2013年生まれの長男、2016年生まれの次男との楽しくバタバタした日々を漫画にしています。「男児2人に振り回され隊!」というブログで育児絵日記を描いたり、PMDD(月経前不快気分障害)についての漫画を描いています。
心療内科って「通院が大変そう」「お金がかかりそう」。調子のいい日もあれば、起き上がれない日もあるなおたろーさんは周囲から心療内科を勧められますが、なかなか踏ん切りがつかなかったそうです。でも、うつっぽい症状で日常生活に支障がでることもあって…、ついに受診を決意!本気で心療内科について考えてみたなおたろーさんが選んだのは、オンライン心療でした。
PMDDとは「月経前不快気分障害」のことで、生理前になると女性ホルモンの変動によって精神状態に異常が出てしまう状態です。ピルなどでコントロールしていますが、それでもポンコツになってしまう日があるのです。
私は立派に育児なんて全然できなかったし、そんな部分を誰にも言えなくてしんどかった。これまで見せずに隠してきた、育児の裏側を描きます。
■前回のあらすじ 調子のいいときもあれば、うつっぽい症状に悩まされるときも…。そこでオンライン心療内科を予約した主人公・なおたろー。突然の質問に慌てそうになったとき、事前に自分の症状などを書いておいたメモが役立ちました。あとは薬が届くのを待つのみ…! ■薬を飲み始めた数日後 ■家族と一緒に健康に ハードルが高いと思っていた心療内科の受診も、いざ飛び越えてみたらそこまで高くはなかったようです。 今回、なおたろーさんはオンライン心療内科を受診しましたが、メリット・デメリットがあることを踏まえて、どこで診察してもらうのが自分に合っているかをよく考えてみるといいかもしれません。 なおたろーさんは今のところ、調子がいいようです。一度乗り越えてしまえば、次に不調をきたしたときにも一歩を踏み出しやすくなるのがいいですね。 ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月28日■前回のあらすじ 心療内科の受診を決意したものの、どこに予約しようかと悩むなおたろー。メリットとデメリットを考えてオンライン心療を選びます。診察のときにちゃんと伝えたいことを伝えられるように、事前に症状などをメモしておくといいとアドバイスを受けて、今の症状を整理しながらメモを作ったのでした。 ■突然の質問にも… ■わたし頑張った 心療内科の受診は、なおたろーさんにとってとてもハードルの高いことだったようです。なかなか病院に行けず、調子の出ない日々を繰り返していましたが、オンライン診察でようやく乗り越えることができました。 突然の質問に慌てそうになったとき、事前に書いておいた自分の症状や病歴などのメモが役立ったそうです。 診察のハードルさえ乗り越えてしまえば、今後は頑張れそうな気がする!? 次回に続く「ようやっと心療内科を受診した話」(全4話)は12時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月27日■前回のあらすじ 調子のいいときもあれば、起き上がれない、会話ができない、うつっぽい、などの症状が出るときもある主人公・なおたろー。心療内科への相談を長いこと先延ばししてきましたが、日常生活に支障がでることもあり、思い切って受診を決意! まずは予約、それから…。 ■メリットとデメリットを考えて ■ありがたいアドバイス 心療内科を受診する! そう決意したものの、すぐに病院の予約が取れるかわからない。 なおたろーさんはいろいろと考えて、オンラインの心療内科を予約しました。でも、診察の日に体調が悪かったらちゃんと話せないかも…? せっかく先生に診てもらえるんだから、伝えたいことを伝えて、聞きたいことを聞けるようにしたいと考えたなおたろーさんは、受診前にやっておくといいことのアドバイスを受けたようです。 次回に続く「ようやっと心療内科を受診した話」(全4話)は12時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月26日■突然襲ってくる体調不良 ■心療内科を本気で考えてみる 基本的には調子のいい日が多いというなおたろーさん。でも、時々、起き上がれない日や会話もできない日があって…。 周囲からは心療内科を勧められますが、「通うの大変そうだし、お金もかかりそう」と先送りにしていたそうです。 そんななか、気圧の変動や寒暖差などで不調をきたす日々が続き、いよいよ本気で考えなきゃ…と一念発起! 心療内科ってどんなところなんでしょう…? 次回に続く「ようやっと心療内科を受診した話」(全4話)は12時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月25日■前回のあらすじ なんとかお風呂に入ったものの、ふだんできることがまったくできず。命の危険を感じて湯船から出ようとしても、体が動かなくて…。入浴後は、夫に「休むね」とジェスチャーで伝えることしかできませんでした。 夫ありがとう!! 基本的に毎日日付が変わる頃に帰ってくる夫なので育児と家事は私のワンオペです。 仕事が長引く日は、夫と顔を合わすことがないなんてこともあります。 この日はたまたま休みだったのですが、夫がいなかったらマジ詰んでた…。 理解者がいてくれるのと、いてくれないのでは全然違う。受け入れてくれる家族には、感謝しかありません。 学生時代、社会人時代のうつ症状もかなりしんどかったけど、結婚して子どもができてからは怒鳴ったり、ヒステリック起こしたり、家族に感情をぶつけることが多くなってしまい、そんな状況がすごくしんどかったです。 このままだと自分を傷つけたり、誰かに危害を加えてしまうかもしれない。 そう考えたらこのまま放ったらかしにするわけにはいかないと考え、病院に行く決意をしました。 夫も、私の扱いには相当苦労したと思います。 PMDDだとわかる前から、夫に「そんな風になるのはおかしいから、どこか病院行った方がいい」と言われていたのですが、私がずっとそれを拒否していたのです。 だってPMSやPMDDの症状は、生理前の一定期間しかないから。生理が来ると症状が消えて、うつだったことなんてすっかり忘れるくらい元気に過ごせるんです。 心療内科や精神科に行ったとしても、気持ちの問題だとか、ゆとりだからだとか、自分に甘いからだって、きっとそれで済まされると思っていました。 辛い人はずっと辛いけど、私の場合は元気に過ごせる日だってあるから、私はそうじゃないって。 まさか、生理が関係あるだなんて思ってもいませんでした。 男性である夫には、女性ホルモンの変動とか生理前のしんどさとかは最初ピンとこなかったかもしれませんが、それでも理解してくれました。 夫に受け入れてもらったことで、これまで自分のことをないがしろにしていた自分はなんて馬鹿だったんだと反省しました。 今でも症状がたまに出てしまうけど、「ママは今しんどい時なんだ」と子どもたちも理解してくれるし、3年間運転できなかった時期は母がずっと病院に送り迎えしてくれてました。 みんなの理解のおかげで、私は生きていけています。 今回みたいにポンコツになっちゃう時が、またあるかもしれません。 そのたびに私は自分が嫌だなって思ったり、家族に申し訳ないって思ってしまうだろうけど、周りのみんなへの感謝だけは絶対に忘れちゃいけない。 これからも私は私にできることをやって、目の前のことを一つ一つこなしていけたらいいなと思っています。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月16日■前回のあらすじ 何か家族の役に立ちたいとアイスを買いにコンビニへ。ところが、思考力の低下によって何を買えばいいのかわからず、お会計はまさかの3500円オーバー。帰宅後は、さらに症状が悪化してしまい…。 今は自分がPMDDだとわかってるので「あ、これやべーわ。動かんわ」と考えることができていますが、以前は怒りの感情がコントロールできず、家族にひどく当たってしまうこともありました。 そらじろーが2歳頃の育児も、それはそれはひどいもので…。 自分を止めることができず、そらじろーを責めるようなひどい言葉まで言ってしまっていました。 PMDDが過ぎれば、いつもの自分に戻って楽しく育児できるようになるけれど、当時はPMDDだとわからず気持ちの問題だと思っていたので、自分の気持ち次第で息子を振り回してしまっていることに罪悪感を抱いていたんです。 でも今は、定期的に婦人科で相談することで「自分の体がどうなっているのか」「自分はどんな人間なのか」を再確認することができています。通院は大変だけど、自分の心と体の相談ができる専門家がいてくれる安心感はすごく大きいものです。 特にホルモンなんて、目に見えるものじゃないしね。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。 次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月15日■前回のあらすじ 低気圧の日に、PMDDの症状が出現。夫は「休んで」と言ってくれたけど、“役立たず”のレッテルを貼られているように感じてしまったなおたろーは、何か役に立ちたいとコンビニにアイスを買いに行くことにして…。 値段も見ずに買い物するとか、セレブかよ(笑)。 ちょっとアイス買うだけのつもりだったのに、バグってる時い買い物したらいかんね…。 精神状態が不安定な時に外を出歩くのはなかなか危険ですが、コンビニは家の目の前なのでなんとか歩いていけました。 そして、頭も働かないし、呂律も回らないのでまともに喋ることができません。 夫はもう慣れっこだから「はいはい」って普通に対応してくれるからいいけど、よそではこんな姿見せられない…。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。 次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月14日イライラしたり、気分が落ち込んだり、不安になったり…、生理前になると出る辛い症状に悩んでいたけど、数年前それは「月経前不快気分障害(PMDD)」であることが判明。 症状が出てしまうと、ポンコツになってしまう、私の日常をご紹介します。 私はこの状態になっちゃうと、挙動がおかしくなるというか、目の焦点が定まらないというか、ずっと目が泳ぎ続けているというか…。 どんな感じかっていうのを自分で伝えるのってなかなか難しいのですが。 呼吸も乱れます。油断しすぎたり意識し過ぎると過呼吸になったりするので、気をつけなきゃいけません。 夫は私に気を遣って「あとは俺がやるから何もしなくていい。座ったり横になったりしたらいい」と言ってくれたけど、その時の私にはその言葉が逆効果で、まるで役立たずのレッテルを貼られているように感じちゃって…。 今回は「いつもできてることができないのが悲しいから私がやりたい」ってきちんと気持ちが言えてるけど、これはかなり珍しいです。いつもだったらひたすら駄々をこねて「ヤダヤダ!」って言ってると思います(苦笑)。 「思考力の低下」で、正しい判断ができずに無理をしようとしてしまうのです。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。 次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月13日■前回のあらすじ “いいお母さん”を目指すのをやめると決めてから、いい意味で色々と諦めることに。すると、頑張る方向の軌道修正ができ、楽しく過ごせるようになったのです。それでも、過去の過ちは消えることはなくて…。 「自分を許す」 考えたこともなかったです。 ずっと抱えて生きなきゃと思っていたから。 もしかしたら、「自分に都合よく許してんじゃねーよ」って思う人もいるかもしれない。 でも、たくさん、たくさん反省したから。 記憶に完全に蓋をするわけじゃないけれど、子どもたちと一緒に未来を生きるために、毎日120%子どもたちを愛するためにも、自分を許してあげようと思えました。 私の激せまキャパのなかで、できることを頑張りたい。 いろんなこともあったけど、これからはもう前だけ見て、家族と向き合っていこうと思います。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
2022年07月12日■前回のあらすじ 過呼吸を起こしたことで、これまで無意識のうちに自分にプレッシャーをかけて育児していたことに気づいたなおたろー。子どもたちのためにも、無理して“いいお母さん”を目指すのはやめようと決めて…。 いい意味で、色々と諦めてみました。 私はキャパが狭いんだから、下手したら健康に関わる。 健康的に生きることを最優先することにしました。 でも、ずっとずっと後悔しています。 あのときのことを思い返したら、息子たちに申し訳なくて…一生忘れちゃいけないと思うんです。 「やめたくてもやめられなかった」という私の都合でずっと振り回してしまった。 でもずっと、それに囚われて生きて、子どもたちの笑顔を見るたびにそのことを思い出していたら、なかなかきついなって…そう思っていました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月11日■前回のあらすじ 長男が通う幼稚園の参観日に、夫と大ゲンカ。なんとか参観は乗り切ったものの、帰ろうとしたときに突然、過呼吸に。子どもにも先生にも心配をかけてしまい、情けない気持ちでいっぱいで…。 「みんなできてることだから」って、自分ができるとは限らない。私は私のキャパがあるのに、それをずっとずっと無視していたのです。 なにが一番優先かを考えた時、子供たちの顔が浮かびました。 これまで必死にがむしゃらになってやってきたけど、気がついたら一人で走っているばかりで、子供たちの顔なんて全く見ていませんでした。 ここまできて、やっとそれに気がつけただなんて、本当にお恥ずかしい話ではありますが…この件をきっかけに吹っ切ることができました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月10日■前回のあらすじ 次男を出産してから1ヶ月半で、里帰りは終了。育児が楽しいと思えることも増えてきたけれど、体力はギリギリ。なんでみんなにできることが私にはできないんだろうと、自分を責めることばかりでした。 育児だけでなく、夫婦の関係もヘタクソでした。 今思えば、日々の疲れやストレスもあり、夫と冷静に会話ができる状態じゃなかったのかもしれません。 夫の待つ家に帰ろうと思った瞬間、突然過呼吸を起こしてしまいました。 ちなみに過呼吸自体は学生時代によく起こしていたので、対処法も慣れっこという(苦笑)。 でも過呼吸ってパニックになるし、頭に酸素回らなくてぐらぐらするし、視界もグワングワンなので、正直ここまでちゃんと喋ることができたかどうかはわかりません。 息子たちに「怖い」と思わせないように頑張って笑顔を作ろうとしたけれど、心の中は情けない気持ちでいっぱいでした。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月09日■前回のあらすじ 長男が3歳の頃、次男が誕生。里帰りをしていたので、体はそれなりに休めたものの、赤ちゃん返りで「イヤイヤ」ばかりの長男に強く当たってしまうことも。やめようやめようと思っても、自分を止めることができなくて…。 2人目育児も少し慣れてきて、子どもたちのことを可愛いと思える余裕も増えてきました。ちゃんと「可愛い」「愛おしい」と思えることが、すごく嬉しかったです。 でもそれ以上に体力は限界でした。 みんなできてることなのに、なんで私はできないんだろう。 とにかく時間がない。 家事がなくなることはないし、やることは尽きない。 合間に授乳やオムツ替えもあるし、上の子の面倒も見なければならない。寝る時間までずっと動き続けているのに、部屋は一向に片付かないし、牛乳飲んだコップも机に置きっぱなし。ワンオペお風呂も大変で、自分の体もまともに洗えない…。 ずっと家にいるんだからしっかりしなよって、誰かに言われてるような気がして…ボロボロな自分の顔を見て、自分の要領の悪さにガッカリしていました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月08日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 ■前回のあらすじ 息子に対して「やめて!」と声をあげるのは、叱っているのではなく、怒鳴ることで自分がスッキリしようとしているだけなのかもしれない。そう感じたなおたろーは、状況を変えるために育児相談に行ったのですが…。 産後はホルモンも安定していないので感情のコントロールが難しくなります。 私はPMDD(月経前不快気分障害)で、女性ホルモンの変動に感情を左右されやすいというのもあり、この時は本当に自分を止められませんでした。 こさぶろーは割と寝てくれるタイプではあったけどそれでも毎日睡眠不足で、体もまだ痛いし、悪露は出続けるし、乳腺炎になって高熱が出るし…心はいつも綱渡りのように、立っているのがギリギリの状態。 そこにそらじろーのイヤイヤが入ってくると、綱から落ちそうになってぐらついてしまう。 大暴れして床をドンドン足で鳴らされると、頭が割れそうになってしまう。 母もそらじろーが赤ちゃん返りをしていることは知ってはいたけれど、明らかに母がいる時といない時とでそらじろーの暴れっぷりに差がありました。 母がいない時は、これでもかと泣き叫んで暴れていました。 私も疲れ切った状態だったので、その状況を母に話すこともできず、里帰り中はこんな日々を送っていました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月07日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 ■前回のあらすじ 初めこそ順調だった離乳食も、次第にベビーフードしか食べてくれなくなり、自己嫌悪に。そして迎えたイヤイヤ期。言うことが二転三転する子どもに対して、正しい判断をすることが難しくて…。 2歳児相手にね…。 ちなみにこの時期、自分がPMDD(月経前不快気分障害)だと気がついていなくて、感情のコントロールができないことに悩んでいました。 だからといってPMDDを理由にして許されることではありません。 これくらいの小さい子どもは、絶対的にママが大好き。力も弱いし、体も小さいし、口答えするほどの語彙力もないのです。 でも、この現状を誰にも伝えることができませんでした。そして、自分自身のことを止めることができませんでした。 夫も深夜まで仕事で休みもほとんどなく、完全にワンオペ育児。転勤で引っ越してきたばかりなので、周りに頼れる人間もいない。 1人で抱えるにはかなり重かったです。 他人に相談したところで無意味なのかな、と思ってしまっていました。 でも、気持ちをアウトプットすることは、絶対に無意味じゃないはずなんですよ。今の私だから言えることなのかもしれないけど…。 たった一回の育児相談だけでなく、何度も何度も言語化することで変わるものもあると思うんです。 でも私は、対話することをやめてしまいました。 家に帰っても息子のイヤイヤが落ち着くわけじゃないから。 現状が変わるわけじゃないのに、私は保健師さんになんて言葉を言ってもらいたいんだろうって。 慰めてもらって、チヤホヤされたいだけなのかな? なんて言葉をかけてもらったら、私は満足するのかな? 予約や育児相談の会場に行くまでの道のりが大変だったり、保健師さんとの相性もあったかもしれないけど、ずっと息子と家に閉じこもって辛い気持ちを1人で抱え込むよりはよかったんじゃないかなぁ…。 どちらにせよ、当時の私には「また通おう」と思えるメンタルは、もうありませんでした。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新! この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月06日■前回のあらすじ 車が使える日は、なるべく2人きりにならないように支援センターへ。とはいえ、すんなり車に乗ってくれないこともあり、大人気なく0歳児に当たってしまうことも。一方で、はじめての発熱には大慌てで…。 当時は初めての育児だったので、育児書通りにいかなかった時はすごくショックを受けていたのですが…2人目育児をしたり、Twitterを始めたり、ママ友も増えてきてからは「離乳食ちゃんと食べてくれる子はレア!」って思えるようになりました(笑)。 育児だけでなく、夫との関係もまだ慣れていなかった私は、ベビーフードを毛嫌いする夫に「努力はしているけど食べてくれないんだから仕方ないじゃん」という言葉すら言うことができませんでした(今はバリバリ言えるよ!)。 ベビーフードを参考に味付けとかも研究してみたけどそれでもダメで、まずい料理しか作れないダメな母親なんだってずっと悩んでいました。 1歳すぎるまでずっとこの調子でしたが、私の実家で母の作った大学芋を食べてからは少量ながらもモリモリ食べてくれるようになりました。 ちなみに次男は離乳食は順調でしたが、幼児食は難航し…5歳になった現在はめちゃくちゃ偏食です。好きなものに関しては大食いだけど。 人それぞれなんですよね、ほんと。食べる子は食べるし、食べない子は食べない。 どう対策するか向き合うのも大事だけど、ある程度割り切らないと親も子供も楽しく食事ができなくなってしまう。 でもこの頃は食べてくれなくて、段々とイライラしてきて…。 言葉を理解していないことをいいことに「せっかく作ったご飯はゴミなんだね?ゴミはもう捨てるよ!」なんて言ってしまうこともあったし、3回食になった時は一日中憂鬱でした…。 四六時中こうだと、感覚が麻痺します。 子どものイヤイヤを受け入れるって、育児本でも育児系のテレビでも聞いたけど…これほど難しいことがあるのか!? だってこちらがどう対応したとしても子どもは「イヤァァァ!」しか言わないし、わけわかんなくなっちゃうよ。 一日中ずっとこんなのが続いてると「あれ、これは叱るべき?見守るべき?」という線引きがわからなくなって、もう考えることも嫌になっちゃって…。 「ママの方が嫌だよ!」って逃げ出したくなるけど逃げられるわけもなく、正しい判断もままならず…。 ちなみにこの時期PMDD(月経前不快気分障害)の症状がひどく、余計正しい判断が難しかったです。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新! この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月05日■前回のあらすじ 赤ちゃんは泣くのが仕事というけれど、密室に響き渡る泣き声を聞きながら感じた“小さな命”と向き合うことの難しさ。散歩に出かけても、一言も話すことなく帰宅することばかりで…。 周りから見たら、きっと私はいつもニコニコしているお母さんだったと思います。 夫も、母も、みんな大変だとは思ってくれていただろうけど、思い詰めていたとまでは思っていなかったと思います。 気持ちを表に出せないからって、誰も見ていないからって、まだ0歳の息子に当たってしまっていました。 「なんて馬鹿なことしてるんだろう」と自分でも思っていたので、できるだけ車が使えるときは外に出て二人きりにならないようにしてました。 パニック~~~!! ある程度大きい子だったら「寒気がするから毛布ちょうだい」とか「冷えピタちょうだい」とか言ってくれるけど、赤ちゃんだから何も喋らない! 何をどうすればいいのかわからない! という感じで、めっちゃ慌ててしまいました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新! この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月04日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 ■前回のあらすじ 21歳で出産するも、周りは学生ばかりでママ友ができなかったなおたろー。それから9年が経ち、出産した友達から育児についていろいろ聞かれるたびに、「私はそんなにいいママじゃない」と感じていて…。 夜もなかなか寝てくれないし、ずっと泣いているし。泣き声を聞くのが精神的にかなりきつかったです。 自分で望んだ妊娠、出産、育児なのに何言っているんだと思われるかもしれませんが、なんかもうそんなこともわけわかんないくらいに頭がバグっていました。 首も座っていないし、小さいし、ふにゃふにゃだし。私のちょっとした匙加減で、この子はすぐに死んでしまうんだなと思ったら、自分が抱えている命の重さがすごく恐ろしくなっちゃって。とにかく死なせないようにしなくちゃと必死でした。 二人目はまったくそんなことはなく、生まれた瞬間からめっちゃくちゃ溺愛できていたのですが…。やっぱり心にまったく余裕がなかったんでしょうね。 目の前にある小さな命との向き合い方がすごく難しかったです。 私の想像していた「お母さん」は、いつも赤ちゃんとおしゃべりしながらお散歩して、ずっとニコニコしているイメージでした。 でも私は、赤ちゃんになんて話しかければいいのか、ずっとわからなかったんです。 大して反応が返ってくるわけでもないし、私一人が盛り上がっているみたいで…話しかけた方がいいんだろうなぁと思いつつも、ずっと無言でした。 夫に散歩をしたと報告すると「そらじろーとなにかお話したりするの?」とよく聞かれていたのですが、いつも「ん~少しね~…」と曖昧な答えを返していました。 母親としてどうなのかな…と悩んだ時期でもありました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新! この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月03日想像していた出産・産後じゃなかった。 子犬は小さくて可愛い。 そんな感じで赤ちゃんも「小さいから可愛い」とは思えたけど、「世界で一番愛おしい我が子」とか、なかなかそういう風には思えませんでした。 自分で産んだのに、全然ピンとこなくって。 でも夫はずっとニコニコして「可愛い可愛い」って言っているから、すごく気持ちが焦っちゃって。 とにかく「死なせないようにしなくちゃ…!」と思ったら、夫が敵に見えてしまいました。 いわゆる「ガルガル期」というやつだったんだと思います。 時間が経つにつれて少しずつ母性も湧いて来るようになりましたが、最初はなかなか自覚が湧かないという事実がかなりショックでした。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新! この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月02日