子供の鼻水が透明じゃない⁉ 段階別・鼻水の色で分かること
鼻水の色が違うのはなぜ?
鼻水は通常、透明で、あまりネバネバしていませんが、粘り気があり、黄色、緑色、茶色をした鼻水を経験したことがある人も多いでしょう。
鼻水の色の変化は、バイキンの種類や量の変化で起こる場合があります。わかりやすく、段階別に説明しましょう。
<レベル1> 透明な鼻水
風邪の引きはじめや花粉症などで見られます。そもそも鼻水は透明です。
<レベル2> 白い鼻水
次に、白色の鼻水が出てきます。これは、鼻水だけでは対処できなくなり、異物を処理しようとした白血球が増えてきた状態です。
<レベル3> 黄色い鼻水
さらに段階が進むと、鼻水は黄色くなります。
これは白血球の死骸、つまり膿の色です。カラダがバイ菌を排除しようと頑張っているのです。
<レベル4> 緑色の鼻水
緑色は、さらにウイルスや細菌などが増殖し、膿が増えている、つまり病状が進行していることを指します。
鼻からの感染を防ぐには
最初にも説明したように、そもそも鼻の中はうっすら湿っています。空気の乾燥や体内の潤い不足によって粘膜が乾燥してしまうと、粘膜に刺激が入り、粘膜がはれ上がってしまいます。これがそもそものバイ菌感染の始まりです。
そこで、鼻からバイ菌に感染するのを防ぐためには、「鼻の中を乾かさない」。これが大原則です。
空気の乾燥が強いようならマスクをしたり、お風呂のように湯気のあるところへ行ったりするのもよいでしょう。私は乾燥の強い時期には鼻の周りにオイル(もしくは、鼻スースークリーム)を塗り、マスクをして粘膜保護をしています。