こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。今回から2回にわたって、双子出産当時をふりかえってみたいと思います。
■双子妊娠が発覚! 泣く泣く転院することに
私が双子の妊娠を知ったのは、妊娠8週目、2回目の妊婦健診のときでした。
そのときは実家の近所にある、食事がおいしいと有名な個人の産婦人科にかかっていました。実家から近いし、里帰り出産のときも通うのが楽だよね~なんていっていたのですが、双子だとわかったとたん、
「双子はリスクがあるから、総合病院へ転院してね」
とあっさりいわれ、泣く泣く実家から車で1時間かかる距離の総合病院で出産することになりました。
双子出産にリスクがあるといわれるのには、いくつか理由があります。
わが子の場合は、一絨毛膜二羊膜(いちじゅうもうまくにようまく)といって、2人でひとつの胎盤を共有していたため、双子同士で血液の供給のバランスが悪くなることにより、多血症などさまざまな症状を引き起こす「双胎間輸血症候群」や、「バニシングツイン」といって双子の片方が亡くなってしまうなどのリスクが懸念されました。
そのため、NICUなどの設備が整った総合病院で産むことをすすめられます。
とにかく双子だとわかったとたん、こんなにもたくさんのリスクを医師からいわれるので、当時の私の心境は「こ、怖い」「気をつけないと…!!」という感じで、毎日毎日をびくびく過ごしていました。
■「切迫早産」を乗りきり、いよいよ出産!
といっても、母親にできることは少なく、なるべく安静に過ごすこと、高血圧症にならないように食事を和食にするぐらい。
そんな風に気を遣って妊娠生活を過ごしていた私ですが、妊娠28週近くになり、通常の臨月の妊婦より大きいおなかをになったころ、頻繁におなかが張るようになり、ときにはしゃがんでしまうぐらいの痛みを伴うようになりました。
そして里帰り先の病院で
「切迫早産」と言われ、そこから24時間点滴につながれたままの
絶対安静寝たきり生活となります。
そして37週0日目、異常なまでに膨らんだおなかを抱えて、ついに帝王切開のため手術台に上がることに…!
このときの私の気持ちは、なにしろ、大きいおなかは内臓を圧迫して食事も受けつけないほどでしたし、2ヶ月近く寝たきりだったこともあり、
「あぁ、やっと産める! この苦しさから解放される!!」
という気持ちでした。