かいすいよくには いかない スイカ
キウイ うきうき うきわで およぐ
バナナは なんばん? ななばんよ!
ミカンが つかんだ かめ かんだ
マンゴーの まご まごまご まいご
(『くだものだもの』作/石津ちひろ 絵/山本浩二 福音館書店より)
あっという間に、全ページを暗唱してしまうほど、わが子たちのお気に入りの絵本です。そのユニークな絵は、リズミカルな言葉とぴったりで、子どもたちの興味を一気にかき立てます。
かっぽ かっぽと おなかを うって
のっし のっしと どひょういり
いよいよ はじまる どんぐりずもう
(『どんぐりずもう』作/石田えつ子 絵/飯野和好福音館書店より)
絵本はこんな調子で、最後までリズミカルにテンポ良く進みます。飯野和好さんが描くどんぐりたちの豊かな表情がとてもユニークで、最後まで子どもたちの耳も目もくぎづけです。
登場するどんぐり力士のコナラもウバメガシも、実在するどんぐりの種類。それぞれの個性がリアルにえがかれています。「どんぐりって、こんなにいろいろあるんだね!」と、読み聞かせをしながら大人まで関心してしまう絵本です。どんぐりひろいが楽しみになりますよ。
ユーモアのセンスに大人も脱帽する作品、日本語のひびきの美しさに気付かされる絵本。ていねいに優しく読み聞かせをしてあげたいですね。
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