平成21年生まれのちり子、夫のユウと暮らす主婦です。 自画像は目つきの悪いにわとり。普段はインスタグラムで家族や過去のネタを描いたりしています。
Instagramで人気の鶏岡みのりさんのコミックエッセイ。平成21年生まれの「ちり子」、夫の「ユウ」と3人暮らし。コミ症ママの一人っ子育児を綴ります。
こんにちは、鶏岡みのりです。 相変わらずママ友はいません。 というわけで今回は、なぜ ママ友ができない のか、ほかのママたちを見て感じた「人気の秘密」などについて書いていきたいと思います。 ■ママにだって個性があると気づいた 昔のドラマで、ママ友は「みんな同じような格好をして、同じような会話をしなくちゃいけない」みたいなのを見たことがあります。 でも私の周りでは、今のママたちってみんな 個性的 に感じます。 あれは運動会の日。 娘の出番を待つ間、そのへんをウロウロしていると…。 個性的ファッション!! すてきな個性的ファッションのママもいらっしゃいます。 そして…。 小さいお子さんが何かを落とした様子の、別のママさん。 私は通りかかっただけで、注目していたわけでは全然ないのですが、ふと視界に入ったのです。 背中? 腰? に入ったキレイなタトゥー!! そして、さらに驚いたのが…。 ■「ママ友いらない」とは思ってない ママ友同士かい! このおふたり、ママ友同士な様子でした。 おふたり以外にもママがいて、ごく普通に ママ友グループ を形成していらっしゃる様子。 ひと昔前に見た ドラマ と違って、ファッションや見た目等が個性的なのは、ママ友作りの問題には全然ならないようですね。 ということは、私のにわとり顔も 全然問題ない ということです。それはよかった。 でも、それならなぜ私にはママ友ができないのか。 私以外には、みんなママ友がいるように見えるのです。 なぜそんなに、みんなにママ友が割り当てられているのでしょうか。 「配ってた」としか思えない。ママひとりにつき、ママ友3人ぐらいずつ配布されてたとしか思えない。 最初から「べつにママ友いらないわ」と思ってる人は別として、とくに「ママ友いらない」とは思っていないのに、ママ友ができない私はほかの人と何が違うのだろう。 性格の「明るさ」でしょうか? いや、世の中、明るい人ばかりではないと思います。 おしとやかな雰囲気のママも見たことがあります。 やっぱり コミュ障 か! 見た目の個性が問題にならないなら、やっぱり性格の問題か。 いや、でも「コミュ障」って、具体的にはどういうことなのでしょう。 ふと、数年前に、いつもママ友に囲まれている 人気のママ と話したときのことを思い出しました。 ■同じクラスのママの気さくな態度に… 娘のちり子が小学校に入ったばかりのころ、その人気ママの娘さんと、ちり子が仲良くなりました。 しかし、しばらくすると全然遊ばなくなりました。 ちり子が何かやらかして、 ケンカ をしているのではないか心配した私は、人気のママに聞いてみました。 とくに何かあったわけではありませんでした。よかった。 そのとき…。 とくに仲良くない相手(私)の肩に手をまわし、ポンポンと! できない! 私には絶対できない! この気さくで距離の近い感じが、人気の秘密なんだろうな〜と思いました。 コミュ障の私には、この 気さくな行動 ができない。 まわりの人との「壁」を勝手に感じて 距離 を取り、そのせいで周囲の人にも「壁」を感じさせてしまうのがコミュ障なのでは? と、私は思います。 気さくで人気のママさんを、少しは 見習いたい ところ。 「肩に手をまわしてポンポン」まではできないけど、ポンポンできるぐらいの気さくなイメージで人と話してみるのもいいかもしれない。 まぁ、ほかの ママと話す機会 自体が全然ないんですけど(爆)、機会があればもっと気負わず、気さくに話してみようと思います。 いつ実践できるかな~。
2020年05月31日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 今回は、コミュ障で ママ友 がいないと、意外なところで欲求不満になるというお話です。 ■娘の友人の家庭事情にうとくなる わが家にはよく、娘のちり子のお友だちが遊びに来ます。 ちょっと家が遠いお友だちだと、帰りに親御さんが迎えに来られることもあります。 お友達のジェニちゃん(仮名)は…。 お父さんが迎え に来ることもあります。 また、休日に遊ぶときは、ジェニちゃんの家に迎えに行って、それから外で遊んだりします。 やはり少し遠いので、そのときに、ジェニちゃんの家まで私も一緒に行ったりします。 すると…。 お父さんが出てきてくれるときもあります。わたしたちにとって、いつもの光景です。 ところがある日、ジェニちゃんが「お父さんに買ってもらった」というポシェットを見せてくれました。 え? お父さん、いつもいるよね? ついこの前も、休日に家にいたよね? なぜ「久しぶり」に会ったというのか。 何げなく「 お父さんと久しぶり に会ったの?」と聞いてみると。 じゃあ、あの男の人誰だよ! お母さんの彼氏? それとも身内? 謎です。 でも、どこまで聞いていいかわからないし、子どもに詳しくなんて聞けません。 ジェニちゃんのお母さんの 連絡先 は知っていますが、まったくママ友ではない。 どうしても知りたいというわけではないけれど、よく会う人だから気にはなります。でも、聞く相手もいなければ、話題に出す相手もいない。 ママ友がいないと、こうなるのです。 学生時代からの友だちはいますが、その友だちにとっては、ジェニちゃんの 親 の話をしても「誰やねん」ってなるだけでしょう…。 そう、ママ友がいないと、ちょっとした 疑問 がそのままになってしまう! ほかにも…。 ■間違い電話の向こうでは夫婦げんか… 娘の友だちのお母さんから急に 電話 がありました。 何かあった時のために連絡先を交換しただけなので、この方も、まったくママ友ではありません。 でも、授業参観であいさつぐらいはするので、もしかして、 ランチ か何かのお誘い? 期待して出てみると…。 完全に間違えとる! 小さいお子さんが勝手にスマホを触っちゃって、電話がかかったような状況かと…。 なんか ケンカしてる声 がめっちゃ聞こえました。 これ、聞いたらあかんやつや。 …そっと電話を切りました。 間違って電話がかかってきて、電話の向こうでめっちゃケンカしている。 しかし、相手はママ友じゃないので、こちらからツッコめない。 「ケンカの最中に間違い電話がかかってきてたよ! 気をつけなよ〜」とも 「なんでケンカしてたの!?」とも…。 ツッコめないし、聞けない。 ■むしろママ友がいなくてよかった…? こういうときでも、「他人のことなんて全然気にならない」という人であればなんともないと思います。 でも、私はコミュ力が低いわりに、他人のことでも意味なく 興味を持ってしまう タイプなのです。 ちょっと噂やゴシップが好きな性格だと、なにげにつらいです。 ただ、もし、そんな私がコミュ力が高くて、ママ友が多かったら「ウワサ好きなオバチャン」になっていたかもしれません。 そう思うと、コミュ障なのもそれはそれで 良かった かも…? ママ友がいなくてコミュ障な私のところには、ウワサも情報も入ってきません。ウワサ好きとしては残念ですが、芸能人のゴシップをネットや週刊誌で見て好奇心をおぎないたいと思います。 それが一番、平和。 ときどき、満たされない思いを抱えることはありますが、平和に日々が過ぎていく。 それも全然、 悪くない のです。
2020年05月10日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 「お友だちと家で遊んでいいよ」の後編です。 <前回までのお話> 人見知りの娘、ちり子のために、家で友だちと遊ぶのをOKにしているわが家。掃除、飲食物の用意、遊び相手など、やることは多い。それでも最近はだいぶ落ち着いてきたけれど、 トラブル もあって…。 ※この記事は、外出自粛要請前の体験談を基にしています。 そんななか、新築の壁紙を剥がされてしまった! ■友だちと家で遊んでいるときのトラブル 誰がやっちゃったの!? そして、 どうする …? ちり子のお友だちが来るまで、壁紙はこんな状態ではありませんでした。 しかし、ほうきの柄をうっかりぶつけて、以前から傷が入っている箇所でもありました。 そこから剥がれてしまったんだと思います。 おもちゃを探しに、ちり子の部屋に2人でいた時間がありました。この時、2人のお友だちがリビングで待っていました。 その時…。 1人の子が、もう1人を止める声が聞こえました。その時は全然気にもとめてなかったのですが、もしかしたら“あの時”だったのかも~と思いました。 しかし、現場を見たわけではないですし、それに、もう1人の子というのは…。 あのピカルくん。小学校で、初めて遊びに来てくれた、 大事なお友だち です。 普段はとても良い子なので、たぶんその時だけふざけちゃったのかなと思います。 とはいえ、やっぱりその場を見てはいないし、関係が ギクシャク するのもイヤなので、言わないことにしました。 次に来た時、何気なく「壁紙、剥がれやすいから気を付けてねー」とちり子に言ってもらうだけにしました。 しかし、問題は剥がれた壁。 修理 のため、業者さんに見てもらいました。 修理費の見積もりを後日に出してもらうと…。 ■これからも仲良く遊んでほしいから… 高すぎる!! いかん、この件については 誰も責めない と決めたのに、2万3千円も払うことになったら絶対に根に持ってしまう…。下手すると一生。 そこで、剥がれた箇所は細いし、自分で貼るので壁紙だけ買えないか聞いてみました。 すると…。 めっちゃ安いやん!! というわけで、手先の器用な夫にうまいこと貼ってもらい、壁紙はきれいになりました。 これで 解決 ! 他にも…。 ちり子の 言動に注意 したり。 仲良くなった相手には、おもに男の子に対して、ときどきキツい言葉が出てしまうちり子。 家で遊んでると、そういうのにも気づくので、注意しないといけません。 また…。 何かあると、言いつけにくる。 逆にちり子が何かやらかして、お友だちが私のところに言いにくることも、もちろんあります。 家で遊ばせていると、こういう 小さなゴタゴタ にも親が呼ばれることがあり、毎回その対応に悩みます。 そんなある日。 ■お友だちをよく知っているから冷静になれる 「お友だちのぴぴちゃんに、学校で貸したものをなかなか返してくれなくて困っている」との 相談 を受けました。 ぴぴちゃんはよく遊びに来るので、素直で良い子なのはわかっていました。 ただ、たまにゲーム機に集中しすぎてなかなか返してくれないことが時々あったので、学校でも似たような状況だったのかなと思いました。 家に遊びに来る子のお母さんとは、 連絡先を交換 することがあります。 ぴぴちゃんのお母さんの連絡先も知っていたので、ちょっと聞いてみることに。 「ちり子から、学校でぴぴちゃんに貸した文房具がなかなか返って来ないと相談され、現場を見たわけではないので申し訳ないのですが、ちょっとぴぴちゃんに確認してもらえませんか…」という内容をメールで送りました。 すると…。 ちゃんと認めてくれました。謝罪もしてくれて、それからは 貸しっぱなし になることもないようで、問題は解決しました。 ■おうちで遊ぶ大きなメリット 家で遊ぶのをOKにするのは大変。でもメリットも大きいのです。子どもの、友だちと遊ぶ様子が身近で見られるのも大きいと思います。 めんどくさがりの私は、もしも、ちり子が外で遊ぶ子だったら、せいぜい「持っていくお菓子、みんなで分けるのよ」ぐらいしか言わなかったかもしれません。 お友だちの家に遊びに行くときは「ちゃんとおうちの人にあいさつをするのよ」ぐらいだったかもしれません。 「 言葉づかい は優しくね」までは言わなかったかも…。 家にいると、ちり子がお友だちに何か悪いことを言ったりしたら気づくことができるのは良かったなと思います。 また、 お友だちの様子 も見られます。 ■子どもの学校生活も想像できるように ぴぴちゃんと 遊ぶ様子 を普段から見ていなかったら、「えっ、鉛筆を返してくれないの? その子と今後も遊ばせて大丈夫かな?」と過剰に心配してしまったかもしれません。 ぴぴちゃんは良い子だということを知っていたので、落ち着いて対処することができました。 また、 ママ友がいない 私でも、お友だちの親の連絡先を知っているのは、わが家で遊ばせているから。 遊びに来たお友だちが、ママの連絡先を持ってきてくれたり、私の連絡先をこちらから渡すこともあるのです。 ママ友がいない私にとっては、何かあった時のためにも連絡先を知れるのは助かります。 お友だちが家に来るということは 大変 なこともあるよ、とは思います。 家に呼ぶときのルール、相手の家に遊びに行くルールは家族で決めておきたいなと思います。 また、親が子どもの 友だち関係 にどこまで入るかというのも悩ましいところです。少しずつ子どもだけで解決していかれるように導くことを私も学んでいかないといけないですね。 大変だけど、見合うメリットはある。そう思います。 とくに、うちの娘には、 友だち作りの助け になったと思うので、家遊びをOKにして本当によかったと感じます。 「こういう良さもある」という、ひとつのご参考になれば幸いです。
2020年04月22日こんにちは、鶏岡みのりです。 みなさんのご家庭では、お子さんは友だちを呼んで自宅で遊んでいいことにしていますか? うちは、友だちを連れてきていいことにしています。 しかし、 メリットがある反面 、やっぱり気を使う場面もあります。 ■子どもの友だちを家に呼ぶということ というのも、私は要領が悪いので余計な苦労をするところがあります。 「自宅で遊んでも全然平気~」というお母さんも普通にいらっしゃると思いますが、わたしの場合は慣れるまでいろいろありました。 うちの子ども、ちり子(現在小4)は、小学校に入ってからもなかなか 友だちができません でした。とくに集団だと緊張して口数が少なくなるところがあり、私の子どものころもそんな感じでした。 そういうときどうしたらいいのか? 私の経験上、良い方法がありました。 ■学校では緊張してしまう娘も家では… 友だちを家に呼ぶのです。 緊張が強くても、家だとリラックスして友だちと遊べて、より 仲良くなりやすい という経験が私にはありました。 仲良くなった友だちとなら学校でもリラックスして話すことができ、そうやって、家と学校の良い流れができていく…。 といっても、ちり子には、まず呼ぶ友だちがいない。 そこで、私が学校へ行った際によく「ちり子ちゃんのお母さん~」と話しかけてくれて、比較的ちり子と話す機会が多いという男の子(ピカルくん・仮名)を…。 スカウト成功。 子ども相手でもそこそこコミュ障な私なので、なにげに頑張りました。 男の子は親御さんに許可を取り、家に遊びに来てくれるようになりました。 もともと、私にも気軽に話しかけてくれるような明るい子なので、友だちも多い。 別の子を連れてきてくれたりして、友だちの輪も徐々に広がりました。 ありがとうピカルくん。 ピカルくんが男の子なので、この頃のちり子の友だちは自然と男の子ばかりでした。 前述したように、ちり子のような 緊張しやすい子 は家だと安心感があり、友だちとも遊びやすいようです。 さらに、たまたまかもしれないけど、クラスの中で「 家で遊べる子 」は少数派でした。 だからか「家で遊べる」ちり子は、お友だちからも遊びに誘われやすいように思います。 そんな良いことばかりの「家遊び」ですが、ただ コミュ障な親 の私からすると、大変なことも多いのです…! ■おやつに掃除、「おなかすいた」コール? 普段なら「こんなもんでいいか~」と適当な掃除も、子どもの友だちが来るとなればそうはいきません。 しっかり掃除をしなければいけない。これは ズボラ な私にはつらい。 とくに、休みの日に急に友だちが来ちゃったときは大変。 「ちり子ちゃん、遊ぼ~(外で)」と違い、「ちり子ちゃん、遊ぼ~(この家で)」は、やっぱり私にとってはキツかった…。 ちなみに近ごろでは、「子どもが突然、友だちの家に行くことはあまりない」というのを聞いたことがあるのですが、うちの周りでは実感がないです。わりと普通に行き来しているみたい。 さらに、男の子の中にはやっぱりトイレを立ってする子がいます。 しょうがないんですが、トイレがちょっと汚れていることもあります。 うちは女の子しかいないし、夫も座ってするタイプなので、男の子が帰った後はトイレチェックしています。 それにやっぱりお友だちが来るなら、 お菓子 のひとつも用意しておかないとと思っていました。 それは、ちょっとしたポテチみたいなのがひと袋と、 家にあるお茶 で全然OK。 OKなんですけど…。 私は最初、全然わかってなかった。 いやいやいや、 買いすぎ だろ! 友だちが来ると聞いたら、毎回のようにこんな 出費 をしていました。 この頃の私を後ろからハリセンでスパーンとやりたいところですが、当時の私は、やっとできたちり子の友だちに「気持ちよく過ごしてもらおう」と、 気を遣いすぎていた ように思います。 さらに…。 おなかすいた コール。これ普通ですか? 珍しい? ちょっとわからないけど、低学年の頃はよくありました。 なので、おにぎりを作ったりしていました。 「中に入れるツナ、買い足しとかなきゃなー」 とか思いながら買い物…。どんだけ買う気だ。 とりあえず最初は出費がかさみました。 ■子どもたちの遊びの相手をすることも? 私たちの周りの子は、友だちのお母さんと距離が近いように感じます。 普通に話しかけてくれたり、 一緒に遊ぼう と言われたり。 公園で走りまわったり、ボール投げをしたり…。 さすがに4年生になった今はなくなりましたが、 低学年の頃 は時々そんなこともありました。 子どもたちと追いかけっこをする、運動不足のニワトリ。 けっこうつらいです。 私が子どもの頃は、友だちの親っていうとあいさつするぐらいのもんだったような…。不思議です。 ■低学年のころは家に送っていくことも… 地域にもよると思いますが、今の時代、小さな子はひとりで出歩かないことが多いのではないでしょうか。 うちに遊びに来た子は、帰る時間になると 親が迎えに 来たりしていました。 でも、迎えに来れないご家庭もある。 しかし、ひとりで家に帰すのは 心配 。というわけで…。 家に送っていく わな。冬は寒いわ。 「家で遊んでいいよ」と言うだけで、こんなにいろいろついてくるとは...。 といっても、ちり子が4年生になった今は、これらの親の役割は大幅に減りました。 今は私もお菓子を買いすぎたりしませんし、「おなかすいた~」とも言われないし、基本的に子どもたちだけで遊んでくれる。帰りに付き添わなくても、家が遠めのお友達は自転車で帰るようになった。 今、残っているのは主に掃除。 ■うまくいっていた家遊びにトラブル? しかし、もうひとつ、今も続くお悩みがあります。 それは、 トラブル対処! 「家で遊んでいい」ということは、私の目の届くところに子どもたちがいるということ。何かあると責任がかかってくるし、家に子どもの数が多くなると、こういうことが起きたりする…。 えっ…家(新築)の壁紙が剥がされた!? 後編に続きます。
2020年02月29日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 今回は、コミュ障でママ友がまったくいないくせにPTAになってしまい、町内のお祭りに参加することになったお話です。 今まで知らなかったお祭りの一面、他のママ達のすごさを目撃しました。 ■PTA広報の初仕事 くじびきでPTA広報委員になってしまいました。 そんな私の初仕事は、やっぱり広報らしく何かの記事を書くのだろうと思っていました。 PTAのお知らせのプリントを作ったり。 イラストも入れようかしら、なんて考えていました。 ところが、実際は・・・。 まさかのお祭り。 町内のお祭りで焼き鳥を売ることになったのです。 ニワトリ顔の私に適役とはいえ、広報の仕事でこういうのもあったりするのね。 ■ぼっちの恐怖 広報委員から選出された焼き鳥係は、私を含め3人。 コミュ障なので、もちろん他の二人とはママ友ではなく、完全に初対面。 挨拶をすると、とても感じのいい人たちでした。 どうやら二人は仲良しママ友同士な様子。 ということは・・・。 私は完全に「ぼっち(一人ぼっち)」コースではないか。 気が重い。 しかし、2人のママたちは自然に 私を交えて 話をしてくれるのでした。 コミュ力が高い人は、仲が良い相手としか喋らないのではなく、 そうでない人も交えて 話ができる。 コミュ力が高いというのは、そういうことなのか・・・! 同じPTAであっても、仲が良い相手とそうでない相手がいれば、仲が良い方としか喋らないだろう。 だから私はぼっち確定!と思ってしまうのは、私のコミュ障ゆえの発想だったのです。 いやはや、コミュ力が高い人ってのはすごいな。 ■鳥を焼くのは? PTA広報から来た私たち3人は、みんな焼き鳥を売る係です。 誰が鳥を焼くのかと思ったら・・・。 町内の別の会から来た オジサン達 でした。 今まで町内のどこに隠れていたんだというぐらい、ワイルドなオジサン達。 お祭りのベテランな様子。 もちろん普通の方々なのですが、見た目がいかついので恐いなーと思ってしまいながら説明を聞いて、焼きあがった鳥にタレをつけて売ります。 小さなお祭りのせいか、よくある屋台ではなく小型の台があるのみで、オジサン達は焼いた鳥を後ろから運んできてくれるシステムでした。 焼き鳥は順調に売れました。 どんどん減っていって、残り少なくなってきました。 売り切れてしまいそうだけど、どうしようもないなーと思っていると・・・。 頼みにいっとる! あ、あのオジサン達のところへよく一人で行けるな・・・。 オジサン達も焼ける分は全部焼いてくれてると思うので、頼みにいっても早く焼けるものなのか謎ですが、コミュ力の高いママってのは本当にすごい・・・。 ■祭りは大人の社交場 焼き鳥を売っていると、時々PTA役員の方が「差し入れです~」と、他の屋台の食べ物を持ってきてくれました。 最初は、買ってきてくれたのかーと思っていたのですが、そうではなかったのです。 時々、焼き鳥を「差し入れしてきます」と、持って行くこともあるのです。 お祭りに参加している他の団体(町内会や老人会、他校のPTA等)から 差し入れをもらったり、こちらからも渡していた のでした。 差し入れを通して、めっちゃ交流している! 町内のお祭りというのは、ただのお祭りではない。 いろいろな団体の社交場 だったのです。 そんな側面があったなんて! そして、なんて社交的なんだ!PTA役員おそるべし! 役員って忙しそうで、すごいなーと今まで漠然と思っていましたけど、想像以上にすごくて尊敬。 ■祭りを終えて お祭りは無事に終わりました。 いやはや、こんなにコミュ力の高い人達の力を見せつけられるとは思いませんでした。 貴重な体験ができて、ある意味楽しかったです。 ママ達と連絡先を交換することはありませんでしたけど。 コミュ力が高くて自然と会話に入れてくれたママ達でしたが、さすがに私のノリが悪すぎて、 最後の方はまた普通にぼっちの私 に落ち着いていました。まぁ、それは仕方ない。 やっぱり私は役員に絶対向いてないなと思った、そんなお祭りでした。
2020年01月02日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 コミュ障には辛すぎる! 初対面ママ友とのランチ会に強制参加 後編です。 ▼前回までのお話 公園で友達と遊んでいた娘(ちり子)。友達がランチに行くと知ったちり子は一緒に行くと言いだし、初対面のママたちと私もランチ会に参加せざるを得ない状況に。そこには、初対面ママの彼氏までいた…! 『コミュ障には辛すぎる! 初対面ママ友とのランチ会に強制参加 前編』 メンバーは、私と娘、Aママ親子、Bママ親子、 Aママの彼氏! 後編の今回は、さらに「帰りたい・・・」と思った出来事が起きます。 知らない世界を覗き見た ランチが始まって気になったのは・・・。 Aママ彼氏とBママ、仲良いな! 親しげに会話していました。 そうか、これは ママ友公認彼氏。 そういうポジションがあるのか。 なるほど、Aママはシングルマザーなので独身であり、ママ友公認の彼氏というのがいても全然おかしくないのね。 知らない世界を見た気がする。 ちなみにAママ彼氏は私に対してのみ初対面なので「何飲みますか?」という感じで敬語でした。 盛り上がらない中、異変が起きる 会話は全く盛り上がりませんでした。 「ちり子ちゃんは一人っ子なんですか?」みたいな、無難な会話をポツポツするのみ。 原因は言わずもがな、初対面な上にコミュ障なヤツが入ってきたせいでしょうね。私がいなければ仲良しメンバーでワイワイやっていたでしょうに、そこは本当に申し訳ない。 そんな中、子供達がトイレに行き、キャッキャしながら戻ってきました。 喋りながらモタモタと歩いていましたが、べつにうるさかったわけでもなく近くにお客さんもいなかったので、特に気にしませんでした。 しかし・・・。 Aちゃんが転んでしまいました。 大丈夫?と声をかけようとしたら・・・。 怒るママ彼氏!!!(怖ぇええええ!) Aちゃんは普通に「はーい」って感じで席に戻りました。 が、私は「急にめっちゃ怖いやん」と恐怖に震えていました…。 さらにその時… Aママもキレる!! 何やらふたりで痴話ゲンカが始まりました。 かなり揉めているようです…。 私は何をしているのだ。 行きたくもないランチ会にお邪魔しちゃって、私がいるせいで全く盛り上がらず、今や真横でカップルがケンカ中。 もはや焼き鳥の味もわからない。 とても不毛な時間が流れていました。 ・・・というか、ケンカを止めた方がいい? でも、二人と親しいBママがいるわけなので、Bママが止めるかなと思ったその瞬間。 いつものことです Bママ、まったく気にしていない! いつものこれで大丈夫なのか…? Aちゃんはママと彼氏がケンカしていても精神的にダメージ受けないか?などと懸念しましたが、Aちゃんも全然気にしていない様子。 彼氏が怒った時は、彼氏とAちゃんの関係がうまくいっているのか心配してしまいましたが、特にAちゃんは怖がっている様子でもなくその時以外は普通に仲が良さそうでした。 それに、何か問題があればみんなと仲の良いBママがなんとかしてくれそう。 終焉 しばらくしてケンカもおさまり、ランチは終了しました。 すでに出来上がったママ友グループ(+彼氏)との初対面ランチ。 コミュ障の私にはハード過ぎ。 といっても、急にランチに入れてもらったわけなのでAママ達には感謝しています。それでもやっぱり疲れました・・・。 娘のちり子が楽しんでくれたのだけが救いです。 その後は、実家に帰った時の公園へのお迎えは私の母に任せることにしました。 ランチ会以来、私はAママ達には会っていません。 でも、ちり子がAちゃんに会ったと聞くと 「Aママと彼氏、その後うまくいってるの…?」 と、 妙に気になってしまうのでした。 どうやら今も順調らしいので、そのままうまくいくにしてもそうじゃなくても、Aちゃんが幸せになる方向へ進めばいいなと勝手に思ったりしています。
2019年12月01日みなさまこんにちは、鶏岡みのりです。 今回は、私がコミュ障が原因でとても困った、他のママとのエピソードを前編・後編でお送りします! コミュ障の私が恐れていること コミュ障のママが恐れていることといえば、ひとりだけ「ぼっち」状態になることだと想像する人が多いかと思います。 もちろん、それもあります。 しかし、意外と私ひとりが「ぼっち」という状況はありませんでした。 授業参観でも何でも、「ぼっち」の人というのは私だけではないのです。 それよりも現実的に遭遇しやすい、困った状況があります。 それは・・・。 距離感がある相手との会話 例えば、児童館で私ともう一組の親子しかいないような時。 授業参観で、他のママに「ちり子ちゃんのお母さんですか?うちの子がいつも仲良くしてもらって・・・」と、気をつかって話しかけられた時。 会話が全然、続かなくて気まずい…。 「ぼっち」でいるだけの時とは違い、コミュニケーション能力が試されてしまう のです。 難しい。実に難しい…。 ある日、実家近くの公園で あれは、休日にちり子(娘)と一緒に泊まりで私の実家へ遊びに行った日のことでした。 普段は、ちり子だけで実家に行くことが多く(行き帰りは私の母と一緒)、知らないうちに近所に同年代のお友達ができていました。 その日もお友達と仲良く遊んでいたちり子。 しばらく経って、近所の公園に迎えに行ったのです。 すると、どうやらお友達のママも同じタイミングで迎えに来ている様子。 ちり子に声をかけて、帰ろうとしたその時・・・。 えーー!! ありえないだろ!!! 他のママって、私は全く知らない人だぞ! しかし、ちり子はたまにしか会えないお友達ともっと一緒にいたかったらしく、行くと言ってききません。 その様子をみて、他のママ達は親切に「一緒にどうぞ」と言ってくださったのです・・・。 「なんでやねん」って思われていることでしょう。 AママとBママはランチの約束をしてるわけだから、しっかり友達なわけですよ。 そこへ、見ず知らずの にわとり顔のママ が入ってきたら戸惑うに決まっています。 私だって、気まずいのに行きたくないです。 「じゃ…、じゃあおばあちゃんを呼んで来ようか」と、代わりに私の母(コミュ力が高い)を呼んでくると言っても、ちり子は「ママと行くの!」と、これまた頑固。 しかも、さらなる展開が起きます。 その場にはもうひとりいらっしゃったのでした。 それは・・・。 まさかの彼氏付きーーーー!!! どうやらAママ(美人)はシングルマザーのようです。 ちり子に「一緒に行きたい」と言われた時、「他には誰が行くの?」と私が聞いたところ、隣にいたAちゃん(お子さん)が 「私とママと、 ママの彼氏の人 と、BちゃんとBちゃんのママ!」 と、ご丁寧に教えてくれたのです。 腕に美しいタトゥーのある彼氏さんもAママ達も、私より若そうで華やかな感じ。 話が合いそうにない気が・・・。 正直ぜんぜん行きたくないですが、私のコミュ障のせいでちり子の楽しい時間を奪うのは申し訳ない。 かくして、他のママ達のお言葉に甘え、 史上最強に帰りたいランチ に参加させてもらうことになったのでした。 試されるコミュニケーション力 そして、居酒屋ランチへ。 ママ友ランチってそのへんのカフェとかだと思ってたんですが、チョイスがちょっと渋いのは男性がいるからなのだろうか。 席へ着くなり、隣にいたAママが私に質問をしました。 え?この変な「間」はなに? 変な間のあと、ハッと気づいて「・・・あ、お酒飲まれます?」と聞いたところ、「はい」と。 私「どうぞ、飲んでくださいねー。」 ・・・そうか。最初からこう言わなきゃいけなかったのか。 Aさんの質問は、私にお酒を飲んでいいか聞くためでもあったのだ。(…というかそれがメイン?) 居酒屋とはいえ思いきり昼間なので、念のため聞いてくれたのだと思います。 つまり、変な間ができないスムーズな正解はこう。 難しい!!! コミュ力が高い人は、サッと正解が言えるのだろうか。 できれば、最初から「お酒飲んでいいですか?」って聞いてください。 むしろ、べつに聞かずにサクッと飲んでくれてもいいんです! ・・・と、思うのは私だけでしょうか。 そして、さらに「帰りたい」と思う出来事がおこるのでありました。 (後編へ続きます)
2019年11月02日はじめまして、鶏岡みのりです。このたびウーマンエキサイトで連載させていただくことになりました。 夫のユウと、小4のちり子との3人暮らしをしている、にわとり顔の母です。 さて、第一回は出産特集ということで、あの日の思い出をどうぞ。 陣痛がきた日は、とても天気がよく・・・。 完全に寝不足でした。 それが後々、あんなに響いてくるとは。 というのも、妊娠後期はずっと不眠に近く、全然寝られなかったのです。 翌日が休日だったので、夫とゲームをしていました。まぁ、私はほとんど見ているだけでしたが。 朝方にゲームを終えると、下痢かな?というような痛みがだんだん強くなり、こりゃ陣痛だということで病院へ。 そのまま入院し、お昼になるとさすがに眠くなってきました。 しかし・・・。 寝られるわけない。 陣痛の合間に寝ようとしても、また陣痛が来る恐怖で寝られない。 一方、助産師さんには 「陣痛をしっかり起こすのにも体力が必要なので、なるべく寝てください」 とアドバイスされました。 そりゃ私も寝たいのですが、寝られません。 寝不足で体力不足の私は、弱い陣痛しか起こせず、一向にお産が進みませんでした。 弱い陣痛と言っても、かなり痛い。 ■「陣痛を和らげる方法」が効かない!? そこで、母親学級のときに先生が言っていた「痛みを和らげる方法」に頼ることに。 誰かの親指が犠牲になるようだ。 申し訳ないが、夫に頑張ってもらいましょう。 しかし! 余計に痛いわ! おそらく有名な「陣痛を和らげる方法」だと思うのですが、私はむしろ痛いだけ。 最初は軽く押してくれたのが幸いしました。 いきなり親指が折れる力で押されていたら、大変なことになっていたでしょう。 痛みに苦しんでいると、助産師さんが。 今度は肛門かい。 と思いましたが妊娠中に読んだ雑誌でも、お尻を押すといいという話が書いてありました。 そのためのボールもしっかり100均で買っていました。 が、助産師さんが握りこぶしで押してくださる流れに。 すると・・・。 「うるさい妊婦だな」 と、思われたに違いないでしょう。 というかどうして、ことごとく痛いのでしょうか。 痛みを和らげるはずが、痛みを倍増させてきます。 どちらも有名で、有効な「陣痛お和らげる方法」だと思うのでが、私のようなケースもあるようです。 和らげるのに失敗しつつ、なんとか早く産もうと病院のお風呂に入ったり、歩き回ったり。 そして、病院に来てから24時間後、弱い陣痛でしたが何度もいきんで、やっと出産。 子供の顔を見て安心すると、ものすごい疲れが。 もうボロボロ。 ■良いこともあった? 出産に時間がかかったのは苦しい反面、良いこともありました。 会陰切開をせずに済み、傷も小さかったのです。 時間がかかったことにより会陰が急激に伸ばされることがなく、切れなかったのだと思います。 トイレも、最初の一回がしみて痛かったですが、その後は大丈夫でした。 傷が小さい分、出産後のダメージが抑えられ(それでも全身筋肉痛で、フラフラではありましたが)回復が早かったと思います。 2人目の予定はないので、もうあの痛みを経験することはないと思いますが、これから出産される方は妊娠中とにかく睡眠をしっかり取れるように心がけてくださいね。
2019年10月20日