コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~
体外受精はじめました【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第19話】
「卵巣嚢腫があるね~」と小さくつぶやくドクター。
その前日に図書館で借りた不妊体験本で「卵巣嚢腫で手術~ほにゃらら」という文言を見たばかり。
の、のうしゅ!? 今、嚢腫って言った? 先生。
聞きなおしたいけれど怖くて聞けません。
それがあるとまずいんですか? とだけやっと聞くと「まぁ多分、水が入ってるんじゃないかな」との的を得ていない返事。
ドクター曰く、卵巣にできる腫瘍の9割以上が良性腫瘍であり、良性腫瘍の中で一番多いのが、卵巣嚢腫だそう。分泌物などがたまってできる袋状のものとのこと。
一番最初の診察での超音波画像にも写っているから、普段から常にあるものではないかと言われました。
念のため、ピルを1週間延長して経過を見ることになりました。
1週間ずれるってことは、採卵日は11月初め。
体外受精が始まるまでは、日にちが遅く進めばいいなんて思っていたけれど、いざ始まってしまうと、順調に進まないことにモヤモヤします。