ドイツでドイツ人夫と結婚し、日独ハーフの1人息子を育てています!「ぱんをたずねて2000里ちょい」というブログを運営しており、そちらでは子育てに限らず、ドイツでのカルチャーショックネタや義家族や友人の面白ネタなどを8コマ漫画にして毎日更新しています。
ドイツにて、日独ハーフのひとり息子を子育て中。ドイツで繰り広げられる親バカな日々を、面白おかしく綴ります。
たまたま目にした友人のSNSに自分への当てつけのような悪口を発見した主人公・きよか。女友達とのトラブルを通して、何気なくおかしがちな人間関係の課題に気づかされていくのでした。
「ネイリストが夢」という姪っ子の練習台になった主人公。しかし、仕事の都合で週末しかネイルができず、このまま落としてしまうのはもったいない。そこでSNSに画像をアップすると、物語は厄介なほうへ動き出したのです。
このお話は作者ぱん田ぱん太さんの友人きよかちゃんのエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。 ■前回のあらすじ SNSにネイルを載せると、コメント欄には友人からの褒め言葉がたくさん並び、姪っ子も大喜びでした。そんなとき、コメントとDMに「これどこのサロン?」と同じ内容のメッセージが送られてきて…。 きよかの頭の中は、ハテナでいっぱいでした。 次回に続く「SNSにネイル写真をアップしたら最強にめんどくさいことになった話」(全75話)は22時更新!
2023年01月08日このお話は作者ぱん田ぱん太さんの友人きよかちゃんのエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。 ■前回のあらすじ せっかくのネイルを誰にも見せずに落としてしまうのはもったいない。でも、過去にやっていたSNSのアカウントはすべて消去済み…。そこできよかは、これを機にあらためてSNSを始めることにしたのです。 けれども呑気にしていられるのは、今だけだったのです…! 次回に続く「SNSにネイル写真をアップしたら最強にめんどくさいことになった話」(全75話)は22時更新!
2023年01月07日このお話は作者ぱん田ぱん太さんの友人きよかちゃんのエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。 ■前回のあらすじ 「ネイリストになりたい」という姪っ子の練習台になったものの、仕事の都合で週末しかネイルができないきよか。姪っ子がSNSにアップするのかと思いきや、親からSNSを禁止されているらしく…。 これを機に、きよかは再びSNSを始めることにしたのですが…。 次回に続く「SNSにネイル写真をアップしたら最強にめんどくさいことになった話」(全75話)は22時更新!
2023年01月06日このお話は作者ぱん田ぱん太さんの友人きよかちゃんのエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。 そしてこの後、SNSにはトラブルに巻き込まれる危険があることを、きよかは身をもって知ることになるのです…。 次回に続く「SNSにネイル写真をアップしたら最強にめんどくさいことになった話」(全75話)は22時更新!
2023年01月05日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 わが家のひとり息子、フリッツ君は2月に誕生日を控え、もうすぐ5歳になる元気な男の子です! あくまで私のイメージですが、4~5歳の子供と言えば、とにかく「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なの!」「だからこんなすごいことができるの!」と背伸びしたがる時期だと思っていました。 そんな私のイメージとは少し違って……フリッツ君は公園に来ると、なぜか赤ちゃんブランコにしか乗りたがらないのです。 さすがにフリッツ君より1歳も2歳も小さい子に赤ちゃんブランコを譲ってもらったり、フリッツ君が赤ちゃんブランコを使っているせいで小さい子たちが使えなかったり、という状況にはしたくないので、周りに小さい子がいない場合にのみ許可しています。 しかし、明らかにフリッツ君は赤ちゃんブランコに乗るにはもうギリギリの体の大きさで、はたから見るとアンバランス……。 そんなフリッツ君が、赤ちゃんブランコについて質問を投げかけてきました。 これを機に「なぜ赤ちゃんは赤ちゃんブランコを使う必要があるのか、なぜフリッツ君はもう赤ちゃんブランコを使う必要がないのか」を説明して理解してもらおうとしましたが……。 なぜか 赤ちゃんにマウントを取る フリッツ君。 その赤ちゃんのためのブランコにあえて乗っておきながら、なぜ……。 普通のブランコだと、誤って落ちてしまうのが不安だから赤ちゃんブランコに乗りたがるのかと思えば、ブランコ以外の遊具で遊ぶのはすっかりお手の物。 はしごを使って高い場所に登ったり、そこからながーい滑り台で下に降りたりもできます。 いったいなぜブランコを使うときだけ、赤ちゃんぶりたがるのか……?? 謎ですが、せめて5歳になるまでにはもう赤ちゃんブランコを卒業してほしいものです……。
2023年01月04日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です! 我が家のフリッツ君はもうすぐ5歳。すくすくと育ってくれて嬉しいことですが、母親の私にはほんの小さな悩みがあります。 そう、フリッツ君が産まれて来た日から撮り続け、ひたすらに増えていく写真データです……。初めのうちはスマホに保存するだけで済みましたが、私のスマホの保存容量はあっという間に満タンになってしまいました。 そこで、定番の手段として、大容量USBを購入! まずはスマホからPCに移し、PCからUSBに移してそこに保存していました。 わざわざPCとUSBを用意して、写真を見る……「わざわざ」と言うほどの手間ではないのかもしれませんが、私はどうにもそこまでのモチベーションが湧かず、結局USBは引き出しにしまわれっぱなしで、写真を見る機会がなくなってしまいました。 もっと簡単に、片手間に写真を見返せる方法はないものでしょうか。 そこで今度は、スマホに直接繋げられるUSBを購入。これならPCを用意しなくても、USBをスマホに挿すだけでその中に保存した写真データをスマホで見られるんです! これは便利! これは私が最強にモノグサすぎるのでしょうか。やっぱりこれも写真を中に保存したまま放置……。 もっと「あ、そうだ!昔の写真を見よう」と思い出すことができて、かつすぐにぱっと見られる方法。それは……。 こんなに便利でコンパクトな世の中にも関わらず……。私が選んだ方法はシンプルに「アルバムを作る」というアナログなものでした(笑)。 もちろん、印刷して保存するとしたらデジタルデータで保存するのとは違い、撮影したすべての写真を……というわけにはいきません。 連射写真を1枚に絞ったり、ぼけている写真や、子供がちゃんと写っていない写真などは除外したりしていきました。 しかし、それでも! 我が子の写真……特に新生児期の写真は、母親の私にとってどれも可愛くて可愛くてたまらないんです。 きっと人から見たら「寝てる姿ばっかりじゃん」なんて思われるのではないでしょうか。写真をかなり厳選したにも関わらず、なんと約2か月分でアルバムが1冊埋まってしまったのです。 もちろん、これもあるあるだとは思うのですが、新生児期の写真は特に多く、その後は少しずつ写真を撮る頻度が減っているので、2冊目以降のアルバムは1冊目のアルバムのように2ヵ月分で埋まってしまう……なんてことはありませんでした。 しかし、きっと合計でとんでもない量になるに違いないことには変わりないでしょう。 アナログのアルバムなら、ふと本棚に置いてあるのが目に入って「そうだ、アルバムを見よう」と思いつけますし、本棚から取り出して見るだけ。フリッツ君も、自分が赤ちゃんの頃を見るのはとても興味深いらしく、楽しく見てくれています。 「このときはこんなことがったんだよ」と思い出話もできて、親子のコミュニケーションにもなって、この方法で私は満足です! 少しだけ大変ですが、これからも作り続けます!
2022年12月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 突然ですが、過去記事にも少しだけ記載しているとおり、わが家は少しだけ複雑な家庭です。 もともとはドイツ人男性と国際結婚をしてフリッツ君を授かりましたが、その後離婚。現在、フリッツ君は平日は私の元にいて幼稚園に通いながら、週末はパパの元に遊びに行く……という生活をしています。 わが子がかわいいのは当たり前ですが、離婚家庭でしかもひとり息子という要素がさらにそれを加速させているのか……。 とにかくフリッツ君がかわいくてかわいくてたまりません。 しかし、甘やかすだけが親の仕事ではないこと、過剰に甘やかしてしまうことは愛する息子のためにならないことももちろん自覚しているので、厳しくする部分は厳しく! と日頃から意識しています。 そんなある日のこと。 フリッツ君、私のパートナーであるシュテフと3人でピクニックに出かけたときのことです。 私はフリッツ君におやつの棒アイスを与え、フリッツ君とシュテフを2人にしてトイレに立ったのです。 そして、トイレを終えて戻ってくると、ピクニックマットの上にフリッツ君が食べ終えたのであろうアイスの棒が落ちているのを見つけました。 「ああ、アイスを食べ終えたんだな」と思い、それを拾おうとした私。 それを見たシュテフに、真っ先にこう伝えられたのです。 ぐうの音も出ない とは、まさにこの瞬間のことでしょう。 そう、私はフリッツ君に「自分が食べ終わったごみを自分でごみ箱に捨てる」ということを一切教えてこず、赤ちゃんの頃のように私が捨ててあげるのが当然だったのです。 これをきっかけにフリッツ君としっかり話をし、フリッツ君は自分のごみを自分でごみ箱に捨てることを少しずつ学んでくれました。 そして前々から計画していたとおり、これまで別々に住んでいたシュテフと共同で大きな賃貸を契約して引越し、3人での生活が始まりました。 シュテフとの3人の生活は、私との2人だけの生活では気付かなかった、フリッツ君の特徴がわかってきました。 フリッツ君はシュテフにとても懐いており、おしゃべりするのが大好きなのに、なぜか「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」などの基本的な挨拶をしようとせず、握手だけで済ませること。照れ隠しなのかもしれませんが、これもゆっくりと毎日話して聞かせることに。 さらには…。 シュテフの前では当然のように1人で靴を履くフリッツ君ですが、私がいるときは私に履かせてもらうのを待っていたことが発覚。 私もフリッツ君がすでに幼稚園では1人で靴を履いたり脱いだりしていることを知っていたのに、ついつい無意識に手伝って(と言いますか、ほぼ100%やってあげて)しまっていたのです。 こちらも「これからはちゃんと1人で靴を履こうね」とフリッツ君と話し、少しずつ改善させていきました。 シュテフというパートナーの存在がなければ、私は自覚なしにフリッツ君を甘やかし、成長を阻害していたことに気付かないままでした。 そして……きっとこれからも、いくつものことに気付かされるのでしょう。私はその都度、しっかりフリッツ君と話をして、親子で成長していこうと思います。 しかし、やっぱり母親としては息子をめちゃくちゃに甘やかしたいときもあるもの。 そんなときは、やっぱり遠慮なく私の望むとおり、息子の望むとおりに甘やかしちゃってます。たまにはいいですよね。
2022年11月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です。 わが子を危険から遠ざけたい!という気持ちは、多くの親御さんの総意だと思います。そのためには「事前に察知して避けるべき危険」の見極め方を、子どもになるべく理解してもらうことが必要です。 私がそれを教えようと思ったのは、ある日の外出先でのこと。私と4歳の息子のフリッツ君は、彼のお気に入りの噴水がある遊び場に来ていたのですが……。 独り言を呟きながら、苛立った様子で時折、叫び声をあげる男性がいたのです。彼が周りの人間に危害を加える様子はありませんでしたが、なるべくなら接触を避けたいと判断しました。 簡単にそう伝えると、フリッツ君は納得してくれました。ここで彼は 「大きな声で叫ぶ人は避けたほうがいい」 というポイントを学んだようです。 しかし、また後日、同じ噴水の遊び場のベンチに座っていると……。 男性が突然私たちに歩み寄って来て隣に座り、にこやかに話しかけてきました。 私の英語力が低いのと、外国語訛りの英語だったために内容は理解できず、私はドイツ語で「何を言っているか分かりません」と対応しました。 すると男性はフリッツ君にグッドサインをしてアッサリ去ってくれましたが、どうやら次の相手を探して、その遊び場の周辺を歩き回っていました。やはり、こういった方ともなるべくなら接触を避けたいです。 フリッツ君は前回「大きな声で叫ぶ人を避ける」ということを学んだので、今回の男性は「大きな声を出していないから大丈夫だ」と判断してしまったようです。 しかも、私は少しドキッとしてしまいました。彼がフリッツ君に笑顔で「グッドサイン」を送ったことを、フリッツ君は非常にポジティブに捉えたようなのです。 大人のたったそれだけのアクションで、純粋な子どもはその大人を「安全」だと認識してしまうのかもしれません。 周辺にいた人たちに次々に声をかけていくその男性を見ながら、私はフリッツ君に説明をしました。 ここで気を付けたのは、 「知らない人から話しかけられたら避けてね」とは教えないこと でした。 そうすると、たとえば電車などでたまたま隣同士になり、何かのきっかけで軽いスモールトークを交わす……といった日常的なコミュニケーションまで制限することになってしまうからです。 向かい合わせや隣に座った方が、電車に乗っている間、フリッツ君に「ボクはママとどこへお出かけするの?」などと話しかけてくれる微笑ましい光景は珍しくないのです。 そして、また後日。 同じ噴水付きの遊び場で、今度は3人の男の子たちが大きな声をあげてふざけ合っていました。 「フリッツ君も大きくなったら、あんな風に学校帰りに友達とじゃれ合ったりするんだろうな」と、将来の姿を想像しながら思いを馳せていると……。 フリッツ君がこっそりとこう言ってきました。 どうやらフリッツ君にとっては、ある程度の年齢以上になると「子ども」と「大人」の境界が曖昧になる様子。 私のように「子どもたちが遊んでるだけ」とは判断できず、最初に学んだとおり「大きな声を出している人だから危ない!」と判断してしまったようです……(笑)。 子どもに「避けるべき危険」の定義を教えるのは、本当に難しいことだなと感じました。 ひとまず今はきちんと私がそばにいて彼の安全を確保しつつ、これからも少しずつ危機管理について教えていきたいと思います!
2022年10月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで一人息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です! いつもどおり4歳の息子、フリッツ君を幼稚園にお迎えに行ったある日のこと。 表紙はキラキラピンク色、ユニコーンなども描かれていて、恐竜やトラクターや緑色が大好きなフリッツ君の好みっぽくない本だな、と思いながら見てみると……。 なんと懐かしの「プロフィール帳」でした! ちなみにドイツ語だと、直訳すると「フレンドブック」と呼ばれています。 持ち主の名前を見てみると、フリッツ君と同じグループの女の子。やっぱりドイツでも日本と同じで、こういうのをやりたがるのは女の子が多いのでしょうか。 家に帰って、さっそくフリッツ君と一緒にプロフィール帳を書いてみることに。 私が小学生の頃、みんなで交換していたプロフィール帳には「好きな人」なんて質問がありましたが、どうやらこのプロフィール帳はもっと幼い年齢の子たちを対象にしているみたいです。 「〇歳以上/以下向け~」など、年齢別で色んなプロフィール帳があったりするんでしょうか。 その中で気になる項目が! 「将来の夢」です。ドイツの幼稚園は年齢ごとにグループが別れておらず、3~6歳の子どもたちが一緒になっています。 そのため、フリッツ君のグループの年齢が上の子どもたちが書いたプロフィールを読んでみると、なかなかちゃんとした職業を書いていました。 まだフリッツ君がちゃんとした職業を言えるとは思えず。大好きな「ゴジラ」になりたい、くらいの返事が返ってくるかな?と想定していたら……。 意外! 自分で考えて、ちゃんとした答えが返ってきました! 「ごはんを作るのが好き」な傾向はたしかにあります。おままごとが大好きだし、私が家で本物の料理をするときも興味深そうに観察していることがあるのです! もうそんなことを考えられるようになったなんて……と感慨深く思っていると……。 違いました。ごはん(食事全般)じゃなくて、ごはん(白米、白ごはん)のことでした(笑)。 ドイツ生まれドイツ育ちのフリッツ君ですが、白ごはんが大好きで、普段からそれだけを延々と食べたがるくらいなのです。 当然、炊飯器にお米とお水を入れて洗ってボタンを押して……という作業もいつも観察しているので、「大好きなごはんを作る作業をぼくもしたい」と思ったのでしょうか。 もちろん「ご飯を炊くだけのお仕事なんてないよ」なんて野暮なことは言わず、ひとまずその夢を応援することにしました。 皆さんのお子さんは、何歳くらいから「将来の夢」を答えてくれるようになりましたか? 子どもの「将来の夢」が年齢とともにどんなふうに変化していくのか、記録していくのも面白いかもしれませんね!
2022年09月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツでひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です。 皆さん、暑い夏を満喫していますか? わが家で夏の間一番楽しんでいるのは、やっぱり定番のプールです! わが家のフリッツ君は現在4歳。ようやく水への恐怖がなくなって、子ども用のアームリングを着けたままなら、ひとりでぱちゃぱちゃと水の上に浮かべるようになりました! さらに、私の恋人が一緒にいるとき(わが家は離婚済みなので、父親と3人で遊びに行くことは残念ながらありません)は、彼がフリッツ君に泳ぎ方の指導をしてくれます。 泳ぎ方を教えてもらって、小さな手足をぱたぱたと動かして泳ぐフリッツ君の姿が可愛くて可愛くて、わたしは思わず毎回笑ってしまいます。すると……。 彼から「私があざ笑うせいで、フリッツ君が泳ぐのをやめてしまう」と注意されてしまいました。 慌てて弁解しようとしましたが、ふとあることを思い出しました……。 私自身にも小さな頃、おそらく悪気はなく、本当にただ子どもに対して「可愛い」と思っていたのであろう大人たちの笑いを、とても不快に思った経験があったのです。 それ以来、プールでの泳ぎの練習に限らず、フリッツ君が何かを真剣に頑張っているときは、どんな理由があろうとも笑わず、こちらも真剣に応援することを心がけています。恋人から教えてもらった、新たな気付きでした。
2022年08月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 これは先日、とあるブログ記事を目にした時のこと……。 アメリカで国際結婚をした女性のブログなのですが、彼女の旦那さんはアメリカ人です(厳密には、欧州出身とのことですが)。 夫婦でアメリカのスーパーでお買い物をしていた際、旦那さんが会計前のスーパーのドリンクを開けて飲み干し、空っぽになったペットボトルを会計で通した、というエピソードが描かれていました。 実はこのお話、他人事ではないのです。この 「どうせちゃんと後でレジを通すのだから、会計前の商品を開けてしまっても問題ない」 という風潮は、ドイツにもあるのです! 渡独して間もない頃、初めてスーパーでこの光景を見たときは「あの人、何してるの!?」と非常に驚いたものですが、その後ちょくちょく同じ光景を見かけたことから 「ああ、ドイツでは会計前の商品を開けてしまうことは別に問題ないんだ」 と文化の違いとして納得し、その後は特にそれについて考えることもありませんでした。 改めてドイツ語で調べてみましたが、「その後きちんとレジを通すことは大前提として、ドイツで会計前のスーパーの商品を開ける行為自体が罪に問われることはありません。トラブルの元になる(万引きを疑われる等)場合もあるので、決して推奨される行為ではありませんが、まず問題は起きないでしょう」とのこと。 しかし、上述のアメリカ在住の方のブログ記事に対するファンの皆さんの反応を見てみると……。 「恥ずかしかった」という彼女と同じように、他の方もネガティブな意見ばかり。特に「子どもには教えない」という意見が、ドイツで現在4歳の子を育てている私にも刺さったので、これまで「そういうもんなんだな」と納得していた私も、これについて少し考えてみることにしました。 まず、シンプルに「じゃあ私はそれをするのか?」と言われたら、絶対にやりません。 私は日本人ですから 「会計前の商品を開けることは絶対にしてはいけない」 という文化で育っていますし、まず会計前に開けてしまう理由もありません。普通に会計まで待つことができます。 もちろん、脱水症状や熱中症で倒れたりするほど水分が早急に必要な状況などであれば別ですが、まずスーパーでそのような状況になることはないのではないでしょうか……(笑)。 じゃあ、わが子だったら? これも少し考えにくい状況です。わが家は子ども用の飲み物を持参していることがほとんどだからです。 もちろん暑い夏、飲み物持参を忘れてしまったり、あっという間に飲み干してしまったりして、スーパーで飲み物を購入する……というシチュエーションもあるでしょう。 その場合、子どもが喉が渇いて渇いて泣き出してしまったら……正直、あげてしまうかもしれません。 だけど、あくまで子どもの場合です。大人は、我慢できますよね? そこでようやく、はっと気付きました。 このテーマは「とがめられないとしたらやっていいのか/それでもやるべきではないのか」というのがポイントではなく 「大の大人がちょっとした空腹や口渇感を、たったの数分だか十数分だかもガマンできないってどうなのよ?」 という部分だと。 自制心のなさは、何も「スーパーで会計前の商品を開けるかどうか」だけに影響するものではありません。 決して「自分の欲求を何もかも抑えて、ガマンしすぎて無理をする」のが良い、ということではありませんが、適度な自制心は、わが子の人生にとっても非常に重要な要素のはずです。 子どもが飲み物にしろ食べ物にしろ、会計前の商品を開けたがったときに「じゃあ、いいわよ」と許可してしまうのは、自制心の成長を阻害する要素のひとつではないか……と気付いたのです。 そこで私は、改めてそれをテーマにした自分の教育方針について考えました。 まず「我慢する=良いこと」ではないということ。 「我慢をしなくていいように、少し先の未来について予測し、事前に手間をかけて対策をしておくのが大事」 だということ。 そして 「とがめられる・とがめられないなどは関係なく、会計前の商品を開けることはマナー違反であり、よほどの例外を除き、やるべきではないこと」 という考えを教えること。 わが家のフリッツ君は一応その教育に納得してくれているようで、きちんと会計後まで待つことができます。 彼がもう少し大きくなって、その目で誰かがスーパーの会計前の商品を見たときに、何を思うかはわかりません。でも「あの人はあれをやってるけど、僕はママがずっと言っていたとおり、やりたくないからやらないでおこう」……というように 「人は人、自分は自分」 と考えてくれるよう、これからもまっすぐに向き合って教育を続けたいと思います!
2022年07月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 皆さんは、子どものほんの小さなケガの時、どのように慰めていますか? ドイツで以前やっていたベビーシッターのお仕事で知り合った親子や、公園などで見かける親子からよく聞いたのは、こういった言葉です。 「魔法」なのがちょっぴりヨーロッパ流? だけど、日本人の私にはなぜかしっくり来なかったので、私がよく使うのは……。 やっぱりこれです! 我が子フリッツ君も、まだ今より小さかった2歳くらいの頃でしょうか。これを言えば、すぐに「痛くなくなった」と暗示にかかってくれていました(笑)。 しかし、我が子の成長は早く……。 「痛いの痛いの飛んでけ」の後に、飛んで行った先について疑問を持ったり、ダメ出しをされたり……。 「痛いのが飛んで行かなかった!」とクレームを受けたりするようになりました(笑)。 そして、4歳になった現在のことです。またまたフリッツ君が公園で転んで小さな擦り傷を作ったので、いつものをすることに。 こっちも趣向を凝らして、今回はママの友達でありフリッツ君もお話をしたことがある「ミヤギくん」という友達の名前を出してみました。すると……。 え? まさかの! 「もっと痛くなった」という新しいパターン! 面白かったので詳しく聞いてみると「ミヤギくんがふりぽよに投げたから、もっと痛くなった」とのこと。それはつまり……? 子どもの発想って、なんて面白いのでしょうか。 というわけで、年々簡単には通用しなくなってきた「痛いの痛いの飛んでけ」ですが、ふりぽよの柔軟な発想と反応をもっと楽しみたいので、これからも使い続けたいと思います!
2022年06月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでひとり息子を育てているぱん田ぱん太です! 突然ですが、昨年までわが家はドイツ人の夫との国際結婚家族でしたが、現在は正式に離婚が成立し、別居をしています。 日本では「単独親権」が一般的ですが、ドイツでは基本である「共同親権」が適用され、4歳の息子のフリッツ君は平日はママ(私)の元、週末はいつもパパの元で過ごしています。 そして、ある日のこと。フリッツ君が私に聞いてきました。 突然の質問に驚きましたが、心当たりはあります。週末が終わり、いつもフリッツ君がわが家に戻って来たときに……。 毎回「会いたかった」「会えて嬉しい」と口にすることです。フリッツ君はそれを聞いて「じゃあ、僕に会えないうちは悲しいのかもしれない」と心配したのかもしれません。 心配をかけることがないように、私はフリッツ君とまっすぐ向き合って話をすることにしました。 「そうだよ、フリッツ君が大好きだから、フリッツ君がいない間はママは悲しいんだよ」などと言って、フリッツ君が「自分のせいでママが悲しんでるんだ」と感じてしまうことは絶対に避けたいので、私はフリッツ君といない間も楽しいことを伝えようと思いました。 だけど、それで逆に「ママは僕がいなくても平気なんだ、僕が好きじゃないんだ」とは誤解させないように……。 私の大好きなデ◯ズニープリンセスをたとえに出してみました。これは本当のことで、私はできればフリッツ君と一緒にプリンセスが出てくる映画を観たり、音楽を聴いたりしたいのですが……。 フリッツ君はスーパーヒーロー、あんぱんまん、恐竜など、別のコンテンツに夢中で、プリンセスを禁止するのです(笑)。 それを説明すると、フリッツ君はしっくり来たようで、すぐに納得してくれました。 その次の週末前にバイバイする時にも、笑顔でこう言ってくれました。 ママがフリッツ君に依存しているわけでも、逆にフリッツ君を必要としていないわけでもないということを、プリンセス映画のたとえを通して理解してくれたようで、私はとても安心しました。 きっとこれからもフリッツ君が大きくなるにつれ、少し人とは違う家庭環境や、両親同士の関係でいろいろと考えることが増えるのだと思います。 そのたびに、フリッツ君がきちんと自分の考えを私に話してくれて、私もまっすぐに話ができる関係でいられるように頑張ろう!と思いました。
2022年05月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です。 わが家のフリッツ君ももう4歳! すっかりひとり遊びが上手になり、母親の私がずーっと相手をしなくても大丈夫になったので、すごく楽になりました。 食事の準備をしたいタイミングなど、こっそりフリッツ君のそばを離れてみたりすることがあります。すると、10分ほどで……。 すぐに私のことを探し始めます。遊びに参加しなくても、そばにはいてほしいのでしょうか。 「探したんだよ!」と怒られるので、いつも慌てて私を探さなくてもいいようにアドバイスをしてみることに。 これ以降、フリッツ君は私がいないと分かると、慌てずすぐにキッチンやトイレに来るようになってくれました。改めて、赤ちゃんの頃と違って言葉が通じるって素晴らしい……! そして、ある日のこと。私とフリッツ君は、デパートのおもちゃコーナーに来ていました。 フリッツ君が私の手を引いてどこかに連れて行こうとするので、てっきり大好きな恐竜コーナーを一緒に見てほしいのかと思ったら……。 なんと、私が以前「ママを探そうと思ったら、キッチンかおトイレを探すといいよ」とアドバイスしたのと同じように、フリッツ君もアドバイスをくれました!!(笑) さらに……。 僕は僕の興味のあるものを、ママはママの興味のあるものを見ていいよ、という気遣いまでしてくれました……! なんという成長! 「分かったよ」と言ってフリッツ君から少し離れ、影からその様子を見守っていると、自分で宣言したとおり、フリッツ君はひとりでいい子にしながら恐竜コーナーを堪能していました。 何にもできなかった赤ちゃんから、こうして少しずつ少しずつひとりでいられる時間が増えてきて、やがては親元を離れてひとり立ちをするんだなぁ……。そう思うと少しだけ寂しくなってしまいましたが、やっぱり子どもの成長は嬉しい! 甘やかせすぎず、突き放しすぎず、ゆっくりゆっくり息子の自立をお手伝いしていきたいなぁと思った出来事でした。
2022年04月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでひとり息子を育てているぱん田ぱん太です。 2020年の始めにコロナ禍が始まって以来、私と息子のフリッツ君は日本に行けていません。私にとっては故郷、フリッツ君にとっては自分の生まれのルーツがある国ですから、定期的に一時帰国したいのですが、今の状況ではなかなか難しいところ……。 しかし、フリッツ君が日本の文化にまったく触れられていないかと言えば、そういうわけでもありません。ありがたいことに、日本にいるお友達が時々私やフリッツ君にプレゼントを送ってくれるのです。 日本の子どもたちが大好きな、幼児向けの有名絵本シリーズは、すっかりフリッツ君のお気に入りシリーズになりましたし、 ドイツにはない非常に精巧な作りの食べ物消しゴムシリーズは、フリッツ君の大好きなおままごとで大活躍!(ちなみに私も子どもの頃このシリーズが大好きで、集めていました) フリッツ君が「もっと欲しい」と言うのにすぐに買ってあげられないのが心苦しいですが、次回のプレゼントの楽しみが増えるのもいいことです。 そしてフリッツ君はもちろん、ドイツで手に入るおもちゃにも興味がないわけでもありません。 最近よく見かける、指で押すとぺこぺこと引っこむゴム製のおもちゃがお気に入り。 こちらもフリッツ君は「もっと大きいやつが欲しい」とおねだり。高価なものでもないので買ってあげてもいいのですが、簡単に「いいよ!買ってあげるよ!」と言うのも教育によろしくないので、「見つけたらね」と曖昧な返事をしてみます。 すると、まさかの日本が登場。上記の日本の絵本やおもちゃに関して、私がよく「日本にはあるんだけどね」と言っていたのが印象深かったのでしょうか(笑)。 そして、また別のある日。おままごとセットのコップを使って遊んでいました。 コップは3種類あり、コーヒーと、水と、ミルクの絵柄が描かれたもの。それを見て、私はあることを思いつきました。 コップを持って、ごくごく、おいしいね!……だけじゃつまらないので、アレンジをしてみることに。フリッツ君は新しいアイディアが大好きなので、気に入ってくれたようです。 フリッツ君も私のアイディアを応用して、 『ミルクお水』 という謎の飲み物を作っていました(笑)。 子どもの豊かで楽しい発想力や想像力を邪魔したくないので、「そんなものないよ!」「そんなのまずいよ!」と否定はしないようにしています。すると……。 また出た、日本!!(笑)。 どうやら、フリッツ君の頭の中に広がるたくさんの想像(理想?)の物は、全部日本にあると信じているようです……。 いずれフリッツ君と実際に日本に行ったとき、彼はどんな反応をするのでしょうか。思っていたより普通でがっかりするのか、それとも、彼の想像を超えるたくさんの新しいものを発見できて、大喜びするかもしれません。 何にせよ今はコロナ禍が落ち着いて、以前のように気兼ねなく日本へ行ける日を待つのみ。近々日本に行けたら、その時のことも、ここウーマンエキサイトの記事にてご紹介できたらいいなと思います!
2022年03月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 わが家のフリッツ君はもうすぐ4歳。ピークの頃ほどのイヤイヤはなくなってきましたが、まだまだワガママを言いたいお年頃。彼のよくあるワガママはと言うと……。 定番(!?)の、こういう系のワガママです(笑)。 かわいいわが子の望みはかなえてあげたいところですが、本人のためを思うとやりたい放題にさせるわけにはいきません。 しかし、頭ごなしに「もう食べたでしょ!ダメ!」「もう時間だから帰らなきゃダメ!と言ったところで、ただヒートアップするだけ……。そんなわけで、わが家ではこんな方法を採り入れています。 それがどんなものかと言いますと……。 まずは、わが子がおやつをもっと欲しがったとき。 ここでは言われたとおり、追加でさらっとあげちゃいます。しかし、ここで満足してくれる子はそれでいいのですが、わが子はここから「もっとちょうだい!」と続きがち。だから……。 わが子の「もっとちょうだい」よりも先に、こっちから「もうちょっと食べちゃう?」と提案します 。 すると、あくまでわが子の場合ですが……。「もうダメよ」と言われたら欲しくなるのに、「もっとあげるよ」と言われると別に欲しくなくなるみたいなのです(笑)。 追加であげちゃう分も考慮して、最初にあげるおやつをちょっと少なめにしておくのもポイント。 さらに、公園などでもっと遊びたかった場合はどうするかと言うと……。 こちらも、言われたとおりに「じゃあ最後に〇〇していいよ」とワガママを受け入れます。ただ、おやつの例と同じで、ここからさらに「もっと〇〇もしたい!」となりがち。なので……。 こちらから「もっと遊んじゃおっか」と逆に促してみます。すると……。 やっぱり「帰らなきゃダメよ!」と急かされると遊びたくなるのに、「もっと遊ぼっか」と言われると「もういいや」となるみたいです(笑)。こちらも、追加で遊ぶ分を考慮して、帰りたい時間から少し早めに声をかけるようにしています。 子どもの数だけ個性がありますから、すべての子供たちに通用する方法ではないと思いますが……。少なくとも、わが家では効果抜群! もし子どものおねだりに困っているママさんがいらっしゃいましたら、よければ試してみてください!
2022年02月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦、ぱん田ぱん太です。 皆さんは、ドイツの食べ物と聞くと何をイメージしますか? ソーセージもパンもおいしいのですが、もうひとつ、ドイツ人が大好きな代表的な食べ物があります。 じゃがいもです! 家庭でも主食として、ふかしたじゃがいもをメインに添えたりしますし、レストラン、カフェ、バーなどのメニューも、メインディッシュに添える料理として炒めたじゃがいも、フライドポテト、じゃがいもサラダなどを選べたりします。 当然子どもたちの食べるものも同じで、ドイツのキッズメニューの定番のひとつが「チキンナゲットとフライドポテト」だったりもします。もちろん、ドイツ生まれ・ドイツ育ちのわが家のフリッツ君も、じゃがいもが大好き。 ドイツでは街中はもちろん、大きめのスーパーの中にも「フライドポテト屋さん」があったりするのですが……。 何がきっかけなのか、フリッツ君がお出かけのたびにフライドポテトをねだるようになりました。チョコレートやアイスなど、おやつとは違うのでなるべく買ってあげていたのですが……。 だってフライドポテトはフライドポテトですもの…… 「脂質×糖質爆弾」 ですよね。 フリッツ君はまだ他にしょっちゅう食べ物をねだるということもないので、「〇〇が食べたい!」と意思表示してくれるのは嬉しいし、フライドポテトを買うメリットもたしかにあるのです。 そこで、ある計画を思いつきました。フリッツ君がいつも「フライドポテトを買ってその場で食べる」のではなく、お持ち帰りをして家で食べていることを利用して……。 まず「フライドポテトを買いたい」と言われたら、快く承諾します。そして……… 買いません。 フリッツ君ももう3歳。ママがいつものようにフライドポテト屋さんに寄った様子がないので、不思議に思ったのでしょう。そこで、強引に(かなり強引に)説明してみます。 アッサリだまされてくれました……多少の罪悪感。 そして帰宅し、秘密兵器の登場です。なんとノンオイルで揚げ物ができる、とっても便利な調理器具"フライヤー"! そしてその中に、ドイツのどのスーパーでも買える、フライドポテト用の細切り冷凍じゃがいもを投入。これで大幅に脂質カットです。 外で買うフライドポテトには塩やパプリカパウダーもたくさん付いているので、これなら塩分もカットできます! フリッツ君に調理中の様子を見られたときの言い訳もバッチリ(?)です。 さて、無事にフライヤーでオイル・塩分カットの健康フライドポテトができあがり……フリッツ君に食べてもらいます。 ひょっとしたら「いつものフライドポテトと違う!」とバレるかと思いましたが……? おいしく食べてくれました~!! おそらくですが、「お外で買ってきたフライドポテト」という特別感が好きなのであって、味にはそんなにこだわらないのかもしれません(笑)。 というわけで、現在わが家では外出先でフライドポテトをねだられたら、買ったふりをして帰宅後にフライヤーで自作したフライドポテトを出す……という方法が定着しています。 どんどん成長し、賢くなるわが子……。一体いつまでこの方法が通用するのか分かりませんが、よかったら小さなお子さんがいる皆さんも、試してみてくださいね!
2022年01月04日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。 日本の子供たちが最初に習う文字はひらがなですが、ドイツの子供たちが最初に習う文字は、当然ながらアルファベット。 私はドイツに移住してから、複数の家庭でベビーシッターのお仕事をしたのですが、私が見てきた限りでは、どこの幼稚園でも子供たちがアルファベットを教わっていました。 たとえば、毎日登園したら各園児が頑張って専用のノートに自分の名前を書く、などといった感じです。 我が家のフリッツ君ももう3歳で幼稚園に通っていますから、そろそろアルファベットの練習を始めてもいいかと思い、挑戦してみました! アルファベットのカード(フリッツ君が興味を持ちやすいように、大好きな恐竜柄にしてみました)を購入し、準備万端! まずは、フリッツ君が読めるアルファベットがないかどうか、順番に確認してみます。 お、おお……。「A」から順にカードを見せてみますが、どのアルファベットを見せても男の子の大好きなあのワードを答えるフリッツ君……。 これは根気よく教えるしかないな、と覚悟を決めていたら……。 床に落ちていた「O」のカードを見た瞬間、突然指をさして答えてくれました! やっぱり知っているアルファベットがあったみたいです! 感動~! 理由を聞いてみると、なんと大好物のドーナツの形と似ているからでした(笑)。さらに……? 「I」も知っているようです!すばらしい! 理由はやっぱり、大好物のフライドポテトと似ているからとのこと(笑)。 フリッツ君はどうやら、自分の好きなものと共通する形のあるものが覚えやすいみたいです。というわけで……。 私も頑張って頭を振り絞り、アルファベットの形からフリッツ君の好きなものを連想させて練習することに! これがなかなか難しいのですが、フリッツ君の教育のために頑張っています……! もしも皆さんもお子さんのお勉強が進んでいなかったら、試してみてはいかがでしょうか?(日本のお子さんでしたら、ひらがなの形から好きなものを連想する、という感じでしょうか) もちろん「これこそが良いやり方!」というわけではなく、皆さんもぜひそれぞれのお子さんに合う、親子で楽しめるやり方を見つけられるよう、ドイツから応援しています!
2021年12月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんばんは!ドイツ在住の主婦、ぱん田ぱん太です。 皆さんはお子さんとの休日、どうやって過ごしていますか? ドイツではコロナ対策により一時閉鎖していた子ども向けの施設も開放され、ようやく外出先の選択肢が増えてきました! そんな中、今回の休日で息子と訪れた場所はここです。 遊園地と言っても絶叫マシンなどはなく、幼児~10歳くらいの子どもたちが楽しめる乗り物やゲーム機、公園などが用意されている場所です。3歳の我が子フリッツ君も、この遊園地が大好き! フリッツ君が最初に選んだ乗り物は、園内を一周する機関車でした。 機関車に乗るための列に並んでいる間、フリッツ君が話してくれたところによると、複数の色がある車両のうち、緑のものに乗りたいのだと……。イヤな予感がしました。この時点で私とフリッツ君は、列のほぼ最後尾辺りにいたのです。 緑の車両は、前に並んでいる子どもたちが先に座ってしまう可能性が高い状況。「望む車両に乗られるかどうかは分からない」ということを説明してみますが、フリッツ君はとにかく「緑に乗る!」一辺倒です。 案の定、緑の車両には他の子どもたちが先に乗ってしまいました……。 「緑がよかったのに!」と泣きだすフリッツ君を、残りの車両(黄色)に乗ろうと説得してみますが……。 結局フリッツ君は納得できず、私たちが乗るはずだった車両は後ろに並んでいた子どもたちに譲り、私とフリッツ君は今回の乗車を諦めて、次の便の列の最前列に並ぶことに。 それでも、フリッツ君は私に抱っこされたまま、なかなか涙が止まりませんでした。 そんな私たちの様子を見ていた、すぐ後ろのママさんでした。カバンから菓子パンを取り出し、フリッツ君に笑顔で差し出してくれたのです。 このママさんの連れている子どもたちを見ると、フリッツ君とあまり変わらない年頃のようでした。この年頃の子どもたちのイヤイヤ期なども経験済みで、よく分かってくれたのかもしれません。 外出先で我が子のイヤイヤが発動すると、周りの目も気になるし、疲れてしまいます。だけど、こういうふうに別のママさんに寄り添ってもらえたら、それだけですごく救われるんだなぁと実感しました。 私もわがままを言う小さな子と疲れた様子のママさんがいたら、同じように寄り添いたいな、と思いました。 ……さて、そうしていい感じに終わりたいところなのですが、このお話にはオチがありまして。 ※ドイツの日付表記は日/月/年の順番です もらった菓子パンを後で見直したら、賞味期限がかなり過ぎていました(笑)。1~2日ほどならともかく、この時点で10月始めでしたから、2週間ほど過ぎていたため、残念ながら食べるのは断念。 だけどきっと、あのママさんのカバンには、自分の子どもたちが泣いたときに慰められるよう、いつも菓子パンが用意されていて、その中のひとつだったんだろうなぁ……と想像してほっこりしてしまった、そんなエピソードでした。
2021年11月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでひとり息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。 皆さんは、子供の言語についてどんな考えがありますか? 最近では日本でも、小さな頃から英語教室に通ったりしますよね! フリッツ君はドイツ生まれ・ドイツ育ちのため、小さな頃からバイリンガルで育っています。今のところ、ドイツ語と日本語のレベルはどちらも同じほどです。どのような形で教育しているのかと言いますと……。 私と2人きりの時は日本語のみ、幼稚園では当然ドイツ語、私といるときでも、他にドイツ語話者が同席しているときは全員の共通語となるドイツ語を話す……といった形です。将来的には日本語学校も考えていますが、現在はまだ通っていません。 (※ドイツの電車内はマスク着用義務がありますが、イラストでは省略しています) ある日のことです。フリッツ君と一緒に電車に揺られながら、窓の外を眺めておしゃべりをしていました。 フリッツ君と2人のお出かけですし、向かいの席に女性が座っていましたが、特に気にせず日本語でしゃべっていました。すると……。 向かいの女性が興味を持って、話しかけて来てくれたのです! 「何語を話しているの?」と質問されるならともかく、「日本語を話しているの?」と当てられたのでびっくり! 嬉しかったので、この優しそうな女性に聞き返してみました。 なんてロマンチックな話……!! このイギリス人の義娘さんのことを直接知っているわけではないけれど、こんなにステキなエピソードがあって、日本をそんなに好いていてくれることを聞くと、すごく嬉しくなりますね。 この女性の息子さんと義娘さんの間には子供が生まれ、その子もドイツ語と英語のバイリンガルで育っているのだそう。 バイリンガル教育は素晴らしいものだと思っていますが、もちろん簡単なことではありません。 親も子も最大限の努力をし、社会の助けも必要です。だけど……。 「バイリンガル教育をしていてよかったなあ、これからももっと頑張らなきゃ!」と気合が入った出来事でした。 もし皆さんの中で、お子さんのバイリンガル教育を考えていらっしゃる方がいたら、私は素晴らしいことだと思います! この女性が応援してくれたように、きっと子どもの将来の可能性が広がるはずです!
2021年10月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでハーフのひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です。 欧米ではよく、子どもが新生児の頃からひとり部屋のベビーベッドで寝かせ、添い寝の習慣がつかないように育てると言われます。 わが家のフリッツ君は独日ハーフとはいえ、ドイツ生まれドイツ育ちですが、私の意向で小さな頃から添い寝で寝かしつけてきたため、3歳の今も寝付くまで隣にいてあげるのが基本です。 フリッツ君が寝たら、あとは別室に移動して家事や仕事や趣味の時間! フリッツ君は朝まで熟睡することもあれば、夜に何度か起きることもありますが、ベッドのそばに置いてあるコップで自分でお水を飲むと、またすぐに寝付く……ということが多いです。しかしこの日は……。 ギャン泣き、というほどでもないのですが、嗚咽のような声が聞こえてきました! 急いで様子を見に行ってみると、案の定、目を覚まして泣いていました……。 怖い夢でも見たのかと思いきや、「目が覚めてママがいなかったから」泣いちゃったみたいです。たまにはそういうこともありますよね。「ママはキッチンにいたんだよ~」と説明してなだめると、すぐに落ち着いてまた寝付いてくれました。 そして、後日のこと。フリッツ君と一緒に子ども向けの動画を見ていたら、動画の中のキャラクターがえんえんと泣いているのを見て、フリッツ君がこんなことを言いました。 どうやらこの間の夜のことを覚えているらしく、そのキャラクターが泣いている理由も自分と同じで、「ママがいないから」なんだと決めつけていました(笑)。 そして、わたしが「キッチンにいただけから大丈夫だよ」となぐさめたことも覚えていたようです。 何気ないやりとりが、こんなにフリッツ君の心に刻み込まれていたんだと知って、「ほほえましいなぁ、かわいいなぁ、嬉しいなぁ」と和んでいました。しかし……。 穏やかなフリッツ君の寝顔を見ながら、ふと一連の出来事について考えさせられました。 フリッツ君が夜に「ママがいない」と泣いてしまうこと。 私がフリッツ君を家にひとりにして出かけることなど当然ありえないので、泣いたらすぐに、ママが飛んで来られること。 子どもが「ママは家の中のどこかにいるんだから、泣かなくてもいいんだ」と100%の信頼を持って笑っていること。 どれも、私とフリッツ君にとっては当たり前の、ごく普通のことです。だけどさまざまな理由から、それが普通じゃない環境にいる子どもたちも、世の中にはいっぱいいるんですよね。 「普通」「日常」をおろそかにせず、それこそが貴重で大事な、幸せなことなんだと忘れずに、そしてその普通や日常がこれからも続いていくように、わが子のために精一杯、頑張り続けようと思いました。
2021年09月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで3歳の息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です。 わが家のひとり息子、フリッツ君は現在3歳。ドイツの幼稚園も日本と同じように3歳から入園できるので、フリッツ君は毎日、幼稚園に通っています。 幼稚園に通い始めてもうすぐ半年。幼稚園でお友達もできて、今はすっかりこの生活に慣れたようですが……。 幼稚園に行き始めたばかりの頃は、朝になって幼稚園に行きたくないとぐずることがしょっちゅうありました。いえ、「ぐずる」なんてものじゃありませんでした……。 まず「起きる」ことから拒否。起きた後は「脱ぐ」ことを拒否。脱いだ後は「着る」ことを拒否。 靴も上着も帽子も、ぜーんぶイヤ、イヤ、イヤ!! もう、何から何まで片っ端から拒否です!! それでも私は、自分で言うのもなんですが、なかなか根気強く、穏やかに靴も上着も別のものを用意して納得させ、帽子はかぶらなくていいということで妥協してもらいました。 しかし、ようやくフリッツ君の準備が済み、幼稚園に行ける……と安心しながら、私自身も上着を着た瞬間です。 今度は、ママの着るものが気に入らないですって……。 せっかくここまで怒らずに穏やかに接してこれたのに、ここで我慢の限界が来てしまい……。 まるで子供のように3歳児に言い返してしまいました……。 その後は私もフリッツ君も、お互い朝からぐったり疲れきった状態で言葉少なに幼稚園へ向かい、無事に幼稚園に送り届けた後……。 ひとりで反省&自己嫌悪タイムです。相手はイヤイヤ期の3歳児だと分かっているはずなのに、ムキになるなんて大人げない……。 そんな反省(ザンゲ)を、お子さんが2人いる先輩ブロガーさんに聞いてもらったときでした。その先輩ブロガーさんが、こんなアドバイスをしてくれたのです。 「カチンと来たら、まず6秒待つ」というシンプルなもの。6秒もたてば怒りが消えるというのです! 果たして本当なのか、その後またフリッツ君の激しいイヤイヤが来たときに実践してみました。 まず「あっ!そうだ、6秒待つんだった!」と思う時点で、わりと気が逸れるのです。 そして「いーち、にーい……」なんて、かくれんぼをするみたいに数を数える自分がなんだかシュールで、ちょっと面白くなってきちゃいます。 ついに6秒数え終わった後……本当に怒りは消えて、冷静な自分に戻れていました!! その後は、フリッツ君にムキになって言い返すのではなく、「君だって好きで怒ってるんじゃないよね。しんどいよね」となだめる方向に自分を持っていくことができました。 もちろんシチュエーションなどにもよると思いますが、この対処法、イヤイヤ期を乗りきるのにかなり有効だと思います。ぜひ皆さんも試してみてください!!
2021年08月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツ在住で、独日ハーフの一人息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。 突然ですが、わが家にはお気に入りの陶器のインテリアがあります。見た目はドイツの伝統的なデザインの建物で、とある町に実在するRathaus(=市役所)と同じデザインなのです。 底には穴が開いており、そこに火をつけたロウソクを置いて被せると、建物の窓などからロウソクの灯りが外に漏れて、とてもオシャレです。 とはいえ、来客時など少し素敵な雰囲気を演出したい場合を除いて普段活用する機会はなく、ただの建物デザインのインテリアとして置いていたのですが……。 ある日、フリッツ君が家にあったお人形を、そのインテリアの屋根や階段に乗せるなどして遊んでいるのを発見したのです。 フリッツ君はおままごとや、恐竜のフィギュアを使った戦いごっこなどは好きでしたが、お人形遊びに興味を示したのは今回が初めて。ぜひその興味を伸ばしてあげたいと思い、お人形のおうちを買ってあげようと提案してみました! ちなみに、なぜシルバニアファミリー限定なのかと言うと……。 そう、私自身が子供の頃、熱狂的なシルバニアファミリーファンだったのです……! シルバニアファミリーは日本のおもちゃですが、ドイツにも進出し、数こそ少ないものの売られています。 しかし、フリッツ君のお返事は……なんと 拒否 。 ここで引き下がるわけにはいきません。 なにせ、これは単なるインテリア。子供が遊ぶことを想定して作られているわけではないのですから、どこかが欠けて手を切ってしまったり、子供でも持てる程度の重さではあるものの、足の上に落としたりしてしまったら、ケガがなくとも痛い思いをしてしまうかもしれません。 そして……次なる理由として、 私自身が、シルバニアファミリーを買いたくなってしまったのです ! フリッツ君がどうにかシルバニアファミリーに興味を持ってくれないか、プレゼンしてみます! しかしイヤイヤ期気味の3歳、なかなか頑固です。 そこで根気よく話を聞いてみると、どうやらフリッツ君はシルバニアファミリーうんぬんよりも、「家じゃなくてRathaus(=市役所)がいい」ということにこだわりを持っている様子……? いいことを思いつきました! Rathaus(市役所)が欲しいのならば、シルバニアファミリーのおうちを買ってそれをRathausっていうことにすればいいのです!(笑) ちょっと強引すぎたか? と思っていると……。 意外とアッサリ納得してくれました!!(笑)。発想力が豊かな子供には、こちらも柔軟な考えを示すのが有効ですね! というわけで、シルバニアファミリーのおうちを無事に購入。はたして遊んでくれるのか、少しだけ心配していましたが……。 今ではすっかりお気に入りに!! 付属していたうさぎちゃんのお人形はもちろん、他の小さなフィギュアや、恐竜のフィギュアまで総動員させてシルバニアファミリーのおうちの中で寝かせたり、お料理をさせたり、椅子に座らせたりと満喫しています!(笑) もちろん、私も子供の頃のことを思い出しながら楽しく一緒に遊んでいます。 皆さんもぜひ、自分が子供の頃に好きだったらおもちゃを、お子さんが気に入りそうだったらぜひ買ってあげてみてください! 親子で楽しめて最高ですよ♪
2021年07月02日ウーマンエキサイトの皆さん、こんばんは! ドイツでひとり息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。 息子は3歳になるまで、赤ちゃんの頃からずっと愛用していたコップがありました。こういうのです。 何度か新品に買い替えてはいますが、毎回同じ形で、フタがついているものです。 赤ちゃんの頃は持って歩いたり、さかさまにしたり、振り回したり、落としたりしても中身がこぼれないので便利だったのですが……。 フリッツ君も、もう赤ちゃんではありません。食事のときはきちんと座って食べるし、両手でしっかりコップを持って上手に飲めるはずです。そんなわけでさっそく、普通のコップを使ってみることに。 さっそく倒して、こぼしました。 でもいいんです、想定の範囲内です。新しい道具の使い始めなんて、みんなこんなもの。次はこぼれてもいいように少なめにお水を注ぎ、おやつタイムを開始しました。 自分の分のお茶をいれてこようと思い、フリッツ君を置いてわたしはキッチンへ。すると……。 寂しくなったのか、フリッツ君が右手におやつを、左手にコップを持ってキッチンまで歩いて来てしまったのです。 私は「ママすぐ来るから、机まで戻って」、フリッツ君は「ママも一緒に来て」の攻防になってしまいました。もちろんその間も、フリッツ君は手におやつとコップは持ったまま。 そうしているうちに、手からコップがすべって落ち、またまた水をこぼしてしまいました。 普段、私の教育方針のひとつとして「意図的に物を投げたり壊したりしたときなどは叱る」「小さなミスで何かをこぼしたり、汚したりしてしまったときなどは怒らない」というものがあります。 このときも、フリッツ君はわざと水をこぼしたわけではありません。ただ「おやつとコップを持って歩いちゃダメ」というママの忠告を聞かず、しかも水をこぼすこと自体が2回目であるということもあり……。 反射的に、少し声をあげて叱ってしまったのです。 フリッツ君は驚いたのか泣き出し、私はすぐに冷静になりました。注意こそすれど、声をあげるようなことじゃなかったはずなのに……。 それでもその場は落ち着き、しばらくたった後のことです。 何か浮かない顔のフリッツ君……。 「あっ……」と思いました。 「やっちまった」 と。 フリッツ君、完全に 「新しいコップは、これまでに使っていたコップと違って、すぐに中身がこぼれちゃう。中身がこぼれたら、ママがすっごく怒る。だからもう使わない」 と思ってしまったようです……。 「ママ怒りすぎたよね、わざとじゃなかったのにね。もうこぼしても絶対に怒らないよ!」と弁解してみましたが、その後しばらくフリッツ君はコップを拒否するようになってしまいました。 せっかく新しいことに挑戦してみたらすぐに怒られるなんて、大人だってモチベーションが下がって当然です。 フリッツ君はまだ3歳、今後もたくさんの新しいことに挑戦していくでしょう。私はもう二度と絶対に、それに関するミスを衝動で怒ったりしてしまわないようにしよう、と決意したのでした……!
2021年06月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでハーフのひとり息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。 わが家のフリッツ君は3歳になったばかり。皆さんのお子さんはその年頃、どのように寝ていましたか? わが家には一応子ども用ベッドがあるのですが……。 いつも子ども用ベッドで寝るわけでもなく、甘えたいときには私のベッドで寝たがることも。大体、半々といったところです。 (どちらのベッドで寝るにしても、私は寝かしつけのために最初だけ一緒にベッドに入り、その後こっそり出るのですが!) しかし、この日はなんだかいつもと様子が違いました。 リビングの真ん中で、なぜか彼の子ども用椅子をひっくり返していたのです。一体これはなに……? まさかの寝る用意だったようです。一体そのひっくり返した椅子をどう使うのか……? あ、椅子は特に寝るためには関係なかったようです(笑)。しかしここで、私はどう反応したものかまず迷いました。 思い返せば私も子どもの頃、子どもなりに何か"特別なこと"を思いついてはやってみたがったものです。 その結果、やっぱり「普通」「日常」というものは合理的・効率的であり、特別なことをしても別段いいものでもないのだ、と学んだことも思い出しました。 そんなわけで、フリッツ君には彼の言うとおり、床の上でごろんと寝かせてあげることを許可しました。 就寝のあいさつをして、電気を消してから、ふと不安になりました。万が一、床で寝るのを気に入っちゃったら……? しかし、それは杞憂(きゆう)に過ぎませんでした。10秒ほどしてすぐに暗闇の中、フリッツ君の声が響いたのです。 いくら絨毯(じゅうたん)ごしとはいえ、「床が思っていたより硬い」ことに大層驚いた様子でした(笑)。なるほど、だから床で寝ても大丈夫だと思ったんですね……。 フリッツ君はあっさりと「床で寝るより、ベッドで寝るほうが心地いい」ということを認め、ベッドに潜り込んできました。あー、よかった。 たとえ突拍子のない発想であっても、危険さえないのであれば、そして子ども自身が望むならば、皆さんもイレギュラーなことを体験させてみるのもいいかも(!?)しれません!
2021年05月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツでハーフの子供を育てている主婦のぱん田ぱん太です。 わが家のひとり息子、フリッツ君は3歳になったばかり。日本より寒いドイツもようやく春の兆しが見えてきたので、公園でお外遊びをすることが増え始めていました。他の家庭も同じような感じなのか、公園は子どもたちでいっぱい! この日、まだひとりで滑り台を滑るのが怖いと言うフリッツ君と一緒に、滑り台を滑ろうとしたときでした。 わたしたちが滑ろうとしている滑り台の下から、登ってくる子がいたのです。こちらを見て笑っているため、どうやらわたしたちに気付かずに登ってきたわけではない様子……。 とりあえず話をしてみますが、なかなかどいてくれません。しかし少し経つと、諦めてくれたのか、滑り台の横に降りました。安心してフリッツ君と一緒に滑り台を滑った瞬間……。 滑り台の横に降りた彼の目の前を通り過ぎる瞬間、ツバを吹きかけられてしまいました……。 その男の子は、近くにいた年下の女の子2人組にも絡んでいました。 この場で注意しようか迷ったのですが、「直接言うよりも彼の保護者に言って注意してもらうほうが効果的だろう」と思い、その機会をうかがうことに(このとき彼はひとりで、周りに大人の姿はありませんでした)。 しかし、そうこうしているうちに……。 先ほど悪口を言われた女の子のひとりが、真っ先にママを連れて来たのです。 さすが女の子!! そう思って感心しました。わたしが子どもの頃、学校でトラブルが起きたときに真っ先に先生を連れて来るのはいつも女子だったからです!(笑) 女の子がママを連れて来たことで異変に気付いたのか、イジワルをした男の子のお母さんも駆け付けました。 わたしもそこに入って何をされたか告げると、なんと女の子も「そうよ、見たわよ」と援護射撃をしてくれました。なんてしっかりした優しい子! 結局、男の子はその場でお母さんにこっぴどく叱られ、号泣していました。わたしとフリッツ君、女の子2人組とその親御さんにも丁寧にひとりずつ謝ってくれ、その場は収まりました。 しかし、号泣が収まらない男の子を見て、フリッツ君がひと言。 「あの男の子は滑り台を滑るのが怖くて泣いている」 と勘違いした模様(笑)。「フリッツ君本人がそう平和的に解釈したのならそれはそれでいいか」と思い、訂正せずにおきました。 今回フリッツ君はまだ状況をよく理解していませんでしたが、今後もっと成長したら、本人が他の子どもたちとケンカになるようなこともあるかもしれません。 そんなとき、親としてできるベストな対応は何か、ということを考えさせられる出来事でした!
2021年04月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツでハーフの息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。 日本もドイツも慌ただしい今日この頃ですが、皆さんはお元気ですか? わが家は母子共に元気で、 そして今日もイヤイヤ期の息子の泣き声が響いています! わが家の一人息子、フリッツ君はもうすぐ3歳。最近まで「イヤイヤ期って話に聞いていたよりしんどくないな~」なんて思っていたら、ここに来て、激しく&頻度が多くなってきました。3歳直前くらいでイヤイヤ期のピークが始まる子もいるんだそう。 さて、フリッツ君の今日のイヤイヤの理由はなんだと思いますか? それは……。 そんなことで? はい、そんなことでイヤイヤスイッチが入るんです。 イヤイヤ期の息子にはなるべく真摯に向き合いたいと思っています……が、ここで彼のイヤイヤに従って、せっかく替えたクッションカバーをはがしてしまうのも、どうなんでしょうか。 「イヤイヤすれば、なんでも思いどおりになる」と思わせてしまうのも、教育上、良くないかもしれません。 そんなわけで、今回は軽くなだめつつも、泣かせておくことに。 ちなみに、前回の記事 「絶賛「イヤイヤ期」の息子。ママにもストレスの少ない対処法を発見!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.32】」 にて、つられ笑いで強制的に笑わせちゃうという対処法を思いついたのでそれも試しましたが、今回はそれも効きませんでした。 クッションカバーのファスナーを開けてほしいと要求してくるフリッツ君。笑顔で流してみると……。 なぜか突然、クッションに思いっきり頭を突っ込みました。なになに!? 顔を上げたと思ったら……まさか、 「このクッションカバーは固いから、替えたほうがいい」とアピールしてる!? 私がノーリアクション(笑いをこらえるのに必死で)だと、フリッツ君は引き続きクッションにもふもふと埋まりながら「かたーい!かたーい!」とアピールしてきます。 チラチラとこっちの様子を伺いながらアピールしてくるので、もうたまりません(笑)。 しかし、こちらも負けません。フリッツ君はこの後もしばらく泣いていましたが、最後には根負けし、泣き止んでクッションカバーを替えることを諦めてくれました。 落ち着いた頃、改めて「このクッションカバー、固い?」と聞いてみると……。 にこにこ笑顔で「やわらかい!」と言っていました(笑)。 3歳間近のイヤイヤにもなると、泣き叫ぶだけじゃなくこんな工夫を加えてくるなんて……! 今後どんどん成長していくにつれ、巧みにわがままを言うようになるのかなと思うと、ちょっぴり楽しみです!
2021年03月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツ在住でハーフのひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です! わが家のひとり息子、フリッツ君は今月で3歳になります。 絶賛イヤイヤ期です。 ママに小さなことを注意された、やりたいことをやらせてもらえない(YouTubeを観たがったときなど)、まだ遊びたいのにお片付けをしないといけない……。 そういった、ある程度こちらにも原因が理解できる理由の場合、幼いフリッツ君にも分かるように話をするのですが……。 おままごとのお皿から食べ物のおもちゃが落ちた、遊びたいおもちゃが見つからない(なぜか代わりに見つけて渡してあげても泣き止まない)、体温計で熱を測られたのが気に入らなかった……。 そんな「ママにどうせーっちゅーのよ?」と言いたくなるような理由のときもあります。そんなときに考えられる対応としては……。 これはフリッツ君の場合、ほぼ100%無意味なので、わが家ではやりません。 子どもなりに「ママが気持ちを分かってくれた」ことに安心するのか、これで少し落ち着く場合もありますが、大抵の場合はあまり耳に入らないようです。 これはわが家ではなかなか有効な手段です。まず、フリッツ君の好きな恐竜の本などを持って来て「本でも読もうか?」と聞いてみるのです。 初めは大抵、拒否されますので、チラチラと見せつけながら「あ~この本面白いな~!」と私が読み始めてみると、向こうから寄って来てくれることもあります。ただし、釣られてくれないことも。 イヤイヤ期は正しい成長過程の一環ですし、無理に抑え付ける必要はないと思っているのですが、全身で怒り泣いているフリッツ君を見ていると、なるべく早く笑顔にしてあげたいと親心に思います。 そこで思いついたのが……これ。"つられ笑い"って皆さん経験したことありますか? ひょっとしてこの"つられ笑い"は、幼い子にも効くのでは? そう思い、フリッツ君のイヤイヤが来たときに……。実践してみました。 全力で泣き叫ぶフリッツ君に対し、全力で笑いながら抱きついてみます。 おや? フリッツ君の泣き声がだんだんと……? 成功です! 笑ってくれました~!! ついでに私も、笑いが止まらなくなっていました。 どんなシチュエーションでも毎回効くとは限らないのですが、この"つられ笑い"作戦は、私のお気に入りのイヤイヤ期対応のひとつとなりました。私自身が楽しくなりますし、他の対応よりも労力が少なく済みます。なにせ、笑うだけですから! もしもイヤイヤ期にうんざりしているママさんがいたら、ぜひ試してみてくださいね。万が一子どもに効かなくても……。ママさんの中のイヤイヤ・モヤモヤが消えるかもしれません!
2021年02月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで2歳の息子を子育てしている主婦のぱん田ぱん太です。 わが家のひとり息子、フリッツ君は現在2歳。幼稚園にはまだ通っていないため、家にいる間は基本的に私がそばにいます。しかし当然ながら、時に席を外すこともあります。 たとえばお昼ごはんを作るとき。こんな時、皆さんのお子さんはどんな反応をしますか? フリッツ君の場合は……。 母としては一番助かるパターンです(笑)。ひとり遊びが盛り上がっているときを狙い、こっそり席を外すと成功率が高いです。 フリッツ君の隣で野菜を切る場合は、包丁など危険なものを遠ざける必要がありますが、それ以外は簡単です。野菜の名前を教えたり、当てっこしたり、色や数を聞いてみたりと、知育にもつながります。 なるべく避けたいのがこのパターンです(笑)。せっかくひとり遊びをしていても、私が去った瞬間に連れ戻そうとするので、「一緒に遊びたい」というより、そばにいて、常に自分に注目していてほしいのかもしれません。 そして、ある日のことです。この日もリビングにフリッツ君を置いて、昼食作りのためにキッチンへと向かいました。 ドイツの、私の住んでいる地域は基本的に日本よりも寒いのですが、暖房器具が優秀なため、つけていれば、室内では半袖でいられるくらい暖かいのです。 しかし、キッチンは食事を作ったり、ちょっと飲み物を取ったりするときくらいしか使わず、暖房をつけていないため、とっても寒い! フリッツ君も追いかけてキッチンにやってきました。不満そうな表情や声色から、「パターン(3)だな」と思ったのですが……。 今日はいつもと違いました。 「ママ、おいで~!」と駄々をこねるのではなく、「ママがリビングに戻ったらどのようなメリットがあるか」 をプレゼンしてきたのです!! 成長を感じました……。そして、その結果。 せっかく頑張って、工夫してプレゼンしてくれたのだから……と、いったん昼食作りは中止に。 こうやって、フリッツ君に「目的を成し遂げるために、やり方のレベル一段上にあげてみる」「それによって結果を得て、達成感と自信を持つ」経験をしてもらい、どんどん成長していってくれたらいいなと思いました。
2021年01月04日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている、ぱん田ぱん太です。 2歳半を過ぎたわが家のひとり息子、フリッツ君。どんどん行動範囲も広がり、語彙力や考えることも達者になっていき、嬉しいのですが……。最近、ちょっぴり大変なことがあります。それは、一緒にスーパーに行くこと! スーパーに行くと、フリッツ君は買うものを自分で選びたがるのです。こう話すと、お菓子やおもちゃがほしくて、わがままを言うのかと思ってしまいそうですが……彼が選ぶのは、たとえばこんなものなのです。 私が使っているヘアオイル!! 確かにそれは、いつもバスルームの棚に置いてあるものと一緒です。残量が少なくなっていたので、確かに買ってもいいのですが、このヘアオイルは……。 ……と、ひそかに思っていたものだったのです(笑)。 なんと、バスルームに置いてあるヘアオイルの残量まできちんと確認した上で、「買わなきゃ」と思ったようです。そこまで計画的に考えてくれたかわいい息子の想いは尊重したい……。ヘアオイルは買うことにしました。 続いてフリッツ君が選んでくれたのは、バター!! こちらも適当に選んだものではなく、きちんと私がいつも買っている種類をチョイスしてくれました。本当にこちらが思っている以上に、子どもはよく見ているんですね~! わが家は、私もフリッツ君もバターが大好き。特にプレッツェルを買ってきて、それにバターを挟んで塗るのがおいしいので、バターはすぐになくなります。こちらも買うことに。 そして今度は……ハーブ入りのフレッシュチーズ!? これをたっぷり乗せるのが、ドイツ人の好きなパンの食べ方のひとつなのですが、実はフリッツ君は普通のチーズもフレッシュチーズも好きではなく、まったく食べないのです。そのため、わが家ではあまりフレッシュチーズは購入しません。 そう、私はチーズが大好き。フリッツ君はそれを知っていて、私のためにチョイスしてくれたのです……。このハーブ入りのフレッシュチーズはおいしいのですが、あえて買って食べようと思うほどの製品ではありませんでした。 しかし、目をキラキラさせながら 「ママ、チーズすきでしょ、かうよ」 と言うかわいい息子を見て、「ううん、ママいらないよ」なんて言えるはずがありません。フレッシュチーズも購入し、家で私ひとりでおいしくいただきました(笑)。 今後しばらくは、フリッツ君とのお買い物ではいろいろと振り回されそうです。だけど、そのわがままから私への愛情が感じられるので、なんだかんだで楽しい日々なのです。
2020年12月01日