2016年2月29日 13:00|ウーマンエキサイト

目と耳をリンクさせるためのトレーニングは、おすわりできた頃から始めよう!(前編)

生まれてから半年ぐらい経つと、赤ちゃんは自分1人でおすわりすることができるようになってきます。おすわりができるようになると赤ちゃんに入ってくる情報は格段に増え、脳を鍛えるのに絶好の機会がやってきます。

目次

・おすわりをすることで、視点が平面から立体へと変化する
・視覚と聴覚の両方に刺激を与えましょう


おすわりができるようになると赤ちゃんに入ってくる情報は格段に増え、脳を鍛えるのに絶好の機会がやってくる

© ucchie79 - Fotolia.com


おすわりをすることで、視点が平面から立体へと変化する

赤ちゃんが1人でお座りができるようになると、それまではあおむけの状態や腹ばいの状態からの視点、つまり、どちらかというと平面的な視点だったのが、高さや奥行きといった立体的な視点でものを見ることができるようになります。

赤ちゃんは、この平面から立体への視点の変化によって、脳に大きな刺激を受けることになります。このため、この時期は赤ちゃんの脳をより高度に訓練するいい機会だと言えるのです。

赤ちゃんの首がすわってくる生後5ヵ月頃は、赤ちゃんの視力も少し上がっておおよそ2mほど先までを見ることができるようになっています。また、50cm程度の距離であれば図形を識別できるようになりますし、動いているものについてもかなりのスピードの物まで目で追うことができるようになってきます。


視覚と聴覚の両方に刺激を与えましょう

座っている赤ちゃんの前で、中に鈴が入っているボールなどを赤ちゃんの目の高さから下に落とすと、赤ちゃんは音を立てながら転がるボールを一心不乱に目で追います。ボールの転がっていく方向に体を乗り出したり、手を伸ばしたりすることもあります。

続いて、赤ちゃんの顔の斜め上あたりでボールを振って音を立て、そのまま下に落としてみましょう。赤ちゃんが顔を上げて上を向き、ボールが転がっていった先を探すようなそぶりを見せたら、しめたものです。次はベビーベッドの外側の、少し遠くのところにボールを転がしてみてください。

こうしたトレーニングをする際には、視覚だけ、あるいは聴覚だけの刺激ではなく、その両方が合わさった刺激を与えるようにします。どちらか一方だけの刺激よりも効果が上がりますし、視覚を司る神経の回路と聴覚の回路とのリンクが、より正確に鍛えられます。中に鈴が入ったボールを使うのはこういった理由からです。


ボール遊びのほかに、いないいないばあも、この時期の赤ちゃんの脳を訓練するのに有効です。いないいないばあをしてみせたり、物陰に隠れて声だけで赤ちゃんに呼びかけたりしてみてください。赤ちゃんは声のする方向を目で探しますが、目当ての人がいないので、いぶかるような様子を見せると思います。そこで声をかけた人が姿を現すと、大喜びしてくれるはずです。

こういった遊びは、赤ちゃんの空間の認識力や距離感覚を鍛えるのに役に立ちます。また、だんだんと視界を広くし、目で見える距離を広げていくことにも効果的です。

後編に続く>

(子育ての達人)

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