連載記事:ハロー!裏方さん~子どもの笑顔をつくる達人たち~
【新連載】ボーネルンド取材! 子どもの成長とあそび場づくり【ハロー!裏方さん~子どもの笑顔をつくる達人たち~ Vol.1】
■ガラスに絵の具、塗ったことある? 子どもの「自由」を引き出す、こだわりのあそび場づくり
あそび場づくりでは、安全な設備で、安心して遊べることはもちろん、子ども相手だからと妥協しない、そして子どもの自由な発想をさまたげないことを念頭においています。
たとえば、あそび場の壁に描いてある動物などのモチーフには、あえて性格や感情、年齢を想起させるようなキャラ付けをしていません。ある子のあそびでは友だちとして、別の子にとっては戦う相手として動物が登場する。そんなふうに、子どもが自由に想像できる余地を残しているんです。
キドキド ベビーガーデン
また、大阪府にある天王寺公園を大幅にリニューアルした「プレイヴィル天王寺公園」では、子どもたちが普段の生活の中でなかなか体験できないあそびを提案しよう! をテーマに新しい試みにもチャレンジしました。
そのひとつが「表現あそび」です。室内施設には、ガラス一面に絵具やクレヨンで絵を描けるゾーンや、子どものからだの輪郭をなぞった等身大塗り絵を楽しんだり、様々なものづくりを行うワークショップスペースを設けました。
もちろん、なにを、どんなふうに描いてもつくってもOK。
子どもひとりひとりが、自由に表現していい場です。
プレイヴィル天王寺公園 ワークショップ
どれも普段はなかなかできない、むしろ家でされたら困るなあと思うようなことだったりします(笑)。だからこそ、面白い。大人のほうが夢中になっていることもありますよ。
あそびのきっかけになる種はまいても、子どもの自由な発想、考える力はじゃましない。
子どもが相手だからこそ妥協せず、とことんこだわったあそび環境づくりを目指しています。
■やっぱり、ママ・パパにはかなわない!
ボーネルンドはあそびの専門家集団です。日本はもちろん、海外の子どもの文化にも実際に触れ、各国の玩具メーカー、教育者や医療従事者、そして実際に遊びに来る子どもたちの反応、親の声など、全方位で情報を集めて、よりよいあそび環境づくりにつなげています。
それでも、やっぱりママ・パパにはかなわないなあと思うこともあります。
子どもだけでももちろんとても楽しそうですが、特に乳幼児期の子どもたちは
あそびに親が加わった瞬間、子どもの表情がいっそう明るくなるのを何度も見てきました。ママ・パパが童心にかえって遊んでくれるのって、子どもにとってはすごくうれしいんでしょうね。
ときには親も一緒になってめいっぱい遊ぶ。それが子どもたちの笑顔を最大限に引き出す一押しになるんだなと、実感しています。
プレイヴィル天王寺公園 キドキドゾーン
子どもが“のびのびと、自由に、とことん遊ぶ”ことができれば、それがいちばん!きっと子どもはますます生き生きとし、自ら成長していきます。
じつはやりたいこと、提案したいあそびはまだたくさんあるんです。ママ・パパの声を聞きながら、子どもがよりあそびにのめりこめるあそび環境、
“やってみたい”を引き出すあそび環境をつくっていきたいと思っています。
毎日が子どもとの真剣勝負です。
<林さんレコメンド!>
小さい子がいるママには、室内のあそび場「トット・ガーデン」が一押しです。乳幼児期ならではの、こころ・頭・からだを使うあそびをたっぷり集めました。周囲を気にすることなく、親子でのびのび過ごせるような環境をつくりました。子どもはもちろん、
ママにとってもほっと一息つけるような場になるとうれしいです。
場内にはプレイサポーターが常駐し、子育てをサポート。">
トット・ガーデン。赤ちゃんとママのほっとできる居場所を目指して、新たに開発。1歳以下の赤ちゃん専用スペースもあり、小さな子どもも安心して過ごせる。場内にはプレイサポーターが常駐し、子育てをサポート。
トット・ガーデンについてもっと知りたい方はこちらから。
https://www.bornelund.co.jp/playground/tot-garden
取材/文:コミヤカホル