コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~
夫との温度差【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第17話】
8度目の人工授精を終え、体外受精に進む前、治療を休むことについて夫婦で話し合いました。
私は自分の体を休めたかったし、大仕事(?)を前に時間を作るのは当然だと思っていました。
しかしオットは自分の年齢を気にして、休みは設けず、少しでも早く取り組みたいようでした。
話し合いは平行線。すっかり休みたいモードになっていた私は、オットの意見に段々悲しくなってきて、「でも、薬飲んだり、注射したりするのは私なんだよぉ~っ!少しくらい考える時間をちょうだいよ~、うわぁ~ん!」と、泣きました。
「分かってる、それは分かってるよ」オットは言いました。
いや、分かっていない。本当の意味で分かっていない、私の辛さなんて。治療について夫婦で意見が食い違い、険悪なムードになることは時々ありました。