味覚への刺激は赤ちゃんにとって大事な要素(前編)

目次

・離乳食の味は薄めに
・無理強いは禁物
離乳食、特に液体状ではなく流動食状態のようなものを赤ちゃんにあげ始める時期は、生後6ヵ月目ぐらいから

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個人差はあるものの、赤ちゃんは生まれてから100日前後で乳歯が生え始めます。このため、この時期にいわゆる「お食い初め」の儀式をすることもありますが、実際のところどれぐらいになったら離乳食に移るようにすればいいのでしょうか。

離乳食の味は薄めに

お食い初めでは赤ちゃんに実際にものを食べさせるわけではなく、食事をする「まね」をさせます。実際、生後100日目で離乳食を始めるのは、赤ちゃんにとっては少し早すぎます。

離乳食、特に液体状ではなく流動食状態のようなものを赤ちゃんにあげ始める時期は、生後6ヵ月目ぐらいからにするといいでしょう。最初は流動食のようなものから始めて、固形のものを食べさせるのは、赤ちゃんの慣れに従ってという具合いで進めていきます。

離乳食については、あまり味つけを濃くせず、大人からすると薄味過ぎておいしく感じられない程度の味の濃さにしてください。あまり最初から濃い味のものを与えると、赤ちゃんがそれに慣れきってしまい、食べ物の持っている微妙な味わいを学習できずに味覚の幅が狭くなってしまいかねないからです。


味覚への刺激は赤ちゃんの脳の発達のために必要不可欠な要素となっています。味覚の幅が狭いということはそれだけ脳が受ける刺激が狭くなってしまうことを意味しますから、味オンチにならないように気をつけてあげたいものです。

無理強いは禁物

とはいえ、赤ちゃんは毎日いつでも機嫌良く食事をしてくれるわけではありません。大人であっても、日によって食べたくなく感じる日もあるでしょう。赤ちゃんだってこれは同じですから、とにかく無理強いは禁物です。

赤ちゃんによっては、気分的な問題のほかに、天候、運動の多い少ない、便秘などの体調によって食事を嫌がることもあります。食べたくないと感じているときに無理強いすると、食べることそのものを嫌がることにもなりかねませんから、無理は禁物なのです。


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