「ラブライフバランス研究所」「働く女性の結婚出産研究所」代表。 その人の個性や本質を導き出し結婚へと繋げるカウンセラーとして2000名以上のカウンセリングを行っている。相談だけでなく、自分磨き、出会い、そして成婚までと婚活の現場で実際にサポートするスタイルに定評がある。
先日カウンセリングに訪れた30歳の秘書A子さん。仕事柄年配の方と接することも多いせいか、ハキハキとして、コミュニケーション力も高く、上司にも頼りにされている様子。 そんな、なんでも上手くこなしてしまう彼女がこんな相談をしてきました。 「気になる男性には全く好かれないのに、自分は何とも思っていない人からばかり好かれるんです…」 つまり、本命には相手にされず、自分から見たら対象外と思っている相手にはやたら好かれるのだそう。じつはこれ、婚活相談でとても多い悩みのひとつ。 「この人じゃない…」という人に、なぜ好かれるのか 人を好きになるとき、そのきっかけってどんなことでしょう? 気さくに話しかけてくれた、一緒にいると会話が弾む、自然体で接してくれる…そんな人には自然と心がひかれませんか? つまり、自分の考えや思いを、気負いなく「開示」して、立ち居振る舞いという「表現」に、人柄が表れている人。まさに「自然体」な人ということですね。 ここで質問です。実はこれ、自分が“どうでもいい相手”にならできている事ではありませんか? 自分を「開示」し、相手に伝わるようにストレートに「表現」する。この2つが、お互いに分かり合い、親密度を増すためにはもっとも大事なことです。 しかし、好きな人に対しては、気持ちが強ければ強いほど、なかなか声をかけられなかったりしませんか。 話せたとしても、ぎこちなく事務的になってしまったり、緊張して相手の目をしっかり見ることができなかったり、そっけない態度になってしまったりしていませんか。 なんでもできるA子さんのような人ほど、このような状態におちいってしまいがち。 そして、自分の理想どおりにできないことが自信喪失につながり、つい相手を避けてしまったり、ボロが出ないようにそっけなく接したりと悪循環に。 “自然体で振る舞える相手”にこそ恋のチャンスが そんな彼女だからこそ、その反動もあるのでしょう。どうでもいいと思っている相手には(どうなろうと構わないので(笑))とても自然に振る舞えて、何でも相談できているんだとか。 モテのポイントは、自分の心をどれだけオープンにできるか。そしていかに豊かな表情や行動で伝えるか。 そのため、どう取られてもいいと思っている気負いがないときほど自然体の魅力が輝き、はかずしもモテてしまうんですね。 これって意味がないこと? 実はみなさん、いざ結婚! となると、“自分をさらけだせる楽な人”を最終的に選んでいます。 つまり、「最初は別になんとも思っていなかったけれど…」というパターンの男性と結婚する女性は、とても多いということ。 気をつかう相手より、自然体で接することができる相手の方がお互い分かり合うのも早く、安心感を抱くことができます。そのため、恋人候補からいきなり外さず付き合っていけば、だんだん好きになってくることは少なくありません。 今まで、別に好きでもないし…と除外した人に目を向けるのもひとつの結婚の近道です。すでに相手は、あなたにひかれているのですから。
2015年07月13日婚活カウンセリングに訪れた今年33歳になるA子さん。見た目も可愛らしく、性格も穏やかで気が利くし、人を惹き付ける魅力のある女性です。婚活に悩むようには見えないけれど、本人いわく、「モテてきたと思います。でも、だからって恋愛上手ってわけじゃないのが辛いところです…」と恋人を見つけるのに苦労しなかった女性ならではの悩みを話してくれました。 ■与えられることばかりに慣れてしまった 恋人が途切れた事のなかったA子さんでしたが、33歳を超えたころから、なかなかお声がかからなくなってきたそう。 「あれ、なんだか最近お誘いがない。そろそろ婚活真剣に考えないとダメなのかも…。」そう感じ始めてからというもの、急にこの先が不安になり婚活を意識するように。 そこで、いざ行動! と思ったのはいいけれど、恋愛するにはいったい何から始めたらいいのかがさっぱりわからず、とにかくまず婚活パーティに出かけたそうです。しかし、そこにいるだけでは声がかかることもない。では、自分から声をかければいいのだろうけれど、待っている事しか知らなかった自分には、声をかけるただそれだけのことが想像以上にハードルが高く、ただ立ちすくむばかり。 何故パーティで仲良くなれるのか分からない、私には難し過ぎると打ちひしがれて帰ってきたそうです。そもそも、自分からお誘いするとか告白するとか、33年間一度もしたことがない彼女は、「アプローチって何?」という状態から今も抜け出せないんだそう。これを聞いて、私はとても共感しました。実は婚活相談にいらっしゃる女性にこうした方たちが多いんです。 ■いったい何が足りないの? モテるくらいだから人として魅力ある彼女たちですが、いったい何が足りないのか。それは、いつも、与えられることだけに慣れてきたから、自らが先に与える側の立場に立ったことがない。そのことが彼女たちを苦しくしているのです。 愛情や好意を与えられて拒否した経験はあっても、拒否された経験がない彼女たちは、決して傲慢なつもりはないのです。しかし、まず自分に与えられることが先で、もし自分から与えるならば、それ相応の見返りは得られるものという期待値が高くなりがちです。そして、力を振り絞っていざ与える立場に立った時、拒否されようものなら、その落ち込みは激しくなかなか立ち直れないのです。 ■与えることに見返りは求めない 「まずしてもらってから考える」とか「せっかくしてあげたのに」という気持ちが湧けば湧くほど、見返りがなかったり拒否されたりすることに非常に敏感になってしまいます。 しかし、人はその時々に応じて、臨機応変に与える側に立つこともあれば、与えられる側に立つこともあって当たり前。そして自分がまず与える人になるのは大人への一歩でもあるのです。 その経験値が浅いこと自覚し、「まずはただ与えればいい、その答えは自分ではなく相手が自由に決めるべき事」「与えるから与えられる、自ら動かなければ答えも見返りもない」そんなシンプルな事をしっかり認識してみましょう。それがモテ女子タイプの、大人への、そして結婚への第一歩です。
2015年06月05日社会に出て多くの男性と出会ったけれど、なかなかいい人に巡り会えない…そんなとき、ふと思い出す、懐かしい同級生のこと…。 しかし、再び巡り会えたとしても、恋に発展するなんてことはあるの? そもそも彼は昔馴染みを恋愛対象に見てくれるのかしら…? そんな疑問も浮かびます。では、いったいどうすれば昔馴染みの同級生が恋人に格上げされるのでしょう? ■「同窓会などの再開からの恋愛に期待する人は多い 「同窓会」のお知らせだけでなく、Facebookなどから再度つながった仲間たちとの飲み会のお知らせが届くことも増えてきました。 本格的な同窓会のみならず、そんなプチ同窓会的な出会いに期待する人は少なくありません。 こんなアンケート結果ありました。「同窓会で恋愛をしてみたい人」 5人に1人! 期待を抱いて参加する人は必ずいるはずですね。 また、10人に1人が実際に「同窓会で再会した異性に恋心」を抱いたと答えています。 懐かしさだけでなく、異性としての魅力を感じ、そこから恋愛に進展…ということも 十分起こりえるといえるでしょう。 ■過去は美化されるからこそチャンス! その一方で昔の思い出は美化されやすいので、現実を見てガッカリ、なんてことも多そうです。 ただ、逆に、美化されているからこそのチャンスも。 そもそも、どちらかというと女性より男性の方がロマンチスト。男性が飲みの席などで「昔好きだったんだ」というのも、女性にとっては「何を今さら…」というパターンが多いのですが、男性からすれば「やっと伝えられた」「あわよくばここから進展を」と思っていたりすることも。同窓会は、懐かしい顔ぶれを見てタイムスリップし、ノスタルジックな気分に浸りやすいもの。美しい過去の思い出がよみがえり、ふと、思いを告げたくなる男性も少なくないようです。当時は好きでなかった相手でも、大人にになって素敵な男性になっていれば、これは大きな進展のチャンスですね! ■「進化」していることは必須 とはいえ、もし自分が良くも悪くも昔のままなら、あまりドラマティックな展開は期待できないかも。 お互い大人になって「いい意味での昔とのギャップ」がさらなる関心をひき、魅力となるもの。 大人の美しさを身につけていること、社会人としての常識やマナーが出来ていること、昔は気が回らなかった相手に対する女性らしい気遣いが出来るようになったこと…これら「大人になったからこそ生まれる過去とのギャップ」が身についていればこそ、美しい思い出がさらにグレードアップして彼をますます惹きつけるでしょう。 社会に出て日々戦い、奔走する中で、ふと戻れる懐かしい場所が「旧知の仲間との再会」。そんな安らぎの中に大人の魅力を身につけた彼や彼女がいたら、そんな時こそ、「同級生が恋人に格上げされる瞬間」かもしれません。
2015年05月05日晩婚化が進み、40、50代の成婚も増えつつありますが、30代後半の女性が5年後に結婚している割合は10%。40代前半となると、たった4%程度という厳しさです。芸能界でも40代の成婚カップルが生れると注目されるため、一見成婚率が上昇しているように見えますが、実際の婚姻件数は大幅に増えているわけではありません。 しかし、一方で婚活の現場では確実に40代の成婚は増えているのを実感しています。行動する人は結ばれ、留まる人、諦める人、運にだけ任せる人はやはりそのままという二極化が進んでいます。そんな中でもいつの間にか結婚していく人の特徴をまとめてみました。 ■40代以上で結婚をかなえていく人の共通点 もちろん様々なタイプの方がいらっしゃいますが、特徴的な3点を挙げてみました。 1. 冒険心のある人 アラフォー世代ともなると、自分の生活スタイルや行動パターン、信条なども固まり、日常の中に自分と異なるものを受け入れづらくなってきます。柔軟でありたいと思いつつも、思わず口をついで出る、「結婚はしたいけれど今の生活も心地よくて…」「ありのままの私を受け入れて欲しい」という言葉。そんな言葉の裏には、自分が変わっていくことへの不安や恐れがあるようです。 結婚は言うなれば異文化交流。異なる習慣、環境に踏み込むことを恐れ踏み止まるか、冒険の旅にでるか。新たな世界や変化に期待と好奇心を抱き、一歩踏み出す勇気。そんな心を持っている人はやがてパートナと新たな世界へと漕ぎ出していきます。 2.感受性の豊かな人 恋愛に大切なもののひとつが感受性。人を好きになり、ワクワク、ドキドキする気持ち、そして時には傷つき、落ち込む気持ち…。年を重ねると初めて体験することもぐっと少なくなり、物事に鈍感になりがちですが、細やかな感情の動きをしっかり維持している人は出会いが恋愛へと発展しやすいもの。 「出会いはあるけど誰もいい人がいない」という声も良く聞きますが、それは誰も好きになれないことの裏返しでは? 感受性が鈍ってきた証拠なのもしれません。また、もうこの年だからと自分を卑下する気持ちや、あの人とは条件が合わないなど論理的な考えに徹してしまう姿勢、感情を出すことは恥ずかしい、いい年をして格好悪いなど頑な高いプライドも、感受性の広がりを邪魔してしまいます。 3.楽観主義な人 結婚をかなえていく人はみなさん基本的に明るく、楽観的です。もちろん愚痴ったり、落ち込む日もありますが、切り替えが早く、いつまでも同じことで悩み続けることがありません。良い意味で、人生はどうにかなるさ、と思っています。そう思えるのは、人の尺度でなく自分の物差しで生きているから。 世間の声や周りの評価に惑わされることがないから迷いません。「自分の意思で自分の人生を生きている」という実感があります。だからいつも前向きで明るい印象です。この人だ、と思った時も、自分を信じて、二人の未来に迷うことなく突き進んでいけます。 いかがでしたか? ぜひ、ご参考に。
2015年04月18日そろそろ結婚を考えたいのに、いざとなると「いつか結婚したいとは思うけど、今じゃない」「もう少し待ってほしい」など、話を濁す彼。いったいなぜ?…そんな疑問や悩みを抱える女性も多いのではないでしょうか。 ■彼のこと、本当に知っていますか? こうした場合、彼にまだ結婚の覚悟が出来ない、経済的に自信が無い、まず仕事で成果を出してからなど、彼自身の準備の問題という場合が多いのですが、一方で「そんなことまったく知らなかった…」と嘆くような事実が後々露呈する事も少なくありません。 例えば… ・離婚歴があり子供がいた ・私よりお給料が少なかった ・借金があった ・転職中で無職状態だった ・同居が絶対条件だった ・家柄があまりにもかけ離れていた などは、結構よく聞く話です。もちろん、二人で前向きに乗り切れるものもありますが、いずれにしても隠されていたショックは残ります。しかし、考えてみれば、どれもお付き合いしていく中で気づきそうな事ばかり。なぜ知ることが出来なかったのでしょう? ■「尊重」し過ぎに注意 好きになると相手に対する「尊重力」が高まりますが、それが大きな落とし穴になることも。疑問に思うことがあっても相手への信頼や嫌われたくない思いから、きちんと確認したり、深く追求することを避け、「大切なことはいつか話してくれるはず」とすべて相手に委ねてしまいがち。 しかし、それでは彼の事を深く知る機会をも逃してしまいます。そして彼自身も話すことを引き伸ばし放置してしまいます。尊重し過ぎは全てが相手の都合のいい方に進みやすいということでもあるのです。 ■「開示力」が二人の関係を進展させる もうひとつ大切なのは「開示力」。自分の事を相手にきちんとオープンしてきたかどうか。相手の事を知りたかったらまず自分のことから開示していく姿勢が必要です。 「彼の事何も知らなかった」と嘆く人の多くは、自分も相手に自分の事を伝えていない場合が多いもの。お付き合いしているのに、お互いの住所を知らない、勤務先名や役職、具体的に何をしているのか知らない、家族構成を知らない…そういう状況を疑問に思わない人は、自分を取り巻く人間関係をきちんと把握する力が足りていないと認識しないといけません。 特に、出会った最初の頃にお互いのプライベートを開示しないまま、なんとなくお付き合いが始まってしまうと、いざ結婚となるまで大切なことを知らないままになることも少なくありません。 人は相手に「自己開示」されたら、次第に自分も話し始めます。一方、何かしら言いたくない、言えない事のある人は相手に開示されると居心地が悪くなり去っていきます。自分を「開示」することで、相手の心を開き、本当の信頼関係を築いていくものなのです。ましてや、結婚相手になる人にはありのままをさらけだせる人でなくては続きません。適度な「尊重」と「開示」が相手の本質を知るには必ず必要です。あなたは出来ていますか?
2015年04月17日初対面の後は必ずまた会いたいと言われるのにその後のデートが三回以上続かない…じつはこんな人が増えています。なぜ「会えば会うほど魅力が減ってしまう」のでしょうか? ■「いい人なのだけど…」といわれ続けていませんか お見合いの席や知り合った直後は、深く突っ込んだ会話は敬遠され、仕事や趣味、休日の過ごし方など、軽い話題が好まれます。こうした自己紹介的な話がスムーズに出来て、相手の主張や意見を否定せず聞いていれば「好感度」は得やすいもの。 しかし、その後もそんな調子で当たり障りのない会話と、何をするのにもまず相手の意見を聞き、それに合わせることを続けていると、せっかくデートを重ねても最後は「いい人なのだけどこれから一緒に過ごすイメージが湧かない」 「悪いところはないけれど恋愛には発展しそうにない」などと言われ終了してしまいます。 これって、言葉は柔らかいけれど、恋人へと進展したいと思わせる決定打がなくバッサリと振られているのです。本人としては何が悪いのかさっぱりわからず、「今回は相性が悪かったのかな」とまた別の相手を探しますが、相手が変わっても結局同じことの繰り返しです。 ■「隠れ非モテ」のそのわけは? 最初の印象はいいのに、すぐに相手に飽きられてしまう「隠れ非モテ」の原因はなんでしょうか? それは「感動力」が低く「尊重力」が高すぎるから。 「感動力」とはすなわち感受性。感動力の低い人は心からあふれ出るような強い感情がありません。伝えたい、わかって欲しいという強い欲求がないのです。ですから、表面的な会話と、相手の主張に合わせた行動が心地よく、それが交流だと思っています。しかし、それではあなたの本質や魅力は永遠に伝わりません。 「でも、私は出かけるところも食事も何でもいいし、自己主張よりも相手を尊重する方が得意なんです」という人もいることでしょう。よくいえば「柔軟」「寛容」、しかし、残念ながらその姿は相手には「自分がない」と映ってしまいます。 一見相手を尊重し、心優しい人という印象ですが、「主張する・決める」ことのリスクを避けていませんか? 自分で何かを主張すれば、否定されたり批判を受けることもあるでしょう。また遂行しなければいけない責任も伴います。 しかし、相手はあなたが自分のしたいこと、好きなもの、好きな場所をおくせず伝え、そこで生き生きと楽しむ姿を見て、初めてあなたという人を知るのです。そして、それがあなたの「魅力」なのです。 自分のなかで湧き起こった感情や思いを押し込めず、きちんと自覚してみましょう。そしてときにはきちんと口に出してみましょう。自分に執着してもらうには、自分の感情をしっかりと認識し、ときには相手とぶつかってもおくせず伝えていく情熱が必要です。 出会いが恋へと発展するどうかは、あなたの感受性の豊かさと主張できる強さにかかっています。「いい人なんだけど…」からそろそろ卒業しませんか。
2015年03月29日人付き合いが苦手で交際力が低いと自覚する人が多い一方で、「いつも友達と出かけたりと忙しい私は交際力が高い」と考える人も少なくありません。しかし、付き合いのよい人のなかにこそ、じつは典型的な「交際力低め」タイプが隠れています。 そして、「いつもどこか満たされない思いがある」「本当に自分が欲しいと思う幸せや恋人が手に入らない…」そんなあなたは「交際力」に問題があるかもしれません。 ■そもそも「交際力」とは? 交際力の高い人は、自ら周りに声をかけたり、人との出会いの場に足を運んだり、多くの人や物事と交わることでみずから人生の楽しみや喜びを見出せる人。 一方、交際力の低い人は、人付き合いが苦手、もしくは嫌いで、みずから知らない世界に飛び込むことがないので視野も広がらず、結果的に一人でいることが多い人。 では、一番多いタイプの「誘われれば喜んでどこへでも出かける」という人はどちらでしょう? 残念ながらこうしたタイプも「交際力は低め」といわざるをえません。いや、「交際力」がもたらす恩恵を受け取っていないというべきかもしれません。 そもそも「誘われたら出かけるし楽しんでいる」という人は「交際力」が低いという自覚がありません。しかし、誘った本人と、誘われたから行った人には決定的な違いがあるのです。 ■主体性を持つことの大切さ 例えば「話題の映画に誘われて、見てみたらとても感動した」のと「見たいと思う映画に友人を誘って出かけたら、すごく感動した」というのは、同じく映画を見て感動したという行為ですが、「みずから動いて自分の望みを叶えた」のか「たまたま楽しめた」のかという決定的な違いがあります。 それは、みずから選び主体的に行動したか、相手に委ねただけなのかの違い。つまり、自分の人生を主体的に生きたか、人に委ねて生きたかということに繋がります。もちろん人に委ねることで得るものもあります。しかし、人との交際がすべてこのパターンであれば、それは人生においてひたすら棚ぼたを待つようなもの。 交際力の低い人は、「面倒臭い」「こんなこと考えているなんて知られたくない」「断られたらショック」など、ネガティブな考えから行動が鈍りがちです。しかし、それではいつまで経っても願望を吐き出し、叶えることができないままです。 結果として楽しめたとしても、自分らしく生きたという強い実感がえられません。そして、だれもあなたの考えや気持ちを知ることができないから、本当に欲しいものを与えてくれないのです。 他人からもたらされる機会を待つことを止め、みずから選び決断し行動することの価値や充実感を知れば、「自分は何が好きなのかわからない」「自分に何が向いているかわからない」「自分にふさわしい恋人がどんな人かわからない」「結婚したいのかどうなのかわからない」、そんな“自分が分からない”という悩みからも解放されます。 自分の願望に従い動くことで「交際力」が高まれば、どんどん自分にふさわしいものが集まってきます。それこそが引き寄せ体質になる第一歩なのです。
2015年03月22日婚活の相談にいらっしゃる女性の多くが「帰ったら食卓で今日の出来事を語り合うような夫婦が理想!」など、夫婦の会話を重視したいと語ります。しかし残念ながら現実は、仕事から帰ってきてもなんだか無口で、私の話にも「うん」とか「そう」しか言ってくれない…。 もしかして、もう愛が冷めてしまったのかしら…そんな悩みや不安を抱く女性は少なくありません。一方男性はというと、別に態度を変えたつもりもないし、話は聞いているつもり。愛情だってちゃんとある。 …ただ、「しゃべりたいという欲求がない」のです。 ■男女で話す言語数はこんなに違う! 話したいことがないって、ネタ切れ? もしくは私に興味がないっていうこと? いや、そうではなく、「言語切れ」といった方がいいかもしれません。 実は「男性は1日平均1万2000語を話し、女性は1日平均2万4000語を話す」とアメリカの心理学者によって分析されているのです。つまり、驚くことに、なんと女性は男性よりも1万語以上話すパワーがあるというわけです。 ですから、女性は昼間の仕事や友だちとの会話が終わっても、まだ一日分の半分程度しか話していない状態。家に帰っても、頭の中は話したい欲求でいっぱいで、夫が帰ってくるなり、言葉がどんどん飛び出してしまいます。 しかし、夫の方は、昼間にほぼ会話力を使い果たして帰宅…。よほど特別な出来事でもない限り、話したいという欲求もとくに湧かないし、矢継ぎ早に飛び出す妻の言葉を聞くことで精いっぱい。女性のようには、スラスラと言葉が出てきません。 このことから分かるように、愛情の有無以前の問題として、そもそもの「会話力」が違い過ぎるのです。一日の言語数の差が二人の会話の溝を作ってしまうのも必然です。 恋愛中はまだまだお互い知らないことも多く、新鮮ですし、相手を楽しませたいという意欲に溢れていますから、男性も頑張ります。しかし、一度自分の手に入ってしまえば、「安心」「安泰」が心を占めるので、「女性の会話力に合わせて自分も表現する」ということに強い意欲が湧きません。仕事で疲れて帰ってきた後であればなおさらです。 そんなわけで、女性の皆さん、男性の言葉数の少なさをあまり責めないであげましよう。「私は彼の倍以上話す生きものである」と自覚するだけですっと不安や心の溝が埋まりますよ。
2015年02月23日知り合ってから数回のデートが順調なら、そろそろ真剣な思いを伝えて本格的な交際に進みたい…合コン、お見合いと出会い方は違えど、必ずこの瞬間が訪れます。 最近は「女性からの告白は嬉しい!」と語る男性も少なくないので、「男性に引かれたらどうしよう」なんて躊躇する必要なし! お互いの気持ちが高まった瞬間を見逃さずに伝えらえれるのがベストですが、そうそう都合の良くチャンスが巡ってくるとは限りません。 そこで、少しでも相手の心が動き易いシチュエーションを自ら作ってしまいましょう。じつは誰にでもできる簡単な方法があるのです。 ■キーワードは「幸福感」 では一体どんな時が告白の最良のタイミング? それは「副交感神経」が働くときです。 自律神経には「交感神経」と「副交感神経」がありますが、交感神経は「闘争と逃走の神経」といわれるように、緊張状態を作り出す神経です。この神経が活発な時は、敏感で身構えているので、「告白」なんて相手に戦いを挑むようなもの。絶対避けたいですね。 一方「副交感神経」はリラックスの神経といわれます。緊張をゆるめ、ホルモンの分泌を安定させ、心を穏やかな状態にしてくれます。そんな時は、ガードも緩まり、自分を身近に感じてくれて、何事にも前向きにあたたかく受け止めやすい状態になっています。 つまり「副交感神経」が働いて、気持が「幸福感」に満たされている時が思いを伝える絶好のタイミングです! ■具体的にはこんなとき 1.満腹感のある時 デートでは大抵食事をしますよね。食事中は副交感神経が優位に働くので、満腹感は「幸福感」を呼び覚ますことを体が知っています。初デートは、まず食事からとなるのもこのためだったりします。 2.夕方から深夜にかけての時間帯 交感神経が副交感神経に切り替わるのがこの時間帯。つまり、夜の食事で満腹になり、少しお酒も入って、よりリラックス感が増したときがベストタイミング。 欲をいえば、イライラや興奮を抑える、ローズウッドやラベンダーなどの香りが漂って…となれば状況は完璧です! あとは、迷わず真摯なあなたの想いをぶつけてみましょう。 ■一番しらけるのはメール ちなみに、一番ハードルが低くて誰にでも出来るけれど、一番成功率が低いのは「メールでの告白」。 相手の状況が全くわからない(お腹が空いて、イライラして、交感神経MAXかも!)、更に相手の顔色や言動に合わせて話の転換が出来ない…そんな行き当たりばったりのやり方はかなりリスキーです。 また、潔さや真剣さが伝わりにくく、熱く伝えれば伝えるほど、相手を冷静にしてしまい、しらけさせる効果大。きちんと向き合いつつ、上手に状況を味方に付けること、これが上手く行く秘訣ですよ。
2015年02月09日すぐ彼と意見が対立してしまう、結局彼の言うとおりにしてしまう、いつも私ばかりが我慢している、そんな風に感じているあなた。強く主張しなくても、自然と自分の希望が通りやすくなる、とっても簡単な会話のコツ、身につけてみませんか。 ■こんな会話をしていませんか? 彼とのデート。そろそろランチの時間。私は今日はパスタが食べたい気分! そんな時よくあるのはこんな会話。 「ねえ、ランチ何食べる?」 「僕は焼肉がいいな」 「私はパスタがいい」 「だけど僕、昨日パスタ食べたんだよね」 「…わかった、じゃ焼肉でいいよ」 ランチくらいなら大した問題ではないのですが、それでもなんとなく不満は残るはず。一方彼は自分の意見が通ってご機嫌です。そんな彼を見ていると余計にイラッとして、「結局私ばっかり損している…」というマイナスな気持ちが少しずつあなたの中に蓄積されていきます。 では、少し会話を変えてみましよょう。 「ねえ、ランチ何食べる?」 「僕は焼肉がいいな」 「そうなんだ、焼肉が食べたいんだね。どうして?」 「実はちょっと元気が無くてさ、スタミナつけたいんだ」 「そうなのね。そんな時は焼肉食べたくなるよね。私はパスタが美味しいお店教えてもらったから食べたいなと思ったの」 「そっか、それもいいね。じゃあパスタにしようか」 こんな会話であれば、仮に「でもやっぱり焼肉食べたいなぁ」と彼の思い通りになったとしても「我慢させられた」気分にはならないでしよょう。 ■ポイントは「尊重力」! この会話のポイントは2つ。 1. まずは相手の意見を認める。自分とは異なっていても批判せずそのまま受け止める。 2.相手の意見に理解を示す。その上で自分の意見を伝える。この時「主張する」「お願いする」という態度にならないこと。自分はどうしたいか事実だけを述べる。 つまり、相手のありのままを認め、自分を押し付けない「尊重力」を持って会話しよう、ということです。自分の考えを知ってもらう事は大切ですが、それは「自己主張」とは違います。 「尊重力」に基づく会話は、自分を主張しようとせず、相手をそのまま受け止め、自分の気持ちもありのまま伝える、ただそれだけです。相手は、批判せず認めてもらえたことに満足し、こちらの意見も素直に聞入れたり、譲る姿勢が出てきます。 お互いに「我慢した」とか「押し付けられた」という気持ちにならないので、どちらの選択もたやすく受け入れられるようになるのです。 ■「会話の手抜き」をしない 二人の関係が浅いうちは、遠慮して譲り過ぎ、自分の意見を抑えてしまったり、また一方で親しくなると、言葉で伝えることを省いて結論や感情だけをぶつけてしまったりと「会話の手抜き」を重ねがちです。 ちょっとだけ丁寧な会話を心がける、それだけで、無理せず、頑張らず、自然とあなたの意見が受け入れられるようになっていきます。 「尊重力」を活かした会話、是非試してみて!
2015年01月30日仕事もできて、知性もある。身持ちも固く、しっかり者。なのに、なぜか男性に騙されてしまう人、いませんか? そんな彼女たちには共通する「2つの大きな特徴」があったのです。運よくそんな経験はなく通り過ぎている人も、いつどこでつまづくかわかりません。上手にトラブルを避けるためにも客観的に自分の特徴を知っておくことは大切です。 ■1つ目の特徴とは? それでは早速、自分が「騙されやすく」「都合のいいオンナ」かどうかチェックしてみましょう。以下から自分があてはまるものがいくつあるか数えてみてください。 1. いろいろな考え方や感じ方の人と話すのは楽しい 2. 他人の話はゆっくりと聞くようにしている 3. どんな話でも口出しせず最後まで聞く 4. 興味の無い話でも熱心に聞くようにしている 5. 善悪で決められないことも沢山あると思う いかがでしたか? これは実は「尊重力」をチェックしています。あてはまるものが4つ以上なら、あなたは「尊重力」の高い人。 「尊重力」とは、相手の事を思いやり、相手の気持ちや立場をありのままに受け止め、自分と考えが違っていても批判しない姿勢のこと。控えめで優しい印象を与える人ですね。 しかし、尊重力が高すぎると、物事を自分で決められない優柔不断さや、人とぶつかることを避け自己主張をしない、よく言えば平和主義、悪く言えば「自分がない」面が顔を出します。 ■2つ目の特徴とは? 続いてもうひとつ。同じ様にあてはまるのを数えてください。 1. 安心できる、信頼できると言われることがよくある 2. 他人の悩みを聞くのは苦にならない 3. 悲しそうな人のそばにいるだけで何となく悲しくなる 4. 相手の身になって話を聞くことが得意である 5. 映画やテレビを見て涙を流すことがよくある これは「共感力」をチェックしています。あてはまるものが4つ以上なら、あなたは「共感力」の高い人。「共感力」とは、相手の喜びや悲しみなど、相手の感情をまるで自分の事のように感じる力。 例えばFacebookで素直に「いいね!」できる人も「共感力」は高めのはず。しかし、これも高すぎると、他人に合わせすぎる傾向にあり、相手の感情にのみ込まれやすく、お願いされなくても自ら尽くしてしまったり、同情しすぎてトラブルに巻き込まれてしまうなどマイナス面も多いのです。 ■出会う相手次第で天と地の差が 「尊重力」も「共感力」も、人間味や優しさに繋がる大事な力。しかし、どちらも過剰すぎると、「相手都合で動かしやすく自分の無い人」になってしまいます。 相手の男性も似たタイプなら、お互い譲り合い、心から寄り添い、「大恋愛」に発展できるのに、自分優先でシビアな男性が相手だと「都合のいいオンナ」に一直線。出会う相手で大きく運命が分かれる人でもあります。 どんなに知性や常識があったとしても、人はいざとなると「感情」に支配されてしまいます。だからこそ、自分の特徴を把握しておくことは自分の身を守り良い恋愛を育むことに繋がります。 2つの特徴があてはまる人は是非気を付けてみて。
2015年01月15日