江原啓之さん、コロナ禍の提言「“豊かさとは何か”考えましょう」
「食料自給率が低く、多くを輸入に頼って久しい日本。今こそ国内の農産物に目を向け、農家さんを精いっぱい応援してあげましょう。また、自給自足とまではいいませんが、この機会にベランダ菜園を始めるなどして食に対する意識を高め、体によいものを取ることを心がけましょう」
そして「住」について。江原さんは常々「ワンルームマンションでもいいから手に入れること」を勧めている。
「理由は、私が個人カウンセリングをしていた時代、『離婚しても行き場がない』と訴える女性が多かったから。住む場所の確保、あるいはそのための経済的基盤を持つことはとても大切。『つらいけれど経済のために別れられない』などという悲しいことにならないようにしなければなりません」
最後に「医療」について。今回明らかになったように、最後に私たちの命を助けてくれるのは医療機関。
いつかお世話になる日のために、ふだんからかかりつけ医との良好な関係を築いておこう。
「このように、『生きる』とはとてもシンプルなこと。この未曽有の事態を契機に自らを見つめ直し、幸せな明日へ少しずつ、足を踏みだしましょう」
「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載