子どものイヤイヤ期に困ったら「わたしメッセージ」を使おう
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2歳から3歳にかけての、イヤイヤ期の子どもにどう接するかは、どの親にとっても難しい問題でしょう。私自身の子育てを振り返っても、もっとも難しかった時期のひとつは、娘が2歳から3歳のころの「人生最初の“反抗期”」=「イヤイヤ期」でした。
ことらが、何をしようとしても、いちいち拒否してくるのです。
たとえば、私が娘を抱こうとしても
「ダ~メ~な~の~!!」
「ヤラも~ん!」
「かあちゃん、いいの~!」
「とうちゃん、キライ~!!」
の大連発。
さすがにお風呂だけは「とうちゃんと入るの~」と言ってくれましたが、ほかはすべて拒否、という時期がありました。
あまりに何度もそうされてしまうと、かつてつきあっていた女の子にふられた場面と重なって、「パパとしてだめなのか」と落ち込んでしまうこともありました。
しかし、大丈夫です。安心してください。
それは、あなたがパパやママとして、だめだからではありません。子どもの「自分づくり」の第一歩として、「イヤイヤ期」は重要な意味を持っているのです。
子どもが「イヤイヤ期」に入ると、どうやら、母親より父親のほうに動揺が大きく、どう接すればわからなくなることが多いようです。日本の家庭では、子どもを叱るなどの役割はもっぱら母親が担い、父親はと言えば、一緒に遊ぶ、お風呂に入るなど、楽しい役割専門、といった傾向になりがちです。このことも手伝って、子どもが「イヤイヤ期」に入ると、ふだん叱りなれていない父親は、どう接すればいいかわからなくなるのです。
私も、遊びとお風呂中心の、楽しい役割専門の育児化していなかったので、子どものイヤイヤに戸惑ってしまったのです。