2023年2月25日 21:40
<過干渉な母親>「羨ましいなぁ」仲がいい友だち家族に嫉妬。否定的な母を持つ少女の切ない本音とは?
小学6年生のぷみらさん、専業主婦の母親、父親、2歳の妹は、金銭的援助を受けるため、ぷみらさんの祖母(母方)と同居していました。ぷみらさんの母は、祖母や父とケンカばかり。母はいつも怒っているか泣いているかのどちらかで、家族同士の揉め事が絶えない毎日でした。ぷみらさんが小学校低学年のころ、母に似顔絵をプレゼントした際、「もう少し、生活の足しになるものだったらよかったのに」と言われたことをきっかけに、「母は何を望んでいるのか、母の“正解”は何か」と、自分の気持ちを置いてけぼりにして、母の望むことをしようとする癖がついていました。そして、小学6年生になったぷみらさんは、卒業アルバムに将来の夢を書くことになり……。
ぷみらさんは、将来の夢を“看護師とマンガ家”と書くことに。しかし、母に将来の夢を伝えると、「マンガ家なんて目指したらだめ。もっと堅実に生きなきゃ」と一喝されてしまいます。
そんなある日、友だちのかなちゃんの家に遊びに行くと、かなちゃんがお父さんに、「かな、将来はマンガ家になりたい!」と話していました。母に「マンガ家なんか」と否定されたばかりのぷみらさんは、「かなちゃん、そんなこと言って大丈夫?」と焦りますが……。
友だちの家族が羨ましい…!
「マンガ家になりたい!」と、お父さんに話したかなちゃんを心配するぷみらさん。
するとお父さんは、「かなは絵がうまいもんな!きっとなれる!応援するよ!」と、笑顔で答えました。
「夢を応援してもらえて、笑顔で幸せそうで……。いいなぁ。羨ましいなぁ」
「私もお母さんに応援してほしかったな……」
ぷみらさんが「マンガ家になりたい!」と母に伝えたときとの反応の違いに、思わず本音が出てしまうのでした。
その後、中学生になったぷみらさんは、マンガを描くことをやめてしまいます。その間、家庭の状況は変わることなく、母は家族とケンカを繰り返し、ぷみらさんに愚痴を言いに来る毎日。
しかし、中学生になったぷみらさんは、以前のように母の望むかたちで愚痴を聞くことはありませんでした。