金融機関等にて20年以上の会社員を経験。その後、独立起業をして会社経営者に。その際に自身の人間関係の問題に気がつき1年で挫折、廃業を経験する。その後、心理学に興味を持ち心屋塾の門を叩いて心理カウンセラーの道に進む。
現在は、埼玉県を拠点として多数のセミナー活動と個人カウンセリングを展開している人気カウンセラー。クライアントの悩みに寄り添いながらも持ち前のキャラクターを活かし、スッキリ後味よく楽しいカウンセリングをすると評判。ブログでも、その才能を発揮する。
その他、自らが主宰するカエル塾では心理カウンセラーの育成にも力を入れており、後進の指導にも定評がある。
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「幸せな結婚生活を送るために、愚痴っぽい性格を直したい」という、ありすじーさん(41歳 会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんからアドバイスをいただきました。 ■ありすじーさんのお悩み 愚痴っぽい自分を直したいです。怒りの沸点が低いのかもしれません。母に厳しくしつけられ、育てられた影響なのか、モラルや規則に関して、自分にも他人にも厳しい性格の大人になってしまいました。常識のない人や規律を守れない人を見ると「許せない」と感じてしまいます。 また、見返りを求めているつもりはないのですが、「持ちつ持たれつ」が普通だと思っているので、私の優しさにあぐらをかいて「もっともっと」と求めてくる人も苦手です。これからの人生を心穏やかに、平和に生きていくにはどうしたらいいでしょうか。最近結婚したばかりで、これから幸せに生きていくために自分を変えたいです。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんより ありすじーさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。 常識や規律を守らない人を見るとイライラして愚痴っぽくなってしまうのですね。 ありすじーさんがご自身でおっしゃる通り、厳しいお母さまにしつけられたことで、自分の中にたくさんの「ルール(規律)」が存在するのだと思います。 あれもダメ。これもダメ。こうしなければいけない。そうしたルールをたくさん持っている人ほど、自分もそのルールを守ることに必死になりますし、他人のことも同じように見張ってしまうので、心の中がとても忙しくなりがちです。 怒りの沸点が低いというよりは、「他の人のルール違反を見張ること」に忙しくて大変、ということではないかなと推測します。 しかし、「他の人に行動を変えてほしい」と望むことは、要するに「自分の思いどおりにしなさい」とコントロールしようとすること。自分に関わるすべての人を思いどおりに変えることは不可能だということを、まずは理解していきましょう。 さて今回、ありすじーさんにぜひ見直していただきたいことがあります。 小さな頃から従ってきたお母様のルールの中に「もう必要のないもの」がないか、あるいは「もう守らなくてもいいもの」がないか、探してみてほしいのです。 そして、今の自分には不要だと思うルールを見つけたら、そのルールを破ることにチャレンジしてみてください。 例えば「困っている人は助けなければいけない」というルールをかたくなに守っているとしたら、自分だけで何とかしようとせず、他の人も頼って、一緒に助けてもらうようにする。 完全にルールを破るのが難しければ、少しルールをゆるめてみるのもいいでしょう。「人には優しくしなければいけない」とルールを持っているとしたら、自分が「優しくしたい」と思うときだけにしてみる、というのもひとつです。 他人や周りの人をすべて見張って生きていくことは不可能ですし、「完璧」を目指すほど人は苦しくなってしまいます。 それよりも、ありすじーさんが楽しく好きなことをして生きることを選んでみませんか? 今まで周りを見張るために外向きに使っていたエネルギーを、これからは自分のために使ってみませんか? 「自分のための時間」を増やせるようになると、他人を見張っている時間はとてももったいない気がしてくると思います。 最後に、ありすじーさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。 「わたしはラクに自由に生きてもいい!」 ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。ありすじーさんの心が穏やかで平和になるように願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人前で緊張せずに話せるようになりたい」という、eirryさん(37歳・会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえさんからアドバイスをいただきました。 ■eirryさんのお悩み 自分に自信がなく、人前に出ると緊張してしまいます。 緊張せずに話すことができるようになって、自分に自信を持ちたいです。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の高橋かずえさんより eirryさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。 自分に自信があったら、人前に出て話すときも、きっと緊張しないはず。今のeirryさんはそう思っているのですね。 しかし、「緊張するのは自信がないから」というのは本当でしょうか? 一旦、「緊張すること」と「自信を持つこと」を切り離して考えてみましょう。 まず、人前で緊張するのはどうしてなのでしょうか? 人前で話すとき、eirryさんの心の奥ではどんな気持ちが働いているか、考えたことがありますか? 人前に立つとき、それは「自分を他人から見られる」ことを意識する瞬間でもあります。 誰かに見られる、つまり「注目される」と思うとき、多くの人の心では「よく見られたい」という気持ちが働きます。 では、eirryさんはどんなふうに見られたいと思っていますか? 例えば「有能な人に見られたい」「しっかりしている人に見られたい」「失態を見られてはいけない」など、”理想の自分”に見られたいという気持ちが多少なりともあるのではないかと思います。 しかし、この理想の自分に見られたいという気持ちが緊張を呼んでしまうのです。そこには、自分で自分のことを「本当はそんな人ではない」と思う気持ちが含まれているからです。 例えば、「有能な人に”見られたい”」と思っているとしたら、「私は本当は有能ではない」と心のどこかで自分を否定している。「しっかりしている人に”見られたい”」と望んでいるとしたら、「私はしっかりしていないからダメなんだ」と心のどこかで自分にダメ出しをしている…。 つまり、「”自分が思っている自分”以上に、他人から自分を良く見られたい」と思うからこそ、緊張をしてしまうのです。 簡単に言うならば、「格好をつけたいとき」に人は緊張するのですね。格好をつけるのは、もうあきらめてみませんか? 「失敗してもいいか」という気持ちで挑むと、だんだんと緊張しない自分になっていけます。 続いて、自信を持つことについて。 「自信」とは外側からつけ足すものではなく、「ダメな自分のままでも大丈夫だ」と知ることで、内側から生まれてくるものです。まず「自分はダメな人間だ」というネガティブな思い込みは捨てましょう。あわせて、「別にダメなままでも大丈夫」ということを信じてみてほしいなと思います。 「失敗してもいいか」と思いながら場数を踏んでいくことで、あとから自然と自信はわいてくるもの。もし、次に人前に立つチャンスがあったときには、「たとえ失敗しても私は大丈夫なんだ!」と思ってみてください。 「緊張すること」と「自信がないこと」はイコールではありません。「自信を持てたら緊張しない」でも「緊張しないために自信をつける」でもないということを、ぜひ覚えておいてほしいなと思います。 最後に、eirryさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。 「私は私。失敗しても大丈夫だー!」 ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「優しい母親でいたいのに、家で怒ってばかりです」という、ニコリッちゃんさん(42歳・保育士)に、心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんからアドバイスをいただきました。 ■ニコリッちゃんさんのお悩み 仕事に行けばずっと笑顔でいられるのに、家に帰ると子どもや夫にずっとイライラしてしまい、怒ってばかりの自分に嫌気がさします。本当は家でも楽しく過ごしていたいのに。毎日「今日は優しい母親でいよう」と思うのに、すぐにイライラしてきて、自分で気持ちをコントロールできなくなります。子どもも夫も、きっとこんな私はいないほうが楽しいだろうと思ってしまいます。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんより ニコリッちゃんさん、こんにちは。心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。 ご相談を拝見して、まず3つのポイントをお伝えしたいと思いました。 1. マイナスな感情をなくそうと思えば思うほど、たまってイライラする 2. いい人、いい母の”フリ”はやめよう 3. 感情はコントロールするものではない ニコリッちゃんさんは、家でも仕事先でも、24時間ずっとニコニコしている人になりたいと思っていませんか。そして、「怒る」ということを極端に「禁止」していませんか? 「怒る人には価値がない」「怒っていると嫌われる」。そうした思い込みがあるのではないでしょうか。 喜怒哀楽というように、人間にはさまざまな感情があります。できるならば、「悲しい」「さびしい」「怖い」などのマイナスの感情は感じたくないと思うかも知れませんが、その中のどれかひとつも、なくすことはできません。 なぜならマイナスの感情は、私たちを守ってくれる大切なものだからです。 ニコリッちゃんさんが気にしている「怒りの感情」は、特に自分の身を守るために大切なものです。 たとえば、不意に自分を傷つけてくるものに対して、自分を守るためにも「怒りの感情」はあるのです。動物が威嚇行動を取るのは、無駄な争いでケガを負わないで済むためだとも言われています。 そして、私たち人間がこれらのマイナスの感情を抑え込んでいると、出口をなくし、心の中に溜まっていくため、わけもなくイライラしたり、急に悲しくなってしまったりするのです。 また、怒りは”第二感情”とも呼ばれており、本音(=一次感情)はその下にあると言われています。ニコリッちゃんさんの本音、本当の気持ちは何ですか? 「つい怒ってしまう自分」の内側にはどんな気持ちが隠れているのでしょう? 「本当は悲しい」「本当はさびしい」「本当は怖い」 そんな気持ちが隠れているかもしれません。 本当の気持ちに気がつくために、「良い母」「良い妻」のフリをやめてみませんか? 「ダメでできない自分」でも愛されていることを、もっと信じてみませんか? 怒りの感情を出せるというのは、一種の甘えでもあります。外で気を張っているニコリッちゃんさんが家で怒ってしまうのは、家族に「愛されている」「許してもらえる」ということを、本当は心の奥で知っているからなのでしょう。 「もっともっと優しくしてほしい」と望んでいるのは、もしかしたらご家族より、ニコリッちゃんさんのほうなのかもしれませんね。 感情はそもそもコントロールができないもの。「怒ってもいい」と自分に許可を出して、喜怒哀楽を十分に表現して、家族や皆に愛されることを体験してみてくださいね。 そして最後にニコリッちゃんさんへ、魔法の言葉をプレゼントいたします。 「どうせ、どんな私でも愛されてるし」 ぜひ、この言葉を何度も言葉に出してみてください。ニコリッちゃんさんが感情を解放して、楽しく暮らせることを願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「暇な時間が怖くて、予定を詰め込んでしまう」という、ニーナさん(19歳・学生)に、心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんからアドバイスをいただきました。 ■ニーナさんのお悩み 私の悩みは暇という時間が怖いことです。中学、高校と毎日部活動や塾に励み、休みなく過ごしていました。大学生になった現在も部活を2つ、バイトを3つ掛け持っています。 私がここまで休みなく過ごす理由は、授業料を自分で稼ぐためと、何もない日をどう過ごしていいのかわからず、暇という時間が怖く感じるからです。体や心のためにも休んだほうがいいのは知っています。でも、理由もなく暇が怖いのです。どうしたらいいでしょうか。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんより ニーナさんこんにちは。心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。 予定がないことが怖い。空いた時間が怖いと感じるのですね。 まず、ニーナさんが「怖い」という感情をちゃんと感じられていることを、私はすごいなと思いました。なぜなら、焦っているだけの行動をやめることに対して「怖い」という感情を自覚できないまま、やみくもに頑張って走り続け、燃え尽きてしまう人も少なくないからです。 「理由もなく怖い」とのことですが、もう少し、その気持ちを掘り下げていきましょう。 例えば、ニーナさんは予定がなく休める時間ができたとき、どのようなことが「怖い」と思うのでしょう。どんなふうになりそうで「怖い」と思ってしまうのでしょう? 暇な時間を過ごす。休みを取ってゆっくりする。そんなことをしたら「どんなことが起こりそうで」怖いと思っているのでしょうか。 もしかしたら、小さい頃に誰から「早く早く」と急かされた経験があるのかもしれません。あるいは「休んだら損をするよ」と言われたことがある、どこかで「そんなことをしたら怖いことになるよ」と教えられたことがあるのか…。 このように考えていき、なぜそう思うようになったのか、そのきっかけをぜひ思い出してほしいのです。 スケジュールをいっぱいにすることが、イコール、人生を充実させることではありません。 予定を詰め込んで思考を使わない時間を増やせば、確かに「不安」はあまり感じなくて済むのですが、実はその不安の中には「漠然とした実態のないもの」が多く含まれていることもあります。 小さな頃、勝手に感じてしまった「休んではいけない」いう思い込みや、妄想かもしれない「焦燥感」が、今のニーナさんを苦しめているだけなのかもしれません。 人生を謳歌している人たちは、余暇を楽しんでいる人がほとんどです。自分の好きなことをする。自分が楽しいことをする。まずは、空いた時間を「楽しむ」ということを考えてみてください。そして、自分の身体を休ませることも、自分を大切にすることだと考えてみてくださいね。 最後にニーナさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。 「私は、ゆっくり休んでも大丈夫」 ぜひ、この言葉を何度も言葉に出してみてください。ニーナさんが今後の人生を楽しめることを願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年05月22日