片付けをしないのは、うちの子だけじゃなかった! 子供の片付けにストレスを感じる親は多数
また、片付けられない「もの」については小学生までは場所とひもづく「おもちゃ、子どもの遊び道具」、中学生は「教科書、参考書など」、高校生以上になると「衣類、制服」という結果となりました。
中学生になると、それまでのおもちゃから一変して学習に関連する場所やものが片付けられなくなるようです。机周りの整理整頓は、成績や勉強効率にも関係する可能性がありそうですね。
子どもの片付けを促す工夫
では、子どもに「片付け力」を身につけさせるには、具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか。
アンケートでは実際に行っている片付けの工夫について「定期的に片付けの見本を見せてあげる」「一緒に捨てるものを分類してあげたことで、自分でも要る・要らないの判断がつくようになった」「種類ごとに入れられる箱を用意し、箱単位に出し入れするようにした」とさまざまな意見が寄せられています。
こうした言葉がけは、子どもの年齢に見合ったものを選ぶことが大切です。自分ひとりで片付けできるように、じっくりサポートしていくのが「片付け力」をつける近道かもしれません。片付けができれば、自然と気持ちもすっきりして前向きになるもの。
片付けの良い効果を、子ども本人が実感できるようになるといいですね。
(すだあゆみ)
国際バカロレア初等教育プログラム導入幼稚園。3つの特徴と3つの教育効果。