大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。企業での営業職を経て、言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を追究すべく、フリーライターの道へ。既婚。(OFFICE-SANGA)
自分からすすんでお手伝いできる子どもになってほしいと思ったら、まずは家事に興味を持ってもらうことが大切。そのための第一歩として、親子で楽しく料理に取り組むのはいかがでしょうか? 少ない材料で簡単にできる自家製バター&チーズ作りは、はじめてのお料理体験にピッタリ。我が家の作り方と、おすすめの食べ方を紹介します。 ■ひたすら振る!? 自家製バターの作り方 自家製バターに必要な材料は、生クリームと塩のみ。200ccの生クリームから、100gくらいのバターを作ることができます。作業はただ「ひたすら振る」だけなので、とても簡単です。 ただひとつ注意が必要なのは、生クリームの選び方。かならず動物性で、乳脂肪分が40%以上、乳化剤・安定剤などが入っていないものを選びましょう。 <作り方> 1、空き瓶やペットボトルなどの容器に生クリームを入れてフタを閉め、ホイップ状になるまでひたすら振ります。生クリームが温まるとホイップ状になりにくいため、手の体温がなるべく中身に伝わらないように、容器を持つ位置を工夫しましょう。 2、キッチンペーパーなどを使用して、ホイップ状の部分と液状の部分を分けます。液状の部分はバターミルクと呼ばれるもので、そのまま飲んだり、お菓子作りに使ったりできます。 3、ホイップ状の部分をボールに入れ、塩少々を加えてなめらかになるまで練ったら完成。練っているとさらに水分(バターミルク)が出てきたら、分けておきましょう。 最後に加える塩の量は、好みに合わせて調節しましょう。塩を入れなければ、無塩バターとなります。最後にハーブ・ニンニクを加えて、アレンジバターにしてもいいですね。 「ひたすら振る」時間は温度や振り方によって異なりますが、我が家で作るときはだいだい10~15分ほど。そんなに振り続けるのはキツイ! という場合は、フードプロセッサーやハンドミキサーで攪拌すると楽ですよ。 ■自家製チーズの作り方 家に牛乳があるから、それを使いたい! という人には、自家製のカッテージチーズがおすすめ。必要な材料は牛乳とレモン汁だけ。レモン汁がなければ、酢を使用してもOKです。 <作り方> 1、小鍋に牛乳を入れて80度くらいになるまで加熱し、火を止めます。沸騰させないように注意しましょう。 2、レモン汁を加えてよくかき混ぜたら、そのまましばらく放置。だんだんかたまりができてきますので、ここでは触れないようにそっと置いておきましょう。凝固していく過程はなかなか面白いので、ぜひお見逃しなく! 3、粗熱がとれたらキッチンペーパーやガーゼで濾して完成。かたまりの部分がカッテージチーズです。液体の部分はホエー(乳清)と呼ばれるもので、こちらも甘みを加えて飲んだり、料理に使ったりすることができます。 牛乳の量に対して、レモン汁(または酢)は8~10%くらいが分量の目安。チーズに塩味をつけたい場合は、チーズと液体を分けたあと(手順3)で、チーズに塩を混ぜ込みます。 ■自家製バター&チーズをおいしく食べよう! 完成したバター&チーズは、まずはそのまま味わうのがおすすめ。できたての味を、子どもと一緒に楽しみましょう。 もちろん、市販のバター&チーズのように、さまざまなメニューに活用してもOK。次のような簡単メニューなら、子どもと一緒に調理を楽しめるのではないでしょうか? ■食パンくりぬきトースト <作り方> 1、スライスした食パンを、耳の部分だけがグルリと残るように、中の部分をくりぬいておきます。 2、フライパンを熱して耳の部分を乗せたら、穴の中に自家製バターを投入。そこに卵を割り入れて、上からくりぬいた中の部分でフタをします。 3、両面に焼き色がつくまで焼いて完成。卵の上にハムやツナをプラスしてもおいしいです。 ■ちぎるだけサラダ <作り方> 1、レタス・ベビーリーフなどを好きなようにちぎってボールへ。 2、そこへ自家製チーズを加えて和えたら完成。味付けは好みのドレッシングで。 「バターって、こんなふうに作るんだ!」 「だんだんチーズが固まってきたよ!」 そんな驚きの声が聞こえてきそうな、楽しい自家製バター&チーズ作り。おいしいパンや野菜もぜひ準備して、家族みんなで挑戦してみてはいかがでしょうか?
2017年02月23日悪いことをしたら、謝る。 これは、人としてとても大切で、当たり前のこと。自分の子どもに、そう教えている人は多いでしょう。それでは、私たち大人はどうでしょうか? きちんと謝ることができていますか? 子どもなら「ごめんなさい」の一言で済むかもしれません。しかし、大人の場合はもう少し複雑。 例えば、「すみません」は謝罪のときによく使われる言葉。お礼やお願いごとに使うこともあり便利ですが、その反面、言葉の意味が曖昧になりがち。そのため、謝罪のときはやはりストレートに謝意を伝えることができる 「申し訳ございません」 や 「ごめんなさい」 が適していると言えるでしょう。 失礼な謝罪で逆効果…なんてことにならないよう、大人の「謝り方」のコツを3つご紹介します。 ■1. 自分から謝ることが大事 誰かに迷惑をかけたり、不快な思いをさせたりしたときは、謝らないといけません。このとき、「迷惑だ」「不快だ」と感じているのは誰か? それは自分ではなく、相手です。 相手が「迷惑だ」「不快だ」と感じているなら、こちらから謝罪するのが大人のマナーです。 ときには、謝罪すべきだとわかっていても、本音では「相手も悪いのに…」という場面もあると思います。それでも、「向こうが先に謝るべきでしょ!」なんて思わずに、こちらから謝ることを心がけましょう。 先手を打って謝ること も、謝罪の大事なマナーのひとつです。 ■2. 謝罪は「間髪入れず」! ただし、タイミングには要注意 悪いことをしたと思ったものの、それから時間が経ってしまい謝りにくくなる…というケースは多いものです。「何と言って謝れば良いのか?」などとアレコレ悩んでいるうちに、ついに言い出せなくなってしまうことも。 そのため、謝罪は 「間髪入れず」 が基本。できるだけ早く、タイミングを逃さずに謝るのがコツです。 ただし、夜遅く・朝早くなど、相手の迷惑になりそうな時間は避けること。また、謝罪のために電話・訪問したいときは、まず相手の都合をたずねることも忘れないようにしましょう。 ■3. メールでの謝罪は相手・状況をよく考えて とにかく謝罪の気持ちを、今すぐに伝えたい…というとき、メールはとても便利なツールです。しかし、相手・状況によっては「メールで済ませるつもり?」と、かえって怒らせてしまうことも。 本当に謝罪の気持ちを伝えたいなら、やはり 電話で話す 、または 直接会って話す という方法をおすすめします。 ただ、すぐに電話で話したり、直接会ったりするのが難しい場合は、まずメールを送るという方法も効果的。まずは謝罪の言葉を記し、その上で「電話で(または会って)話をしたいので、都合の良い日時を教えてほしい」とたずねることで、「きちんと謝罪したい」という気持ちを伝えることができます。 また、電話や対面で謝罪したあとに、そのフォローとしてメールを送るのもおすすめ。 「忙しいのに、時間を割いてくれてありがとう」 と感謝の言葉も添えると、より気持ちが伝わるはずです。 人間関係を築くのは大変ですが、壊すのは意外と簡単です。きちんと謝罪できなかったことが原因で、人間関係が壊れてしまうこともあるでしょう。 仕事ではもちろん、プライベートでも、「きちんと謝罪できるかどうか」はとても大切。ひとりの大人として恥ずかしくないように、そして子どもにきちんと「ごめんなさい」を教えるためにも、謝罪のマナーをしっかりマスターしておきたいものです。
2017年02月22日「家事や育児に積極的に参加する男性が増えている」という話を聞き、「それにくらべて、うちのパパは…」とため息をついてしまうことはありませんか? 家事・育児に協力的な夫は多いのか? それとも少ないのか? 本当のところはわかりません。しかし、協力してくれない夫に不満を感じている女性が多いのは事実です。 それと同時に、「夫の教育に失敗した」と感じている女性もたくさんいる様子。夫に協力してもらうためには、どうすれば良いのか? 働くママたちの体験談をもとに、そのポイントを考えてみましょう。 ■「手伝って!」はNGワード? 「夫が家事・育児にあまりにも無関心だったので、『少しは手伝って!』『なぜ手伝ってくれないの?』と言い続けてきました。その結果、言えば協力してくれるようにはなりましたが、その態度はどう見ても渋々…という感じ。こちらが頼まなければ、自分からは絶対に手伝おうとしません。 そんな愚痴を友人にこぼしたら、『手伝って』という言い方がダメだったのでは? と指摘されました。それでは、『家事は妻の仕事』で『夫は手伝い』という意識を持たせてしまうと…。夫の態度を見ていると、たしかに『家事は妻の仕事』と思っていそう。友人の言う通りかもしれません」(Oさん/32歳/福祉) Oさん夫婦は共働き。「手伝う」という言葉より、「役割分担」という考え方でしっかり話し合うべきだったのかもしれませんね。 家事・育児に協力してもらうためには、まず夫に「自分のこと」として考えてもらう必要がありそうです。 ■我慢しすぎて後悔… 「夫がまったく家事を手伝わない人で、私はずっとそれが不満でした。ただ、共働きとはいえ夫の方が忙しく、家のことは私がやらないと…。夫に『協力して』と言うことはありませんでした。 しかし、結婚してから10年ほどたったころ、私の仕事が急に忙しくなりました。それでもなお家のことに無関心な夫に、私の不満が爆発。『ずっと、もっと協力してほしいと思っていた』と伝えました。 すると夫は『協力してほしいと思っていたなんて、まったく気づかなかった』とのこと。無理をしているようには見えなかったそうです。一緒に生活していればわかるだろう…と思っていましたが、もっと早く言葉で伝えるべきだったのかもしれません」(Hさん/36歳/保険会社) Hさん夫婦は現在、どのように家のことを分担するか話し合い中だそう。言わなくても気づいて協力してくれるのが理想ですが、そんなことができる男性はもしかしたら少ないのかもしれません。 ■ダメ出し厳禁! 「私の夫は、どちらかと言えば率先して家事・育児に協力してくれるタイプでした。『でした』と過去形になっているのは、今はあまり協力してくれなくなったから。その原因は、私が夫のすることに対して、いちいちダメ出しをしてしまったからです。 『このお皿はここじゃなくて、こっち!』『お風呂掃除のときは、ここをもっとこうして!』など、私の家事のやり方を押しつけてしまいました。育児についても、夫が危なっかしくて、ついダメ出しを…。 気づけば、夫が自分から協力してくれることはなくなっていました」(Eさん/34歳/教育関連) ついダメ出ししたくなる気持ちは、非常によくわかります…。しかし、ダメ出しばかりされては、誰でも「もうやりたくない」と思ってしまうでしょう。 一度任せたら、多少気になる部分があっても口出ししないのが得策。まずは感謝して、褒めて、夫のヤル気を奪わないことが大切です。 ■もっと話しておくべきだった… 「家事のこと、育児のことについて、夫とあまり話をしていませんでした。その結果、夫は家事・育児にすっかり無関心に。 少し前に私が体調を崩して寝込んだのですが、『あれはどこにある?』『これはどうしたらいい?』と聞かれ続けて、まったく休めませんでした。『子どもをどうやって保育園に連れて行くのか?』と聞かれてときは、もうどうしようかと…。情報をまったく共有してこなかったことを悔やみました」(Mさん/34歳/商社) 中には、「それくらい、わかるでしょう」ということが、わからない夫もいる様子。いざというときに困らないためにも、家事・育児についての情報はできるだけ夫婦で共有しておきましょう。 できることなら、家事・育児の面でも夫には頼りになる存在でいてほしいもの。そのためには、夫への接し方や頼み方を工夫する必要がありそうです。
2017年02月21日「絵本の読み聞かせをしたいけれど、どんな本が良いの?」、「おでかけのバリエーションを増やしたい…」、「子どもに読書の楽しさを知ってほしい!」 そんなママにとって、図書館はとても役立つスポット。ただ、子どもが騒いで迷惑をかけないか、小さな子でも楽しめるのか? といった不安から、足を運べずにいるママもいるかもしれません。 子どもと一緒に「図書館デビュー」する前に知っておきたい情報がわかれば、そんな不安も吹き飛ぶはず。子ども向けイベントや子育て支援コーナーが充実している図書館も増えているので、上手に活用して子育てに役立ててみてはいかがでしょうか? ■「読み聞かせ会」「おはなし会」とは? 多くの図書館で、子ども向けの本の「読み聞かせ会」「おはなし会」が実施されています。図書館スタッフやボランティアスタッフが絵本などの読み聞かせを行うもので、まだ自分で文字を読めない子どもにも物語を楽しむことができます。 そして、「読み聞かせ会」「おはなし会」は、ママにとってもうれしいイベントなのです。会ごとに対象年齢を定めて年齢に合った絵本を取り上げているケースが多いため、本選びの参考になります。自分の子がどのような本に興味を持つのかを知るための、良い機会にもなるでしょう。 どのように読み聞かせると、子どもの興味を引きつけることができるのか? その勉強の場としても役立つイベントです。 ■読み聞かせの本選びに迷ったら… おすすめの絵本リストを案内している図書館もたくさんあるようです。子どもにどのような本を読み聞かせるべきか迷ったときは、一度図書館に足を運んでみて、そういった情報を参考にすると良いでしょう。 また、図書館司書の方にたずねてみるという方法もおすすめです。本選びをサポートしたり、必要な資料を探し出したりすることも司書の仕事のひとつ。遠慮せず、声をかけてみましょう。 このとき、「1歳の子どもに読み聞かせたい」「動物が出てくる絵本」というように、求めている本の条件を具体的に伝えると、より的確なアドバイスが期待できます。 ■「赤ちゃんタイム」「子育て支援コーナー」を設けている図書館も 近年、乳幼児連れでもほかの利用客を気にせず過ごせる、「赤ちゃんタイム」を導入する図書館が増えてきました。 赤ちゃんタイムには、ボランティアスタッフなどによる乳幼児向けの読み聞かせ・手遊びが行われ、親子で、また集まった親同士で会話することもできます。 さらに、子育て支援コーナーが設けられている図書館も。子育てに役立つ本や資料が集められ、幼い子どもを連れたママでも利用しやすいよう工夫されています。 実際に1歳の子どもと「赤ちゃんタイム」を頻繁に利用している友人に話を聞いてみたところ、「周囲を気にせず本を読んであげられるのが魅力」とのこと。また、同じ年ごろの子どもを持つママたちと交流でき、自分自身のリフレッシュにもなっているそうです。 幼い子どもを連れて図書館へ行くことに不安を感じているママも、「赤ちゃんタイム」「子育て支援コーナー」なら安心して足を運べるのではないでしょうか。 ■読みたい本が決まっているなら「ネット予約」がおすすめ 子どもに読み聞かせたい本、自分が読みたい本が決まっている場合には、前もってネット予約しておくと便利です。多くの図書館でネット予約が可能となっていますので、頻繁に本を借りる人は利用登録をしておくと良いでしょう。 小さな子どもを連れて図書館へ行くと、本を探しているうちに子どもの機嫌が悪くなったり、眠くなったり…ということも。そんなときも、ネット予約をしておけば、目当ての本をサッと借りることができ、「せっかく出かけて行ったのに、貸し出し中だった!」なんて残念なパターンも避けられます。 小さいうちから読書に親しむことは、子どもにとってプラスになるはず。もちろん、ほかの利用者への配慮は必要ですが、「子どもが迷惑をかけるかもしれないから」と図書館から遠ざかってしまうのは、もったいないような気がします。 今の図書館には子どもとママを応援するイベントや工夫がいっぱい! 最寄りの図書館ではどんな取り組みが行われているのか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
2017年02月21日自分の思っていることをストレートに口に出せたら楽ですが、人間関係はそれほど単純ではありません。でも言いたいことを我慢してばかりでは、ストレスがたまる一方だし、気持ちを言葉にして、きちんと相手に伝えないといけないときもあります。 そんなときに役立つのが、「やんわり=ソフト」なコミュニケーション。言いたいことがもっと伝えることができるようになるかもしれません。 ■「このあとの予定は?」 「そろそろ家事をしたいけど、遊びに来ているママ友がまだ帰りそうもない…」 こんな経験はありませんか? ここで「ごめん、もう帰って」とはなかなか言い出しにくいもの。結局、ママ友が帰ると言い出すまで、時間を気にしながらつきあってしまうケースも多いのではないでしょうか。 <おすすめのフレーズ> 「●時か…。このあとの予定は?」 このようにさりげなく相手の予定を問うと、たいていの人は察してくれるはずです。この言い方なら失礼にあたることもないですし、「ごめん、もう帰って」よりは言い出しやすいと思います。 ■「そうですね、ただ…」 営業マンのセールストークなどで使われる話し方に、 「イエス・バット法」 というものがあります。 これは、いきなり相手の言い分を否定するのではなく、まずは相手の意見を一度認めてから自分の意見を述べるという方法。相手が「否定された」と強く感じるのを、防ぐ効果が期待できます。 ママ友「私はAさんが悪いと思うわ! あなたもそう思うでしょ?」 自分「でも、Aさんは悪気があったわけじゃないんですよね?」 これでは、相手によっては「あなた、Aさんの味方をするの!?」なんて展開になってしまう可能性も。そこで、「イエス・バット法」を使うと、以下のようになります。 <「イエス・バット法」を使ったフレーズ> ママ友「私はAさんが悪いと思うわ! あなたもそう思うでしょ?」 自分「そうですね、ただAさんは悪気があったわけじゃないんですよね?」 ほんの少しの違いですが、相手が受ける印象はずいぶん変わるはず。一度相手の言い分を受け入れながらも、自分の意見を伝えることができます。 ただし相手が悪口を言ってきた場合には、「そうですね」と肯定してしまうと、なた自身も悪口を言っていると思われてしまいますので要注意です。 ■「そうですね、だから…」 「イエス・バット法」とよく似た言い方で、 「イエス・アンド法」 というものも。これも、一度相手の言い分を受け入れてから、それにつけ加えるようにこちらの意見を伝える方法です。 ママ友「あなたが今度のママ会に選んだカフェ、ちょっと値段が高くない?」 自分「でも個室が広くて、ゆったり過ごせると思いますよ」 これを、「イエス・アンド法」に変えてみましょう。 <「イエス・アンド法」を使ったフレーズ> ママ友「あなたが今度のママ会に選んだカフェ、ちょっと値段が高くない?」 自分「そうですね、私も値段は気になりました。だから、その分個室が広くて、ゆったり過ごせると思いますよ」 相手の意見に同意し、それに自分の意見をつけ加える形になっているため、全体的に「否定している」という印象が薄くなったと思いませんか? そして、「お店を変える気はないよ」ということも、やんわりと伝えられています。 ■「私は…」「お互いに」 人にミスを指摘したり、注意したりするのは難しいものです。「気をつけてくださいね」と直球で言えたら楽ですが、「上から目線で、何よ偉そうに!」と思われても困ります。 そこでおすすめしたいのが、指摘・注意したい内容を自分のこととして伝える方法です。 たとえば、LINEでの連絡事項に対していつも返事を忘れてしまうママ友に「返事が必要な場合は、ちゃんと返してくれないと困る!」と伝えたい場合は、次のような言い方に置き換えることができます。 <おすすめのフレーズ> 「あとで…と思うと、つい忘れちゃうから。私は返事が必要なLINEには、とにかくすぐ返事をするように気をつけているの」 「あとで…と思うと、つい忘れちゃうよね。お互いに気をつけようね」 「私は」「お互い」と言うことで、指摘・注意という印象がやわらぎます。なかには、このようにやんわり言っても伝わらない人がいるかもしれませんが、最初の一手として試してみて損はありません。 こうしたやり取りに「なんだか面倒だな…」と感じた人もいるでしょう。たしかに、こんな風に回りくどく、やんわりと伝えるのは面倒かもしれません。 しかし言い方の工夫は、言いたいことを我慢してばかりにならないための知恵。そして、相手への思いやりでもあります。
2017年02月19日子どもに豊かな感性を育んでもらうために、小さいうちから芸術に触れさせたいと考えるママは多いと思います。しかし、そもそも自分がよくわかっていないのに、一緒に楽しむことなんてできるのかな…? という不安もあるのではないでしょうか。 そんな心配は無用です! 美術館や演劇、コンサートなどに一緒に出かけられるようになれば、週末のおでかけバリエーションも豊富に。子どもが「本物」に触れる機会を、作ってみてはいかがですか? ■知識がなくても問題なし! 芸術についての知識がないと、楽しめないのでは? と考える人は多いようです。実際に私の周囲にも、「誰の作品か?」「背景は?」「ジャンルは?」「技法は?」といった知識がないから芸術鑑賞はしない…という人がたくさんいます。 たしかに知識は、作品をより深く知るために必要かもしれません。しかし、子どもと一緒に楽しむことが目的なら、知識がなくても大丈夫。まずは、「見たまま」「聞いたまま」を楽しんでみましょう。 「あそこに鳥がいるね」「変な色の空だね」「怖いね」「キレイだね」など、どんなことでも構いません。気づいたことを共有しながらおもしろがることが、子どもと芸術を楽しむコツです。 ■感じたことを伝え合う 「感じたことを伝える」という行為は、子どもの個性や感性を育むことにつながります。芸術鑑賞はそのための絶好のチャンス。一緒に作品を鑑賞したら、子どもの感じたことを聞いて、自分の感じたことも伝えると良いでしょう。 「この色使いが素晴らしい」「これは、こういった作品」と、見方や知識を教える必要はありません。ただ、お互いが感じたことを伝え合い、子どもの感覚をきちんと受け止めてあげることを大切にしましょう。 子どもが何の興味も示さなかった…というケースもあると思います。大人と同じように、子どもにもやはり好みがありますから、これは当然のこと。ときには「たまたま合わなかった」と割り切ることも必要です。 ■何が見えるかな? 中には、感じたことをうまく言葉で表せない子どももいるのでは。そんな場合は、大人が少しサポートしてあげましょう。 たとえば「何が見えるかな?」「この人は何をしているのかな?」など、その作品の世界に入って行くきっかけを与えてあげると、子どもは「見えるもの」「聞こえるもの」「感じたこと」を言葉に表しやすくなります。 また、「コレが好き」という視点で選ぶのも楽しみのひとつ。美術展などでは、「このお部屋の中だと、どれが一番好き?」と聞いてみるのも良いでしょう。 ■鑑賞マナーについて 芸術鑑賞では、ある程度の集中力が必要になります。そのため、まだ集中力を持続できない小さな子どもは、難しいかもしれません。 個人差はありますが、4歳くらいになるとだんだん物事に集中できるようになってくる子どもが多いようなので、このころから「本物を見せる」ことを心がけると良いでしょう。 感じたことがあれば口に出して共有することが、子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しむためのポイントですが、美術館や劇場のような場所では、マナーも守らなくてはなりません。大声で会話すると、ほかの人の迷惑になる場合も。 「お話するときは小さな声で」など、鑑賞前にしっかりルールを確認して、子どもにも「お約束」してもらいましょう。マナーを守ることが難しい小さな子どもは、まず子ども向けのイベントから足を運んで、芸術鑑賞の雰囲気に慣れてもらうと良いかもしれません。 ■まずは興味を持ってもらうことが大切 「一緒に楽しむ」ためには、子どもにも乗り気になってもらう必要があります。嫌々では、意味がありません。そのため、芸術鑑賞に出かける前に、興味を持ってもらえるよう工夫することも大切です。 たとえば、図書館へ行って一緒に画集を見たり、CDで音楽を聴いたりしておくのもアリ。そうすると、「本で見た絵だ!」「聞いたことがある!」と鑑賞時の発見が増え、楽しみ方が広がります。 また、子どもが興味を持っているものと芸術鑑賞を結びつけるのも良い方法。絵本に出てきた絵画や、アニメで流れた音楽に子どもが興味を示したら、「本物を見に行こうか?」と誘ってみましょう。 素直な感性を持つ子どもたちは、「感じること」がとても上手。子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しんでみると、大人の方が驚かされることもたくさんあります。知識がなくても「楽しむ」ことはできますから、まずは一度出かけてみてはいかがでしょうか? もしかしたら、意外な楽しみ方を教わることになるかもしれません。
2017年02月18日最近は、いくつになっても元気でハツラツとしているじいじ・ばあばが多いですが、それでも歳を重ねるにつれて、体力・身体能力は少なからず衰えていくものです。 とくに家庭内での転倒・転落には注意が必要。ちょっとしたケガが引き金となって、あっという間に老け込んでしまう…なんてケースも珍しくないようです。親の家のリスク管理も早めに行いましょう。 ■階段事故の注意点 階段 での事故は大きなケガにつながりやすいため、とくに注意が必要です。「うちの両親はまだ若いから、階段から落ちるなんて…」という人もいると思いますが、少しずつ筋肉が衰えはじめる中高年にも階段事故は多いそう。 慣れているはずの自宅・マンションにある階段でも、ちょっと油断した瞬間に足を踏みはずす…というケースは珍しくありません。 家に階段があれば、事故のリスクをできるだけ軽減できるよう対策を講じておきましょう。まずは、手すりの有無・強度をチェック。いざというときにしっかり両親を支えてくれる、十分な強度を持った手すりを取りつけておくと安心です。 また、照明が不十分で足元が見えにくい場合は、転倒・転落リスクが高くなります。照明があるにも関わらず、点灯させずに階段を上り下りしてしまう人も多いため、 人感センサーつきの照明 を取りつけておくと安心です。 家庭内の階段にはよく滑り止めが取りつけられていますが、じつはこれも要注意。滑り止めの凸凹が大きすぎると、つまずく原因にもなり得ます。凹凸はできるだけ小さく、かつ十分な効果が得られる滑り止めを選びましょう。 ■床の注意点 とくに危険なポイントがなさそうな リビング・ダイニング でも、転倒事故は起こります。その原因のひとつとなるのが、 フローリングの床 。滑りやすいと感じたら、滑り止めワックスを塗るなどの対策を講じておきましょう。 また、 絨毯(じゅうたん)、カーペットやラグマットの端の部分 は、つまずきやすいポイントです。フローリング・畳の上にラグマットなどを敷いている家庭は要注意。端の部分が頻繁に通る場所にないか、チェックしておきましょう。 ■コード類の注意点 夏場は扇風機、冬はストーブや加湿器、テレビ、携帯電話の充電器、パソコンなどなど…。生活スペースの中にいろいろな家電が登場する現代の暮らしでは、その 「コード」 にも注意が必要です。 頻繁に通る場所の足元にコード類があると、転倒事故のリスクが高まります。コード類はできるだけ部屋の端の方にまとめられるよう工夫しましょう。 どうしても配置しなくてはならない場合は、床に固定するなどの対策をしておくと安心です。 ■段差の注意点 浴室・玄関などの段差がある場所 も、転倒事故が多いスポットです。段差をなくしてフラットにしたい…ということになれば、リフォームが必要かもしれません。ただ、そのためには時間もお金もかかってしまいますので、まずはできる対策から考えてみましょう。 たとえば、玄関を上がったところにマットを敷いていると、それにつまずいて転倒するケースもあるようです。どうしても必要な理由がなければ、玄関マットの使用は控えた方がいい場合も。 また、マットが滑ると危険ですので、滑り止めがついているマットを使用するなども検討しましょう。 ■転倒を防ぐためには 親が自宅で安心して過ごせるように、子どもが家に訪れたときは、気にかけたいですね。 <家庭内での事故防止のポイント> (1)階段や廊下に手すりを付けることなどを検討しましょう。 (2)自分の足に合ったルームシューズなどを使うようにしましょう。また、敷居にはミニスロープを設置するなど、足元に十分気を配りましょう。 (3)脚立・踏み台を使わないと取れないような高い場所に物を置かないようにしましょう。 (4)夜中にトイレにいくときなど、足元が暗いと危険です。人感センサー付きの足元灯などを利用し、段差がよく見えるようにすると良いでしょう。 出典: 「あしもとに注意!~高齢者の事故防止マニュアル~」 (PDF:2,954KB) 「うちの両親は、まだ元気だから大丈夫」と思う人もいるでしょう。しかし、両親が元気に動けている今、しっかりチェックしておくことが大切。こうした対策をしておけば、子どもが遊びに行ったときの安全対策にもつながるはずです。 <参考サイト> ・東京くらしWEB「 シニア世代の身の回りの事故防止ガイド 」(PDF:3,070KB) ・東京くらしWEB「 あしもとに注意!~高齢者の事故防止マニュアル~ 」
2017年02月17日まとめて下ごしらえした食材を小分けにして保存したり、常備菜をストックしたりと、 「保存容器」 はママにとって強い味方。上手に使えば、料理の時短に役立ちます。 ただ、使い方や入れた食材によっては ニオイ がついて、とれなくなってしまうことも。保存容器についてしまったニオイをとる方法、そして、ニオイをつけないための工夫とは? わが家で実際に試してみたニオイをとる方法をご紹介します。 ■プラスチック容器についたニオイをとるには? とくにニオイがつきやすい、プラスチック製の保存容器。ニオイの強い食品を入れたわけでもないのに、いつの間にか嫌なニオイ…。しかも一度ついてしまうと、台所用洗剤で洗っただけではなかなか消えません。 そんなとき使いたいのが、 「重曹」 。プラスチック容器についたニオイを、重曹の成分である炭酸水素ナトリウムがニオイの原因物質を中和し、その結果、ニオイがとれるのだとか。 <重曹を使ったニオイの落とし方> 1. 重曹を溶かした水に保存容器をしばらく浸ける 2. いつもどおりに洗う 容器内部だけが気になる場合には、容器に重曹と水を入れて、フタをして振るという方法でもOKです。 わが家でもよくこの方法でプラスチック容器を洗いますが、たいていの場合はしっかりニオイが消えています。キムチのニオイも、この方法でとることができました。 重曹を容器に直接ふりかけて、スポンジなどで拭き取る方法もあります。ただしこの方法は、重曹でこすり洗いすることによって油汚れなども落とせますが、容器を傷つけてしまう可能性も。こすりすぎには注意しましょう。 ■どの家庭にもあるアイテムでもニオイがとれる? じつは、 「塩」 も、プラスチック容器のニオイとりに効果的だといわれています。 容器の中で濃い塩水を作り、フタをしてしばらく振ると嫌なニオイがとれるとのこと。そこでピクルスのニオイがついてしまった容器で実際に試してみたところ、たしかに気にならなくなりました。 また、 「米のとぎ汁」 にも脱臭効果があるといわれています。米をとぐ際に、とぎ汁を捨てずにニオイが気になる保存容器に入れて、しばらくそのまま放置。これだけでニオイが消える場合もあるようです。 塩や米のとぎ汁ならわざわざ準備する必要がないので、試してみる価値はありそうです。 ■ニオイがつきやすい容器、つきにくい容器がある? プラスチック製の保存容器は軽くて使いやすく、値段が安いのも魅力。ただ、ニオイが残りやすいという特徴があります。 そのため、ニオイがつきやすい漬物やニンニクを使った料理を保存する場合は、ニオイ移りしにくいといわれるガラス素材やホーロー素材が適しています。わが家では、ニンニク入りのマリネなどにはホーロー容器を使用していて、今のところニオイが気になったことはありません。 一方、下ごしらえした野菜などを冷蔵・冷凍保存するなら、やはり軽くて扱いやすいプラスチック容器が便利。素材の違う容器を上手に使いわけることも、保存容器にニオイをつけず、長く使うためのコツです。 ■ニオイを予防するには? 最後に、わが家で実践している保存容器のニオイ予防策をご紹介。ニオイの強い料理や油の多い料理を入れる際は、保存容器にラップを敷いてから中身を入れるとニオイ・汚れがつきにくくなります。 簡単なことですが、これだけでずいぶん違いますし、中身が直接容器に触れないため、後片づけも楽に。とくにニオイや汚れが残りやすいプラスチック容器には、この方法はおすすめです。 何をやってもどうしてもニオイがとれない…ということもあると思います。だからといって、すぐに捨ててしまうのはもったいない! まずはニオイをつけないように使うことを考えてみませんか?
2017年02月16日「夫が家事を手伝ってくれない…」 こう嘆くママは多いですが、あれこれ理由をつけているときは、もしかしたら「やらない」のではなく、 「できない」 のかもしれません。そんな夫に「手伝って!」といくら言ったところで詮なきこと。まずは「できること」を探してみるのが得策かもしれません。 今回は、実際に夫の「できること」を見つけて、家事を手伝ってもらえるようになったというママたちに、その体験談を聞いてみました。 ■「力仕事=自分の役割」夫にはこれがデキる! 「夫はまったく家事ができない人でした。食器洗いや洗濯を頼んでも、帰宅してみると何もやっていない。『なぜやってくれなかったの?』と聞いてみると、『キミのように上手にできないから』と言うのです」(Aさん/32歳/食品関連) そこでAさんは、「夫が得意なことならやってくれるのでは?」と考え、ためしに休日に布団干しを頼んでみたそうです。そうすると、意外とすんなりやってくれて、取りこみまで完了していたとか。 「 『力仕事をやってもらえると、本当に助かるわ』 と感謝を伝えたときの夫のドヤ顔には、ちょっと笑ってしまいました」 いまでは、天気が良いと夫の方から「布団干そうか?」と聞いてくれるそうです。ほかにも、ゴミ出しを「やっとくよ」と言ってくれたり、古新聞がたまったらまとめてくれたりと、Aさんが頼まなくてもやってくれることが増えたとか。 男性にとって、布団干しやゴミ出しなどの 「力仕事」は、「自分の役割」 として受け入れやすいのかも? 「こういう作業は、やっぱり男性が頼りになるわね」と言いながら、力仕事を頼んでみると良いかもしれません。 ■持ちものこだわり派の夫にはこれがデキる! 「ひとり暮らし経験のない夫は、家事スキルがまったくなし。夫婦共働きなのでこれでは困ると、なんとか夫に家事に参加してもらう努力をしました」(Cさん/29歳/雑貨販売店) Cさんが最初にお願いしたのは『自分の服は、自分でたたんで収納する』ということ。最初はうまくたためずシワになったりもしていたそうですが、そこは口を出さずに我慢。もともと几帳面(きちょうめん)な性格だったCさんの夫は、すぐに自分なりのたたみ方を編みだし、気づけばCさんより早く・上手になっていたそうです。 「 『洗濯物をたたむのは、あなたの方が上手ね』 とたびたび褒めたことも良かったのかも。いまではすっかり夫の担当に。私のもの以外は夫が勝手に終わらせてくれます」 「洗濯を手伝って」ではなく、「自分の衣類は自分で管理して」と言った方が、男性としては受け入れやすいのかも。とくに、持ちものや趣味にこだわりを持っている男性には効きそうです。 ■不器用な夫にはこれがデキる! 「夫は本当に不器用で、家事を手伝う気持ちはあるようですが、掃除・洗濯・炊事などを頼むととにかく時間がかかり、仕上がりも期待できません」(Kさん/31歳/教育関連) それでも、Kさんは何か家のことをやってもらいたいと考え、 『休日のまとめ買い』 をお願いすることにしました。Kさんが作成したリストを渡して、夫に買いに行ってもらいます。最初はほしい商品とは違うものを買ってくることも多かったそうですが、慣れてくるとそれもほとんどなくなったとか。 「休日に夫が子どもを連れて買いものに出かけてくれるので、その間、私はほかの家事をこなせます。ときには自分の時間を楽しむことも…」 「ほしい商品とは違うものを買ってくる」となると、私なんかは「これじゃない!」とイライラしてしまいそうですが…。そこをグッとこらえて、夫が慣れるまで根気よく任せ続けることが大切なのかもしれません。 ■メカ好きな夫にはこれがデキる! 「我が家では、『食洗器に食器を入れる作業』は夫の担当。料理は一切しない夫ですが、なぜかこの作業は気にいっているようで…。パズルやゲームが好きな人なので、そんな感覚なのかもしれません」(Iさん/28歳/教育関連) また、Iさんの夫は、掃除・洗濯自体を頼むと 『やり方がわからない』 と言って嫌がるそうですが、掃除機や洗濯機の掃除はすすんでやってくれるそう。もしかしたら機械を触るのが楽しいのかもしれません。 「家事」はやりたくないけれど、 「メカ」が絡むとやる気が出る …という男性もいるようですね。 日々、あれやこれやと湧いて出てくる家事の数々。そのうちの1つ、2つでも夫が担当してくれたら楽になるのに…と、ため息をついているママも多いことでしょう。 しかし、「できない」ことを「やって」とお願いするのは時間のムダかも? 少し考え方を変えて、夫が「できること」を見つけるところからはじめてみてはいかがでしょうか。
2017年02月16日結婚して家庭ができると、昔からの友人と会う機会は減ってしまいがち。大切な存在ということは変わりませんが、環境が大きく変わるとちょっとしたひとことや気持ちのすれ違いが原因で、関係が切れてしまうケースも珍しくありません。 結婚してから疎遠になった友人がいる、独身の友人とつきあいにくくなったことを寂しく感じている…。そんな人は、まずは自分の接し方から変えてみてはいかがでしょうか? ■旧友とのつきあいも基本を大切にする 子育て中は、友人と会う約束をしていても、「子どもが熱を出した」「夫の予定が変わって、子どもをみてもらえなくなった」などの理由で、キャンセルしなくてはならない場面が少なくありません。 子どものことが最優先。それはママにとって当たり前ですし、たとえ友人が独身でもそれが原因で機嫌を損ねる人はきっと少ないと思います。 ただ、約束をキャンセルした当人が「仕方ない」「当たり前」という態度では、やはりキャンセルされた方は良い気はしないはず。会えなくて残念、寂しいという気持ちにもなるでしょう。 そのため、約束をキャンセルしたことに対して「申し訳ない」「自分も残念」という気持ちを伝えることが大切です。 まずはきちんと「ごめんなさい」と伝えて、相手が理解してくれたら「ありがとう」の気持ちもしっかり伝えましょう。 さらに、かわりの日時などをこちらから提案することで、「会いたい」という気持ちも伝えられると、相手も安心するのではないでしょうか。 ■お互いが楽しめる話題を心がける お互いに既婚者だと、どうしても結婚生活や子育ての話題が多くなります。しかし、昔からの親しい友人と会っているときは、家庭のことは忘れて楽しみたい! という人もいるのではないでしょうか? 家庭や子育ての愚痴で盛り上がってストレス発散! という場合ももちろんあると思います。ただ、意外とデリケートな話題なので、仲の良い友人同士でも、ときには自慢話に聞こえてしまったり、考え方の違いで気まずくなってしまったりすることも。 そのため、一方的に家庭・子育てのことばかりを話題にするのは避けた方が良いかも。意識的にほかの話題も盛り込んで、せっかく会えたのだから、いろいろな話ができると良いですね。 ■結婚生活・子育ての話はする? しない? 独身者や子どもがいない女性には、「結婚生活・子育ての話は控えるべき」と言う人もいますが、私自身は気にしすぎる必要はないように思います。 未婚・既婚、子どもがいる・いないという違いがあっても、そこは同じ女性。理解し合える部分はたくさんあるはずです。ましてや友人同士ですから、結婚生活や子育ての話を必要以上に遠慮するのも、なんだか不自然な気がします。 ただ、愚痴ばかりになってしまう、自分の話ばかりするというのは、思いやりに欠けた、相手に不快な思いをさせる行為です。愚痴ばかりにならないこと、相手の話もきちんと聞くことは心がけたいものです。 ■自分から「提案」する 「こちらが独身で相手が既婚・子持ちだと、なんとなく誘いにくい」という話をよく耳にします。この誘えない理由のひとつには、「既婚女性・ママたちが、どんな生活を送っているのかわからない」というものがあるように思います。 とくに子育て中は、独身女性となかなかタイミングがあわないことも多くなります。そのため、独身女性の方が必要以上に気を使わなくてすむように、自分から日時や場所の希望を伝えてみてはいかがでしょうか? 「○日○時に××で!」と一方的に言ってしまうと「わがまま」な印象になってしまいかねないので、「○日○時に、場所は××だとうれしいけれど、あなたの都合はどう?」と、提案として伝えられると良いですね。 今回紹介したのは、あくまでも私自身が独身者として、そして既婚者としてこれまでに感じたことをもとにしたポイントです。 人間関係は千差万別、すべてのケースに当てはまるものではないかもしれません。ただ、「大切な友人を失いたくない」という気持ちは、きっと誰にでもあるはず。そんな願いをかなえるための、ちょっとした参考になれば幸いです。
2017年02月15日ママ友づき合いでは、なにかと言い出しにくいことが多いもの。気が進まないことでも、無理をして承諾してしまう。そんな経験を持つママは少なくないようです。 こんなとき、角を立てずに上手に本音を伝えられたら、ママ友づきあいがもっと楽になるはず。無理せずママ友とつきあうためのひとつの作戦を提案します。その名も 「先に言っちゃう作戦」 です。 ■ホームパーティに誘われたとき 子どもがいても気楽に楽しめるホームパーティはママ会の定番。ただ、食事が持ち寄りとなった場合、何を持って行けば良いのか、頭が痛いところです。料理があまり得意ではない人ならなおさら。 そんなときは、買ったものですませてしまうのもひとつの方法です。ただ、何も言わずに買ったものを持参すると、「みんなは手料理なのに…」とほかのママから悪く思われないか不安な人もいるでしょう。 しかし、もし自分が手料理を持参していて、ほかのママがデパ地下のお惣菜を買ってきたとしたらどうでしょう? 「なんなの、あの人!?」と思うよりむしろ、普段は口にしないお惣菜が食べられて、「ラッキー!」と思う人もいるのではないでしょうか。 実際はそれほど気にしないママが多いはずですが、いきなり買ったものを持参するのは少し不安なので、ここで「先に言っちゃう作戦」を使いましょう。 「料理が得意ではないから、私は買って行くね」 と先に言っておけば、それだけで気持ちが楽になると思います。また、「何かリクエストある?」と聞いてしまうのも良いでしょう。 ■井戸端会議を抜け出したいとき 気のあうママ友との立ち話は楽しいものですが、時間にゆとりがなくて、正直「早く帰りたい…」というときもあるでしょう。会話が盛り上がってくると言い出しにくくなるので、こんなときは「先に言っちゃう作戦」が有効です。 話が弾んで長くなりそうだな…と感じたら、 「今日は○時から用事があるのよね~」 とサラリと言っておくだけで、あとから抜け出しやすくなるはず。 ママ友とのお茶会などでも同様に、「今日は○時に帰らないといけない」と先に伝えておくと良いでしょう。先に言っておけば、「もう時間だからお先に」と切り出しやすくなります。 ■家に招待しなければいけないとき ママ友とのつき合いでは、お互いの家を行き来することも。しかし、まだあまり親しくない場合、自宅にあげるのはちょっと…と思うこともあるでしょう。 そもそも、他人を家にあげるのが苦手という人もいるのでは? こんなとき、「ごめん、家はちょっと…」とストレートに言ってしまうと、角が立ちそうです。 そこで「先に言っちゃう作戦」を! できれば家に行く・招くという話が出る前に、 「ウチは夫が人をあげるのを嫌がって…」 とちょっと夫に悪者になってもらって、「家に招待できないこと」を先に伝えておくと良いでしょう。 先に宣言しておけば、もし「家に行っても良い?」と言われても、「ごめんね、ウチはダメなの」と言いやすくなります。 ただし、相手の家にはお邪魔しているのに、自宅にはあげないというのでは、悪い印象を持たれても仕方ありません。自宅にあげたくないのであれば、相手の家にも行かないようにした方が良いでしょう。 誘いを断りたいときや、早く帰りたいときなど、そのときになって切り出そうとすると、かなりの勇気が必要になります。しかし、前もって伝えておけば切り出す瞬間がグッと楽になるはず。 「先に言っちゃう」は、ママ友づき合いで無理をすることが多いと感じている人におすすめの作戦です。
2017年02月12日大葉やニンニク、ショウガなどのちょっとした薬味があるだけで、見た目や風味がグッとアップするメニューはたくさんあります。 しかし、ただでさえ慌ただしい食事の支度、ちまちまと薬味を準備する手間はできれば省きたいところ。保存方法を工夫して、手軽に楽しみましょう。 ■「大葉」をおいしく保存するコツ 大葉は乾燥に弱いため、 水を与えながら保存する のがポイント。少量の水を入れたフタつきの瓶に、大葉の茎の部分だけが水に触れるように立てて入れ、フタをして保存すると鮮度が保てます。 このとき、葉の部分に水が触れないように注意しましょう。また、できれば3~4日に1回、少なくとも1週間に1回は水を入れ替えます。 我が家ではいつもこの方法で大葉を保存していますが、だいたい3週間くらいはフレッシュな状態が保たれています。少し多めに買ってしまっても、この方法で保存しておけばフレッシュな状態で少しずつ使えて便利。日々の食事に、簡単に薬味をプラスできます。 すぐに使い切らない場合は冷凍も可能。一枚ずつそのまま、または刻んで小分けにして、ラップに包んで冷凍します。このとき、大葉に水気が残らないように、しっかり拭き取っておくことがおいしく保存するためのポイントです。 ■「ニンニク」の正しい保存方法 ニンニクは冷蔵庫で保存することが多いと思います。このとき、実はポイントがあるのです。 ニオイが気になるから…とそのままビニール袋などに入れてしまうと、蒸れてカビの原因となってしまいます。そのため、ニンニクは 新聞紙で包んでから袋に入れる ようにしましょう。 冷凍する場合は、ニンニクを一粒ずつにわけて皮をむき、保存袋に入れるか、ラップに包んで冷凍庫へ。こうしておくと、冷凍のまま刻んで使えます。 「少しずつ使いたい…」という場合は、すりおろし・スライスなどの状態で小分けにして冷凍しておく方法がおすすめ。ショウガと同様、薄く平らにして冷凍しておくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。 ■必要な分だけ取り出して使える「冷凍ショウガ」 ショウガは麺類の薬味としてはもちろん、炒め物や煮物の味付けにも欠かせない存在。ただ、使う量は毎回それほど多くないため、つい「面倒だから、なくてもいいや」と省略してしまうことも多いのではないでしょうか? たしかに、使うたびにショウガを刻んだり、すりおろしたりするのは面倒。そこでおすすめなのが 「冷凍ショウガ」 です。 すりおろし・千切り・みじん切り・スライスなど、好みの状態にしてから小分けしてラップに包み、冷凍庫へ。こうしておけば、好きなときに好きなだけ取り出して、すぐに使うことができます。できるだけ薄く、平らな状態で冷凍すると、必要な分だけパキッと折って取り出せて便利です。 使うときは自然解凍でOK。私は、煮物などに使用するなら凍ったまま放り込んでしまうこともあります。 ■薬味の定番「ネギ」をおいしく&使いやすく保存するコツ みそ汁、うどんなどの汁物に入れたり、卵焼きに混ぜ込んだり、小鉢料理にトッピングしたり…。とにかくいろいろな料理で活躍してくれるネギは、刻んだ状態でストックしておくと、とても便利です。 密封容器に入れて冷蔵庫に入れておけば、3~4日は日持ちします。数日で使い切ることができそうなら、冷蔵保存すると良いでしょう。 ただし、保存の際に水気が多いと傷みやすくなります。そのため、ネギを刻むときは、包丁やまな板、そしてネギの 水分をしっかりと拭き取っておくこと 。また、キッチンペーパーで刻んだネギを軽く包むようにして保存容器に入れると、余分な水気を吸い取ってくれます。 さらに長く保存する場合は、冷凍がおすすめ。そのときも、水気をしっかり拭き取ってから刻み、キッチンペーパーを敷いた保存容器・保存袋に入れて冷凍しましょう。キッチンペーパーを入れることで余分な水分が吸い取られ、ネギがパラパラの状態になります。 凍るとネギがかたまりになることがありますが、保存容器のまま軽く振ったり、保存袋なら軽く揉んだりするとパラパラになります。 薬味ストック&冷凍薬味のポイントは、何といっても 「使いやすい状態」にして保存する こと。保存前にひと手間が必要なものもありますが、その分「いつでも、簡単に薬味が用意できる」という大きなメリットが得られます。 薬味を活用すると料理の幅が広がり、食卓の彩もアップ。毎日の食事にもっとプラスしていきたいですね。
2017年02月11日夫がファッションに無関心。妻にとって意外と大きな問題ですが、ストレートに指摘すると角が立ちそうですし、素直に聞いてくれない男性も多いことでしょう。 そんな人に試してほしい! 「美」を追求してきた私が実践した「夫のファッションセンス改善大作戦」。5つのポイントで提案します。 ■作戦その1:「褒めてのばせ!」 女性からの命令やダメ出しを嫌う男性は多いもの。「もっと、こうして」「ダサイ」と言ってしまうと、「俺はコレでいいんだ!」と逆効果になることが多々あります。 しかし、 「褒められると、その気になっちゃう」 のも男性の大きな特徴。男性に変わってほしいとき、こちらの意見を聞いてほしいときは、先に褒めると効果的です。 まずは夫のルックスや現在のファッションを褒めて、それから「こうした方が、もっと良くなる」と提案してみましょう。 ■作戦その2:「イケメンを例にしろ!」 妻から「私はこう思う」と主観的な言い方をされると、なかなか素直に聞けないという男性は少なくありません。しかし、同じ内容でも、本で読んだり他人から聞いたりすると「客観的な意見・事実」として受け入れられることが多いようです。 そんな男性の特徴を利用してみましょう。たとえば、夫が気に入っている男性俳優やお笑い芸人などを例に出し、「この服、●●さんが着ていそうだね」と言うと、案外素直に「たしかに良いな…」と思ってくれるかもしれません。 このとき「あなたも着てみたら?」などとすすめるのはNG! なぜならその時点で「妻にすすめられた服」になってしまうからです。 あくまでポイントは「イケメンが着ていそうな、カッコイイ服」という事実だけを伝えること。 「イケメンが着そうなカッコイイ服を、自分で選んだ」 と思わせることが大切です。 ■作戦その3:「選択肢を絞れ!」 つづいては、ちょっと強引ですが、妻が夫の選択肢を絞ってしまうという作戦です。 たとえば、「この組みあわせが一番似合うね」と 具体的なコーディネートを例に出して褒める と、気を良くして同じ組み合わせを繰り返してくれるかもしれません。洋服選びを面倒だと感じている夫ならとくに、よろこんで同じコーディネートを続けてくれることでしょう。 また、妻から見てセンスが良いと思う洋服だけを、手に取りやすい場所に置いておくという方法も。夫が自分で洋服の管理をしている場合はちょっと難しいかもしれませんが、自分の洋服をあまり把握していない夫には有効な作戦。選択肢を絞られているとは気づかずに、日々妻が選んだ服を着てくれるはずです。 ■作戦その4:「イマイチを自覚させよ!」 鏡を見たときは良いコーディネートだと思ったのに、写真で見ると「アレ?」ということがあります。とくに誰かと一緒に写った写真だと、「似合っていない」などのマイナス面がよく見えるもの。 それを利用して、 夫に「自覚してもらう」 というのが4つ目の作戦です。工夫してもなかなか変わらない夫には、自分で気づいてもらうのが一番。外出時に全身の写真を撮り、夫に見てもらいましょう。 このとき「あなたのファッション、イマイチでしょ?」などと言ってしまうと、夫はヘソを曲げてしまうかもしれません。「自覚してもらう」ことが目的ですから、余計な一言はグッと我慢! また、一緒に写っているあなたのファッションがイマイチでは意味がないので、自分のオシャレも忘れないようにしましょう。 ■作戦その5:「一緒にショッピングせよ!」 夫が自分で勝手に洋服を買ってきて、そのセンスがちょっと…という場合は、一緒にショッピングに出かける機会を増やしてみましょう。 「まずはパパの、次はママの、そして子どもの…」と夫婦一緒に服を選ぶことで、少しずつ夫のセンスが変わっていくことも。メンズ・レディース・キッズをそろえているショップはたくさんありますし、同じお店の中なら妻の服選びにもつきあってもらいやすいでしょう。 今回紹介した方法は、じつは私が過去に実践した作戦です。周囲から見て夫のファッションセンスが良くなったかどうかはわかりませんが、少なくとも私から見て「ダサイ!」「やめてよ!」ということはなくなりました。ということで、ある程度の効果があがることは実証済みです(個人的感想ですが…)。 「愛があればファッションなんて関係ない!」と思う人もいるでしょう。しかし、これから長い時間を一緒に過ごすパートナーですから、できれば少しでもカッコイイ夫でいてほしいと思いませんか?
2017年02月11日「あると便利」と思ってフードプロセッサーを購入したものの、結局あまり活用することなく、しまい込んでいる人は多いようです。離乳食づくりのために買ったけれど、ほかの使い道が思い浮かばない…なんて話もよく聞きます。 しかし、フードプロセッサーがあれば、「自家製ソース」も簡単にできるのです。上手に使えば本当に役に立つ料理器具で、持っているなら使わない手はありません。 フードプロセッサーの機種によって使い方や注意点が異なりますので、調理前に取り扱い説明書を確認し、その内容に従って調理を進めましょう。 ■本格イタリアンを手軽に! 「簡単バジルソース」 イタリアンには欠かせないハーブのひとつ「バジル」を使って、ソースを作ってみましょう。パスタソースとしてはもちろん、サラダからメインの肉料理まで、これさえあれば自宅でも簡単に本格イタリアンを楽しむことができます。 <材料> フレッシュバジル、エキストラバージンオリーブオイル、松の実、ニンニク、塩、粉チーズ <分量> バジルの葉50gに対し、オリーブオイル2/3カップ、松の実50g、ニンニク1~2片、塩小さじ1が目安。 ※多少材料の割合が変わっても問題ありません。 <作り方> 1、バジルの葉を洗い、水気をしっかり拭きとる。 2、バジル・オリーブオイル以外の材料をフードプロセッサーにかける。 3、バジルの葉を加えて、再度フードプロセッサーにかける。 4、オリーブオイルを加えて、なめらかなソース状になるまでフードプロセッサーにかけたら完成。 粉チーズは好みに応じて量を調節しましょう。塩・粉チーズは食べるときにメニューに合わせて追加しても良いので、ソース作りの際は控えめにすることをおすすめします。 松の実が手に入らない場合は、クルミ・カシューナッツなどのナッツ類を使ってもおいしく仕上がります。 フードプロセッサーがない場合、またごく少量だけ作りたい場合は、すり鉢ですって作ってもOK。 完成したソースは、瓶などの保存容器に移して冷蔵庫へ。1週間~10日を目途に使い切りましょう。ソースが空気に触れていると酸化・変色するので、上からオリーブオイルを注いで表面を覆います。 ゆでたパスタをこのソースで和えれば、パスタ・ジェノベーゼに。パンにつけて食べてもおいしいです。ほかにも、ポテトサラダに混ぜて、ピザソースとして、ソテーした肉や魚のソースに…といろいろな使い方を試してみましょう。 ■市販のピクルス・マヨネーズで! 「簡単タルタルソース」 続いては、自家製タルタルソースです。市販のピクルス・マヨネーズを使用するので、あっと言う間に完成します。 <材料> 市販のキュウリのピクルス、市販のマヨネーズ、卵(かためのゆで卵にしておく)、タマネギ、塩、コショウ <分量> 分量は「お好み」でOK ※塩・コショウは入れすぎを防ぐために、味見をしながら調節してください。 <作り方> 1、マヨネーズ以外の材料をフードプロセッサーにかけ、みじん切りの状態に。ピクルスは水気をしっかり切っておくこと。 2、(1)にマヨネーズを加えてよく混ぜたら完成。味見をして、味が足りないようなら塩・コショウを追加する。 もちろん、ピクルスは自家製のものでもOK。手作りタルタルソースは、ピクルスの量を自分で調節できるのが魅力です。フライはもちろん、サンドイッチにもよく合います。 ■フレッシュトマトで! 「簡単トマトソース」 最後は作り置きしておくと便利なトマトソース。いろいろな料理にアレンジできるよう、シンプルに仕上げます。 <材料> トマト、ニンニク、タマネギ、顆粒コンソメ、塩、(ローリエ・オレガノ) <分量> トマト2個に対して、ニンニク1片、タマネギ1/4が目安。顆粒コンソメ・塩は好みに応じて調節しましょう。 <作り方> 1、適当な大きさに切ったトマト・ニンニク・タマネギを、なめらかな状態になるまでフードプロセッサーにかける。 2、(1)を鍋に移し、顆粒コンソメ・塩少々を加えて弱火で加熱する。量が2/3~1/2になるまで煮詰めたら完成。 ローリエやオレガノがあれば、加熱する際に加えましょう。完成したソースはパスタ・ピザ・チキンソテーなど、さまざまな料理に使えます。コンソメスープにちょい足しして、ミネストローネ風にしてもおいしいです。 「自家製ソース=手間がかかる」というイメージがあるかもしれませんが、実は意外と簡単。しかも、多めに作っておけばいろいろなメニューに使えて、料理の時短にも役立ちます。戸棚の中で眠っているフードプロセッサーを引っぱり出して、自家製ソース作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
2017年02月10日子ども同士のつき合いからはじまるママ友ですが、正直気があわない…なんてケースも少なくないようです。子ども同士が仲良しだと、つきあいを断つこともできず、ストレスを感じているママも多いのではないでしょうか? そこで今回はママたちの体験談をもとに、気のあわないママ友と上手に距離を置いて「割りきって」つきあうためのコツを考えてみたいと思います。 ■子どもへの影響はどうなる? 独占したがるママ友とのつきあいに悩んでいたSさん(34歳/主婦)。 「あるママ友が私を独占したがって、ほかのママと話しただけで機嫌を損ねたり、ひんぱんにメールや電話で連絡を取ってきたり…。ベタベタとつきあうことが苦手で、しだいに距離を置きたいと思うようになりました」 でも 子どもへの影響 を考えて、しばらく我慢してつきあい続けたというSさん。しかし夫に相談したところ、「 子どもの人間関係は、子どものもの。 Sの人間関係とは別ものだよ」という言葉が返ってきたそうです。意外なひとことだったけれど、これでつきあい方を考え直すように。 「夫に言われた言葉で、そのママとは少し距離を置いてつきあうようになりました。それでも、子ども同士は親友のまま。夫の言うことは正しかったな…と感じています」(Sさん) 子ども同士が仲良しだと、そのママたちと交流する機会も多くなります。しかし、そこでママ同士が「友だちになるかどうか」はまた別の問題。 「子どもには子どもの、ママにはママの人間関係がある」 と切り離して考えると、気が楽になりそうです。 ■「ひとり」は怖い? 娘が幼稚園に入ったときに、「ひとりにならないように…」ということばかりを考えていたというFさん(31歳/主婦)。ママ友会や井戸端会議のつきあいに、毎日ストレスを感じていたそうです。 「ある日、同じ幼稚園にいつもひとりで行動しているママがいることに気づいたんです。あいさつやちょっとした雑談は交わすものの、気づくとサッといなくなっていて、グループ行動も見かけません。それでも、そのママのことを悪く言う人はいなくて。浮いている印象も受けませんでした」 Fさんは、そのママをみて、「私はなぜ、ひとりになることがあんなに怖かったんだろう…」と思ったそうです。 「何かあれば協力しあうけれど、普段はあいさつ程度のおつきあい。それで十分だと考えたら、とても気が楽になりました。 特定のグループに入らなくても、いつもひとりで行動していても、それは別におかしなことではありません。ひとりのママが、それを教えてくれました」(Fさん) 人づきあいが得意ではない人にとって、おおぜいのママとのつきあいはかなりのストレス。無理をするくらいなら、 「ひとり」を選ぶ のも良いかもしれません。 ただ、幼稚園や保育園のママというコミュニティであることを忘れずに。あいさつなどの日常のコミュニケーション、イベントなどへの協力は大切にしたいですね。 ■ママ友の情報網がないと困る? 「『ママ友がいないと、幼稚園のいろいろな情報が入ってこない』と聞いていたため、娘が幼稚園に通うようになってもなかなかママ友ができなかったときは、すごく焦りました」と語るのは、Yさん(33歳/食品メーカー) 「でも、特定のママ友がいなくても、こちらから聞けばほかのママたちは親切に教えてくれましたし、先生たちに聞くこともできました。自治体などでいろいろ支援サービスを提供してくれています。だから『ママ友がいないとダメ』と感じたことはありません」(Yさん)。 ママ友がいれば楽しく、心強いとは思うけれど、「いなくちゃダメ』ということはないはずとYさんは考え、 必要な情報は、自分から集めよう と考え方を変えたそうです。 ママ友の情報網は魅力的ですが、そのためだけに無理をしてつきあう必要はないのかも? いまは子育て支援のサービスも増えていて、インターネットで情報を探すこともできますので、そういったものも上手に活用すると良さそうです。 ■ママ友のつきあいは一生? 子どもが小学生にもなると、幼稚園、保育園時代のママとはどうなるのでしょうか? 上が小学6年生、下は4年生の子どもを持つママは、 「ママ友づきあいのほどんどは、期間限定」 と言います。子どもが小学校に入ってしばらくすると、幼稚園時代のママ友とはほとんどとつきあいがなくなったそうです。 「嫌われたって、ひとりになったって、期間限定」 ママ友づきあいに悩んでいるなら、そんな風に考えると、もう少し気持ちも楽になって、割りきってつきあいやすくなるかもしれません。
2017年02月10日食べ慣れた家庭料理の味はホッとしますが、その一方でマンネリ化も気になるところ。そんな時に役立つのが「中華調味料」です。シンプルな炒めものも、ちょい足しすると本格中華に早変わり。市販の中華の素にプラスしてもOKです。 ■紹興酒 紹興酒は中国の醸造酒で、独特の甘みと酸味、そして漢方薬にも似た香りが特徴。お酒としてそのまま飲むだけではなく、中華料理では調味料としてもよく使用されます。 使い方は日本酒や料理酒と同じ。たとえば、野菜炒めを作るときの日本酒を紹興酒に替えると、中華料理らしい香りが加わり、ほかの調味料を変えなくても本格派の味に。肉や海鮮に下味をつけるときも、紹興酒を使うと本格中華の味にグッと近づきます。 また、市販の素を使って麻婆豆腐を作る際に、肉を炒める工程で紹興酒をちょい足ししても、風味がアップしておいしいです。 ■花椒(ホワジャオ) 花椒は中国ではとてもポピュラーなスパイスです。山椒とよく似た香り・味ですが、花椒は辛みがやや強め。しびれるような辛み、そしてさわやかな香りが特徴です。 実は四川風麻婆豆腐のあのしびれるような辛さは、唐辛子とこの花椒によるもの。中華特有のしびれる辛さを出したいときには欠かせません。 家庭で使うなら、粉末状が便利。炒めものはもちろん、餃子のタネや唐揚げの衣に少し混ぜ込むと、いつもとは違った香り・刺激を楽しむことができます。 子ども用に甘く作った麻婆豆腐や炒めものでも、あとから花椒を加えることでしびれ感と風味が増し、大人も満足できる味に変えられます。 ■豆鼓(トウチ) 豆鼓は大豆を発酵させたもの。大豆から作られるところは日本の味噌やしょうゆと同じですが、使い方や味は少し異なります。 豆鼓は黒くシワシワになった豆のような見た目で、塩気と旨みが強いことが特徴。炒め料理・蒸し料理・煮込み料理など、さまざまなメニューに使えて、深いコクをプラスしてくれます。 たとえば、麻婆豆腐や回鍋肉などに使う場合は、豆鼓を軽くつぶして細かく刻み、ニンニクや唐辛子を使うときのように油で少し炒めてから、そこに具材を加えていきます。これが、豆鼓の風味やコクを引き出すコツ。また豚の角煮を煮込む際に、豆鼓を何粒か加えると中華風に仕上がります。 スーパーなどでもよく見かける豆鼓醤は豆鼓をペースト状にしたもので、こちらも刻んだ豆鼓と同様に調理できます。 ■八角 八角は名前の通り、角が8つあるように見えるスパイス。星形にも見えることからスターアニスとも呼ばれています。独特の強い香りが特徴で、中華料理では煮込み料理などによく使用されます。 家庭で使う場合におすすめしたいのは、豚の角煮のような肉の煮込み料理。また、我が家ではよく、半熟に茹でた卵をしょうゆなどの調味料に漬けて味つけ卵を作るのですが、漬け込むときに八角を入れることもあります。 そうすると、風味と香りがプラスされて、中華風の味つけ卵になり、ラーメンのトッピングによく合います。 ■XO醤 中華の調味料には豆板醤、甜麺醤、豆鼓醤などさまざまな「○○醤」があり、代表的なものはスーパーの中華調味料コーナーにも並んでいます。 その中で、ひときわ目を引くのがこの「XO醤」。ほかの中華調味料にくらべて値段が少し高めなので、気になっているものの買ったことはない…という人もいるのでは? XO醤は干し貝柱・干しエビ・金華ハムをはじめとする、多くの食材を熟成させた調味料です。凝縮された食材の旨みとほどよい辛さが特徴で、チャーハンや炒めものに加えると、グッと本格的な味になります。 また、佃煮感覚でそのままご飯に乗せて食べてもOK。点心のつけダレに少し加えてもおいしいです。 値段が少し気になるところではありますが、この旨みを味わってみると「なるほど!」と納得するはずです。 ■五香粉(ウーシャンフェン) 花椒や八角などの中華スパイスを使ってみたいけれど、口に合うかどうか、使いこなせるかどうか不安…という人におすすめしたいのが「五香粉」。 中華料理でよく使用される混合スパイスで、八角・シナモン・花椒・クローブ・陳皮などのスパイスがバランスよくブレンドされています。 炒めものの味つけから、肉料理の下味、スープの仕上げに少々…と便利に使えて、手軽に本格中華の風味と香りが楽しめます。 今回紹介した中華調味料は、一般的なスーパーで売られているものばかり。まずは何か気になったものをひとつだけでも構いません。日々の料理に取り入れて、お家で本格中華を楽しんでみてはいかがでしょうか?
2017年02月09日ヘルシーな「豆腐」は子どもにもぜひ食べさせたい食材ですが、味噌汁などの汁物か、冷奴・湯豆腐などでそのまま食べるか、鍋に入れるか…。なかなかレパートリーが広がらないのが難点です。 しかし、和食には「白和え」という便利なメニューがあります。基本の作り方さえマスターして、さまざまな食材と組み合わせればバリエーションは無限大。残った惣菜のアレンジにも使えます。 ■豆腐の水切りについて 白和えは、豆腐で作った和え衣を野菜などの具材と和えて作る料理です。基本の和え衣さえマスターしておけば、あとは簡単。そのとき冷蔵庫にある食材を使って、オリジナル白和えを楽しむことができます。 おいしく作るために重要なポイントとなるのが、豆腐の水切りです。水気をしっかり切っておくことで、おいしい和え衣になります。 豆腐の水切りをするときは、キッチンペーパーやガーゼなどに包んでバットに乗せ、重しをしてそのまま20~30分程度置いておきます。キッチンペーパーやガーゼが薄い場合は、2重にして包むと良いでしょう。 重しの形状によっては豆腐にかかる力が偏ってしまうため、できるだけ平らなものを選ぶと◎。私は普段、薄めのまな板を重しとして使っています。 時間がないときは、沸騰したお湯で2~3分茹でて水気を切る、またはレンジで2~3分加熱する方法でもOKです。 ■和え衣の作り方 それでは、水切りした豆腐を使って、基本の和え衣を作ってみましょう。豆腐は木綿を使用します。 <材料> 水切りした木綿豆腐(1/2丁) 練りゴマ 小さじ1 砂糖 大さじ1/2 薄口しょうゆ 大さじ1/2 味噌 少々 ※分量は目安です。味噌を入れずに、砂糖・醤油のみの味付けでもOK。味見をして、好みに応じて調節しましょう。 <作り方> 1、すり鉢に豆腐を入れ、なめらかになるまでよくすり混ぜる(フードプロセッサーを使ってもOK)。 2、ほかの材料をすべて加えて、よく混ぜ合わせる。 3、味見をして、必要に応じて砂糖・塩・醤油などで調味したら完成。 具材と和えると少し味が薄くなることが多いため、和え衣はしっかり味をつけておいた方がおいしく仕上がります。 ■定番! ホウレンソウの白和え ホウレンソウは白和えによく合う野菜。まずはシンプルな白和えから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか? ホウレンソウは少量の塩を加えたお湯で下茹でし、冷水にとって色止めをしたらしっかりと水気を絞ります。そして、食べやすい幅に切り、再度水気を絞ったら和え衣と和えて完成です。 さらにニンジンやシメジなどを加えると、色味が鮮やかに。ニンジンは和え衣の味がしみ込みにくいため、下茹でしたあと醤油・みりん少々をまぶして下味をつけておくとおいしく仕上がります。 ■アレンジで簡単に! 残り煮物の白和え ニンジンやコンニャクを白和えにするときは、少し下味をつけることがおいしく仕上げるポイント。ただ、それだと少し手間がかかってしまいます。 そこで、おすすめなのは煮物の残りを白和えにアレンジする方法です。たとえば、コンニャクの煮物が少量残っていたら、それを細く刻んで和え衣と和えればOK。ヒジキの煮物を白和えにしてもおいしいです。 残った煮物をアレンジする際は、具材にしっかり味がついているため和え衣の味付けは少し薄めにすると良いでしょう。中途半端に残った煮物も、白和えにすればボリュームアップ! 献立に困ったとき、おおいに役立つアレンジです。 ■キノコやパプリカを使って! イタリアン白和え 和え衣の味付けをコンソメスープ(市販のコンソメ顆粒を少量のお湯で溶いたもの)・塩・オリーブオイル・黒コショウに替えると、イタリアン白和えになります。 イタリアン白和えに特におすすめしたい具材はキノコ、パプリカ、トマトなど。彩りもキレイで、おもてなし料理にも最適です。仕上げにレモン汁や粉チーズを少々振りかけると、よりイタリアンらしさがアップします。 具材を変えて、また味付けを変えて、いろいろな楽しみ方ができる「白和え」。和え衣の作り方は慣れてしまえば意外と簡単なので、豆腐料理のバリエーションを手軽に広げることができます。
2017年02月01日干すと旨みがアップするキノコ類。特に干しシイタケは便利な食材で、「どんこ」と呼ばれるものは高級食材としても知られています。使い方やメリットがイマイチわからない、と、手をつけないのはもったいない! そこで今回は、干しシイタケの魅力や活用法、自家製干しシイタケの作り方を紹介します。 ■生のシイタケよりも、干した方が美味しくなるのはなぜ? キノコ類の細胞には、「グアニル酸」という旨み成分が閉じ込められています。これは、昆布などに含まれる「グルタミン酸」、かつお節などに含まれる「イノシン酸」と並ぶ、三大旨み成分のひとつです。 干しシイタケのように乾燥させると細胞が壊れ、この旨み成分が溶け出しやすい状態になるため、戻して料理に使うと、生のシイタケよりも旨みが強く感じられます。 また、戻して調理した干しシイタケは、その独特の食感も魅力。生から調理したものよりしっかりとした食感になり、歯ごたえが楽しめます。 ■干しシイタケをおいしく戻すコツ カリカリに乾燥した干しシイタケを使うためには、水で戻す必要があります。戻し方はいたって簡単。保存容器に干しシイタケを入れて、ひたひたになるように冷水を注いだら、そのまま冷蔵庫に置いておくだけ。 よほど肉厚なものでなければ5~10時間で戻りますが、丸1日かけてしっかり戻した方が、よりおいしく戻せます。 ポイントは、冷水を使用して冷蔵庫に入れておくこと。冷水で戻すと、干しシイタケの甘みがより引き出されるのだそう。また、水を吸った干しシイタケはかなり膨らむので、大きめの容器を使って、水は多めに入れましょう。 干しシイタケはどうしても浮いてきてしまいます。傘の裏を下にして入れたら、水とシイタケに密着するようにラップを乗せてから、容器のフタをすると良いでしょう。保存袋を使用してもOKです。 ■活用アイデアその1:だしいらずのシイタケスープ 干しシイタケの戻し汁は、それだけで十分にだしの替わりになります。まずは、シンプルなスープを味わってみましょう。 シイタケの戻し汁を鍋に入れて加熱し、沸騰する直前で薄口しょうゆと酒を少々加えたらスープの完成。あとはお好みで、溶き卵を加えて「卵スープ」にしたり、ワカメや豆腐などの具を足したりと、いろいろなスープにアレンジできます。 最後に味見をして、もし味が足りなければ塩・コショウ・しょうゆで調味します。中華風に仕上げたい場合は、最後にゴマ油少々を加えてもおいしいです。 ■活用アイデアその2:干しシイタケの佃煮 五目蕎麦のトッピングなどでよく見かけるシイタケの佃煮。生シイタケで作る場合はだしにしょうゆ・みりんなどを加えて煮ますが、干しシイタケならわざわざだしを取る必要なし。戻し汁をだしとして使います。 戻し汁にしょうゆ・みりん、そして戻した干しシイタケを薄切りにしたものを入れて火にかけ、じっくり煮込んで水分が少なくなったら完成。途中でアクが出てくると思いますので、丁寧にすくって取り除きます。甘めに仕上げたい場合は、砂糖を加えましょう。 旨みたっぷりで、ご飯にのせても、麺類にトッピングしてもおいしいですし、大根おろしと和えると、ちょっとした小鉢料理にもなります。冷凍できるので、たくさん作って保存しておくと便利です。 ■簡単! 干しシイタケの作り方 家庭で生のシイタケを干す際は、まずシイタケについた土や汚れを丁寧に拭き取ります(水洗いはしません)。 そして石づきを取ったら、丸ごと、またはスライスしてザル・網のような通気性の良いものの上に広げて干します。 干すときは、できるだけ湿度の低い日・場所を選びましょう。環境が良ければ2~3時間程度でセミドライ状態になり、この状態でも旨み・香りがグッとアップしていることを実感できます。 ただ、市販品のように長期保存したい場合は、完全に乾燥させましょう。シイタケの大きさや干す環境にもよりますが、日中の天気が良い時間帯に5~6時間程度、これを5日ほどが目安です。 炊き込みご飯や煮物はもちろん、鍋、炒めもの、パスタなど、普段生シイタケを使っているメニューを干しシイタケで作ってみると、旨みや香りが違うことに驚くかもしれません。長期保存も可能なため、常備しておきたくなる、とても便利な食材です。
2017年01月27日「ママ友トラブル」の話は、日々、耳に入ってくるものです。自分は大丈夫! と思いたくても、「嫌われていたらどうしよう…」という不安が拭いきれないママも多いのではないでしょうか? ただ、中にはそんな不安とは無縁そうな、 「みんなから好かれているママ」 もいます。いつもママ友の輪の真ん中にいる。そんなママにはどのような特徴があるのでしょうか? ■誰と接するときも同じ態度 「私は人見知りで、自分から声をかけて友だちに…なんてもってのほか。そんな私に、あるママが声をかけてくれました。 そのママは私より少し年上なのですが、とても丁寧に、そして明るく話しかけてくれて。初対面だと緊張してしまう私が、気づくと打ち解けて、楽しく会話できるようになっていました。 そのママを見ていると、どんな人と話すときも丁寧で、人によって態度を変えることがありません。そのせいか、いつも周囲に人が集まってくるような感じで、彼女を通じて私もママ友が増えたので、とても感謝しています」(Sさん/28歳/主婦) 「相手によって態度を変える人」は、職場や友だちづき合いなど、ママ友以外の人間関係でも敬遠される傾向があります。 態度を変えているつもりはなくても、人見知りタイプの人などは「仲良し」と「それ以外」でつい接し方が変わってしまいがち。しかし、それでは「つき合いづらい人」と思われてしまう可能性もありそうです。 人によって態度を変えない よう意識してみると、もっといろんなママと会話を楽しめるようになるかもしれません。 ■プライベートな質問をしない 「学歴や収入、子どもの受験のことなど、プライベートなことを聞いてくるママが意外と多くて…。私はそれが嫌で、ママ友とつき合うことに消極的でした。 それでも、子どものつながりでママ会などに顔を出すこともあり、その中で、あるママと仲良くなりました。 仲良くなってからふと気づいたのですが、そのママ友は私が『できれば言いたくないな…』と感じるような、プライベートな質問をしないのです。だから一緒にいて心地よく、自然と打ち解けられたのかもしれません」(Iさん/31歳/主婦) 「適度な距離を保つこと」は、人間関係の重要なポイント。トラブルを避けることにもつながります。 子育てや家庭のことなどは、「よその家はどうなんだろう?」とつい聞きたくなってしまうもの。もちろん、相談したり知恵を授けてもらったりするのは良いと思いますが、 「プライベートなこと」をズケズケ聞くのは避ける ようにしたいですね。 ■我が子以外の子どもにも、とても楽しそうに接している 「近所のママ仲間に、特に誰からも好かれているママがいます。その人柄が良いのはもちろんですが、子どもにもいつも明るく楽しそうに接してくれることが、その大きな理由ではないかと思います。 井戸端会議が盛り上がっていても、常にみんなの子どもに気を配っている…という感じで、子どもの輪の中に入って遊んでくれることも。 実際に、私の息子はその人のことが大好きで、道で見かけるとうれしそうに手を振って、自分から挨拶しています。こんなママとは、これからも長くつき合っていきたいな…と感じますね」(Yさん/29歳/飲食店) 子どもに明るく接したり、井戸端会議中でもしっかり子どもに気を配ったり。当たり前のことかもしれませんが、「よその子も含めて、常に」ということになると案外難しいかも? 「ママ友づき合いの中心には子どもがいる」 ということを忘れずにいると、ママ友との関係も自然と良くなるのかもしれません。 ■子どもの良い部分を見つけて、褒めてくれる 「会うといつも、『かわいいお洋服だね』や『背が伸びたね』、『習いごと? 偉いね』など、子どもにちょっとした褒め言葉をかけてくれるママ友がいます。子ども同士が一緒に遊んでいるときも、ウチの子が良いことをしたら、きちんと見ていて褒めてくれます。 子どもも褒められてうれしそうにしていますし、すてきなママだな…と、いつも感心しています」(Kさん/33歳/自営業) 良好な人間関係を築くためには、 「相手を褒める」 ことが大切だとよく言われます。ママにとって、子どもが褒められるのは何よりもうれしいこと。自分の子ども以外にも、自然に褒め言葉をかけられるママはすてきですね。 誰からも好かれて、いつも輪の中心に…という人には、簡単にはなれないかもしれません。しかし、行動や意識をほんの少し変えてみるだけで、ママ友づき合いがもっと楽しくなりそうですね。
2017年01月26日人見知りとまではいかなくても、他人とのおつきあいは気を使うもの。周囲の目が気になったり、ママ友に「なじめていないかも?」と不安を感じたりしている人は多いことでしょう。 そんなときは、あれこれ悩んで落ち込むよりも、自分が少し変わることをトライしてみませんか? もしかしたら、自分の少しの変化によってと、相手の対応も変わるかもしれません。 ■「ありがとう」は魔法の言葉 みなさんは普段から、「すみません」と「ありがとう」のどちらをよく使っているでしょうか? 私自身の日ごろの会話を振り返ってみると、「すみません」が圧倒的に多いような気がします。 自分が悪いことをしたと思ったときだけではなく、相手に何かをしてもらったとき、人に声をかけたいときなど、さまざまな場面で使える 「すみません」はとても便利な言葉 です。 しかし、たとえば狭い道で人とすれ違うとき、自分が道を譲ってあげたら相手に「すみません」よりも「ありがとう」と言われた方がうれしいと思いませんか? 「ありがとう」は言われた人をうれしい気持ちにさせる、魔法のような言葉。良好な人間関係を作りたいと思っているときは、おおいに役立ちます。 言葉の印象も明るくポジティブ。人に何かを教えてもらったときや、手伝ってもらったとき、気を使ってもらったときなど、できる限り「すみません」から 「ありがとう」に言葉を置き換えて みましょう。 ■「話の腰」を折らないこと 「仲良くなりたい!」という気持ちが強いと、どうしても「話す」ことに意識が集中してしまいがち。しかし、大切なのはむしろ「聞く」方! コミュニケーションが上手な人の多くは、「聞く」スキルが高いという特徴を持っているといわれています。 人は、自分の話を聞いてもらうと気分が良くなるもの。自分が話をする立場で考えてみると、話に興味を持ってしっかり聞いてくれる人とは、 「もっと話していたい」 と思うはずです。 そこで、聞き上手への第一歩として、まずは 「相手の話の腰を折らない」 ことを意識してみましょう。 話が途切れても、相手にとってはまだその話題が終わっていない…というケースもあります。最後まで聞いているつもりでも意外とできていない場合が多いので、常に意識しておくことが大切です。 ■相手の気持ちを言葉にして「共感」を示す 人は、自分の気持ちに共感を示してくれる相手に、親しみや信頼感を覚えるそうです。会話では「相手の話の腰を折らない」ことの重要性は先ほど触れましたが、相手との仲をより深めたい場合はもうひと工夫を! 相手の気持ちを言葉にして、 「共感」 を積極的に示しましょう。 たとえば「昨日、評判のパン屋さんに買いに行ったけど、売り切れで買えなかったの…」という話を聞いたとします。 ここで「いつも並んでいますよね」や「本当に評判のようですね」と返しても良いのですが、それではただ事実を伝えているだけ。「それは残念でしたね」「一度食べてみたいですよね!」と、 相手の気持ちを言葉に出す と、共感を示すことができます。 また、「私も以前、買えませんでした…」のように同じ体験をしたことを伝えるのも良い方法。もっと打ち解けたい相手と話すときには、「共感」を意識して返答を少し工夫してみましょう。 ■声の大きさに注意! 話に熱が入ると、つい声が大きくなってしまう人、反対に声が小さくて聞き返されることが多い、そんな人は、普段から声の大きさを意識して話すように心がけましょう。 声のボリュームが適切だと相手も聞きとりやすいため、ストレスなく会話を楽しむことができます。とくに、カフェでのママ会や井戸端会議では、大きすぎる声に注意して。周囲に迷惑をかけたり、プライベートな内容が筒抜けになったりして、仲間からヒンシュクを買ってしまうかもしれません。 自分の声の大きさはわかりづらいため、話している相手や周囲にいる人の反応を見ながら、声の大きさ調節してみましょう。次第に、会話に適した声の大きさがわかってくると思います。 「この人と、もっと仲良くなりたい」と思ってもらうためには、まずこちらが仲良くなりたいという気持ちを示すことが大切です。会話のちょっとした工夫は、そのための有効な手段。 ひとつひとつはささいなことでも、その小さな印象の積み重ねが 「あなたの印象」 そのものになります。
2017年01月24日ママ友ができると、子どもを連れてお互いの家を行き来することが増えます。そこで、意外と見られているのが「ママと子どものマナー」。 うっかり相手が嫌がる行為をして、気づけば家に呼ばれなくなっていた…なんてことにならないよう、自分と子どもの振る舞いを見直してみてはいかがでしょうか? ■ちょっと待って!「その場でいきなりオムツ替え」 お互いに子どもを持つママ同士。オムツ替えの光景を見て不快に思うママは少ないでしょう。 それでもやはり、一声かけることは大切。ママ会ではお茶やお菓子、食事を楽しむことも多いため、突然その場でオムツ交換をはじめてしまうと、「それって、どうなの…?」と感じるママがいることも。 「オムツを替えてもいいかな?」の一言があるかどうかで、大きく印象が異なります。また、別室へ案内してくれるかもしれません。 ■オムツ替えシートや大きめのタオルを持参 オムツ替えの場所については、訪問先のママの勧めに素直に従うと良いでしょう。ただし、カーペットやフローリング、ソファなどの上で直接オムツ交換することを、嫌がるママもいます。 いくら「どうぞ、遠慮しないで」と言われても、やはりそこは他人の家。オムツ替えのときに下に敷くものを用意しておくのも、大切なマナーです。 オムツ替えのときに、持参したシートやバスタオルがサッと出てくると、とてもスマート。ママ友宅へお邪魔するときは、オムツ替えに備えて敷くものを準備しておきましょう。 ■消耗品を気軽に借りない 赤ちゃんと一緒に出かけるときに、オムツやおしり拭き、着替え、ウェットティッシュなど、必要最低限のものは携帯していると思います。 しかし、仲良しのママ友宅へお邪魔したときはつい甘えて、おしり拭きなどを「ちょっと借りていい?」と言ってしまう人も多い様子。 「気にしないで使って」と勧めてくれるママは多いと思いますが、やはりケジメはつけるべき。最初は「気にしないで」と心から言ってくれていたママ友も、何度も何度も…ということになれば、「ちょっとは気にして!」という気持ちになってしまうかもしれません。 基本的に、おしり拭きなどの消耗品はきちんと持参して、訪問先のものを借りないようにする。これも、大切なマナーのひとつです。 ■子どもが飲食するときは、きちんとテーブルにつかせる ママ友宅で飲食をするのは、大人だけではありません。子どももジュースを飲んだりお菓子を食べたりすると思います。 このとき、遊んでいる場所でそのまま飲食させないように注意しましょう。フローリングやラグ、ソファなどの上に座ったまま飲食することを嫌がるママもいます。 飲食するときは、きちんとテーブルにつくのがマナー。まだ自分だけで飲んだり食べたりできない小さな子どもでも、飲食時はテーブルがあるところまで連れてくるようにしましょう。 また、きちんとテーブルにつくのは、できるだけ訪問先の家を汚さないようにするという意味合いもあります。 子どもが部屋を汚してしまうのは仕方ない面もありますが、それでも自分の家とは違います。相手の気持ちを考えて、できるだけ汚さないように心がけることが大切です。 ■引き出しなどを勝手に開けない いくら気心の知れた間柄でも、自宅の引き出しや棚を勝手に開けられると嫌なものです。大人なら誰もがわかることですが、子どもはおかまいなしに開けてしまうことがあります。 相手は「子どものすることだから」と許してくれるかもしれませんが、やはり気分の良いことではないはず。ママ友宅訪問時は勝手に引き出しなどを開けないように、子どもにしっかりと言い聞かせておきましょう。 ただ、わんぱく盛りの男の子などは、「人の家の引き出しは開けちゃダメ!」と急に言っても、聞いてくれないかもしれません。そのため、やはり日ごろからきちんと教えておくことが大切です。 たとえば、パパ・ママの趣味の品物が入っている戸棚、貴重品や危険なものを収納している引き出しなど、家の中にも「子どもに触れさせたくない場所」があると思います。そういうところは、勝手に開けてはいけないということを、日ごろからきちんと教えておきましょう。 子連れで出かけるのは何かと大変なので、準備しておくべき持ち物や訪問先でのマナーをうっかり忘れてしまうことも少なくありません。しかし、良い関係を長く続けていくためには、やはりマナーを守ることが大切です。お互いが気持ち良くつき合っていけるように、お宅訪問時には十分注意しましょう。
2017年01月22日空気が乾燥する冬は、のども乾燥しがちです。のどの粘膜がうるおっていないと抵抗力が弱まり、風邪をひきやすくなってしまいます。のどの乾燥がひどく、痛み・咳といった症状があれば、早めに医療機関を受診して、医師のアドバイスを受けましょう。 ただ、そうなる前に日ごろからしっかりのどをケアしておくことも大切。インフルエンザもはやっていますので、しっかりのどを保湿して体調管理に努めましょう。 ■オリーブオイル 炎症を抑える効果があるといわれているオリーブオイル。一口飲むと、油脂分がのどに膜をはって、のどのうるおいが長続きするのだとか。歌手がオリーブオイルをスプーン1杯程度飲んで、のどをケアしている…という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? フレッシュで良質なエキストラバージンオリーブオイルは直接口に含むことができます。ただ、中には刺激が強いオリーブオイルもあるようなので、最初はごく少量をなめるくらいから試してみると良いでしょう。 また、開封したオイルは酸化が進みやすく、酸化した油は体に良くないそうなので、新鮮なオリーブオイルを使うようにしましょう。 ■ハーブティー ハーブの中にも、免疫機能アップや炎症を抑える効果が期待できるものはたくさんあります。特にカモミールには炎症を抑える効果だけでなく、保湿作用があるとされていますので、いつものお茶をカモミールティーに替えると、のどのケアにつながりそうです。 中には、のどのケアのために、ハーブティーでうがいをしている人もいるようです。少しもったいない気もしますが、のどの乾燥が気になったら、試してみてはいかがでしょうか? ■ハチミツ 「風邪をひいたときは、ハチミツレモンが定番」という家庭も多いのではないでしょうか? 殺菌作用があるとされているハチミツも、のどのケアに効果が期待できる食材。のどに良い食材だということは昔から広く知られていて、市販ののど飴などにもハチミツを使った製品がたくさんあります。 殺菌作用に加え、のどの粘膜を保護する効果も期待できるため、乾燥が気になるときには、ハチミツをなめたり、お湯で溶いて飲んだりすると良いとされています。紅茶などに砂糖を入れて飲んでいる人は、砂糖をハチミツに変えてみるのも良いでしょう。 ■大根 大根も、昔から風邪・咳の症状を緩和するために、民間療法として広く用いられてきた食材です。 大根には酵素やビタミンCがたくさん含まれていて、それらがのどの粘膜を強化してくれるとのこと。また、炎症を抑える効果も期待でき、咳やのどの痛みがつらいときにも良いとされています。 ■自家製ハチミツ大根でのどをケア! のどに良いとされる「ハチミツ」と「大根」。これを組み合わせて「ハチミツ大根」にする方法もおすすめです。 作り方はいたって簡単。大根をサイコロ状に切って密封容器に入れ、そこへハチミツを注ぐだけ。そのまま一晩漬けておくと大根から水分が出て、ドロッとしていたハチミツがサラサラになります。そうなれば完成です。あれば、薄い輪切りにしたユズを加えてもOK。 大根は少し甘い漬物のようになり、おいしく食べられます。漬け汁は「大根あめ」としてそのままなめたり、お湯で溶いて飲んだりすると、のどに良いとされています。 のどの乾燥やイガイガが気になるときには、やはり早めに医療機関を受診したり、市販薬を使ったりするのが一番。しかし、「とりあえず何かケアをしたい!」「乾燥・イガイガを未然に防ぎたい!」というときは、民間療法を試してみるのもひとつの方法。乾燥が気になる季節はまだまだ続きますので、上手に乗り切っていきましょう!
2017年01月22日「貯金っていくら毎月している?」 「旦那さんはどこの会社に勤めているの?」 できれば回答を避けたいプライベートやデリケートな質問をされて困った経験はありませんか? 質問した人に悪気はないのかもしれませんが、聞かれた人にとってはストレスになることも…。 「それは答えたくないです」と言うと角が立ちそう。だからと言って正直に答えるのも嫌…。こんなとき、スマートにかわす方法はないものでしょうか? ■質問返しの技 これは私自身の話ですが、以前ご近所さんから「正月は実家に帰るの?」と質問をされて、「帰りません」と正直に答えたことがありました。 すると、「帰らなくて文句を言われないの? どうして帰らないの? ご主人は何も言わないの?」と、根掘り葉掘り聞かれるきっかけに…。 それ以降、その女性からの質問に対して「できれば答えたくない」と思うことが増えたのですが、だからといって「言いたくないです」とは言えません。 そこで実践しているのが「質問で返す」という方法です。 「この前の休みはどこかへ出かけたの?」と聞かれたら、「連休、どうだったかな。○○さんはどこかへ出かけられたのですか?」と質問で返すと、その方がおしゃべり好きなこともあって、「ウチはね~」と自分のことを話しはじめてくれます。 そうこうしているうちに、私への質問はなかったことに。質問への返答に困ったら、さりげなく相手への質問に変えてしまうのもひとつの方法です。 ■世間話にすり替え技 質問返しがちょっと難しい…という場合は、話の方向を少しだけ変えて、世間話にすり替えてしまうという方法もおすすめです。 たとえば、「ご主人の浮気チェックしてる?」なんて質問をされたとき。YESと答えてもNOと答えても、変なうわさの元になりかねません。 そこで、「最近、多いみたいですからね~。この間も芸能人の○○が…」というように、世間話にすり替えてみましょう。相手が世間話・ゴシップ好きな人なら、そのまま話が弾んで最初の質問は忘れられてしまうはずです。 ■感想述べ技 収入・子どもの予定についての質問は、「答えたくない!」と感じる人が多いのではないでしょうか。とてもプライベート、かつデリケートな話題ですから、ペラペラと人に話せるようなことではありません。 しかし、困ったもので、ズケズケと聞いてくる人は少なからずいるものです。そんなときは、自分のことを正直に話すのではなく、「感想」を述べてかわすという方法があります。 たとえば「年収はどのくらいなの?」と聞かれたら、「もう少し景気が良くなってくれると、ありがたいですよね~」のように、返答を避けて感想を述べます。 また、「子ども作らないの?」なんて質問なら、「子どもがいると、きっと毎日楽しいでしょうね」のような一般的な感想を。 これで、察しが良い相手なら「答えたくないんだな」と感じとってくれるはずです。それでもさらにズケズケ聞いてくるようなら、「○○さんは安定したお仕事でうらやましいです」や「子育てって、やっぱり大変ですか?」のように、相手の話に転換してみると良いでしょう。 ■相手によってはハッキリ「NO」を こちらが答えたくないと思うようなことを繰り返し質問してくる人とは、できればあまりつき合いたくない…というのが本音ですよね? 大人になれば、気のあわない相手ともつきあわないといけないことがあります。そのためには、嫌な質問をサラリとかわす知恵と工夫が必要! しかし、「もう関係が切れても構わない!」という相手なら、「答えたくありません」とハッキリ言ってしまうということも、ときには必要だと思います。 人の気持ちがわかる相手なら、そう言われたら「悪いことを聞いてしまった」と思い、それ以降は嫌な質問を控えてくれるかもしれません。でもそもそも人の気持ちを考えずにデリケートな質問ばかりを繰り返す相手なら…関係が切れてしまうだけのこと。 どうしても我慢できないときのために、「回答を拒否する」という選択肢も頭の片隅に置いておくと良いでしょう。人間関係を整理することはとても勇気がいることですが、自分の気持ちの安定のために、ときにはその関係をいったんお休みするということも必要です。 答えたくない質問に、どう対応するべきか? そこで悩むのは、相手への気遣いがあるかどうかではないでしょうか。つまり、その相手と「これからもつき合っていきたい」と思っているということ。 しかし、そのために過度なストレスを抱え込むような状況になっては元も子もありません。大人のちょっとした知恵として、「サラリとかわすコツ」を日常会話に取り入れてみませんか?
2017年01月21日ママ友やご近所さんから「おすそわけ」をいただくとうれしいですが、それに対してお返しをするべきかどうか、迷うところでもあります。「もらいものだから、気にしないでね~」と言われたら、ただよろこんでもらっておけば良いの? そうは言っても、ちょっとしたお返しが必要? 今回はそんな、「おすそわけ」をいただいたときのマナーについて考えてみたいと思います。いざというときに備えて、スマートな「いただき方」を覚えておきましょう。 ■お返しをすべき? しない方が良い? 何かのお祝いや、お歳暮・お中元のような贈り物には、のしをつけて表書きとして贈り物の理由を明記するのが一般的。そして、もらった方は必要に応じてお返しをします。 特に結婚や出産、長寿などのお祝い、香典、病気見舞いなどはお返しが必要とされていますので、こういった贈り物をもらったときは、「お返しをすべきかどうか」で迷うことはあまりないでしょう。 しかし、おすそわけの場合は、もらったからといって、すぐにお返しをする必要はないと思って良いでしょう。ちょっとしたおすそわけにすぐにお返しをすると、かえって相手に気を使わせてしまうことになります。 ただし、「もらいっぱなし」で良いというわけではありません。すぐにお返しをする必要はありませんが、「いつか、良い機会があればお返しをしよう」という気持ちは忘れないようにしましょう。 ■容器の返し方 おすそわけの品が、食器やトレーなどの使い捨てではない容器に入っている場合、「空の器を返して良いものか?」と迷ってしまいます。 日本には昔から「お移り(おうつり)」という習慣があり、おすそわけをもらったら、品物が入っていた器に懐紙やマッチなどを入れて返すのが一般的でした。 現在は懐紙やマッチの替わりに、クッキーなどを入れて「お移り」とすることが多くなっています。「お移り」には「今後も仲良くしてくださいね」という意味合いがあるそうなので、できれば上手に取り入れたい習慣です。 また、反対におすそわけをする側になったときは、相手にこのような気づかいをさせないように気をつけるのもマナーのひとつ。立派な器を避ける、使い捨て容器にする、おすそわけするときに相手宅にある器に移し替えてもらうなどの工夫をすると、相手に「お移り」の気づかいをさせずに済みます。 ■もらうのを断りたいときは… たびたびおすそわけをもらっていると、「もらうばかりで申し訳ない」「たくさんもらっても困る」と感じることがあります。おすそわけを断りたい場合は、どうすれば良いのでしょうか? 差し出されたおすそわけを、「結構です」と断る方法はあまりおすすめできません。どれだけ丁寧に断っても相手はやはりガッカリしますし、場合によっては傷つけてしまうかもしれません。 おすすめなのは、おすそわけをもらったら、それ以上に高価な品をすぐにお返しするという方法。これで、「もう、贈り物は結構です」という意思を伝えることができます。 ただ、相手によっては意味を理解してくれないかもしれませんので、その場合は「今後はお気づかいなく」などの言葉を添えると良いでしょう。 ■さりげなくお返しをするコツ 先に紹介したように、もらったもの以上の品をすぐにお返ししてしまうと、「もう、おすそわけは結構です」という意味になってしまいます。そのため、おすそわけに対するお返しは、タイミングがとても重要です。 たとえば、家族旅行でお土産を買ってきたとき、実家から特産物がたくさん送られてきたときなど、自然なタイミングでお返しを贈ることができればとてもスマートです。 「この贈り物は、あのときのおすそわけのお返し」ということが、はっきりわからないくらいがちょうど良いと言えるでしょう。 ■「お礼」と「感想」も立派なお返し おすそわけをした人にとって、「よろこんでもらえた」ということは何よりもうれしいもの。 もらうときにきちんとお礼を伝えるのはもちろん、次に会ったときに再度お礼を言って、さらに「おいしかったです」「はじめて食べました」「家族もよろこんでいました」といった感想を伝えることも立派なお返しのひとつです。 すぐに品物でお返しする必要はありませんが、「感謝」と「よろこび」の気持ちは積極的に伝えるよう心がけましょう。 ちょっとしたマナー違反や誤解が原因で、ママ友やご近所さんとの関係が悪化するケースは珍しくありません。「おすそわけ」や「お返し」は良好な人間関係を保つための手段。もちろん、「気持ち」が何より大切ですが、それを正しく伝えられるように、マナーもしっかり覚えておきましょう。
2017年01月21日サラダのドレッシング、メイン料理のソース、ディップ、隠し味など、いろいろな楽しみ方ができるマヨネーズは食卓に欠かせない存在。ただ、カロリーやコレステロールが気になってしまう人もいるのでは? そこで今回は、家庭で簡単につくることができる「豆乳・豆腐マヨネーズ」の作り方を紹介します。卵不使用なので、卵が食べられない子ども向けのメニューにも使えます。 ■豆乳マヨネーズの作り方 今回紹介する豆乳マヨネーズはサラッとしたタイプなので、サラダのドレッシングにおすすめ。材料を容器に入れてシャカシャカとシェイクする工程が楽しく、子どもと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか? <材料> 無調整豆乳、酢、塩、オリーブオイル <作り方> 1、密閉容器に豆乳・酢・塩を入れてシェイクする 2、1にオリーブオイルを数回にわけて加えてその都度シェイクし、なめらかになったら完成 <分量の目安> 豆乳1/2カップに対し、オリーブオイル1/4カップ、酢大さじ2/3~1、塩ふたつまみ程度を目安に、好みに応じて調節しましょう。塩は少なめにして、最後に味を見て足す方法でつくると、塩辛くなるのを防ぐことができます。 我が家では、この豆乳マヨネーズをボトル状の容器で作って、残ったらその容器のまま冷蔵庫へ。ただ、市販品ほど日持ちしないため、作ったマヨネーズは5日程度を目安に、できるだけ早く食べきるようにしましょう。 ■豆腐マヨネーズの作り方 もっと市販のマヨネーズに近い食感を目指したい! という人には、豆腐を使ってつくるマヨネーズがおすすめです。 <材料> 木綿豆腐、酢、塩、砂糖、ハチミツ(メープルシロップでもOK)、マスタード、オリーブオイル <作り方> 1、木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、重しをして2時間ほど冷蔵庫に入れておき、しっかりと水気を切る。キッチンペーパーで包んだ豆腐を耐熱皿にのせ、ラップなしで3分程度加熱して冷ますと、短時間で水気を切ることが可能 2、1の豆腐と、ほかのすべての材料をフードプロセッサーにかけ、なめらかなクリーム状になったら完成。泡だて器を使って手で混ぜてもOK。その場合は、水切りした豆腐を裏ごししてからつくると、なめらかに仕上がる <分量の目安> 木綿豆腐1丁に対し、オリーブオイル1/4カップ、酢大さじ1と1/2、砂糖・塩・マスタード小さじ1が目安。ハチミツ(メープルシロップ)は数滴垂らす程度で十分です。さらに油控えめで作りたい場合は、オリーブオイルの量を多少減らしても問題ありません。 大人向けにつくる場合は、仕上げに黒コショウ少々を混ぜ込んでもおいしいです。できあがったマヨネーズを味見すると、豆腐の風味が少し強く感じられるかもしれません。しかし、野菜などの食材と合わせると「マヨネーズだ!」という味に。豆腐があまり好きではない人も、おいしく食べられると思います。 ■アレンジのヒント 味を自分好みに調節できるのも、自家製マヨネーズの大きな魅力。たとえば、酢の替わりにレモン・スダチなどの果汁を使用すると、よりさわやかなマヨネーズドレッシングに。白ワインビネガーや梅酢を使うと、米酢とはまた違った風味を楽しめます。 醤油・味噌などを少量加えて和風マヨネーズにしてもOK。冷蔵庫にあるものを使って、いろいろなアレンジにトライしてみましょう。 ■豆乳・豆腐マヨネーズの使い方 豆乳・豆腐で作ったマヨネーズは、とにかく生野菜との相性が抜群。市販されている卵を使ったマヨネーズにくらべるとコク・食べ応えはやや劣るものの、アッサリしている分、野菜そのものの味が引き立ちます。 また、今回紹介した豆乳マヨネーズはサラッとしているので、ほかの食材と混ぜやすいのも大きな魅力。わが家ではよく、ツナ缶(オイル不使用のもの)を汁ごと混ぜ込んでドレッシングを作り、生野菜サラダにかけて食べています。 もちろん、一般的なマヨネーズと同様に、サラダ以外にもさまざまなメニューに使えます。たとえば、マヨネーズ料理の王道「ポテトサラダ」。いつも通りに作って、味付けを自家製豆乳&豆腐マヨネーズに替えてみましょう。しっとりおいしいポテトサラダになります。 サラッとしている豆乳マヨネーズは、パスタソースとしても使いやすいので、クリームソース系のパスタをつくるときに加えてもOK。マヨネーズならではの酸味が、特に魚・鶏肉などの具材とよく合います。 コツさえつかめば、あっという間にできる自家製マヨネーズ。素材の味を引き立たせてくれる調味料として、作り方を覚えておくと何かと便利です。
2017年01月21日日々の生活にちょっと疲れてた、行き詰まった…と感じたとき。本や雑誌、インターネットなどの情報から、現状を打破するためのヒントを得ようと思う人も多いのではないでしょうか? ときには、そのヒントが意外なところで見つかることも。今回は、「ビジネス書」の中にそのヒントを探してみました。 ママの生活とは無縁そうにも思える「ビジネス書」ですが、じつは日々の暮らしにも生かせるヒントがたくさんあるのです。 ■自分自身の「悩みの克服法」が見える! 『道は開ける』(デール・カーネギー著、香山晶訳/創元社) 『道は開ける』は、デール・カーネギー氏の著書『HOW TO STOP WORRYING AND START LIVING』を日本語に訳したもの。 カーネギー氏は、いまでいうところの企業研修の講師などを行っていた人物で、現在もなお広く読まれる、自己啓発本の古典として知られています。 本書のテーマはズバリ、「悩み」とその「克服法」。1章の「悩みに関する基本事項」から、最終章「疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法」まで、悩みとは何なのか? どうすれば克服できるのか? ということが、とても具体的に、そしてわかりやすく書かれています。 また、この本にはたくさんの悩みに関する名言が登場します。さまざまな分野で活躍する人物が、「悩み」とその「克服法」についてどのように考え、どんな言葉を残したのか? それらをひとつひとつ読み進めていくうちに、自分自身の「悩みの克服法」が見えてくるかもしれません。 ■「人間関係がちょっとキツイな…」と感じているママに 『伝え方が9割』の著者の佐々木圭一氏は、米国で広告賞を受賞するなど、世界を舞台に活躍するコピーライター。ヒットを生み出し続ける著者が、その経験と試行錯誤から得た「伝え方の技術」をわかりやすく記した一冊です。 本書の大きな特徴は、「技術」や「コツ」が非常に具体的に、まるで数学の公式のように解説されていること。コピーを作るために…というよりも、むしろ日常で使いやすいように「伝え方の技術」を説明してくれています。 だから「人間関係がちょっとキツイな…」と感じているママにはとくにおすすめです。この本を自分のバイブルとして、書かれている公式を普段の会話に当てはめてみると、もっと人間関係が楽になるかもしれません。 ■ママ友との関係に悩んでいる人に 『私はどうして販売外交に成功したか』(フランク・ベドガー著、土屋健訳/ダイヤモンド社) 続いて紹介するのは、『私はどうして販売外交に成功したか』という営業技術本です。 「営業なんて私には関係ないわ」と思うかもしれませんが、本書はどちらかといえばテクニックよりも営業としての姿勢や心構えについて書かれた本。仕事はもちろん、プライベートでも役立つたくさんの言葉にであえます。 また本書は、著者が営業マンとして成長していくプロセスを記した、ひとつの物語として読むこともできます。 ときには著者の失敗談も盛り込まれ、そこからまた試行錯誤を繰り返し、トライし続ける著者の物語を読み進めていくうちに、こちらにも情熱・勇気が湧いてくる、そんな一冊です。ママ友との関係に悩んでいる人、緊張してうまく会話ができないと落ち込んでいるママが、一歩前に進むことができる本となっています。 ■モヤモヤの正体がわからないときに 『やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~』は、コロンビア大学の心理学博士による世界的ベストセラーの日本語訳。 行動を起こしたければ、どうすれば良いのか? どうすればモチベーションが上がるのか? そのための具体的な方法を教えてくれる一冊です。 本書で語られるのは、仕事に行き詰っているとき、やる気をなくしているときはもちろん、プライベートで息苦しさを感じているとき、落ち込んでいるときなど、生活のあらゆる場面に生かせる「やってのけるための戦略」。 具体的に解説されていますので、「まずは頭で理解して、納得しないと進めない」というタイプの人にはとくにおすすめです。何だかわからないモヤモヤの正体と、その解消法が見つかるかもしれません。 たとえば専業主婦のママだって、育児・家事という「仕事」をして、そこにはさまざまな人間関係があって、問われるスキルもあって…と、ビジネスと共通する部分をたくさん持っているはずです。 しんどいな、つらいな…と感じたら、ビジネス書に解決の糸口を求めてみるのもひとつの手ではないでしょうか? 今回紹介した書籍の中に、今のみなさんにあう一冊があれば幸いです。 ・『道は開ける 新装版』 (デール・カーネギー著、香山晶訳/創元社) ・『伝え方が9割』 (佐々木圭一著/ダイヤモンド社) ・『私はどうして販売外交に成功したか (Life & business series)』 (フランク・ベドガー著、土屋健訳/ダイヤモンド社) ・『やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~』 (ハイディ・グラント・ハルバーソン著、児島修訳/大和書房)
2017年01月20日やるべきことが山のようにあって、自分の時間なんてまったくない…。そんな毎日をすごしていると、心身ともに疲れがたまります。ときには、「心が折れそう…」なんて感じる瞬間もあるのでは? そこで今回は、ワーママとして忙しい日々を送る女性たちに、タフな心を維持するコツを教えてもらいました。目の前のことだけで精一杯! 油断するとパンクしそう…という人は、真似をしてみてはいかがでしょうか? ■自分で自分を追いつめていたかも… 「子どもの健診の待ち時間に、ふと本棚にあったマンガを手に取って開いてみたんです。 そのページには、忙しくてゆとりをなくした主人公の女性が、玄関で『あの靴を履かないといけないのに! このストッキングじゃダメ!』というようなことを言いながら、イライラしているシーンが。 すると、一緒にいた男性が『靴はこっちでも良いでしょ?』とやさしく提案。それで主人公の女性が少し落ち着く…という内容だったと思います。 当時の私は育休が終わったばかりで、仕事と家庭の両立に疲れ、イライラしてばかり。このシーンを読んで、そのイライラの原因は『こうしなくちゃならない』という私の考え方なのかも? と思い至りました。 それ以来、こう思い込みそうになったら、別の方法を探したり、ときには『やらなくても大丈夫』とあきらめたりするように心がけています。そうすると、イライラが軽減される気がします」(Rさん/36歳/食品メーカー) 忙しくて時間がないときは、視野が狭くなってしまいがちです。そこから一歩引いてみて、視野を広げられると良いですね。 完璧を求めるのは悪いことではないと思いますが、それで自分を追いつめてしまうことも。特に家事や育児など、いくつもの役割を抱えて大変なときは、自分の中での合格点を下げることも大切かもしれません。 まずは60点くらいまで、思い切って合格点を下げてみてはいかがでしょうか? ■ネガティブな気持ちを切り替えるコツ 「私はとにかく、くよくよ考え込んでしまうタイプ。一度落ち込むと引きずってしまい、なかなか元気な状態に戻れず…夫に迷惑をかけたこともたくさんあります。 そんな私が少し『タフになったかな?』と感じたのは、『まあ、いっか』と声に出して言うようになってから。友人から教えてもらった方法なのですが、言葉にするって本当に効果があるんです。 『くよくよパターン』に陥りそうなときや、ちょっとうまくいかないな…と感じたときは、声に出して『まあ、いっか』。これで、何とか毎日乗り切っています」(Mさん/34歳/教育関連) 気持ちの切り替えは、本当に難しいものです。とはいえ、1日は24時間しかないし、くよくよして落ち込んでいる間、時間が止まってくれるわけではありません。 Mさんの場合、その切り替えスイッチが「まあ、いっか」とのこと。たしかに、声を出すと、気持ちを切り替えやすいと言われています。 朝起きた時点で「一日のスタート」として切り替えを行いたいなら、元気に「おはよう!」。お昼過ぎに疲れたな…と感じたら「よし! 元気出すぞ!」と一言。そして、Mさんのように「まあ、いっか」。 こういった声のスイッチを持っておくと、気持ちの切り替えに役立ちそうです。 ■必要なのは「スマホ断ち」だった!? 「家事・育児・仕事に追われていると、『少しでも良いから、一人の時間がほしい!』と思いますよね。しかし、それが叶わないからイライラしたり、泣きたくなったりしていました。 でも、実は大事な『一人の時間』を奪っていたのは、ほかでもない自分自身だということに気づきました。きっかけは実母からの『せっかく私が手伝いに来ているのに、スマホばかり触って…』という一言。 たしかに、実母が手伝いに来てくれている日は、普段より自分のために使える時間が増えるはず。それなのに、その貴重な時間を、スマホ画面を見ることだけに費やしていたんです。 それ以降、少しでも時間ができたらできるだけスマホを触るのは控えて、本を読んだり、好きな音楽を聴いたりして過ごすようにしています」(Tさん/34歳/医療・福祉) 以前は、ちょっと時間ができればすぐにスマホでSNSやネットサーフィンをしていたTさん。その習慣を変えてから、イライラすることがずいぶん減ったそうです。 ネットゲームやニュースチェック、SNSなどを楽しむのも良いですが、これでは完全に一人で過ごしているとは言えないかも? 一日にほんの少しでも、「完全に一人になる時間」を作ることで気持ちが落ち着き、イライラや疲れが軽減できるかもしれません。 また、スマホを見る頻度を下げると、目の疲れ・頭痛・肩こりなどの予防・軽減にもつながりそうです。 「タフな心を維持する」というのは、簡単なことではありません。今回話を聞いた3人のワーママも、自分のことを「タフだ」とは思っていないようでした。 ただ紹介した方法で、少しは「タフになれたかも?」とのこと。まったく落ち込まない、イライラしないのは難しいかもしれません。 しかし、大切な家族、仕事、そして自分自身のために、少しだけタフになれる工夫を日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?
2017年01月19日子どもが学校・社会へ出て行くと、そこではいろいろな マナー が問われます。そして、その基本は 家庭 で身につくもの。家庭での習慣やパパ・ママのマナーに対する意識は、子どものマナーに大きな影響を与えます。 そこで今回は、 子どものマナーを育む ために家庭で実践したい基本のトレーニングをご紹介。基本中の基本だからこそ、大人も案外忘れがちなので、再確認しておきましょう。 ■家庭に取り入れたい基本のマナートレーニング 今回紹介する基本のマナートレーニングは、次の5つです。 1. 基本の「挨拶」を徹底 2. 名前を呼ばれたら「はい」 3. 脱いだ靴をそろえる 4. 食事は「背筋」を伸ばして 5. 「次に使う人」のことを考える どれも本当に基本的なマナーですが、実践できていない大人も多いのではないでしょうか? 子どもは小さなうちから大人の行動・振る舞いを一生懸命見て、そこからたくさんのことを学びます。そのため、まずは パパ・ママが「今」実践することが大切 。その上で、子どもにもきちんと教えてあげましょう。 ■その1: 基本の「挨拶」を徹底 「おはよう」「おやすみ」や「いただきます」「ごちそうさま」のような、基本の挨拶を徹底することがマナートレーニングの第一歩。 ほかにも、「ありがとう」「ごめんなさい」「いってらっしゃい」「いってきます」など、毎日いろいろな基本の挨拶を交わす場面があります。その都度怠ることなく、きちんとお互いの顔を見て挨拶をするよう心がけましょう。 最初はできない子もいると思いますので、まずはパパ・ママが毎日お手本を見せてあげることが大切です。 ■その2: 名前を呼ばれたら「はい」 以前、あるマナー講師の方とお話する機会がありました。そのとき、とても印象的だったのが「『はい』という返事が、とっさに出ない学生・社会人がとても多い」という言葉です。 名前を呼ばれたら「はい」と返事をする。マナーとしてはもちろん、コミュニケーションの面でも基本中の基本です。返事の習慣がきちんと身についていれば、子どもが外の社会へ出たときに、大いに役立ちます。 名前を呼ばれたら『はい』と返事をする。これを徹底し、子どもが小さいうちから家庭での習慣にしておきましょう。親子間だけではなく、 パパ・ママ間や家族以外の人と接するときも徹底する と、自然と子どもも真似してくれるはずです。 ■その3: 脱いだ靴をそろえる 玄関で靴を脱いだら、向きを直してそろえるのがマナー。外出先だけではなく自宅でもこれを徹底し、子どもが小さいうちから、その一連の動作を見せておきましょう。 ポイントは家の中にお尻を向けて靴を脱がないこと。爪先を家の中に向けて靴を脱ぎ、玄関をあがってから振り返って脱いだ靴をそろえます。 ■その4: 食事は背筋を伸ばして 子どもには正しい食事マナーを身に着けてほしいもの。そのためには、パパ・ママが良きお手本にならなくてはいけません。 新聞を読みながら、スマホを見ながら…というのは、やはり子どもには見せたくない姿。いくら時間がなくても、 「子どもに見られている」 と意識して、美しい食べ方を心がけましょう。 食事マナーで特に注意したいのは 「姿勢」 です。食事の際は、同席者と会話を楽しむこともマナーのひとつ。そのためには、背筋を伸ばして顔を上げることが必要なのです。 姿勢を正して顔を見合わせながら食事をすると、食卓の雰囲気もより明るくなります。子どもに食事マナーを教えるときは、まず家族みんなの姿勢に気をつけてみましょう。 ■その5: 次に使う人のことを考える 日本の公衆トイレはキレイだと、外国人観光客などに評判が良いようです。丁寧な清掃はもちろん、利用者がキレイに使うよう心がけていることも、その理由のひとつではないかと思います。次に利用する人のことを考えてキレイに使い、後始末をきちんとしておく。これも、大切なマナーです。 たとえば、顔を洗ったあとに洗面台に水滴がとんでいれば拭き取る、トイレの紙が少なければ補充しておく、テレビのリモコンを定位置に戻しておくなど…。 主に家事をこなしている人がやれば良いのでは? と思うかもしれませんが、これらは 「自分がしたことの後始末」 。家庭でも、「次に使う人」のことを考えた行動を心がけましょう。 パパ・ママのそんな行動を見ているうちに、子どもにもきっと「後始末」と「次に使う人のことを考える習慣」が身につくはずです。 子どもに基本的なマナーを教えるのに、早すぎるということはありません。まだ子どもが理解できない年齢でも、 パパ・ママがその姿を見せる ことには大きな意味があります。幼いころから家庭で身につけてきたマナーは、子どもにとっての大きな財産となるでしょう。
2017年01月18日「家庭」は社会の最小単位だとよくいわれます。子どもは、親やきょうだいとの関係を通じて、他者とのコミュニケーションを学んでいくもの。だから家庭でのマナーは必要です。 隠しごとなく何でも相談しあい、いつも安心して一緒にすごせる親子関係が理想。でもそんな関係を築くのは簡単ではありません。子どもへの接し方について、マナーという観点からあらためて考えてみましょう。 ■子どもの部屋に入るときにチェック! 家庭の中でも、尊重されるべきプライバシーがあります。それは、子どもであっても同じ。「子どもを守り、助け、育てていくためにはプライバシーなんて言っていられない」と思うこともあるかもしれません。子どもを守ることは親の務めですが、それでも子どものプライバシーを尊重することも大切です。 家庭によって時期は異なると思いますが、成長にあわせて「子ども部屋」を用意する家庭は多いでしょう。 子どもが自分の部屋ですごしているときに、突然ドアを開けて入室するのはやはりマナー違反。プライバシーを尊重し、ノックや「入るよ~」という声かけを忘れないようにしましょう。 中高生になると、「勝手に部屋に入られたくない!」という意識が強まってくるものです。しかし、自分の部屋を与えられたときからノックや声かけが習慣化されていると、「勝手に入ることはない」と親に対して安心と信頼感を持つことができます。 そうすると、部屋に鍵をかけたがるなど、必要以上にプライバシーを気にすることがなくなるかもしれません。 ■子どもの物を借りる・移動させるときにチェック! 物を借りたり触れたりするときに承諾を得るのは、大人同士ならあたり前のこと。しかし、自分の子どもの持ち物となると、ついそのあたり前が忘れがちです。子どもの持ち物を借りるとき、また移動させるときは、ひと声かけて承諾を得るように心がけましょう。 これは、子どもに「自分の持ち物は、自分できちんと管理する」という意識を持たせることにもつながります。 「おかたづけ」ができるようになるのは生後10ヶ月くらいから。「片づける」ということの意味がわかるようになるのは1歳前後といわれています。パパ・ママは早い段階から子どもの持ち物の扱い方を意識しておくと良さそうです。 ■何かをしてもらったときにチェック! 家族だからこそ、基本的なあいさつは大切。朝の「おはよう」から「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「ごめんなさい」、そして夜の「おやすみ」まで。しっかりお互いの顔を見てあいさつする習慣を身につけておくと、子どもが学校など外の社会に出たときに、きっと役立ちます。 とくに「ありがとう」は、きちんと言えない大人も多いため要注意。たとえば、「ちょっとティッシュとって!」と言ってティッシュの箱をこちらへ渡してもらったとき。受け取る際に、自然に「ありがとう」の一言が出ていますか? 家庭の中では、物を取ってもらう・借りるなど、誰かに何かをしてもらう場面がたくさんあります。そんなときについ、お礼の言葉を忘れてしまうパパ・ママも多いのでは? どんなささいなことであっても、「してもらって当然」ということはありません。まずはパパ・ママが、子どもへのお礼の言葉を忘れないようにしましょう。 0~1歳ごろは、身近な大人の発する言葉を懸命にとらえようとする時期だといわれています。赤ちゃんのうちから、パパ・ママが「ありがとう」の言葉を積極的に使うよう心がけていれば、子どもにも自然に身についていくでしょう。 ■名前を呼ばれたときにチェック! 「名前を呼ばれたら、元気な声でお返事しようね!」 子どものころ、誰もが教わったはずですが、これも大人になるとつい忘れがちです。 たとえば、「ママ~」と呼びかけられたとき、スマホを見ながら「何~?」なんて返事をしていないでしょうか? パパ・ママ間で、きちんと相手を見て返事をしていますか? 家庭で返事の習慣を身につけていない子どもは、幼稚園や小学校で突然「お返事」を求められたときに、困惑してしまうかもしれません。 まだ会話でコミュニケーションを取れない小さな子どもでも、パパ・ママの様子はしっかり見ているもの。まずは自分自身が「返事」の習慣を見直してみませんか? マナーとは、相手に不快な気持ちを起こさないようにする立ち居振る舞いで、相手への感謝や敬意も示すものだと思います。親子間のマナーを大切にするということは、子どもをひとりの人間として尊重し、敬意を払うということにもつながります。家庭で身につけたマナーは、きっと学校・職場などの社会へ出てから役立つはずです。
2017年01月17日子どもはママの表情の変化にとても敏感! だからできるだけ笑顔でいたいものです。とはいえ、育児に家事、そして仕事と、慌ただしい日々を送っていると、つい疲れやイライラが顔に出てしまいがちに…。「笑顔トレーニング」ですてきな表情を取り戻しましょう! ■赤ちゃんから見たママの「顔」 赤ちゃんがものの形を認識できるようになるのは、生後3~4ヶ月くらいからとされています。しかし、早ければ生後4日から2~3ヶ月ごろにはママの顔がわかっている、という研究結果もあるそう。もしかすると、想像している以上に、赤ちゃんはママの表情を見ているのかもしれません。 また、生後5ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、横顔の認識ができないとされる研究結果もあります。だから携帯電話やテレビを見ながらでは、赤ちゃんはママだとわからないのかもしれません。 さらに怒った顔、笑った顔などの区別がつくようになるのは6~7ヶ月ごろ。このくらいの時期からは「いろいろな表情を見せること」が大切。そのため、「ずっと笑顔でいなくちゃ!」とがんばりすぎる必要はなさそうです。 ときには泣いたり怒ったり落ち込んだり…と、いろいろな表情を見せてあげましょう。ただし、ポイントは「いろいろな表情」であって、疲れていて、いつも無表情なのは避けたいところです。 そして10ヶ月を過ぎると、表情の意味がだんだんわかるようになり、大人の表情を観察しはじめます。ママは子どもにとって、もっとも身近な人。その表情から自分自身の振る舞いを学んでいきます。ママがすてきな笑顔をみせれば、子どももその影響を受けてくれるはず。良きお手本となるように心がけたいですね。 ■合言葉は「キウイ」 それでは早速、「笑顔トレーニング」の方法を紹介していきます。まずは、いつでもどこでも簡単にできる、その名も「キウイ・トレーニング」! 方法はとても簡単、「キ・ウ・イ」と何度も繰り返し唱えるだけ。できれば鏡を見て自分の口の形をチェックしながら、「キウイ」と唱えてみましょう。 ポイントは、それぞれの文字を唱えるときに、しっかりと口を動かすこと。「キ」「イ」ではしっかりと口を横に広げ、「ウ」では思いきり口をすぼめましょう。 これを繰り返すことで、口角を上げる習慣が身に着きます。10回ほど唱えると実際に口角が上がりますので、写真撮影の前などにもおすすめです。 ■鏡を見たら、まず笑顔! 続いては、「鏡を見るたびに笑顔を作る」というトレーニング。朝の洗顔後、メイク時、洗面所の掃除、入浴中、化粧直しのときなど、1日のうちで鏡を見る機会というのは、意外と多いものです。 そこで、鏡を見たらまずは「笑顔」! これだけで十分、トレーニングになります。ただし、自然な明るい笑顔を心がけること。上の歯が少なくとも6本以上、できれば8本以上見えるように意識するのがポイントです。下の歯は見えなくても構いません。 上の歯をしっかり見せる笑顔は、最初は少し窮屈かもしれません。しかし、慣れたころには笑顔がレベルアップしているはずです。 ■手で押し上げて口角アップ 最後は、指で口角をギューっと押し上げるトレーニング。口角を上げるのはすてきな笑顔の条件ですが、慣れていないとなかなかうまく上がりません。そこで、指でサポートしながら練習してみましょう。 方法は簡単。口を軽く「イ」の形にして、左右の人さし指を使って口角をグッと押し上げます。そして、その状態で30秒ほどキープ。1日3回程度を継続して行うと、だんだん口角を上げるイメージがつかめてきます。 ただ、指で口角を押し上げる際にあまり強く押しすぎると、肌を傷つけてしまう可能性があります。負担がかからない程度に、無理のない範囲でトレーニングを行いましょう。 笑顔を心がけていると、顔の筋肉がしっかり動かされるため、顔のシワ・たるみなどの予防効果も期待できます。子どものためだけではなく、ママ自身のためにもなるので、試してみてはいかがでしょうか。
2017年01月15日