子どものドキっとする質問「赤ちゃんはどうやってできるの?」の答え方
■「弟や妹が欲しい!」の言葉にはどう答える?
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――なかには、兄弟姉妹のいるお友だちを見て「自分も弟や妹が欲しい!」と思った子が「どうしたら弟や妹ができるの?」と質問することもあるかと思います。こんな質問にはどう応じるのが良いのでしょうか。
柴田先生:そうですね。こうした質問があった時は、まず子どもの気持ちに共感してあげてほしいですね。「どうして欲しいと思うの?」って。そして、質問への答えを探すというより「どんな弟がいいかなぁ。あなたのおもちゃをとったらどうする?」なんて例え話を持ち出して、一緒に想像して会話を楽しんでみると良いですよ。お子さんの赤ちゃんの時の写真を引っ張り出してきて当時を一緒に振り返ってみるのも良いですね。
そのうえで「ママが勝手にはつくれないの。神様が考えているからね」と話してみる。事実にとらわれず、お話の世界に入りながら答えても、子どもの心は満たされますから。
――子どもの質問に答える時間は、その気持ちを知って共感する機会でもあるんですね。
柴田先生:そうですね。それに、子どもの願いに応えられない場合もあると思います。そんな時は「神様、ちっとも赤ちゃんくれないね。あなたを大事にしてくださいねって言っているのかもしれないね」でも良いと思います。
必要以上に説得しようとしなくて良いし、また罪悪感を感じることもありません。子どもと共に自由な空想の世界を楽しんでみましょう。
今回、お話をうかがって感じたのは、一緒に考えたり「こうだったら良いね」と気持ちを伝えあったりすることも「応える」ことになるんだということでした。
「質問にしっかり答えなければ」という義務感に縛られる必要はなく、会話を楽しもうと肩の力を抜いてみる。そうすることで「なんだか面白い話ができたかも」と貴重な親子の会話として楽しめるようになるのかもしれませんね。
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