<家族、辞めてもいいですか?>「ごめんなさい!もうやめて!」殴られて泣いて謝るも、兄はまさかの…
魚田コットンさんには面倒を見てくれるお姉さんの下に5歳離れたお兄さんがいました。やんちゃで、昔から遊びで殴られたり蹴られたりは当たり前。気づいたころには家にほぼいませんでした。
泣かされていた記憶しかないのに、心のなかでは“なんだかんだやさしい兄”と思っていた魚田コットンさん。しかし、そんなお兄さんを一度だけ本気で怖いと思ったことがありました。「魚の水槽洗うか、半殺しにされるか、どっちか選べ」理不尽なお兄さんの二択に、魚田コットンさんは……?
理不尽な2択、選んだのは…
そのときは魚田コットンさんが小学2年生で、お兄さんが中学生になったころ。
当時のお兄さんは生き物を飼育するのにハマっていて、いろんな生き物を買ってきて飼育していました。
その日は水槽が汚れてきたため魚田コットンさんに洗わせようとしていたらしく、恐ろしい2択を言ってきました。
しかし、魚田コットンは“なんだかんだやさしい兄”と言う意識があったため、
半殺しとか言ってるけど、どうせ何発か殴られるくらいやろ!
と、たかをくくり“半殺し”を選択しました。
しかし……
その日のお兄さんの言う半殺しは、本気の半殺しでした。
壁とお兄さんに挟まれ、逃げることもできず、助けを呼ぶこともできなかった魚田コットンさん。
時間にしてはほんの数分……
それでも、魚田コットンさんのなかでは永遠に続く痛みと恐怖を感じました。
「ごめんなさい! もうやめて……!」
耐えきれなくなり、大泣きしながら謝る魚田コットンさん。
するとお兄さんは殴る手を止め、
「じゃあ水槽洗うか?」
と聞いてきました。
「洗う……洗うから……」
泣きながら返事をする魚田コットンさんに、お兄さんは「じゃぁさっさとしろ」と言って……?
本当に半殺しにされそうになってしまった魚田コットンさん。自分が飼っているペットなのに、暴力で自分に従わせて小さな妹に水槽の掃除をさせようとするお兄さん……。複雑な家庭環境が原因でそうなってしまったのでしょうか……?
著者:マンガ家・イラストレーター 魚田コットン
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