新生児の泣き方から何を言いたいのかを理解できるようになろう(前編)
赤ちゃんが突然泣き出し、なかなか泣き止んでくれないとなると、お母さんは困ってしまいますよね。しかし、赤ちゃんは理由も意味もなく泣くわけではありません。お母さんはその意味を理解できるようになれば、育児がラクになるでしょう。
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赤ちゃんには泣き声しか意思疎通の方法がない
赤ちゃんが泣くのは、それしか自分の意志を伝える手段がないからです。まったく理由なく泣くわけではありませんから、赤ちゃんが泣いたらその原因を取り除けるように、なるべく早く泣き方の特徴を覚えるようにしましょう。
お腹がすいているとき、おむつを替えてほしいとき…要望別・赤ちゃんの泣き方の特徴
赤ちゃんがお腹がすいて泣いている場合には、大まかにいって泣き方に次のような特徴があります。まず、泣き声の出し方としては泣き始めは低い声で泣き、途切れ途切れに思い出したように泣きます。そのまま放っておかれると途切れ途切れだったのがつながりはじめ、声も大きくなってきます。これは、泣き声を出すことによってどんどん空腹になっていくからです。
一方、おむつが濡れて不快な場合には、泣き始めは何かに驚いたように鋭く声を出します。その後、もぞもぞと体や手足を動かしながら低くすすり泣きます。
体のどこかが痛いような場合には、鋭い大きな声で途切れ途切れに泣きますが、痛みが治まらないと鋭い声を高く張り上げて泣き始め、声がかれても泣き続けます。めそめそ泣いたりうめいたりすることもあります。
泣き始めから大きな音を立てて泣く時には、運動のために泣いているのかもしれません。こういう場合には最初は元気な声で泣き続けるのですが、30分もしないうちに低く途切れがちになってそのうちに眠ってしまいます。
また、赤ちゃんによって差はありますが、生後3ヵ月ほどになると、甘えるときに泣き声を上げるようになります。甘える時の泣き声は途切れ途切れでぐずるような感じです。