子どもの英語教材はどれがいい? ライターが試してみた教材を紹介!
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子どもを習いごとに行かせなくても、自宅で英語環境を作って学ばせたいと考えるパパやママが増えています。
家庭英語の学習教材では、特にセット教材に人気が集まっていますが、「ベスト」な教材は、それぞれの家庭で異なるもの。そこで今回は、代表的な英語教材の特徴を含めつつ、満足度の高い教材に出会うために押さえておくべきポイントをお伝えしていきます。
■まずは2、3年後の到達目標を決めよう
まず、どのように買いそろえる教材を決めていけば良いのか、各家庭の英語目標レベルを定めます。
例えば、下記のように個々の目標はさまざまです。
・小学校の英語学習が始まる前に、苦手意識を作らせない
・英語を十分に聞き取れる耳を育てる
・定型表現のマスター~バイリンガルの基礎作りを行う
「小学校の英語学習が始まる前に、苦手意識を作らせない」ことを目的にする家庭の場合、NHK Eテレ「えいごであそぼ」でおなじみのキャラクターやパペットたちが出てきて、遊びの要素が多い『
えいごであそぼプラネット(旺文社)』などで遊びながら、様子を見てみましょう。
一方、「不自由なく英語を聞き取れる耳を作る」以上のレベルを目指す場合、日本語交じりの教材では、必要な英語のインプット量の確保は難しくなってきます。系統だったカリキュラムの下、バランスの良い教材がそろえられている、英語のみのものを選ぶようにします。
『
Worldwide Kids(ベネッセ)』や、スモールステップでグレード別になっている多聴多読教材『
Oxford Reading Tree』などから取り組むと、十分な基礎力を培っていくことができます。そこから定型表現のマスター、そしてバイリンガルの基礎作りへと広げていきます。
■習得の近道は子どもの興味を伸ばしてあげること
しかし、いくら親が頑張っても、子どもが英語にあまり興味がない場合はどのような教材選びをすれば良いでしょうか。英語の早期学習を始めるメリットは、「自然な英語の音、リズムへの慣れと体得」につきます。「英語時間の習慣化」という目的を、まずはクリアできることを目指しましょう。
普段から、本より歌を楽しんでいるようであれば、セット教材にこだわらず、好きな分野の音楽教材を優先的した方が効果的です。実年齢に関係なく、英語への慣れを意識した『
Super Simple Learning』や、定型表現を歌って踊って学ぶ『
Genki English!!』のCDといった、手軽に取り組める教材を試してみてください。特に、歌は長期記憶にも役立ちますので、手始めには歌が一番です。
英語そのものに慣れれば、後から学びの範囲を広げられるので、まずは焦らずに楽しい経験を増やしてあげましょう。
■おすすめのCD/DVDの聞き流し、掛け流し教材
最後に、かけ流し教材としておすすめなのが、0歳から始める場合、『
エンジェルコース(アルク)』は音声のインプット量も十分で万人向けです。
しかし、10ヶ月を過ぎる頃から、どんなに良い教材を使っても、一方的な聞き流しだけでは、教材の購入費、および英語にかける時間に対して、子どもの英語力の伸長が期待できなくなるため、「聞き流しだけ」というのはおすすめできません。英語は言葉であり、生きたかかわりを通してしか学ぶことができないのです。
まずは、1日に20~30分くらい英語の時間がとれれば十分。平日は、車の中で、歌を聞きながら歌う、寝る前に一緒に英語の絵本を開いたり、週末にDVDや動画をみて、アクティビティを一緒に楽しんだり…。
英語とのふれあい方を工夫すれば、両親がフルタイムで働いている場合でも、家庭英語教育を続けることは可能です。親子の関わりの中で、一緒に学ぶ喜びを共有できる教材に出会えると良いですね。
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