子供のアレルギーはお母さんの腸内フローラに関係してる?
アレルギーとの付き合い方
また未完成の腸内フローラの時期に牛乳、貝、お刺身、そばなどを食べさせると、分解できずに体内に入り、その食べ物に対する抗体が作られ、同じものが入ってきたとき、激しく攻撃してしまうアレルギー反応が起こると考えられていますので、離乳食が始まってからは気をつけなくてはいけません。
こうして考えてみると、赤ちゃんのアレルギーを含む免疫のすべてはお母さんに依存しているというのはお分かりでしょうか。
(1) 妊娠中のお母さんの腸内フローラが正しく活動していること
(2) 出産方法(菌との接触)
(3) 母乳育児(菌との接触と腸内フローラへの栄養)
(4) 母乳の質を高める(腸内フローラへの栄養)
(5) 育て方(アレルギー、免疫の獲得)
私が子どものころ、食物アレルギーやアトピー、花粉症はそこまで多かったイメージはありません。当時は今のように「殺菌・消毒」の概念はそこまで強くなかったと思います。もちろん怖い菌も存在するので、一概に悪いというわけではありません。
しかし何でも抗菌といい、菌に触れる機会を減らしてしまった結果がこのアレルギーの原因のひとつであれば、ある程度育て方で予防できるのではないかと考えます。
そしてやはり、赤ちゃんの栄養はお母さんからです。妊娠中、授乳中、離乳食もすべてお母さん。
まずはお母さんの腸内フローラを正常化し、子どもの将来の体のことを考えてあげてください。
(鈴木元)