼の話や意見に対して、一方的にダメ出しや却下をするようになったそう。「だからダメなのよ」というセリフが口グセだったそうです。 転職をきっかけに、逃げるように別れたとか。「しばらく電話やメールが殺到してこわかったよ」と話す彼に、男性陣はおどろきを隠せない様子でした。 「女性は共感を求め、男性は解決を求める」とよくいわれます。相手の話を受けとめず、自分の意見をまくしたてるタイプは「自分がつねに正しい」ことを相手に認めさせたい、上から目線の持ち主。 居場所を失くした相手が逃げだすと、「なぜ自分から離れるのか」を理解できずにストーカーになるケースもあるようです。 「彼女がこわい」「一緒にいるのがつらい」とモラハラ認定されてしまっては、関係を修復するのは不可能です。日ごろから自分の行動や言葉には気をつけて、相手の愛情の上にあぐらをかいてしまわないよう心がけることが「いいお付きあい」を続けるコツともいえるでしょう。
2015年12月11日女子会で「魅力ある女性とは」というお題が出たときのことです。知人女性が「真のイイ女とは、『狙った相手は絶対に落とす(選ぶ権利は女性にある)』『別れた後も男にとって忘れられない女』でいられる人のことだと思う」と発言。その場にいた全員が拍手喝采をしました。 さすがイタリア女性、行動力がなきゃそうはならないな…と思ったものです。相手を自分のトリコにするための、イタリア女性のパワーにはおどろかされることが多いもの。 今回は、「狙ったカレを必ず落とす」ために行動した女性が、なにを実践したのかをご紹介します。 1.お酒の力を多少借りてギャップを演出 出版社で働く知人は、「高嶺の花」という言葉が似合う才色兼備な女性です。「さぞモテて困っているのでは?」と聞いてみると「そんなことはない。恋愛では絶対に自分からアプローチする」という答えが返ってきました。 仕事がら人との出会いが多いため、「いいな」と思った人がいれば、必ずプライベートでも会う約束を取りつけるのが最初のステップだそうです。 「軽く飲みに誘うわね。お互いに少しアルコールが入れば、気分も話も盛りあがるでしょう?」と語る彼女。服装もメイクも少しラフにして、オフィスにいるときの自分とのギャップを出せば、さらに効果が上がるといいます。 いきなり食事に誘うのではなく「軽く飲みにいこう」という程度であれば、それほど警戒されずにすみます。適度にアルコールが入ることで、お互いの緊張もほぐれるというもの。 さらに、会うときに「いつもとちがう雰囲気だな」と思わせることで、相手の関心や興味を上手に引くことができれば、次のステップへ進むのもそう難しくありません。 2.アプローチを成功させるコツ 「狙った相手と会うときは、必ず短時間で切りあげる」のが彼女のコツだそう。おどろいた私に「ダラダラ会うだけがデートじゃないでしょう」と持論を展開してくれました。 「もう少し話したいな」と感じるくらいの時間で切りあげると、相手に「また会いたい」と思ってもらえるため、次の約束を取りつけるのが簡単になるのだとか。成功率は9割以上だと話してくれました。 さらに、4〜5回会えば「真剣に付きあうことを考えてほしい」と向こうからいってくるのだとか。高い成功率をほこる彼女ですが、以前は深夜までデートしていたことも多かったそう。 「一緒にいる時間が長いほど、相手の下心が見えてしまって自分の気持ちがなえていくのがわかったの」と当時をふりかえっていました。同じケースが数回続いたことから、いまの「短いデートをくり返す」スタイルに落ちついたとか。 長い時間のデートも悪くありませんが、相手の印象に残りにくい場合があります。もっと会いたいと思われなければ、連絡も来ず「時間のムダ」になってしまいます。 短期間・短時間でマメに会う方法をとるほうが、相手の心に自分の姿を焼きつける効果を期待できそうです。 3.うまくいかなくても、バッサリ切らないでおく 「アプローチがうまくいかないことはあるの?」と聞いてみると「友だち止まりの場合もある。でも、いちいち気にしない」とさらっとした返事が返ってきました。 「お付きあいはできなくても、話があう人はたくさんいる。女性として見てもらえなければさようなら、では人の輪は大きくならないから」と、アプローチした相手を切ることはしないそう。 いい友だちとして連絡を取りあい、後から「やっぱり付きあってほしい」といわれることもあるようです。 アプローチがいい結果につながらなくても、せっかくつながった人間関係をゼロに戻してしまうのはもったいないもの。近況報告でもいいので、距離を置きつつたまに連絡をしてみましょう。そこからさらに、新しい出会いのチャンスをつかむことも期待できます。 「待つ女のままじゃ、幸せはつかめない。自分から行動しなきゃ」と口グセのようにつぶやく彼女を見て、恋愛を充実させるには行動力がカギになるものだな…と筆者も思うところがありました。 「考えるより行動」という言葉もあるように、成功の秘けつは「自分から動く、やってみる」ことにあるのかもしれません。悩んでばかりいる自分に気づいたら、少し方向転換してみることをオススメします。
2015年12月06日「イライラしていたときにした仕事で周りに迷惑をかけ、給料の査定にまでひびいてしまった」と嘆く男性の書きこみを、インターネットの掲示板で見ました。 イタリアにいると、感情にまかせてやっつけ仕事をしている人を多く見かけます。あとで自分の首をしめることになるのに、なぜ気づかないの? と思うこともしばしばです。 自分の感情は人に伝わり、それがやがて自分にかえってくるもの。どうせなら、笑顔やよろこびが伝わるように過ごしたいものですよね。 ここでは、そんなイタリアの人たちが実践した「イライラを解消するためのコツ」についてご紹介します。 1.ガムを一気食い 管理職として忙しく働いている知人男性と久しぶりに会ったときのことです。彼が自分の車で友人と私を送ってくれている途中、事故渋滞に巻きこまれました。周囲の車が一斉にクラクションを鳴らしてイライラアピールをするなか、彼はなぜかノーリアクション。 ふと運転席を見ると、モグモグと口を動かしています。「どうしたの?」と話しかけても返事はなし。落ちついたころにようやく「ごめん、口のなかのガムがやわらかくなるまで話せなかった」とかえってきました。 「イラついたときには、口のなかにガムをたくさん放りこんでかみまくる」のが彼のイライラ解消法で、出かけるときは必ずガムの箱を持ちあるくそう。最初はチョコレートスナックなどの食べ物でまぎらわしていたものの、半年で7キロ太ってしまったことからガムに切りかえたといいます。 「イライラして集中できないときや、周りに当たりちらしそうなときには、ガムを7、8個口に入れて、一気にかむようにしているんだ」とのこと。やわらかくしようとかむのに集中している間に、イライラもおさまるそうです。 「やっかいなクライアントと商談があるときなんかは、とくに効果があるよ」と語っていました。 2.おもしろ動画を脳内再生 アパレルショップで働く知人女性は「閉店間際が一番ストレスを感じやすい時間帯」といいます。かけこみで入ってきたお客さんの応対をしていて残業、というパターンが一番多く、イライラしながら家に帰ることが多かったそう。 家族にきつく当たってしまってイヤな思いをさせてからは、ストレスをためない方法を試行錯誤したといいます。 「ヨガを習ったり、帰りにちょっとより道したり、いろいろやってみた。でも、仕事中のイライラをプライベートで解消するのは、時間もお金もムダのように思えて続かなかった」としばらく悩んでいた彼女。 ある日、姪っ子がスマホで動画を楽しんでいたのを見てピンときたそう。「休憩中にスマホでおもしろ動画を見てみたの。そして、仕事中にイライラしたときに、その動画を脳内で再生するようにしたわ」と彼女流のイライラ解消法を教えてくれました。 この方法をはじめてからは、自然に笑顔が出るようになり、接客に困らなくなったそうです。あまりにもおもしろすぎる動画だと思いだしたとき笑いが止まらなくなるため、ほどほどのものを選ぶのがコツだとか。 ストレスでカリカリしている人にやさしくしてあげよう、と思う人はまずいません。イライラしている自分に気がついたら、まずはトゲついた自分の心をほぐすことからはじめてみましょう。 自分なりのコツを探しあてることで、人間関係もスムーズに進む効果が期待できそうです。
2015年12月04日休みがあまりとれない企業で働いている知人男性に「ストレスがたまらない?」と聞いてみたところ、「普段からアフターでリフレッシュしているから、それほどストレスはたまらない」と本人はひょうひょうとしたもの。 ヘッドハンティングされた経験のある彼。できる人ほど切り替えが上手なのかも、と思ったものです。 そこで今日は、オンオフを切り替えるのが上手な人たちが実践している、リフレッシュするコツをご紹介します。 ■趣味の時間は夕食前に 医師として忙しく働く知人女性は、仕事から帰ってきたらまず「ワインと軽いつまみ」を用意し、趣味のニット製作をしながら軽く一杯やるのが日課です。 仕事の後の細かい作業、よけい疲れない? と聞いてみたところ、「編んでいる間は他のことを何も考えないから、頭を空っぽにできる。疲れるなんてとんでもない」という返事が返ってきました。 最初のうちは没頭して、気がついたら0時を回っていることも多かったとか。 「楽しいからいいリフレッシュになるけど、次の日眠気がつらかった。だから、今は目覚まし時計をかけて、ベルが鳴ったらやめる」というルールを守っているそうです。 夕食やシャワーを全部済ませてからやってみることもあったそうですが、「頭が仕事モードからすぐ切り替えられなくてダメだった。だから、帰ってからすぐやることにしてるの」と語る彼女。 家族のために編んだものが周りで評判になり、今はネットで販売することも多いそうです。 ■アフターはいろんなところに寄り道 デザイン事務所で働く知人男性は、仕事後に必ず寄り道するのがマイルール。 「家に直行するとだらだら過ごしがちで、疲れが取れにくい。寄り道はいい気分転換になる」と語る彼。 ビリヤード、ラテンダンス、英語レッスンなど、ほぼ毎日が異なる行き先と聞いて驚いたところ「面白そうと思ったことにはなんでもチャレンジしてみるのがコツ」なんだとか。 始めのうちはテニスだけやっていた彼ですが、「終わると疲れて、帰宅してから何もする気がなくなる。仕事以外でストレスがたまるのは避けたかった」といいます。 多方面に張ったアンテナのおかげで得たインスピレーションや人脈を、仕事でもプライベートでも大いに活用できているそうで、「ひとつのことに打ちこんでしまうと、他が見えなくなる。常に違う刺激を受けることが、リフレッシュする近道だ」と語っていました。 頭や心の中を空っぽにすることで、抱えていたストレスや心のもやもやを解放することが、上手にリフレッシュするコツ。 何かするのも面倒くさい、という気持ちになっていたら、それはストレスが爆発するサインかもしれません。 普段から仕事だけでなく、リフレッシュすることにも手をぬかないよう心がけることがオススメです!
2015年11月30日バリキャリの知人女性と話した時「他の女に絶対取られたくないから、自分からプロポーズしたわよ。断られたらすっぱりあきらめる覚悟でね」と、結婚したときのエピソードを語ってくれました。 「男からプロポーズしないと結婚は失敗する」という言葉は、よく聞きます。しかし、そんな言葉を吹き飛ばすかのごとく、自分から行動する女性も少なくありません。 ここでは逆プロポーズを成功させた女性の、4つのテクニックをご紹介します。 1.彼の誕生日にプロポーズ つきあって10年たっても、なかなか結婚の話がでなかった知人女性は「彼から結婚の話を出させたほうがいい」という周りの意見に振り回されてばかりでした。 彼女の気が変わったのは、まだ10代の従妹のできちゃった婚だったと言います。 「男性にプロポーズさせるなんてどうでもよくなった。今彼と結婚して、人生を一緒に歩きたい」と語る彼女は、半年後の彼の誕生日に合わせて、プロポーズを計画。 ロード・オブ・ザ・リングの大ファンだった彼の誕生日に、プレゼントとして指輪のレプリカを用意し、映画のキャラクター姿で、彼女は逆プロポーズを決行。 突然のことに驚いた彼は、号泣しながら彼女のプロポーズを受け入れてくれたそうです。 結婚したくなったときがプロポーズのとき、とはよく言いますが、何もない日にいきなりプロポーズした場合は失敗するリスクも高め。 二人に関わりのある日を選び、きちんとプロポーズすることで、自分の真剣さも伝わりやすいようです。 2.彼の気持ちを確かめる 一番大変だったのは、同棲(どうせい)していた彼が“結婚したい”と思っているかどうかを探りだすことだったそう。 「こちらの気持ちを変に勘ぐられないように気を使った」と語る彼女。 結婚話が元で、彼の誕生日当日までにギクシャクしないよう、芸能人の離婚をネタにしつつリサーチを重ねました。 「離婚をどう思うかを聞くことで、結婚についてどう考えているかが予想できる。まったく考えてなければ完全否定だろうし、肯定的なら自分の結婚観を話してくれるから」と、あえて変化球を投げることがポイント。 万一彼に「最近、結婚離婚について敏感だけど、どうしたの?」と聞かれた場合、すべてうちあける覚悟はしていたそうです。それでダメだったら、彼のことはあきらめると決めていたとか。 結婚に対する彼の意識を確かめるのは、なかなか難しいもの。ストレートに聞いてみるのもひとつの方法ですが、思わぬ返事が返ってきた場合、受けるダメージはお互いに小さくありません。 リスクも覚悟して行動する必要がありそうです。 3.プロポーズ後間髪を入れない プロポーズしたときのフレッシュ感が薄らいで、お互いにテンションが下がるのがイヤだった彼女は、プロポーズ後はすぐ、入籍・挙式の流れに持っていきました。 挙式当日までにかかった時間はなんと3か月。ある意味スピード婚だね…と聞いてみたところ「10年一緒にいたからね。結婚するまでにダラダラ過ごしたくなかった」と明快な答えが返ってきました。 プロポーズ計画を考えると同時に、成功・失敗の場合にどうするかも、ある程度プランを立てていたそう。 籍を入れるまでに時間があくと、相手に考える時間を与えてしまい、男性が怖じ気づいて心変わりしてしまうことも。 失敗する可能性は、むしろプロポーズの後のほうが高めと心得て、早めに行動したことが成功のポイントと言えそうです。 4.結婚後の生活を大切に 結婚して何か変わったことはある? と聞いてみたところ「何も変わらない。挙げるなら、家族になった実感」という答えが。 つきあっている間は相手を大切にする感覚が薄かったといいます。「結局他人だし、何か責任があるわけじゃない。逆に相手に何か起こっても、家族じゃないから」と振り返っていました。 「自分の家族を持つことで、精神的にも成長できた。事実婚にこだわる人も多いけど、私は結婚するほうが向いていたみたい」と語る彼女。 今は妊娠5か月目で、新しい家族を迎える準備に二人で大わらわの毎日を送っています。「結婚=ゴールではない」という言葉はそのまま当てはまります。 自分の家族の歴史のスタート、ととらえて生活を始めるのが、幸せな未来を引き寄せるポイントと言えるでしょう。 ともに人生を歩く相手が欲しい、と願う気持ちは女性も男性も同じ。男性からプロポーズしなくてはならないという決まりはありません。 このひとだ! と思える相手が現れたら、思い切って自分からプロポーズしてみる勇気を出してみるのも、幸せをつかむカギなのかもしれません。
2015年11月29日2回目以降のデートに誘われなくて悩んでばかり…という女性はわりといるようです。 先日「紹介してもらったイケメンと話がはずんだと思ったのに、1週間たっても次の誘いがないの」と、カフェで友だちに相談している女性を見ました。 悩んでいるヒマがあったら電話のひとつでもかければいいのに! とつっこみたくなったのを覚えています。 相手のリアクションを待つのもひとつの作戦ですが、受け身のままでは身動きがとりづらく、「どう思われてるんだろう?」とストレスだけがたまりがち。 ここでは彼女たちが実践した、次につなげるためのコツについて、ご紹介します。 1.初回はふたりで、2回目は必ずグループで会う 自他ともに認めるグイグイ行くタイプである知人女性は、いいなと思った相手を必ず“自分から誘う”のがモットーだと語っていました。 誘われるようしかけて相手の反応を待つなんて、時間のムダ。逃したくない相手なら自分から行くほうが後悔しない! と豪語する彼女が実践するコツは2つ。 ひとつめはふたりきりのデートに誘うこと。それって逆効果なのでは? と聞いてみたところ「相手のテンションをはかるには、むしろそっちのほうが都合が良い」という意外な答えが。 「向こうにも“いいな”と思われていなかったら、誘った時点で断られるでしょ。最初からグループで会う約束だと、私に対しての彼のテンションをはかれないし、友だち止まりで終わる可能性が高いからね」と、相手の気持ちを判断するのに役立てているそう。 ふたつめのコツは、初デートの帰り際に、次の約束をすること。そして次会う時は、友だちもまじえて大人数でワイワイやることだそう。 連続して二人きりのデートだと、自分のテンションが必要以上に高く伝わり、一度デートしただけで終わってしまうことが多いからだとか。 あえてカジュアルに楽しめる場所へ行って“この人といると楽しいな”と思ってもらえたら、「3回目以降につなげるのは簡単!」と豪語するだけのことはあり、歴代彼氏は全員、そうやってつかまえたそうです。 2.忘れ物コールで次につなげる 初デートで次につながりそうかを必ずチェックする知人女性は、あえて小さめのピアスなど、簡単に外れることがあるものを、デートで彼のポケットにこっそり入れるそう。 そしてデートの翌日に「ピアスを失くした。あなたの服のポケットとかに入ってない?」と電話をし、ピアスを渡してもらうのを口実にして次のデートに誘うのだとか。 「向こうに2回目以降も会う気がなければ断られるし、会う気があれば“じゃ、会おうか”という話に持っていける。口実があれば断りにくくできるから誘いやすい」と語る彼女。 初回デートだけで次のお誘いがない相手にも、あえて同じ作戦をしかけるそうです。そういう相手の場合は、電話じゃなくてメールで。 その気がゼロならノーレス、いいなと思われていたなら返事が来るといいます。 注意するのは、連絡を1回だけで済ませること。2回も3回も連絡すると、うっとおしがられるので、1回だけ聞いて返事がなければ、あきらめることも大切です。 1回目と同じように2回目デートも楽しめたら、その後おつき合いに持っていくのもスムーズになるとか。 待っているだけでは、ご縁を手に入れる機会が遠のいてしまいます。がっつくのは逆効果ですが、やるときはやる姿勢を見せることで、相手の心を動かすチャンスにつながることも。 待つ女でいるのに疲れたときは、自分のためにも積極的にアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。
2015年11月28日バリスタの知人と話していたとき、その顔の広さに驚かされたことがあります。広い交友関係をもとに、ちょっとしたチャンスをつかんだ彼。聞くところによると、株でかなりもうけたのだそう。 初対面の人とも気軽におしゃべりできる、イタリアの人のコミュニケーション術には驚かされてばかり。しかし、「あの人は顔が広いよ」と誰もが一目おく人のトーク術は、少しちがうようです。 ここでは、ビジネスでもプライベートでも使える「相手の心をぐっと近づけるためのトーク術」について紹介します。 1.新聞の●●を読んで、トークのネタに 商社で営業をしている知人男性は、朝食のときに新聞を読むことを日課にしています。「どうやって時間を確保しているの?」と聞いたところ、「全ページのトップニュースだけを読んでいるんだよ」との答えが。 興味のないジャンルの記事でも頭に入れておくことで、どんな相手との商談でもうまく話すことができるのだそうです。 「新聞を読まない人も、ラジオを聞いたりテレビでニュースを見ていることがほとんど。そういうニュースはだいたい、新聞の各ページのトップになっていることが多いんだ」と語る彼。トップニュースを話のきっかけにすることで、契約成立につながっているといいます。 ジャンルごとに情報をわけて覚えたいから、テレビやラジオではなく、新聞を購入しているのだそうです。ときには重要記事を切りぬいて持ちあるき、クライアントと一緒に読んで、今後の見通しを話しあうこともあるとか。 2.「それでどう思った? どうだった?」を必ず聞く カウンセラーをしている知人女性には、さまざまな業種の友人や知人がたくさんいます。「相談を持ちかけられることが多いんじゃない?」と聞いてみると「プライベートは別。仕事のときのように聞き役に徹したりはしない。でも、話すときに気をつけるポイントはあるわね」と教えてくれました。 相手が話しているときは相づちだけじゃなくて「それでどうだった? どういう風に思った?」と聞いてみることがコツだそう。初対面の相手でも話がはずみやすくなるといいます。 自分の話をするときは「××でこう思って、結果●●になったんだけどどう思う? あなたならどうする?」と話題をふり、相手の価値観や性格を知るヒントにしているとか。自分と合う人かどうかが短時間でわかるため、その後の人間関係を把握する際に役に立っているそうです。 「オチがある話=楽しいトーク」ではありません。どんな話題でも、お互いに楽しめる方向へもっていくことで好印象につながり、人間関係を広げられるもの。自分流のコツを見つけて、出会いの幅を広げてみるのもよさそうです。
2015年11月19日知りあってすぐにお付きあいをスタートさせたり、結婚するカップルは、イタリアではそれほどめずらしくありません。 電撃入籍でまわりを驚かせた知人夫婦がいます。ふたりの話を聞いたとき「愛があればなんとかなる。ヤボなこといいなさんな」とご主人はニヤリとしていました。彼らの情熱的なところを少しうらやましく思ったものです。 今回は、出会ってすぐにお付きあいをはじめたり、結婚してうまくいっている「電撃カップル」が、どのようにハッピーな未来を切りひらいていったかをお伝えします。 1.自分を飾らずにいられる相手との出会い 電車でたまたま隣同士だった男性と意気投合し、半月後には結婚した知人女性がいます 「相手をよく知る前なのに、すごい決断だね」といったところ「長く一緒にいてもわかりあえないカップルもいれば、短い時間でも相手のすべてを理解できるカップルもいる。私たちは後者だったみたいね」と笑っていました。 行き先が同じだったため現地で会う約束をし、会えばずっとおしゃべり。彼女のホテルの部屋で徹夜で話したときも、お互いまったくつかれを感じなかったそうです。 特別なことはしていないと語る彼女ですが、「汚い話だけど、昨日どんな便が出たかということまでしゃべって、後から友だちにあきれられた。どんなことでも話したのがうまくいったコツかも」といいます。 言葉をにごしたり話をごまかしたりせず、いつでも気楽にコミュニケーションを取れる相手はそうそう見つからないもの。お互いに「この人だ!」と直感がはたらいたのもうなずけます。 2.週末はお互いの実家に顔をだす 知りあって初めての週末に、ふたりはお互いの実家に行き「来週、この人と結婚します」と伝えたそう。反対はされなかったものの、家族に心配をかけたことが心に引っかかっていたのだとか。 その後、ふたりは週末には必ず、お互いの実家へ顔をだすようにしました。ふたりで昼食の支たくを手伝ったりするうちに、少しずつお互いの家族になじんでいったといいます。彼女の母親と彼がうちとけるのが早く、自分の息子のように接してくれたのはうれしかったそう。 結婚は当人同士の問題とはいえ、お互いの家族が関わってくるのは避けられないもの。知りあってから間もない電撃婚は、事前の根まわしができないぶん、後のフォローが重要になります。家族と一緒に楽しい時間を過ごすことが、フォローにつながるポイントといえそうです。 3.生活習慣のちがいを早めにすりあわせる 料理がニガテで、昼食と夕食はほぼ外食だったふたり。家事や生活習慣で、とくにトラブルはありませんでしたが、食生活だけはふたりのリズムをつくるのが大変だったといいます。 「一緒に住む前から知っていたけど、お互いに好みがちがっていたから、お店のチョイスに苦労したよ」と語る彼。テイクアウトで簡単にすませることも多かったそうです。 しかし、結婚半年後に彼が食物アレルギーを起こしたことを機に、外食中心の生活をやめることにしたそう。お互いの実家で料理を教わったことが役にたち、いまではパスタの麺も自分たちでつくるほどに上達しました。 「それぞれが好き勝手に買ってきたものを食べる習慣が続いていたら、わたしたちの関係性もちがうものになっていたかも。早めに食生活のすりあわせができてよかった」と、以前の生活を振りかえっていました。 一緒に暮らしはじめると、生活習慣のちがいからトラブルになるケースも出てきます。後から問題になりそうなポイントは早めに話しあうことが、お互いに気持ちよくいられるコツといえるでしょう。 4.自信がつき、仕事にもいい影響が 相手と知りあう前と現在の自分を比べたとき、ふたりは「前より強くなった」ように感じるそうです。「電撃結婚でも幸せをつかめる。困難がありそうでもなんとかなる。そう思うことで、自分に自信がついた」と語る彼は、待遇のいい会社に転職したときに、とくにそれを実感したとか。 一方彼女は、仕事でミスがあっても落ちついて対処できるようになり、まわりから頼りにされることも増えてきました。以前はミスにカリカリすることが多く、自己嫌悪におちいって、何度も転職を考えたという彼女。いまはそれがなくなり、上司からの評価もアップ。友人たちからも「前よりイキイキしているね」とほめられることが多くなったそうです。 一気に状況が変わるジェットコースター型恋愛。「熱しやすく冷めやすい」パターンにおちいることもあるため、注意が必要です。「この人がそばにいてくれれば、後のことはなんとかなる」という安心感をつかめるかどうかが、成功のカギといえそう。お互いのブラッシュアップにもつながれば、未来の見通しも明るくなるというものですよね。 恋愛のスタイルやスピードは人それぞれ。少しずつ進めないと失敗する…ということはありません。相手の内面をどれだけわかりあえているかを確かめたら、迷わずに先へ進んでみるのもいいかもしれません。「結果は後からついてくる」と信じて、思いきってやってみるのも幸せをつかむコツといえるでしょう。
2015年11月18日先日女子会で、「最近彼が忙しくてなかなか会えない、寂しいから別れようかな…」との友人のつぶやきに対し、その場にいた女子全員で「こういうときこそ女の底力が試されるよ!」と全力で突っ込みました。 仕事とプライベートを、きっちり分けるタイプの人もいれば、反対に周りへ迷惑をかける人もいます。ここでは、社内恋愛を成功させた女性が実践した2つのコツをご紹介します。 ■同僚に協力を依頼&その後のフォロー 通販の会社で働く友人は、部署の異なる彼と3年前からおつき合いしています。 セールの時期は毎日の残業も当たり前で、デートの時間を割けず、社内恋愛の難しさに頭を抱えた時期があったそうです。 そこで、二人のランチタイムを意識的に合わせることにしました。昼休みのシフトを、彼の時間帯になるべく合わせられるよう、同僚に相談をし、調整をしてもらったそうです。 同僚には、自分たちがつき合っていることを秘密にしてもらう代わりに、男友だちを紹介しました。これがきっかけで、同僚にもめでたく彼氏ができたのだとか! ■さらっとさりげなくホメる キャリアウーマンの友人は、同期入社の男性とつき合っていました。しかし入社から2年後、彼女だけが昇進。直後から彼の態度がよそよそしくなり、悩む時期がしばらく続きました。 その時、彼女が実践したのは「彼の仕事をホメる」ことでした。 コーヒーブレイクの合間に、他の同僚や上司の前で、彼をさらっとホメることを続けてみました。これが思ったより効果があり、重要な仕事が彼にまかされることも増えたようです。 それから半年ほどで彼が海外支店へ栄転したため、遠距離恋愛になった二人ですが、海外から戻ったら結婚してほしいと、出発前にプロポーズされたそう。 「秘密にしようと必死にならないのが、周りに知られないコツ」と、彼女は言います。もしも二人の関係がオープンになっても、あわてず自然体で振る舞いましょう。 肩に力を入れすぎず、仕事も恋愛も両方楽しみながら、社内恋愛を頑張ってください!
2015年11月17日元カノと旅行をしたときの写真をうっかり彼女に見られてしまい、同棲している部屋を追いだされた知人がいます。「なんで女って、終わった恋愛にケチをつけるんだ」と嘆いていました。 「女性の恋愛は上書き保存、男性の恋愛は名前をつけて保存」といわれるのはここイタリアでも同じですが、パートナーの過去の恋愛にモヤつく女性はイタリアのほうが多いように感じます。 自分の心のなかにある“元カノの影”を吹きとばすために行動に移す彼女たちを見ていると、つくづくパワフル…と感じずにはいられません。ここでは、「元カノを攻略する方法」を実践した人たちが、何をしたのかを紹介します。 1.元カノと友だちに 彼の仕事の取引先の女性が、彼の元カノだったという知人女性がいます。ふたりが別れた原因は、価値観がちがいすぎたことだそう。 過去のできごとだと割りきろうとした彼女でしたが、彼が元カノとふたりで撮ったスマホの写真を消していなかったり、もらったプレゼントを捨てていなかったりと、イライラさせられることが何回かありました。 そんななか、彼が出張中にひとりで参加した友人のパーティで、元カノと顔をあわせることに。最初はお互いに警戒していて、あたりさわりのない話をしていたものの、共通の趣味があるとわかってから少しづつ彼女に興味がわいてきたそう。 話がはずんだふたりは、連絡先を交換。いまでは趣味のイベントに一緒に行く友人になったとか。 「彼女を知るにつれて、つくづく彼とはあわないタイプだなとわかって、けっこうすぐにふっきれたわ。彼のことで悩むことがあったら、たまに相談することもあるくらいよ」といいます。元カノにもすでに新しい彼氏がいて、恋愛相談にのることもあるそうです。 2.同じ場所でちがうホテルをチョイス 旅行会社で働く知人女性は、長年友人関係だった男性とお付きあいをしています。友だちだったころには彼から恋バナを聞くこともあり、付きあいをはじめてからも、その内容を詳細に覚えていたのだとか。 彼からアプローチを受けてお付きあいがはじまると、デートスポットが元カノと行っていた場所とかぶることが少なくないことに気がつきました。 「地方に住んでいるし、わたしも彼も行動範囲がそれほど広くない。だから、デートの行き先が同じになってもしょうがないとは思ったけど、どうしても割りきれなかった」と語る彼女。気もちの整理ができるようになったのは、彼が提案したバカンスがきっかけでした。 仕事がら、旅行の手配は彼女が行いました。「元カノと行ったことがある場所だというのは知っていたから、同じリゾート地でもホテルのグレードをあげてみたの。元カノの思い出から私との思い出に上書きしたくて」といいます。 すてきなホテルでゆっくりと過ごし、ロマンチックなバカンスを心から満喫したそう。彼も大満足で、彼女を絶賛。「つまらないことかもしれないけど、ずっとモヤモヤとした思いをかかえていたの。でも、ようやくすっきりした」と気持ちを切りかえてお付きあいできるようになったそうです。 彼の過去の恋愛にヤキモチを焼いてもはじまりませんが、ある程度気になってしまうのはしかたありません。しかし、本人に直接イライラをぶつければ「もう過去の話だよ。どうすればいいの?」と、引かれるリスクがつきまといます。 モヤモヤとした気持ちは自分の心がつくりだすもの…と心得て、ネガティブな行動に出るのは控えたほうがよさそうです。どうしたらいまのふたりでハッピーになれるかを最優先に考えれば、自分のなりの“気持ちが晴れる方法”にたどりつくのも遅くはないでしょう。
2015年11月12日やり手銀行マンの知人男性から久しぶりに連絡をもらったとき、ちょうど来年用の手帳を探している最中でした。 その話をすると、俺にまかせろといわんばかりに「××メーカーのやつはすぐボロボロになるからやめろ」「モレスキンは面倒くさがりの君には向かない」など、手帳に関するウンチクが次々と出てきました。熱く語る彼を見てさすが…と思ったものです。 スマホやタブレットなど、スケジュールを管理するための便利なツールはたくさんありますが、仕事もプライベートも忙しい人ほど、紙の手帳を愛用する傾向があるようです。 ここでは、イタリアの人たちが実践している「生活を充実させる手帳の活用方法」について紹介します。 1.予定以外のことも積極的に書く 新聞社で働く知人男性のこだわりは、1日に1ページずつ書きこめる手帳。開いたらA5程度の大きさになるもので、学生時代から同じサイズを愛用しているとか。 バスルームに入るとき以外はほぼ手元におき、予定以外でも、その日に起きたニュースやプライベートのできごとなどをすぐ書くようにしているそう。 どんなくだらないことでも、必ず箇条書きで3つほど書くことを習慣づけているとか。おかげで、仕事のネタには困らないといいます。 プライベートでは、新しい友人ができたときに相手の似顔絵とプロフィールを簡単に書いて、人間関係の管理をしているそう。 「この習慣のおかげで、アドレス帳を持ったことが一度もない。名前も顔もキャラクターも一発で思いだせるから重宝している。とくに似顔絵は、相手に見せるとよろこんでもらえるからね」と語っていました。 2.余白スペースを活用 シェフの知人女性は、余白スペースが大きめの手帳を愛用しています。家族にいちばんウケた夕食の1品を毎週書きこむという、彼女流のこだわりがあるようです。 家でつくる料理を参考に、レストランのメニューを考えることが多いという彼女。小さめにプリントした写真も貼って、あとから読みかえすときにイメージしやすいようにしているといいます。 普段は手帳をキッチンにおき、家族とコミュニケーションをとるためのツールとして活躍。ご主人や子どもたちに、料理の感想や次のメニューのリクエストを書きこんでもらっているのだとか。「仕事が立てこんで帰宅が遅くなるときは、夫がこの手帳のレシピから夕食を用意してくれて、助かっているわ」と語っていました。 手帳を活用するためのツールはたくさんあるものの、習慣づけることはなかなかむずかしいもの。余白にうんざりして、何も書かなくなる、というパターンにハマってしまうことも少なくありません。 毎日見ても飽きないものや、シンプルだけど続けられるコツを身につけることが、手帳活用のための第1歩といえるでしょう。手帳を新調したときに、少し意識してみることをオススメします。
2015年11月11日多かれ少なかれ、誰にでもクセはあるもの。しかし、それが人生や生活、人間関係に悪い影響をおよぼしかねない場合、「クセだからしょうがない」という言葉で片づけられない問題になるのは、ここイタリアでも一緒です。 パートナーのどちらかが持つ悪いクセが原因で、別れる別れない…ともめることも少なくありません。ここでは、そんなパートナーのクセをなくすために悪戦苦闘した女性が、相手を変えるためにどんなアクションを起こしたのかをお伝えします。 1.ここぞというタイミングを逃さずに、ズバッと伝える IT企業で働くヘビースモーカーの彼と6年前から付きあっている知人女性。彼の家族や友人からは「タバコをやめさせてほしい」といわれることが多かったそうです。 彼に禁煙話をしても、「やめられるなら、とっくにやめているよ!」と渋い顔で返されるだけ。彼女自身も、どこかひとごとだと考えていたそう。しかし、あることがきっかけで「彼とこの先も一緒にいるためには、タバコをやめてもらわないとダメ」と実感したといいます。 「これをやめて」「××をしないで」とクセを指摘するのは、ダメ出しにも聞こえてしまいがち。なかなか効果があらわれないものです。それに嫌われたくないという気持ちが加わると、口が重くなってしまうもの。 これだというタイミングを逃さずに、1回だけでズバッとクセを自覚させるのが、本人を傷つけないコツといえるでしょう。 2.寝タバコさわぎで彼女の意識に変化が 彼が泊まりにきたとき、ソファでDVDを見ていたふたり。彼女は途中でシャワーを浴びにいき、彼はタバコを吸いながらDVDの続きを見ていたそうです。バスルームに入ってしばらくたったころ、悲鳴と物音を聞き、彼女はあわててリビングへ。 ソファの一部と彼が着ていたシャツ、胸ポケットに入れていたサイフがこげているのを目にしたそう。「DVDを見ながら眠ってしまい、タバコを落としたのに気がつかなかった」とうなだれる彼を見て、さすがに「この先またこうなってからでは遅い」と、タバコをやめるよう本気で彼を説得したとか。 知らずにやっているクセは「誰かに迷惑をかけているかもしれない」という自覚が薄いものです。パートナーや家族ならまだしも、他人に迷惑をかけてからでは遅すぎます。そうならないよう「他人に迷惑をかけたとき、責任とれるの?」と聞いてみるのも効果がありそうです。 3.周囲にも協力してもらって禁煙プロジェクトを実行 “寝タバコ騒ぎ”が互いの両親や家族、友人知人の知るところとなり、本気で禁煙をはじめることになった彼。これを機に、ふたりは同棲をスタートさせました。 「別々に暮らしていたら、絶対禁煙に失敗すると思ったの。だからそばで支えたくて」と語る彼女。最初のうちは我慢しきれなかった彼の“隠しタバコ”を見つけることが多く、そのたびにケンカになったといいます。 「家では吸わなくても、職場で吸われたら終わりでしょう」と考えた彼女は、友人や彼の同僚に、禁煙に協力してもらえるよう頼みました。 「隠しタバコを見つけたら、彼にコーヒーをおごらせる」、「隠れて吸っていることがわかったら、ディナーをおごらせる」というペナルティをつけたとたん、効果が上がったそうです。 迷惑がかからない範囲で、友人知人に協力してもらうのはいい方法です。周囲に知られるとひっこみがつかなくなるため、成功率を高められるからです。 しかし、あまり大ごとになると本人のやる気が半減することもあるので要注意。中心になってフォローするのは、彼女である自分と心得ることが大切です。 4.禁煙に成功しはじめたあたりで軌道修正 2年近くがたち、ほぼ禁煙に成功したふたりは、別の問題にぶつかりました。彼が7キロ近く太ってしまい、それまで着ていた服が入らなくなったそうです。 悩んだふたりは「タバコをやめる→健康な体を手にいれる」という発想にシフトして、一緒にジム通いをはじめました。 スマホアプリを使ってトレーニングするのにハマった彼は、半年ほどで元の体重に戻ったばかりか「前よりもいい感じの体になれたよ」とご満悦。いまでは、仕事終わりにジムへ直行してから帰宅するほどです。 悪いクセを直せるにこしたことはありませんが、クセをやめさせることばかりに気をとられるのも考えもの。失敗が続けば「もうやめた」と彼のモチベーションの糸が切れてしまことにもなりかねません。「クセを直すことで、新しい自分を見つける」などの軌道修正を取りいれて、前向きな方向を目指すことが成功のカギといえるでしょう。 「男で女は変わる、その逆もしかり」とはよくいったものですが、こちらの真剣な姿勢とサポートする体制を見せてはじめて「こんなに親身になって考えてくれるなら、こちらも本気で自分を変えよう」と思ってもらえるものです。 挫折しそうになっても、誠実に相手をフォローすることが肝心。さらにふたりの絆も強まっていくことでしょう。
2015年11月10日イタリアの朝は、エスプレッソがないとはじまりません。時間がなく朝の1杯を飲めなかった、という理由だけで「今日は何もかもうまくいかない」と落ちこむ知人に、コーヒーをおごったことも何度かあるくらいです。 「朝は余裕がない」とあわてるのはイタリアも日本も同じ。しかし、イタリアには、上手に時間をやりくりして「うるおいのある朝」を実践している人もいます。 ここでは、余裕のある朝を過ごしているイタリアの人々が、どんな工夫をしているのかを紹介します。 1.ひとつの部屋でできることは、まとめて終わらせる 遅刻が続いてクビになりかけた知人男性は、朝の支たくに時間がかかりすぎていることに気がついたといいます。洗面所とキッチン、自分の部屋を往復するたびに「あれもしなきゃ!」とムダな動きが増えていき、玄関を出る時間をオーバーするのが日課だったとか。 そこで彼は、「同じ部屋に2回以上入らない」という時短術を考えました。起きたら洗面所に直行して、やることをすべて済ます。終わったらキッチンでしっかり朝食をとったあと、着がえて外出することを心がけたところ、大幅な時間の節約に成功。いまでは、出社前に新聞を読めるほどの余裕ができているそうです。 2.バスルームをプチ書斎に 金融関係の会社で働く知人男性は、出社前に情報収集をすることもあるそう。「家でスマホを使っていたときもあるけど、画面が小さすぎて効率が悪かった。おかげで朝食ぬきで出社することもあったよ」といいます。朝あわてずにすむ方法に悩んだ時期もあったとか。 ある週末、妻に付きあって北欧家具のチェーン店に行った彼は、折りたたみ式の簡易テーブルを見つけて、ピンと来たそう。家に持ちかえるとバスルームに設置して「プチ書斎」をつくりました。 「これなら歯をみがいたりする間、仕事用のノートパソコンを持ちこんでいろいろとチェックできる。時短にはもってこいだ」と語る彼。時間に余裕が生まれ、朝食をとる時間も確保できるようになったとか。 3.野菜スープを冷凍ストック キャリアウーマンの知人女性が時短のために心がけているのは、キッチンにいる時間を短くすること。イタリア人は、朝に甘いものを食べることが多いですが、海外赴任を機に、彼女の朝食は変化したそうです。 「腹もちも栄養バランスもいいから気にいってるの」と語る彼女の朝食は、野菜スープと薄くスライスしたバケットのみ。朝の時間を確保するコツは、休日にまとめてスープをつくって、小分けにしてから冷凍することだそうです。 「前の晩に冷凍庫から出しておけば、翌朝、レンジで1分ほどあたためるだけで食べられるから便利よ」と彼女。朝食の支たくに3分もかからないので、浮いた時間でじっくりスキンケアをしているそうです。 余裕のある朝を過ごすと、心にも余裕が生まれるもの。「1日をハッピーに過ごしたかったら、朝の時間を大切にね」と彼らのひとりが話していたのが印象的でした。プライベートも仕事も充実している人は、朝を大事にしているのかも…と感じたものです。 特別なことは必要ありません。思いついたらすぐできる「朝の時短術」を実践して、自分をブラッシュアップしてみるのもよさそうです。
2015年11月07日不倫を2年ほど続けている知人女性がいます。切ない気持ちや罪悪感などの“恋愛語り”がはじまると、友人たちは「いいかげんにしたら!?」と、若干あきれ気味に。 イタリアでも「いつも恋愛がうまくいかない…」と悩む人は少なくありません。なかでも、同じような失敗をくりかえすタイプの女性は“悲劇のヒロイン=私”というポジションが好きな人にしか見えず、裏では“イタい人”認定をされていることも。 ここでは、そんな“困ったちゃん”から卒業したひとりの女性が、どのように幸せをつかんだのかをお伝えします。 1.離れていく友人たちを見て我にかえる 2年半お付きあいがつづいたヤキモチ焼きのカレと別れた友人。付きあっていたころは、周りから「あの人はあなたに合ってない」と忠告されっぱなしだったそうです。 しかし、彼のヤキモチを“愛情のバロメーター”と思いこみ、友人たちの意見はシャットアウト。「彼の仕事を手伝っていたし、仕事もプライベートも順調だと思いこんでいたの」と語る彼女ですが、友人が離れていくことに違和感をおぼえたのがきっかけで、別れを決意したそう。 そのときに「ダメな恋愛に首までつかった自分に気づくことができた」といいます。誰しも、恋愛病の真っただなかでは、自分も周りも見えないことが多いもの。別れてひとりになったときこそ「何をやってるんだろう…」と我にかえる機会がめぐってくるようです。 2.ピンチをチャンスに 別れるときは「修羅場になった」と当時を振りかえる彼女。仕事を終えてバスで帰宅する途中、家の近くに彼の車が停まっているのを目撃したため、バスを降りずにローマ中央駅へUターン。身の危険を感じて、そのまま実家に戻ったそうです。 「恋人も仕事も、友人も失くしてしまった…。そんな自分が情けなくて」と、実家へ戻る電車のなかで泣きっぱなしだったそうです。 自分のプライドもなくしてしまった彼女ですが、ピンチはチャンスでもあります。そこまで傷ついて初めて「なんとかしよう」と、前へ進む気もちが生まれたのかもしれません。 3.過去の恋愛を書きだして自分の恋愛を分析 気もちや状況が落ちついたころ、彼女は「自分の恋愛ヒストリー」をノートにまとめました。とくに「歴代の元カレから見た自分」をふりかえる時間が多かったそうです。 自分の過去の恋愛を分析して、カレに愛される女性でいるために、無理をするのが当たり前だったことに気がついたそう。「彼のために障害を乗りこえる自分が好きで、悲劇のヒロイン気どりだったわ」と、あらためて失敗の原因を自覚したとか。 傷ついた心をいやすには、さっさと次に行くのもひとつの方法です。しかし、新しい出会いばかりに気をとられていると、同じ失敗をくりかえす可能性は高くなります。 自分の恋愛を分析して先へ進むことが、ステップアップにつながるといえるでしょう。 4.「幸せにしたい人」を見つける 趣味をいかしてはじめた新しい仕事が順調に進み、イチからモノをつくることの面白さや、自分が提案したモノで人を楽しませることのよろこびを知った彼女は、人生も恋愛観も変わったといいます。 「いままでは、自分の幸せを追求してばかりだった」と当時をふりかえる彼女。「誰かを幸せにすることに気づかなければ、いまでもつまらない“不幸な女”のままでいたかも」と語っていました。現在は、幸せにしたいと思えるパートナーに出会い、少しづつ関係を深めています。 環境を変えて自分で行動することと、周りの人を気にかけること。そんなポジティブさが、受け身な不幸体質を吹きとばす機会をくれるものです。自分も周りもハッピーにしていくことで、新しい恋愛と人生を引きよせられるでしょう。 自分も相手も幸せになれる恋愛をするためには、周りに目をくばることも必要です。自分のことしか見えていないと気がついたら、それは不幸体質に片足をつっこんでいる兆しかも? マメにセルフチェックすることをオススメします。
2015年11月06日お付きあいの形が十人十色なのは、イタリアも日本も同じです。付きあいが深まるにつれて、何かと不安な要素も出てくるものです。 「付きあいたてのころと、彼の態度が変わってきた…」と嘆く女性も少なくありません。ひどい場合は、何が原因なのかわからないまま、彼に別れをつげられて泣きをみるパターンも。 そういう女性たちには、彼をモヤつかせる共通のポイントがあるようです。ここでは、そんな彼女たちの特徴を紹介します。 1.やさしすぎる 自称フェミニストの知人男性とパーティで近況を話していたとき、「最近付きあいはじめた彼女がやさしすぎる」とグチをこぼしていました。 ノロケにも聞こえる内容に、その場のお姉サマがたは鼻で笑ってとりあいませんでした。「やさしすぎるとイヤなの?」と聞いてみると、「そのやさしさの裏には何があるんだ? と変に勘ぐってしまってつかれるんだ」という答えが。周りの男性陣は、しんみりモードで聞いていました。 「相手が好きだから」「好印象をもたれたい」と気持ちはさまざまですが、誰もが好きな人には優しくするものです。しかし、度をこえてしまうと相手に「重い」「こわい」など、ネガティブな印象を与えることになり、かえって距離が開いてしまう原因にも。 やさしくするときは、「お互いの負担にならない程度」を心がけましょう。 2.ハッキリいわせたがる 1年間アタックしてようやく付きあえた彼女と、破局寸前の知人男性がいます。「ラブラブなふたりに何があったの?」とみんなで聞いてみたところ、「じつは…」と話してくれました。 彼が体調を崩して彼女に世話を焼いてもらったときのこと。「消化しやすいものを食べたい」とお願いした彼に対して、「何が食べたいのか、具体的にいわないとわからない!」と彼女がキレてしまい、ケンカに発展してしまったそう。彼の顔にはガッカリ感がただよっていました。 距離を置いている現在も、「私の何が気にいらないの? ハッキリいって!」という内容のメールばかりが届き、先行きが不安で仕方ないそう。 「ハッキリいって!」というセリフは、正論に聞こえます。しかし、ときには「相手を気づかわず、自分の聞きたい言葉をいわせるための圧力」に変わってしまうことも。 モラハラと思われてしまったら、彼の心が冷めるのも時間の問題です。 3.友だちに会わせたがる 6歳年下の彼女と付きあって3年目の知人男性は「デートはほぼ誰かが一緒で、ふたりきりで過ごす時間が少なすぎる」と嘆いていました。 「友だちを紹介してくれるのはいいけど、彼女ともっと親密になる時間がほしい。ふたりで過ごしたくないようにも見えるから、本当にぼくを愛しているのかときどき不安になる」とこぼす彼に、かける言葉がありませんでした。 お互いの友人を紹介しあって人間関係を広げるのはよいことですが、相手が自分と同じレベルで友だち付きあいをしてくれるとはかぎりません。 まずはふたりきりの時間を優先して。友だちを紹介するときは小出しにして、短い時間でさらりと会うようにすれば、パートナーに負担がかかることも少なくなりそうです。 彼の態度をチェックして「不安にさせているのかも?」と心あたりがあるときは、早めのフォローを心がけて。相手の不安を解消して安心させることができれば、「やっぱりこの人しかいない」と、前よりもふたりの絆を強められるはずです。
2015年11月05日イタリア人に対して、“人なつっこく、つねに笑顔でいる”というイメージを抱いている、われわれ日本人。 こちらに住んでいると、彼らのウラもオモテも知る機会に遭遇することもあり、そのたびに驚かされます。 実際に、イタリア人の多くは明るくフレンドリー。一見、悩みがなさそうな印象を受けるものです。 「人間関係でストレスがたまったりしないの?」と知人に聞いてみたところ「そりゃ、たまるけど、たまったものは、はき出せばいいじゃない」という単純な答えがかえってきました。 人といい争った後でもカラッとしていられる秘けつは、こういう発想にあるのかもしれないな〜、と思ったものです。 ここでは、そんな彼らが実践している「ストレスを上手にはき出すコツ」をご紹介します。 1.体を動かしてストレス解消 カフェで働く知人女性は、自他ともに認める「お店のNo.1」。交友関係も広い彼女と、パーティで久しぶりに会ったときのことです。 めずらしく酔っていた彼女は、ムカつく客やオーナーの奥さん(イヤな人らしい)について文句のオンパレード。 笑顔で働いている姿しか見たことがなかったため、「どんな人とでも仲良さそうに話しているから、イヤなことなんてないと思っていた」というと、「仕事だからね。好きでやっているけど、接客業は人間関係のストレスがたまるわよ」という答えが。 「どんな相手にもニコニコと対応できる方法はあるの?」と聞いてみたところ「たまったストレスは、その日のうちにはき出すようにしているわ」と、彼女流のコツを教えてくれました。 小さなころから空手を続けている彼女は、仕事の帰り道に“ムカついた相手を新しい技で倒す”というイメトレを欠かさないそう。道場で稽古をするときは、腹が立ったことを書いた紙を練習用の道具に貼って、技の練習にはげむのだとか。 イメトレや稽古が終わるころには「今日はこのへんで許してあげるわ!」とスッキリした気分になれるそうです。 2.イヤなことを笑いに消化 ある知人男性は、転職後に配属された部署の上司とソリがあわず、苦労した時期があるそうです。 「仕事はできる人だけど、性格に問題があった。意見をいえばもみ消されるし、自分の出世の邪魔をするヤツだと思われて、ますますうとまれる。部署のほぼ6割の人は上司をきらっていたけど、上司だから逆らうこともできない」ともんもんとする日々が続いたといいます。 ストレスのせいか胃を悪くし、しばらく通院したこともあったそうです。 「症状が落ち着いても、薬をやめると、また悪くなってしまう。医者からはストレスをためるなといわれたけど、それができるなら最初から病気になんかならないよ」と苦笑する彼。 転機となったのは「がん患者が笑うことで免疫力を高めて、がん細胞をなくす」という内容のドキュメンタリーを見たことでした。 「これだ!」とすぐにひらめいた彼は、アマゾンでかたっぱしからお笑いのDVDを買いあさりました。 とあるコメディアンをまねて、自分でも「上司へのグチ・替え歌ソング」をつくり、会社でのできごとをネタにするようになってから、ふっきれたといいます。 イヤなことがあっても「これは歌詞につかえそうだ、とネタ帳に書きこんでいたくらいだよ」と、本職並みにのめりこんだそうです。 同僚が集まる新年パーティで替え歌を披露したところ、大ウケ。それがきっかけで新しい仕事のオファーが来るようになり、いまでは独立を考えているほどだとか。 「日本人はいつも他人を気にしていて、ストレスをはきだす余裕もなさそうに見える。もっと人生を楽しみなよ」と彼らにつっこまれ、筆者も妙に納得しました。 「ストレスは、楽しいと思えることで解消するのが1番効果的だよ!」と語る彼らのように、生活のなかでストレス発散に使えそうなものを探してみるのもよさそうですね。
2015年11月01日事実婚でも、入籍したカップルと同等の権利が与えられるイタリアですが、とある事実婚カップルの女性は、彼に結婚をせまっている最中です。 友だちの結婚ラッシュに遭遇したのがきっかけだといいます。「次はどういう手で攻めたらいいかしら?」と女子会で相談していましたが、彼女が帰った後は、「大丈夫かな?」と、参加者みんながヒヤヒヤしていました。 彼の煮え切らなさに業を煮やしたイタリア女性が、状況を変えるために自分から行動している姿をたまに見ることがあります。 イライラすることがあっても、すぐに見かぎって次へ行くことはせずに、「この人と一緒に幸せになりたいから」とポジティブに彼と向きあう姿勢は見習いたいもの。 ここでは、そんな彼女たちが実践した「ダラダラ付きあいを続ける彼に、結婚を決意させる方法」をご紹介します。 1.家族をつくる気持ちが薄い彼 自営業の知人女性は、4年前にお付きあいをはじめた年上の彼と同棲していました。 お互いに入籍にはこだわらなかったものの、親の介護がはじまってから彼女は結婚について考えるようになったそうです。 介護を通して親と本音で話す機会が増え、「結婚して孫の顔を見せてほしい」と思われているのを実感した彼女。よく考えたすえ、思いきって彼に「結婚してみない?」と聞いたのですが、乗り気でない彼の態度にがっかり。 それから1か月ほどで、彼女は介護のためにいったん実家に戻ることを決めました。 「家族をつくることを、彼が真剣に考えていなさそうに見えてイラついてしまった。将来子どもが欲しいと思いはじめた私とは逆で、単にパートナーが欲しいだけのように思えたわ」と話す彼女。 ふたりでいる理由が見つからなくなってしまったと感じ、頭を冷やす意味でも、彼と距離を置くことにしたそうです。 同棲を解消してから彼がどう行動するかを観察していた彼女ですが、半月ほどで彼の態度が変わったことに驚いたといいます。 仕事と寝るとき以外は、ほぼ彼女の実家で過ごし、お見舞いだけではなく、たまに介護を手伝うこともあったそう。 3か月ほどたってから「やっぱり君がいないとダメだ。結婚して、僕たちの家族をつくろう」とプロポーズされたとか。 2.「お金がたまったら」を連発する彼 とある知人女性の彼は転職をくり返すことが多く、「転職するたびに正直、モヤモヤとしていた」とこぼしていました。 求職中は、折半している部屋の家賃が払えなくなり、彼女が肩代わりしたことも多かったとか。付きあってすぐに「将来必ず結婚しよう」と言われて指輪ももらっていたものの、「彼が転職ばかりくり返していたら、生活の基盤をつくることもできない」と不安に思っていたそうです。 「お金ができたら必ず結婚するから、待っていてほしい」といわれ、「愛していたし、彼が困っているなら私が助けなきゃ」という思いでがんばっていたといいます。 しかし、「好き」という気持ちだけではどうにもならないこともある…と思わせるできごとに直面したそうです。 あるとき、カードの支払い額を間違えて覚えていた彼女は、口座の残高が足りなくなったことに気がつきました。コーヒー代も払えず、家財道具のなかからオークションにかけられそうなものを探し、かたっぱしから売っていたそう。 給料日までの約1週間、彼女は豆の缶詰だけを食べ続けたといいます。 「お金がたまるのはいつなの? 結婚するのはいつになるのよ?」と彼にブチ切れ、初めての大ゲンカを3日あまり続けたとか。 それまで彼を信じ、具体的なことは一切聞かずにいたそうですが、ケンカをきっかけに彼の口座の残高やお金の出入りをチェック。彼の通帳を見たときは、預金額の大きさに驚いたといいます。 「仕事で独立するための資金をずっとため続けていた。転職をくり返していたのも、経験を積むためだったんだ」と言いにくそうに話してくれたときは、涙が止まらなかったそう。 ようやく資金のメドがつき、彼の独立とふたりの結婚式を来年に控えている彼女ですが「金銭管理はそのまま私がやっているわ。もう豆の缶詰を食べ続ける日々はこりごりよ」と語っていました。 彼をせっつくだけでは、ふたりの関係もいい方向には進まないもの。ときには傷つく覚悟をして前に踏みだした人にのみ、ハッピーエンドが待っているのかもしれません。 迷ったときはグズグズ考えず、行動してみるのもよさそうですね。
2015年10月31日出張先で知り合った男性からディナーのお誘いがあり「勝負服、どれを着たらいいかアドバイスして〜」と、やや天然気味の友人から「いっちょうらのポーズ写真」つきのメールをもらったことがあります。 適当に「これがいいんじゃない?」と返事しておいたのですが、「あなたにはもっと気を使うところが他にある…」と心配になったのを覚えています。 初デートはいつでも緊張するものなのは、イタリアの人たちといえども同じ。 気合いを入れすぎて空回りしたあげく「ごめん、君とはあわない」とあっさりスルーされる女性も見ます。 ここでは、そんな彼女たちが失敗から学んだ「初デートのときに気をつけるポイント」についてご紹介します。 1. キメすぎる服は失敗する スーツがよく似合うバリキャリの友人は、数年前仕事で知り合った男性と意気投合。連絡先を交換した2か月後に初デートの約束をしました。 当日、待ち合わせ場所に現れた彼女を見た彼は「なんだか仕事中みたいだね」と言ったそうです。 「よそ行きのヒールにワンピース+短いジャケット、小さめのバッグ。最高の自分になるよう気を使ったのに、うまくいかなかった」と語る彼女。ディナーまではよかったのですが、ディナーの後の街歩きが正念場でした。 慣れない靴とワンピースでくつろげない中、ヒールが石畳にひっかかるたびに彼に頼らねばならず、大変な思いをしたそうです。 「自分のテンションもそうだけど、彼もだんだん顔色が変わっていった。『さっさと切り上げたい』と思っているみたいだった」と感じ、これは失敗だ…と自分からお開きを告げてタクシーで帰ったとか。 彼からその後連絡は来ず、反省した彼女は「次の出会いからはオフィスの延長みたいなキメ服は選ばない」と決めました。 違った一面を出せるよう「足のラインがよくわかるデニム+バレリーナシューズ」など、女性らしさとカジュアルさを組み合わせた服でのぞんだ結果、見事彼氏をつかまえることに成功。2年前に結婚した後も、まだラブラブだと話してくれました。 2. 仕事の話をしない 運輸会社で働く友人は、営業先で知り合った男性をずっと「いいな」と思っていたそうです。 たまたま仕事で話す機会があり、それをきっかけにアプローチしてみたところ「週末会いましょう」と彼からお誘いをもらいました。ドライブがてら、一軒家レストランで食事…という初デートのスケジュール。 「ロマンチックですてき」と言ってみたところ「とんでもない」という答えが。 思ったより一緒にいる時間が長かったせいで途中から話題がつき、彼に仕事の話をしてみたそうですが、これが失敗の元でした。 業界歴が短い彼女は彼の話の勢いに太刀打ちできず、ダメ出しを受けてばかり。話題を変えようと彼女が別な話題をふっても、結局仕事の話に逆戻りで「彼の性格や価値観が見えない会話が続いて、味気なかった」と感じ、彼女はフェードアウトすることに。 「それ以降は、デートで仕事の話は絶対しない。話題がつきたら音楽か、グルメの話を出して長く楽しめるようにしてるわ。ジャンルを問わず、音楽は初対面でも一緒に楽しめることが多いしね」と語る彼女。 その反省をいかし、次に社内で知り合った人との初デートで実践したところ、お互いにCDを貸し借りするようになり、仲良くなるきっかけになったといいます。半年ほど前におつき合いが始まり、今は二人で「某アーティストのヨーロッパツアー」に参加する計画を立てているとか。 初デートまでこぎつけたうれしさのあまり、テンションが上がってしまうのはよくあること。 しかし、初デート=プライベートの自分をさらす、ということです。舞い上がるあまりなんとなくギクシャクorどちらかが空回り…では、仕事にも支障がでる危険も。 見た目も中身も見られていることを頭に入れ、少しクールダウンしてデートにのぞむことが「仕事がらみのご縁」の成功のカギ、と言えるでしょう。
2015年10月30日彼の同僚女性に彼を奪われてしまった…と、知人女性が女子会で嘆いていました。 なんでも「彼氏とうまくいっていない」とその同僚が彼に恋愛相談をしていたそうなのです。 周りの女性陣は同情ムードで「タチ悪いわね」と批判の嵐。 この手の女性は日本だと「相談女」と呼ばれますが、イタリア版相談女はさらに手強そうだな~と感じたのを覚えています。 基本的にイタリアの女性は、お互いに迷惑がかからないよう、異性の友だちとはきちんと線引きした上でアドバイスを求めることがほとんどです。 「女性目線とはまた違ったところからアドバイスをくれる異性の友だち=貴重」と心得ている人は、どのように異性の友だちと付き合っているのでしょうか? ここでは、「異性の友だちにアドバイスを求めるときのコツ」についてご紹介します。 ■会うときは複数で、早めに切り上げる 夫としっくりいっていなかった知人女性は、幼なじみの男友だちに相談することが一番多かったといいます。 「5歳で知り合って、学校もずっと同じだから一緒に育ったようなものね。彼の意見やダメ出しは一番、的を得ているから参考になるのよ」と言う彼女。 「絶対2人で会わない。会うときは必ず複数人で」を守ることで、不要なトラブルに巻きこまれることを防ぐのだそうです。 彼の奥さんにも同席してもらうことが多く、彼女が気づかなかったポイントを指摘してくれて助けられた、と彼女。 「そういうときはおうちディナーを兼ねていたから、ディナーで集中して相談していた。ディナーが終わって、後片づけを手伝ったあと1時間くらいで退散するようにしていたわ」と、早めに切り上げるのを心がけ、いままでトラブルになったことは一度もないとのこと。 「彼のアドバイス通り夫に接したら、新婚のときのような関係に戻れた。本当に感謝しているわ」とほっとした様子でした。 ■相手におごる 男友だちに、片思いの相談に乗ってもらっている知人女性がいます。 「2人で話す場合は、必ずカフェで立ち飲み」を貫く彼女に、立ち飲みなんて疲れない? 落ち着いて話せるの? と聞いてみたところ「落ち着かないからいいのよ。短い時間で集中するから真剣に話せるでしょ」という答えが。 周りに人が多くスタッフとも顔見知りのカフェだと、かえって誤解されないといいます。 「むしろ気をつけているのは、相手に勘違いされないようにすること」だという彼女のコツは、「相手におごる」ことだそう。 彼女はアドバイスを受けるたびになるべくおごり、カフェなら絶対相手に支払わせないように気を遣っています。 支払いは男性がするのが当たり前のイタリアでよくできるね~と驚いた私に「女性におごらせた=情けない、申し訳ないと思わせることで、やんわりけん制するのよ」と語る彼女。 「こちらは感謝の気持ちばかりです=相談するだけ、誤解しないで」と遠回しに意思表示できるので一石二鳥なんだとか。 「だからあまり高いところにはいかないわね。結果報告も兼ねたときのランチくらいかな」と笑っていました。 「女友だちだと『男はこうだから、ああだから』と盛りあがってしまって、結局相談にならない。真剣に悩んでいるなら、男友だちの意見のほうが確実」と語る人がいて、筆者にも思い当たることが…。 同性だとわからない目線からもらえるアドバイスは得がたいもの。ただ、あとあと面倒なことにならないよう、相手との距離の取り方には気をつけましょう。
2015年10月29日イタリアで生活するようになってから、筆者はこの2年だけで4キロも太ってしまい、毎日がダイエットチャレンジと化しています。 ダイエットに成功した友人知人に「どうやって成功したの?」とヒマさえあれば聞いていたのですが、「根性だ」「やる気を起こせ」など参考にならないコメントを集めるだけの日々…。 そんな中、ある女友だちが「モチベーションを維持させることに集中すれば? 痩せることしか考えないと、停滞期に突入したとたんにやる気なくすでしょ。すぐリバウンドするわよ」とアドバイスをくれ、目からウロコの思いでした。 「何かしたい、自分を変えたい」と思ったときに、そのモチベーションを維持するのは意外と難しいものです。 成功した人ほど「こうなるんだ」という気持ちがブレずに、最後までやり通すことができています。そんなイタリアの人たちが実践した「モチベーションを維持するためのコツ」についてご紹介! ■女優ごっこでダイエット成功 病気で入院したことがきっかけで、10キロ以上太ってしまった知人女性がいます。 「彼は毎日お見舞いにきてくれて、彼の愛情をかみしめたわ」とのろけていたのですが、問題は退院後でした。 ある日の真夜中に「うおーっ」という彼のうめき声で目が覚めたそうです。隣で寝ていたはずの彼は身体を丸め、苦しそうにしていました。 救急車で病院に運ばれた彼は「骨にヒビが入っている」と医者から言われ、「彼女が寝返りをうったとき彼女の腕が彼の腕に当たったのを思い出した」と悲しそうに彼女に告げました。 2人そろってショックを受け、家に戻ってすぐダイエットをスタート。 しかし、すぐ停滞期に入り「水を飲んでも太るように感じて、飲食がつらくなった」と、やる気どころか健康の維持も危なくなりかけました。 そんな彼女に、彼が提案したのは「映画女優」ごっこでした。 リビングに映画のポスターを飾っていた彼は、女優のスラっとした体型にヒントを得て、彼女が好きな映画のポスターやワンシーン、写真などをネットから拾い上げ「こういう風になって、写真を撮ろう」と彼女に提案しました。 コスチュームや背景にまでこだわり、彼女がその女優に完全になりきったそう。 最初、彼女は写真を撮る彼の方が彼女よりも、盛り上がっていてちょっと引き気味でしたが、やせるにしたがってコスプレできる女優の幅が広がり、彼女のテンションも右肩あがりに…。 「目標体重を達成できて、最後にやったのは『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘップバーン。髪型をつくるのに苦労したわ」と語る彼女。 いまでも、アパレルへ行くたびに「このドレスだとちょっとストールはおれば、あの映画のコスプレに使える」という目線で洋服を見てしまうとか。 ■ハーフアワーチャレンジ+ごほうびで仕事の効率アップ 知人男性が、初めて転職活動をしていたときのことです。 「いまの仕事を続けながら転職するのがどんなに大変か、軽く考えていた」と語る彼は、当時の業務に支障が出たら残業して穴埋めしたそうです。 「『どうせ辞めるし』という気持ちがあって、イマイチ身が入らなかった。そのせいもあったかな」と当時を振り返っていました。 でも、自分だけの残業ではおさまらず、同僚にも協力してもらわないと業務が回らない場面に遭遇し、周囲にさんざん頭を下げてなんとか乗り切ったとき、さすがに「このままでは転職どころか、クビになりかねない」と気持ちを入れ替える気になったといいます。 「ルーチンの仕事を片づけるとき、それまでかかっていた時間の『半分』『4分の1』でやる、と目標タイムを決めて一気に片づける」ようにし、アップテンポのBGMを流してテンションMAXにしながら仕事をするように心がけました。 さらに、成功したら「会社の近所にある超高級ショコラティエで新作ケーキを食べる」と決め、アフターはほぼ毎日ごほうびタイムだったとか。 チャレンジに失敗した日は「ジムでいままで走っていた距離の2倍走る」ルールにしていたそうですが「いままでに失敗したのは2回だけ」とかなりの好成績だったと話してくれました。 「ゲームみたいに片づけられるから、おもしろくてやる気が持続したよ。おかげで残業しなくて済んだし、余裕が出た」と効果を実感してからは転職活動にも弾みがつき、チャレンジスタートから2か月後に次の仕事が見つかりました。 いまのオフィスでも同じように「●分間チャレンジ」を続け、上司の評価も上々だそうです。 モチベーションを維持できる大きなポイントは「楽しめること」にあるようです。「好きこそものの上手なれ」という言葉に表されるように、前向きになれる気持ちがあってこそ目標が達成されるというもの。 「自分を変えたい」と思ったときは「楽しみながら変える方法は何か?」を考えることが、成功への近道なのかもしれませんね。
2015年10月28日汚部屋の住人の知人女性がいます。彼を自分の部屋には絶対にあげず、デートはつねに外か彼の家。 「同棲か結婚、という話になったらごまかせなくなるよ。どうするつもり!?」と、共通の友人と彼女のやる気を引き出そうとしても、ムダでした。 ある日、彼女の家を彼が電撃訪問。玄関先で押し問答のすえに彼女の秘密を知った彼は「どうしたらいいんだろう?」と困惑気味。私を含めた彼女の周囲の人間は、彼からアドバイスを求められています。 隠していたりとりつくろっていた自分の一面を見られるのは、神経の太めなタイプが多いイタリア女性でも「これはヤバい」と慌てるもの。この知人のケース以外にも、ちらほら話を聞いたことがあります。 ここでは、「こんなはずでは…」と彼を引かせてしまった彼女たちが、「NG彼女」の立ち位置からどうやって挽回したのかをご紹介します。 1.とにかく買い物が好き 知人女性は「ファッション命」。ファッション誌のチェックを欠かさず行い、流行の品を即買いするタイプでした。デートでもアパレルショップを4、5軒ハシゴするのは当たり前だったといいます。 結婚を考えていた彼とふたりでドイツへ旅行したときのこと。旅先でも買い物心に火がついた彼女は、彼と別行動を続けて買い物ざんまい。 最終日に彼から「どうしてそんなに買い物ばかりしているの? 別行動なんて、ふたりで来た意味がないよ」と苦情が出たことをきっかけに、連絡が来なくなってしまいました。 「私が買ってきたものを見て、『似合うよ』『この組み合わせだともっとすてきだ』と言ってくれていたから、彼に不満はないと思っていたの。でも本当は、私に合わせてくれただけだったみたい」と気がついてからは、買い物依存気味だった自分をなんとかしようと努力を重ねました。 カウンセリングを受けた際に「食事制限が原因のように思える。好きな服を着たいあまり、食欲があっても食べずに体形をキープする。そして、食べないことへのストレスを買い物をすることで解消、のループなのでは?」と指摘されたことが、1番思い当たったのだそう。 「やせてキレイで、どんな服も着こなせる私ってイケてる、と思っていたの。おしゃれですてきでいなければ、男性をひきつけられないと考えていたけど、ちがったみたい」と語る彼女。 考えをあらためてから、すぐに行動をはじめたそう。 使用頻度の低かった服やバッグ、靴を全てオークションで売り、2週間後にはクローゼットのなかをほぼ空にしました。食生活を改め、できるだけ自炊して、自分の体にあう食べ物が何なのかを徹底的に追及したそうです。 体と心の健康を取り戻すまでに2年ほどかかりましたが「いまは新しい出会いも見つけて、毎日充実しているわ」と幸せそうでした。 2.失言グセがある 知人女性が離婚したきっかけは、義祖父の葬儀でした。介護を一身に担っていた義母へ「肩の荷がおりましたね」といったそうです。 多くの人に慕われている義母が、その一言で激怒。「もうあなたは帰っていいわよ!」と追い出されました。「夫からも『あれはないだろう』とたしなめられたんだけど、どこが悪かったのかそのときはわからなくて」と追い出された理由を考えていたそうです。 深夜に戻ってきたご主人から「話がある」とその日に離婚を切り出されました。 「考えたことをストレートに表現する、君のまっすぐなところにひかれたと思っていた。そうじゃなくて、デリカシーがないだけなのが今日わかったんだ。君の言葉で傷つく人の気持ちを考えたことがあるのか」と言い捨てて、彼は家を出て行ったそうです。 「そのときに初めて、自分の失言グセに気がついたの。謝りたかったけど夫は戻ってこなかったわ」と語る彼女。離婚が成立してから、家族や友人知人に自分の悪いところを徹底的にアドバイスしてもらったそうです。 なかでも、「友人宅のパーティーで失言をするたびに、ご主人がフォローしていた」と指摘されたことが、もっともつらかったといいます。 「彼がいつもそばにいて、私のダメなところをフォローしてくれていた。でも私は、彼の忠告をお説教だと思って聞き流していた」と、後悔のあまり、一晩、泣きあかしたとか。 離婚して5年近くたついまは、新しい出会いにも恵まれ、現在進行中の彼がいるそうです。 「とにかく聞き役に回る」「意見を求められたときは『自分が相手ならどうするか』という目線で話す」ことを習慣づけて、前と同じ失敗をしないように気をつけていると語ってくれました。 相手を幻滅させないにこしたことはありませんが、失敗してもその経験をいかして自分を変えていくことが、恋愛スキルをあげるコツ。どんな人にも失敗はあります。 前向きに行動していくことが、「NG彼女」のレッテルを返上する1番の近道と心得れば、幸せをつかむのもそう難しくはないでしょう。
2015年10月26日日本のように多湿な気候ではなく、梅雨もないというここイタリア。ぬれねずみになるほど雨がふることは少ないため、傘はあまり重要視されるアイテムではありません。 ある雨の日に知人宅のパーティへ行くと、傘を持っていない人がほとんどでした。 ふだん雨の日はどうしているのかを聞いてみると「傘は持ち歩かない。必要なときは、その都度買う」「CDショップか本屋で雨宿りをする」「ぬれたままでいる」と、いろいろな回答がありました。 傘ひとつをとっても性格が透けてみえるものだな〜と、おもしろく感じたものです。 イタリアでも、持ち物にこだわる男性が少なくありません。一方、「持たない」「こだわらない」ことにこだわる人もいます。こだわりに対する態度からは、本人の価値観や器量がにじみ出てくるものです。 ここでは、傘から「彼の器量」を予想する方法についてご紹介します。 1.人に入れてもらう=社交的、でも誤解されやすい大器晩成タイプ アーティストの知人男性は、傘を持たない主義。雨の日に私が傘をさしていると、「僕も入れて〜!」と入ってきます。 彼の買い物に付きあったときのこと。お店で傘を見かけたので、「傘持っていなかったよね? プレゼントしようか?」と言ってみたところ、即座に却下されました。 「相手が初対面だったとしても、傘に入れてもらうことで、必ず会話が生まれるだろう? たわいのない話がほとんどだけど、そのなかからアイデアをもらうこともあるからね」というのが、彼の考えなんだとか。 彼の顔の広さはこういうところにあるのかもしれないな〜と妙に感心したのを覚えています。 「ぬれたら気の毒だから」という相手の気持ちにうまく入り込めるうえ、相手との距離をちぢめることにもたけている、このタイプ。多くの人付きあいをへて、大器晩成する可能性を秘めています。 反面、「断られたらどうしよう」とは考えない傾向にあることから、相手の心をくみとる力はやや欠けているよう。誤解されやすい一面もあります。 いざ付きあってみると人なつっこい印象とは裏腹に、内面は意外と冷めているのに気づくことも多そうです。女性側の包容力が必要とされるため、付きあう場合は慎重に進めましょう。 2.安い傘を愛用=現実的だが熱い、早熟タイプ 金融機関で働くビジネスマンの知人は、人の相談にビシッとアドバイスをすることが上手。ご意見番として仲間うちで頼りにされています。 しかし、雨の日に会うといつも気になるのが、流しの傘売りから買ったという安傘です。オンもオフもおしゃれに気を使った服装のため、ペラペラの折りたたみ傘が悪目立ちしている印象はいなめません。 「いい傘を買ってみたら? イケメン度もアップすると思うよ」と提案してみたところ、「いい傘は、壊れたときの修理が面倒。使い捨ての傘なら使い倒せるし、迷わず処分できるからね」という答えが。 現実的な言葉にさすが…と思ったものです。 その辺に置き忘れてしまいそうなものにはお金をかけない、という合理的な考えを持つこのタイプ。サバサバした印象の内側には、思わぬ熱さが隠れていることもあります。 一度認められさえすれば、いろいろと気にかけてくれることも多いでしょう。人の輪に恵まれやすく、早くから器の大きさを見せてくれます。 安心して付きあえる相手ではあるものの、常日頃から彼への感謝と愛情を表現することを心がけておく必要がありそう。 「オレはいろいろやっているのに、君は全然気持ちをわかってくれない」と、彼の心が冷めてしまう可能性もあります。 3.いい傘を持ち歩く=完璧主義の虎視眈々タイプ やり手で有名な会計士の知人男性は、エレガントなファッションに身を固め、セルフプロデュースも完ぺき。そんな彼からロンドン旅行のおみやげをもらったときのことです。 おみやげがぎっしり詰まったスーツケースのすぐそばに、しっかりとした竹の柄がついた真新しい長傘が立ててありました。 「自分のおみやげは買わなかったの?」と聞くと「その傘だよ」との答えが。驚く私に、半ばドヤ顔で「フルオーダーでハンドメイド。高かったけどずっと欲しかったものなんだ」と傘についてのウンチクを披露してくれました。 人からどう見られているかに気を配る、彼らしいチョイスです。 「すてきな人という印象を与えたい」と身の回りの小物にも気を配るこのタイプは、上昇志向が強く完璧主義な一面が。自分の目標に向かって着々と準備をしながら、頂点に上りつめるタイミングを虎視眈々と狙う…そんな野望の持ち主と言えるでしょう。 一方、完璧主義なあまり、心に余裕がなくなると周りも自分も見えなくなる傾向がありそう。お付きあいするときは、彼をフォローする余裕が自分にあるかをよく考えたほうがよさそうです。 「器の小さい男」という言葉に彼がモロに当てはまるようなら、お付きあいを一度考え直したほうがいいでしょう。あきらめずにふたりで一緒に成長できる道を見つけるのも、絆を深めるいいきっかけになりそうです。
2015年10月25日