保育園に入れる=かわいそうって本当に? #保育園に入りたい!を本気で語ろう
「保育園落ちた 日本死ね!!!」のブログが世間に知れ渡ってから1年。認可保育園の不承諾通知をもらい悲鳴を上げているママたちが多いこの時期が、またやってきてしまいました。
3月7日に、SNSの「#保育園に入りたい」から派生した親たちが、イベントを開きました。約150人が衆議院委員会に集まり、わが子を抱きながらこの会に参加しているママ、中には子どもを抱えた男性の姿も見られました。
ペーパー離婚に計画出産、保活のために繰り広げられる悲惨な現実
待機児童数、保育士不足、さまざまな問題が解決していない中、イベント参加者の女性から「保育園に入れる=かわいそう、そう言われることが多かった…」という話が出ました。
この女性は、10カ月で子どもを保育園に入れることができ、会社に復帰したが、同僚や地域の高齢者に「0才で保育園に入れるなんてかわいそう」と声をかけられたそう。年齢や育った環境によってもさまざまな意見があがるのがこのテーマです。
1才まで一緒にいたい、でも0才で預けなければいけない理由がある
そもそも、この保育園に入れない現状の中で、入園するためには定員が一番多い0歳児クラスに4月入園を希望する人がほとんど。その理由は簡単で、1歳から入ろうとしても、すでに1歳児クラスには0才児クラスから進級した子どもたちの定員でほとんど埋まってしまうからです。
だからこそ、「子どもが1才になるまでは一緒にいて、その後保育園に入りたい」という願いはかなわないのが現実。イベントに登壇した元アエラ編集長で朝日新聞総合プロデュース室プロデューサーの浜田敬子さんも、過去の取材で保活のために、産む時期を決めて帝王切開した、という人も居たと言います。今やペーパー離婚なんて言葉は良く耳にするようになってしまった世の中。待機児童問題の解決には、まだまだ時間が掛かりそうです。